インターネット専業銀行の楽天銀行は30日より、夏のボーナスキャンペーンを実施すると発表した。キャンペーンの内容は、6月26日までに満期特約定期預金「パーカッション10」(5年満期繰上特約付10年定期預金)に預金すると、当初5年間の金利が年0.65%、6年目以降5年間の金利が年1.10%になるというもの。「パーカッション10」とは、預入期間が10年、最低預入金額10万円(預入単位10万円)の定期預金で、同行の決定により、満期を繰り上げることができる特約が付いている定期預金のこと。原則として途中解約はできない。さらに、楽天銀行のサービスを利用することで楽天スーパーポイントがたまるハッピープログラムに登録していれば、預け入れすることで利息に加えて0.06%、最大で0.18%の楽天スーパーポイントが獲得できる。対象商品満期特約定期預金「パーカッション10」(5年満期繰上特約付10年定期預金)実施期間5月30日から6月26日実施内容対象の新型定期預金を上記の実施期間内に預け入れると、以下の特別金利を適用「パーカッション10」の金利当初5年間は年0.65%(税引後年0.52%)、6年目以降5年間は年1.10%(税引後年0.88%)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日みずほコーポレート銀行とみずほ銀行は29日、このほど創設される「円-人民元直接交換市場」への参入を決めたと発表した。日本国内については、29日の財務相発表に基づき、6月1日から取引を開始し、中国においてもみずほコーポレート銀行(中国)有限公司が参入の準備を行っている。みずほコーポレート銀行とみずほ銀行(以下両行)では、2010年に日本での人民元決済の取り扱いを開始して以来、人民元建て預金、人民元建て為替予約取引や人民元建てローンなど、顧客のニーズに合わせた商品を開発してきた。両行は、「円-人民元直接交換市場」に積極的に参入することにより、市場の活性化に貢献し、顧客にメリットを享受してもらうことを目指すとしている。また、日本企業による人民元建て取引は増加傾向にあり、今後さらに本格化することが見込まれることから、両行はみずほコーポレート銀行(中国)有限公司と提携し、様々な人民元取引ニーズにあわせたスキームを提供していく。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日セブン銀行は25日、阿波銀行と2013年春よりATMの利用提携を実施すると発表した。今回の提携によって、阿波銀行のキャッシュカードを持っている人は、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどに設置してある全国のセブン銀行のATMで入出金などのサービスが利用できる。セブン銀行ATMは、2012年4月末現在、47都道府県に合計1万6668台設置されている。なお、セブン銀行のキャッシュカードは、阿波銀行のATMでは利用できない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日日本銀行(日銀)に口座を持っていたら、ちょっとカッコいいかも。でも残念ながら、個人が日銀に口座を作ることはできません。ふつうとは違う、特別な銀行だからです。ご存知のとおり、日銀は「日銀券」、つまりお札を発行できる日本で唯一の銀行です。それだけでなく、その成り立ちや業務の内容などは、一般の銀行とはまったく違います。日銀は、「日本銀行法(日銀法)」という法律で認められた法人で、政府の機関ではありません。したがって、日銀の職員も公務員ではないのですが、公共性の高い仕事をしているため、”みなし公務員”として公務員と同じように収賄罪などが適用されます。日銀は株式会社でもありませんが、株式会社の株に当たる出資証券というものを発行しています。このうち、55%は国が保有することになっていますが、残りはジャスダック市場に上場されていて、一般の個人投資家も買うことができます。ただ、株主総会はなく、配当金の上限も法律で決められています。また、出資証券はふつうの上場株式のようにペーパーレス化されておらず、保管振替も利用できません。「日銀」という名前は誰でも知っているわりに、何をしているかは意外に知られていないのではないでしょうか。大きな役割は3つあります。「銀行券の発行」「物価の安定」、そして「金融システムの安定」です。銀行券の発行はわかりやすいけれど、「物価の安定」は、ちょっとピンとこないかもしれませんね。物価はお金の価値と直結しています。物価が上がるとお金の価値は下がってしまうからです。また、モノの値段が安定していないと、お金の価値も安定しないし、そうなるとお金に対する信頼も失われてしまいます。そこで、日銀は短期金利を操作するなどして、流通するお金の量をコントロールすることで、物価を安定させます。短期金利などの金融政策の方針を決めるのが、「金融政策決定会合」。日銀の総裁1名、副総裁2名、審議委員6名の計9人による会議で、月1回または2回開催されます。日銀は、銀行のための銀行でもあります。各銀行は日銀に口座をもっていて、日銀ネットというコンピュータネットワークを使ってお金のやりとりを行っています。また、どこかの銀行で一時的に資金が不足して他の銀行への支払いが滞ったりすると、連鎖的な資金不足が起こってお金のスムーズな流れがそこなわれます。そこで、日銀は銀行へお金を貸して、お金の流れを守ります。これが、「金融システムの安定」という、3つめの役割です。このほか、国債の発行や受け渡し、利子の支払いに関する業務国のお金である国庫金に関する業務外国為替に関する業務金融経済に関する統計の作成や調査や研究など、幅広い業務を行っています。ちなみに、日銀本店は東京・日本橋にあります。予約をすれば無料で中を見学することができますよ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月21日セブン銀行は15日、21日から百十四銀行とATM 利用提携を開始することになったと発表した。今回の提携により、百十四銀行のキャッシュカードを保有する顧客は、セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置のセブン銀行ATMで、入出金等のサービスが利用できるようになる。セブン銀行ATMは、2012年4月末現在、47都道府県に合計1万6,668台設置されている。同サービスは、5月21日0:00より開始される。なお、百十四銀行のATMでは、セブン銀行のキャッシュカードは利用できない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日フィッシング対策協議会(運営・事務局 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)は10日、緊急情報「楽天銀行をかたるフィッシング(2012/05/10)」を公開した。フィッシング対策協議会によると、楽天銀行をかたるフィッシングメールが出回っている。10日15:00現在、フィッシングサイトの停止を確認しているとしているが、類似のフィッシングサイトが公開される恐れもあるため、同協議会では注意を呼びかけている。