中井貴一が主演を務める映画『アゲイン 28年目の甲子園』の特別映像が公開された。中井が、劇中の主人公同様、元高校球児たちが再び聖地を目指して戦う大会“マスターズ甲子園”に参加した様子が収録されている。特別映像マスターズ甲子園は、全国の高校野球OB、OGが出身校別に同窓会チームを結成し再び“甲子園球場”を目指す大会で、さまざまな事情を抱えた元高校球児だった大人たちが、再び聖地・甲子園を目指して奮闘する姿を中井を主演に迎えて描いたのが本作『アゲイン』だ。同大会の応援団長を務めている重松清の小説を映画化した作品で、波瑠、工藤阿須加、柳葉敏郎らが共演している。特別映像は、中井、波瑠、工藤、柳葉が11月に開催されたマスターズ甲子園2014本大会に参加した模様と、その前に行われた記者会見の模様を収めたもの。中井らキャストがアゲインと書かれたユニフォームを着て、試合後に行われた“甲子園キャッチボール”に参加する場面では、劇中では共演することのなかった中井と主人公の28年前の高校球児時代を演じた工藤がキャッチボールをする姿も映されている。中井がこの日着用していたのは、浜田省吾が本作の主題歌『夢のつづき』が収録されるCD『Dream Catcher』のジャケット撮影で使用したキャッチャーミットで、中井は「思い入れ深いものをわざわざ届けて頂いて、(浜田さんの)代わりですけど甲子園でキャッチボールが出来てよかった」と語っている。『アゲイン 28年目の甲子園』2015年1月17日(土)公開
2014年12月05日直木賞作家・重松清の大ベストセラー小説「流星ワゴン」が、TBS2015年1月期の日曜劇場として映像化されることが決定。この度、先日結婚を発表し話題をさらったばかりの西島秀俊を始め、香川照之ら豪華キャストが集結していることが明らかになった。永田一雄はこの半年間のうちに、リストラ宣告をされ、妻の美代子から離婚を切り出された。家には家庭内暴力が止まらない息子・広樹がいる。そんな一雄の心には、さらに末期癌の父親・忠雄との確執までが存在した。そんな思いで駅前のベンチに座っていた一雄の前に、突如ワインカラーのワゴンが現れる。その車を運転するのは、5年前に亡くなっているはずの橋本義明。同乗している息子・橋本健太も、同じく亡くなっているはずだ。この2人と一緒に不思議なワゴンに乗り、過去の大切な場所を巡るうちに、一雄は妻や息子とうまくいかなくなったきっかけを知ることになる…。本作は、様々な家族関係を軸に描く“人生の再生”と“家族愛”の物語。社会現象ともなった「半沢直樹」や「ルーズヴェルト・ゲーム」のスタッフが再集結する。真面目でしっかりした性格で、何よりも妻と息子を大切にし、日々を正直に生きるが、妻子の心の闇を見過ごしてしまったことで家庭が破綻してしまう会社員・永田一雄役を演じるのは、「MOZU」など数々のドラマや映画で活躍する西島秀俊。そんな一雄とは対照的に、破天荒で血気盛ん、数々の事業を興して成功させた一雄の父・永田忠雄役を香川照之が好演する。さらに、一雄の妻で家庭では良き妻・良き母親を演じているが、一方で完璧過ぎる夫から逃れたいと感じ、ふとしたきっかけから心のバランスを崩してしまう永田美代子役を井川遥が、一雄が駅前で一人佇んでいた時に突如目の前に現れたワゴンを運転する橋本義明役を吉岡秀隆、そのほか一雄の母・永田澄江役に倍賞美津子、妹・永田智子役に市川実和子と豪華かつ多彩なキャストが顔を揃えた。以下、キャスト陣コメント■西島秀俊今回お話を頂いたとき、その原作の面白さに興奮しました。参加することが出来てとても光栄です。香川照之さんが僕の父親役ということにも驚きましたが、一緒に時空の旅をしてくれるのが吉岡秀隆さん、そして妻役に井川遥さんという素晴らしい共演者の方々とのドラマは、出演する側の自分がワクワクさせられています。常に高みを目指す最高のスタッフと、全身全霊を込めて撮影をしている毎日です。21世紀の日本が舞台の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はどんな物語になるのか。来年1月の放送を、是非ご期待頂ければと思います。■香川照之『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を知らない10代20代の若者に、タイトルだけは知ってますという30代の諸君に、それこそが青春の思い出だった40代50代のあなたに、そして親子三代の絆に追憶を感じる60代以上の親御さんたちに、今後私が二度と人生で経験しないであろう「西島さんと親子、倍賞さんと夫婦」という衝撃のキャスティングで送るこの全身全霊のファンタジーで、新年からがっつりと感動していだきたく思っています。■井川遥生きてゆく上での葛藤をそれぞれの立場で描いているこの作品を通して、希望を届けられたらと思っています。私自身は心に闇を抱えた妻、美代子を演じます。希望を見出すのは容易なことではないと思いますが、弱さや葛藤を丁寧に演じたいと思います。■吉岡秀隆父と子。そして生きている事は素晴らしいと思えるドラマになるよう、地に足をつけて人間臭く演じたいと思います。幽霊の役ですが…。「流星ワゴン」は2015年1月、毎週日曜21時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月26日中井貴一を主演に迎え、元高校球児が再び甲子園を目指す実在の大会を舞台にした映画『アゲイン28年目の甲子園』。