今回は、LINEをもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。「香典は30円で(笑)」と言い放つ夫母が亡くなったため、夫に連絡を入れた主人公。ところが主人公夫婦は離婚が決定しており、夫は浮気相手と旅行を楽しんでいました。夫に連絡したのは母の葬儀に出席してもらうためだったのですが…。「世間体とかどうでもいい」と夫は聞く耳を持ちません。そこで主人公は「母には過去にお金を援助してもらった恩があるでしょ」と問い詰めます。しかし夫は「出席はしない」と恩を仇で返すような発言をしたのです。さらに、母の遺産をアテにする様子を見せる夫。主人公は呆れながら「あなたに貰う権利はない」と突き放すと…。夫は開き直り「香典は30円でいいだろ?」と言い放ったのです。開き直る夫出典:Youtube「Lineドラマ」夫の心ない発言に「ええ…?香典が30円って…」と驚きを隠せない主人公。その後も夫は、主人公の母に対して最低な発言を続けます。問題さあ、ここで問題です。母への香典代があまりにも少額なことを指摘すると、なぜか偉そうな態度をとる夫。さらにこの後、夫として最低な発言をするのですが…。その発言とは一体何でしょう?ヒント夫は主人公の母に対して感謝の気持ちが一切ありませんでした。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「Lineドラマ」正解は「散々お世話になった母に対し『恩はそれくらい!』と言い放ち、外出してしまった」でした。その後夫は結局、葬儀に出席することはなく…。夫の人としてあり得ない言動の数々に呆れて言葉を失う主人公なのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年03月23日皆さんは、パートナーとの関係に悩みはありますか? 今回は「夫の言葉に衝撃を受けたエピソード」とその対処法を紹介します。香典は30円?社長をしている主人公。夫は主人公の秘書を務めていましたが、離婚直前の関係でした。ある日、母を亡くした主人公は葬儀について夫に連絡をします。ところが夫は、別れる予定だからとまるで他人事のような態度をとってきたのです。法的にはまだ夫婦であること、夫の両親は葬儀に出席してくれることを伝えますが聞く耳持たず…。主人公の母親からお金の援助してもらった恩があることも伝え、主人公は説得を続けます。やっと夫が「わかったよ」と言ってくれましたが…。出典:Youtube「Lineドラマ」「香典は30円で(笑)」と夫は言ってのけたのです。夫の失礼すぎる言動に、主人公も「は?」と唖然。その後2人は正式に別れ、主人公が家を出ていくことに。離婚した夫は主人公の会社を辞めて、退職金がもらえることを期待していましたが…。夫に振り込まれた退職金は30円だけだったのです。「ちょ、ちょっと待て…!3000万円の間違いだろ!」と怒る夫に、主人公は事実だと伝えます。主人公から特大の反撃を受けてしまい「どういうことだよ」と愕然とする夫でした。こんなとき、あなたならどうしますか?義両親を味方につける非常識な夫を改心させるのはなかなか難しいですよね…。義両親が常識のある人であれば、義両親を味方につけて説得してもらうのがいいかなと思います。(40代/女性)夫との離婚を考える葬儀のことを受けて、夫との離婚を考えようと思います。金銭面で揉めることを考慮して、弁護士を間に挟んで離婚準備を進めていきます。(30代/女性)今回は非常識な夫の対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月29日今回は、LINEをもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。母の葬儀にこなかった夫「香典は30円で(笑)」悲惨な末路に…夫との離婚が決まっていた主人公。しかし、離婚する前に母が亡くなってしまいます。法律上ではまだ夫婦のため、旅行中の夫へ何度も連絡をしました。面倒そうに返信してきた夫へ緊急の連絡であることを伝えると…。「俺たち別れる予定なんだから…」とまともに取り合おうとしません。そんな夫に呆れながらも、母が亡くなったことを伝えます。しかし「で?」と興味なさそうな反応を見せる夫。そして、主人公が母の葬儀に出るようお願いすると…。「世間体とかどうでもいいわ」と言い、出席を拒否したのです。夫が香典を30円と言い出し…出典:Youtube「Lineドラマ」加えて夫は「香典30円で満足だろ?」と言い出し…。「主人公の母への恩は30円程度だ」などと言う始末。主人公は思わず「言い方…」とショックを受けます。問題さあ、ここで問題です。夫は主人公の母に恩があるのに失礼な発言をしています。どんな恩があったでしょうか?ヒント恩に価値はつけられませんが、到底「30円」では返しきれない恩です。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「Lineドラマ」正解は「お金を援助してもらっていた」でした。我慢の限界だった主人公は、その件を夫へ言及すると…。「身内への貸し借りは返す必要はない」「亡くなったなら返す義務はない」と主張。その後、主人公夫婦の離婚が成立します。会社の社長をしている主人公の秘書であった元夫は会社も退職しました。どうやら元夫は退職金で豪遊する予定だったようですが…。数日後、慌てた様子で「退職金が30円だった」「嘘だろ…?」と抗議の連絡をしてきます。主人公からのまさかの反撃に夫は激怒するのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月26日皆さんは、親族の発言に呆れた経験はありますか?今回は「香典のお返しを求める伯母」にまつわる物語とその感想を紹介します。母の葬儀の後に…主人公の母が亡くなり、葬儀を行ったときのことです。主人公は葬儀で伯母からもらった香典に、違和感を抱いていました。しかし伯母を問い詰めることはせず、そのまま葬儀を終えます。すると1ヶ月後、伯母が連絡してきて…。常識がなさすぎる出典:Youtube「Lineドラマ」「あなた、常識がなさすぎるんじゃない」と言う伯母に「えっ?」と困惑した主人公。なんと伯母は、香典のお返しがなかったことに怒っていたのです。