地震、台風、豪雨…と大災害が続いた昨年。防災意識が薄れがちな今こそ、話題の本「自衛隊防災BOOK」の中でも特に反響の高かったテクを、一人暮らしの多いアンアン読者目線でピックアップ!教えてくれたのは、現役自衛官の林田賢明さんです。――『自衛隊防災BOOK』の発売経緯を教えてください!危機管理のプロとして、災害時や日常生活で役立つ知識を紹介したいという思いから「自衛隊ライフハックチャンネル」がスタートしました。この動画をYouTubeで見た編集さんから「自衛隊がこんなに身近な存在だとは知りませんでした。一般人に役立つ情報が満載なので、取材を加えて書籍化しましょう!」とご連絡をいただき、全国の陸海空自衛隊の協力のもと、書籍化が実現しました。――自衛隊直伝のテクニックというと難易度が高そうですが…?年齢や性別を問わずマネしていただきやすいテクニックを紹介してますので、ご安心ください!特に今回はアンアン読者の皆さんの立場になって考えました。――ズバリ、大切な人を守るために必要なことは何ですか?まず“自分を守る”ということです。一人暮らしの方はもちろん、ご家族や恋人とお住まいの方も、自分がケガをした状態で誰かを救助することは至難の業です。大切な人を守るためにも“自分を守る”ことを優先してください。――時間の経過とともに防災意識は薄れがちです。注意すべきは?一番重要なことは日頃の備えです。“もし今災害が起こったら?”とシミュレーションするクセをつけるだけで、防災のスキルは格段に上がります。その上で今回紹介するテクニックを習得すれば、もしもの時に皆さんや、皆さんの大切な人を守る力になるはずです!まずは備えの基本が重要「備え」といっても難しく考えずに、少し日常生活を見直すことから始めましょう。家具の配置を変更したり、初期消火について知ること、避難場所の確認をすることが防災の第一歩!【BASIC 1】自宅の家具配置を見直す!避難経路を確保するため、入り口を妨げないレイアウトに。震災時は転倒した家具の下敷きになったり、通路がふさがれて避難できないケースが多く発生します。そこで、本棚やキャビネットなど大きめの家具は、入り口から一番遠くへ配置しましょう。さらに、転倒防止のネジ留めなどで家具を固定しておくことが理想です。【ひとことアドバイス】大きな揺れの中では、化粧品のボトルや香水の瓶などが凶器になることも。高い場所に置くのは避けて。【BASIC 2】自宅の周りの避難場所を知っておく!スマホで調べるだけでなく、実際に歩いて確認してみて!発災後に慌ててスマホに頼るのではなく、事前に自宅周辺の避難場所を歩いて確認しておくことが大切です。歩いてみることで「この高架下は危険だな」など、避難経路の危険予測もできます。ハザードマップを見て安心するのではなく、実際に歩いて確認することが重要です。【ひとことアドバイス】案外知られていないのですが、避難場所は一人暮らしの方も利用できますのでご安心を!【BASIC 3】初期消火の基本を身につける!Q. 次の3つのうち、水をかけてはいけないものはどれでしょう?A. 正解は2と3です!落ち着いてコンセントを抜いて電流をストップさせましょう。タコ足配線で過剰な電流が流れたことによる出火など、電気タップ(延長コード)による火災は水をかけると感電する恐れがあります。まずはコンセントを抜いたり、ブレーカーを落として、電流を止めてからであれば、水での消火もOKです。流しに近いからと、油に水は逆効果! 消火器での対処を。揚げ物油や石油ストーブなど、油が原因の火災時に、慌てて水で消火しようとするのはNG。火柱が上がって燃え広がったり、水蒸気爆発を引き起こす可能性もあるので、必ず消火器での消火を心がけて。そのためにも消火器の常備を徹底しましょう。【ひとことアドバイス】電気タップ付近のホコリが引火の原因となる場合もあるので、こまめな掃除も大切です!「自衛隊防災BOOK」マガジンハウス林田賢明さん陸上幕僚監部人事教育部募集・援護課3等陸佐。募集広報係長として採用や広報を担当。自衛官募集の一環でスタートした動画サイト「自衛隊ライフハックチャンネル」は、防災、日常生活、ダイエットなど、私たちの生活に欠かせない役立つ情報が満載!“平和を仕事にする”というスローガンにピンときた方は、自衛官を目指すという道もアリ。性別や運動神経は関係ないそう。※『anan』2019年3月13日号より。写真・中島慶子イラスト・柏原昇店取材、文・辻岡直美協力・自衛隊/防衛省博報堂ADBAKA濱田恵理(by anan編集部)
2019年03月09日災害大国・日本に暮らすママにとって、災害は他人事ではありませんよね。しかも、いつどこにいるときに起きるかわからないのが災害の怖いところ。小さな赤ちゃんや子どもを守るためには、日頃から災害について考えておくことが大切です。ママ・イラストレーターのアベナオミさんは、2011年3月11日、宮城県多賀城市で車を運転中に地震に遭いました。1歳の息子さんは保育園、旦那さんは仕事中で、家族はバラバラという状況。「いざ大地震が起きたときどうしたらよいのかわからなかった」と当時を振り返ります。幸い家族は無事で自宅の被害も少なかったものの、「わが家では、避難所へ行きたい夫と行きたくないわたしとで意見が割れました。どういう行動をするのか、家族でルールを決めておくことが大切です」とアベさん。アベナオミさんプロフィールイラストレーター。防災士。宮城県出身、在住。2 児の母。日本ビジネススクール仙台校(現在の日本デザイナー芸術学院仙台校)卒業後、地域情報誌編集部に勤務しながらイラストレーターとして活動を開始。2010 年に漫画家としてデビュー。2011 年に東日本大震災にて被災し、そのときの様子や防災を伝えるコミックエッセイなどを執筆。被災体験をもとに、本当に必要な防災、続けられる防災に取り組む。2016年の熊本地震の際には地震のノウハウをツイッターで発信したところ、大きな話題に。ブログ: instagram: @abenaomi アベさんは書籍『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』の中で、東日本大震災の体験と被災後の生活をつづり、今も続けている防災術を紹介。さらに都心でママ防災に取り組むNPO法人ママプラグや熊本地震の震源地に近い空港保育園を取材し、防災力を高める秘訣をまとめています。今回はその一部をご紹介します。■都会ママの心配事ベスト3は? 防災力アップの3つのコツ東日本大震災直後から関東圏でママのための防災に取り組んでいる「ママプラグ」代表の冨川万美さんによれば、大地震が発生したときの都会ママの心配事ベスト3は以下のとおり。【都会ママの心配事ベスト3】1.子どものお迎え問題(保育園や学校)2.物資不足問題(オムツや食料)3.トイレ問題どれも悩ましいものですが、実はこれらは比較的かんたんに対策できる問題。具体的には、会社にスニーカーを常備したり、オムツや食料を多めにストックしたり、簡易トイレを用意しておいたり、といったことで対策できます。「この3点はハード面の問題です。それよりも防災力アップに必要なのは、ずばりソフト面です」と冨川さん。具体的には次のようなことだそうです。【都会ママ防災力アップの3つのコツ】1.地域コミュニケーション「遠くの親戚より近くの他人」。近所の方との関係が災害時は大きな力に。2.家族のルールの徹底家族がバラバラで被災した場合に備えて、連絡方法や集合先についてのルールを話し合っておく。3.自分の目線で考え、防災用品をそろえること防災は十人十色。生活スタイルや家族構成、職場、自宅の場所や時間帯を思い浮かべながら必要なものを考える。持ち出しリュックは準備していても、実際に誰がいつ持ち出すのかなど、行動のシミュレーションまではできていない人も多いのではないでしょうか。ぜひこの機会に考えておきたいですね。 ■想像力こそ防災力! 自分に合う防災を想像するヒント前述の「3. 自分の目線で考え、防災用品をそろえること」にもつながりますが、「想像力こそ防災力」だと冨川さんはいいます。状況は家庭によって違うので、わが子やわが家を守る防災について想像し、それにあわせた対策が必要です。田舎の場合、車が防災拠点になることもありますが、都会では車を持っていない家族も少なくありません。避難所へ行く場合や災害後の夜道では性犯罪などのリスクもあるので、小さい子どもやママにとっては自宅が安全なら自宅で生活するほうが安心。そんなことを考えると、自宅での備えの重要性もより実感できるのではないでしょうか。ほかにも想像するための視点のヒントを、本からいくつかご紹介します。●年齢乳児なら1週間分のミルクの備え、幼児の場合は離乳食を作る備えが必要。子どもによってはアレルギーやアトピーにあわせた備蓄も必要。衣類やクツもサイズが合ったものを用意。●都心に住居都心に住んでいる場合、帰宅難民になる可能性も高いので、常時携行するものを熟考。住宅密集地なら火災の際の避難方法も検討を。●季節の備えカイロやアルミシートなどの防寒グッズのほか、夏の熱中症対策も必要。衣類も含めて季節ごとに見直しを。●簡易トイレ簡易トイレを大人が使うときは目隠しになる風呂敷やポンチョのようなものが必要。子どもはうまくできないこともあるので一度使ってみて使いやすいものを備蓄する。■保育園や園との連携はどうする?働くママの場合、子どもを保育園などに預けているあいだに、災害が起きる可能性も高いですよね。「いざというときにスムーズに連絡がとれる手段を決めておくことも、防災の一部だと思います」とアベさん。●保育園や学校との連絡手段を決めておく東日本大震災では、子どもたちが高台に避難していたのに、通常のルールに則って親が迎えに行き、津波に飲まれてしまったこともありました。熊本地震は夜遅くでしたが、震源地のそばにある空港保育園で一番苦労したのが、園児や家族の安否確認だったといいます。災害時の連絡手段や、被災の状況に応じた避難場所について、あらかじめ園や学校と確認しておくとよいでしょう。●SNSを有効活用する活用方次第では、かなり心強いSNS。空港保育園ではLINEを使ってオムツやミルクなど足りない物資を集め、保育園で必要なママに配ったそうです。また、東日本大震災のとき、SNSからのSOSによって気仙沼で孤立していた住民446名が助け出された事例もあります。アベさんも「いざというときのSNS。活用法について考え、日頃から友人・知人とつながっておくのがおすすめ」と話します。とくに災害後は人とのつながりが大事。人と話すことによってストレスが緩和されることもわかっています。子どもの心のケアのためにも、大人の心が安定していることはとても大事です。本にはほかにも地震対策を考えたミニマリストや日本防災士会などへの取材でわかった防災力を高めるコツが多数紹介されています。イマドキのミニマルな暮らしの視点を取り入れ、インテリア性を損なわない防災アイディアは、すぐに真似したくなるものばかり。いざというときに家族を救うのは「毎日少しずつの意識」だというアベさん。まずは「今いるこの場所で、今この時間に地震発生したら?」とシミュレーションしてみることからはじめてみるのもよいかもしれませんね。 『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』 アベナオミ著(株式会社学研プラス) 1200円(税別) 宮城での被災経験をふまえた「熊本応援ツイート」が話題となったイラストレーターによる、防災&避難生活の心得集。著者が体験した東日本大震災と被災後の生活をつづり、今も続けている防災術をイラストでわかりやすく掲載。さらに都心でママ防災に取り組むNPO法人ママプラグや熊本地震の震源地に近い空港保育園を取材し、防災力を高める秘訣も紹介。必ずやって来る「その日」に備える、防災初心者にもわかりやすい書籍。
2019年03月08日親子で山登りやキャンプを楽しんでいます。「必要最低限の物で自然を楽しむ」というのが、アウトドアに惹かれる理由の一つです。コンパクトで使いやすい機能重視なアウトドアグッズは、突然の災害時にも役立ちます。私、整理収納アドバイザーのたがわが使用して分かった災害時に絶対役立つグッズベスト3をご紹介します。■ 3位「封筒型寝袋」なら災害で不安に感じる子どもと一緒に寝られる!急な災害時に困るのが体力の消耗。不安な時に少しでも睡眠をとって体力を維持する必要があります。そんな時、シェラフ(寝袋)があると体を温めてくれるのでとても便利が良いです。寝袋にはミノムシのように足まですっぽり包み込むタイプ(マミー型)と、連結できて寝心地重視の封筒型(レクタングラー型)があります。災害時では多機能である方がより使いやすいです。封筒型の場合、ファスナーで2つの寝袋を連結することができ、小さな子どもと一緒に寝ることができます。また寝袋を広げて膝かけにしたり、羽織ることもできるので、扱いやすいです。寝袋の下に敷くマットがあればなお良いですが、無理に購入する必要はありません。ヨガマットやストレッチをする際に使用するマットで代用できるので、あると寝心地が良いというだけです。■ 2位「コンロとコッヘル」コッヘルは鍋、フライパン、皿の代わりにもなる!キャンプやテント泊の登山での楽しみの一つが食事です。食事はみんなで輪になって食べることで、栄養摂取の他にリラックス効果、つまり心の安定に繋がります。特に災害時は不安でいっぱいです。調理をして温かい食事を仲間と囲んで食べると不安な気持ちが落ち着きます。災害時にカセットコンロがあれば、調理も楽です。ただスーパーに売られているカセットコンロは少々大きいです。カセットコンロのガス缶(CB缶)が使える、コンパクトなバーナーと登山用の組立式炊事用具のコッヘルという鍋の組み合わせがオススメです。コッヘルは鍋やフライパン代わりにもなるし、お皿の代わりにもなります。また、バーナーを収納できるので、何役にもなって便利なのです。こんなにコンパクトに収まります。アウトドア用のガス缶(OD缶)の場合、アウトドアショップや取扱い店に限られているため、気軽に手に入らないというデメリットがあります。火力も強力で寒冷地仕様も多いので便利なのですが、割高でもあります。その点、カセットコンロ用のガス缶は安価で、コンビニでも取り扱いがあるので便利ですよ。■ 1位「LEDランタン」テントの中などで使っても火事の心配なし!災害はいつあるかわかりません。夜中だとまずは灯を確保して、状況把握が大事です。キャンプでは、ガスランタンの方が炎の色があたたかみがあって人気です。ただ、テント内や室内では危険ですので災害時には不向き。LEDランタンなら、火事の心配無用。常備しておけば何かあった時に心強いですよ。わが家では、寝る前の明かりをLEDランタンにしています。コンセント不要、持ち運びも便利。種類やデザインも豊富なので、アウトドアだけで使うのはもったいないくらいです。ソーラーライトのランタンだと、昼間に充電できるので電池を気にする必要がありません。しまじろう / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?他にも災害時に役立つ防災グッズとしてオススメのアウトドアグッズはありますが、ご紹介した3つがあればまずは安心です。市販の防災グッズセットもありますが、使い方によっては必要ないものもあります。「必要最低限の物で生活する」ことを考えて、ご自身で揃えてみるのも防災についての学びになるのではないでしょうか。
2019年01月30日防災グッズは、市販されている物を購入することである程度をカバーすることができます。しかし、東日本大震災を体験した筆者は、それだけではカバーできない部分もあるということを、身をもって体験しました。今回は、防災グッズとして必要なものを迷わず準備できるように「衣食住」の3つに分けて用意する方法を書きます。■ 最初の避難時に持ち運ぶ防災グッズの準備基本は、市販されているものを使ってもいいです。ただ、不足部分を補うために準備しておきたい(持って出た方が良い)ものを「衣食住」に分けて準備することをおすすします。ポイントは、いかにコンパクトにまとめて背負えるかです(両手が使えることが大切です)。「衣」の準備ここは、衣類など身につける物と考えてください。雨風に強い上着(季節を問わずウィンドブレーカーのような上着は重宝します。)タオルと大きめバスタオルなど(拭くことも掛けることもできます)生理用品(1日分は試供品などで補えます)「食」の準備缶詰(カンパンやパンなど、開けたらすぐ食べられる物)飲料水(長期保存水がオススメです)甘い物(すぐに口に入れられるアメなど)「住」(生活必需品)の準備レジ袋(ゴミ袋だけでなく三角巾などにも使えます)携帯トイレ懐中電灯(予備の電池も一緒に)スマホを電池で充電できる物軍手(家族分)応急処置用品(薬や絆創膏などの衛生用品)重要書類などのコピー(保険証・保険関係書類・口座番号などをケースにひとまとめに)母子手帳のコピー(子どもの病歴や出産時、予防接種の有無のページ)小銭ポケットティッシュ(いくつか)アルミのブランケットこれらをリュックに入れていきますが、重さに注意しましょう。実際に背負って避難をしたときは、詰め込みすぎていたせいもありますが、重くて大変でした。そこに幼児を抱えていましたので、余計に大変だったのを覚えています。入れる物は厳選し、できるだけ軽くしましょう。■ 災害がおさまってからの「第2の防災グッズ」災害がある程度おさまり、日中に自宅に戻れることがあるかと思います。その時は、ライフラインが止まっていることも十分にあります。また、買い出しに行っても買えないこともあります。その時のために2つ目の防災グッズが必要なのです。その中身をご紹介します。「衣」の準備家族全員分の着替え1日分(ジャージなど長袖長ズボンで動きやすい服)トラベル・サウナ用の紙の下着(使い捨てができるので便利です)体ふき用シート除菌用シートコンパクトタオル(水で戻すことができるものが便利)マスク「食」の準備温めなくても食べられるもの(ご飯に味がついておかずがいらない物がオススメ)飲料水入れ(折りたためる容器がオススメです。給水が始まったらすぐに用意できます)割り箸プラスティックコップ(おわんの代わりになります)今回は一部しかお見せしていませんが、最低でも家族が2日程度食べられる分を用意しておきましょう。「住」(生活必需品)の準備ライターやマッチ(火を起こせる物)ランタン(予備の電池も)カイロ(暖を取れるように用意しておきましょう)レジ袋箱ティッシュ歯磨きシート(水を節約できます)丈夫なカバン(物の運搬など多岐に亘って使えます)物を入れるものはリュックでなくても大丈夫ですが、運びやすい容器やカバンを用意してください。ちなみに筆者宅はボストンバッグです。■ 乳幼児がいる場合は中身に工夫を子どもを抱いて避難ができるようにしなければならないのですが、できるだけ軽い物を中心に用意することをオススメします。防災グッズに用意しておくといい子ども用品ベビーフードスティックシュガーおしりふきだーちゃん / PIXTA(ピクスタ)使い捨てほ乳瓶粉ミルク(スティックタイプ)おむつ(圧縮袋で小さくすると少しでも多く用意できます)歯磨きシート抱っこヒモやスリングなど赤ちゃんの薬着替えネームタグ(子どもと親の氏名・携帯番号など)母子手帳Graphs / PIXTA(ピクスタ)子どもが安心できるおもちゃ(これは必須です)JanPietruszka / PIXTA(ピクスタ)子どもの成長によって変わってきます。ですから、「サイズが変わったとき」や「衣替えのとき」などに見直しをすることをオススメします。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。災害で避難を余儀なくされる状態になって時は、意外とパニックになってしまうものです。「これだけ持って、さっと避難できる」ようにしましょう。避難先では不安を感じてしまうことが多いですが、2つ目の防災グッズがあるだけでその不安もかなり和らぎます。筆者の経験が、今後少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。