また、このようなフィッシングサイトでは、ログインに必要な情報 (ユーザID、ログインパスワード)などを入力しないように注意するよう呼びかけている。同協議会では今月7日、住信SBIネット銀行をかたるフィッシングメールが出回っていることに注意をよびかけたばかり。銀行を狙ったフィッシングに、注意が必要な状況が続いている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月10日楽天銀行は、2010年3月より提供している「楽天銀行ハッピープログラム」の会員数が、4月26日に200万人を突破したことを発表した。これを記念して、特別キャンペーン「楽天銀行お客さま大感謝祭」を5月1日から実施している。期間は6月22日まで。「楽天銀行ハッピープログラム」とは、顧客の会員ステージに応じて様々な特典が受けられる優遇プログラム。サービスの利用ごとに楽天グループのポイントサービス「楽天スーパーポイント」が貯まるほか、貯まった楽天スーパーポイントは、楽天市場等での買い物だけでなく、振込手数料としても利用できる。特別キャンペーン「楽天銀行お客さま大感謝祭」は、7月時点でハッピープログラム会員ステージがスタンダード以上(預かり資産残高による判定)の顧客の中から、抽選で最大10,000円(総額100万円)の現金をプレゼントするというもの。詳細は同行Webサイトまで。同行では、「今後も楽天グループのサービスと連携し、顧客にとって利便性の高いサービスを提供していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日セブン銀行は7日、21日から西日本シティ銀行とATM利用提携を開始することになったと発表した。今回の提携により、西日本シティ銀行のキャッシュカードを保有する顧客は、セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置のセブン銀行ATMで、入出金等のサービスが利用できるようになる。セブン銀行ATMは、2012年4月末現在、47都道府県に合計1万6,668台、福岡県内に771台設置されている。同サービスは、5月21日7:00より開始される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月08日フィッシング対策協議会は7日、緊急情報「住信SBIネット銀行をかたるフィッシング(2012/05/07)」を公開した。同協議会によると、住信SBIネット銀行をかたるフィッシングメールが出回っている。7日16時30分現在、フィッシングサイトは稼働中であり、JPCERT/CCにサイト閉鎖のための調査を依頼中という。同協議会では、類似のフィッシングサイトが公開される可能性があるとして、引き続き注意を呼びかけている。また、このようなフィッシングメールでは、ログインに必要な情報 (ユーザーネーム、WEBログインパスワード、WEB取引パスワード、認証番号表の番号)などを入力しないよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月07日セブン銀行は4月27日、2013年春頃をめどに伊予銀行とATM 利用提携を実施することになったと発表した。今回の提携により、伊予銀行のキャッシュカードを保有する顧客は、セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置のセブン銀行ATMで、入出金等のサービスが利用できるようになる。セブン銀行ATMは、2012年3月末現在、47都道府県に合計1万6,632台設置されている。伊予銀行との提携に関する具体的なサービス内容、手数料などについては、詳細が決まり次第あらためて公表される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月07日大和ネクスト銀行は7日、JCBと提携し、個人顧客向けに無担保ローン商品「大和ネクスト銀行フリーローン」の取り扱いを開始したと発表した。同商品は、資金使途が原則自由な個人顧客向けの無担保ローン商品で、申し込みから借り入れ、返済まで、手続きはインターネット限定で行われる。利用限度額は10万円単位で10万円以上500万円以内だが、利用限度額200万円未満の場合は書類の提出は不要となる(利用限度額200万円以上で申し込む場合には、収入証明書類の提出が必要。学生は利用限度額10万円。利用限度額は、申込時の審査により決定する)。詳細は同行Webサイトまで。同行は、「今後も顧客の資産形成におけるベストパートナーを目指し、商品・サービスの更なる充実を図っていく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月07日街なかで時々見かける「信託銀行」。普通の銀行とどこが違うんでしょう。そもそも「信託」ってなんなのでしょうか。信託銀行は、預金や貸出、為替など普通の銀行の業務のほかに、信託業務を行うことができる点が、普通の銀行と違います。「信託」というのは、ある人(委託者)が、自分の財産を信頼できる人(受託者)に託して、特定の人(受益者)のためにその財産を管理・処分してもらう仕組み。信託銀行は受託者に当たります。信託銀行が行っている信託業務には、次のようなものがあります。遺言信託:委託者の遺言を預かり、委託者が亡くなったとき、遺言に基づいて遺産の処分や名義変更などを行い、相続人に分配する公益信託:信託された財産を管理・運用し、財産や収益を社会貢献のため、例えば奨学金や自然環境保護活動などに提供する特定贈与信託:重度の心身障害者の親族などから金銭の信託を受け、障害者が生活費や医療費に充てられるよう定期的にお金を支払う不動産の信託:信託された土地や建物を管理・運営し、収益を委託者(=受益者)に支払う。このように個人が利用できるものだけでなく、企業や従業員が払った厚生年金基金の掛金を管理し、年金を支払う投資信託の各ファンドが保有する資産を管理・保管する企業の資産を運用するなど、信託はいろいろな形で幅広く使われています。さらに信託銀行は、不動産仲介業務や、上場会社に代わって株主の管理などを行う証券代行業務も行っています。株を保有していると、配当支払いの通知などが信託銀行から送られてくるのはこのためです。今年の4月に、中央三井信託銀行と住友信託銀行が合併して三井住友信託銀行になったことで、銀行業務と信託業務の両方を行う銀行は、みずほ信託銀行、三菱UFJ信託銀行と合わせて3つになりました。「信託」という名前がついていないけれど、信託業務を行っているのが、りそな銀行。これは、合併した旧大和銀行が信託業務を行っていたことによるものです。このほかに、普通の銀行の中にも、遺言信託などを扱っているところがあります。実は、上に挙げた3つ以外にも、「○○信託銀行」という名前の銀行もいくつかあるのですが、いずれも企業や投資信託の資産管理業務などがメインで、普通の銀行業務を行っていないため、なじみが薄いでしょう。また、銀行ではなく信託業務を専門に行っている会社もあります。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月07日みずほ銀行は3月28日より、スマートフォンからみずほダイレクトへのログインのほか、同行のさまざまなスマートフォン向けサービスへワンタッチで簡単にアクセスできる「みずほ銀行アプリ」のサービスを提供している。