主人公は絶句しつつ、伯母の香典には何も入っていなかったことを明かします。それでも伯母は食い下がるように、今度は母に指輪を渡したことがあると言い出しました。妹である母に渡した指輪を、1つ残らず返すよう言ってきた伯母。その後、指輪に執着する伯母に違和感を覚えた主人公は、伯母の求める指輪を探し、調べることにしたのでした。読者の感想空の香典袋を渡しておきながら、お返しをせがむなんて図々しいですよね…。母が亡くなって悲しみに暮れるなか、迷惑な叔母に振り回される主人公がかわいそうでした。(30代/女性)妹の葬儀にからの香典を渡す叔母にはガッカリしました。指輪を返してほしいなど、お金への執着がすごいように感じます。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2024年02月07日皆さんは、奇妙な出来事に遭遇した経験はありますか?今回は「亡くなった同僚の交際相手に見せられた香典」にまつわる物語とその感想を紹介します。(CoordiSnap編集部)エピソード:おばけてゃイラスト:たなみ<<HPはこちら!>><<作者Instagramはこちら!>>同僚の葬式夫の同僚の葬式に、夫と一緒に出席していた主人公。同じく葬式に出席していた他の同僚に、夫が声をかけたのですが…。様子がおかしい出典:リアコミ主人公は同僚の様子がおかしいことに気がつきました。そのとき、突然亡くなった同僚の交際相手がやってきて話しかけてきたのです。そして交際相手は、同僚のもとに届いた香典を見せてきました。しかしその香典は、すでに亡くなった別の同僚の名前で届いたもので…。その後、他の同僚のもとにも香典が届いていたことが判明。香典を受け取った夫の同僚が次々と姿を消していき、主人公はゾッとしてしまうのでした。読者の感想夫の周りで奇妙なことが起こっていると、心配になってしまいますね…。原因不明な恐ろしい現象に、ゾッとしました。(30代/女性)亡くなった同僚の名前で香典が届いたなんて、恐怖を感じました。同僚が亡くなるだけでもつらいことですが、奇妙な出来事が続き心が休まらないですね…。(20代/女性)
2024年01月11日皆さんは、誰かに祟られているかもしれない…と思った経験はありますか?今回は「不可解なお香典」にまつわる物語とその感想を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:たなみエピソード:おばけてゃの怖い話(@obaketeya_horror)<<HPはこちら!>><<作者Instagramはこちら!>>夫への疑い主人公は夫と2人暮らし。主人公はある日、家でもスマホを気にしたり、ボーっとしたり、いつもと違う夫の様子を見て、まさか浮気をしているのではないかと不安を感じています。主人公は夫を問いただしましたが、浮気はしていないの一点張り。そして、自分は祟られているかもしれないと言いだします。そんな中、会社からの電話で1人の同僚が亡くなったと連絡が入りました。亡くなった同僚の葬式へ出席した葬式で、主人公と夫は亡くなった同僚の恋人だったという男性に声をかけられます。男性は主人公たちに、見てほしいものがあると言いました。出典:Instagram男性が手に持っていたのはお香典で、ポストに投函されていたと言うのです。送り主はすでに亡くなった別の同僚で、出された日付は葬儀の2日前。お香典の中を確認すると”怖かったでしょう”と書かれていて…。まるで、亡くなることを知っていたかのようなお香典に、一同は顔面蒼白。その後、他の同僚にも御香典が届いていたことが判明します。そして、次々と夫の同僚が姿を消していき、主人公は違和感を覚えるのでした。読者の感想夫がスマホを見ていたり、家でいつもと態度が違っていたりしたら浮気を疑ってしまいますよね…。それが祟りかもしれないと言われて、信用できない主人公の気持ちに共感しました。(30代/女性)亡くなることを知っていたかのような内容が届くなんて、想像するだけで怖いです。主人公の夫には無事に生きてほしいと思いました。(40代/女性)
2023年12月31日皆さんは、ゾッとした経験はありますか?今回は「同僚が持ってきた御香典」にまつわる物語とその感想を紹介します。(CoordiSnap編集部)エピソード:おばけてゃさん(インスタグラムにて経験談公募)イラスト:たなみ<<HPはこちら!>><<作者Instagramはこちら!>>突然やってきた夫の同僚ある日突然、夫の同僚が家に来ます。なにか困っている様子だったため、招き入れて話を聞くことにした主人公。そこへ夫が帰宅します。すると同僚は「今日届いた」と夫に御香典を渡し…。差し出したのは…出典:リアコミ御香典の中には「誰も知らない場所で亡くなられて残念です」と書いた手紙が入っていました。そしてその手紙の差出人を見ると、すでに亡くなった会社の後輩だったのです。困惑していると次の瞬間、夫のスマホが鳴り響き勝手に音声が流れ始めました。なんとその音声は同僚の声だったのです。信じられない現象に、主人公たちは顔面蒼白になったのでした。読者の感想亡くなった人から香典が届くなんて、恐怖を感じてしまいますね。その後の電話もゾッとするもので、夫と後輩がどんな関係だったのかが気になります。(30代/女性)亡くなった人からの手紙にゾッとしてしまいました。手紙が届いたのも、勝手に流れた音声も、どういうことだったのか不思議に思います。(20代/女性)
2023年12月24日皆さんは、日常で思いがけない出来事に遭遇した経験はありますか?今回は「同僚への香典」にまつわる物語とその感想を紹介します。(CoordiSnap編集部)<<HPはこちら!>>エピソード:おばけてゃイラスト:たなみ同僚の葬式3年前に結婚した妻と暮らしている主人公。最近身の回りで不可解なことが続き、恐怖を感じていました。そんなある日、同僚が突然亡くなり、主人公は葬式に出席します。すると同僚の交際相手から声をかけられ、ポストに届いたという香典を見せられました。中身を確認すると…香典の中身を確認する主人公。中には同僚の死因をほのめかす不気味な手紙が入っていました。出典:リアコミさらに差出人の名前を見た主人公は恐怖で青ざめます。その名前の人物はすでに亡くなっていたからです。その後、他の同僚にも御香典が届いていたことが判明。そして次々と夫の同僚が姿を消していく中、主人公の家にも御香典が届くことになるのでした。読者の感想あまりに不気味な出来事に背筋が冷たくなりました。亡くなった人から香典が届くなんて信じがたく、恐怖で青ざめてしまいますね…。(30代/女性)香典を送った人物がすでに亡くなっているとわかった瞬間、ゾッとしました。主人公の身の回りで不可解なことが続いているのも怖いですね…。(20代/女性)
