高橋海人(King & Prince)と森本慎太郎(SixTONES)が共演する新ドラマ「だが、情熱はある」に、戸塚純貴が出演することが決定した。本作は、高橋さんがオードリー・若林正恭、森本さんが南海キャンディーズ・山里亮太を演じ、2人の半生を描く、実話に基づいた青春サバイバルドラマ。かねてより「オードリー」のラジオリスナー・“リトルトゥース”であり、オードリーのラジオリスナー役をドラマでナチュラルに演じた経験もある戸塚さんが演じるのは、若林の相方・春日俊彰。戸塚さんは「大変光栄に思うと共に、今までで1番難しい壁に直面しています」と明かし、「見れば見るほど知れば知るほど底知れない春日さんにリスペクトを込めて全力でぶつかっていきたいと思います。若林役高橋海人氏は信頼できる相方なので身を任せております。ひとつよしなに」と意気込んでいる。「だが、情熱はある」は4月9日より毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月20日高橋一生と橋爪功、本田翼が共演した「6秒間の軌跡」最終回が3月18日放送。3人の会話劇に“終わり方”に「もっともっと見たい」などの声が多数寄せられているほか、意外な“終わり方”にも驚きの声が送られている。本作は「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉である向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を手がけ、世代を超え互いにリスペクトを送り合う高橋さんと橋爪さんの“2人で一緒にドラマをやりたい”という思いを実現させた作品となる。亡くなった先代で父親の航が幽霊となって現れるがそれは自分が作り出した幻覚で、本物の航の幽霊が現れ、自分の知らなかった父と母の秘密を明かされ、母の理代子と和解する望月星太郎を高橋さんが演じる。また望月煙火店の四代目で理代子と結婚し星太郎を授かるも離婚。その後理代子と“出会い直し”愛人関係を続けた星太郎の父・望月航を橋爪さんが。望月煙火店に住み込みで働きたいと現れ星太郎を変えていく女性で、霊が視える体質ゆえに、星太郎が作り出した航が本物の幽霊ではないと見抜いた水森ひかりを本田翼が。30年間星太郎とは会っていなかったが、航から星太郎の画像を見せられていたために再会した彼をすぐに抱きしめ、そして赤いマフラーをプレゼントした母の理代子を原田美枝子がそれぞれ演じた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。理代子と和解した星太郎を見て、航は「星太郎は本当に花火師で良かったのか」と、狭い世界しか見せてやれなかったことを後悔しているとひかりに吐露。一方、ひかりには友人からある連絡が入り、眠れない夜を過ごすことに。「悩んでるの?」と聞く星太郎にひかりは、元カレが事故で入院し弱気になって、私に会いたがってるからお見舞いに行けって友達が言ってくるがどう思うか?と質問。「会ってあげたほうがいいんじゃないの」と星太郎が答えると、ひかりは不機嫌になってしまう…というのが今回のストーリー。翌朝、ひかりは“お見舞いに行かなくていいって言って欲しかった”と星太郎に怒りをぶつける。すると星太郎は「言われなきゃわかんねえよ!」と言い返し、ニヤりと笑う。その後部屋に戻った星太郎は枕元に現れた航に、今まで女性に怒られると何も言えなかったことを告白したうえで、「でもさっき、言い返した、言い返してやった」と嬉しそうにほほ笑む…というのが最終回のストーリー。高橋さん、橋爪さん、本田さんの会話劇をメインに展開された本作に「たわいもない話なんだけど、この3人の会話が本当に面白い」「何気ないお茶の間会話が愛おしく思えた」「毎週この会話見たかったな」「望月親子の会話をもっともっと見たいよ…!」などの声が上がる。そしてラスト、本物の幽霊の航が消えたあと、縁側に座った星太郎を正面から撮っているカメラが引いていき、撮影に使用されたセットが映し出されていく。すると星太郎を演じていた高橋さんが立ち上がり歩き去っていく…。この終わり方にも「終わり方に気持ち全部持っていかれた。終わっちゃったんだなって実感がもの凄くて今もずっと泣きそう」「セットを映すエンディングも、空想だけどどこかにいる人の物語って感じが好きでした」「不思議な世界観に引き込まれどっぷり浸かった全10話」などといった感想が送られている。(笠緒)
2023年03月19日NODA・MAPの新作公演がいよいよ始動!高橋一生、松たか子の顔合わせだけでも鉄板だが、さらに多部未華子、秋山菜津子、大倉孝二、大鶴佐助、山崎一と、いつものごとく豪華なキャストが勢揃いだ。もちろん作・演出の野田秀樹も出演する新作公演、その中身は……!?高橋、松、野田の御三方から少しでもヒントを得るべく粘っても、「分かっちゃったら、つまらないでしょ」(by 野田)と、今回もやはり秘密のヴェールは厚かった。笑い満載の会話からニュアンスを嗅ぎ取っていただき、想像を膨らませていただくための“ほぼ実録”インタビューをどうぞ。潰れかかった遊園地が舞台の劇中劇「のような」お話――現段階で私たちが知らされているのはタイトルのみ。ぜひ出来る限りの情報を語っていただけたらと思います。野田一昨年の『フェイクスピア』が終わった後ぐらいから、少しずつ構想を重ねていった感じですかね。役者さんにもちょっと前に少しだけ台本を渡して。台本はいつもよりは時間的に早く、今のところは出来ています。ま、タイトルから想像していただくのが一番よろしいかと思います(笑)。NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』キービジュアル――『兎、波を走る』を調べると、諺としてふたつの意味が出て来るのですが。野田あ、諺は関係ないです。『不思議の国のアリス』の世界です、ってことでいいんですかね? まずはね。高橋はい。野田そういうことです。そこに、潰れかかった遊園地みたいなのがありまして、そこの廃れた舞台で劇中劇が行われる……のかな、どうなのかな〜っていう感じですよね?高橋はい。野田劇中劇にはなってないけど、劇中劇のようなお話、そんな感じですかね。――今回も作品のためのワークショップをされたとか。野田そうですね。結構皆が来てくれたので、とても有意義な時間でした。いろんなことを試すことが出来たっていうかな。試すと同時に、役者さんも自由にいろいろやってくれて、面白いアイデアをいただきました。――高橋さん、松さんに台本を読んだ印象をお聞きしたいです。野田渡した部分を読むだけだとちょっと分からないので、少しだけ、どういう方向に向かっていくかという話はさせてもらいました。高橋どうでしょう。アリス…の話…なんですね…。(一同笑)寓話的な話ととらえると、すぐに出て来るのはアニメのイメージでしょうか。よくよく解体してみると、寓話って怖い、ちょっとゾクッとするところがあって、いったいどういう思考の人が書いているんだろう…ということを、野田さんからいただいた台本に照らし合わせながら読みました。松そうですね、私も、アリス……なんだあって。(一同笑)野田こういうところで話すには「アリスの話なんです」って言って、お客さんを導入していただくのがいいのかな〜と思って。ま、アリスの話じゃないですもんね!高橋ハハハハ!松……ないけど、アリスを使うんだ…っていうのかな。野田ま、実はアリスだけではなくて、ある著名な劇作家たちとか、そういう世界もありますよね。松ワークショップで別のキャラクターが飛んでいるのも見ましたし(笑)、試みとしていろいろ、それも使える……というか用いるんだな、へえ〜!って思っている状態です。野田あのね、昨日ワークショップでやっていたヤツ、あれよかったと思うよ。高橋そうですか?野田うん、ト書きの部分とうまく融合できるな〜と思って。本人が走ってるのは、やっぱりいいよな。高橋そうですね!野田あ、すいません、ちょっと業務連絡でした。(一同笑)忘れられてしまうことを作品として残す――ここまででまったくつかめていませんが……ストーリーを追ってはいけない?野田ストーリーは……。高橋追えるんじゃないでしょうか。野田まあ追えるでしょうね。アリスの世界ですから。ただ、アリスの世界が、アリスの話のように進まないので……っていうようなことかな。――高橋さんがおっしゃったように、寓話のような世界だけれど、見ていくうちに私たちが生きる現実世界とリンクするとか。高橋……そうだと、思います。そういうふうに視点を少しだけシフトしながら観る方もいらっしゃるのではないかとは思います。松そういったアリスのようなおとぎ話の世界もあり、現実世界ももちろん出て来るんですけど、私個人にとっては現実なんだけど、知らない世界だったり…。現実にあるということを、信じろ!って言わないと分からないくらいの現実が、まだあるな、という感覚。それを突きつけられると、うわ〜それを現実と思わなきゃいけない!?って持っていかれちゃうので…。どこまでファンタジーで、どこまで現実で…というのが、私は読んだだけではまだ分からないことがいっぱいで、すごく頭の整理がつかない感じでワークショップを終えたので(笑)、台本はいったんスタッフの方にお返ししました。もう持っているのが怖くて、「一回ちょっと出直します!」みたいな気持ちで、とりあえず返そうと。ちょっとまだ受け止め切れない…、そんなふうに感じて、楽しいワークショップを終えました(笑)。野田フフフ、この話がどこに行き着くかはもうふたりとも知っているけど、そこはいま言えないから言葉が濁っちゃうんだよね。松そう!ワークショップの終わりに全体に向けて「台本のお取り扱いに気を付けてください」みたいなことを言われて、持っているのが怖いからもういいや〜と思って(笑)。野田落としちゃったりしたら?松落とさないけど(笑)。早く完成形をいただくために一回、お返ししたんです。野田中途半端じゃダメだよ、ってことですね。プレッシャー(笑)。松いや、やっぱり今回、今まで以上に緊張感はあるのかなと。だから、本当に気をつけなきゃ!と思った時に自然とそうなりました。その言葉は、持っておくにはちょっと私には大きくて。――おふたりの役柄や、ほかにどんな人物が登場するのか、伺ってもいいですか?松私はアリスじゃないです。野田松さんはアリスに近しい関係の役ですね。で、高橋さんは○○○ということになっています。高橋はい、…ということになっています。野田ほかにふたりの劇作家とか、いろいろと出て来ますけど。でもね、観る日に知ってほしいかな。――今回の作品を構想したきっかけとは?野田まず、「これを書いてもいいものだろうか」っていうのがひとつあって。それで本や資料をいろいろ読んで、どうかな〜と。非常に口籠もってしまうんだけど。――「これ」というのは、例えば『フェイクスピア』におけるボイスレコーダーのようなものでしょうか。野田そことはまたちょっと違うな。今度のものは、そういうものではないんです。年齢もあると思うのですが、自分が書いておくことで少しでも残るのであれば、後々それを読む人にとっていいんじゃないかなと思ったんですね。少なくとも、あらゆるものが忘れられてしまうよりは。だからここ半年くらいは毎日そのことを考えていて、「俺はこの世できっと、当事者の人くらい考えているな」と言えるだけの自信はありますね。しかも、朝起きた時からず〜っとそのことばかり考えているので。それを意識しているか、していないかはちょっと大きいような気がする…といったものかな。私の中でね。皆が知っていることではあるんだけど。高橋そうですね。――幕が開いたら、ああ、あのことか!と皆が分かることでしょうか。野田それはこれからの書きようではあるけれども、分かるようには書いています。――今のお話の「忘れられぬよう、書き残さなければ」といった使命感のようなものは、なぜ出て来たのでしょうか。野田やっぱり歳を取ったからかな。作品って残るんだよな、ってことをあらためて考えて。