11月16日(日)に開催されたこの映画のモチーフとなる「マスターズ甲子園」で、大会試合終了後に行われた「甲子園キャッチボール」に、中井さんを始め波瑠、柳葉敏郎ら主要キャストが参加した。映画は、ドラマ化もされた「とんび」で知られる人気作家・重松清の新作小説(集英社「小説すばる」連載)を、『風が強く吹いている』の大森寿美男監督が映像化したもの。46歳の坂町晴彦(中井貴一)のもとに、ある日、高校時代ともに甲子園を目指した野球部のチームメイトの娘・美枝(波瑠)が訪ねてくる。美枝は、東日本大震災で亡くなった父の遺品の中から、毎年出さずにしまい込まれていた27年分の年賀状の束を坂町に差し出すのだが――。今年で10回目を迎えたマスターズ甲子園。「甲子園キャッチボール」に登場した中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、工藤阿須加は、高校球児たちの憧れの地である阪神甲子園球場で、一般の参加者らとともに約7分間のキャッチボールを行った。4人がキャッチボールをしている間のBGMには、本作の主題歌である浜田省吾の新曲「夢のつづき」が流れた。キャッチボール終了後、司会者からキャッチボールの感想を聞かれ、中井さんは「学生時代、自分はずっとテニスをやっていたので、甲子園球場自体に思い入れは無かったんです。しかし昨年、この作品の撮影で実際に甲子園球場のグラウンドに立つと、共演役者陣が全員感動で涙を流していたのを見て、甲子園の偉大さが分かりました」とコメント。マスターズ甲子園のスタッフとして働く美枝を演じた波瑠さんは、「私も昨年甲子園を訪れ、大会ボランティアスタッフのみなさんの頑張る姿がとても印象に残っています」。高校時代の坂町役の工藤さんは、「実は生まれてからいままで野球をしたことがありませんでしたが、今回、この作品に出演し大好きになりました。興奮しながら芝居をすることが出来ました」と本作について語った。坂町の元チームメイトでかつてのエースピッチャー・高橋役を演じた柳葉さんは、ハイテンションで観客に向かって「こんにちは!!聖地・甲子園球場最高です!この場所は日本人にとって特別な場所。日本の文化ともいえると思う。今回、甲子園キャッチボールを経験させてもらって、改めて映画を通じてマスターズ甲子園のよさをみなさんに知って頂ければと思います」。イベント終了後、報道陣から作品についての質問に、今大会の公式応援団長であり、映画の原作者でもある重松清氏は「必死に毎日生きている人たちが、もう一度何かに夢中になって頑張っている姿を見て欲しい。そんな思いで本を書きました。実際に私も作品を観て泣きました。おじさんおばさん世代、反発することもある若者世代、双方が分かり合える時間はあると思っている。私たちの世代で中井さん、柳葉さんは大スター。オヤジの手本を見せてくれて嬉しい」と語った。柳葉さんは「私がこの作品を引き受けた理由は2つあって、1つは野球ができるから。もう1つは、中井貴一と一緒に仕事ができるから。この2つだけで達成感のある仕事ができるかなと思った。実際、いまは達成感で満ちあふれています。これから一歩を踏み出す人の参考になると思っています」と本作への思いを語った。また、中井さん、柳葉さん、工藤さんの男性陣全員がテニス経験者であることにちなみ、前日15日(現地時間)に行われた男子テニスATPツアー・ファイナル準決勝での錦織圭選手の試合について質問が飛び、中井さんが「錦織選手は絶対勝てると思っていたので残念です。でも、本当に頑張っていました」と答えると、柳葉さんも工藤さんも大きくうなずいていた。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日卓球日本代表の福原愛選手が、日清オイリオグループの2014年歳暮期「日清オイリオギフト」の新CMに出演することが明らかになった。同グループでは、キャンペーンワードを「今年は、ちょっといいものを。」とし、11月5日より2014年歳暮テレビCM「今年は、ちょっといいものを。」篇を展開。CM内では、カラオケ好きだという福原選手が「日清オイリオギフト」のフレーズを歌う姿も見ることができるという。なお、同社Webサイトでは、このCMの撮影裏話をまとめたページも開設する予定となっている。
2014年11月06日日清食品は27日、「日清焼そばU.F.O. 甘口コクうまソース焼そば」を発売する。○粗びきオニオンとガーリックのつぶつぶ食感を楽しめる「日清焼そばU.F.O.」は1976年の発売以来、38年にわたって発売しているロングセラーブランド。同商品は、通常の"やみつき濃厚ソース! "と一味違った甘口ソースが特徴のカップ焼そば。麺は「日清焼そばU.F.O.」ならではの中太麺で、ソースは、粗びきしたオニオンとガーリックの"甘口コクうまソース"を採用。オニオンのうまみや甘み、ガーリックの香りを味わえるだけでなく、つぶつぶとした新しい食感も楽しめるという。具材は、ダイスミンチ、大切りキャベツ。内容量129g(麺100g)で、希望小売価格は170円(税別)。