2023年12月20日家族葬やリモート葬などの新しい葬儀や法事の形が定着しつつある今、香典マナーはどうなっているのか、知っておきたいものです。今回は仏事の専門家に今どきの香典マナーを教えていただきます。また新しい弔いの形を提案するサービスもご紹介します。家族葬の香典マナー【親族の場合】近年、葬儀や法事などは、身内だけで行われることが増えていますが、参列する際には香典はどのくらいの金額が必要なのか、不安になりませんか?またコロナ禍の影響もあってリモート葬や法事などの新しいお悔やみの形も生まれています。今回は、仏事関連総合サービスを展開し、葬儀や法事マナーを伝えている「メモリアルアートの大野屋」(以下、大野屋)の担当者に、香典の額から新しい時代の香典マナーをうかがいます。まずは家族や親族が亡くなったときに家族葬を執り行う場合の香典の額から。家族葬とは、家族や親族、ごく親しい人だけの少人数で行う葬儀のことです。身内に送る香典の額は、従来の一般的な葬儀と違いはあるのでしょうか。大野屋の取締役執行役員 セレモ事業本部長 横田 智一さんは、家族葬であっても、基本的には金額は変わらないと話します。葬儀における香典の額の相場両親が亡くなったとき:3万円~10万円兄弟姉妹など親族が亡くなったとき:3万~5万円、10万円横田さん両親が亡くなった場合は、長男長女は10万円、次男次女以下の方であれば3万から7万円が相場です。お母様もしくはお父様に対して包みます。兄弟姉妹など親族が亡くなった場合は、3万から5万円が相場です。生前、とても慕っていたお兄様やお姉様が亡くなられたときなど、特別な思いがある場合には10万円を包むこともあります。金額は変わりませんが、家族葬の場合、喪主の方の希望で香典は一切なしとすることもあります。参列者の方々に負担をかけたくないという思いもありますし、近年は葬式代を故人の遺産でまかなえることが、昔と比べて増えたことも理由です。家族葬の場合は特にそれぞれの都合で行うため、香典をお送りしてよいか、事前に聞くのもよいでしょう。ーーちなみに四十九日や一周忌、お盆、お彼岸などの法事においては、次の金額が相場だそうです。法事における香典の額の相場両親:1万~3万円兄弟姉妹:1万円~3万円おじおば:1万円家族葬の香典マナー【知人の場合】ーー知人・友人・上司などが亡くなって家族葬で葬儀を行うことを知った場合、香典はどのようにするのがよいのでしょうか。横田さん家族葬の場合、それぞれのご家族によって都合が変わりますので、まず参列できるか確認したほうがよいでしょう。一般的には、会社の場合、香典の額が統一されているところもあります。役職についていない方は3~5千円、役職についている方や自分の上司の場合は1万円や3万円などが多いです。現状は、葬儀を行う側と参列側の双方が迷っている状況です。葬儀を行う側は会社関係の方を呼ぶべきか、参列側は参列してよいものかということに悩んでいます。昔のように、町内会や近所の方がどのような葬儀を行うべきかアドバイスをくださることも減っていますので、独自の考えで葬儀を行っているケースが多いです。ですから、家族葬を行うことを知ったら、直接、参列が必要か、香典を送ってよいかを確認するのが一番よいと思います。葬儀の欠席時やリモート葬の香典は?ーー一般的な葬儀にやむを得ず欠席する場合や、リモート葬への参列の場合、香典はどうすればよいのでしょうか?横田さん本来、参列できない場合は弔電(ちょうでん)を送ります。弔電とは、通夜や葬儀・告別式へ参列できない場合、お悔やみの気持ちを伝えたいときに送る電報のことです。生前、とてもお世話になった方には、弔電と香典をセットにして書留で送るのが一般的です。弔電と香典両方送るかどうかは、故人との関係性によって変わります。リモート葬の場合は、家族葬と同様、香典を受け付けるかどうかは喪主の方のお考えによって変わりますので、送ってよいかを確認しましょう。金額は一般的な葬儀の際と同様でよいです。ーー葬儀や法事などは身内で少人数で行われることも多くなったため、それぞれ独自のやり方で行われる傾向にあるようです。これからは、これまでのマナーを踏襲しつつ、臨機応変にお相手に合わせることが大切になってきそうです。新しい弔いの形を提供するサービスーー近年、新しい弔いの形を提供するサービスが生まれています。2つのサービスを見ていきましょう。「私とみんなの法事サービス ~リビング法事~」(メモリアルアートの大野屋)大野屋は、新しい家族葬のかたちとして家族葬専用式場にて「リビング葬」を提供していますが、「リビング法事」のサービスも開始しました。提供のきっかけは、コロナ禍を通じて直面した「弔い不足」です。喪主や参列できなかった人による心残りや後悔を感じる思いが広がっている背景にあります。「弔い不足」を解消するため、葬儀のアフターサービスとして、これまでの法事にはない、自宅にいるかのようなゆったりした空間で思い出を語り合う弔い直しの場を用意。故人が好きだったメニューをお食事に追加したり、故人ゆかりの品を持ち寄り祭壇に飾ったり、故人の趣味を思いながらワークショップを実施したりなど、残された方々の想いに寄り添った法事を執り行うことができます。大野屋で葬儀を行った人であれば利用できるので、機会があれば弔い直しを検討してみるのもよさそうです。「エンディングハウス」(燦ホールディングスグループ)燦ホールディングスグループは、家族葬など小規模な葬儀に特化したブランド『エンディングハウス』を今年3月にスタート。葬儀が小規模・簡素化志向へとシフトしている背景から生まれました。90年にわたる歴史で培ったノウハウに基づくプロによる上質なサービスを、リーズナブルな価格で提供しているのが特徴です。葬儀プランは「家族葬」「一日葬」「お別れ葬」の3つで、新しい会館で執り行えます。「お別れ葬」は、通夜・告別式を行わないシンプルなプランのこと。これまでの伝統を重んじる葬儀ではなく、シンプルかつ小規模で大切な人を送り出したいという場合には、このサービスが適しているかもしれません。ーー葬儀や法事などの弔いごとは年々変化しています。これまでのマナーは守りながら、うまく変化に対応していきたいですね。Information<筆者情報>椎原茜ライター。ライフスタイル、エコ、美容・健康、マネーなどのジャンルで執筆中。専門家取材の記事を通して、女性の読者の方々に正しい知識を知ってもらい、生活に役立ててもらうことを目指している。(C)フォト うまいもん/AdobeStock文・椎原茜