同アプリは、みずほダイレクトの取引や、希望する各種コンテンツへワンタッチで簡単にアクセスできるというもの。新商品の案内やキャンペーンなどの新着情報をアイコンで知らせる機能のほか、好みにあわせてアイコンの並び替えができたり、使いやすいアプリ操作ツールを設置するなど充実した機能内容。スマートフォンからの利用状況を考慮し、スマートフォン専用ページで表示も見やすく、外出先でも気になる情報などをタイムリーに閲覧できる。初回のみアプリをダウンロードする必要があるが、ダウンロードが済めばタップするだけで起動する。料金は無料。ただし、ダウンロードや利用時にかかるパケット通信料は顧客負担となる。現在Androidのみの対応となっており、推奨端末はAndroidOS 2.1以上。iPhoneのiOSを搭載した端末には、5月以降に順次対応する予定。ダウンロードはGoogle Playから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日ソニー銀行は、特別企画「雇用統計はソニー銀行の日」にあわせ、「雇用統計をライブ解説」と題したオンラインセミナーを5月2日に開催する。自宅のパソコンで受講できる同セミナーは、「マーケットエディターズ」日本代表の吉田恒氏を講師に迎え、米国雇用統計発表の事前予測をライブで伝えるほか、今後の米ドルやユーロ、ブラジルレアル予測など、外貨預金や外国為替証拠金取引(FX)に興味のある顧客を対象とした内容になっている(セミナーの内容は予告なく変更される場合がある)。日時は5月2日20:30~21:40(予定)まで。料金は無料。事前申し込みは不要で、先着500名まで受講可能(セミナー開始15分前よりログインできる)。ただし、定員を上回った場合は受講できない。利用するパソコンの推奨環境は、Windows Vista、Windows 7、Windows XP、Windows 2000、Mac OS X(10.4以上)で、ブラウザーがInternet Explorer 6以上、Firefox 3以上、Safari 2以上、ソフトウェアがFlashPlayer8以上となっている。詳細は同行Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日じぶん銀行は16日、三菱東京UFJ銀行に委託する銀行代理業につき、「円普通預金口座」の契約締結の媒介に加え、新たに「円預金/外貨預金の受入れ」、「為替取引」、「資金の貸付」を内容とする契約締結の媒介に係る業務を追加したと発表した。この業務追加に基づき、三菱東京UFJ銀行は、16日より店頭やウェブサイトなどでじぶん銀行の「中国元預金」商品の案内や勧誘を行うこととなる。同行では、4月16日より6月3日まで「中国元定期預金の金利アップ」を実施している。じぶん銀行と三菱東京UFJ銀行は、「携帯電話やスマートフォンを利用した新しい金融サービスの提供により、高い付加価値を創造し、顧客の満足度の向上に努める」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日老若男女を問わず、日々誰でも使っているのが銀行だが、特によく銀行を使っているのが家計を担当することも多い女性ではないだろうか? そこで今回は、女性にとって使いやすいサービスを展開しているソニー銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行をとりあげ、担当者にサービスの利点を聞いてみた。ソニー銀行では、金融サービスに楽しさを加えることによって、女性の支持を集めている。同行では、ログイン後のサービスサイトにおいて、スタンダードなものと「PostPet(ポストペット)」キャラクターを使ったものの2種類を用意。どちらも機能面や提供しているサービスは全く同じだが、より楽しめる要素を持たせる目的でキャラクターを使った画面も採用している。キャッシュカードも2種類用意し、PostPetのかわいいキャラクターがデザインされたものと、スタンダードなものがある。こうしたことにより、「ネット銀行に興味はあるけどよくわからなくて…という女性のお客さまにも、楽しいツールがあることを通じて、ソニー銀行を知っていただくきっかけになっているのでは」(同行 マーケティング部 篠原奈穂子氏)。篠原氏によると、女性全体の4分の3が、キャラクターを使った画面を利用。また、こうしたキャラクターを使った画面は、10代の子どもの口座を持つ親の多くほとんどが利用しているという。かわいいキャラクターと楽しめるという点では、「ほしいもの貯金箱」というサービスもある。一つの口座に目的別に5つのバーチャルな貯金箱を作ることができ、それぞれの貯金箱に設定したPostPetのキャラクターが、見張り番として貯金を応援してくれる。例えば、「海外旅行」や「結婚資金」、「ブランドもののバッグ」といった目的を設定してコツコツ貯金ができるため、「女性に向いていると思います」(篠原氏)。顧客が貯金箱を見に行く頻度や、貯金が順調に貯まっているかどうかで、見張り番のペットが喜んだりがっかりしたりする。またペットからは、月に3~4回メールが来て貯金を応援してくれるので、楽しみながら貯金ができるようになっている。積み立て貯金ができるのもソニー銀行の特徴の一つ。篠原氏によれば、「少しずつ、でも着実に貯まっていくというところが女性にも人気のようで、利用者も比較的女性が多い」(篠原氏)。積み立ての利用者の半数が女性で、特に30代の女性に人気がある。昨年12月~今年2月末までは、積み立て定期のキャンペーンを実施。同キャンペーンでは、お出かけグッズをプレゼントしたが、プレゼントは女性を意識して選んだという。「おこづかいメモ」というサービスも女性には使い勝手の良いものとなっている。あらかじめ管理したいお小遣いの金額と期間を設定し、日々何にお金を使ったかを記録できるので、日常生活の中でお金の動きを把握することが可能。最後にお金が残っていたら、ごほうびとして壁紙カレンダーがプレゼントされる。また、旅行や海外ショッピングサイトでの買い物が好きな女性にとっては、円と米ドルの2つの通貨で決済ができるクレジットカードもおすすめ。海外で利用した分は米ドル預金の口座からそのまま引き落としされるので、例えば円高のときに購入した米ドルを、円安になったときに海外や米ドル決済のショッピングサイトで使用すれば、お得感も増す。篠原氏は、「ネット銀行の利便性を、ぜひもっと多くの女性に知ってもらいたい」と話している。住信SBIネット銀行は、「金利の高さ」と「コストの安さ」という、女性が銀行サービスにおいて最も重視する点において、メリットを提供しているのが特徴といえる。まず、「金利の高さ」だが、普通預金の「SBIハイブリッド預金」の金利は、メガバンクの定期預金金利と比べても数倍高い。SBIハイブリッド預金は、SBI証券での証券買い付け資金に充当できる預金。普通、株を買おうと思えば、銀行から証券会社に一旦お金を振り込むなどして証券口座にお金を移した後に株の買い付けができるが、SBIハイブリッド預金では、預金をそのまま株の買い付け資金に充てることが可能。前述のように、金利が高いため、「女性誌に取り上げられることも多い」(住信SBIネット銀行 企画部 石井三保子氏)といい、金利に敏感な女性の支持を得ている。