2014年10月19日日清食品は20日、「日清のとんがらし麺 うま辛味噌タンメン」を全国で新発売する。○赤い色と唐辛子の風味が食欲をそそる"辛味噌タンメン"「日清のとんがらし麺」シリーズは、ほかのカップ麺にはない"唐辛子練りこみ麺"が特徴で、長年にわたり辛口ファンの支持を得ているという。同商品は、激辛ラーメンの人気メニュー「辛味噌タンメン」に注目した新商品となる。シリーズでも最高クラスとなる「辛さレベル」が「5」の激辛味噌スープは、辛さの中にも野菜のうまみと甘みをしっかり利かせた"うま辛"な味わいに仕上げたとのこと。具材には、季節感を演出するヒラタケのほか、キャベツ、ニンジンを加えた。内容量70g(麺50g)で、希望小売価格は125円(税別)。
2014年10月09日ファッションブランド「ジャックローズ(JACKROSE)」は、シンガーソングライター清木場俊介とコラボレーションをし、オリジナル商品の販売やスペシャルライブの開催を行うことを発表した。10代から20代の男性を中心に支持を集めるブランド「ジャックローズ」は、過去に「ザ ローリング ストーンズ(The Rolling Stones)」、「スギゾー(SUGIZO)」などのアーティストや「ディッキーズ(Dickies)」、「ホワイツ(WHITE’S)」、「ショット(Schott)」といった老舗ファッションブランドとのコラボレーション商品を展開してきた。今回は、歌うことに対してストイックな姿勢を貫いている清木場俊介をイメージキャラクターとして起用。同氏のライフスタイルイメージをブランドと融合し、”男が憧れる服作り”を目指す。コラボレーション第一弾として、オリジナルマーク「ロックスター(ROCK STAR)」を作成。清木場俊介の代名詞である「ロック」を数字の「69(ロック)」で表現し、ダークレッドとブラックのツートーンで星形にアレンジしたもの。力強さや男の渋さを表現した躍動感のあるデザインで、今後同マークを使用した商品を発売していく予定。第二弾では、清木場が2009年より定期的に開催している男性限定ライブ「男祭」とのコラボレーションライブを行う。同イベントを「男祭2013 (ジャックローズ×キヨキバ)JACKROSE×KIYOKIBA」と銘打ち、2013年11月に開催する。 【ライブ概要】清木場俊介 男祭2013 (ジャックローズ×キヨキバ)JACKROSE×KIYOKIBA開催日:2013年11月2日(土)開場時間:17:30(開演時間 18:30)会場:渋谷 O-EAST所在地:東京都渋谷区道玄坂2-14-8入場料:7,500円 (税込)元の記事を読む
2013年08月21日(ニュースリリースより)健康やダイエットを気にする方の為の、カレー味のドレッシング日清オイリオグループ株式会社から「(日清ドレッシングダイエット)色々使えるカレー味」を2013年9月2日に全国で発売する。この商品は、健康やダイエットに役に立つローオイルタイプのドレッシング”日清ドレッシングダイエット”のシリーズの一つとして、今回新しいタイプの”カレー味”のドレッシングが追加発売される。定番のサラダだけではなく、お肉料理や野菜料理などに好みの量をかけて食べてもおいしい。パッケージは”ダイエット”などのロゴ文字がダイエット中の消費者に一目でわかりやすくて、良い印象を与えるデザインとなっている。カレー味の特徴と、スパイスの健康効果まろやかなカレー味で、いため物や野菜、またサラダ、肉など、色々なメニューとも相性が良い。スパイスが30種類もミックスされたドレッシングだ。”コレステロールがゼロ”なので、健康を気にする方や、ダイエット中の女性の方もヘルシーな食事を楽しむことができる。またドレッシングを料理にかける時、細い口なので好みの量を調節しやすい。また”ニュートンキャップ”を取り入れているので、あけやすく、ドレッシングの液だれを防いで清潔感を保てる仕組みになっている。カレーに含まれるスパイスは胃腸の活動を活発にしたり、体温を上げたりする作用を持つ。また新陳代謝を増加させる働きがあるので、ダイエット中の強い味方になってくれる。【参考リンク】▼日清オイリオグループ株式会社元の記事を読む
2013年07月29日日清シスコは28日、「セサミロンガー」「バターロンガー」を全国でリニューアル発売する。「ロンガーシリーズ」は、1974年の発売以来、”素材がおいしい”スティックビスケット商品として好評を得ているという。今回のリニューアルでは、パッケージに「SINCE 1974」と入れ、レトロ感のある親しみのあるパッケージに変更、素材の良さをアイコンで表現した。そして同シリーズの特徴である「素材のおいしさ」を高めるべく、素材の含有量をアップ。「セサミロンガー」はごまの含有量を増量。「バターロンガー」はバターの含有率を6.1%から6.4%に増やした。内容量は共に100g。希望小売価格はノープリントプライス。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月17日日清食品は12月10日、日清ラ王シリーズから季節限定の「冬味ラ王鶏炊き白湯」を発売した。同商品の特長は、丸鶏をじっくりと炊き出して、濃厚な鶏のうまみと甘みが味わえる鶏白湯スープ。ゆずこしょうが付いているので、途中で入れれば味の変化も楽しめる。具材は鶏白湯スープと相性がよい蒸し鶏肉とメンマ、白ねぎ、赤唐辛子。内容量は120gで、価格は237円(税別)。