2023年09月29日皆さんはゾッとする体験をしたことはありますか?今回は「香典の差出人に驚愕した話」を紹介します!エピソード:おばけてゃ(インスタグラムにて経験談公募)漫画:たなみ<<HPはこちら!>>『香典の差出人に驚愕した話』夫の不審な行動に違和感を抱き、浮気を疑っていた主人公。しかし夫を問い詰めると「俺は祟られているかもしれない」と衝撃の発言をします。主人公は信じられず、夫と話し合いをしたのですが…。そのとき夫の会社から「同僚が亡くなった」と連絡が来ました。後日、同僚の葬式に参列した主人公と夫。すると見知らぬ男性に話しかけられ…。「私は交際していた者です」出典:リアコミ男性は亡くなった同僚の交際相手だったのです。そして男性は家に届いたという香典を見せてくれたのですが…。香典の差出人に驚き「なんだよこれ…」と言う夫。そこに書いてあった差出人の名前は、昨年亡くなった夫の部下だったのです。主人公はなぜ亡くなった人から届いたのか訳がわからず、恐ろしい体験にゾッとしてしまうのでした。差出人の名前に絶句亡くなったはずの人物から香典が届いてたことを知り、唖然とする主人公たち。祟られているらしい夫の身の回りで不可解なことが起き、恐怖を感じた主人公のエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年08月22日皆さんは、夫の行動に困惑したことはありますか?今回は香典にまつわる夫のエピソードを紹介します。イラスト:浜井れんこん祖母の葬儀主人公が結婚してすぐのころ、祖母が亡くなり葬儀に参列したときのこと。香典にはいくら包めばいいのかわからず、夫から義母に聞いてもらいました。すると義母は人差し指を立てるだけで、そのままどこかへ行ってしまいます。義母がくれたサインで1万円くらいだろうと主人公は理解しました。しかし夫は10万円だと言い張ります。高額だと主人公は思いましたが、お金のことで揉めたくなかったので言われた金額を包みました。すると…。義母から言われたことは…出典:CoordiSnap葬儀を終えた3日後、義母から「10万円は包みすぎ!」と叱られてしまい…。次からは夫をあてにはしないと、心に誓った主人公だったのでした。認識違いで…認識違いで怒られてしまった主人公夫婦…。香典などは相場があるとはいえ人によって価値観も異なるため、必要であればしっかりとすり合わせをするのがいいかもしれませんね。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。
2023年07月06日故人の宗教によって、注意すべき香典のマナーは異なります。また、「香典とお供え物の意味の違い」や「香典の金額の相場」を理解しておくと、法事でもきちんとした立ち回りができるでしょう。こちらでは、香典返しのマナーや金額の相場についてご紹介します。■香典袋の選び方香典袋は、不祝儀袋とも呼ばれ、「御霊前(ごれいぜん)」「御仏前(ごぶつぜん)」「御香典(ごこうでん)」「御香料(ごこうりょう)」など、さまざまな名目があります。このなかでも「御霊前」は、宗教に関係なく誰にでも使えます。【名目の違い】御仏前は、仏教のなかでも浄土真宗の方へ贈る際の名目です。なぜなら、浄土真宗においては「人が亡くなったらすぐに仏になる」とされているからです。仏教の他の宗派では「四十九日目に仏になる」という教えであるため、お通夜や告別式では御仏前の香典袋を選びません。浄土真宗以外に御仏前を贈るのは、四十九日の法要のときです。お通夜や告別式では、「御霊前」「御香典」「御香料」の香典袋を贈りましょう。ちなみに、新道では「御霊前」「御玉串料(おたまぐしりょう)」「御榊料(おさかきりょう)」という名目でお金を包みます。キリスト教式では、「お花料(おはなりょう)」という名目で包みます。【「香典袋の柄」と「水引」】香典袋は白無地が基本です。宗教に関係なく香典袋を贈るのであれば、白無地のまま贈りましょう。仏教における法事では、蓮の絵柄のものを選びます。キリスト教の場合は、十字架や白百合の絵柄が最適です。水引は、白黒のものか銀一色のものを選びます。結び方は「結び切り」や「あわび結び」にし、蝶結びや花結びにしないでください。「結び切り」や「あわび結び」には、「不幸が二度と起こらないように」という意味が込められています。ちなみに、白と黄色の水引も香典袋に使えます。北陸地方に利用されることが多く、最近では関西地方でも広く用いられるようになりました。【香典袋を購入するポイント】香典袋を選ぶ際には、宗教が深く関わってきます。相手の宗教を判別するには、遺族から訃報の連絡が来たときに確認しましょう。もし聞き忘れてしまった場合でも、確認し直す必要はありません。遺族は葬儀の準備で忙しいので、聞き忘れたら「御霊前」の香典袋を選びましょう。香典袋は文房具が売っているお店で購入できます。文房具屋だけではなく、デパートや書店の文具売り場でも入手できるでしょう。コンビニや100円ショップにも香典袋があるため、そちらでも探してみてはいかがでしょうか。■お供え物が必要なタイミングお供え物を贈るタイミングとしては、「お通夜」「告別式」「四十九日」「一回忌法要」などが挙げられます。一方で、お通夜や告別式で香典を贈る場合、無理してお供え物まで用意する必要はありません。なぜなら、香典にはお供え物と同じ意味があるからです。地域によっては、お供え物を持ち寄り分け合う風習がありますので、念のため注意しておきましょう。この場合は、葬儀に出席する際にお供え物が必要になります。近年では、ものを渡すのではなく「御供物料(おくもつりょう)」として現金10,000円程度を包むことが多いです。供物を用意する必要があるかどうかは、葬儀出席前にしっかりと確認しておきましょう。