さらに、「月3回振込手数料が無料」「ATM手数料が無料」というコスト面での低さも、同行が女性に人気がある大きな要因となっている。同行では、楽天銀行以外の銀行への振込なら、どの顧客も条件なしに振込手数料が無料。また、ATMの利用手数料では、セブン銀行であれば24時間預入れも引き出しも無料。ゆうちょ銀行、イーネットに関しては、月5回まで引出し手数料は無料で、預入れは回数制限なく無料となっている。こうした利便性は、日常生活においてはもちろん便利だが、「例えば旅行が好きな女性が地方に行って、メガバンクのATMが見当たらないといった場合でも、コンビニやゆうちょ銀行のATMが利用できるため、すぐに出金ができます」(石井氏)。また、他のネット銀行にもいえることだが、「店頭に行かなくてもいい」というのも、女性から支持される大きな理由という。主婦から働く女性まで、ライフスタイルの多様化により、銀行の店頭に行く機会がなかなかとれない場合も多い。また、夫の転勤で別の地域に引っ越した場合などは、それまで使っていた銀行が近くにないといったケースも出てくる。こうした場合にも、住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、コンビニがあればどこでもお金がおろせるなど、「ライフステージが変わった場合でも、活用してもらえる銀行になっている」(石井氏)。石井氏によれば、投資の面でも、同行のメリットを受けることができるという。以前女性顧客にアンケートをとった際に、最もやってみたい投資として挙げられた「外貨預金」についても、米ドルの場合は、片道9銭という低いコストとなっている。「外貨預金を少額からでも始めたいというニーズに応えていける」(石井氏)。また、口座振替の提携会社は主要なクレジットカードや大手保険会社等の口座振替にも幅広く対応しており、「ネット銀行としては多いほうだと思います」(石井氏)。また、ネットショッピングの場合にクレジットカード番号を入力するのは怖いといった女性の声には、同社の預金からすぐに決済できる「即時決済サービス」をAmazon.co.jpや全日本空輸などと提携して提供している。女性利用者にとってのセブン銀行の利点で第一に挙げられるのは、全国のセブン-イレブンなど身近な場所に16,000台以上のATMが設置されていること。さらに、無料で利用できる時間帯も朝7時~夜7時までとなっており、他の多くの銀行が無料で使える時間帯、朝8時~夜6時に比べて前後に1時間ずつ長くなっているのが特徴だ。忙しい女性にとっては、「朝と夜の1時間ずつの違いが意外に大きい」(セブン銀行 商品サービス部 調査役 秋山雄紀氏)。朝出勤する前や、仕事が終わった後、朝7時~夜7時までなら、朝8時~夜6時までの場合と比べて、少し余裕をもって利用できるというわけだ。さらに、ATMがコンビニに設置されていることで、防犯面でも女性にとって力強いことが挙げられる。ATMでお金を引き出すときや引き出した後は、現金を持っているため不安な時間。コンビニ内であれば、照明も明るく、店舗内に店員がいるため、安心してお金を引き出すことができる。また、セブン銀行を利用すると、nanacoポイントが貯まっていくのも女性にとって魅力。事前にインターネットバンキングやモバイルバンキングで、「ポイントサービス」利用登録の手続きさえしておけば、顧客の手間なしに取引内容に応じてポイントが貯まっていき、それをセブン-イレブンやイトーヨーカドーを始めとする全国のnanacoが使えるお店で利用できるため、特にこれらのお店を多く利用する女性にとっては大きなメリットとなっている。オリジナルデザインキャッシュカード『Girl’s Card』も女性に好評だ。「若い女性の顧客にも使ってほしい」と考えるセブン銀行と、「もっと女性が使いたくなるようなかわいいキャッシュカードがほしい」と考える日本ギャルママ協会のコラボレーション企画で生まれた女性向けのデザインキャッシュカード。普通預金、定期預金、ローンサービスなどが利用でき、ATM以外にもインターネットやモバイルでの取引が可能。発行手数料は、新規口座開設時は無料、カード発行後のデザイン変更の際は1,050円 (税込)の有料となっている。銀行のカードはどちらかといえばデザイン的には味気のないカードが多いが、「どうせ持つならかわいいカードがいい」(秋山氏)という女性の支持を得ている。キャッシュカードは常に財布に入れている場合も多く、ファッションの一部として同カードを利用している女性も多い。利用者からは、「財布の中が華やかになった」という声も聞かれるという。さらにセブン銀行では、セブン-イレブンなどで無料配布されている読み聞かせ絵本『森の戦士 ボノロン』の「ボノロン」をデザインしたカードを顧客が作ると、1枚につき100円をセブン銀行が拠出し、子ども関連の施設に絵本を寄贈するための資金となる。『森の戦士 ボノロン』は、2005年6月よりセブン銀行が協賛している絵本。絵本の読み聞かせを通じた親子のコミュニケーションを応援する目的で協賛しており、こうした活動も、女性にとって魅力を感じるものとなっているといえるだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日第四、七十七、百五など、名前に数字がついた銀行は、ナンバー銀行などと呼ばれることもあります。その歴史は古く、明治時代にさかのぼります。時代が幕末から明治へ移っても、明治政府は当初、通貨を整備することにまで手が回らず、幕藩時代の藩札や、政府が発行した「両」単位の貨幣や紙幣のほか、商業の振興を目的に作られた為替会社が発行した紙幣など、いろいろなお金が流通して混乱状態にありました。明治政府はこうした事態を収拾するために、明治(1872)5年に「国立銀行条例」を制定します。民間の銀行に銀行券を発行させ、これまでの紙幣を新しい銀行券と交換させて回収しようとしたのです。この条例に基づいて4つの国立銀行が設立されました。「国立銀行」というのは、英語の「ナショナル・バンク」を訳したもので、国営ではなく「銀行券を発行できる民間の銀行」を指します。このうち、東京に設立された第一国立銀行は、第一勧業銀行を経て現在はみずほ銀行に、横浜に設立された第二国立銀行は、現在は横浜銀行になっています。第三国立銀行は大阪に作られるはずでしたが、設立時のトラブルで営業開始前に解散したため存在しません。新潟にある第四銀行は、今もその名前のまま存続しています。現在、日本で一番歴史の長い銀行といえます。第五国立銀行は大阪で、三井住友銀行に引き継がれています。明治9(1876)年に条例が改正されたのに伴って、次々に国立銀行が設立され、認可を受けた順に番号のついた銀行が誕生します。明治12(1879)年には、その数が153になりました。つまり、第百五十三国立銀行まであったということですね。これらの銀行が発行した銀行券は、いずれも同じデザインで、発行者名の部分だけが違っています。やがて明治15(1882)年に日本の中央銀行として日本銀行が設立されます。明治18年から日銀券が発行されるようになると、国立銀行券は日銀券と交換されて姿を消し、国立銀行も、その多くが普通銀行に転換しました。現在、数字のついた銀行は8行ありますが、このうち明治からの名前をずっと引き継いでいるのは、第四、十六、十八、七十七、百五、百十四の6つ。