全国で季節限定販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日日清食品は17日、「日清こがし屋 焦がし味噌仕立て」を全国で発売する。「日清こがし屋」は「香ばしいスープで食べるラーメン」をコンセプトにした同社の新ブランド。その第1弾である同商品は、焦がした味噌の香ばしさが食欲をそそる、同社比1.5倍となる麺重量90gの大盛りカップ麺。同社独自の技術を用いた太ストレート麺に、ガーリックとジンジャーを利かせた濃厚で香ばしいスープが絡む、食べ応えのある一杯となった。具材には、食感や味わいにアクセントを与えるタマネギ、キャベツのほか、チャーシューとニンジンを合わせた。焦がした味噌のザラツキ感がある香ばしいスープは、濃厚でありながらも最後の一滴まで飲み干したくなる商品に仕上がっているという。希望小売価格は190円(税別)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日日清食品は17日、「日清のどん兵衛 年明けうどん」を全国で発売する。「日清のどん兵衛」は1976年の発売から発売36周年を迎えた、和風カップ麺のトップブランドとして支持されているロングセラー商品。「年明けうどん」は「年明けうどん普及委員会」が提唱する、元日から1月15日までに食べるうどん。白いうどんに赤い具材を添え、紅白のめでたい彩りが特徴となっている。うどんは太くて長いことから、長寿を祈る縁起物であり、年の初めに食べることで、その年の人々の幸せを願うものとされている。同商品は2009年の発売以来、年の初めを華やかに彩るバリエーションとして好評を得ているという。白いうどんと大粒の「梅干し」で紅白を演出し、さらに「よろこんぶ (よろこぶ)」の「とろろ昆布」、長寿を願う「寿かまぼこ」を盛り付けた。また、フタ裏に「どん兵衛七福神おみくじ」を付け、お正月に楽しみながら食べられる商品となっているとのこと。希望小売価格は170円(税別)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日日清食品は12月10日、「冬味ラ王 鶏炊き白湯」を全国で新発売する。同商品は、「寒い冬の一杯」をコンセプトに開発した「日清ラ王」の冬季限定商品。小麦の香りと生麺のような食感が特徴の3層太ストレートノンフライ麺を使用し、丸鶏を炊き出した濃厚な鶏のうまみと甘みが味わえる鶏白湯スープとなっている。具材は蒸し鶏、白ネギ、メンマ、赤唐辛子。また、鍋料理の薬味などに使われる柚子胡椒が別添で付いており、途中で入れることで、味の変化が楽しめるという。内容量120g(麺75g)で、希望小売価格は237円(税別)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日セブン&アイ・ホールディングスと日清食品はこのほど、「セブンゴールド 日清名店仕込みシリーズ」として、カップラーメン「すみれ 札幌濃厚味噌」「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」「山頭火 旭川とんこつ塩」の3商品を共同開発。13日に全国のセブン-イレブン、イトーヨーカドーなどセブン&アイグループ約1万5,000店にて発売する。「日清名店仕込みシリーズ」は、”有名ラーメン店のおいしさを家庭にいながらにして味わえる”をコンセプトにした商品。発売以来、12年以上好評を得てきたという。今回この商品が、セブン&アイグループの高級プライベートブランド(PB)「セブンゴールド」から発売される。同ブランドからは初のカップラーメン登場とのこと。3商品ともに、”さらなる店味の追求”をテーマとして、麺、スープ、具材を一新。麺は小麦粉を増量して製法を見直し、具材もボリュームアップするなど、細部にまでこだわり、店の味に近づけたという。価格は、各268円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日日清食品は6日、JR渋谷駅(東京・渋谷)に「日清ラ王 袋麺」がその場で食べられる店舗「日清ラ王 袋麺屋」を期間限定でオープンする。期間は未定。場所は山手線内回りホーム上(中央)。営業時間は10時~22時(ラストオーダー21時30分)。店舗は外観を赤色の広告シートでラッピングし、「日清ラ王」の世界観を表現しているという。面積は約17.6平方メートルで席数10席。同店では、「日清ラ王 醤油」「日清ラ王 味噌」(各250円)の2種類を提供。麺とスープに適したトッピング5種類を選び抜いたとのことで、醤油味はチャーシュー、煮玉子、ほうれん草、メンマ、輪切りねぎ、味噌味はチャーシュー、煮玉子、コーン、もやし、白髪ねぎが盛り付けられている。オープン前の発表会でさっそく日清ラ王 醤油をいただいてきた。キャッチコピーの”まるで、生めん。”の通り、とても袋麺とは思えないもちもちと弾力のあるつるつるの麺が味わえた。あっさりとしたスープに彩りのよいトッピングが見た目にも鮮やかで、これが250円で食べられるなら大満足だ。「日清ラ王袋麺は発売以来ご好評いただいているが、まだ知らない人、食べたことのない人もいらっしゃると思います。人通りの多い渋谷に構えたこの店舗をきっかけに商品を知っていただいて、ぜひご自宅でも召し上がっていただきたい」と同社。