【お供え物の表書きと水引】お供え物を持参する際は、のし紙で包装しましょう。そして、表書き上段には「御供物料(おくもつりょう)」と書きます。宗派によっては、ここでも表記が異なります。浄土真宗では、どのような場合であっても名目は「御仏前」です。神式の表書きでは「御供(ごくう)」「偲び草(しのびぐさ)」、キリスト教式では「御供物」「御供」となります。表書きの下段には、贈り主の名前を記します。そして、水引は5本の結び切りのものを使用します。四十九日前までは黒白の水引を、四十九日後は双銀の水引を選びましょう。最近では、東日本の場合は黒白5本の結びきり、西日本の場合は黄白5本の結びきりのものを選ぶ傾向にあります。お供え物を購入した際にお店側で準備してくれる場合もあるので、こちらも覚えておきましょう。【お供え物の選び方】お供え物は、花や果物、もしくは故人の好物を選択しましょう。お供え物の相場は5,000円~10,000円です。あまり高価なものを贈ると相手に気を使わせてしまうため、注意してください。なお、マナーとしてお供え物は「かさばらなくて、持ち運びやすいもの」を選ぶようにしましょう。プリンやようかんなど、箱から出してそのままお供えできるものが最適です。クッキーや煎餅の場合は、小分けされているものがよいでしょう。さらに、宗教によってもお供え物の選び方が異なってきます。・仏教:線香、ろうそく、果物、菓子、缶詰、故人の好物・神道:果物、菓子、魚などの海産物、酒、故人の好物・キリスト教:なし仏教では「いかなる生き物も故意に殺傷しない」という教えがあるため、肉や魚などを供えることを禁じられています。一方、神道では「線香やろうそくの使用は仏教の供養方法である」とされているため、果物や菓子を贈る傾向があります。キリスト教では「祭壇にお供え物を飾る」という習慣がないため、「供花(きょうか)」として生け花を贈ります。お供え物の注意点に関して、もう少し詳しく見ていきます。・食べものかまぼこやさつまあげ、佃煮、海苔など、賞味期限が長いものが喜ばれます。缶詰や餅、昆布などの常温でも置けるものも好まれます。一方で、にんにくやねぎなど、臭いや辛味が強い食べものは、お供え物としては不向きです。・花胡蝶蘭(こちょうらん)や白いゆりなどが挙げられます。故人が愛した花があれば、そちらを持参しましょう。ただし、バラなどのトゲを持つ花は贈らないように気を付けてください。購入する際に「法事に使う」と伝えれば、お供え用にアレンジしてくれるでしょう。・お菓子プリンやようかん、クッキー、煎餅の他に、カステラやパウンドケーキ、マドレーヌなどの焼き菓子がおすすめです。「落雁(らくがん)」と呼ばれる、お盆に供える定番砂糖菓子も弔事のお供え物に適しています。こちらも購入の際に「法事に使う」と言えば、お供え用に包装してくれるでしょう。・果物お供えには丸いものが好まれますので、リンゴやモモ、メロンなどを選ぶとよいでしょう。また、篭に入れて周りを造花で飾る「盛篭(もりかご)」で果物を贈ると、見た目もきれいで喜ばれます。地域によっては、お供えする品が決まっているケースもあります。念のため確認しておくとよいでしょう。【お供え物の渡し方】親しい間柄であっても、勝手に仏壇へお供え物を置いてはいけません。お供え物を渡す際は、まず施主(資金を出してその法事を運営する人、遺族の代表)へ手渡しします。マナーとして、渡す際には「御仏前にお供えしてください」と一言声をかけるようにしましょう。■表書きの書き方とお金の包み方通夜もしくは告別式では、香典袋を持参します。このとき、正しい名目の香典袋を用意しても、書き方やお金の包み方を間違えてしまうと大変です。香典袋の書き方とお金の包み方に関しても、しっかりと気を配りましょう。【贈り主の名前の書き方】名目の下には、贈り主の名前を記入します。夫婦連名の場合は、夫はフルネーム、妻は名前だけで構いません。家族一同で香典袋を贈る場合は、代表として夫の名前だけ書きましょう。友人などと共に複数人で香典袋を贈る場合、贈り主欄では五十音順で記入します。贈り主同士で年齢差がある場合は、五十音順ではなく年齢順で書きます。肩書きを載せたい場合は、氏名の右上に書きましょう。【表書きに記載する人数】複数人で贈る場合は、3名までにしてください。4名以上で香典袋を贈るときは、代表者1名の名前を書き、左隣に「外一同」と記載します。そして、別の紙に全員の名を記載し、中包みに同封しましょう。【金額の書き方】中包みとは、香典袋のなかに入れる「お金を包むもの」です。中包みの表面に金額を書き込みます。例えば30,000円の場合には、「金参萬円」「金参萬圓」などと書きます。金額のうしろに「也(なり)」と記載する方がいますが、こちらは書いても書かなくてもどちらでも構いません。また、中包みに金額を記入する際には、「一万円、二万円」ではなく、以下のように記載しましょう。・壱萬円もしくは壱萬圓・弐萬円もしくは弐萬圓・参萬円もしくは参萬圓・五萬円、伍萬円もしくは五萬圓、伍萬圓・七萬円もしくは七萬圓・八萬円もしくは八萬圓・拾萬円もしくは拾萬圓なお、「四、六、九」は縁起の悪い数字であるため、ご祝儀の金額にはしないように気を付けてください。ちなみに、新札は「既に用意していたように見える」と勘違いされるため、香典には向きません。もし新札を入れる場合には、一度折って折り目をつけてください。ただし、汚れたお札やしわしわのお札にすると失礼にもなりますので、その点も注意しましょう。また、お札を入れる際には、お札の向きをそろえるだけで十分です。香典袋や中包みにはのり付けも不要です。【中包みの包み方】中包みには、椿を原料とした紙である「奉書紙(ほうしょがみ)」を用います。奉書紙の裏面を上にしてひし形に置き、中央にお札を置きましょう。このとき、お札の肖像の面が見えないように置くことがポイントです。お札の下の線に合わせて、奉書紙を下から上に折ります。そして、奉書紙の左側をお札に沿って折ります。右側も同様にしてお札に沿って折りましょう。お札の上の線に沿って、奉書紙をさらに下から上に折ります。余った上の先端部分を下に折り、裏返せば中包みの完成です。中包みではなく「中袋」という封筒式のタイプもありますので、苦手な方や忙しい方はそちらを使いましょう。【上包みの包み方】上包みとは、香典袋にあたる部分です。こちらも市販のものであれば封筒式のタイプがありますが、手作りで上包みを作ることもできます。