また、八十二銀行は、第十九銀行と六十三銀行が合併してできました。「19+63=82」というわけです。数字のついた旧国立銀行の多くは、名前を変えて現在も継承されています。身近な銀行の歴史を調べてみると、旧国立銀行につながるかもしれません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日楽天銀行は17日、損保ジャパンの口座振替サービスを27日振替分より開始すると発表した。これにより、顧客が損保ジャパンの口座振替依頼書で楽天銀行口座を指定すると、損害保険料金が自動引落されるようになる。また、楽天銀行の優遇プログラム「ハッピープログラム」にエントリーすれば、楽天スーパーポイントを獲得することが可能。口座振替による支払いごとに、最大3ポイントを獲得できる。口座から引き落とされるだけで楽天スーパーポイントを貯めることができる仕組みだ。同行は、「今後も口座の利便性が高くなるよう、顧客のニーズに応えて、口座振替の提携先を拡大していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月19日ジェーシービーは、足利銀行とクレジットカード業務のフランチャイズ契約を銀行本体発行形態で締結するとともに、同銀行が顧客向けに展開するJCBブランド付クレジットカード「GOODYカードJCB」(グッディカード ジェーシービー)の募集を4月16日より開始すると発表した。「GOODYカードJCB」は、「地域一番カード」を基本コンセプトに両社が共同開発したもので、栃木県の大手百貨店の福田屋百貨店と栃木県大手のスーパーマーケットのたいらやの参画により、本カードを福田屋百貨店で利用するといつでもポイントが3倍、たいらやで利用するといつでもポイントが2倍たまる。また、福田屋百貨店には「GOODYカードJCB」によるショッピングで貯まる「OkiDokiポイント」を、福田屋百貨店で利用できる商品券に即時交換可能ができる端末、OkiDokiポイントディスペンサーを設置する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日急速なスマートフォンの普及に伴い、地方銀行がさまざまなスマートフォン向けサービスを続々と開始している。今回は、独自のセキュリティアプリをリリースしている中国銀行など、特徴的なサービスを提供している地方銀行について紹介したい。中国銀行は、ホームページおよびモバイルバンキングについてスマートフォンに対応。モバイルバンキングでは、残高照会、入出金明細照会、振込み、振替え、各種税金払込みサービスが利用できる。また、全国の銀行で初という取組みとして、スマートフォン専用セキュリティアプリをリリース。アプリを起動させると、OSの安全性チェック、悪性コード(ウイルス)のチェック、システムの脆弱性チェックを自動的に実施し、顧客のスマートフォン端末の安全性を確認してくれる。もし、悪性コードなどが見つかった場合は、警告を行い、適切な処置を促すという。iPhoneおよびAndroid端末に対応。動作環境は、iPhoneがiOS 4以上5.0.1まで、AndroidがGoogle Android Ver.2.2以上4.0.2までとなっている。料金は無料。群馬銀行は、《GBダイレクト》インターネットバンキングにおいて、ログイン時にワンタイムパスワードの利用を必須としたスマートフォン専用サービスを提供している。ワンタイムパスワードとは、1分ごとに変化する”使い捨てパスワード”で、1度使用したパスワードは再利用できないため、安全性が高くなるという。ワンタイムパスワードの発行は無料。また、同行は2日から、「インターネットバンキング住宅ローン一部繰り上げ返済サービス」について、スマートフォンからの申込み受付けを開始。同サービスは借り入れの住宅ローンについて、インターネットバンキングを利用して借入残高の一部を最終回返済日より前に繰り上げて返済するというものだ。なお、利用する場合はワンタイムパスワードの登録、およびPCサイトへの移動が必要となる。ワンタイムパスワードサービスはiPhoneおよびAndroid端末から利用できる。動作環境は、iPhoneがiOS 4.3以上5.1まで、AndroidがGoogle Android Ver.2.2以上4.0まで。次に、スマートフォンならではの携帯性を活用したサービスを展開している銀行を紹介しよう。上記で紹介した群馬銀行では、スマートフォン専用の店舗・ATM検索画面を11日にオープン。スマートフォンに搭載したGPS機能を利用し、現在地から最寄りの店舗・ATMを簡単に探すことができるようになった。大垣共立銀行は、スマートフォンのGPS機能と連携した「店舗・ATM GPSナビ」を提供。利用者の現在地近く(3㎞以内)にある同行店舗やATMを検索し、場所や道順を最大5件まで表示する。動作環境は、Android OS 2.1、2.2、2.3、4.0、またはiOS 4.1、4.2、4.3、5.0(3月27日現在)。このほか、京葉銀行でも同じくGPSを使ったスマートフォン向け「店舗・ATM検索」(iPhoneおよびAndroid端末に対応)サービスを展開している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日言われてみて気づく人も多いと思いますが、銀行のキャッシュカードに期限はありません。一方、クレジットカードはカードの表面に書かれているとおり、有効期限があります。ネットショッピングなどでクレジットカード払いをするときは、カード番号と一緒に有効期限を入力するし、有効期限が近づくと、カード会社から新しいカードが送られてきますよね。キャッシュカードとクレジットカード、形は同じですが、その仕組みはまったく違います。クレジットカードの裏面をよく見てみると、小さい字で「このカードの所有権は株式会社○○(クレジットカード会社の名前)にあり、貸与・譲渡・質入れすることはできません。」と書いてあるように、クレジットカードは自分のものではありません。クレジットカードで買い物をする場合、カード会社がカードの利用者に代わって代金を立て替え払いをする形になります。そのためカード会社としては、その立替金を利用者があとできちんと払ってくれないと困ります。そこで、新規にカードを作る申し込みがあったときは、その人に支払い能力があるかどうかを審査しますし、カードを発行したあとも、支払い状況をチェックしています。もし、カード代金の支払いがたびたび遅れたりすれば、カードの利用限度額を引き下げたり、カードの利用を停止したり、カードを回収したりできます。それに対してキャッシュカードは、自分の口座から自分のお金を引き出すために使います。したがって、カードは口座の名義人のもの。口座を閉鎖しない限り、ずっと同じキャッシュカードが使えるというわけです。ひところ金融機関の合併が続いて、気づいたら利用していた銀行の名前が変わっていたということもあるでしょう。そのようなケースで、キャッシュカードが古い銀行のときのままでも、新しくなった銀行のATMで使えます。ただし、通帳は銀行ごとに仕様が違うので、使えないことが多いようです。最近、休眠口座の預金を政府が活用するということが話題になっています。