この店舗で提供される「日清ラ王 醤油 5食パック」「日清ラ王 味噌 5食パック」は、8月に関東甲信越・静岡地区で先行発売された。価格は1パック500円(税抜)。同商品は、これまでの袋麺にはなかった豊かな小麦の香り、麺のつるみやコシ、もっちりとした食感を実現したという。袋麺ならではの賞味期限6カ月という保存性の高さと調理の簡便性も兼ね備えているとのこと。なお、同商品は7月~8月に東京・汐留で「値段のないラーメン屋」としてブースをオープン。袋麺の「日清ラ王 醤油」であることを公表せずに提供し、「このラーメンにあなたなら一杯いくら払うか」と聞いたところ、体験者2,074人の平均価格は545円となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日日清食品は8月27日、「日清ラ王 醤油 5食パック」「日清ラ王 味噌 5食パック」を関東甲信越・静岡地区で先行発売する。価格は1パック500円(税抜)。カップ麺の”お湯かけ調理”で蓄積した同社の技術を”煮込み調理”の袋麺へ展開。「調理エネルギーの高い煮込み調理」と「3層太ストレートノンフライ麺」を組み合わせ、表面のつるみと中芯感のあるコシを表現し、「これまでの袋麺にはない、生麺しか味わえなかった麺質」を実現したという。賞味期限は6カ月と生麺より保存性が高く、また、麺を一旦茹でた後、その茹で汁を捨てるゆでこぼし調理が不要といった簡便性も兼ね備えているとのことだ。「日清ラ王 醤油」はノンフライの太ストレート麺を使い、香味野菜の香りが特徴のあっさりとして旨みのある醤油味スープとなっている。「日清ラ王 味噌」は醤油より太目のノンフライ太ちぢれ麺を使用。香味野菜の香りや炒めたキャベツ、ジンジャー、ガーリックの風味をきかせた味噌味スープに仕上げている。両商品の発売に先駆け、7月25日~8月7日の14日間、東京・汐留にて「値段のないラーメン屋」ブースをオープン。袋麺の「日清ラ王 醤油」であることを公表せずに提供し、「このラーメンにあなたなら一杯いくら払うか」と聞いたところ、体験者2,074人の平均価格は545円となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日日清食品は8月27日、「日清ラ王 醤油 5食パック」「日清ラ王 味噌 5食パック」を関東甲信越・静岡地区で先行発売する。価格は1パック500円(税抜)。カップ麺の”お湯かけ調理”で蓄積した同社の技術を”煮込み調理”の袋麺へ展開。「調理エネルギーの高い煮込み調理」と「3層太ストレートノンフライ麺」を組み合わせ、表面のつるみと中芯感のあるコシを表現し、「これまでの袋麺にはない、生麺しか味わえなかった麺質」を実現したという。賞味期限は6カ月と生麺より保存性が高く、また、麺を一旦茹でた後、その茹で汁を捨てるゆでこぼし調理が不要といった簡便性も兼ね備えているとのことだ。「日清ラ王 醤油」はノンフライの太ストレート麺を使い、香味野菜の香りが特徴のあっさりとして旨みのある醤油味スープとなっている。「日清ラ王 味噌」は醤油より太目のノンフライ太ちぢれ麺を使用。香味野菜の香りや炒めたキャベツ、ジンジャー、ガーリックの風味をきかせた味噌味スープに仕上げている。両商品の発売に先駆け、7月25日~8月7日の14日間、東京・汐留にて「値段のないラーメン屋」ブースをオープン。袋麺の「日清ラ王 醤油」であることを公表せずに提供し、「このラーメンにあなたなら一杯いくら払うか」と聞いたところ、体験者2,074人の平均価格は545円となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日演劇集団キャラメルボックスが、今年11月にスタートするクリスマスツアーの演目を発表した。キャラメルボックス『キャロリング』公演情報タイトルは『キャロリング』で、小説家・有川浩とキャラメルボックスの成井豊が共同で原案を手がける。その原案を、成井の脚本によって舞台化し、有川は小説として仕上げる、というユニークな試みだ。キャラメルボックスは、東野圭吾、恩田陸、重松清ら国内の人気作家の作品から、ロバート・A・ハインライン作『夏への扉』、ダニエル・キイス作『アルジャーノンに花束を』など世界的な名作SFまで、数々の小説の舞台化に取り組み、成果を残してきた。今回は、そんな彼らにとっても新鮮なコラボレーションとなるに違いない。そして、演劇と文学、それぞれの特性を再発見できる機会になりそうだ。キャラメルボックス『キャロリング』は、11月18日(日)から25日(日)まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場、12月3日(月)から25日(火)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。チケットは9月9日(日)より一般発売される。また、有川による小説『キャロリング』は、『別冊文藝春秋』9月号より短期集中連載が行われる予定。