まず奉書紙を2枚重ね、裏面を上にしつつ縦長の長方形になるように置きます。そして、中央に中包みを置いてから折り始めます。中包みを置くときも、肖像面が見えないようにするのがポイントです。そして中包みの幅を目安にして、縦3等分に折りましょう。右から先に折り、次に左を折ります。そして、下を裏に折ります。上側も裏に折りますが、このとき下側で折った部分にかぶさるように折りましょう。これで完成です。下側と上側を折る順番を間違えてしまうと「慶事」になってしまうため、十分注意してください。裏から見たときに重なりが下を向くのが「弔事」、上を向くのが「慶事」です。上包みが深く敬礼しているように見えるのが、弔事のときのマナーです。■どれくらいの金額を包むべき?故人との関係性によって、香典に包む金額は異なります。身内である場合は、最低でも10,000円、平均で30,000円とされています。付き合いの深さや血縁関係で50,000円、100,000円と包む方もいます。一方で、会社関係の方や恩師、友人の場合は、少なくとも3,000~5,000円、平均で10,000円が目安です。こちらも付き合いの深さや面識の有無によって金額が変わります。また、故人との間柄だけではなく、香典袋の種類によっても金額は変わります。市販されている香典袋のなかには、印刷された水引がついているタイプ、水引が白黒のタイプ、高価な和紙で作られたタイプなど、さまざまなグレードがあります。豪華絢爛な香典袋を選んだうえで、なかにに入れる金額が少ないと、釣り合いが乱れてしまいます。香典に包む金額が5,000円以下の場合は水引が印刷されたもの、30,000円以下の場合は白黒の水引、もしくは双銀の水引のものを選ぶようにしましょう。30,000円を超える金額の場合は、豪華な水引が付いたものや高級和紙で作られたものを用意します。併せて、水引は白黒のものよりも10本以上束になっている双銀のものを選んだほうがよいでしょう。香典袋のパッケージには目安の金額が書かれていることが多いので、そちらも参考にしてみてください。■守るべきマナー香典を贈る際に、覚えておきたいマナーがあります。改めて確認してみましょう。【香典袋はふくさに包んで持っていく】ふくさとは、絹などでできた四角い布のことであり、風呂敷タイプのものと二つ折りのタイプがあります。香典袋のまま持ち歩くとしわになったり汚れたりするケースもあるので、必ずふくさに包んで持参しましょう。ちなみに、弔事には緑色や灰色のふくさが好まれます。赤色のふくさは慶事のときに使用するものであるため、間違えないようにしましょう。また、ふくさには慶弔両用のタイプもあります。慶弔両用のふくさの色は、一般的に紫色です。紫色ならば、お悔やみごと、お祝いごとの両方に使用でき、男女とも関係なく使えます。慶弔両用のふくさを購入する場合は、派手な模様が入っていないものを選びましょう。さらに慶弔両用のふくさは、左右両側から開けられるのが特徴です。お悔やみごとでは左開き、お祝いごとでは右開きと決まっているため、購入時に確認しましょう。【ふくさを持っていない場合】ふくさを持っていない、もしくは購入する時間がないときは、ハンカチで代用できます。ハンカチの色は、黒や灰色、紺などの暗い色を選びましょう。ちなみに、ふくさは100円ショップでも置いてあります。ハンカチで代用することも可能ですが、安いふくさも用意しておくと何かと便利です。【香典返しをいただいたとき】香典を贈った場合、後日「香典返し」として遺族から品物をいただくことがあるでしょう。このとき、香典返しに対してさらにお礼をする必要はありません。香典返しとは、四十九日の忌明け法要が無事終了したあと、遺族が報告とお礼を兼ねて行うものです。遺族の喪に服す期間が終わったのに、ここでお返しをしてしまうのは失礼にあたるので注意しましょう。また、最近ではお通夜や告別式の当日に、遺族から「香典の半額程度の品物」を渡されることも多いです。これは「半返し」と呼ばれるものであり、お返しは不要です。さらに、参列者に渡されるハンカチは「会葬御礼品」と呼ばれ、「葬儀当日に来てくだりありがとうございます」という意味が込められた品です。こちらは香典返しではありませんが、会葬御礼品にもお礼として何か渡す必要はありません。さらに、参列者に渡されるハンカチは「会葬御礼品」と呼ばれ、「葬儀当日に来てくだりありがとうございます」という意味が込められた品です。こちらは香典返しではありませんが、会葬御礼品にもお礼として何か渡す必要はありません。【神式・キリスト式にも似た風習がある】神式において、忌明けに相当するものとして「五十日祭」があります。香典返しを行うのは仏式ですが、神式でも仏式に準じた形で遺族から品物が贈られるでしょう。このときも、お返しをする必要はありません。キリスト教においては、「香典返し」という名の習慣はありませんが、三十日祭の昇天(召天)記念日のあとに、遺族から品物が贈られることが多いです。どの宗教でも、遺族からいただいたものにお返しをする習慣はあまりないといえます。■まとめ香典の金額は、故人との関係性の深さによって決まります。香典袋の書き方や包み方までしっかりと覚えた上で、香典を贈りましょう。また、香典はお供え物と同じ意味を持ちます。どちらか一方を贈るだけでも、故人へ感謝の思いが伝わります。遺族の香典返しの意味も正しく理解して、不快にさせない法事マナーを身に付けましょう。