2018年11月09日トップライター:川筋真貴「NHK ニュース・防災」は、NHKのニュースや天気・災害などの情報をまとめてチェックできる、ニュース&防災情報アプリです。データマップで台風の予想進路や気象警報・注意報などを確認したり、自分が設定した地域の災害情報をプッシュ通知で受けとったり、大切な家族の安全を守るための情報収集をはじめてみませんか。タイトル画面、ストアでのアプリ検索結果の画面NHK ニュース・防災万が一の災害時にほしい情報満載。身近な地域の状況を知ることができる防災アプリ「NHK ニュース・防災」は、防災情報を中心に収集できるアプリです。NHKのニュース記事や天気予報などの情報を無料で閲覧できるほか、万が一の災害時に活用できるプッシュ通知などの機能が満載。自分が設定した地域の台風・竜巻・地震・津波などの災害情報や、自治体からの避難情報、避難場所までの経路の確認、災害時の放送同時提供やライブ配信など、いざというときに必要な情報を得ることができます。親子で楽しむ使い方iPhoneまたはiPadでアプリを起動すると、「NHK NEWSは通知を送信します」というメッセージが表示されます。「許可」をタップしましょう。アプリを起動するとNHKニュース・防災アプリ規約が表示されます。内容に問題がなければ、「同意して続行」をタップしましょう。アプリの使いかたの説明が、画面上に表示されます。使いかたを確認したら、「アプリを使う」をタップします。次は、チュートリアル画面に移行します。ここで基本的な操作方法を確認しましょう。地域の設定は、ホーム画面の左上にある「歯車」→設定画面で「地域の設定1」→ 「都道府県」 → 「市町村」を選択すると完了です。地域の設定で現在地を設定する場合は、「現在地を登録/現在地を取得」を選択。「位置情報の利用を許可しますか?」というメッセージが表示されたら、「許可」をタップしましょう。プッシュ通知の設定は、ホーム画面の左上にある「歯車」→設定画面で行ないます。初期状態では、すべて通知する設定になっているので、「設定」→「プッシュ通知の設定」で通知が不要な項目をオフにし、画面左上にある「保存」をタップしましょう。ホーム画面の下に表示されるメニューの「データマップ」を選ぶと、地図上で「雨雲データマップ」や「メッシュ気温」、「気象警報・注意報・土砂災害警戒情報」など、さまざまな気象情報を見ることができます。※現在地の位置情報の利用を「許可」にしている必要があります。ホーム画面下の「災害情報」からは、全国の災害情報を確認することができます。学ぶアプリ案内人のツボ特定の地域の災害情報だけをチェックしたいときにぴったり!現在地のほかに子どもがよく行く地域、パパの出張先や祖父母の家などの地域も必要に応じて登録しておけば、それぞれの地域の気象警報・注意報や避難情報もすぐに確認できます。突然の大雨や熱中症情報などの通知機能も充実していて安心ですね。さっそく、わが家の必須アプリに決定しました。【DATA】アプリストアのスクリーンショット3点アプリ名:NHK ニュース・防災(NHK:Japan Broadcasting Corporation)価格:無料対象学年:すべて【iPhone・iPad】ニュース-防災/id1121104608?mt=8&ign-mpt=uo%3D4カテゴリー:ニュースAppレーティング:4+【Android】カテゴリー:ニュース&雑誌コンテンツレーティング:3歳以上※紹介した手順・情報は執筆時のものです。川筋真貴(かわすじまき)中学校の国語教員を経てライターに転職。女性向けの媒体での執筆が多く、IT関係からファッション・ペット・インテリアまで、女性のライフスタイルに役立つ記事の作成を得意としている。趣味は長年続けている茶道と御朱印集め。東京都在住。
2018年10月03日2018年9月6日早朝に起きた北海道胆振東部地震。最大震度は北海道で初めての震度7という非常に大きいものでした。今年は台風による被害も多発しており、私たちもいつ自然災害に見舞われるかもしれません。そんなときに子どもを守れるのは親だけ。そのためにもいざというときの対処法を知っていることはとても重要です。そこで今回は、2011年の東日本大震災で被災したママたちの経験をもとに作られた、私がおすすめする防災本を2冊ご紹介したいと思います。 『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』(アベナオミ著/学研プラス) 宮城県在住のママイラストレーター、アベナオミさんによる防災&避難生活の心得集。震災時にあってよかったものや「3.11」以降も続けている防災術などについて紹介しています。 今回の北海道胆振東部地震でもそうだったように、地震が起きると停電や断水などが続くこともあります。そんなときどうやって明かりを確保するか、断水していてもできる調理の方法、冷蔵庫が使えなくなったときのためにストックしておきたい食材など、被災を経験したママならではの具体的なアドバイスが参考になります。コミックエッセイもまじえながら書いているので、子育ての合間にも気軽に読むことができますよ。 『被災ママ812人が作った子連れ防災実践ノート』(MAMA-PLUG著/KADOKAWA) 子どものいる家族にとって必要な備えを、子育てママの視点から実践しやすいようにまとめた1冊。書き込みができるノート形式になっていて、最後まで書き終えるころには必要な防災が備わっているという仕組みです。 大地震が起きると携帯電話が通じなくなり、交通も麻痺するため帰宅困難者になることも考えられます。もしも家族がみなバラバラの場所にいて連絡が取れなかったらどうするか話し合ったことはありますか?防災グッズだけでなく、そうした必要な備えについても書かれているので、どこから手をつけていいかわからない、家族にも防災の意識を高めてほしいという人は必見です。ぜひ家族といっしょに話し合いながら取り組んでみてください。 大地震はいつ起こるか予測ができません。それだけに日頃の備えがとても重要です。実際を被災したママたちの体験談からは学ぶべきことがいっぱい。家族みんなで防災について考えてみてはいかがでしょうか?著者:妹尾香雪女性誌・書籍・WEBなどで、女性のライフスタイルについて執筆。プライベートでは一児の母として子育ての真っ只中。ワーキングマザーとして自身の育児体験に基づいた記事を提供している。
2018年09月19日いつ、どこで発生するか予想や予知が困難な巨大地震。9月6日の午前3時過ぎ、北海道を最大震度7の巨大地震が襲い、北海道全土に甚大な被害をもたらしました。もしある日突然、自分が住んでいる地域が巨大地震に襲われたら、まず何をすべきなのか、またどう行動すべきなのでしょうか?■ 緊急地震速報が流れたら、まず「屋内」「屋外」でやるべきこと!Studio Right / PIXTA(ピクスタ)テレビやスマホなどから緊急地震速報が流れたときや、実際に強い地震を感じたとき、まずは冷静に行動することを心掛けましょう。Flatpit / PIXTA(ピクスタ)地震が発生したとき、一番重要なのは身の安全確保です。では「屋内」「屋外」にいる時に、どのようにすればいいのかをお教えしましょう。屋内1. 自宅にいるとき自宅などの屋内にいるときは、出口の確保も大事ですが、慌てて外に飛び出すと危険です。丈夫な机やテーブルなどの下にもぐり、揺れが収まるのを待ちましょう。しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)調理や暖房で火を使っているときは火の始末が大事です。TAKA / PIXTA(ピクスタ)しかし、火元から離れている場合は無理に火を消しに行くとケガをしたりすることもありますので、揺れが収まるのを待ってから火の始末をしましょう。屋内2. 大型の商業施設や公共施設にいるとき商業施設や公共施設にいる時はまずは周りを確認し、照明などが落下してこないような場所で安全な姿勢を取り、揺れが収まるのを待ちましょう。YNS / PIXTA(ピクスタ)ただし、従業員や係員から避難の指示があれば、それに従いましょう。自宅にいるときと同様に出口の確保も大事ですが、出口や階段などに人が殺到してしまうと事故も起こりやすくなりますので慌てず避難することを心掛けてください。MAA / PIXTA(ピクスタ)屋外1. 都市部にいるとき強い揺れが起きると、ビルの窓ガラスが割れて落下したり、看板や外壁の一部が落下したりする場合がありますので、そのような建物から離れるようにしましょう。G-item / PIXTA(ピクスタ)また、高さのあるブロック塀や自動販売機なども転倒する危険がありますので、できるだけ離れるようにしてください。dorry / PIXTA(ピクスタ)白熊 / PIXTA(ピクスタ)屋外2. 郊外、崖の近く、山間部にいるとき今いる場所が、近くに崖等があったり、高低差のある地形・地域だった場合は、土砂崩れの危険がありますので、速やかにその場所からできるだけ離れてください。HAKU-№1 / PIXTA(ピクスタ)特に、雨が降ったあとは地盤が緩くなって土砂崩れが起きやすくなっている場合がありますので注意が必要です。どん兵衛 / PIXTA(ピクスタ)エレベーターの中エレベーターのシステムによっては強い揺れを感知すると、自動的に最寄り階に停止するものもありますが、自動停止しないエレベーターもあります。その場合はすぐにどの階でもいいのでボタンを押して、停止した階ですぐに降りてください。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)■ 大きな揺れが収まったら、まずやることとは?大きな揺れが収まったら、まずは周りの状況を確認しましょう。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)屋内にいる場合は、誰か閉じ込められている人はいないか、ケガをしている人はいないか、建物の壁や柱、土台などの損傷はどうかなど、周りにいる人と声を掛け合いながら確認してください。もし、自分が閉じ込められてしまっているなら、笛を鳴らしたり音が出るものを叩くなどして、自分の存在を知らせましょう。masa / PIXTA(ピクスタ)■ 自宅から避難するときの注意ポイント自宅建物が損傷し、倒壊の危険性を感じたり、通常の生活が送れないような状態になってしまった場合、自宅から避難所などに避難する必要があります。あきたん1116 / PIXTA(ピクスタ)その時は火事や漏電、爆発事故などの二次被害を予防するために、火元の確認や電気ブレーカーを落としてから家を出るようにしましょう。Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)玄関先や道路に面した壁などに、避難先などを書いたメモ紙を張り付けておくと、自分や家族の所在を明確にするだけでなく安否確認にもなります。また建物が倒壊する危険性を感じたら無理をせず建物に入らないようにしましょう。一本木 / PIXTA(ピクスタ)避難する場合には最低限持っていきたい水や食料品、衣類、日用品などがあると思いますが、緊急の場合は持ち出すのを忘れてしまうこともあります。なので、持病がある場合の薬、乳幼児がいる場合はミルクや哺乳瓶、メガネなど、それがなければ日常生活に重大な支障をきたすようなものは物については日頃から持ち出しやすい場所に置いておくなどの備えをしておきましょう。kaka / PIXTA(ピクスタ)日頃から防災用品を揃え、非常持出品の準備をすることはとても大事。それと同時に、いざというときは具体的にどんな行動をすればいいのかもしっかり頭に入れておきましょう。【参考】※首相官邸防災の手引き~いろんな災害を知って備えよう~※一般財団法人 日本気象協会トクする!防災避難の心得地震編
2018年09月16日9月に入り立て続けに台風21号、北海道地震と大きな災害が発生しました。どこに住んでいても災害に遭うことを覚悟し、日頃の備えが必須であると痛感しています。ただ備えるといっても、何から準備すれば良いのか迷いますよね。北海道地震では大停電によって日常生活がまったく送れないという非常事態になりました。特に食料の確保はかなり大変だったようです。そこで今回は、非常食に役立つ「サバ・メシ」「ローリングストック」の2つをご紹介します。■ 災害時でも美味しいご飯が食べられる「サバ・メシ」って?「サバ・メシ」とは、サバイバル飯の略で災害時に水、電気、ガスのライフラインが寸断されたときでも作れる食事のことです。先日、自治会の防災訓練時にビニール袋を使ったご飯の炊き方を教えてもらったので実際に家で作ってみました。その作り方をご紹介いたします。1.ビニール袋の中に米と水を入れる水の分量はお米の1.1~1.2倍(お米が100gなら水は110~120ml)です。この状態で浸水させます。2.水を沸騰させ、鍋に入れる水を沸騰させた鍋の中に1で触れた米と水を入れたビニール袋を入れ、30分間煮ます。30分経ったら鍋の中で10分間蒸らします。3.完成作り方はとても簡単ですが、きちんとご飯が炊けました。ビニール袋のまま握っておむすびにしても良いですし、うつわを使うときもビニール袋のまま出せば、お皿を洗わずに再利用できます。非常食のご飯は温めてもボソボソしていてあまり美味しくないものもあり、また賞味期限も気にしながら保管しておかなくてはなりません。こちらはお米と水、ビニール袋、カセットコンロがあれば簡単に作ることができます。非常時こそいつもと同じようなご飯を食べることで、少しホッとできそうですね。■ 簡単にできる「ローリングストック」の収納方法「ローリングストック」とは、災害時でも食べられる食品を多めに備蓄し定期的に食事に取り入れ、食べた分だけ買い足していく方法です。人工知熊 / PIXTA(ピクスタ)最近はローリングストックという言葉もすっかり浸透してきました。また、非常時に食べ慣れた味を摂取することで、ストレス軽減にも役立つといわれています。特に子どもは平常時でも食べ慣れたものを好む傾向にあるので、被災時に食べたことのない非常食だけだと食が進まない可能性があります。そのためにも、普段から食べているお米、パスタソース、お菓子、 飲み物などを備蓄するよう心掛けています。収納は玄関にあるコートクローゼットを食品庫として使っており、食材、カセットコンロ、カセットボンベなどを収めています。食材、カセットコンロ、カセットボンベを収納したコートクローゼットこれであれば、ライフラインが寸断された場合でも、水、米、カセットコンロ、カセットボンベ、そして缶詰やレトルト食材があれば食事が用意できます。ビニール袋で炊くご飯も一度作っておくとご自身の好みの水加減がわかり、災害時にスムーズに作れます。最近は、今まで以上に防災に対する意識を持つ必要性が高くなってきています。今回、ご紹介したものはすぐに簡単にできるものですので、ぜひ試してみてください。