2012年08月03日日清食品は7月9日、「カップヌードル焼そば 1ミニット」「日清焼そばU.F.O. 1ミニット」を関東甲信越・静岡地区で先行発売する。同商品は、ロングセラーである「カップヌードル」「日清焼そばU.F.O.」のおいしさはそのままに、「1分でうまい! 」をコンセプトに開発したBOX型の焼そば。両商品は、湯を入れてからたったの1分で湯切りができるという。カップヌードル焼そば 1ミニットは、オイスターソースの旨みと白菜の甘みが特徴の醤油ベースのソースに、カップヌードルらしくエビの香りをきかせているとのこと。日清焼そばU.F.O. 1ミニットは、おなじみのU.F.O.ソースでローストした香り、ソースとポークのうまみと酸味、スパイス感がしっかりと味わえるという。価格は各170円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日日清食品は6月4日、「カップヌードルカレー」の味をごはんで再現した「日清カップヌードルごはん カレー」を発売する。内容量102gで250円(税抜)。同商品は、カップ麺の”ごはん化”第4弾。これまでに発売した「日清カップヌードルごはん」「日清カップヌードルごはん シーフード」「日清焼そばU.F.O. そばめし」に続く商品。一度炊き上げた米を高温高速の熱風で乾燥させたパフライスを具材と共に電子レンジで水から炊くことで、独特の風味や食感が楽しめるとのこと。おなじみのカレースープの味だけでなく、フライした麺の風味を取り入れ、具材に「カレー専用コロ・チャー」を使用するなど、カップヌードルカレーの味を忠実に再現しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日日清食品は4月9日、「日清焼そばU.F.O.」のピリ辛トマト味「日清焼そばU.F.O.チリトマト味焼そば」を東北・関東・甲信越地区、静岡県限定で発売する。内容量114g(麺100g)で価格は170円(税抜)。トマトの酸味と甘味にスパイシーなチリスパイスが効いた味になっているという。同商品は、東北・関東圏の消費者に好まれる味を第一に考えた東日本限定商品の第1弾。2008年~2010年の総務省統計局の調査によると、1世帯当たりのトマトの消費量が多い都市の上位10都市の内、9都市が東日本、その内8都市が関東圏となっていたとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日日清食品は26日、「日清焼そば U.F.O.そばめし」を発売する。昨年、ヒット商品となった「カップヌードルごはん」「カップヌードルシーフード」に続く、カップ麺のごはん化第3弾。近畿地区では1月3日より先行販売されている。内容量は111gで、価格は250円(税抜)。同商品は、「日清焼そばU.F.O.」の麺を細かく刻んだものとご飯を合わせたもの。ご飯は一度炊き上げてから熱風で乾燥させ、パフィング加工したパフライスを使用。麺とともに電子レンジで水から炊くことで、一粒一粒が立ったコシのある食感が楽しめるという。日清焼そばU.F.O.の味を再現したそばめし専用のソースを付け、ローストした香り、ポークの旨みを楽しめるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日現在、NTT西日本では、電話やメール、SNSなどによるコミュニケーションを題材にした文章作品を一般から募集する「NTT西日本コミュニケーション大賞」を実施している。今年で第9回を迎え、これまでの総応募数は約4万6000作品にのぼり、「コミ大」として知られている。「絆」という言葉が注目された今年は「絆が深まる、ちょっといい話。」をテーマにして、人と人との絆から生まれる感動体験談を募集している。審査員は、重松清(直木賞作家)、窪田等(ナレーター)、やすみりえ(川柳作家)の3名が務め、一般応募のグランプリ賞金は50万円となっている。杉田智和、水樹奈々の他の写真公式WEBサイトでは、人気声優の水樹奈々、杉田智和が前回までのグランプリ作品全15作品を朗読するコンテンツを公開中だ。『涼宮ハルヒの憂鬱』(キョン役)、『銀魂』(坂田銀時役)などの人気作品をはじめ、冷徹な悪役や『仮面ライダーキバ』のキバットのような人間以外の役まで幅広い役柄をこなす声優のひとり、杉田智和は、収録後「何気ない事でも筆者にとっての特別があって、それを沢山の人が共感を得ている。そんな素敵な図式を感じながら、誠実に読むよう心がけました。あくまで自分は伝える為だけに存在する者です。しかし読みながら感じた確かな心地よさはまぎれもなく『本物』だと思います」と感想をのべた。また、印象に残った作品は何か、の問いに対して「聞き手の皆様の感性にお任せします。楽しく、何気ない日常の一コマに浸ってください」と語った。また、アニメだけでなく、ラジオパーソナリティ、海外作品の吹替えやナレーションでも活躍し、NHK紅白歌合戦にも歌手として出場予定の水樹奈々は、7作品の朗読を担当している。その中で心に残った作品について、『残っていた留守電メッセージ』『私の声、心の声』『先生大好きありがとう』の3作品をあげ、「どの作品も本当に素晴らしかったですが、『私の声、心の声』は、人との出会い・大事な人との絆で人は変わっていける!成長していく!その前向きな気持ちと行動、そして今も夢を育み続け諦めない姿勢に感動しました。私も、声優・歌手になるという夢をかなえるため厳しい現実を突きつけられ、がむしゃらに頑張っていたのですが、なかなか上手くいかなかったり、何度も壁にぶつかりました。でも、そういう時に力を与えてくれたのは、家族であったり同じ夢を持って頑張っている友達です。共感するところがたくさんある作品でした」とコメントを寄せた。「第9回NTT西日本コミュニケーション大賞」は、2012年1月19日(木)まで作品の応募を受付けている。