例えとしていいのか分からないけれど、(十八代目、中村)勘三郎さんのお葬式の時に坂東三津五郎さんが弔辞で「役者は辛い、本人がいなくなったら全部なくなってしまうから」ということをおっしゃっていて、そうか、でも俺は少しだけ違う立場にいるなと思ったんですね。役者は肉体がなくなったら終わってしまうけれど、自分はそれとは違うところで芝居と向き合っているのだろうなと。そんな気はしていますね。預けた言葉をちゃんと肉化してくれる――松さんはNODA・MAPは今回が6作目の出演で、高橋さんは『フェイクスピア』に続く2作目です。ワークショップに参加された際に、今回の作品に関して、何かこれまでの野田作品と違った新たな感触などはあったのでしょうか。松いや、まだ分からないです。でも一生くんを始めキャストの方たちは…、大鶴佐助くんとは初めてご一緒するんですけど、すごい人たちが集まったカンパニーで、どうしよう〜と(笑)。個人的にお芝居を観たときに「うわ、すごいな!」って一回は思わされた人たちだらけなんですよ。その中でこのお芝居に向かっていけるのは、とても幸せですね。だから、あとはいつも通りにただただ必死になるでしょうし、私はそれしか出来ないので。野田さんの言葉を埋もれさせないために頑張ろうと思います。高橋『フェイクスピア』では作っている過程も含めて、これまでにない充実感があったんです。野田さんは俳優でもあるから、お芝居を作る過程の楽しみ方が、演出のみされる方とは決定的に違うんじゃないかなと僕は感じていて。演者としても、演出としてもその場にいてくださる中で、まずは自由に芝居を見てくれる。僕にとっては心強かったなという感覚があったので、今回もお話をいただけてとても嬉しかったです。――『フェイクスピア』に続く今回で、「また来たか!」みたいな衝撃がありましたか?高橋おお!という感じで、「また」ではないですね。違うものではあるんですけれど、現実と地続きになる世界観を感じることが多くなって来ている気がするんです。寓話的というか……、それがファンタジーなのかディストピアなのか、分かりませんが、そういうものがだんだん近づいて来てしまっている、その表裏のようなものが曖昧になって来ている感じはするんです。とくにこの3年で。それで今、野田さんが言っていた、アリスとしての世界と現実が続いてしまう瞬間が、劇構造の中に組み込まれたりするのかな、と思っています。――なんとなく、先ほど松さんがおっしゃった「現実と思わなきゃいけない」怖さの感覚と繋がって来たような気が。やっぱり何かドカンと衝撃的なものが提示される、そんな予感がしますね。野田今回のワークショップで、ちょっとひとシーンやってみた後の、たかちゃん(松)の顔が「やめてよ〜」っていう顔で(笑)。松フフフフ。野田一生は、今回のワークショップで初めて見たでしょ?高橋初めて見ました。野田あれやると、大体みんな同じ顔になるのよ。…って謎だらけでスミマセンね。でもここで言ってしまって書かれてしまうと、見た人がその瞬間に、本当に感じられないだろうから。高橋そうですよね。だから、こういう取材は難しいです。――はい、ここまでのお話で想像しながら本番を待ちます。野田さんに、本作にこのおふたりを誘った理由を教えていただきたいです。野田だって、ふたりとも素晴らしいじゃないですか。預けた言葉をちゃんと肉化してくれる、その力があるふたりです。あと共通するところがあるとすれば、役者ってどうしても自分の目線からだけ入るけれど、ふたりともに作品全体を見ることが出来る役者さんですよね。出しゃばらないで、ちゃんと世界を作る人たち。……って自分がそう、俺は出しゃばってナンボの役者だから、なんだけど(笑)。一生は『フェイクスピア』の時に圧倒的な身体能力を見せてくれて、今回のワークショップでもやっぱりすごいなと思ったし。身体性は、たかちゃんも強い、こう見えて……って言っちゃいけない。(一同笑)松たか子が出る時はいつも、「お〜い」とか「あ〜」とか、悲鳴のような長〜い声が出るように書いてる。松ハハハ!野田去年の『Q』でも「お〜い」って台詞を、そこまで長くしなくてよかったのに、負けず嫌いだから「お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ」って(笑)。松え、そうだったんですか!? そう言ってくだされば…(笑)。野田いやいや、あれは助かってるんです。舞台装置を外さないといけないから、「お〜い」が長いとありがたい。高橋そんな裏話が(笑)。野田ま、たかちゃんが持っている声の高さ、伸びというのは、自分が表現をしたい世界のものだからね。――昨夏の高橋一生さんの一人芝居(『2020』)のパンフレットに、野田さんが高橋さんのことを「不安をいつも持っている」と談話を寄せていました。勝手ながら、高橋さんにはつねに冷静沈着、どこか飄々とされている印象を抱いていたので意外に感じたのですが。野田不安というのは持っていないとダメでしょう。たかちゃんだって、不安だから台本を突っ返しちゃうわけだ。松ハハハ!野田不安のない人は、信用出来ない。自信満々で表現している人で、いい表現者はいないんじゃないですか。高橋そうかもしれません。お客さんに見せるものは違うかもしれないけれど。野田そう、本番の舞台で台詞をオロオロ読んでいたりしたら、それはまた別の不安だから(笑)。モノ作りの過程で「自分がこれをどういうふうにやれるかな」といったことだね。舞台初共演のふたり。お互いの印象は・・・?――高橋さんと松さんは舞台では初共演ですね。お互いにどんな魅力を持った俳優と見ていらっしゃるのか、その印象と期待をお話しいただきたいです。松私は今回の初共演が本当に楽しみで。『フェイクスピア』を観た時に、物語自体の衝撃はもちろんありましたが、お芝居としてものすごく感動したんですね。目が覚めたと言いますか。ここにまた戻りたいな! と思わせてくれた、その舞台に彼が出ていて。初めてのNODA・MAPでああいうふうに舞台の真ん中に立つ俳優さん、素敵だなと思って、野田さんに変なメールを送ったんです(笑)。「私なんかが真ん中で長台詞とか言うのはおかしい気がする!一生くんがいいですよ!」みたいな(笑)。なんて言いますか…、「頑張ってます!」じゃない主役でいてくれたことに感動して。もちろんすごく頑張っていたと思いますけど。本当にご一緒出来るのが楽しみでしたし、すでに若干、迷惑をかけ始めていますが(笑)、かけないようにしたいと思います。野田たかちゃんからああいう、作品に関するメールが来ること、まずないからね。高橋そういう感想って、俳優同士では送ってはいけない暗黙の了解でもあるのかなと思うくらいあまりないんです。けれど松さんはすぐに連絡をくださって。そのリアクションを受けて、僕は感動しました。あ、こんなふうに思ってくれる人が同業者でもいるんだと。以前にドラマでご一緒した時も、ちゃんと“そこにいてくれる”、素敵な女優さんだなと感じて。さっき野田さんが「出しゃばらない」とおっしゃっていたように、主張するのではなく、空間に、そこにいる人。一緒に芝居をしていてとても楽しかった記憶があるので、また野田さんの作品でご一緒出来て本当に嬉しいです。さっき褒めていただいただけに、「……あ、コイツの力じゃなかったな」って思われないようにしなきゃなと。松ハハハ!不安同士が、すごくビクビクしながら挑んでいきます(笑)。――本番当日まで、謎は謎のままに。それでも最後にひとつだけ、観終わったあと、どんな気持ちになりそうでしょうか。野田多部ちゃん(多部未華子)との取材の時に、やっぱり同じような質問が来て「台本を読むかぎり、重くて、ハアアア〜!」って多部ちゃんが(笑)。つまりその「ハアアア〜〜〜!」というようなことじゃないかなと思います(笑)。取材・文:上野紀子撮影:You Ishiiスタイリスト:伊賀大介(band)ヘアメイク:赤松絵利(ESPER)<公演情報>NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』【東京公演】2023年6月17日(土)~7月30日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス一般発売日:5月28日(日) 10:00【大阪公演】2023年8月3日(木)~8月13日(日)会場:新歌舞伎座一般発売日:7月8日(土) 10:00【博多公演】2023年8月17日(木)~8月27日(日) 博多座一般発売日:7月8日(土) 10:00チケット情報:・MAP公式ホームページ★【よくばり❣ぴあニスト】限定NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』大阪公演のアプリユーザー向け先行抽選を実施中!受付期間:6月25日(日) 23:59まで詳細は こちら() から
2023年03月17日先日、パリでクランクアップした映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』から、主演の高橋一生と共演の飯豊まりえ、渡辺一貴監督の3ショットが到着。併せて日本国内で一足先に撮影を終えた木村文乃、長尾謙杜(なにわ男子)のクランクアップ写真も公開された。『岸辺露伴は動かない』は、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦のコミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれた同名スピンオフ作品を原作とした実写ドラマ。20年末より高橋一生を主演に迎え実写ドラマ化され、原作ファンだけでなくドラマファンにも大きな反響を呼んだ。今回の劇場版では、フランスのルーヴル美術館を舞台に、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が、“露伴最大の事件”に立ち向かう。本作の撮影は昨秋から始まり、断続的に約半年にわたり、お馴染みの岸辺露伴邸をはじめ、日本国内での趣深いロケ地の数々、そしてフランス・パリ市街地ではポン・デ・ザール(芸術橋)、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、アレクサンドル3世橋、サン=ルイ島、カルーゼル広場など世界的観光名所もめぐりながら、ついに3月某日、今回の物語一番の中枢であるパリ・ルーヴル美術館でクランクアップした。主人公の人気漫画家・岸辺露伴を演じる高橋一生、クセ者の露伴と唯一無二のコンビネーションを見せる担当編集者の泉京香を演じる飯豊まりえ、そして監督の渡辺一貴がそれぞれに花束を抱えて、ルーヴル美術館をバックに撮影された微笑ましい3ショットが到着。あいにくの曇り空で、気温1℃という凍てつく寒さの中で迎えた最後の撮影は、本作の鍵となる“黒い絵”を追ってはるばるパリにきた露伴と京香のシーン。行き交う車や工事の音に時折撮影を妨げられながらも圧巻の集中力で毅然とした演技をみせ、スタッフ全員が祈る思いで見守る中、渡辺監督からのOKが出て遂にクランクアップした。異国の地での撮影終了に誰もが安堵しながらも、終幕を惜しむ思いを隠せずに涙ぐむ人が続出する中、渡辺監督はチームを労い、「パリでの露伴先生との旅はこれで終わりましたが、もっともっと旅を続けられると嬉しいです!」とコメントした。また、美術品3万5,000点近くが総面積6万600平方メートルという広大な展示場所で公開されている、世界最大級の美術館であるルーヴル美術館。本作が、2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクト(注1)のために描き下ろされた荒木飛呂彦初となるフルカラーの読切作品「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が原作で、日本の漫画家として初めて作品が展示されたことで話題となった縁もあり、ルーヴル美術館でのロケが実現した。さらに、本作からこの“岸辺露伴”ワールドに足を踏み入れ、日本国内で一足先に撮影を終えた、青年期の露伴が出会う謎めいた黒髪の女性・奈々瀬役の木村文乃と、その青年期の露伴を演じた長尾謙杜(なにわ男子)のクランクアップ写真も到着。