2018年09月15日一本木 / PIXTA(ピクスタ)災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ平常時に、事前に震災などの自然災害に備えておくことが大切です。今回は、被災経験しから分かった災害に対する事前の準備や心得、おすすめ防災グッズ、住まいの防災対策など、今見直したいポイントや準備できる事前の防災対策まで、役立つ記事を特集します。■ 経験者が語る!震災から分かった準備と心得近年、日本全国で自然災害による被害が相次いでいます。被災者になったからこそわかる、実体験から得た事前準備の大切さと心得がありました。震度7の「北海道地震」の大停電で体験したオール電化生活の落とし穴2018年9月6日の午前3時過ぎ。スマホの「緊急地震速報アラーム」と同時に襲った「激しい揺れ」、最大震度7の北海道地震。それが原因で約40時間にわたり電気が使えない生活を強いられることに。震災直後に書き綴った、事前準備と大切な心得防災リュックより先に!熊本地震経験者が教える見直してほしいポイント7つ大きな地震の後は、防災意識が高まります。でも、「とりあえず防災リュック!」と思っていませんか?もちろん、防災リュックはあったほうがいいですが、まず第一は命を守ること!熊本地震で経験!防災リュックよりもまず第一は命を守ること!《関連記事》>【注目記事】大阪地震でも食器が割れなかった!その理由って?>熊本地震経験者が教える7つの防災ポイント>西日本豪雨にも関係が? 自然災害対策には先人の「言伝え」が効果あり!■ 震災後に困ったこと、防災意識や対策などアンケートから見る災害実態被災後に聞いた、防災意識や対策などアンケート結果を解説。経験からの気づきが参考になります。被災者に聞いた震災直後に「本当に困った事」実際に震災を経験した人に「震災直後に困った事」について、アンケート調査を行いました。最も多かった答えは、日常生活で欠かせない「水」を手に入れる事でした。こちらの記事のアンケート結果では、日頃の備えの参考になることばかりです。震災直後に困ったこと、参考にしたいアンケート調査《関連記事》>【注目記事】大地震、台風…。防災への意識は地域・世代でこんなに違った!■ 事前防災、家と住まいの防災対策情報まとめ事前防災、家と住まいの防災対策情報まとめいつ起こるかわからない、地震や水害などの自然災害。この機会に、一度自分の住まいの防災に対する備えを再点検してみましょう。自分でできる住まいの防災に関するお役立ち記事をまとめてご紹介します!今再確認!自分でできる防災対策《関連記事》>【注目記事】超大型の台風が次々来襲!暴風雨で被害に遭いやすい住宅設備3つ■ 今見直して事前準備が大切!防災グッズ事前の準備が肝心!今からできる防災グッズおすすめ5選防災グッズを準備したいけれど、実際、自分に必要なもの、どんなものを用意すればいいのでしょうか?そんな人に向けて、マストでおすすめしたい防災グッズをご紹介いたします。事前の準備が肝心!防災グッズおすすめ5選非常食は「自宅用」「避難用」に分類!一人暮らしの防災対策震災経験者を含めた一人暮らしの友人が実践している、知恵やオススメ防災グッズをご紹介していきます。今実践!一人暮らしの防災対策《関連記事》>【注目記事】アウトドアグッズだけで構成した防災セット、「ライフライン・サポートパック」>非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2>我が家が400個の簡易トイレを備蓄する理由。試してわかったベストな「防災備蓄」とは?>【注目記事】カセットガスストーブは都市向き!非常用品の選び方>備蓄保管場所〜自宅避難用の非常食と水・日用品はクローゼットに置くが正解!の理由■ 震災時にどうする?ペットの防災対策防災グッズは何が必要か、心掛けておくことはあるかなど、いざという時に困らないように、日頃からペットの防災について考えておきましょう。災害時に愛犬、愛猫はどうする?ペットの防災対策ですべきこと4つ環境省が発行している「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、避難所への”ペットの同行避難”を推奨しています。それももとに避難時に役立つ普段からの備えやトレーニングなど、今から役に立つポイントを紹介します。ペットの防災対策ですべきこと4つ《関連記事》>犬、猫、ウサギ、小鳥。「ペット種類別」飼い主がやるべき災害対策>災害時の猫用キャリーバッグは「リュック型」がベスト>【注目記事】連れて行けない避難所がある!? 「ペット」のもしもの時の備えを考える>愛犬の介護用品や防災アイテムにも!? オシャレ「犬用靴下」が新登場■ 建物の地震・震災対策「強い」ってどんな住まい?東京駅にも導入!マンション地震対策の最新兵器「免震構造」って?地震の多い日本において、地震に対する備えは日々進化しており、被害の軽減に絶大な効果を発揮してきました。最近になって増え始めた建物の「免震構造」についてのお話です。最新!地震の揺れを建物に伝えない免震構造とは?>【注目記事】地震に強いマンションはこう選ぶ!不動産業界19年の経験でわかったこと>地震・災害に強い家の3つの条件【スパルタ!?な工務店】>免震、耐震、マンション、一戸建て…地震に強い「家」は、ズバリどれ?>耐震化が100%進めば、首都直下型地震が来ても8割以上死者数が減少する!? 建物の耐震化が必要な理由■ 「もしも」の時の住まいの保険住まいに関する保険の基本や、その保険で補償されるのはどんな場合か、注意するべき点などを解説します。「割高」「火災保険金額の半分まで」でも地震保険が必要な理由万一の災害に備えるためには、建物の強度を上げることやハザードマップを確認することだけではなく、保険への加入やその内容をしっかり把握することも重要です。「もしも」の時の保険と確認ポイント《関連記事》>マンション管理組合役員は必見!共用部の地震保険への加入はアリ?ナシ?>あなたの地域は上がる?下がる?地震保険改定で地域によって料金が違うって本当!?保存保存
2018年09月12日今年は例年に比べて自然災害が多く、防災について真剣に考え、向き合うシーンが増えました。「いつかやろう」と思いながらも、そのタイミングをはかりかねることも多いですが、是非この機会にご家庭でも防災グッズの見直しや点検を行いませんか?ライフスタイルや、家族構成によってその内容は異なってきますが、今回ご紹介したいのは人気のインスタグラマー、Tammy(@t_ammy) さんの防災の備え方。丁寧な暮らしで人気のTammyさんですが、今回防災の備蓄品を刷新されたとのこと。見直したポイント、備えについての考え方を教えて頂きました。自分のライフスタイルにあった備えをすることが大切1995年に起こった阪神大震災を経験されたTammyさん。そこから災害への備蓄品を強く意識されているようです。「防災グッズは阪神大震災あたりよりきちんと揃えています。でも...暮らしの場所が変わったり、子供たちが成長したり、幸いにも揃えたものを使うことなく消費期限が過ぎて行くので、住む場所 家族年齢など生活環境で防災グッズも変わってきて中身は見直す事が必要になります。今は わが家は夫婦二人暮らし。海辺ですが高層階なので万が一のことが起こっても、マンションに異常が見られない限り、家でいることの方がきっと安全だという前提で、ライフラインのストップした家の中で暮らす事を主としつつも、避難することも想定に備えています」今までは家の中に何かしら食べるものがあると想定して、水しかストックされていなかったというTammyさん。今回全く欠いていたという備蓄食を揃えられました。Tammyさんが選んだのは「いつでもおいしい!どこでもおいしい!」をコンセプトに、味にもパッケージにもこだわった新しい備蓄食#IZAMESHI水だけで作れるごはんや、開けてそのまますぐに食べられるおかずなど、便利なだけでなく味も満足できる長期保存食です。⇒ 新感覚保存食「IZAMESHI」 また一般的な市販の水の賞味期限は、製造から1年から2年ほど。IZAMESHIの水は天然弱アルカリイオン水でありながら、長期保存が叶う「7年保存水500ml」。水はケースで備蓄しておきたいですが、賞味期限を当面気にしなくていいのは安心ですね。⇒ IZAMESHIいざという時の必需品7年保存水500ml24本セット ⇒ IZAMESHIいざという時の必需品7年保存水2L6本セット スマホの充電対応は?今の時代にあわせた見直しを市販の防災セットは自分に必要ないものが入っていたり、一見便利なようでかゆいところに手が届かないことも。自身で揃える場合、やはり手間はかかりますが、実際防災用品が必要となった場合の心強さは違います。見直しの度に、継ぎ足し方式で中身を見直しているTammyさん。使わなくなったスーツケースを使用しています。「万が一 点火しないと困るので、チャッカマンはメーカー違うもの二種類を。サウナスーツは真冬の寒さしのぎに...。歯ブラシには歯磨き粉ついたもの。」「今の時代一番真っ先に必要とするものは、やはりスマホの充電を確保すること。防災ラジオには手廻しの充電機能付きやソーラータイプもありますが、持っているスマホへの充電ソケットが自分のスマホに対応しているか確認が必要です。android→iPhone にしたので今回変更しました。」大変な時だからこそ、気分があがる小さな工夫と余裕を災害時は気持ちにも余裕がなくなるもの。そんな時だからこそ、ちょっとした余裕を持つことは大切です。Tammyさんは今回、それまで普通のジッパーバッグを、ちょっと気分があがるものに入れ替えたそうです。心身ともに大変になるからこそ、余裕のある時に小さな工夫を凝らすのは素敵なアイデアですね。⇒ ジッパーバッグB5(15枚入り)「ストックホルム」 「そんなこんな見直しして詰め込んで、わが家の防災グッズ置き場は玄関横ドア開けた部屋のここ。DEAN&DELUCAのバッグは愛犬の防災グッズです」気になる愛犬用のグッズは、・折りたたみの器とフード・ペットのシートマンションで缶詰になる場合を想定すると、室内犬用にペットシートをストックしておくのは大切。これもライフスタイルにあわせた備蓄といえますね。またいざという時のために、大切な人とルールを決めることも忘れずに。安全な場所を知り、備え行動することが大切だとTammyさんはおっしゃいます。これを期に、家族で自分たちの避難場所、いざという時の連絡方法を見直し、再確認しておきましょう。揃えたもの、使わなくてそれでよし!と笑える気持ちを大切に時間やお金をかけて揃えても、使わずに終わっちゃう。そう考えると、なかなか備蓄品と向き合う気分になれないことも。「揃えたもの使わなくて結構!それでよし!この揃える時間、家族を思う、大切な命を守る作業でした。こんなに揃えっちゃってさぁ〜なんて笑い話で時間が過ぎていきますように!!」Tammyさんはそんな気持ちが大切と締めくくります。「今年も使わなかったね、よかったね」という基本の気持ちを忘れがちになってしまう防災の備え。笑える気持ちが何より大切です。9月1日は防災の日。気持ちも荷物もリセットする大切な月。いざに備えて備蓄品とルールを見直しましょう。⇒ イザメシ&長期保存のデニッシュ感など、防災特集はこちら ⇒ 一番人気の3日分セット、10日20時より僅少再入荷です。 = 文:大西佳葉 = ■食のはなし ■暮らしのはなし 【ご紹介したアイテム】 「いつでもおいしい!どこでもおいしい!」をコンセプトに、味にもパッケージにもこだわった新しい備蓄食「IZAMESHI」。 「IZA(イザ)」という言葉には、非常時だけでなく風邪を引いて出かけられない時など、日常のいざという時という意味も込められています。
2018年09月10日先日、9月4日に超大型の台風21号が西日本に上陸し、関西で甚大な被害を出しました。その翌日5日の深夜、北海道で震度7の大地震が発生し、多数の行方不明者を出しています。今年は6月の大阪府北部地震、7月の西日本豪雨など多くの自然災害が発生し、皆さんの中にも地震や台風、豪雨などの自然災害は、“想定外のこと”が起こると覚悟し、これらへの備えはアップデートしていくことが必要だと思っている人もたくさんいるかと思います。ところで、防災に対する意識や対策は、地域や世代によって”差”があることはご存じでしょうか?今回は、そんな「防災意識や対策」についてのお話です。■ 最も身近な脅威1位はやはり「地震」「株式会社プラネット」が実施した、防災対策をテーマにした意識調査によると、”最も身近で備えが必要だと思う災害”の第1位はやはり「地震」が76.7%。地震大国と呼ばれる日本、備えを必要と感じている人は4人に3人以上という結果です。一本木 / PIXTA(ピクスタ)次いで、2位「台風」11.9%、3位「豪雨・洪水」4.6%、4位「豪雪」1.6%、5位「津波」1.4%、6位「土砂災害」0.9%と続きました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)■ 地震、豪雨、豪雪…。備えが必要と感じる災害には地域差が!このアンケートをエリア別に見てみると、「地震」を身近な脅威とする意識が最も高かったのは、「関東」の86.6%。次いで「近畿」の76.9%、「東海」75.6%の順となりました。hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)30年以上の発生確率が70%以上と言われている南海トラフ地震や、首都直下地震への懸念、また、今年6月に発生した大阪府北部地震などに関連するエリアが上位に挙がっています。一方、地震を脅威と感じる割合が最も低かったのは「九州・沖縄」の41.6%。九州地方は2016年に熊本地震で甚大な被害を受けていますが、台風や豪雨などの災害も多く、また「沖縄」も含まれるため、このような結果となったようです。「中国地方」は、「豪雨・洪水」が全エリア中で最も高く、8.8%。gengorou_h / PIXTA(ピクスタ)中国地方は特に、今年7月の西日本豪雨災害の被害が大きく、土砂災害や河川の氾濫時に対する対策強化も急務であると痛感させられました。「豪雪」に関しては「北陸」18.2%、「東北」10.8%、「北海道」10.6%、「甲信越」4.8%であり、その他のエリアは0%〜1%台と低く、限定的なものであることが分かります。Anesthesia / PIXTA(ピクスタ)■ 防災グッズを備蓄している人は5割以下!若年層ほど備蓄していない災害時に備えて、自宅で防災用品や生活必需品を備蓄している人の割合はどのくらいなのでしょうか?「備蓄していない」52.4%、「備蓄している」47.6%という結果でした。@yume / PIXTA(ピクスタ)「備蓄している」人は半数に満たない結果となり、2016年に実施したアンケートと比較するとわずか2.6%しか増加していないようです。また、災害時用に備蓄しているものを年代別にみてみると、若年層と中高齢層での数値の開きが大きい防災用品が目立ちます。例えば「ランタン・懐中電灯・ローソク」は、最も数値が高かったのが70代以上男性の81.9%であるのに対し、最も低い30代男性の41.2%とは40.7もの差がありました。hungryworks / PIXTA(ピクスタ)”年の功”なのでしょうか、災害に遭っていなくとも、災害を見聞きしている中高齢層は、防災や備蓄への意識が高く、「ラジオ」「軍手」などを備えている割合が、若年層より高くなっています。みつき / PIXTA(ピクスタ)ラジオ、軍手、ランタンなど日常生活であまり馴染みのない若年層は災害時に使うシーンが想像しにくいとも考えられ、防災備蓄は世代格差が広がっている実態が明らかとなりました。demeter / PIXTA(ピクスタ)■ 災害時の安否確認「LINE」が第3位に!災害時の安否確認の手段としてのアンケートを見てみると、1位は「携帯電話の通話」72.9%、2位「メール」45.3%、3位「LINE」29.0%という結果になりました。筆者は広島県在住であり、今年7月の西日本豪雨災害の時は、専らLINEを利用しての安否確認をしていました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)手軽で、一度に多くの人に連絡できることからメリットも多かったのですが、逆にデマが流れるとその拡散をストップすることは非常に難しい、と痛感させられました。また、どの道路が寸断されているのか、避難所の情報などを調べる際は、市役所が発信する情報よりも「Twitter」などのSNSの方がスピード感があり、うまく活用すれば命を救うこともできると感じました。しかしSNSやLINEなどはスマートフォンを日常的に扱う世代に限定されます。これら通信手段の違いは情報格差として今後対策していかなければなりません。いかがでしたか?世代によって、防災への備え・意識・対策は違います。備蓄、情報力など”自分にとって足りない備え”は何か考え、今できることを準備されてみてはいかがでしょうか?【参考】※<防災対策に関する意識調査>災害が起きたら…女性は3割がトイレ、1割がペットを心配
2018年09月08日近年、日本全国での災害が相次いでいます。今回は、事前に準備しておきたい防災グッズについて。防災グッズを準備したいけれど、実際、自分にとって必要なもの、どんなものを用意すればいいのでしょうか?今からチェックしたいポイントや防災グッズのアレコレについて、これまでの記事の中から関連記事5本をまとめてお届けします!■ 1・車に積んで置ける「防災安心セット」いざというとき防災グッズを家の中から持ち出すのは大変です。車に積んでおくのがいいという意見も。「防災安心セット 水・食料7年車載用」は、水と食料、簡易トイレ、マスク、ホイッスルなどの必需品が、鞄サイズの箱にコンパクトにまとめられています。水と食料の賞味期限は7年。車に積んでおくだけで安心感が違いますよ!車にも設置、最低必要な「防災安心セット」■ 2・とってもスリム!A4ファイルサイズの「防災セット」コンパクトと言えば、こちらの防災セットもおすすめ。本棚や隙間に収納できるA4ファイルサイズの防災セットで、オフィスや避難先での1日分の滞在を支援する「災害備蓄セット」と、避難先からの帰宅時に使うことを想定した「災害帰宅セット」の2種類があります。短期間の間の備蓄「災害備蓄セット」「災害帰宅セット」■ 3・簡単に使いこなせない「防災セット」がなぜ注目されるのか被災すると便利さとは程遠い環境に身をおくことになります。そのとき本当に必要となるのは、使いやすさ重視の受動型の防災セットではなく、行動力を高めるような能動型の防災セットなのかもしれません。目からウロコの視点で作られた防災セットは、見た目、内容ともにクールでカッコく、普段から使い込みたくなるようなアイテムが詰まっています。受動型防災セット「ライフライン・サポートパック(LIFELINE SUPPORT PACA)」■ 4・機能性抜群!災害ボランティア用ブーツ女性防災ボランティアの声から生まれたのが、災害ボランティア用ブーツです。普段はレインブーツとして使えるようにカラーやデザインにこだわっています。釘などを踏み抜かないように靴底に鉄板が入っており、完全防水仕様。折りたたむこともできるので、持ち運びも楽々です。折りたためる災害ボランティア用ブーツ■ 5・普段使いに兼用できる防災グッズ5つ長期間、物置きで防災グッズを眠らせていたら、いざ使おうとしたとき劣化して使い物にならなくなっているおそれもあります。普段使いと兼用できる防災グッズをそろえておけば、そうしたリスクをなくすことができます。こちらの記事では、非常時だけでなく日常でも使える5つのアイテムをご紹介しています。普段遣いにもOK!兼用防災グッズ5つ