2011年12月06日11月23日(水)に、4年9ヶ月ぶりとなるベストアルバム第2弾『THE MUSEUM II』をリリースする水樹奈々。12月3日(土)・4日(日)には、声優として史上初となる東京ドーム2DAYS公演「NANA MIZUKI LIVE CASTLE 2011」が控えており、声優としても歌手としても活躍の場を広げている。その水樹が、一般の人から寄せられた感動体験談を朗読するというコンテンツが、現在Webサイトで公開中だ。水樹奈々のチケット情報水樹奈々が朗読するのは、電話やメール、SNSなどによるコミュニケーションを題材にした文章作品を一般から募集する「NTT西日本コミュニケーション大賞」で過去にグランプリを受賞している7作品。プリキュアなどアニメの人気キャラクターを多彩に演じる声優としての一面とはまた違った声を聴くことができる。本企画に参加後のインタビューで水樹は「どの作品も人と人との繋がりや絆をとても感じる作品ばかりでした。今回、朗読を担当する作品は事前に自宅で本読みをしたのですが、その時から涙ぐんでしまい、今日、実際に朗読しながらも何度も泣きそうになりました」と語った。そして、コミュニケーションについて、「直接会って話をするのはもちろんですが、電話やメールなどを活用することも大切。勇気を振り絞って何でも話をする・何でも相談することを心がけています。ライブは応援してくださるみなさんと最高にコミュニケーションできる場所。本番当日、思いっ切り盛り上がれるように、ブログでも、ライブへ向けての準備の模様や自分の想いをたくさん綴っています。またみなさんからもブログを通じて聴きたい曲や見たい衣装などのリクエストも届くので、とても嬉しくて。リアルタイムで多くの方と繋がることが出来るの場なので、とても大事にしています」という言葉どおり、毎日のようにブログを更新している。実家が愛媛県にある水樹は、中学を卒業してすぐに上京しているため「離れた家族とは年に数回しか会うことができず、普段は電話やメールなどで頻繁に連絡をとっています。私自身も家族との絆をもっともっと大切にしていきたい」と、家族への想いをさらに強くしたという。「上京したばかりの頃は母への電話代だけで5万円!になったこともありました(笑)。今はメールでもやりとりができるようになって嬉しいですね。変な絵文字がついた(母からの)メールを見るたび、心が癒されます」と、エピソードを披露した。水樹の朗読コンテンツが展開されている「NTT西日本コミュニケーション大賞」は今年で第9回。「絆が深まる、ちょっといい話。」が今年のテーマで、2012年1月19日(木)まで、作品の応募を受付けている。審査員は、重松清、窪田等、やすみりえの3名。
2011年11月22日演劇集団キャラメルボックスのクリスマスツアー『流星ワゴン』が11月18日、兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて初日を迎えた。今回は重松清による2002年発表のベストセラー小説を舞台化。“再生”をテーマにした物語は、観客の心を揺さぶり、深い感動を与えた。キャラメルボックス「流星ワゴン」チケット情報会社でリストラにあった38歳の主人公、永田一雄(阿部丈二)。妻の美代子(岡内美喜子)からは離婚を迫られ、息子の広樹(原田樹里)は引きこもり、さらに故郷の父、忠雄(三浦剛)は末期がん、と、もはや夢も希望もなく「死んでもいい……」とすら思っていた。父の見舞いの帰り、最終電車を降りた一雄の前に、5年前に事故で亡くなったという親子、橋本義明(西川浩幸)と健太(林貴子)が車で現れた。一雄がその車へ乗ると、過去へとタイムトリップを始めた……。舞台は『流星ワゴン』を本屋で手にした38歳の女性、小島孝美(坂口理恵)が本を読み進めるようにテンポよく展開していく。踏んだり蹴ったりの救いようのない絶望的な設定から始まるストーリーは、温かく優しい印象を残すキャラメルボックスには珍しい。一雄の後悔が消えるまで続く過去の世界。そこで38歳の父と出会い、言えなかったことや逃げてしまったことと改めて向き合うことで、妻、息子、そして父への想い、また、彼らからの一雄への想いが明らかになっていく。過去を変えることはできない、しかし未来は自分の力で変えることができる……。自分はどう生きていくんだ?と問いかけられるような作品だった。主人公役の阿部丈二ほかメインキャストらの渾身の演技が涙を誘う。脇を固める俳優陣もコロコロと何役も演じ分けながら、時にはコミカルな演技で笑いをもたらし、劇団の層の厚さを見せた。さらにキャラメルボックスの軸となる役者、西川浩幸がこのステージで復帰、逞しく演じる姿にファンは安心と勇気を与えられたことだろう。人生のどん底から這い上がっていこうとする主人公の強さ、そしてキャラメルボックスがこれまでにも描き続けてきた親子の絆や愛が強く胸を打ち、絶望的なストーリーは最後にキラリと輝きを見せた。取材・文:黒石悦子兵庫公演は同劇場にて11月25日(金)まで上演。その後12月3日(土)から25日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて公演を行う。