2017年03月08日通夜や葬儀の参列者は、香典を喪主や親族に渡すケースが一般的です。しかし、「香典を渡すタイミングが難しい」「適切な金額がわからない」などの悩みを抱えている方は少なくありません。香典の渡し方や金額を間違えると、マナー違反と認識されてしまう恐れがあるので、事前に正しい知識を身につけておく必要があるでしょう。そこで今回は、香典に関する基礎知識やマナーについてご紹介していきます。■香典は通夜か葬式どちらで渡せばいい?香典を渡す上でまず気になるのが、「渡すタイミング」ではないでしょうか?特に通夜と葬儀の両方に参列をする場合に、どちらで渡すべきか悩んでしまうケースは多く見られます。結論から言うと、香典を渡すタイミングは通夜や葬儀の目的によって異なります。例えば親族や親しい知人など、故人に近しい人物のために通夜が開かれている場合は、一般参列者は無理に香典を渡すべきではありません。このようなケースでは、葬儀に香典を渡すようにしましょう。それに対して、葬儀に参列することが難しい一般参列者のために通夜が開かれている場合は、通夜の際に香典を渡しても問題はありません。特に近年の都心部などでは通夜の目的が少しずつ変わってきているので、そのような通夜であれば香典を渡す行為はマナー違反とはならないでしょう。しかし、ケースによっては通夜に香典を渡すと、「事前に準備をしていたのでは?」と思われてしまう恐れがあります。通夜や葬儀の準備を前もって進めることはマナー違反とみなされるので、基本的には香典は葬儀の際に渡すことを考えましょう。通夜では喪主や遺族への軽い挨拶にとどめて、通夜が終わってから葬儀に向けて香典の準備を進める、といった流れが望ましいと言えます。もちろん、葬儀に参列することが難しい場合は、通夜の際に香典を渡しても問題はありません。■香典袋の選び方と書き方典を渡す際には、お金を香典袋に入れてから渡す必要があります。しかし、香典袋にもさまざまな種類が存在しているので、「どの香典袋を選ぶべきかわからない」と不安に思っている方もいることでしょう。香典袋は種類によって、主に以下の3つのポイントが異なります。■表書き…表に記載されている文字■水引…香典袋を結ぶ紐■包み…香典袋のデザイン表書きなどについては、相手の宗教や宗派ごとに適したものを選ばなくてはなりません。そこで以下では、主な宗教や宗派に適した香典袋についてご紹介していきましょう。【仏式】表書きについては、「御香典」もしくは「御香料」と記載されたものを用意します。水引は黒白の紐が基本となりますが、なければ双銀の結び切り(堅結びをしたもの)を選ぶようにしましょう。包みに関しては、控えめに蓮の花がデザインされているものや白無地などが望ましいです。【神式】神式の香典では、表書きに「御玉串料」や「御榊料」と記載されたものが一般的です。水引については仏式と同様に、黒白か双銀の結び切りを用意するようにしましょう。包みのデザインは白無地のもので問題ありません。【キリスト教式】プロテスタントでは表書きが「お花料」のもの、カトリックでは「お花料」か「御ミサ料」と記載されたものを用意します。水引に関しては黒白、もしくは双銀の結び切りで問題ありません。包みは白無地が基本となりますが、百合や十字架などが描かれた香典袋もよく使用されています。【相手の宗教や宗派がわからない場合】水引については、黒白か双銀の結び切りを用意すれば問題ありません。包みに関しても白無地のものを用意しておけば、主な宗教や宗派には対応できるでしょう。ただし、表書きは必ず「御霊前」と記載されたものを用意しましょう。適した表書きは宗教ごとに大きく異なりますが、御霊前は一般的にどの宗教でも使用できる表書きとされています。このように、宗教や宗派ごとに適した香典袋は異なりますが、香典袋は包む金額に合わせることも重要とされています。包んだ金額が少ないのにも関わらず、デザインが立派な香典袋を使用するとマナー違反とみなされてしまう恐れがあるためです。包む金額を決めたら、以下を目安にして適したデザインの香典袋を選ぶようにしましょう。■5,000円…封筒にデザインが印刷されたもの。一般的に水引は必要がないとされている。■10,000円…黒白、もしくは双銀の水引が備わっているもの。■30,000円以上…双銀の水引が備わっており、和紙で作られているもの。上記を参考に適した香典袋を用意したら、次は香典袋に氏名や住所などを記載していきます。ただし、香典袋の書き方にもマナーがいくつか存在しているので、次は香典袋の書き方の手順と注意点についてご紹介していきます。【1.名前を書く】まずは、表書きの下側に名前を書きます。水引が備わっている場合は、水引の下側から書き始めるようにしましょう。基本的には縦に名前を書けば問題ありませんが、中には複数名で香典を用意したり、代理で葬儀に参列をしたりする方も見られます。これらのケースでは、以下のように名前を記載するようにしましょう。■夫婦連名の場合…世帯主の氏名を中央下部に、配偶者の名のみをその左側に書く。■3人の連名の場合…目上の人の氏名を中央下部に、それ以外の人の氏名をその左側に書く。■4人以上の連名の場合…目上の人の氏名を中央下部に書き、その左側に「~一同」と記載する。■夫の代理として妻が参列する場合…中央下部に夫の氏名を書き、その左側に小さく「内」と記載する。【2.中袋の表側に金額を書く】香典に包む金額は、中袋の表側中央に記載します。例えば「金壱萬円」のように、縦に金額を記載すれば問題ありませんが、可能であれば改ざんができないよう漢数字の旧字体を使用するようにしましょう。■5,000円を包む場合…金伍仟円■10,000円を包む場合…金壱萬円■30,000円を包む場合…金参萬円【3.中袋の裏側に住所を書く】次は中袋の裏側に住所と氏名を記載します。中央より左側から住所を縦に書き始め、左下に氏名を記載すれば問題ありません。■金額の相場と包み方香典に関して、特に気になるのが「包む金額」ではないでしょうか?周りに比べて少なすぎるとマナー違反となりますし、多すぎても相手に気を遣わせてしまいます。香典に包む金額の相場は、あなたの年齢や故人との間柄などによって異なります。そこで以下では、香典を包む側の年齢に分けて各シーンの適切な金額についてご紹介していきましょう。【20代の方】■祖父母が亡くなった場合…10,000円■両親や義理の両親が亡くなった場合…30,000円~100,000円■兄弟姉妹や義兄弟が亡くなった場合…30,000円~50,000円■叔父や叔母が亡くなった場合…10,000円■上記以外の親戚が亡くなった場合…3,000円~10,000円■勤め先の上司や同僚が亡くなった場合…5,000円(上司や同僚の家族が亡くなった場合は3,000円~5,000円)■友人や知人が亡くなった場合…3,000円~5,000円【30代の方】■祖父母が亡くなった場合…10,000円~30,000円■両親や義理の両親が亡くなった場合…50,000円~100,000円■兄弟姉妹や義兄弟が亡くなった場合…50,000円■叔父や叔母が亡くなった場合…10,000円~20,000円■上記以外の親戚が亡くなった場合…3,000円~20,000円■勤め先の上司や同僚が亡くなった場合…5,000円~10,000円(上司や同僚の家族が亡くなった場合は3,000円~10,000円)■友人や知人が亡くなった場合…5,000円~10,000円【40代以上の方】■祖父母が亡くなった場合…30,000円~50,000円■両親や義理の両親が亡くなった場合…100,000円以上■兄弟姉妹や義兄弟が亡くなった場合…50,000円■叔父や叔母が亡くなった場合…10,000円~30,000円■上記以外の親戚が亡くなった場合…3,000円~30,000円■勤め先の上司や同僚が亡くなった場合…10,000円以上(上司の家族が亡くなった場合は5,000円~10,000円、同僚の家族が亡くなった場合は3,000円~10,000円)■友人や知人が亡くなった場合…5,000円~10,000円上記を参考に包む金額を決めれば、特にマナー違反とはみなされないはずです。