2018年09月08日9月4日は超大型の台風21号が来襲して関西を中心に甚大な被害が生じ、6日の未明には震度7の地震が北海道で発生し、いまだに行方不明者がいます。ここ最近、地震や台風、大雨等で避難指示が出たりするなど、日常的に災害が起きているように感じます。ペットと暮らしている方は、災害時のペットの対処についても考えておかないといけません。知識を得て、人間のために備えるのと同時に、ペットの対策もしておきたいですね。全体的なことは以前、「災害時に愛犬、愛猫はどうする?ペットの防災対策ですべきこと4つ」の記事でも取り上げられていましたが、今回は代表的なペットの種類別にまとめてみました。大前提として、動物が怖い人、嫌いな人、アレルギー等がある人も当然いますので、避難場所での対応にはくれぐれも注意しましょう。■ 犬を飼っている人が災害時に対処したいこと3つ1.日頃の訓練どの動物も、日頃の訓練が大切です。ただし、犬の場合は次の点を特に意識しておきましょう。特に、無駄吠えと噛み付き防止の訓練は必須です。知らない場所で不安になってしまう子も多いので、日頃からしっかり、しつけておきたいところです。また、きちんと飼い主の指示に従うようにしつけておきましょう。普段から飼い主にあまり従わない子は、非常時にも従ってくれません。おすわり、伏せ、止まれ、あたりはしっかりできるようにしつけましょう。2.大型犬と小型犬では対応が大きく違う大型犬と小型犬では対応が大きく異なります。それぞれの対応を検討しておきましょう。小型犬はキャリーバッグなどに入れておくことができますが、大型犬は避難所の外などにリードなどでつないでおくか、自動車などに乗せることになるかと思います。しかし力も強く、飼い主以外には威圧感も与えかねない大型犬は、特に日頃のしつけが重要です。小型犬は大型犬に比べて寒さや暑さに弱いので、避難所での待機場所に注意をしなければならないなど、避難場所を想定して対処を検討しておく必要がありそうです。また犬種によっても性格はずいぶん違いますので、それぞれの犬種に合った避難方法を事前に検討しておきましょう。3. 犬の避難場所での注意点、ポイントなど避難所によって、気温、湿度などの環境や人の多さは異なりますので、特に大型犬を待機させておく場所などは注意しましょう。とんとん / PIXTA(ピクスタ)犬が苦手な人もおられますので、なるべく人にプレッシャーを与えない、また犬にとってもなるべく静かにいられる場所を探すことを心がけましょう。トイレの場所も、確認が重要です。安全と清潔を確保できるよう、気を配りたいですね。aijiro / PIXTA(ピクスタ)小型犬も大型犬も、ずっと同じ場所に居続けるのは苦痛です。お散歩などに連れ出して気分転換をさせてあげましょう。ただし、あくまでも集団避難生活をしていることを忘れずに、なるべく人に触れない場所を確保したいところです。■ 猫を飼っている人が災害時に対処したいこと2つペットでも犬と猫では大違いです。家にいると落ち着く性質の猫を避難させることを想定し、人を怖がる猫の場合は特に注意しましょう。1.日頃の訓練日頃の訓練も、犬とは大きく違います。キャリーバッグにも日頃から入る訓練をしておきましょう。トイレも、日頃のトイレ以外してくれないと、避難時は大変です。別な場所でもトイレができるよう、しつけておきたいところです。2.猫の避難所での注意点、ポイントなど猫は逃げてしまうと探すのも大変になります。特に家ではない場所に連れて行って迷子になると、帰ってこられるかとても心配ですね。避難所に行く前に、首輪に迷子札を付けておきましょう。また、できれば首輪にはリードを付けて、外さないようにしておくのが安心です。Fuchsia / PIXTA(ピクスタ)ご飯やトイレなどで外に出したら走って行ってしまったなどといったことにならないように、事前に対策を立てておきましょう。また、威嚇やひっかくなどのトラブルもあるかもしれませんので、キャリーバッグからはなるべく出さず、気分転換をさせてあげる時はリード等でしっかり管理をしておきましょう。Graphs / PIXTA(ピクスタ)■ うさぎ、鳥などの小動物を飼っている人が災害時に対処したいこと2つ犬や猫とはこれまた大違いです。動物の特性を考えた避難計画を立てておきましょう。1.避難計画を事前に練っておく騒音が嫌いな種、暑さや寒さに弱い種、どうしても声を出してしまう種など様々です。避難生活はどうしてもストレスになりがちで、普段とは違った行動を見せる子もいると思いますので、その子に合った避難方法を事前に考えておくことが何より大切です。また、掃除や餌やり等の隙に逃げられたりしないように、十分に注意しておく必要があります。その辺りの対策も、事前に練っておきましょう。2.小動物ならではの避難グッズを日頃から準備しておく災害時には、電気が使えないことも多いです。heinteh / PIXTA(ピクスタ)寒さに弱い子には「カイロ」や「毛布」を用意しておくなど、災害がいつ起きても大丈夫なように準備しておきたいですね。音に弱い子は、キャリーバッグを二重にするなどの対策も検討しておきましょう。■ つい忘れがち!ペットのために必須な防災グッズ3つ1.ビニール袋とトイレットペーパーご飯等に意識が行きがちでつい忘れてしまうトイレ対策に必須です。他のゴミ処理にも使えるので必ず用意しましょう。2.使い捨てカイロ被災時期が暖かい時期とは限りません。また急に冷えることもあるので、使い捨てカイロは複数必ず準備しておきましょう。3.フリースブランケット100均などでも小さめのフリースブランケットを売っています。バスタオルより温かいので、冬場の避難の際の体温キープに。キャリーバッグにかければ防音にもなり、ペットの安心に繋がります。■ ペットのために絶対にオススメの便利グッズ3つ1.折りたためるペット皿場所をとらず、お水やご飯をあげるのに便利です。100均でも売っています。2.折りたためるキャリーバッグ多頭飼いや大きなバッグが持ち込めない場所、カート代わり等のサブバッグに最適です。日頃は畳んでおくと場所を取らないので、とても便利です。3.ペットライト暗い中でもペットの位置がわかって安心ですし、他の人にもペットがいることを知らせることができます。最近は100均でも売っていますので、揃えておいてはいかがでしょうか。いかがでしたか?ペットも大切な家族です。人間と同様に災害対策を万全にしておきたいですね。※掲載している商品名は2018年9月時点の内容です。【参考】※環境省災害時におけるペットの救護対策ガイドライン
2018年09月07日おうちに愛犬を飼っているみなさん、ワンちゃんの防災対策はしっかりとできていますか?災害時に用意しておきたい、水飲み用の持ち運べるボトルやエチケット袋などが入った《スペシャルオータムボックス》が、〔こいぬすてっぷ〕より発売されました。販売期間は2018年9月1日(土)~10月31日(水)までの秋季限定!自宅用はもちろん、愛犬家のあの人へのギフトとしてもおすすめです♡〔こいぬすてっぷ〕って?全年齢、全犬種向けのギフトボックスが発売!業界唯一となる“獣医師監修”のもと、子犬の月齢に合わせた育て方本や厳選グッズのお届けサービスを展開する〔こいぬすてっぷ〕。2018年夏には、全年齢と全犬種に向けた夏季限定のギフトボックスが販売され話題となりました♪今回、秋季限定で販売されるのはその第二弾!中身は“愛犬の防災”をテーマにセレクトされたグッズで、災害時の備えとして常備しておきたいラインアップです。サイズは全部で3種類!愛犬の体重にあわせて選ぼう♪※画像はMサイズのセット内容販売期間:2018年9月1日(土)~10月31日(水)価格:3,980円(税込)ワンちゃんのサイズにあわせて、3つのサイズから選ぶことができます。詳しいセット内容は、こちらを参考にしてみてくださいね♪<全サイズ共通>●ループ・ステンレスボトル●ループ・ディスペンサー●わんこのUNCO●犬用パンケーキミックス●防災対策情報誌<各サイズ別(S、M、Lサイズ)>●それぞれの犬種にあわせたオモチャ各2点<先着100名限定※なくなり次第終了>●ペット用飲料水《アクアプーラ500ml》==========================<サイズの目安>Sサイズ:犬の体重5kg以下Mサイズ:同5~10kgLサイズ:同10kg以上さっそく中身をチェック!水の持ち運びに便利な《ループ・ステンレスボトル》カラビナ付きのキャップ部分が水飲みボウルになる、ステンレス製のボトルです。全部で8色あるというこちら、何色が届くかは開けてみてのお楽しみなのだそう♪今回入っていたのはオレンジでした!あざやかな色合いがハロウィンっぽいですね♡開けてみた図♡手になじむ持ちやすいフォルムが◎エチケット袋もスマートに♪《ループ・ディスペンサー》お散歩には必須の犬用マナー袋をコンパクトに携帯できるアイテム。グリーンティーの香りが付いたマナー袋がセットされているので、開けてすぐに使うことができますよ♪こちらもカラビナ付きで持ち運びに便利!防災用持ち出しリュックに付けておいてもいいですね。マナー袋を広げてみました!500mlペットボトルくらいの幅があります。気になるあの匂い対策に!《わんこのUNCO》やや衝撃的な商品名のこちらは、ワンちゃんの排泄物の匂いを抑えてくれる消臭剤。他の人と一緒に避難しなければならない防災時や、おでかけの際の車内など、匂いの気になるシーンで大いに役立ってくれそうです!天然木材成分を使用した薬剤は、そのまま土に還るので環境への配慮も◎もちもち米粉♡《犬用パンケーキミックスパンプキン》長崎県産の米粉とかぼちゃ粉末を使った、こだわりのパンケーキミックス。小麦アレルギーのあるワンちゃんも安心して食べることができます。グルテンフリー製法で作られており、もちもちとした食管がポイントなのだとか♡愛犬と一緒に過ごすおやつタイムは至福の瞬間ですよね♪避難するときに気を付けることは?普段から準備しておきたいことなどをまとめた《防災対策情報誌》同梱される《防災対策情報誌》には、愛犬との災害時に覚えておきたい避難所での過ごし方や、日ごろから実践しておきたいトレーニングなど、知っておくと役立つ情報がA4サイズの用紙両面にまとめられています。かさばらないので、小さく折りたたんでバッグの中に入れておくのもいいですね。ちなみに、ペット栄養管理士による、先ほどのパンケーキミックスを使った絶品レシピも紹介されていますよ♡キュートでポップなハロウィン風♡犬用オモチャ(Mサイズ)なんともいえない表情がキュートなこちらは、Mサイズに入っている犬用オモチャ♪左の《エージェントG》はピラミッド型のフォルムで、くわえて遊ぶのにピッタリ。右の《ハロウィンタマゴパンプキン》は、くわえると空気が抜けて、子どものピヨピヨ鳴る靴のようなかわいらしい音が鳴ります♡(笑)先着100名限定!《アクアプーラ》がもらえる♡販売期間中に購入した先着100名限定で、なんとペット用の飲料水《アクアプーラ(500ml)》がもらえます♡このまま防災用に備蓄できるのもいいですね。なくなり次第終了になるので、気になる方はお早めにゲットしてください♪まとめ〔こいぬすてっぷ〕から、期間限定で販売される《スペシャルオータムボックス》をご紹介しました♡9月1日は防災の日でしたが、ペットの防災対策までは意外と見直せていないという方もまだまだ多いようです(※)。そういえば考えられていなかった、という方は今からでも、ぜひおうちの防災グッズを見直してみてはいかがでしょうか?普段使いもできる防災グッズが詰まった《スペシャルオータムボックス》は、大切な愛犬や、お世話になった愛犬家の方に贈るギフトとしてもおすすめです♪※〔こいぬすてっぷ〕調べ
2018年09月07日筆者がお客様に収納でお困りのことを聞くと「防災グッズの置き場所」について聞かれることがあります。災害時の備えとして防災グッズを用意することは一般的になりました。防災グッズといっても、セットになっているものを購入されている方、水や缶詰などバラバラに準備されている方、あるいは屋外の物置に置かれている方など様々です。多くはキッチンに食料品、その他を玄関収納やお部屋のクローゼットなどにまとめて置かれている方が多いのですが、多くの方にとって収納は十分ではないと感じていますし、持ち出しやすい=目立ちやすいからといって、玄関などに置くと雑然としてしまいますよね。筆者も当初は正解がわかりませんでしたが、ヒアリングを重ねるうちに少しずつ答えが見えてきました。というわけで今回は防災グッズをどこに置けばいいのかについて、ご紹介いたします。■ 「防災グッズの設置場所」はどこにするのが一番正解?防災の専門家に伺ってみたところ、住環境や生活者の属性、生活パターンなどで異なるため、すべての住居に当てはまる正解はないものの、以下の点を考慮すべきと意見をいただきました。建物が倒壊してライフラインが断たれるような規模の災害では、まず避難することが大切建物が崩れる場合は、1階部分が潰れることが多い建物の南側は窓が多いことが多く、構造的に弱くなるため、南側に向かって潰れることが多いこの他に、海や川の近くだったり、周辺の土地より低くなっている環境では水害も考慮するなどが必要です。しかし多くの場合、家の西側または東側の、家から少し離れた倉庫などに水や食料などを保管すると良いように思いえます。あひる / PIXTA(ピクスタ)■ 災害時でも困らない!現実的な「防災グッズの設置場所」とは?しかし、都合よく空いているスペースがあったり、倉庫があるとは限りませんよね。そこで、上記を踏まえて現実的な設置場所を考えて見ましょう。まず避難が必要となるような災害の場合は、安全な場所に一刻も早く移動することが最優先です。そのため、避難する際に持っていく荷物は最小限にとどめます。災害発生直後には、避難するためだけの荷物を持つようにします。例えば懐中電灯やヘルメット、防寒具、消毒薬、小銭などです。これに必要な方は薬も必要になります。TATSU / PIXTA(ピクスタ)これらの最低限必要なものは玄関や寝室に置いておきます。特に寝室には避難用の靴やスリッパも置いておくと良いですね。よく言われる家族3日分の水や食料は、ご自身やご家族の身の安全を確保した後に安全に取りに行けるところに置くのが最良です。dorry / PIXTA(ピクスタ)次に避難後に必要となる食料や生活用品ですが、これらはかさばるので玄関などの屋内に置き切れない、置きたくない方は「屋外用の収納ボックス」が有効です。kitakado / PIXTA(ピクスタ)車をお持ちで余裕があれば積んでおいたり、あるいは「駐車スペースの隙間」に置くなどしましょう。ABC / PIXTA(ピクスタ)車がなければ南側を避けて「屋外の家沿い」に設置することも良いでしょう。HAKU / PIXTA(ピクスタ)ちなみに専門用品を購入するのはすごく割高になるので、避けたほうがいいでしょう。例えば簡易トイレは10回分で3,000円など、家族分を揃えようとすると、すぐに万単位になってしまいます。トイレであれば大人用オムツとビニール袋で代用するなどで十分かもしれません。いかがでしたか?これからは、いつでも防災に対する意識を高めていかなくてはいけません。もしもの備えは、無理せずストレスにならない準備ができるとよいですね。
2018年09月03日いつ起こるかわからない、地震や水害などの自然災害。この機会に、一度自分の住まいの防災に対する備えを再点検してみましょう。以下4つの項目別に、自分でできる住まいの防災に関するお役立ち記事を9本まとめてご紹介します!■ 1.自分でできる備えハザードマップ災害と一口に言っても、洪水、津波、土砂災害などさまざまなものがあります。自分の住む場所ではどんな災害のリスクが高いのかを知るには、ハザードマップがその手立てとなります。こちらの記事ではインターネットで見られるハザードマップの使い方を詳しく説明しています。ハザードマップで住まいの被害想定を一度は確認!子どもへの防災教育Graphs / PIXTA(ピクスタ)災害発生時に鳴り響く警報音。この「音」であるJアラートは、危険察知や避難の重要な道しるべとなります。しかし、子どもがその意味を正しく理解しているとは限りません。抜け落ちがちな子どもへの防災教育について、はっと気づかされる記事です。できていますか?子どもへの防災教育■ 2.家を守る震災対策(土地・耐震化)無料でできる!災害に強い土地、弱い土地かを調べる方法hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)災害から身を守るためには、自分が住む土地の地形や地質を知っておくことも大切です。無料で誰でもできる「災害に強い土地を調べる方法」を今すぐチェックしておきましょう!今居る土地は大丈夫?無料でチェック「災害に強い土地か弱い土地かを調べる方法」耐震化でリスクを激減!本当に耐震が必要理由カワグチツトム / PIXTA(ピクスタ)地震の被害の多くは、老朽化した建物の倒壊で起きています。耐震基準は1981年で変更されており、旧耐震基準の建物に住んでいる人は要注意。なぜ今、建物の耐震化が必要なのか?その理由に迫ります。旧耐震基準の建物に住んでいる人は一度は確認を!家の耐震化で使える公的支援制度bee / PIXTA(ピクスタ)家を耐震化するには高額な費用がかかるため、なかなか決断しにくいものです。しかし、国や自治体の補助金制度や税の優遇制度を使うと、耐震化工事のコストを削減することができます。こちらの記事では、公的支援制度の利用条件や利用方法について詳しくお伝えしています。知っておこう!国や自治体の補助金制度や税の優遇制度■ 3.マンションの耐震地震に強いマンションはこう選ぶマンションの耐震性能を知るには、「耐震等級」を調べてみることです。等級は1から3までで、数が多いほど高い強度を示します。地震に強いマンションの形やチェックすべきポイントなど、地震に強いマンションの選び方をご紹介します。マンション探しの前に、地震に強いマンションの選び方マンションの耐震についての真実ABC / PIXTA(ピクスタ)マンションの耐震について、正しく理解している人は案外少ないのかもしれません。マンション管理のプロが教える、マンションの耐震基準&耐震等級の真実とは?プロが伝授!マンションの耐震基準&耐震等級の真実マンションは災害時、ココが危険!@yume / PIXTA(ピクスタ)地震で火災が起こることがありますが、タワーマンションの高層階の部屋は、はしご車が届かない可能性も。マンションでは災害時にどんなリスクがあるのでしょうか。マンションから安全に避難する方法についてもチェックしておきましょう。マンションは災害時、ココが危険!■ 4.ペットの防災災害時に愛犬、愛猫を守るには大切なペットの命を守るには、ペットの防災についても調べておく必要があります。環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」には「ペットの避難トレーニング」「ペット用避難グッズ」など、知っておきたいお役立ち情報がたくさん掲載されています。大切な家族。災害時に愛犬、愛猫を守るには?