自分の預金が気づかないうちに失われていた、といったことがないよう、一度身の回りを整理して、古い通帳がないか探してみるといいですね。見つかったら早めに銀行の窓口へ持っていって手続きしましょう。キャッシュカードは期限なくずっと使えるとはいうものの、昔のキャッシュカードは磁気ストライプ式です。今はそれより偽造されにくいICカードが主流になっていて、さらに高セキュリティーの生体認証のカードも登場しているので、磁気ストライプの古いキャッシュカードを持っていたら、ICカードや生体認証カードに切り替えておくと安心です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月09日楽天銀行は、東日本大震災復興支援策の一環として、2011年3月14日以降に「楽天銀行 住宅ローン」対象商品の融資が実行される顧客に対し、同対象商品に付随して発生する手数料を減免する。主な内容としては、フラット35および「固定と変動」に対して、融資事務手数料を0.315%(税込)引き下げるほか、つなぎローンに対して、つなぎ融資事務手数料105,000円(税込)が無料になる。適用期間は2013年3月29日融資実行分まで。なお、被災証明書もしくは罹災証明書を提示できる顧客のみが対象となり、審査の結果によっては融資できない場合がある。住宅ローンの申し込みから融資までは一定の期間が必要。詳細は同行Webサイトまで。また、住宅金融支援機構では別途「災害復興住宅融資」を取り扱っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日インターネット専業銀行の楽天銀行は、この春から新しく社会人や大学生になる顧客、また転勤や引越しなどで新生活を迎える顧客を対象に「新生活応援スペシャルキャンペーン!! 」を実施する。キャンペーン期間は3月15日~6月29日まで。キャンペーンの主な内容は「新生活応援グッズがもらえるスペシャルキャンペーン!!」として、同期間中に新規で一度に5万円以上の給与振込があった人の中から抽選で合計20名に、新生活応援グッズをプレゼント。さらに、新規で自動引落(口座振替)の設定をした人の中から、2名に旅行券(5万円分)をプレゼント。「現金がもらえるスペシャルキャンペーン!!」として、新規で300円以上の自動引落が1件以上実行された人の中から抽選で計100名に(5,000円10名、3,000円20名、1,000円30名、500円40名)現金をプレゼントする。当選発表は7月下旬。詳細は同行Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日セブン銀行は3月30日、2012年5月下旬頃から、北都銀行とATM利用提携を実施することになったと発表した。今回の提携により、北都銀行のキャッシュカードを保有する顧客は、セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどに設置のセブン銀行ATMで、入出金等のサービスが利用できるようになる。セブン銀行ATMは、2012年2月末現在、47都道府県に合計1万6,540台設置されている。北都銀行との提携に関する具体的なサービス内容、手数料などについては、詳細が決まり次第あらためて公表される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月02日じぶん銀行は29日、全日本空輸の公式Webサイト「ANA SKY WEB」において、国内線の航空券購入時に「じぶん銀行決済」が利用可能になったと発表した。これにより、同行口座を保有する顧客は、航空券を購入する際、支払い手段として「じぶん銀行決済」を選択できるようになるため、より便利に利用できるようになったという。なお、国際線については4月1日からの利用開始を予定している。「じぶん銀行決済」は、同行口座からネットショッピングでの支払いや、証券・FX口座への資金移動が「安全・簡単・便利」に行えるサービス。通信はSSLで暗号化されており、顧客の口座番号などの情報が加盟店に渡ることはない。携帯やパソコン、スマートフォンから簡単に利用できるほか、振込先や金額が最初から入力されているため、顧客自身による入力は不要。また、口座残高が利用上限額となるので、使い過ぎを防ぐことができるとしている。対象は、同行普通預金口座を保有する顧客。利用時間は、原則24時間365日(毎月第2土曜日21:00~翌7:00の時間帯は除く)。利用手数料は、加盟店により異なる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日みずほ銀行は28日、個人顧客向けのスマートフォン専用新サービス「みずほ銀行アプリ for Android」の提供を開始した。同アプリは、同行のスマートフォン向け各種サービスにワンタッチでアクセスできるというもの。主なリンク先サービスとして、同行ホームページ、みずほダイレクト、<アプリ>ATM・店舗検索、為替相場情報、モバイルSuicaなどが利用できる。利用者が自由にカスタマイズできる「アイコン並び替え機能」や、新商品・新サービスの開始、キャンペーン情報などを通知する「お知らせ機能」などを搭載。さらに同アプリの開始にあわせて、宝くじの当選番号案内、投資信託ランキング案内、手数料情報などのスマートフォン専用ホームページを拡充したという。今後は、同アプリのiPhoneなどへの対象機種の拡大を計画している。対象機種は、Android OS 2.1以降のOSを搭載したスマートフォン端末。なお、一部の端末で利用できない場合があるほか、同アプリを経由してアクセスした各種サービスについても利用できない場合がある。料金は無料。ただし、ダウンロードや利用時にかかるパケット通信料は顧客負担となる。ダウンロードはGoogle Playから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日ふつう銀行に口座を作るときは、支店の窓口で手続きをします。そうすると、「○○銀行××支店 普通預金 口座番号◇◇◇◇◇◇◇」というように、支店名と口座番号が割り当てられることになります。ただ、ネット中心に取引するネット銀行など、リアルな支店をもたないタイプの銀行も登場しています。こうした銀行で口座を作ったことのある人はわかると思いますが、リアルの支店がないにもかかわらず、従来の銀行と同じように支店名と口座番号が割り振られるんですよね。例えばセブン銀行の場合、マーガレット支店など12の花の名前の支店があります。なぜなのでしょうか。これは、銀行間でお金のやりとりをするの仕組み上、支店名が必要だからです。その仕組みを全国銀行データ通信システム(全銀システム)といいます。日本銀行と、その他の銀行、信用金庫、信用組合など、すべての民間の金融機関をオンラインで結んで、実際のお金を動かさずに、データ処理で送金したり受け取ったりする仕組みです。これがあるおかげで、他行への振り込みや、公共料金の口座引き落としなどができるわけです。全銀システムはネット銀行が登場する前からあったので、振り込みなどは、「4ケタの金融機関コード+3ケタの支店コード+7ケタの口座番号」を使うルールになっています。