ただし、香典では金額だけでなく、お金の包み方にもマナーが存在しているので、以下で正しい包み方もしっかりと確認しておきましょう。【1.包むお金を用意する】香典のお金を用意する際には、新札を避けることがマナーとされています。通夜や葬儀に向けて万全に準備をしていると、「故人の不幸を見越していた」といった印象を与えてしまうためです。ただし、破れていたり汚れていたりするお札も避けるようにしましょう。適度に新札の雰囲気がなくなっているお札を使用するか、新札を一度半分に折り曲げたものを用意することが望ましいとされています。【2.中袋にお金を入れる】お札を用意したら、まずはそのお札の向きを全てそろえます。そして中袋にお札を入れますが、「お札の顔が見えているとマナー違反」とみなされる場合もあるので、裏向きにそろえた状態で中袋にお札を入れるようにしましょう。【3.中袋を外包みで包む】次は外包みで中袋を包んでいきます。外包みを開いた状態で中央に中袋を置き、「左・右・下・上」の順に外包みを閉じていきましょう。外包みを閉じたら、あとは水引を中心に据えて完成です。■香典の渡し方意外と見落としがちなのが、香典の渡し方に関するマナーです。金額や香典袋の種類も大切ですが、香典は渡し方ひとつで相手に与える印象が変わるので、正しい手順を以下でしっかりと確認しておきましょう。【1.ふくさに香典を入れる】まずは、「ふくさ」と呼ばれる袋に香典を入れます。香典袋のままで持っていくことはマナー違反とされているので、会場に到着する前にきちんと準備をしておきましょう。【2.受付で一礼をして挨拶をする】会場に到着したら、受付で一礼をしてから挨拶の言葉を述べます。挨拶に関しては、「この度はご愁傷様です」のように簡単なもので構いません。【3.ふくさの上に香典を置く】挨拶が済んだらふくさから香典を取り出し、ふくさを簡単にたたみます。そのたたんだふくさの上に香典袋を置きましょう。【4.香典を相手が読みやすい向きに回して渡す】最後に香典袋を相手が読みやすいように回転させて、そのまま渡せば完了です。香典を渡す際には、受付の方に「ご霊前にお供えください」と一言添えるようにしましょう。芳名帳に住所や氏名を記載する形式では、受付に到着した時点で香典を渡します。しかし、個別カードに住所などを記載して受付に渡す形式では、個別カードと一緒に香典も渡す方法が一般的とされています。■参列できない場合はどうやって香典を渡す?では、仮に通夜にも葬儀にも参列できない場合は、香典をどのように渡すことが望ましいのでしょうか?このようなケースでは、以下のいずれかの方法で香典を渡すことが一般的なマナーとされています。【後日香典を渡す】香典は通夜や葬儀の日だけでなく、これらの日以降に渡しても特に問題ではありません。ただし、「四十九日法要」が過ぎているかどうかによって、以下のように適した表書きが異なるので注意が必要です。■四十九日法要が過ぎていない場合…御霊前■四十九日法要が過ぎている場合…御仏前故人の自宅へ足を運ぶことが難しくない方は、上記の表書きに注意をして香典を後日渡すようにしましょう。【代理人に頼んでおく】代理人に香典を預けて、自分の代わりに渡してもらう方法も選択肢のひとつです。ただし、勤め先の上司など目上の方に対しては、代理を依頼しないようにしましょう。【郵送で渡す】「遠方でどうしても参列が難しい」などの場合は、現金書留で香典を郵送します。ただし、郵送で香典を送る際には、参列できなかったことを詫びる手紙を同封することがマナーとされているので注意しておきましょう。■まとめ通夜や葬儀に参列する場合、香典はほとんどのケースで必要になるものです。また、仮に参列が難しかったとしても、代理人に頼んだり郵送したりなどの方法で渡すことがマナーとされています。今回ご紹介したマナーを参考にしながら、相手にきちんと気持ちが伝わるように準備を進めるようにしましょう。
2017年03月08日一般的に、お通夜、葬儀などで使用する「香典袋」は、不祝儀袋と言います。「香典袋」は仏式の呼び名です。このことからもわかるように、不祝儀袋は故人の宗教・宗派によって選び方が異なります。失礼にならないよう、注意しましょう。御霊前不祝儀袋の表書きも宗教などによって異なりますが、「御霊前」は四十九日の法要より前に使います。御佛前・御仏前四十九日の法要後に使うのが一般的です。仏教の中でも、浄土真宗や日蓮正宗の場合には「御佛前」または「御仏前」を使うことが一般的です。御香典仏式の場合の表書きは「御香典」を使うこともあります。「お香の代わりにお金をお供えします」という意味です。御玉串料神式の場合の表書きは「御玉串料」が一般的です。「御榊料」または「御霊前」でもよいでしょう。お花料キリスト教式(カトリック)は「お花料」です。○宗教による水引の違い大切な人が亡くなることは、二度とあってほしくないことですから水切は「結び切り」を使用するのがマナーです。ただし、宗教によって、多少、水引の色が異なるので確認しましょう。キリスト教式の場合には、水引はありません。十字架、または花の印刷が施された不祝儀袋を使用します。花が印刷されたものがなければ白封筒で代用することもできます。仏式……黒白、銀神式……黒白、白、銀キリスト教式……なし執筆:野村佳代株式会社アスラン編集スタジオ 代表取締役。編集・ライター。一般社団法人日本ビジネスメール協会認定講師。Webサイト「ビジネス文章力研究所」を運営している。
2015年05月29日