2018年09月02日いつ起こるかわからない自然災害。先日の西日本豪雨でも大きな被害が出ましたが、近年は都市部の局地的豪雨も頻発しています。かわいいわが子を守るために、日頃の備えは万全にしておきたいですね。防災グッズは身近なもので代用できることが多いですが、実は「さらし」もそのひとつ。戌の日の安産祈願で腹帯としてもらった人もいるのではないでしょうか? 昔ながらのさらしは、かなり使える防災グッズでもあるんです。■万能アイテム!災害時のさらし活用術防災グッズとしてのさらしの使い道はいろいろありますが、「さらしで子どもをおんぶできる」ことだけでも知っておくと、ママはとても心強いと思います。もちろん使い慣れた市販の抱っこ紐やおんぶ紐があればよいのですが、非常時には手元にないことも多いもの。たとえば、赤ちゃんと外出中に大きな地震があったらベビーカーに乗せたまま避難するのは危険ですし、歩ける子でも余震やはぐれる心配があれば、歩かせるよりおんぶや抱っこのほうが安心。小学生くらいでも割れたガラスで足をケガするなどして、おんぶが必要になることもありえます。また、集中豪雨で道路が冠水したら、小さな子はずぶぬれになったり転んだりしてぐずってしまう可能性大。安全に歩かせるのはなかなか困難です。こうしたとき、さらしをおんぶ紐にできれば、素手でおんぶするよりはるかにラク。両手があくので避難しやすく、大人とぴったりくっつくことで子どもに安心感も生まれます。さらに、災害時にさらしががあると以下のようないろいろな使い方もできます。<さらしの使い道の一例>・止血するための包帯・布おむつ、布ナプキン、下着の替え・手ぬぐい、タオル、雑巾・肩掛けやひざ掛け・高いところから避難するロープ、命綱・暖をとったり、料理をしたりするための燃料■さらしを使ったおんぶの仕方をマスターしよういざというとき、安全にさらしでおんぶするには、正しいおんぶの仕方・おろし方を知り、事前に習得しておくことが大切。非常時に急にやろうとしてもママも焦ってしまうし、赤ちゃんが初めての高さや姿勢にぐずってしまう可能性もあります。書籍『おんぶで整うこころとからだ』の詳しいおんぶの仕方を参考に、ぜひ試してみてください。●おんぶの仕方さらしでおんぶをするよさのひとつが、親と子が同じ目線になれること。背中に背負うときに理想の高さにしておくのがポイントです。さらしをそれぞれの肩にかけるとき、前屈みになりすぎると、赤ちゃんが頭から落下する危険があるので注意。両脇にきたさらしをハの字にきゅーっとしっかり引っ張ると、赤ちゃんがずりずり落ちてくるのを防げます。残ったタレ(端)は結び目のところにかませると、避難のときもジャマになりません。本には、おんぶのおろし方や抱っこの仕方も載っています。さらしは、おんぶだけなら4メートル程度でもOK。抱っこもするなら4.5メートルくらいあると使いやすいそうです。■+αのアイテムでママバッグを防災バッグに!さらしを使ったおんぶの仕方を覚えておけば、近くにさらしがないときも、ワイシャツ、カーディガン、ズボン、ストール、麻紐などで代用することができます。ただ、さらしはかさばらないのもメリットなので、できれば普段使うママバッグに入れておくといいですね。ママバッグの中身は赤ちゃんの月齢や子どもの年齢によって変わってくると思いますが、普段のものに少し+αするだけで子どもの命をつなぐ防災バッグにもできます。ミルクやおやつ、おむつ、着替えなどの定番グッズ、そして前述のさらしに加えて、たとえば次のようなものを加えておくと災害時に役立ちます。・ヘッドライト…災害時は停電することも。おんぶと同じく両手が空くので便利・レインウェア…普段使い用に完全防水防風のよいものを準備・厚手の断熱シート…普段はおむつ替えシートに、いざというときはマットに・ペットシーツ…赤ちゃんから大人まで緊急トイレとして使用可能普段のママバッグをベースにすれば、緊急避難用に新たなバッグを作るよりカンタン。この機会にいつも使っているママバッグの中身をもう一度確認してみませんか。非常時におんぶや抱っこをすることは、避難しやすいだけでなく、子どもを安心させることにもつながります。また、さらしを使った高い位置でのおんぶには、子どもの好奇心を満たしやすいというメリットも。普段の暮らしにも取り入れながら、さらしおんぶを習得してみませんか。参考書籍: 「おんぶで整うこころとからだ」 (駒草出版/1404円税込)日本では遠い昔から脈々と受け継がれてきたおんぶ育児。親と子どもの目線が同じで、赤ちゃんが「安心して世界を見渡せる」ぴったりおんぶの方法とその効果を紹介。ほかにも、おむつなし育児(おむつをつけながらもなるべくおむつ以外のところで排泄させること)を通した「赤ちゃんとの向き合い方」、推拿整体師や助産院院長との「ママの幸せ」についての対談も収録。本書籍の印税は全額未来を担う子どもたちを支援する団体各所に寄付されます。著者:松園亜矢新潟県出身。京都外国語大学卒業。5児の母。長男を妊娠中に乳児と楽しいコミュニケーションがとるおむつなし育児と紐一本でおんぶ、抱っこができることを知り、実践。以降、5人の子どもたちをさらしおんぶとおむつなし育児で育てる。おんぶ仲間を増やしたい思いから、おんぶ講習会を行ったり、周囲の要望を受け「おむつなし育児のお話会」などを実施。※さらしを使ったおんぶ・だっこの仕方は正しい方法で、安全に配慮してお使いください。
2018年09月01日9月1日は「防災の日」。災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ平常時に、事前に震災などの自然災害に備えておくことが大切です。今回は、実際に被災した経験者だからこそ分かる、防災に必要な備えと心得に関する記事を、6本まとめてご紹介します!■ 震度6弱の大阪地震を経験!防災グッズはどこに保管するのが正解?つい先日起こった大阪の地震。震度6弱という大きな揺れを観測し、甚大な被害が出ました。被災したときに役立つのが防災グッズですが、何をどれだけ用意すればいいのでしょうか。CORA / PIXTA(ピクスタ)こちらの記事では、より安価で無理・無駄のない防災グッズの揃え方と緊急時に持ち出しやすい保管場所についても、アドバイスしています。簡単チェック!防災グッズの準備と保管場所《その他の関連記事》>非常食は「自宅用」「避難用」に分類!一人暮らしの防災対策・1>非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2【トノエル防災研究室】>簡単に使いこなせない「防災セット」、いかがですか?■ 大阪地震でも食器が割れなかった!その理由って?地震で食器棚から食器が落ちて割れてしまうと、破片が床に飛び散って大変危険です。しかし、食器棚ではなく引き出し収納に食器をしまっていたところ、食器が飛び出して割れる被害はほとんどなかったのだとか。食器は食器棚にしまうものという思いこみを捨てれば、合理的な安全対策が見えてくるかもしれません。こちらの記事では、食器をしまうのに最適な引き出し収納の高さについても言及しています。ぜひチェックしてみてください!地震に備えて、引き出し収納で食器の破損を防ぐには?■ 熊本地震経験者が教える7つの防災ポイントGraphs / PIXTA(ピクスタ)「防災の備え」イコール「防災リュックを買うこと」というのは思い込みです。防災リュックを用意するよりももっと大切なことは、家の中の棚や家具を総点検することでした!熊本地震を経験したからこそ分かった、「命を守るために今すぐするべきこと7つ」とは一体?防災への意識を変え、盲点を教えてくれる記事です。まず第1に、自身の命を守るためにすべきこと7つ■ 被災者に聞いた震災直後に「本当に困った事」2002 / PIXTA(ピクスタ)実際に震災を経験した人に「震災直後に困ったこと」について、アンケート調査を行いました。最も多かった答えは、日常生活で欠かせない「水」を手に入れることでした。こちらの記事のアンケート結果は、日頃の備えの参考にもなります。ぜひチェックしてみてください!震災直後に困ったこと。事前の備えに参考にしたいアンケート調査■ 看護師が教える非常食の選び方kou / PIXTA(ピクスタ)東日本大震災での経験を持つ看護師が推奨するのは、家族にあった非常食の選び方です。非常食なら何でもいいというわけではありません。病歴や体調、年齢にあったものを選んでおかなくては、非常食を食べて体調不良に陥ってしまう可能性もあります。高齢者や赤ちゃん、血糖値が高い人などにオススメの非常食をお教えします。自分は大丈夫?看護師が推奨する非常食の選び方■ 防災グッズに絶対入れておきたい○○とは?terumin K / PIXTA防災グッズというと、水、食料、毛布、簡易トイレなどが基本です。しかし、被災地の様子を見て回った看護師の筆者は「歯ブラシ」も忘れてはいけないと言います。歯ブラシが重要なその理由とは?また、記事では被災時に歯ブラシがなかったときの対処法についてもお伝えしています。防災グッズには「歯ブラシ」を忘れずに〜その理由とは?《その他の関連記事》>災害時に愛犬、愛猫はどうする?ペットの防災対策ですべきこと4つ
2018年09月01日みなさんは総務省消防庁ホームページの「防災マニュアル」をご存じですか。災害時の備蓄品、持ち出し品リストの他、自分が今いる場所で災害に遭ったときに取るべき行動が載っているので、一読の価値ありです。消防庁の防災マニュアルを踏まえ、さらに自分の暮らしに必要なものを備えておくと安心です。ここでは、筆者が普段から心がけていることや、震災経験者を含めた一人暮らしの友人が実践している知恵やオススメ防災グッズを2回に分けてご紹介します。前回の「食料編」に続いて、今回は「防災グッズ」についてご紹介します。■ 大きめリュックは日常使いと防災用を兼ねると一石二鳥以上?一人暮らしの住居の悩みは「収納スペースの少なさ」です。それを理由に防災リュックを用意しないという方はいませんか。筆者は2~3泊できる登山用ザック(リュック)を所有していますが、収納の少なさから生み出した4つの収納テクを披露します。1.避難用防災グッズを大きな袋にひとまとめしてリュックの中で保管。リュック使用時は防災袋を取り出します。2.リュックの外側ポケットに常に「ミネラルウォーター」を入れておく。災害時の他、旅行の時にも飲めます3.携帯用充電器は常にリュックのポケットに入れて置く。ザックを使うシーン全てに必要なアイテムなので入れ忘れ防止に4.充電器以外にも、ビニール、タオルなど、かさ張らないものは常にザックに入れておく。Nutria / PIXTA(ピクスタ)登山用ザックは丈夫で機能的なので、アウトドア派でなくとも1つあると重宝しますよ。■ 災害でライフラインが止まったら…。水、ガス、電気に替わるものはマスト!一人暮らしの限られた空間でも保存できるライフラインに替わるものをご紹介します。【水】ポリタンクじゃなくてもOK!「2Lペットボトル」で隙間収納使用済の2Lペットボトルに水道水を入れ、洗濯機と冷蔵庫の間に飲用以外の備蓄水として保管しています。きっちりキャップを閉め、横に倒してストックができるので、ベッド下など室内を探せばまだまだ収納スペースはありますよ。【ガス】カセットコンロで調理、お風呂代わりにお湯を沸かして体を清潔に一人暮らしでも災害時用にカセットコンロがあるととても重宝します。筆者は以前からカセットコンロを持っていました。かさ張るため、薄型のIHヒーターに買い替えようと検討したこともありましたが、災害時に役立つため買替えを止めました。カセットコンロでお湯を沸かして体を拭く事もできますし、食品の温めや調理ができます。最新のものは薄型の商品が多いので常備をオススメします。【電気】充電式携帯ラジオ、キャンドルで灯りと情報を普段からラジオ派ということもあり、災害用ラジオを買い換えました。選んだのはラジオにLEDライト、携帯電話の充電可能という商品。約3,000円でした。手巻き充電が間に合わない場合もあるので、乾電池のストックもお忘れなく。併せてアロマキャンドルやマッチ、ライターの備えもオススメです。■ ペット用品も忘れずに!日用品は+αストックが大事トイレットペーパーやラップほか、日用品で予備を持っておきたい忘れがちなものを挙げます。【女性】生理用品、下着用ライナー(おりものシート)、大きめのマスク(被災するとメイクや洗顔がままならないため、あると重宝する)makaron* / PIXTA(ピクスタ)【目の悪い方】コンタクト用品、使い捨てコンタクト、また昔の眼鏡も災害時の予備に保管するのもよいでしょう。kai / PIXTA(ピクスタ)【ペット】エサ、トイレシートや猫砂は1パック多めの常備を習慣付けてください。Drone Studio / PIXTA(ピクスタ)■ 自分の暮らす街を知ること!「災害伝言ダイヤル」「ハザードマップ」も要チェック!自宅周りの公園、学校などの避難所の確認をしている方は多いと思いますが、自治体発行のハザードマップにしっかり目を通すことも必要です。筆者の暮らす街の自治体では「水害ハザードマップ」を発行しています。川が氾濫した場合、被害を受ける可能性のある土地なので、「最低3日間自助努力」をモットーに備えています。Road17 / PIXTA(ピクスタ)また、NTT災害伝言ダイヤル「171」ですが、離れて暮らす家族にも使い方を知ってもらうことが大切です。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)自分や家族の契約している携帯電話会社のホームページを確認し、もしもの時に使い方を戸惑わないよう、印刷したマニュアルを親に渡しておくのも一案です。また、定期的にNTTの災害伝言ダイヤルを体験できる期間がありますので、家族や友人などと体験してみるのもオススメです。いかがでしたか?防災グッズは出番のないことを願うばかりですが、「万が一」という備えは生きていくうえで必要不可欠です。年に1~2回防災グッズをチェックする習慣を身につけていきたいものです。【参考】※総務省消防庁ホームページの「防災マニュアル」