そのため、支店のないネット銀行も、他行へ振り込んだり、他行からお金を受け取ったりするためには、支店名と支店コードを持つ必要があるのです。銀行にとっても、口座番号だけしかないよりも、支店名があったほうが、管理がしやすいといえるでしょう。ネット銀行の支店名は、各行ごとにシリーズ化されています。いずれも工夫をこらして親しみやすい支店名にしているのがわかります。他の支店の名前を見てみると、「私はこれがいい!」と思うこともあるかもしれませんが、支店名は銀行が割り当てるので、残念ながら自分では選べないし、変更することもできません。ちなみに、ネット銀行の先駆けであるソニー銀行は、支店名が「本店営業部」1つのみとなっています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月26日楽天銀行はこのほど、これまでauのAndroid端末向けに提供してきた「楽天銀行」アプリケーションについて、NTTドコモおよびソフトバンクのAndroid端末向けにも提供を開始した。同アプリは、振込機能を備えたAndroid向けアプリケーションソフト。スマートフォン用に構築した同行サイトにログインし、定期預金や外貨普通預金の預入、振込、toto / BIGの購入などの取引が行える。My Account機能では、口座残高や口座情報、あらかじめ設定した目標貯蓄金額への達成状況などを確認することができる。最新50件の普通預金口座の入出金明細の照会が可能なほか、画面を横向きにすると普通預金通帳を模した画面で取引内容を表示。また、振込先のメールアドレスと氏名を入力するだけで振り込める「かんたん振込(メルマネ)」機能も利用することができる。Google Playよりダウンロードして利用できる。料金は無料。推奨端末は同行Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日楽天銀行はこのほど、スマートフォンからの個人口座開設申込みの受付を開始した。同サービスは、スマートフォン向け専用サイト、および「楽天銀行アプリ」から利用できる。また、iPhoneを利用している顧客は、同アプリの機能を通じて「本人確認書類」を送信することができるため、口座開設の申込みが簡単に完了できるようになる。これにより、本人確認書類を郵送する場合と比べて、口座開設を5日ほど早く完了できるという。スマートフォンの推奨環境は、iPhoneがiOS4.0、4.1、4.2.1、5.0、Android端末がAndroid OS 2.2、2.3。いずれも標準のブラウザ以外では利用不可となる。また、一部端末については、表示や動作に制約がある場合がある。アプリの推奨環境は同行Webサイトまで。同行は、今後も先進的なシステムの開発を進め、顧客にとって利便性の高いサービスの提供を続けていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日前回掲載した『初めて持つならこんな銀行口座』(前編)。新入学・新入社などを前に、新しい銀行口座を開く場合におすすめの4つの銀行の特徴を紹介した。それぞれの銀行の口座を持つメリットなどがよく分かっていただけたのではないだろうか? 今回はこれに続く「後編」として、ジャパンネット銀行・楽天銀行・じぶん銀行の3つの銀行の口座の特徴を紹介したい。ジャパンネット銀行は、「安全性」と「決済の利便性」に特に力を入れているネット銀行だ。これまでネット銀行を利用したことがない人がまず懸念するのが、その安全性だろう。だがジャパンネット銀行では、口座を持つ全ての人に「トークン」を無料配布し、そのトークン上に60秒ごとに更新されて表示される「ワンタイムパスワード」を入力しなければ、振込などの口座の資金移動ができない仕組みになっている。「トークン」と顧客の口座は常にシステム上で連動しており、振込や登録情報を変更する場合は「ワンタイムパスワード」が必要となる。これは1回使うと無効になるため、万が一フィッシングなどでワンタイムパスワードが盗まれた場合でも不正利用ができないのだ。同行 企画部の鈴木奈津子氏によれば、「希望者に対してや有料でのトークン配布を行っている銀行もあるが、全ての口座保有者に無料でトークンを配布しているのはジャパンネット銀行だけ」という。2006年にトークン式のワンタイムパスワードを導入して以降、第三者による同行口座からの不正出金が1件も発生していないことが、その安全性を物語っている。鈴木氏は、「安心して取引できる仕組みになっているので、ネットバンキングが不安という人も、ぜひ利用してほしい」と話す。またジャパンネット銀行の口座は、決済に使いやすいのも特徴だ。例えば、ジャパンネット銀行は、「Yahoo!オークション」のオフィシャルバンクになっており、出品者と落札者の双方が同行の口座を持っていて、「Yahoo!ネットバンキング対応」での支払い方法を選択すれば、振り込み手数料などもかからず、無料で支払いができるようになっている。また、各種支払いにおいても、提携しているネットショップも多いため便利となっている。また、東名阪地域に住んでいる人なら、電気やガスの口座振替ができ、ジャパンネット銀行口座からの引き落としができる。クレジットカードに関しても、大手クレジットカード会社ではほぼ、ジャパンネット銀行を支払いの引き落とし口座として選べるという。また、同行はエンターテインメント分野にも強い。サッカーくじのBIGやtoto、競馬やオートレースなどが好きな人は、ジャパンネット銀行口座を通じてくじの購入やネット投票が可能だ。さらに同行独自のサービスとして「ワンタイムデビット」がある。正式商品名は「JNBカードレスVisaデビット」で、世界中のVisaマークのあるネットショップ(一部を除く)で利用ができるネットショッピング専用のデビットカードとなっている。カード番号は1回使い切りのワンタイム方式で、顧客が必要なときにだけ、その都度自分で発行して利用ができる。初めてショッピングをするサイトや海外サイトなどクレジットカード番号を入力するのが不安な時でも、安心して使える。「新社会人になるとショッピングに使える時間も本当に少なくなるので、ワンタイムデビットを使って、安全性を確保しながらネットショッピングを活用してほしい」(鈴木氏)。そのほか、同行では、FXや投資信託などの商品もある。特に銀行でFXを扱っているところは少なく、「初めて取引をする人に向けた、リスクを抑えた商品も用意している」(同)。鈴木氏は、新社会人らに対して、「ジャパンネット銀行の各サービスを利用することで、安全な環境下でインターネットを楽しんでほしい」と話している。楽天銀行は、言わずと知れた楽天グループの銀行。そのため、同行が展開するサービスも、楽天グループの各サービスと連携しているものが多い。まず、同行は「楽天スーパーポイント」が貯まって使える銀行だという特徴がある。銀行で貯まった楽天スーパーポイントを楽天市場のショッピングで使ったり、ショッピングで貯まった楽天スーパーポイントを銀行の振込手数料として使ったりすることもできる。顧客の利用に応じてお得になる優遇プログラム「ハッピープログラム」を用意。サービス利用に応じて楽天スーパーポイントが貯まり、前述のように振込手数料を楽天スーパーポイントで払うことができる。ハッピープログラムにエントリーしておくと、コンビニやゆうちょ銀行などのATMの利用も会員ステージに応じて所定回数無料となる。