木村がクランクアップを迎えた現場は、“黒い絵”の秘密のカギを握るミステリアスで艶やかな存在の奈々瀬役らしく、暗く妖しい謎めいた空間。美しい和装のたたずまいの奥に、秘めたる想いを抱える奈々瀬という難役を演じきった充実感をにじませる。一方の長尾は、若き露伴が奈々瀬と出会い、淡い気持ちを募らせていく舞台となる老舗旅館の一室でクランクアップ。最後の撮影は長尾単独でのシーンだったが、儚くも密な間柄を演じた木村文乃も祝福と労いに駆け付け、大ファンである荒木飛呂彦作品への出演を果たしたとあって非常に晴れやかな笑顔を見せた。(注1)ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクト…ルーヴル美術館による、国内外の漫画家とのコラボレーション企画。「バンド・デシネ」とは「デッサンの描かれた帯」という意味のフランス語が語源のフランスの漫画。「第9の芸術」とも呼ばれる。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』5月26日(金)公開(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年03月15日俳優の高橋一生が主演を務める、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)のメイキング写真が15日に公開された。同作は荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』の実写化作。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描く。今回公開されたのは、キャスト陣のクランクアップ写真。昨秋より約半年にわたり、お馴染みの岸辺露伴邸をはじめ、日本国内での趣深いロケ地の数々、そしてフランス・パリ市街地ではポン・デ・ザール(芸術橋)、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、アレクサンドル3世橋、サン=ルイ島、カルーゼル広場など世界的観光名所もめぐりながら、ついに3月某日、今回の物語一番の中枢であるパリ・ルーヴル美術館でクランクアップを迎えたという。主人公の人気漫画家・岸辺露伴を演じる高橋一生、クセ者の露伴と唯一無二のコンビネーションを見せる担当編集者の泉京香を演じる飯豊まりえ、そして監督の渡辺一貴がそれぞれに花束を抱えて、ルーヴル美術館をバックに撮影された微笑ましい3ショットが到着した。曇り空の中、気温1℃という寒さの中でむかえた最後の撮影は、本作の鍵となる「黒い絵」を追ってはるばるパリにきた露伴と京香のシーン。行き交う車や工事の音に時折撮影を妨げられながらも圧巻の集中力で毅然とした演技をみせ、スタッフ全員が祈る思いで見守る中、渡辺監督からのOKが出てクランクアップを迎えた。涙ぐむ人が続出する中、渡辺監督はチームを労い「パリでの露伴先生との旅はこれで終わりましたが、もっともっと旅を続けられると嬉しいです!」とコメント。日仏の岸辺露伴チームの思いが集結した瞬間となった。本作からこの「岸辺露伴」ワールドに足を踏み入れ、日本国内で一足先に撮影を終えた、青年期の露伴が出会う謎めいた黒髪の女性・奈々瀬役の木村文乃と、その青年期の露伴を演じた長尾謙杜(なにわ男子)のクランクアップ写真もあわせて到着。木村がクランクアップを迎えた現場は暗く妖しい謎めいた空間で、美しい和装のたたずまいの奥に、秘めたる想いを抱える奈々瀬という難役を演じきった充実感をにじませる。一方の長尾は、若き露伴が奈々瀬と出会い、淡い気持ちを募らせていく舞台となる老舗旅館の一室でクランクアップ。最後の撮影は長尾単独でのシーンだったが、儚くも密な間柄を演じた木村も祝福と労いに駆け付け、大ファンである荒木飛呂彦作品への出演を果たした長尾は晴れやかな笑顔を見せた。(C) 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年03月15日日本国内、そしてフランス・パリ市街~ルーヴル美術館と約半年に渡った映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の撮影がクランクアップ。この度、高橋一生、飯豊まりえ、木村文乃、長尾謙杜(なにわ男子)の撮影終了直後のメイキング写真が到着した。フランスのルーヴル美術館を舞台に展開される、荒木飛呂彦初となるフルカラーの読切で描かれた、人気エピソードにして岸辺露伴最大の事件を映画化する本作。昨秋、撮影開始された本作は、岸辺露伴邸をはじめ、日本国内での趣深いロケ地の数々、そしてフランス・パリ市街地ではポン・デ・ザール(芸術橋)、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、アレクサンドル3世橋、サン=ルイ島、カルーゼル広場など世界的観光名所も巡りながら、3月某日、パリ・ルーヴル美術館でクランクアップを迎えた。ルーヴル美術館をバックにした、露伴役の高橋さん、泉京香役の飯豊さん、渡辺一貴監督の3ショットが到着し、その表情からは、一つの集大成として、まさに“ルーヴルへ行く”が実現した達成感に胸いっぱいの様子が伺える。あいにくの曇り空で気温1度という寒さの中で迎えた最後の撮影は、本作の鍵となる「黒い絵」を追ってパリにきた露伴と京香のシーンとなった。そして、異国の地での撮影終了に誰もが安堵しながら、涙ぐむ人も。一方、本作から「岸辺露伴」ワールドに足を踏み入れ、日本で一足先に撮影を終えたのが、青年期の露伴が出会う謎めいた黒髪の女性・奈々瀬役の木村さんと、その青年期の露伴を演じた長尾さん。木村さんがクランクアップを迎えた現場は、「黒い絵」の秘密のカギを握るミステリアスで艶やかな存在の奈々瀬らしく、暗く妖しい謎めいた空間。和装の佇まいの奥に、秘めたる思いを抱える奈々瀬という難役を演じきった充実感をにじませる。そして長尾さんは、若き露伴が奈々瀬と出会い、淡い気持ちを募らせていく舞台となる老舗旅館の一室でクランクアップ。長尾さん単独でのシーンだったが、木村さんも祝福と労いに駆け付け、非常に晴れやかな笑顔を見せている。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年03月15日高橋一生と橋爪功、そして本田翼が加わった土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」が、まだ寒さの残る夜の山梨県にて無事にクランクアップ。サプライズ花火も打ち上げられ、夜空を駆け巡った。星太郎(高橋さん)、航(橋爪さん)、ひかり(本田さん)の3人がそろって花火を打ち上げ、夜空を見上げるという、このドラマのハイライトとも呼べるエモーショナルなシーンとなった。全ての撮影を終えた高橋さん、橋爪さん、本田さんは安堵の表情。まずは、スタッフから花束を渡された本田さんが「お疲れさまでした!大先輩の高橋一生さん、橋爪功さんとご一緒にお芝居ができて、本当に楽しい現場でした、ありがとうございました!!」と語ると、橋爪さんが名残惜しそうに近づいて、なにやらアイコンタクト…。「そんな目で見ないでください(笑)」と本田さんが言うと現場に笑いが起こり、撮影で培ったチームワークの良さを改めて見せることに。続いて挨拶を促された橋爪さんは、「翼くんが喜んでくれてほっとしました(笑)。そして、一生さん、本当にありがとうございました!以上です!!」と語り、笑いの渦はさらに大きなものに!彼らとともにタフな撮影を駆け抜けたスタッフも皆が笑顔となった。そして、座長を務めた高橋さんは「思い返せば一昨年、プロデューサーさんと『コロナ禍でお祭りや花火が少なくなりましたね』とお話しさせていただいて…まさか、このような作品につながるとは思ってもいませんでした」と回想。「本来、花火というのは鎮魂のために始まったと聞きました。なんだか寂しかった、この2、3年が、少しでも報われるといいなと思いお芝居をしてきました」と、今作に込めた思いを改めて語った。また、高橋さんが「花火監修でご協力いただいた丸玉屋小勝煙火店の皆さんが喜んでくださったのが、僕としては本当に良かったと思っています。記憶に残る花火を作っていただきまして、心から感謝いたします」と労うと、もう1人の主役とも呼べる花火が、今作にとって最も重要であったことを演者、スタッフ全員が再認識。感謝の意を込めた大きな拍手が巻き起こった。さらに、手締めの代わりに丸玉屋小勝煙火店からの粋なプレゼントとして、今作らしい打ち上げ花火で締めることに!劇中で高橋さん、本田さんはスイッチをすでに押していたため、この日は橋爪さんが発射のスイッチを初体験。これには橋爪さんも思わず「やった!」と少年のような表情に。夜空に見事な花火が打ち上がり、クランクアップを彩った。物語もいよいよ佳境!星太郎と理代子がついに再会するも、まさかの事態に!?望月航・星太郎の、花火師親子の不思議な日常と、彼らと接して、影響を及ぼしていく女性・水森ひかりの心の成長を圧倒的な会話劇で描き出す、ひと筋縄ではいかない心温まるファンタジーである本作。第9話では、航(橋爪功)が別れた元妻で、9歳の自分を置いて家を出た母親・理代子(原田美枝子)と愛人関係を続けていたことを知った星太郎(高橋一生)が激昂。ひかり(本田翼)に共犯を持ちかけ、現在の理代子の夫に全てをぶちまける計画を立てるが、その計画は、誰もが予想だにしない方向に…!?やがて、理代子と約30年ぶりの再会をはたした星太郎だが、彼女の思わぬ行動に衝撃を受ける。いったい、星太郎の身に何が起こったのか?そして、理代子からいったい何が語られるのか、見逃せない。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」第9話は3月11日(土)23時30分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2023年03月10日高橋一生と橋爪功が共演する「6秒間の軌跡」の8話が3月4日放送。航と理代子の“真実”に「星太郎があまりに可哀想」といった反応とともに、高橋さんと橋爪さんの会話劇にも「間やらテンポも絶妙」「お二人やっぱり魅せるなぁ」など絶賛の声も送られている。本物の航の幽霊が現れたことで、今まで航の霊だと思っていた存在が自分の思い込みだと判った花火師の望月星太郎を高橋さんが演じるほか、星太郎の父親で「すまん」という言葉を遺し旅立ったが、幽霊として舞い戻ってきた望月航には橋爪さん。望月煙火店に住み込みで働いており、前回幽霊が視える体質だと告白した水森ひかりには本田翼といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回、星太郎は本物の航の幽霊から、航と母・理代子との“真実”を聞くことになる。星太郎が小学校に上がる頃、航の勧めで理代子は陶芸を始めるようになる。すると彼女はどんどんきれいになっていき、ある日急に別れてくれ、と航に告げたという。「俺にも悪いことがあるなら直す」と話す航だったが、理代子は「こっちの世界とあっちの世界を行き来してたけど、なんだかこっちに戻れなくなっちゃったみたいなの」と話し、航は「ただ受け入れるしかなかった」と当時を振り返る。離婚して5年が経ったある日、たまたま入った喫茶店で理代子と再会した星太郎は、ますますきれいになった彼女を見て「俺と一緒になったのが間違いだったんだなって思い知らされた」といい、「2人は出会い直した」と話す航。さらに話題は航と理代子のなれそめにも及び、理代子が花火大会のスポンサーの娘で、向こうの家族には結婚を反対されたが、彼女のために花火を上げて口説いたことも明かされた。そんな航の告白に星太郎は、9歳の時、理代子が出て行って寂しかったが、そのことを航に話してはいけないと思っていたことや、航についていったことで自分もまた母親を捨てたが、同時に航と暮らすことで「親父を騙してるみたいな罪悪感」を抱き続けてきたこと。