2018年09月01日みなさんのご家庭では非常時に備え、防災グッズを用意していますか?災害大国と言われる日本では、いつどこで災害が起きてもおかしくありません。以前、筆者が住んでいる地域で地震が起きたときは、ママ友と防災グッズの話題で持ち切りに。自分の子どもを守るためにも、防災グッズは必ず用意しておきたいものです。今回は、1歳の子どもがいるわが家の防災グッズを紹介します。何日分の防災グッズを備蓄すべき?水や非常食などの備蓄量は、少なくとも7日間分が必要だと言われています。2018年6月に起きた大阪北部地震でも電気・水道・ガスといったライフラインが停止してしまう被害が起こり、水道は翌日復旧したものの、濁水で飲めない状態が続きました。さらに、ガスは完全復旧するまでに4日を要したようです。ライフラインが復旧するまでの間、生活できるだけの防災グッズを用意しておきましょう。備蓄量は多ければ多いほど安心かもしれませんが、水だけで1人1日3リットルもの量が必要になります。家族分を合わせると膨大な量になってしまうので、わが家では最低量の7日間分を想定した防災グッズを用意しています。オムツ、ベビーフード…月齢に合わせたグッズをオムツが外れていない子どもがいる場合、オムツの備蓄も必要です。7日間分を想定すると、オムツの必要量は最低でも1~2パック。わが家では万が一避難が必要になったときにすぐに持ち出せるように、未開封のオムツパックを防災グッズと同じ場所に置いています。さらに、乳幼児がいる場合は、哺乳瓶とミルクも必要。ミルクは固形かスティックタイプのものが日持ちするのでおすすめです。母乳育児でも念のため、ミルクを備蓄しておくほうがよいでしょう。哺乳瓶は普段から使っているもので構いませんが、いざ災害が起こって避難するときに置き忘れてしまう可能性があります。非常用に新しい哺乳瓶を用意して、防災バッグに入れておくほうがよいでしょう。消毒の必要がない使い捨て哺乳瓶もおすすめです。子どもの月齢によっては、ベビーフードも必要です。ベビーフードは基本的に1年くらいもつので、非常用に買い込んでおきましょう。容器とスプーン付きの商品は割高なものが多いので、わが家では平袋タイプのベビーフードを買って、皿の代わりになる紙コップと使い捨てスプーン・フォークを一緒に用意しています。紙コップは100円ショップで購入。使い捨てスプーンとフォークはスーパーやコンビニでもらったものを集めておきました乾パンが苦手な子どものためにクッキーも非常食はそのまま食べられるレトルト食品を主に備蓄しています。電気やガスが使えないことを想定しておかなければいけないため、加熱せずに食べられるものが必要です。スーパーで売られている市販商品を探しましたが、そのまま食べられるレトルト食品は意外と少ないもの。レトルトパックご飯なども加熱必須の商品が多いので、購入の際は注意してください。わが家ではネットで購入できる「ホリカフーズ」のレスキューフーズを利用しています。「ホリカフーズ」の「レスキューフーズ」。ネットで購入できます非常食と言えば、乾パンを思い浮かべる人も多いでしょう。味は質素ですが、賞味期限が長いことから、筆者の自宅でも大量に備蓄してあります。わが子は乾パンが苦手で食べられないため、代わりに日持ちするクッキーを乾パンと一緒に備蓄しています。乾パンとクッキー。プライベートブランドの商品で安く購入できましたゴム手袋は手を汚さずに調理するために使ったり、ガラス破片などから手を守るために役立つと聞き、購入しました。ウェットティッシュの代用品として備蓄しているのは、万能なおしり拭き。子どものオムツ替えだけでなく、手や体も拭くために3パックほど備蓄しています。必要な防災グッズの一覧については、総務省消防庁のWEBサイト「地震防災マニュアル」でも紹介されています。子どもの成長を見ながら定期的にチェック!わが家ではちょうど子どもが生まれたときに防災グッズを用意したのですが、1年以上経ってから見直してみると、賞味期限切れの非常食や子どもが成長して必要なくなった哺乳瓶、ミルクなどが入っていました。子どもが赤ちゃんのうちは成長スピードが早いため、年に3回は防災グッズの中身を見直すことをおすすめします。サイズオーバーしそうなオムツや賞味期限が近いベビーフードなどは忘れずに使ってしまいましょう。普段はなかなか意識することがなく、忘れてしまいがちなので、カレンダーに書いておくとよいかもしれません。また、防災グッズの準備は家族で一緒にすることもおすすめします。自宅にどんな防災グッズの用意があって、どういう場合に使えるのかを家族内で共有するだけでなく、防災に対する意識を高めることにも繋がります。いつ起きるか分からない災害に備えて、防災グッズの用意をきちんとしておいてくださいね!<総務省消防庁地震防災マニュアル><文:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年09月01日編集部:学研キッズネット編集部9月1日は防災の日。年に一度、防災用品を見直そう!と、危機管理教育研究所の国崎信江さんを訪ねたところ、あれれ……?防災に対するわたしの心構えは、ちょっとずれていたようです。お話を聞いた危機管理教育研究所理事長国崎信江さん「防災」を習慣化しよう!――防災のために何をしたらよいか、と考えると、何から手をつけたらよいのか、わからなくなってしまうんです。何か心構えのようなものはありますか。国崎:心構えと言いますか……。わたしがよく申し上げるのは、生活の中で防災するのが当たり前、という意識を持ってほしい、ということです。家事をやったり、健康のために何かをしたりするのと同じように防災も習慣化してほしいです。健康的な生活をしなければ病気になってしまうように、防災をしていなければ、災害が起きたときに被害を受けてしまうことになります。――なるほど!では、防災を習慣として位置付けるのに大切なことは何なのでしょうか。国崎:家の中でいえば、まず家具の配置の見直し。寝ている場所に覆いかぶさってくる配置を避けるのはもちろんのこと、ドアの付近に家具を置かないなど避難動線上にものを置かない。避難の妨げにならないよう、中身の飛び出し防止対策として引き出しにはロックをかける。子どもに部屋の片付けを促すときも、今、地震が来たらどうする?とイメージさせて整理整頓が防災につながることを意識させます。我が家ではお小遣いでガラス製品や陶器を買うのも禁止です。必要最低限の食器は使うものの、装飾品としての割れ物は置いていません。中身の飛び出しを防ぐため、本棚の書籍も電子書籍化するなど極力データでの保存に努めています。地震だけでなく大切な本が火事で焼けてしまって読めなくなる、というのも嫌ですしね。家具の固定は全てに必要ですが、優先順位として、たとえば子ども部屋やリビングやダイニングなど家族が集う場所、キッチンなどのよく使う場所から「安全な場所」にしておくという工夫も大切です。大切なのは、知識とイメージ国崎:防災について「わからない」という方は多いです。ただ、予備知識を知ったうえでの「わからない」なのか、知らないうえでの「わからない」なのかでは、「わからない」の質がかなりちがってきますよね。だから、人生において、防災の本を少なくとも3冊、できればジャンルの異なる本を選んで読むことを心がけてください、とよく言うんです。わが家には仕事上、防災関連の本がたくさんあり、子ども向けの本も多く出版していますから、子どもは自然と手にとって読むようになりました。それを学校にも持っていったりして、知識を友だち同士で共有しているのはよいことと思っています。この3冊はとくに、子どもが何度も繰り返し読んでいました。国崎さんのお子さんが何度も読んでいたという3冊。左から『ぼくの街に地震がきた』(ポプラ社)、『ドラえもんの 地震はなぜ起こる どう身を守る』(小学館)、『大地震サバイバル きみならどうする?』(学研プラス)保護者向けのおすすめの本も教えてもらった。左、『ママのための防災ハンドブック』(学研パブリッシング)、『震度7から家族を守る家』(潮出版社)国崎:防災でとても大切なのは、親子の会話だと思います。子どもには「災害が起きたらお母さんやお父さんと1週間、仕事の関係で最悪1カ月会えなくなるかもしれないよ」と話しています。国内外で起きた災害について食卓で話題にするのはもちろん、ハザードマップ※を広げて、自宅だけではなく自分の行動範囲すべての場所について、徹底的に調べます。そうして「もし地震が起きたときにこの場所にいたら、こっちの方向に逃げたらいい」などとイメージしていきます。大切なのはそこにある情報から被害をイメージしてどう行動するかと考えることを習慣化し、自然にできるようになることです。※ハザードマップ……自然災害による被害の軽減や防災を目的としてつくられた地図。被災想定区域や防災関係施設などが示されている。持ち出し品の見直し!と意気込む前に、そもそも持ち出せないかもしれない!?――では次に、防災のための「持ち出し品」について聞きたいのですが国崎:わたしは今までいくつもの避難所を見てきましたが、大規模な地震災害で持ち出し品のリュックを持って避難してきた方に会ったことがありません。――ええ!?そうなんですか?国崎:避難するために家を飛び出すという状況は「命からがら」ということなんです。そんな状況に置かれたときに、持ち出し用品の入ったリュックを持つ余裕なんてありません。たいていの方が身一つです。ただ、自分のかばんは持ってきましたという方に会うことはあります。ここに2つのかばんがあります。1つはいつもの自分のかばん。もう1つは非常持ち出し用の袋。極限の状態で1つしか持っていけないとなったら、あなたはどちらを持って外に出ますか?――うーん、携帯もお財布も入っているし……、いつものかばんでしょうか。国崎:そういう選択をする方は、ふだんのかばんに、最小限の防災用品を入れておけば安心です。しかも、外出中に被災しても即応できます。中身は、例えば止血パッドといった応急手当てできるもの、ホイッスル、マスク、1回分の携帯トイレ、レインコートなど。レインコートは名刺大のコンパクトなものがあります。雨も寒さもしのげます。子どものかばんには、こんな虎の巻を入れておくのもよい(左がおもて側「災害対応編」、右がうら側「準備編」)。国崎:持ち出し用のかばんをどうするか考えるよりは、いろいろな物を入れられるベストがおすすめです。わが家ではこの防災ベストをハンガーにかけて玄関先に置いてあります。子どもの分は子どもに用意させます。できるだけ軽く、と言っているのですが、どうしてもゲーム類を入れたりして重くなってしまいます(笑)。いくつもポケットがある国崎さんおすすめの防災ベスト(左から大人用ベージュ、子ども用ピンク、子ども用グリーン)。防寒はもちろん、何かが当たったときに体を守るのにも役に立つ。国崎:災害の規模にもよりますが、避難する必要があるのか、在宅避難という形になるのかは、自分の住んでいる土地を知り、建物の耐震基準がどうなっているのかを知ることで判断できます。ハザードマップで自分の住む土地の、噴火、洪水、土砂災害、津波、液状化、地震の危険度等を調べてください。そして次は建物の耐震性を調べ避難の必要性を判断します。都心部では避難所に人が入りきらずあふれることもあることからも、避難ありきではなく自宅で過ごせるように備えをしましょう。在宅避難の食事として非常食を大量買いするのもいいのですが、まずは、水も火も使わず食べられる物がどれだけあるかリスト化してみましょう。卵、とうふ、納豆、ハム、バター、ジャム、チーズ、牛乳のほか、野菜室にあるそのまま食べられる野菜など案外あることに気づくはずです。それからわが家では3種類のフルーツを買い置きして切らさないようにしています。フルーツはおいしくて、水分もとれ、最高の非常食と位置付けていて、普段から子どもも喜んで食べますね。フルーツや野菜はジュースでもおいしいですから、ジュース類やゼリー飲料も箱で買っています。純粋な「飲み水としての水」だけでなく栄養や嗜好を考えて飲み物も買い置きしています。冷凍食品も停電したとしても自然解凍されたらそのまま食べられる食品を意識して取りそろえています。カセットコンロを使えば普段通りの調理もできるので、冷蔵庫にある食材だけで3日分は食べられるという家庭も少なくないと思います。「非常時だから食べ慣れない非常食を食べなくてはならない」のではなくて、「非常時でもいつもの物を食べる」という方へ、考え方をアップデートしてほしいと思います。――生活用水の確保として、地震が起きたらお風呂に水をためる!というのはどうですか?国崎:戸建ての家なら良いでしょうね。でもマンションの場合はどうでしょうか。配管が壊れているかもしれません。そんな中、水を流したら階下に漏れてしまいます。そう考えると水は流せません。簡易トイレの用意やウェットティッシュ、歯みがきシート、手指消毒用のアルコール、水のいらないシャンプーなど、生活用水を排水しないための備えが、より必要になってくると思います。家にいられない!でも行き先は避難所だけとは限らない国崎:我が家でも火災など自宅を出て避難しなければならない状況も想定しています。ですが、やはり避難所の生活というのは精神的につらいものです。特に小さい子どもがいるご家庭では過密な環境で感染症にかかる不安やおむつ替えや授乳など多くの不便が生じ、気が休まることはないでしょう。そこで、移動できる状況であれば避難所以外の生活も視野に入れて情報を集めておきましょう。自宅に戻るのが困難という場合には、「みなし仮設住宅」といわれる民間の賃貸住宅借り上げる支援制度もあります。また被害が広域に及ぶ場合は、震災疎開も選択肢のひとつとして考えておくとよいでしょう。実家、友人宅、行きつけの宿泊先など、疎開するとしたらどのような場所がよいかをイメージして、長期に滞在できる宿泊施設の情報を探しておくことも身を助けます。日本には被災した人たちを守る法律や制度がありますが、知らなければ損をすることもあります。「防災」ということを考えるとき、防災用品をどうしよう、持ち出しグッズをどうしようなどと考えるだけでなく、被災生活や生活再建まで考えて準備をしておきましょう。「土地を知り、建物を知り、制度を知る。そのうえで手立てを考える。被災生活や生活再建まで考えて防災対策をたてるのは子どもをもつ親の責任なのではないでしょうか。」と国崎さんバラバラになった家族が再会するコツは、場所と時間とメッセージ――最後に、家族が別々の場所で被災したときにうまく再会するコツを教えてください。国崎:家ではなく避難所で落ち合う場合は、どの施設のどこで会うかを具体的に決めておくといいですね。たとえば、〇〇小学校の体育館の入り口、といったように。時間も〇時と〇時、あるいは毎時00という決め方でもよいので決めておきましょう。待つ時間は20分。それ以上は待たない。いなければその次の待ち合わせ時間にまた来る、とか。多くの人が一度は家に帰ると思いますので、第三者に知られないような場所に「〇〇にいます」というようなメッセージを残しておくのもよいでしょう。大っぴらに書いたら「ここの家には誰もいないんだな」と知られてしまいますからね。――具体的にイメージするのが大切なんですね。今日はありがとうございました。防災のことを考えよう!と思っても、何から手をつけたらよいのか優先順位がわからずあたふたしていたわたし。ひとまず「土地と建物について調べてから対策を立てよう」と、住んでいる土地の「地震ハザードマップ」を子どもたちと確認しました。わたしの手元にある地図には震度予測マップ、液状化危険度マップ、建物被害予測マップが載っていました。それによると、我が家のある場所は、液状化の危険はあるものの自宅の建物被害は少ないよう。ただし行動範囲内に被害率が少し高い建物があることを確認。地震発生時にそこいたときは離れた方がいいね、などと子どもたちと話し合いました。保護者が情報をすべて握って子どもたちに指図しなくちゃと気負うのではなく、家族みんなで考え、話し合っていけばいい、そう意識を変えることで子どもたちが頼もしく見え、同時にわたしの進むべき方向性も見えて来る思いがしました。次は家を安全な場所にしていきたいと思います。国崎信江さんプロフィール国崎信江(くにざきのぶえ)危機管理教育研究所 理事長危機管理アドバイザー女性や生活者の視点で20年防災を研究し、かつ国内・海外の被災地で支援活動してきた経験から独自の視点で防災対策を提唱している。また、防犯や生活上の事故など生活に潜む危険から身を守る方法など実践的な危機管理対策を提唱している。文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」、気象庁「緊急地震速報評価・改善検討会」、東京都「震災復興検討会議」、国や自治体の防災関連の委員など、多くの組織の委員を歴任しているほか、講演活動を中心にテレビや新聞などのメディアに積極的な危機管理の情報発信を行なっている。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年08月31日近年の自然災害の脅威は他人事にできない事態になっています。2011年の東日本大震災において、東北に住む家族や友人が被災したため、筆者は防災意識をもっと高めたいと思っています。筆者が普段から心がけていることや、震災経験者を含めた一人暮らしの友人が実践している知恵やオススメ防災グッズを2回に分けてご紹介します。今回は「食料編」です。■ 食料は用途別に分けて「自宅備蓄用」「避難持ち出し用」と管理するのがコツ!災害が起きた時、自宅で過ごすことができるか、あるいは、避難が必要かの2つを想定します。身近な食品が備蓄食料になりますので、それぞれのオススメ食品や管理方法を記します。自宅備蓄用筆者はキッチンの棚に保存食品を常備しています。災害時、近くにスーパーやコンビニがあっても、商品が買えない場合もあります。