クレジットカード「楽天カード」の引き落としに楽天銀行を使うと、最大9ポイントが貯まる。他にも、給与振込や株式の配当金の受け取りなどでもポイントが貯まる。楽天銀行口座を給与振込口座に指定すると、他行振込が月3回まで無料になる特典もある。無料回数は最大5回まで繰り越せる。例えば、今月は1回振込で使ったけれども、残り2回はとっておいて、次の月は5回の振込が無料になるというわけだ。さらに、「ハッピープログラム」では、楽天市場の買い物で便利な「楽天バンク決済」が利用できる。楽天バンク決済では、楽天市場での購入代金が楽天銀行から自動で引き落とされ、さらにポイントがつくようになっている。クレジットカードを持っていない、もしくはクレジットカードを持っていてもネットで使いたくないという人にとっては、「決済手段の選択肢が増える」(楽天銀行 営業推進部 松野浩之氏)。楽天銀行ではもともと決済サービスに力を入れており、楽天銀行口座を引落口座に指定できるクレジットカード会社も多い。同行では、「今年は公共料金などの口座振替への対応を増やしていく」(同氏)という。楽天グループとの連携という点で言えば、楽天証券とリアルタイムで資金のやり取りができるサービスを昨年冬に開始。楽天証券の口座を持つと、楽天銀行の普通預金口座の金利が優遇されるサービスも始めた。楽天証券口座からの出金についても、楽天銀行口座への出金は最速で当日中に出金できるという特徴もある。「楽天銀行デビットカード」も楽天銀行の独自のサービス。日本でデビットカードと言えばキャッシュカードがそのまま使えるというイメージはあるものの、「どこで使えるかが分かりづらい」(楽天銀行 営業推進部 加藤総氏)。だが、楽天銀行デビットカードは、Visaのマークがついている店舗で使うことができるため、顧客にとってわかりやすい。加えて、デビットカードのため、「自分の預金範囲内でショッピングすることが可能で使いすぎる心配がない」(加藤氏)。世界中どこででも使えるため、「世界のどこに行くにも、利用者の財布として使える」(同氏)。もちろん、キャッシュカードの機能も付いているので、お金の入出金にも使えるのだ。また楽天銀行は、競馬、ボート、競輪などの公営競技の入出金や、totoやBIGなどの購入ができるなど、エンターテインメント分野に強いのも特徴となっている。松野氏は、「楽天グループは、楽天市場、クレジットカード、ブロードバンド、Edyなど総合的なサービスを提供している。楽天銀行は、金融商品だけを扱うのではなく、これらのグループ企業と連携しており、ぜひその総合力を活用してほしい」と話している。じぶん銀行は、ネット銀行の一つであり、全てのサービスを「いつも持ち歩くモバイルを中心に提供する」というポリシーをもっている銀行だ。その証拠に、ほぼ全ての取引がモバイル、またはスマートフォン(スマホ)から行えるようになっている。新社会人になる人にとっては、就職活動を行う中で、スマホはすでに必須アイテム。じぶん銀行 取締役の勝木朋彦氏は、「社会人になると、今までより忙しくなり、学生時代と違って自由な時間が減る。そういう生活に変わる中、すでに持っているスマホでほぼ全ての取引ができるじぶん銀行は、利用者を時間や場所の束縛から”自由”にする銀行」と話す。例えば、じぶん銀行から「モバイルSuica」に即時入金が可能な「モバイルSuicaチャージ」は、携帯電話やスマートフォンのじぶん銀行アプリから、モバイルSuicaのアプリに遷移して、銀行口座から直接チャージできる。三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行からもチャージは可能だが、現時点ではじぶん銀行以外はチャージ手数料がかかる。外出などで忙しい日も、移動中にチャージが可能だ。さらにじぶん銀行では、「モバイル中心」の特徴を生かしたセキュリティサービスも提供している。その一つが「ATMロック」だ。例えば、キャッシュカードを落とした場合、キャッシュカードを拾った人に不正に利用される可能性が考えられるが、「ATMロック」の機能を利用すると、口座保有者が預金の引き出しをする前に、自身で携帯電話かスマートフォンからロックを解除しないと、ATMから出金できない仕組みだ。さらに、一旦解除しても、60分たつと自動的に再びロックがかかるため、大変安全なサービスだ。また、モバイルより利用頻度の低いパソコンバンキングについても、「パソコンロック」の機能を利用すると、ケータイかスマートフォンからロックを解除しないと、パソコンバンキングにログインできないようになっている。パソコンでのネットバンキングの不正利用はID・パスワードの不正取得によって行われるケースが多いため、じぶん銀行ではいつも携帯しているモバイル端末を活用した仕組みによってネットバンキング利用の安全性を確保しているのだ。まさにじぶん銀行の口座は、「モバイル」が口座のコントロールタワー(司令塔)となっており、「モバイル中心」にサービスが組み立てられていることがよく分かる。その他の特徴としては、じぶん銀行の口座は、キャッシュカードの利用手数料が分かりやすいことが挙げられる。使えるATMは、三菱東京UFJ銀行、セブン銀行、E-net、ローソンATM、ゆうちょ銀行。ATMの入金はいつでも何回でも無料(ゆうちょ銀行を除く)で、引き出しは深夜・土日を問わず、合算で月3回まで無料(ゆうちょ銀行を除く)となっている。「会社帰りや出張先でも、時間や曜日を問わずコンビニATM などがご利用いただけるので、急にお金が必要になったときでも安心です。普段の生活導線にムダなく入出金のタッチポイントがあることは、とても利便性が高いです。」(じぶん銀行 経営戦略部の永山歩氏)。また、じぶん銀行の親銀行である三菱東京UFJ銀行とは、月に何回でも双方の口座間で振込手数料が無料となっている。したがって、三菱東京UFJ銀行の口座を持っている人であれば、じぶん銀行の口座を個人で自由に運用できるお金の預け先として活用し、いつも持ち歩く携帯電話やスマートフォンからいつでも外貨預金の取引ができたり、余裕資金を定期預金に預けるなど、思いついたときに銀行サービスが利用できる。じぶん銀行の特徴的なサービスに、「ケータイ番号振込」がある。じぶん銀行に口座を持つ人同士なら、au、ドコモ、ソフトバンクなどのキャリアを問わず、ほぼ全ての携帯電話、スマートフォンから受取人の携帯電話番号と名前だけで振込みが可能だ。いつでもリアルタイムに振込ができ、手数料も無料なので、会社の仲間やサークルの集まりなどで利用すれば、手持ちの現金がない場合でも安心だ。じぶん銀行では随時魅力的なキャンペーンを実施しており、直近では、6カ月ものの円定期預金金利を年0.4%と他行より高めの金利で提供。また、同行の特徴的なサービスである中国元預金については、金利アップや為替手数料の優遇キャンペーンなどを実施している。FacebookやTwitterにおいても、こうしたキャンペーンの情報をリアルタイムに発信している。勝木氏は、「忙しい毎日の中でも、身近に感じてもらえる銀行です。スマホへの取組みではトップランナーの『スマホ銀行』として、今後もより一層サービスの拡充を予定しているので、ぜひ利用してほしい」と話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日