結婚しなかったのも相手が、理代子のように目の前から消えてしまうかもと不安を抱いていたから…と告白する。この2人のやり取りに「航さん墓場まで持っていってくれたらよかったのにw星太郎があまりに可哀想だ~!」「今回ほど星太郎がひかりちゃんと暮らしてて良かった… と思った回はなかったなぁ。父と母のあんな話を聞いた後でひとりなのは辛すぎる」などの感想とともに、「ほぼほぼ高橋一生さんと橋爪功さん2人の会話劇だったけど、間やらテンポも絶妙でめっちゃ面白かった」「橋爪さんと会話劇、お二人やっぱり魅せるなぁ」と、両者の会話劇を堪能した視聴者からのコメントも。その頃ひかりは理代子のもとを訪れていた。帰宅したひかりに星太郎は理代子の夫に彼女と航との関係をバラそうと語り、“復讐計画”に協力するよう頼み込む。この星太郎の言葉には「星太郎が復讐したいって頭回ってない感じが虚しくて悲しい」「復讐ではなくちゃんと両者が和解出来ることを願います」「星太郎が母の呪縛から解放されるのかひかりちゃん頼み」といった反応が送られている。【第9話あらすじ】星太郎は現在の理代子の夫にすべてをぶちまける計画を立てる。理代子の営む喫茶店に出向いていたひかりは、陶芸家である夫の個展が開催されていることを知り、乗り込むタイミングはそこしかないと言うが、星太郎はなにかと理由をつけて渋り始める。やがて意を決した個展会場に出向くもなかなか店内に入ることができずにいた星太郎だが、理代子とばったりと遭遇し…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:00~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年03月05日高橋一生と橋爪功が親子役で共演するドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」に、原田美枝子が高橋さん演じる星太郎の母親役で登場することが分かった。本作は、花火師親子の不思議な日常と、彼らと接して影響を及ぼしていく女性の心の成長を、圧倒的な会話劇で描き出す一筋縄ではいかない心温まるファンタジードラマ。今夜放送の第8話では、航(橋爪さん)の別れた元妻で、9歳の星太郎を置いて家を出た、原田さん演じる母・理代子が登場する。理代子が歩んできた決して平坦ではない道のりを、凛とした美しさの中に秘める悲哀で体現。多くを語るというよりも、佇まいで魅了していく。星太郎は、航が遺した日記の内容を見て激昂。その内容は、自分が知らないところで航と理代子が愛人関係を続けていたという。また、これまで星太郎が接してきた航の幽霊は、自身が作り出した都合のいい妄想であることが発覚、本物の航の幽霊が現れたことで、真実はさらに複雑なものになっていく。そんな中今回は、どうして理代子が家を出ていくことになったのか?という重く、切ないやりとり、星太郎が抱える秘めたる思いが語られる。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」は毎週土曜日23時30分~テレビ朝日系にて放送中。(cinemacafe.net)
2023年03月04日高橋一生、橋爪功、本田翼共演でおくる「6秒間の軌跡」の7話が2月25日放送。ネット上では謎の少年が突然消えたことに驚く星太郎の動きに「手、ぴょこんって!」「とってもキュート」「驚いた時に動きがシャープになる」などの声が上がっている。「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉、向田邦子賞を受賞した橋部敦子のオリジナル脚本で、高橋さん橋爪さんの2人が抱いた“一緒にドラマをやりたい”という思いを叶えた本作。9歳の時、両親が離婚し父親の航と2人暮らしとなり、花火師の仕事を継いだが、突然航が亡くなり“幽霊”となって現れるようになった望月星太郎役を高橋さんが。望月煙火店の四代目で理代子に一目惚れし、彼女の両親に反対されるも結婚。星太郎を授かったが結婚生活10年で離婚。「すまん」という言葉を遺して旅立ったのち、“幽霊”として星太郎の前に現れる望月航役を橋爪さんが。生前の航が作った“あなたのためだけの花火を打ち上げます”というチラシを見て望月煙火店を訪ね、花火をオーダー。その後、望月煙火店に住み込みで働くようになる水森ひかり役を本田さんがそれぞれ演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。以前から星太郎の前に突然現れては、いきなり消える謎の少年が仕事場に現れる。驚いた星太郎は「ここ立入禁止なんだよ、危ないから二度と入んないで」と注意するが、ひかりは「星太郎さんのお父さんですか?…そうですよね?お父さん」と少年に語りかける。すると少年は無言でうなづく。「ほらやっぱり」と笑顔で星太郎に話しかけるひかり。星太郎が「何??」と困惑していると、少年はいきなり姿を消し、星太郎は混乱したのかコミカルな動きで周囲を見渡す…。「何、今の動き!手、ぴょこんって!うわー、かわいすぎるんですけど!!」「驚いてひと回りする高橋一生さんの動きがとってもキュートで面白www」「星太郎さん、驚いた時に動きがシャープになるね」など、この時の星太郎の動きに“かわいい”という反応が続出。その後、ひかりは幽霊の航が子どもの姿で出てきた、と答える。さらに居間に現れた少年が喪服姿の航に“変身”、自分こそが本物の幽霊だと語る。そして星太郎は今まで自分が“幽霊”だと思っていた航が、自分が作り出した妄想だったことを知る…というのが7話の展開。平然と「私幽霊が視えるんです」と語るひかりに「星太郎の妄想が作ったお父さんもビックリだったけど、ひかりちゃんが見える人でこれまたビックリ!」といった声とともに「ひかりにももっと深い事情と関係があるような気がする」「全部捨てて望月煙火店に来たのも何かしら理由がありそう、偶然じゃないのかも…?」「ひかりちゃんは何者なの??」といった反応も寄せられている。【第8話あらすじ】星太郎は航と理代子(原田美枝子)が、離婚したあと愛人関係になったことを知り大きなショックを受ける。航は彼になぜ離婚することになったのか語り始める。航は「俺と理代子は出会い直してしまった」と言うが、星太郎はついに自身が9歳の頃から抱えていた胸の内を吐露し始める…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:00~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月26日高橋一生が主演を務める映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の本ビジュアルとキャラクタービジュアル、特報映像が公開された。荒木飛呂彦の人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』は、2020年末より実写ドラマ化され、放送のたびにSNSで話題になるなど反響を呼んだ。今回の映画版ではドラマシリーズの製作陣が再集結し、美の殿堂・フランスのルーヴル美術館を舞台に、芸術とエンタテインメントが融合した極上サスペンスが描かれる。実際にルーヴル敷地内で撮影された本ビジュアルは、「この世で最も黒く、邪悪な絵」に宿る謎を追いパリに降り立った高橋演じる露伴が、ルーヴル美術館を背景にひとり佇む様子を捉えたもの。「岸辺露伴最大の事件」を描く本作の物語への興味を強くかき立てられるような、コンセプチュアルな構図となっている。一方、キャラクタービジュアルには、ドラマからの続投となる露伴の担当編集者・泉京香役の飯豊まりえのほか、青年期の露伴が出会う謎めいた黒髪の女性、奈々瀬役の木村文乃、露伴の青年期を演じる長尾謙杜(なにわ男子)、ルーヴル美術館の調査員であり東洋美術の専門家の辰巳隆之介役を演じる安藤政信、ルーヴル美術館の職員として、日本から来た露伴と京香を館内へ案内するエマ・野口役の美波ら主要キャストが集結。「絶対的な黒が映し出すもの、それは――」という印象的なコピーと、本ビジュアル同様にパリで撮り下ろされた高橋の表情も相まって「この世で最も黒く、最も邪悪な絵」をめぐる本作のサスペンスフルな展開への期待が高まるデザインに仕上がっている。また特報映像では、露伴お馴染みの「今、心の扉は開かれる――」というセリフをきっかけに、不穏かつスリリングな展開が予想される映像が次々に登場。特殊能力“ヘブンズ・ドアー”で相手を本にして秘密を読む露伴。「この世で最も黒い色を見たことがあるか?」という露伴のセリフに重ね合わせるようにして、「最も黒く邪悪な絵」という意味深な言葉を発する奈々瀬。そんな奈々瀬を見つめ、やがて戸惑いながらも優しく抱き寄せる若き露伴と、一心不乱にキャンバスに「黒」を塗りたくる謎の画家。そして、露伴の「この世で最も黒く、邪悪な絵」に宿る謎を追い、美の殿堂・ルーヴル美術館を目指してパリを往くその姿……。ルーヴル美術館に所蔵される「黒い絵」に宿る謎と、世界を代表する美の殿堂に隠された暗部。そして露伴自らの知られざる過去など、本作の謎めいた魅力が目一杯詰まった内容となっている。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、5月26日(金) に全国公開される。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』特報映像<作品情報>映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』5月26日(金) 全国公開映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』キャラクタービジュアル (C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社原作:荒木飛呂彦『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(集英社 ウルトラジャンプ愛蔵版コミックス 刊)監督:渡辺一貴脚本:小林靖子音楽:菊地成孔/新音楽制作工房出演:高橋一生飯豊まりえ/長尾謙杜安藤政信美波/木村文乃公式サイト:
2023年02月21日俳優の高橋一生が主演を務める、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)の本ビジュアル、キャラクタービジュアル、特報が21日に公開された。同作は荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』の実写化作。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描く。本ビジュアルは、実際にルーヴル敷地内で撮影された。「この世で最も黒く、邪悪な絵」に宿る謎を追いパリに降り立った岸辺露伴が、ルーヴル美術館を背景にひとり佇む様子を捉えたもので、鈍色の空の下、黒いロングコートを身にまとった露伴がどこかに視線を送っている。一方キャラクタービジュアルには、ドラマからの続投となる露伴の担当編集者・泉京香(飯豊まりえ)のほか、青年期の露伴が出会う謎めいた黒髪の女性・奈々瀬(木村文乃)、露伴の青年期(長尾謙杜/なにわ男子)、ルーヴル美術館の調査員であり東洋美術の専門家の辰巳隆之介(安藤政信)、ルーヴル美術館の職員として、日本から来た露伴と京香を館内へ案内するエマ・野口(美波)ら、先日の追加キャスト発表時に大きな注目を集めた主要キャストが勢ぞろいしている。「絶対的な黒が映し出すもの、それは――」との印象的なコピーと、本ビジュアル同様にパリで撮り下ろされた高橋演じる露伴の表情も相まって、「この世で最も黒く、最も邪悪な絵」をめぐる本作のサスペンスフルな展開への期待が高まるものとなった。特報映像では、露伴お馴染みの「今、心の扉は開かれるー」というセリフをきっかけに、不穏かつスリリングな展開が予想される映像が次々に登場。特殊能力“ヘブンズ・ドアー”で相手を本にして秘密を読む露伴の「この世で最も黒い色を見たことがあるか?」というセリフに重ね合わせるようにして、「最も黒く邪悪な絵」という意味深な言葉を発する奈々瀬。そんな奈々瀬を見つめ、やがて戸惑いながらも優しく抱き寄せる若き露伴と、一心不乱にキャンバスに「黒」を塗りたくる謎の画家。そして、露伴の「この世で最も黒く、邪悪な絵」に宿る謎を追い、美の殿堂・ルーヴル美術館を目指してパリを往くその姿と、謎めいた魅力が目一杯詰まった必見の内容となっている。(C) 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年02月21日日本人漫画家史上初となる、ルーヴル美術館共同企画作品として描かれた荒木飛呂彦初のフルカラー作品を、仏パリロケ敢行で完全映画化した『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。高橋一生、飯豊まりえが続投した本作より、ビジュアルと超特報映像が公開された。今回公開された本ビジュアルでは、ルーヴル敷地内で撮影された「この世で最も黒く、邪悪な絵」に宿る謎を追い、パリに降り立った露伴が、ルーヴル美術館を背景にひとり佇んでいる。またキャラクタービジュアルには、露伴の担当編集者・泉京香をはじめ、青年期の露伴が出会う奈々瀬(木村文乃)、青年期の露伴(長尾謙杜)、ルーヴル美術館の調査員・辰巳隆之介(安藤政信)、露伴と京香を館内へ案内するエマ・野口(美波)ら、新キャストも登場。本ビジュアル同様、パリで撮り下ろされた露伴の表情も相まって、「この世で最も黒く、最も邪悪な絵」をめぐる本作のサスペンスフルな展開への期待が高まる。また特報映像では、露伴の「今、心の扉は開かれるー」というセリフをきっかけに、不穏かつスリリングな展開が予想される映像が次々に映し出される。“ヘブンズ・ドアー”で相手を本にして秘密を読む露伴や、「この世で最も黒い色を見たことがあるか?」という露伴のセリフに重ね合わせるようにして、「最も黒く邪悪な絵」という意味深な言葉を発する奈々瀬。戸惑いながらも優しく抱き寄せる若き露伴や、一心不乱にキャンバスに「黒」を塗りたくる謎の画家、露伴が謎を追い、ルーヴル美術館を目指してパリを往く姿も確認することができる、本作の謎めいた魅力が詰まった内容だ。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年02月21日高橋一生と橋爪功が共演する「6秒間の軌跡」。その6話が2月18日放送。高橋さん演じる星太郎の成長に「"変われなかった"苦しみが報われてほしい」「ひかりが来て星太郎、大人になったね」など様々な声が送られている。「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉である向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を担当し、数々の作品でその演技が評価される実力、人気を兼ね備えた高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優・橋爪さんの2人が抱いた“一緒にドラマをやりたい”という熱き思いを実現させた本作。代々受け継がれてきた望月煙火店という花火師の家に生まれ、9歳の時に両親が離婚したあと2人暮らしをしてきた父親の航が亡くなったのだが、なんと“幽霊”となって自分の前に現れる望月星太郎に高橋さん。望月煙火店四代目で30歳の時、理代子に一目惚れし結婚し星太郎を授かるも結婚生活10年で離婚。死亡後も“幽霊”として星太郎の前に姿を見せる望月航に橋爪さん。航が提案した個人向け花火のチラシを見て望月煙火店に花火をオーダーし、それがきっかけで住み込みで花火作りを学ぶことになる水森ひかりに本田翼。また星太郎の幼なじみで小学校の同窓会に誘う若社長の田中勇人に小久保寿人といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。星太郎は田中に、花火を打ち上げた後にクラス会に顔を出すと告げる。そんな星太郎にひかりはお母さんの写真が見たいとお願いする。家を飛び出すということは倫理や正しさを飛び越えて行ったとも言え、そういう女性に興味があるというひかり。星太郎が一枚だけ手元にあった母親の写真をひかりに見せると、ひかりは「この人知ってます」と口にする。ひかりによると写真の女性は喫茶店をやっているという。30年前の写真だと話す星太郎にひかりは「じゃあ似てる人ってことですか?」と返す。その後、ひかりは航が作ったと思われる個人向け花火のチラシを、その喫茶店でもらったことを明かす。その後、クラス会での打ち上げ花火は大成功に終わるも、星太郎は会には顔を出さずに帰宅。4年前に別れた恋人・由紀子(安藤聖)がクラス会に出席していて、顔を合わせるのが気まずかったらしい。しかし田中から由紀子が結婚し妊娠中だと告げられると、星太郎は動揺する。そんななか突然由紀子が望月家にやって来る。そして星太郎はなぜ自分が由紀子にフラれたのかをようやく理解し、今までなんでも先送りにしてきたことを後悔し始めた星太郎は、母親と会って話がしたいと思うようになるが、その時、航の“幽霊”が姿を消す…というのが今回のストーリー。この展開に「ずっとずっと目を背けて来た母と向き合う気持ちになった星太郎 その時が「父が消える時」だという事なのか」「元カノに振られた理由に自分で気付けて、母親を探そうとする星太郎の成長に胸が熱くなった」といった声や、「"変わらなかった"んじゃなくて、"変われなかった"苦しみが報われてほしい」「ずっとお母さんをタブーにしてた星太郎が会いたいって思えるようになったの、ひかりの影響だよね。ひかりが来て星太郎、大人になったね」といった声が送られている。【第7話あらすじ】航の日記を見つけた星太郎はその内容に激高する。だが真実を確かめるにも肝心の航が姿を現わさない。やがて航が姿を見せるが日記の《非常識な内容》についてはすべて創作で「禁断の妄想を息子に知られて恥ずかしい」と嘆き、ひかりが花火のチラシを見つけた喫茶店のママが星太郎の母親に似ているという件についても「似ていない」と航は否定する…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月19日高橋一生が演劇界の栄誉、第29回読売演劇大賞にて最優秀男優賞に選ばれ大賞・最優秀作品賞も受賞したNODA・MAP「フェイクスピア」(2021)。同作でタッグを組んだ橋爪功と親子役を演じているドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」は、急逝した花火師の父とその息子、そして2人の前に突然現れた女性(本田翼)が織りなすホームドラマで、花火師という“仕掛け”や地方都市でのロケがありながらも、基本的にはテンポのいい会話劇が繰り広げられている。第5話は、高橋さん演じる望月星太郎だけに姿が見える父・航(橋爪さん)は「本当に“幽霊”なのか?」と、ひかり(本田さん)に問われ、星太郎のみならず視聴者たちも皆ハッとする、というラストで幕を閉じた。そんな不思議な日常が描かれる、ひと筋縄では行かないファンタジーとなる本作。これまで数多くの作品に出演してきた高橋さんだが、「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフから生まれた「岸辺露伴は動かない」は大好評につき、制作陣が再集結して映画化も決定。アニメ「ムーミン谷のなかまたち」ではスナフキンの声優を務め、『シン・ウルトラマン』ではウルトラマンの声を担当するなど、“日常を超越した”世界はお手のもの!?今回はファンタジーな世界観に生きる高橋さんに注目した。互いをリスペクトする橋爪功との共演「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」8歳で児童劇団に入り子役としてデビュー、映像作品とともに演劇作品でも蜷川幸雄演出「から騒ぎ」や藤田俊太郎演出「天保十二年のシェイクスピア」など、多くの代表作を持つ高橋さん。橋爪さんと共演したNODA・MAP「フェイクスピア」はフェイクが飛び交う時代に、真実の言葉を巡る物語。高橋さんは“コトノハ(言の葉)”の詰まった筺を持つ記憶をなくした主人公・monoを演じた。その筺とは、日航機墜落事故で残されたボイスレコーダーがモチーフとなっている。その舞台を機に、橋爪さんは「以前からも『面白い役者だな』と思っていた」という高橋さんと意気投合、世代を超えて互いにリスペクトを送り合う2人が「一緒にドラマをやりたい」と今回、再タッグが実現した。そんな「6秒間の軌跡」は、草彅剛の代表作「僕シリーズ」などで知られ、小芝風花主演「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で向田邦子賞を受賞した橋部敦子によるオリジナル脚本。高橋さんは橋部さん脚本のドラマ「僕らは奇跡でできている」で主演し、橋爪さんは「モコミ」で主人公の祖父役を演じた縁がある。「『花火師』『父子』『死』というキーワードをいただいたところから脚本づくりが始まりました。レギュラーキャストが3人だけで、できるだけ家の中のシーンという制約の中、会話劇という形でとても自由に書かせていただきました」と橋部さんは公式サイトでコメントしており、「日常のドラマですが、死んだはずなのに現れた航と突然家に住み込むことになったひかりによって、星太郎は大きくゆらぎます」と解説している。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」5話よりコロナ禍で夏の風物詩ともいえる花火大会が中止となり、大打撃を受けた花火業界。2人暮らしの親子が営む望月煙火店も例にもれず、個人向け花火を始めようかと父・航が提案していた矢先に、航は「すまん…」と言い残して突然他界。遺された星太郎のもとに、“あなたのためだけの花火を打ち上げます”と書かれたチラシを持ったひかりが現れ、その花火を打ち上げた後は煙火店で住み込みで働くことになる。繊細な作業と大胆な発想が求められる花火師。いままであまり知られることのなかったその仕事の一端を覗くことができる一方で、伸びっぱなしの髪とスウェットに半纏、若干世情に疎く、ひかりとの同居にも動揺が隠せない星太郎を演じる高橋さんはやはり職人役がよく似合う。花火作りを実際に体験し「細かい緻密な作業は嫌いではなかった」と自身でもふり返っていた。そして、星太郎が9歳のときから23年間、2人で花火と向き合ってきて「一番の変化が親父が死んだこと」というくらい二人三脚だった父子。それがいまや、橋爪さん演じる航は神出鬼没の幽霊(?)となって時々、星太郎の前に現れる。2人の口ゲンカは絶えることなく、ひかりの同居話に「落ち着いてくださいよ」「お前だよ」という絶妙なツッコミ合いもこの父子ならでは。かと思えば、ひかりのために上げた花火には「いい花火だった」とストレートに褒めてくれる温かさがあり、「(今度は)突然いなくなったりしないでくれ」と星太郎のほうにも、ふと本音がこぼれる瞬間がある。しかも困ったことに、幽霊(?)の航と謎多きひかりは、彼女にその姿は見えずとも何だか気が合うところがある様子。「(航のことが)見えてんの? 聞こえてんの?」「見えてませんし、聞こえてません」というやりとりが、星太郎とひかりの間で繰り返されていく。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」5話よりそのひかりは、不思議と本質を突いてくる。第4話では本作のタイトルである6秒間とは、4号玉の花火が打ち上がってから開き終えるまでの時間ということが、彼女の問いから判明した。