家で消費する備蓄用食品は最低3日分あると安心です。特に重宝するのは、「レトルトご飯」「アルファ米」「インスタント麺」「カップみそ汁」「レトルト食品」「缶詰」「乾物」です。masa / PIXTA(ピクスタ)dorry / PIXTA(ピクスタ)その他、缶詰入りのパン、お菓子など普段からよく食べているものを備えておくとよいでしょう。また、飲料水の備蓄もお忘れなく。ミネラルウォーター以外にも水道水を空のボトルに入れ冷凍庫に入れておくと、いざという時に飲料水や調理水として使えます。避難持ち出し用持ち出し用食品はひとまとめにして、キッチンの棚に収めています。玄関すぐの場所にキッチンがあるため、万が一非難する場合、リュックに食品バッグをさっと入れて非難するイメージをしています。現在は100均のクラフトバッグに入れており、一見小さいようですが、バッグを計量すると2kgもの食品が入っています。たんぱく質摂取のために魚肉ソーセージやおつまみ系の乾物もオススメです。筆者は災害用食品ではなく、スーパーなどで手に入る賞味期限の長い食品を備蓄しています。期限が半年ベースになるため、バッグの表面にメモを貼り、期限が最短の食品には期限を記し、年に2回程度入れ替えるローリングストック方法をとっています。忘れがちですが食品と一緒に箸やフォーク類、ビニール袋も同封します。dorry / PIXTA(ピクスタ)災害レベルではなくても猛暑、大雪、体調不良で買い物に出られない(出たくない)時にも食品ストックは役立つので、ひとり暮らしだからこそ使ったら補充していく仕組み作りは大切です。■ カップ焼きそばは水で作る!「サルベージクッキング」って?「サルベージクッキング」という言葉をご存じでしょうか。食品ロスが社会問題になっていますが、「食品を無駄なく使う」ことをモットーに従来の調理方法から発想を柔軟にして調理するのが「サルベージクッキング」です。ここでは備蓄食品を使った2つのオススメレシピをご紹介します。1.缶詰と乾物を一緒に調理するまず、味付きの鯖缶と切り干し大根をポリ袋に入れます。それを揉み込み、切り干し大根が柔らかくなったらでき上がりです。共に栄養価の高い食品で、鯖缶をツナ缶や他の缶詰に変えても作れます。2.「カップ焼きそば」は水を戻して食べる!作り方は常温の水をカップ麺容器に入れ、15分待つだけ。水分を除き、付属のソースなどを和えればでき上がりです。ここでポイントです!通常500ml程度の熱湯を使いますが、災害時はとにかく水が貴重。筆者は400mlの水で途中麺を混ぜながら極力水を使わずに戻しました。災害時は水が貴重なので、麺を戻した水をスープなどに転用するなど工夫を心掛けてください。当然温かい麺の方が美味しく食べられますが、水で作っても十分にお腹を満たすことができます。ひとり暮らしの際、実家、恋人、友人知人などのところへ身を寄せる場合が多々ありますが、備蓄食料を持っていると分け合うこともできます。最低限自分一人の食事をまかなえるよう、「備え」という自助努力は常に持ち合わせていたいですね。
2018年08月26日ふるさと納税とは、自分の生まれ故郷やお世話になった地域、また応援したい地域など、希望する地方自治体へ寄付をする制度。寄付をすると、返礼品としてその地域の特産品や名産品がもらえます。最近ではその内容から人気が集まり、返礼品の内容もかなり豊富になりました。その中には、防災に役立ちそうなものが多数存在しています。今日はわが家が行っているふるさと納税を使った非常食管理をご紹介します。大阪府池田市のふるさと納税はラーメンわが家は毎年、大阪府池田市に寄付金を送っています。返礼品は日清食品の製品詰め合わせ。年に1回申し込めば、大量のラーメンが入った大きなダンボールが届きます。わが家はそのまま非常食として保存し、消費期限が切れそうなものから順次食べていくようにしています。非常食は何より消費期限の管理が大変。ついつい防災袋に入れたまま何年も置いてしまうことも。それを思うと毎年送られてくるラーメンは、とても管理がしやすいです。また、最近の非常食は種類も豊富でおいしそうなものがありますが、食べ慣れていないものであることは変わりません。その点、親しんだ味を非常食にできる安心感は大きいです。もうひとつ嬉しいのがひよこちゃんグッズが入っていること。近年だとぬいぐるみが入っており、子どものいる家庭にはちょっとしたプレゼント。わが家の娘はもう3体にもなったぬいぐるみで楽しそうに遊んでいます。返礼品の選び方で防災関連をより充実させたい備蓄品は、食料のほかに水や日用品など、さまざまあるかと思いますが、中でも私が気になるものは水とトイレ関連。ふるさと納税の返礼品には、こちらも提供している自治体が多く存在します。「防災トイレ」で検索すれば、「茨城県 境町」「静岡県 浜松市」「大阪府 岸和田市」「大阪府 柏原市」があり、「防災用保存水」で検索するとさらにたくさんの自治体が出てきます。今後はふるさと納税を使ってわが家の防災グッズを充実させていこうと考えています。最近は各地で災害も起きています。もうすぐ防災の日(9月1日)ですし、防災グッズを一度見直すよい機会だと思います。しっかり備えて、少しでも不安を安心に変えたいですね。総務省・よくわかる!ふるさと納税
2018年08月25日自然災害の多い日本。防災バッグをおうちに置いてある方は多いのですが、持ち運び用の防災ポーチを持っているという方は少ないのではないでしょうか。今回、LIMIAお買い物部がよく紹介するお店で防災ポーチを作ってみました!ぜひ参考にしてくださいね。〔セリア〕で大まかなものはそろう♪まず訪れたのは〔セリア〕。ここではほとんどのものが手に入りました。大きめのポーチ、ガーゼマスク、携帯用トイレ、ばんそうこう、懐中電灯、単四電池、除菌シートの7点を購入。この後、〔ダイソー〕〔キャンドゥ〕と見に行ったのですが、携帯用トイレが男性用、女性用と別々で売っていたのは〔セリア〕だけでした。〔ダイソー〕では食料を!続いては〔ダイソー〕。ここでは食料を購入しました。〔セリア〕や〔キャンドゥ〕に比べて多くの食品を扱っているのでオススメです。防災ポーチということで軽いアメとミックスナッツにしました。ナッツ類は栄養価も高いので入れておくといいですよ!〔Can★Do〕では欠かせないアイテムを発見!次に行ったのは〔キャンドゥ〕。ここまでそろえてしまうと買うものはもうないかなぁ……と思っていたのですが救急セットを発見!〔セリア〕でばんそうこうは買ったのですが、ガーゼとサージカルテープということで迷わず購入。はさみ不要なのも助かりますよね。〔無印良品〕ではあると便利なアイテムを発見最後は〔無印良品〕。ここでは水を使わない《歯みがきシート》を購入しました。被災したときに貴重になる水。それを使わずに衛生面を保てるのは助かりますよね。ポーチに入れよう!そろったのでポーチに入れていきます。ばんそうこうと救急セットはジップバッグにまとめて、アメは袋から出し、少しでもかさばらないようにしました。全部入れるとこんな感じ。重くなりすぎず、普段から持ち歩けるくらいのサイズにまとまりました!まとめいつどこで被災するかわからないからこそ、日常的に備えることが大事ですよね。週末などに家族みんなでいま一度防災について話し合ったり、備品をそろえてみてはいかがでしょうか。今回購入したものの総額は1,488円。あくまで日常的に持ち歩ける、最低限のものをまとめました。常備薬やスマートフォンの充電器など、自分で必要だと思うものをプラスしていってみてくださいね。
2018年08月12日地震・台風…、自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。もし災害に遭っても、しっかりと準備をしておけば、余計な心配をせず、心強いですよね。今回は、いつもおうちに置いておきたい、もしもの時に役に立つ防災アイテムをご紹介します。■ 明日の安心をこれで作ろう。頼れる防災グッズリスト<こんなキットボックスで「見せ置き」防災を>|スタイリッシュなボックスは、デザイン事務所「NOSIGNER」が監修した「THE SECOND AID」。地震が落ち着いた後の自宅避難に必要な防災グッズがコンパクトな1箱に収まっています。4年以上保存がきくフードに水、カトラリー、そして洋式トイレを応用して使えるトイレキットや、身体の衛生を保てる濡れタオル、防寒に役立つ着用型ブランケットなど、役立つアイテムがこの1箱に。お部屋の中で見せ置きしながら災害に備えられ、いざという時すぐに手を伸ばす事ができるキットボックスです。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ ザ・セカンド・エイド生命を守る防災ボックス/THESECONDAID <nendoとのコラボレーションで実現したのは、スマートな防災グッズ>たくさんの物をパンパンに詰め込んだ非常袋は、平常時には邪魔になってついつい棚の奥にしまいがち。いざという時パッと手に取れるのは、玄関のような手狭な場所にも置けるスマートな防災グッズが便利です。そんな時おすすめなのは、災害時に本当に必要なものを最低限だけ収めたミニマムでスマートな防災キット「MINIMAID」。緊急時にさっと手に取れるよう傘立てに置いておける洗練されたデザインでありながら、コンパクトなボディには秘密が隠されているんです。4つのパーツに分かれるボディは、災害時にはそれぞれ「懐中電灯」「収納ケース」「ラジオ」「ポンチョ/水筒」に変身。緊急時に人を呼ぶ「ホイッスル」も付いている、心強い味方です。もしもの時以外でもお部屋のインテリアに馴染んでくれるのが◎。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ MINIMAIDミニマム防災キット【送料無料】 <7通りの使いみち!?日常からもしもの時まで使えるLEDライト>暗がりでもしものことがあったら、心もとないもの。そこでまず必要になるのが灯りですよね。そんな時に頼もしい味方になってくれるのが、「LUMOマウンテンライト」です。枕元など手を伸ばしやすい場所に置いておけば、睡眠中の停電・災害時にもスグに使える優れもの。ランプや懐中電灯としてだけでなく、姿かたちを多彩に変えて7WAYで使えるのが魅力なんです。上の写真のように、一部分のパーツだけを使うこともできるこのライト。明るくしたいところにマグネットで貼り付けて、壁付けライトとして大活躍してくれます。懐中電灯のような形にすれば、非常時の備えから読書中の手元を照らすスポットライトとしても幅広く活躍。無骨な懐中電灯をお部屋に置くのは気兼ねしても、インテリア感覚で置けるこんなライトならお部屋の雰囲気も仰々しくなりません。他の様々な使いみちについてはぜひページをチェックしてみてくださいね。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ LUMO7wayで使えるマウンテンライトLEDライト懐中電灯 <非常時のごちそうになるのは、身体にやさしいレトルトカレー>いつものように食材が揃わなかったり、道具がなかったり、はたまた手段がなかったり。なかなか普段と同じようにはいかないもしもの時の食卓に、あるとちょっぴり嬉しいのはこんな存在。「にしきやレトルトカレー」シリーズは、長く保存できるレトルトカレーなのに、無添加で作られていたり、野菜がたっぷり使われていたり。暗くなりがちな非常時の食卓に、みんなが大好きなカレーが笑顔を届けてくれますよ。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ にしきやレトルトカレー <デニッシュ缶で、もしもの時にもふんわり甘い気持ちに>コップのフチに腰掛けるシロクマに、コーヒーカップで羽根を休めるカモメ、重なったホットケーキの上で正座するシロクマ?思わず脱力しちゃうイラストが描かれているのは、「CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶」。お気に入りの絵や可愛い雑貨を飾るように、キッチンにそのまま置いておきたいような佇まいです。「CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶」は、ケーキのようなフワッとした食感とほんのり感じる上品な甘さが評判のデニッシュパンを作る京都祇園発祥の「ボローニャ」から発売された、長期保管可能なデニッシュパン。最大3年間の保管が可能な缶詰タイプだから、もしもの時のために備蓄することが可能なんです。プルトップで開けられるから缶切りもいらないし、温める必要なく美味しく食べられるからいざという時に頼もしい存在です。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶 自宅の備蓄品を見直したいこのタイミング。すでに備蓄されている方も、これからの方も、もしもの時のためにぜひこんなアイテムでしっかり備えてみませんか?
2018年07月10日大きな地震の後は、防災意識が高まります。でも、「とりあえず防災リュック!」と思っていませんか?もちろん、防災リュックはあったほうがいいですが、まず第一は命を守ること!私は2年前に熊本地震を経験しました。家が命を脅かす場所になるという危険性も知りました。まず見直すべきは防災リュックより家の中!命に直結しますからね。家の中で、とりあえずここを見直してほしいと思うポイントをご紹介します。■ 1.背の高い家具Graphs / PIXTA(ピクスタ)家の中で一番危険なのがこれ!大きな家具が倒れたら大人でもひとたまりもありません。耐震グッズをつけることが前提ですが、中には「耐震用の棒が外れて倒れた!」という方も。これはつける位置やサイズが間違っている可能性があります。時間が経つと緩んでくることもあるので、今一度ご確認ください。海外のインテリアで天井まであるような棚を見かけますが、あれは地震のない地域のもの!日本に住んでいる限りは、オシャレさより安全性を取るべきだと思います。■ 2.詰め込みすぎの棚小さな棚であっても詰め込みすぎは禁物です。特に注意すべきは食器棚と本棚。棚自体も危険ですが、食器や本の1つ1つが凶器になります。■ 3.頭上に置いている重いもの土鍋や季節外の家電などを冷蔵庫の上やタンスの上に置いていませんか?このせいで怪我をされた方が大勢いるので本当に危険!整理収納の意味も兼ねて、今こそ見直すべきがかもしれませんね。■ 4.陶器のライトやガラスのシャンデリアこれは私も経験したのですが、陶器のライトが割れました。転がってる陶器の破片を見た時は本当に怖かったです。大きな地震が来たときはしゃがむのが精一杯!もし、この照明の下にいる時に地震が来てたら……。考えるだけでもゾッとしますよね。割れない素材のものが一番ですが、もし選ぶ際はダイニングテーブルの上など、下に人がいない場所にしてください。■ 5.閉められない食器棚最近人気なのがキッチンのオープン棚。インスタ映えするので憧れるのはわかります。ただ、大きな鍋や食器を並べているのは気になります。もし落ちてきても身を守れるか、インスタ映えより防災の目線で確認してみてください。■ 6.布団まわりの家具freeangle / PIXTA(ピクスタ)寝室では、立った状態では大丈夫でも、寝てみると危険な場合があります。睡眠中はもっとも無防備な状態ですからね。実際に寝転んでみると思わぬ発見があるかもしれませんよ。■ 7.玄関周りの家具・荷物Graphs / PIXTA(ピクスタ)家の状態によっては、逃げ道を確保することも大事!閉じ込められるのは危険です。すぐに靴が履けますか?玄関に荷物が積んでありませんか?内開き、外開き、どっちですか?一度シミュレーションしてみてください。これらの地震対策ができたら、次は防災リュックの準備です。鉄は熱いうちに!記憶は新しいうちに!準備はやる気のあるうちに!そろそろ本気で見直しませんか?