2011年11月21日今年の夏、雄大な自然が広がる瀬戸内から誕生した新たな映画の祭典「瀬戸内国際こども映画祭2011」。このメインイベントである脚本コンペティション「エンジェルロード脚本賞2011」では国内外から139本もの作品が集まり、その中から1本の作品がグランプリに輝いた。作品のタイトルは、『笛の伝言〜瀬戸内海賊物語〜』。瀬戸内海で活躍した村上水軍の子孫にあたるガキ大将の女の子が、仲間の子供たちと村上水軍の秘宝を探す冒険物語である。3年後の次回映画祭でのオープニング上映に向けて地元・瀬戸内で早くも期待の声が集まる本作について、グランプリを受賞した大森研一、湯原弘康のふたりに話を聞いた。今回二人が題材として選んだ伝説の海賊「村上水軍」は、地元・愛媛の人々にとっては身近な存在。愛媛出身の大森さんはこの題材を選んだ経緯を語る。「これは日本版『グーニーズ』です。地元が愛媛で歴史好きだったので、海賊大名(村上水軍)は身近な話題だったから、元々構想は頭の中にあったんです。たまたま瀬戸内国際こども映画祭の脚本募集の話を聞いて、これはピッタリだなと。日本映画で、実写で子どもの冒険映画はたぶん『僕らの七日間戦争』以来作られてないんじゃないかと思うんです。『グーニーズ』を観たときの感動のように、子どもが観て本当に楽しい映画にしたいんです」。共同脚本を手がけた湯原さんもこの言葉に頷く。「僕も、全ての人に愛される映画でなくてもいいと思います。大人にはそんなに面白くなくても、子どもが観て面白ければいいんだと」。この村上水軍について、「基本かっこいい、というところに尽きる」(大森さん)、「広い海で自由に生きているってところに、海賊はロマンがあると思う」(湯原さん)とそれぞれの“男のロマン”を語るおふたり。海賊というと『パイレーツ・オブ・カリビアン』然り、カリブ海の大海原を舞台に戦う男たちというイメージがあるが、本作がユニークなのは“女ガキ大将”を描いているという点。このアイディアはどこから来たのか?湯原:重松清さんの「くちぶえ番長」という小説を何年か前に読んでいて、女主人公っていいなと思ってたんです。海賊というと、ジャック・スパロウもルフィ(「ONE PIECE」)も男だから、強い女海賊というのを見てみたいなと。実際、主人公は海賊ではないんですけど。大森:たまたまですけど、愛媛には「鶴姫伝説」というのがあって“日本のジャンヌ・ダルク”って呼ばれているんです。愛媛では海賊の映画というと「鶴姫の話?」って聞かれるくらい有名なんですよ。さらに、大森さんは村上水軍の魅力をこう語る。「水軍の人たちは、最初は文字通り“海賊”で略奪したりしてたんですが、村上武吉が登場して、悪さをする海賊たちを組織化したんですよ。それが新撰組に似てると思いました。近藤勇が道場に来る暴れん坊たちを集めて新撰組を作り上げたみたいな、そういうカッコよさがあると思います。それ以降、村上水軍はメチャクチャやっていたのを改めて、きちんと掟を決めて通行税をとって、悪さをする船に対してだけ略奪をしたりしたんです。それは偉い人の船だろうが関係ない。村上水軍は完全に独立していて、信長とも秀吉とも家康とも戦っているんです。どこにも属さずに、瀬戸内の王として。略奪したお金も島の人々のために使ったりもしていたようです」。実はこの村上水軍、愛媛には子孫が多く実在するようで、陸上やり投げのアテネ&北京オリンピック日本代表・村上幸史選手もそのひとりにあたるのだとか。湯原:村上水軍の子孫、全員集合!なんてやったら面白いですよね(笑)。大森:撮影は来年の予定ですが、子役には地元出身の子どもたちも起用して、主題歌も地元出身のアーティストを考えてます。地元パワー集結の、みんなで一緒に作っていく映画にしたいですね。地域とそこに住む人々に密着したプロジェクトならではの“生きた”空気に期待が寄せられる本作。中でも小豆島の海と山に囲まれた絶景は見どころのひとつになりそう。実際にロケ地ハンティングを終えたという大森さんと湯原さんは現在、来年の撮影に向けて脚本の練り直し段階にいるという。3年後の公開がいまから楽しみだが、最後に、映画監督への道をスタートさせたおふたりから、同じように映画監督を目指す人々にメッセージを贈ってもらった。大森:実際に映画化するという脚本賞はなかなかないので、熱い思いを持っている方はぜひ、次回のエンジェルロード脚本賞に挑戦してもらいたいですね。湯原:新人脚本家というのは企画書を書いている時期が長くて企画書で終わってしまうことが多いんです。企画書が通っても、脚本まで書ける機会は少ない。新人だと、脚本を書けるところまでたどりつくのが難しい。瀬戸内国際こども映画祭は、まず脚本が書ける、さらに脚本だけの勝負で賞がいただける、とても貴重なチャンスだと思います。だから多少スケジュールがきつくても、がんばって挑戦した方がいいと思います。「シネマカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:瀬戸内国際こども映画祭 [映画祭] 2011年8月20日(土)〜28日(日)、小豆島、直島、高松、全5会場にて開催
2011年10月31日