その6秒間の煌めきのために、2か月かける世界が花火師。生前の航を知らなくても、そんな“2人だけがわかり合ってる世界”がひかりには通じているようだ。人もまた何十年生きてきても、一瞬で花が散ることもある儚いもの。長い期間をかけて稽古を重ね、1回1回の本番に臨む“生もの”といわれる演劇にも相通じるものがありそうだ。さらに第5話では、定年退職する小学校の担任のための同窓会に行きたくない、花火も上げたくないと、子どものように駄々をこねる星太郎に、ひかりは「キレるくらいならちゃんと説明して」と至極まっとうに反論する。ひかりの出現とその何気ない問いかけによって、実は癒やしきれない傷でいっぱいの星太郎の胸に何かが確実に刺さっていることは間違いない。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」5話より“あの人”とずっと呼んできた母・理代子についてもそうだ。航と星太郎はくだらない会話で日常を埋めてきたが、特に9歳という十分に物心がついている星太郎が「“あの人”は母親なんかじゃない」「母親なんていらない」といったプライドで覆い隠してきた喪失感を自覚するきっかけを、ひかりがもたらしている。この2人に翻弄されまくっている“星太郎”高橋さんが堪らない、というファンも多いのではないだろうか。「物語の終盤では更にゆらがす重要な人物も現れます」と脚本の橋部さんは宣言しており、その人物の登場とゆらぎ続ける“星太郎”高橋さんから目が離せない。【第6話あらすじ】望月航の遺品整理をする望月星太郎。中には、ガラクタのようなものまで混じっており、星太郎は「なんでとってあるかな」と嘆くが、航は、そのうちに捨てようと思っていたら死んでしまった、先送りにしていてはだめだと語る。その後、星太郎は幼馴染の田中勇人(小久保寿人)に花火を打ち上げた後、クラス会に顔を出すと告げる。また、ひかりから母親の写真が見たいとお願いされた星太郎は、手元にあった母親の写真をひかりに見せる。するとひかりは「お父さんの秘密を知っちゃったかもしれません」と言い出す。結局、星太郎はクラス会に顔を出さずに帰宅。実は別れた恋人・由紀子(安藤聖)もクラス会に出席してして、顔を合わせるのが気まずかったようで…。ドラマ「僕らは奇跡でできている」(2018)高橋さんの民放ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演作。韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を彷彿とさせるファンタジー要素も交えたハートフルドラマ。座学よりもフィールドワークが大好きな動物行動学の大学講師・相河一輝は、周りの評価は一切気にしない、超マイペースな主人公だが、画一主義を良しとする社会から見れば“変わり者”とされる人物の生きづらさを、どこか愛らしく体現できるのは高橋さんならでは。映画『ロマンスドール』(2019)蒼井優と『リリイ・シュシュのすべて』以来18年ぶりの共演で夫婦を演じたラブストーリーで、原作者でもあるタナダユキ監督は「私の中では、ダーク・ファンタジー」と語る『ロマンスドール』。今作で黙々と作業をこなす職人ぶりは健在で、「演技力と手先の器用さをあわせもつ俳優が演じることが絶対条件」と監督が語ったように、どうせやるなら良いものを作りたい、という気概を持つ美大卒のラブドール造形士・哲雄は高橋さんのハマり役に。造形士の師匠(きたろう)の存在と、彼を亡くしてからの人生の変化に注目。ドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」(2021)高橋さんの人気を決定づけたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の小野政次役を生み出し、現在はドラマ10「大奥」も話題の森下佳子が脚本を手がけ、綾瀬はるか演じる警視庁捜査一課の女性刑事・望月彩子との“入れ替わり”演技が大きな注目を集めたサスペンスドラマ。『転校生』のように「階段から転げ落ちたら魂が入れ替わっていた」という設定を納得させる両者の演技に脱帽。高橋さんはサイコパスな殺人鬼・日高陽斗と、“中身”が彩子になった日高のいわば二役を見事に演じ分けた。原作ファンも異論なし!「岸辺露伴」がスクリーンへ演劇的といえば、今作もそうかもしれない。人の記憶を本にして読むことができる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴。その人物デザイン監修・衣装デザインを柘植伊佐夫、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズも手がけている脚本・小林靖子や、川端康成原作の高橋さん主演ドラマ「雪国-SNOW COUNTRY-」演出も手がけた渡辺一貴監督らが創りあげた世界は、高橋さんと編集者・泉京香役の飯豊まりえや、濃厚なキャラクターを演じるキャスト陣との会話劇の妙を楽しむ側面もある。2020年から3期にわたり話題を呼んだドラマシリーズの“猛者”たちが続投し、2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクトのために描き下ろされた読切作品を映画化する『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、露伴のルーツを描くため、原作ファンも、ドラマからのファンも、そのどちらも知らない方も楽しむことができそうだ。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」は毎週土曜23時30分~テレビ朝日系で放送中。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日(金)より全国にて公開。(上原礼子)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年02月18日高橋一生と橋爪功の共演でおくる「6秒間の軌跡」。その4話が2月4日放送。花火の打ち上げが成功、翌日が休みということもあり飲みまくるひかりだが…翌日の意外な“仕事”に視聴者からは「知らなかった」など驚きの声が上がっている。「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉・向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を担当。第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど実力、人気を兼ね備えた高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優の橋爪さんの2人が抱いた“一緒にドラマをやりたい”という熱き思いが実現した本作。亡くなったはずの父が“幽霊”になって自分の前に現れ、さらに花火を注文してきた女性が住み込みで働くことになるなど、環境に変化が生まれた望月煙火店の花火師・望月星太郎に高橋さん。望月煙火店四代目で30歳の時、理代子に一目惚れし結婚。星太郎を授かるも結婚生活10年で離婚。亡くなっても“幽霊”として星太郎の前に姿を見せる望月航には橋爪さん。“あなたのためだけの花火を打ち上げます”というチラシを見て望月煙火店に花火をオーダー。その後住み込みで働かせて欲しいと言ってきた水森ひかりには本田翼。星太郎の幼馴染みでの数少ない友人でもあり、近所で工務店を経営する若社長の小久保寿人といった顔ぶれが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。慣れない個人花火の受注に、ひかりとの同居生活などでなにかとストレスを抱える星太郎。そんななか個人花火の依頼人である片山貴広(高井佳佑)がやってくる。1カ月前にパートで会社に来た神谷佐和(牛尾茉由)に、花火の下で告白をしたいという。神谷を運命の人だと語り、1人で舞い上がる片山だが、星太郎、顔見知り程度の女性に招待状を送り、来てくれることを前提に花火を依頼した片山の告白が成功するとは思えないが、ひかりは我々の仕事は片山の望む花火を作って打ち上げることだと割り切る。そして片山からの依頼の花火を打ち上げる日。予想に反し片山と神谷は仲睦まじい様子で…。無事に花火の打ち上げを終えた星太郎とひかりは笑顔で乾杯する。次の日が休みということもありもっと飲もうと言い出すひかりだが、翌日は花火の破片を片づける仕事が残っていた…。今回のエピソードを見た視聴者からは「花火大会の後も掃除してるのかな?知らなかった」「花火を打ち上げた翌日に花火の燃えかすを掃除してたの、知らんかったわ」「次の日って…掃除たいへんなんやね 知らんかった」「そうか掃除しなきゃいけないのか」「花火大会の後掃除めちゃくちゃ大変なんだな」など、花火師の意外な裏側に視聴者から驚きの声が上がっている。【第5話あらすじ】花火の作り方を習いながら《星》と呼ばれる火薬が《星太郎》の名前の由来だと気づくひかり。だが自身の名前について星太郎はあまり多くを語りたがらない。航は星太郎に「隠すようなことでもない」と諭しつつ、母親との話題を避け続けていることや、これからどう呼ぶべきなのか話し合う…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月05日高橋一生、橋爪功、本田翼が共演する「6秒間の軌跡」が1月14日から放送スタート。高橋さんと橋爪さんの演技に「自然で迫真の演技が素晴らしい」「舞台っぽくもあって良い」など絶賛の声が集まっている。舞台からドラマ、映画と引っ張りだこの高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優・橋爪さん。世代を超え互いにリスペクトを送り合う彼らが抱いていた“2人で一緒にドラマをやりたい”という熱き思いが実現。地方都市で代々続く煙火店(=花火店)を舞台に、花火師親子の不思議な日常を描き出す、一筋縄ではいかない《心温まるファンタジー》が繰り広げられる本作。代々受け継がれてきた望月煙火店という花火師の家に生まれ、9歳の時に両親が離婚して以降は父親の航と2人暮らしをしてきたが、ここ数年は新型コロナの影響で大規模な花火大会や競技会が中止になり、花火を打ち上げる機会がほぼなく経済的な不安を感じている花火師の望月星太郎役に高橋さん。望月煙火店の四代目で30歳の時に理代子に一目惚れし、彼女の両親に反対されるも結婚し星太郎を授かったが、ある理由から結婚生活10年で離婚。理代子との間には息子の星太郎も知らない事実がある望月航役に橋爪さん。実家暮らしの29歳で4年間付き合っている彼氏がいるが、離れてはくっつきを何度か繰り返している。“あなたのためだけの花火を打ち上げます”というチラシを見て望月煙火店を訪ね、花火をオーダーする水森ひかり役に本田さん。星太郎の幼なじみで数少ない友人でもあり、近所で工務店を経営する若社長の田中勇人役で小久保寿人も出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2022年夏、新型コロナが収束しないため夏の花火大会は中止となるなかで、航は個人がオーダーする花火を始めたいと星太郎に提案する。個人向けの花火となるとHPで宣伝、打ち上げる場所の許可取り…などと色々とやらないといけないことがあり、客と事前に綿密なコミュニケーションも必要であることなどから、星太郎は乗り気ではなかった。そんななか航が倒れ「すまん」という言葉とともに息を引き取る。そして、冬――。1人となった星太郎のもとに“あなたのためだけの花火を打ち上げます”と書かれた手書きのチラシを手にしたひかりが訪ねてきて、花火を上げてほしいと星太郎に頼む。さらに死んだはずの航が突然、星太郎の前に現れる…というのが1話の展開。