2018年06月24日お片付けの作業でお客様から聞かれることが多い質問の一つに「防災グッズ」の置き場所があります。2010年代に入ってから東日本大震災や熊本地震などの大きな震災を契機に、ある程度グッズを買い揃えた方も少なくないようです。本日の朝、大阪で震度6弱という強い地震があり、防災グッズへの意識が高まった方も多かったのではないでしょうか。しかし、防災グッズは揃えてみるとお金もかかるし置く場所に悩むようです。そこで、今回はより安価で無理・無駄のない防災グッズの揃え方と置く場所についてご紹介します。■ 無理・無駄のない防災グッズの揃え方防災グッズは家族の人数×3日分とも14日分ともいわれます。CORA / PIXTA(ピクスタ)もちろん多いことに越したことはありませんが、14日分ともなれば高額になりますし、結構なスペースが必要となります。そこでオススメなのは、日々の料理にジャガイモや玉ねぎなどの根菜を活用することです。kari / PIXTA(ピクスタ)お米もそうですが、常温で保存する食品は毎日の食材としても使えることはもちろん、そのまま非常食にもなります。非常食として王道の缶詰もできるだけ日常使うものが良いでしょう。CORA / PIXTA(ピクスタ)比較的早く配給が始まるおむすびなどのご飯系をストックするよりも動物性タンパク質がとれる缶詰がオススメです。また、食料以外にも、簡易トイレを購入する方も多いのですが、毎日数回必要となる割にかなり高額です。使用期限のない大人用のおむつにビニール袋と新聞があれば十分に対応できますし、保管スペースも小さく済みますのでオススメです。■ 防災グッズはここに保管する!保管するモノを少なくしたら、あとは保管場所です。これは家が崩壊することを前提に考えるか否かで異なりますが、一般に住宅は採光を確保するために南側に窓が多く、崩壊するとなれば南側の1階から崩れることが考えられます。したがって、屋内に設置するのであれば2階の窓側の部屋となります。寝室に置く方や屋根裏部屋に置く方も多いのですが、緊急時が夜間とも限りませんし、間取りによっては取れなくなってしまうことも十分に考えられます。一方、屋外に設置する場合でも、南側の隣接した場所は避けた方が良いでしょう。余裕があれば、車の中や独立した倉庫も良いでしょう。花火 / PIXTA(ピクスタ)■ 避難場所は家族で確認していますか?防災グッズから話は逸れますが、避難場所も家族で共有しておくことが必要です。佐竹 美幸 / PIXTA(ピクスタ)なんとなく一番大きな避難場所は知っていても、そこが宿泊できる場所なのか、車で行けるのか、家族が待ち合わせしやすいのかなどは話しておく方が良いでしょう。実際、近くの避難場所に行こうとして橋が崩れて行けなかったという事例もあります。行けなかったならまだしも、そこで命を落とすなんて悲しいことが起きないとも限りません。いかがですか?近隣に住む住民が全て被災者となる大地震では多くの問題が発生するといいます。普段の暮らしに極力影響を与えず、いざという時に使える防災グッズの準備と設置について、ぜひご家族で話し合っててみてくださいね。
2018年06月18日長女(5歳)と長男(3歳)の子育てを、平日はほぼワンオペで行っている、整理収納アドバイザーのトノエルです。この連載では、防災の専門家ではない主婦が、家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介します。この備えを構築したのは2年前。子どもが成長し、引越しをした現在も、年に2回見直ししているので、その状況も合わせてご紹介していきます。前回は、自宅避難のための非常食や水、トイレ用品などの保管場所と、災害時にも役立つ消耗品の管理方法についてご紹介しました。今回は最終回。もしものときも、普段のときも、使えるモノのご紹介をします。あなたのお家の、非常時の備えはどうされていますか?もしものときのために備えておかないといけないとは思いつつ、まだ何もできていないという方に、こんな一例もあるよと参考にしてもらえるとうれしいです。■ 非常用のモノは、いつものときも使えるモノを選んでいます。非常用のモノって、買うのも、置いておくのも、お金やスペースを使うことになりますよね。それなら、普段から必要なモノを買うときに、「もしものときにも役立つモノ」という視点で、モノ選びをするのもいいかもしれません。つまり、防災用品を購入するときには、日常でも使いやすいモノを。普段使いのモノを購入するときに、非常時にも使えるモノを。1つのモノが多用途で使えるほうが、家にモノが増えるのを防ぐことにもなりますもんね。そこで、筆者が使用している、普段から便利に使えて、いざというときにも役立つモノをいくつかご紹介します。■ 1.無印良品「持ち運びできるあかり」夜間の授乳やおむつ替えに使用できる!まずは、無印良品「LED持ち運びできるあかり」(価格/6,890円・税込)。その名の通り、持ち運べる照明器具です。充電器からヒョイと持ち上げるとあかりがつきます。停電時は勝手に点灯してくれるとのこと。筆者は寝室に常に充電した状態で置いています。長女が生まれたころ、夜間に授乳やおむつ替えをするときに灯りをとるために、購入しました。今は寝る前の絵本タイムや、深夜に具合が悪くなった子どもの様子をうかがうときなどに使用しています。■ 2.モバイルバッテリー Anker「PowerCore+ 13400」スマホの充電切れも問題なし!次は、モバイルバッテリーのAnker「PowerCore+ 13400」です。夫婦それぞれが携帯しています。長距離を移動する日など、スマートフォンの電池がなくなりそうになっても慌てません。それに、通信手段こそ、非常時に欠かせないですよね。その充電ができる大容量バッテリーです。■ 3.カセットコンロのIwatani 「カセットフーBO」屋外での使用もOK!こちらはカセットコンロのIwatani 「カセットフーBO」(カセット風防ってことらしいです)。側面の立ち上がりが風よけになり、屋外での使用もできます。もちろん、冬場は食卓での鍋に活躍しますが、いざといういうときに外でも使えるのは心強いですよね。■ 4.ダイソー「冷凍用ポリ袋」普段からキッチンで活躍!高密度ポリエチレン袋のダイソー「冷凍用ポリ袋」です。前々回、ご紹介した災害時に役立つ「パッククッキング」。それに使う高密度ポリエチレン袋を、我が家では普段からキッチンで使用しています。食材をそのまま入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存するときには、この袋を。サッと取り出せるように、キッチンの引出しの手前に、包装袋から出してそのまま収納しています。■ 5.お米はいつも「無洗米」面倒くさがりな人にはピッタリ!いつも食べるお米。産地や銘柄には、特別にこだわりはありませんが、必ず「無洗米」を購入するようにしています。面倒くさがりなので、普段お米を研がなくていいというのも助かりますし、災害時も「パッククッキング」でそのままお米を使用できます。■ もしもの備えを考えることは「整理収納」と似ている!zaimasukoike / PIXTA(ピクスタ)全部で21回にわたって書かせていただきました【トノエル防災研究室】も、今回で最終回になります。こういう内容のモノを読んだり、自分の家族に置き換えて考えたりするのって、辛くはありませんでしたか?筆者は正直、辛かったです。2年前の熊本地震をきっかけにして、わが家の防災について一度しっかり考えて備えました。確かに、辛いことではありましたが、その結果、漠然とした不安は薄れて日々をストレスなく過ごせるようになりました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)これは、整理収納と考え方が似ているな、と。整理=大切・必要なモノだけにする収納=使いやすくおさめるこれをすることで、日々をストレスなく過ごせるようになる。もちろん、状況の変化に応じて、ときどき見直しは必要だけれど。整理収納は、お片づけやお掃除のようなリセット作業ではなくて、そういう日々の生活をしやすくするためのスタート準備なんですよね。もしもの備えも、いざってときに命や健康を守るための、言わばスタート準備。日々をのほほんと暮らすためには、もしもの備えも、整理収納も、最初にシステムを整えておくことが必要なんですね。確かに、アタマも時間もお金も使うことになるかもしれませんが。そのぶん、日々のストレスが減って、ラクしてすっきり生活できるようになるし。なにより、達成感が得られたのがうれしかったです!いかがでしたか?これまで、防災の専門家ではない筆者が、家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介してきました。もちろん、ここで紹介した備えが万全だとは思っていません。これからも、家族や環境の変化に応じて、見直していくことになると思います。丁寧な暮らしに憧れがあっても。まず大切なのは、家族と自分の命。日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、ほどよいバランスを見つけていきたいですね。このシリーズが、あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、ヒントにしてもらえるとうれしいです。「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。これまでの記事をよむ「トノエル防災研究室」・序章「もしもの備え、一緒に考えてみませんか?」・CASE1:超緊急避難「3つに分けた「もしも」の場面とは?」・CASE1:超緊急避難「マンション火災、土砂崩れ…。「超緊急避難」ってなに?」・CASE1:超緊急避難超緊急避難のときに持つ「非常持出し袋」に入れるモノとは?・CASE1:超緊急避難 「いつものバッグ」に入れている「こどもポーチ」と「おでかけポーチ」って?・CASE1:超緊急避難「いつものバッグ」の置き場所は普段も緊急時も同じ」・CASE2:緊急避難「「緊急避難」=非常時の対策って考えてますか?」・CASE2:緊急避難「非常持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その1」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋を車にも置くべき理由って?」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋には「リュック」が一番!な理由」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その3」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その4」・CASE2:緊急避難「「布ガムテープ」「トイレットペーパー」をコンパクトにする方法」・CASE3:在宅避難「災害時に「在宅避難」する場合に必要なことって?」・CASE3:在宅避難「政府推奨の「ローリングストック」よりも凄い食糧備蓄法」・CASE3:在宅避難「「非常食」は朝・昼・夜で別メニューしたほうがいい理由」・CASE3:在宅避難「家族4人分の「非常食」に年間12,500円は高い?安い?」・CASE3:在宅避難「ライフラインが止まっても調理OKな「パッククッキング」って?」・CASE3:在宅避難「自宅避難用の非常食と水、日用品はクローゼットに置くのが正解!な理由」
2018年05月13日長女(5歳)と長男(3歳)の子育てを、平日はほぼワンオペで行っている、整理収納アドバイザーのトノエルです。この連載では、防災の専門家ではない主婦が、家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介します。この備えを構築したのは2年前。子どもが成長し、引越しをした現在も、年に2回見直ししているので、その状況も合わせてご紹介していきます。前回は、水道・ガス・電気がストップする災害時に役立つ調理法「パッククッキング」をご紹介しました。sai088 / PIXTA(ピクスタ)今回は、自宅避難のための非常食や水、トイレ用品などの保管場所と、災害時にも役立つ消耗品の管理方法についてご紹介します。あなたのお家の、非常時の備えはどうされていますか?もしものときのために備えておかないといけないとは思いつつ、まだ何もできていないという方に、こんな一例もあるよと参考にしてもらえるとうれしいです。■ 自宅避難用の非常食、水、トイレ用品は「クローゼット」に置くのが正解!tkc-taka / PIXTA(ピクスタ)災害時になると、水道・ガス・電気などのライフラインは断絶し、スーパーやコンビニには長蛇の列。だけど一応、家の中はそこそこ安全で命の危険はなく、生活ができる。そんなときに使うのは、自宅避難用の非常食や水、トイレ用品など。防災の達人や賢者の方々のブログを参考にして、こういった備蓄品の収納場所を決めました。2年前に住んでいた家では、普段はあまり使わないウォークインクローゼットに置いていました。現在の住まいでも、普段は立ち入らないゲストルーム(という名の何も置いていない部屋)のクローゼットにしまっています。そう、在宅避難の備蓄品は、キッチンじゃなくてOK!多少取り出しにくい、押し入れの奥のほうとか、倉庫の中とか、そういうところでも構わないらしいのです。なぜなら、その備蓄品が取り出せないくらい家の中がぐっちゃぐっちゃで危険な状態なら、一目散に避難所に逃げ込んでいるから。だけど、あまりに収納の奥底にしまい込むと、年に2回の見直しすら、面倒くさくなりそうなので。普段の生活の動線上にはないけれど、子どもでも自由に出入りできる場所に置いておくことにしました。■ 普段使いも、災害時も。生活用品の保管場所は一か所に決める!Graphs / PIXTA(ピクスタ)普段から必需品で非常時にも役立つものといえば、トイレットペーパーやウエットティッシュやおむつなどが挙げられます。非常食のローリングストックはあきらめた筆者ですが、生活用品はローリングストックでやっています。生活用品の適正量について、ポイントは2つ。ポイント1.「残り1週間分になったところで新しいモノを買う」など、発注点を決めておくこと。非常時の備蓄は最低3日分、できれば1週間分といわれています。わが家では、1週間あたりの使用量をやんわり把握しているので、残り1週間分になった頃に新しいモノを買ってくるようにしています。参考までに、以下が、わが家(夫婦と幼児2人)の1週間の使用量です。トイレットペーパー 90巻×3.3個ウエットティッシュ 80枚×1.4個箱ティッシュ 1箱おむつ 28枚(長男が1歳半のときの使用量。現在は夜だけおむつなので7枚です)開封日をメモしておけば、だいたいの使用量がわかります。ポイント2. 置き場所を一か所に決めておくこと。以前の住まいでも、今の住まいでも、廊下にある収納の棚の一部を生活用品の収納スペースにしています。置き場所を決めておくことで、在庫管理もしやすくなり、無駄買いを防ぐこともできます。いかがでしたか?今回は、自宅避難のための非常食や水、トイレ用品などの保管場所と、災害時にも役立つ消耗品の管理方法についてご紹介しました。次回は、いよいよ最終回。もしものときも、普段のときも、使えるモノのご紹介をします。丁寧な暮らしに憧れがあっても。まず大切なのは、家族と自分の命。日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、ほどよいバランスを見つけていきたいですね。このシリーズが、あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、ヒントにしてもらえるとうれしいです。「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。これまでの記事をよむ「トノエル防災研究室」・序章「もしもの備え、一緒に考えてみませんか?」・CASE1:超緊急避難「3つに分けた「もしも」の場面とは?」・CASE1:超緊急避難「マンション火災、土砂崩れ…。「超緊急避難」ってなに?」・CASE1:超緊急避難超緊急避難のときに持つ「非常持出し袋」に入れるモノとは?・CASE1:超緊急避難 「いつものバッグ」に入れている「こどもポーチ」と「おでかけポーチ」って?・CASE1:超緊急避難「いつものバッグ」の置き場所は普段も緊急時も同じ」・CASE2:緊急避難「「緊急避難」=非常時の対策って考えてますか?」・CASE2:緊急避難「非常持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その1」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋を車にも置くべき理由って?」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋には「リュック」が一番!な理由」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その3」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その4」・CASE2:緊急避難「「布ガムテープ」「トイレットペーパー」をコンパクトにする方法」・CASE3:在宅避難「災害時に「在宅避難」する場合に必要なことって?」・CASE3:在宅避難「政府推奨の「ローリングストック」よりも凄い食糧備蓄法」・CASE3:在宅避難「「非常食」は朝・昼・夜で別メニューしたほうがいい理由」・CASE3:在宅避難「家族4人分の「非常食」に年間12,500円は高い?安い?」・CASE3:在宅避難「ライフラインが止まっても調理OKな「パッククッキング」って?」
2018年05月06日長女(5歳)と長男(3歳)の子育てを、平日はほぼワンオペで行っている整理収納アドバイザーのトノエルです。この連載では、防災の専門家ではない主婦が、家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介します。この備えを構築したのは2年前。子どもが成長し、引越しをした現在も、年に2回見直ししているので、その状況も合わせてご紹介していきます。前回は、食糧備蓄法「ローリングストック」をあきらめた筆者がたどりついた、非常食の備蓄法をご紹介しました。今回は、この非常食の備蓄にかかる費用と、賞味期限について考えてみます。あなたのお家の、非常時の備えはどうされていますか?もしものときのために備えておかないといけないとは思いつつ、まだ何もできていないという方に、こんな一例もあるよと参考にしてもらえるとうれしいです。■ 在宅避難のときの非常食、こんなふうに備蓄しています。筆者の家では、非常時の食事はこんなふうに用意することにしています。【被災1~2日目】冷蔵庫やキッチンの食品庫に入っている普段使いの食品を食べる。【被災3〜7日目】この引出しに入れている食品を一段ずつ食べる。非常食のメニューはこんな感じです。【朝】パン 2個ソイジョイクリスピー 1本野菜ジュース 4本【昼】白米(α米)3袋大人用レトルトカレー 2袋子ども用レトルトハヤシ 1袋【夜】味付けごはん(α米)2袋スープ麺 2個【おやつ】小袋菓子 5袋ゼリー 4個■ 非常食の1年あたりの費用は12,500円上の写真の一覧表は、わが家の非常食のメニューと、だいたいの賞味期限と、だいたいの単価などをまとめたモノです。大人2人、子ども2人、5日分の非常食を買い集めるのに必要だったお金は、総額17,000円ほど。賞味期限は半年くらい〜5年くらいとさまざまなので、1年あたりの費用は12,500円ほどになります。家族4人で1日分は2,500円ほど。これを高いとみるか、安いとみるかは、価値観のわかれるところでしょうが。筆者自身は、そんなに高くないなと考えています。災害時は、配給の列に1時間半並んで、おにぎり2個だった……などという話を聞くと。そのとき、1日分の食料を売ってくれるんなら、1万円でも買う!ってなりそうだなと。そう、お金で解決できることなら、しておきたいなと考えた次第です。■ 食べるかどうかわからない非常食に年間12,500円…高いですか?α米などの、いかにもな非常食。わが家では一応、家族で試食して「これならおいしく食べられるね!」と確認してから大量に購入しました。それでも5年後、賞味期限が切れる前に、全部、平常時に食べきれる?って思いますよね。2年前、この備蓄法をインスタグラムに投稿したとき、フォロワーからこのようなコメントをいただきました。「賞味期限が切れるタイミングで食べるのか食べないのか‥‥そんなことを考えてたらα米などの非常食を準備できてないんです」わかります!そうですよね!!でも、そう思っていたら筆者は何も動き出せなかったので、考えかたを変えてみることにしました。わが家の非常食にかかる費用は年間12,500円ほど。これをもう、掛け捨ての保険でもかけたつもりになってみることにしました。大切なのは、もしものときに家族の命や健康を守ること。それと、日ごろの安心。それが、年間12,500円で非常食を備えることで得られるのなら、いいじゃないかと。だから、もしも食べずに捨てることになったとしても、気にしない!!■ 年2回、防災用品の見直しの日を設け、非常食の賞味期限もチェック!保険代わりに!食べずに捨てることになっても気にしない!と言っていても。自宅避難に備えて、せっかく買い集めた非常食。非常時に賞味期限が切れてる、ってことは避けたいですよね。そこで、筆者は年に2回、3月11日と9月11日を防災用品の見直しの日に定めています。このときに非常用持出袋の中身の確認だけでなく、非常食も、半年後までに賞味期限が切れるものは、買い直して入れ替えることにします。そこで取り出した賞味期限が近づいている食品は、キッチンの普段使いの食品庫に。毎回入れ替えるモノはお菓子やジュース、スープ麺などなので、さながらおやつパーティーと化すときもあります。なるべく、賞味期限内に食べて、無駄にならないようにしたいですよね。いかがでしたか?今回は、この非常食の備蓄にかかる費用と、賞味期限について考えてみました。次回は、水道・ガス・電気がストップする災害時に役立つ調理法「パッククッキング」をご紹介します。丁寧な暮らしに憧れがあっても。まず大切なのは、家族と自分の命。日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、ほどよいバランスを見つけていきたいですね。このシリーズが、あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、ヒントにしてもらえるとうれしいです。「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。これまでの記事をよむ「トノエル防災研究室」・序章「もしもの備え、一緒に考えてみませんか?」・CASE1:超緊急避難「3つに分けた「もしも」の場面とは?」・CASE1:超緊急避難「マンション火災、土砂崩れ…。「超緊急避難」ってなに?」・CASE1:超緊急避難超緊急避難のときに持つ「非常持出し袋」に入れるモノとは?・CASE1:超緊急避難 「いつものバッグ」に入れている「こどもポーチ」と「おでかけポーチ」って?・CASE1:超緊急避難「いつものバッグ」の置き場所は普段も緊急時も同じ」・CASE2:緊急避難「「緊急避難」=非常時の対策って考えてますか?」・CASE2:緊急避難「非常持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その1」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋を車にも置くべき理由って?」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋には「リュック」が一番!な理由」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その3」・CASE2:緊急避難「非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その4」・CASE2:緊急避難「「布ガムテープ」「トイレットペーパー」をコンパクトにする方法」・CASE3:在宅避難「災害時に「在宅避難」する場合に必要なことって?」・CASE3:在宅避難「政府推奨の「ローリングストック」よりも凄い食糧備蓄法」・CASE3:在宅避難「「非常食」は朝・昼・夜で別メニューしたほうがいい理由」
2018年04月22日