「ドラマの最初の橋爪功さんとの二人芝居が、高橋一生さんの自然で迫真の演技が素晴らしい」「開始数分の親子の会話で、この二人が一緒に生きてきた時間をちゃんと感じたのがすごく良かった」「ドラマでありがちなモノローグがなくて視点が固定されないので舞台っぽくもあって良いドラマ」など、高橋さんの橋爪さんの演技に絶賛の声が集まる。またひかりについて「ひかりさん、もしかして星太郎さんのお母様だったりする……?見た目若くなって幽霊として出てきたとか…?」「ひかりちゃんも謎だらけだけど幽霊説ありだと思う」「水森ひかりも幽霊だったりして?お母さんとか?!」といった声も。本田さん演じるひかりの“素性”にも注目が集まっている模様だ。【第2話あらすじ】個人オーダーの花火を依頼してきたひかりが、今度は望月煙火店に住み込みで働かせてほしいと頼んでくる。ひかりからは姿の見えない航は大喜びするが星太郎は困惑。ひかりは自分が客を集めて困っていることはなんでもすると、半ば強引に望月煙火店の従業員となり、奇妙な“3人暮らし”が始まることになる…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年01月15日荒木飛呂彦の漫画を実写化する映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が、2023年5月26日(金)に公開される。主演は高橋一生。『岸辺露伴は動かない』とは?『岸辺露伴は動かない』は、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦の人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれた傑作スピンオフ漫画。主人公は、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する人気マンガ家・岸辺露伴だ。作品には、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた露伴が、奇怪な事件に立ち向かう姿が描かれている。ドラマ制作陣再集結で映画化2020年には主演に高橋一生を迎え、「岸辺露伴は動かない」としてドラマ化。2020年12月に第1期(第1話~第3話)、2021年12月に第2期(第4話~第6話)、2022年12月に第3期(第7話~第8話)が放送された。また、完成度の高さから、原作ファンのみならずドラマファンからも絶賛され、ギャラクシー賞テレビ部門2021年1月度月間賞を受賞。さらに、2022年12月から世界配信がスタートしたアマゾンプライムビデオでも好評を博している。そんな人気ドラマシリーズ「岸辺露伴は動かない」の制作陣が再集結し、劇場長編映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に挑む。原作は『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』映画の原作となる『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、『岸辺露伴は動かない』のエピソードの1つ。2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクトのために描き下ろされた、荒木飛呂彦初となるフルカラーの読切作品だ。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の原画は、ルーヴル美術館の企画展で展示された。日本の漫画家として初めてルーヴルに作品が展示されたことでも話題となった。物語は、美の殿堂・ルーヴル美術館を舞台に展開される「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追うサスペンス。これまでの『岸辺露伴は動かない』実写化シリーズでは描かれることの無かった、露伴の知られざるルーツが明らかにされる点はファン必見だ。なお、『岸辺露伴は動かない』と同様に、独立した物語となっているため、原作やドラマを知らない人でも気にせずに楽しめる。劇中には、特殊能力“ヘブンズ・ドアー”で相手を本にして秘密を読む露伴の姿が。「この世で最も黒い色を見たことがあるか?」という露伴のセリフに重ね合わせるようにして、「最も黒く邪悪な絵」という意味深な言葉を発する奈々瀬。そんな奈々瀬を見つめ、やがて戸惑いながらも優しく抱き寄せる若き露伴と、一心不乱にキャンバスに「黒」を塗りたくる謎の画家。露伴は「この世で最も黒く、邪悪な絵」に宿る謎を追い、美の殿堂・ルーヴル美術館を目指してパリを往く。ルーヴル美術館に所蔵される「黒い絵」に宿る謎と、世界を代表する美の殿堂に隠された暗部。そして、露伴自らの知られざる過去とは?『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』キャスト岸辺露伴(きしべろはん)…高橋一生好奇心に溢れ、リアリティを何よりも重んじる漫画家。特殊能力(スタンド)“ヘブンズ・ドアー”を持ち、相手を本にすることが出来る。それにより相手の過去を知ることができる。露伴は青年時代、想いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。時を経て、「黒い絵」がルーブルにある事を知り、それを追ってフランス、パリに行く。取材で訪れたルーヴル美術館でもファンに声をかけられるほど、海外でも高い知名度と人気を誇る。泉京香…飯豊まりえ露伴の担当編集者。ちょっと天然でマイペース、遠慮がないけどどこか憎めないキャラクター。思いもよらぬ角度から核心を突いて露伴をサポートする。奈々瀬…木村文乃青年期の露伴が出会う謎多き黒髪の女性。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のカギを握る“この世で最も邪悪な「黒い絵」”の噂を知る。美しい和装のたたずまいで、その奥には秘めたる想いを抱える。若き露伴は奈々瀬に淡い気持ちを抱いていた。青年期/岸辺露伴…長尾謙杜漫画家デビューしたばかりの若き日の露伴。漫画の執筆に集中するため、夏の間泊まり込むことになった祖母の経営する元旅館アパートで奈々瀬と出会う。また、奈々瀬から受けたインスピレーションを元に新作の漫画を描き上げる。辰巳隆之…安藤政信ルーヴル美術館のコレクションの調査員であり東洋美術の専門家。紳士的でありながら、どこか怪しげな雰囲気を漂わせる男。映画オリジナルのキャラクター。エマ・野口…美波ルーヴル美術館の職員。日本から来た露伴と京香を館内へ案内する。ルーヴルの「見捨てられた倉庫」=Z-13倉庫の存在を突き止める。舞台となるロケ地も注目『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』パリの名所で撮影を実施。凱旋門やシャンゼリゼ通り、ルーヴル美術館のそばにあるセーヌ川、そしてパリ初の鉄製の橋ポン・デ・ザール(芸術橋)やアレクサンドル3世橋。セーヌ川の中州にあるサン・ルイ島のカフェ・ルテシアでは語り合う露伴と京香の姿も。日本国内のロケ地も趣深い。「この世で最も黒い絵」を求めて露伴と京香が美術品オークションに参加するオリジナルシーンは、横浜のホテルニューグランドで撮影。また、漫画家デビューしたばかりの若き露伴が、執筆のため夏休みの間に滞在する祖母の屋敷は、江戸時代の中期から存在していたと言われ、国の登録文化財制度「第一号」会津若松の旅館、向瀧だ。渡辺監督の強い要望により選ばれたという。ドラマキャスト&スタッフが再集結出演は、高橋一生、飯豊まりえとドラマシリーズのキャストが再び集結。さらに、話題作へ途切れることなく出演し続けている女優・木村文乃、なにわ男子のメンバー・長尾謙杜、確かな演技力で映画ファンを魅了し続ける安藤政信、フランス人と日本人の両親を持つ女優・美波がキャストに名を連ね、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を盛り上げていく。また、スタッフもドラマの面々が続投。監督は、大河ドラマ「おんな城主直虎」やドラマ「雪国-SNOW COUNTRY-」などで高橋一生と組んできた渡辺一貴が担当。脚本はアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの脚本も手掛けた小林靖子、音楽は菊地成孔、人物デザイン監修・衣装デザインは柘植伊佐夫が務める。なお、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、ルーヴル美術館を始め、ポン・デ・ザール(芸術橋)、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、アレクサンドル3世橋、カルーゼル広場などパリの名だたる名所での大規模ロケを実施。フランスと日本を股にかけ、圧倒的スケールで“極上のサスペンス”を描く。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』ストーリー特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13 倉庫」だった。そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる。【作品詳細】映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公開日:2023年5月26日(金)出演:高橋一生、飯豊まりえ、長尾謙杜、安藤政信、美波、木村文乃原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(集英社 ウルトラジャンプ愛蔵版コミックス 刊)監督:渡辺一貴脚本:小林靖子音楽:菊地成孔/新音楽制作工房人物デザイン監修・衣装デザイン:柘植伊佐夫製作:『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』 製作委員会制作プロダクション:アスミック・エース、NHKエンタープライズ、P.I.C.S.配給:アスミック・エース
2023年01月08日俳優の高橋一生が、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)の主演を務めることが5日、明らかになった。同作は荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』の実写化作。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描く。高橋一生を主演に迎えドラマ化された同作は、2020年12月に第1期(第1話〜第3話)、2021年12月に第2期(第4話〜第6話)、2022年12月に第3期(第7話~第8話)が放送され、初回放送のトレンド1位を皮切りに放送の度に連日上位入りを果たし、「実写化の理想系」「完成度が高すぎる」などそのクオリティを多くの原作ファン、ドラマファンが絶賛。ギャラクシー賞テレビ部門2021年1月度月間賞を受賞し、2022年12月から世界配信がスタートしたAmazon prime videoでも高い人気を誇っている。この度、ドラマシリーズの制作陣が再集結し劇場長編映画に挑戦。シリーズのエピソードの1つで、2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクトために描き下ろされた、荒木初となるフルカラーの読切作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が選ばれた。原作は古今東西の美が集結したルーヴルに日本の漫画家として初めて作品が展示されたことでも話題となり、美の殿堂・ルーヴルを舞台に展開される「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追う物語となる。これまでの『動かない』実写化シリーズでは描かれることの無かった、露伴の知られざるルーツが明らかにされ、また独立した物語構造の為、原作やドラマを知らない人でも楽しめる造りとなっているという。好奇心に溢れ、リアリティを何よりも重んじる漫画家の岸辺露伴を高橋が続投。自らも原作のファンで、露伴の言動が自身の人生観に影響を与えていることを公言するほど思い入れのある役を、多用なアプローチで見事に演じている。そんな露伴の担当編集者であり、バディ的な立ち位置で絶妙な掛け合いを魅せる泉京香を、飯豊まりえが同じくドラマから演じ続ける。気難しい露伴とは対照的な、ちょっと天然でマイペース、遠慮がないけどどこか憎めないキャラクターを魅力的に演じている。スタッフもドラマの面々が続投し、監督を手掛けるのは大河ドラマ『おんな城主直虎』(2017年)やドラマ『雪国-SNOW COUNTRY-』(2022年)などで高橋と組んできた渡辺一貴、脚本はアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの脚本も手掛けた小林靖子、音楽は菊地成孔/新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣装デザインは柘植伊佐夫が担当する。昨年の秋から始まった日本国内での撮影は終了し、現在はフランス・パリでの撮影を継続中。ルーヴル美術館を始め、ポン・デ・ザール(芸術橋)、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、アレクサンドル3世橋、カルーゼル広場など名だたる名所での大規模ロケを敢行している。「モナ・リザ」が所蔵されていることで有名なルーヴルだが、映画の撮影許可が下りるのは異例で、日本映画では2014年に公開された『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』以来2作目となる。この度、ティザービジュアルと超特報映像も公開された。ティザービジュアルには、本編撮影の合間にパリで撮り下ろした写真を使用し、パリの街並みに佇む高橋演じる露伴の横顔が切り取られ、「“この世で最も黒く、邪悪な絵”の謎を追い、美の殿堂へー」という言葉が添えられている。超特報映像では、冒頭から「恐ろしいことが起こるかもしれない。」「ヤバイ…。そしてゾクゾクするッ!」「なぜルーヴルの地下倉庫に…」など謎めいたセリフが押し寄せる。次の取材先がルーヴル美術館に決まったことを告げる露伴と担当編集である泉の場面ではお馴染みの掛け合いも健在で、サスペンスの幕開けを予感させる映像となっている。○高橋一生 コメント岸辺露伴という人間を演じさせていただいてから、3年目に入りました。劇場版や映画版と銘打たない今作においても、岸辺露伴を演じ続けさせていただけていることは、僕の人生にとって非常に特異な出来事です。今はパリの現場でこの情報解禁コメントを書いています。周りにはドラマの第一期から岸辺露伴を作ってきた素晴らしい日本のチームが居ます。そこに日本の映画チーム、加えてここ数日は極めてプロフェッショナルで真摯な、これまで第一期二期三期を共に作ってきたかと錯覚する様なフランス現地のチームが合流し、唯一の作品が出来上がっていくのを目の当たりにしています。第一期の撮影時、演出の一貴さんと、あくまで夢の話として『岸辺露伴ルーヴルへ行く』の話をしていました。いつか実際に、パリで撮影が出来たら、と。そして今、パリ市街の石畳の上、露伴として立っている自分に違和感を覚えていないのは、間違いなく、卓越したスタッフワークに支えられているからだと思います。異国においてもこれまでと何も変わらずに露伴で居られる事を、心から感謝しています。今撮影しているフランスパートだけではなく、既に撮影を終えている日本パートも作品全体の重要な部分を担っています。ジョジョの全作品においても大事な要素である血脈、受け継がれるもの、過去、が今作においても語られます。それらと向き合うことは、今自分が存在していることに繋がります。時間は誰にとっても優しくも残酷にもなりますが、例外なく今作の露伴にも、その存在を問いかけてきます。今作は実写ドラマである『岸辺露伴は動かない』シリーズと地続きであり、シリーズ九話目とも言える物語になります。これ迄ドラマシリーズを観てくださった方はもちろん、独立した一つの作品としても、これまでの露伴の足跡をご存知ない方にも楽しんで頂ける映画作品になっていると思います。劇場に足を運んでくださる皆さんにおかれましては、非常にユニーク(奇妙、特異、唯一)なこの作品を楽しんで頂ければと思っています。○飯豊まりえ コメント『岸辺露伴は動かない』第三期ドラマは放送終了したばかりですが…実は映画の撮影も密かに進行していました!今期ドラマのラスト、私の台詞にもありましたが露伴先生が遂にルーヴルへ!私も担当編集として、パリに行けることになりました!今回も引き続き、素敵ないつものチームに支えていただきながら新しいスタッフさんにも加わって頂き、より一層心強く、素晴らしい環境のもと、お芝居をさせていただけていることを心から感謝しています!フランスの現地スタッフさん達との撮影では言葉の壁を越えて、大きな規模の作品作りが出来ている幸せを噛み締めていました。忘れられない経験になりそうです。ここまで長く皆さんに楽しみにしていただける作品に、また新しいエピソードが加わることをとても嬉しく思っています!露伴先生と京香が、遠く離れたルーヴル美術館に隠された謎と、過去に向き合います!是非これまで通り、楽しんで頂けたらと思っています!○監督:渡辺一貴 コメント映画『暗殺の森』で描かれるパリは退廃的で陰鬱だ。人々が生を謳歌する「花の都」ではなく、死と倒錯の匂いが充満した「黒い街」。3年前にプロジェクトが始まって以来、『岸辺露伴は動かない』の映像ルック、美術設定、扮装表現は、常にこの映画から有形無形の大きな刺激を受けてきた。撮影で訪れたパリは「暗殺の森」と同様、今にも落ちてきそうな厚くて重い雲に覆われ、凍てつく雨が降り続く、美しくも冷たい世界だった。そこに今、岸辺露伴が立っている。既視感と高揚感が入り混じる不思議な感覚。しかし感傷はない。露伴は当たり前のように、そこにいる。いつものように、撮影は始まる。○脚本:小林靖子 コメント初めて『岸辺露伴は動かない』を実写化するとお聞きした時、映画になるという想像はカケラもしていませんでした。またシリーズが回を重ねる度に皆で挙げていた原作候補に、この『ルーヴルへ行く』が入ることはありませんでした。そんなダブルでリアリティのない話が実現します。珍しく露伴自身がフォーカスされた物語です。ぜひ映画館で楽しんで頂ければと思います。(C) 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 (C) LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年01月05日荒木飛呂彦による「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が、ドラマ「岸辺露伴は動かない」制作陣再集結、高橋一生と飯豊まりえが出演し映画化されることが決定。ティザービジュアルと超特報映像も到着した。「この世で最も黒く、邪悪な絵――」。その謎を追い、特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴は、フランス・ルーヴル美術館を訪れる。そこには、数々の恐ろしい出来事が待ち受けていた…。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴。その露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。高橋さんを主演に迎えドラマ化された同作は、第1期~第3期が放送され、多くの原作ファンが絶賛した。そんな人気ドラマシリーズの制作陣が再集結し、今回劇場長編映画に挑む。原作は、「岸辺露伴は動かない」のエピソードの一つで、2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクトのために描き下ろされた荒木さん初となるフルカラーの読切作品。ルーヴルを舞台に展開される「この世で最も黒く、邪悪な絵」の謎を追う、極上のサスペンスだ。これまでの実写化シリーズでは描かれることの無かった、露伴の知られざるルーツが明らかにされている点はファン必見。独立した物語という基本構造は健在のため、原作やドラマを知らない人でも楽しめる。岸辺露伴役は高橋さん、露伴の担当編集者であり、バディ的な立ち位置で絶妙な掛け合いを魅せる泉京香役は飯豊さんが続投。監督は大河ドラマ「おんな城主 直虎」の渡辺一貴、脚本はアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズも手掛けた小林靖子、音楽は菊地成孔/新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣装デザインは柘植伊佐夫が担当する。ティザービジュアルは、本編撮影の合間にパリで撮り下ろした写真を使用。露伴の横顔が切り取られ、視線の先には一体何が待ち受けているのか、意味深なビジュアルに仕上がっている。また超特報映像では、冒頭から謎めいたセリフが押し寄せ、次の取材先がルーヴル美術館に決まったことを告げる露伴と泉の場面では、お馴染みの掛け合いも健在。昨年の秋から始まった日本国内での撮影は終了し、現在はフランス・パリでの撮影を継続中。ルーヴル美術館を始め、ポン・デ・ザール(芸術橋)、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、アレクサンドル3世橋、カルーゼル広場など名だたる名所での大規模ロケを敢行。ルーヴルの映画撮影許可が下りるのは異例で、日本映画では『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』以来2作目だ。<コメント>・高橋一生岸辺露伴という人間を演じさせていただいてから、3年目に入りました。劇場版や映画版と銘打たない今作においても、岸辺露伴を演じ続けさせていただけていることは、僕の人生にとって非常に特異な出来事です。今はパリの現場でこの情報解禁コメントを書いています。周りにはドラマの第一期から岸辺露伴を作ってきた素晴らしい日本のチームが居ます。そこに日本の映画チーム、加えてここ数日は極めてプロフェッショナルで真摯な、これまで第一期二期三期を共に作ってきたかと錯覚する様なフランス現地のチームが合流し、唯一の作品が出来上がっていくのを目の当たりにしています。第一期の撮影時、演出の一貴さんと、あくまで夢の話として『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の話をしていました。いつか実際に、パリで撮影が出来たら、と。そして今、パリ市街の石畳の上、露伴として立っている自分に違和感を覚えていないのは、間違いなく、卓越したスタッフワークに支えられているからだと思います。異国においてもこれまでと何も変わらずに露伴で居られる事を、心から感謝しています。今撮影しているフランスパートだけではなく、既に撮影を終えている日本パートも作品全体の重要な部分を担っています。ジョジョの全作品においても大事な要素である血脈、受け継がれるもの、過去、が今作においても語られます。それらと向き合うことは、今自分が存在していることに繋がります。時間は誰にとっても優しくも残酷にもなりますが、例外なく今作の露伴にも、その存在を問いかけてきます。今作は実写ドラマである『岸辺露伴は動かない』シリーズと地続きであり、シリーズ九話目とも言える物語になります。これ迄ドラマシリーズを観てくださった方はもちろん、独立した一つの作品としても、これまでの露伴の足跡をご存知ない方にも楽しんで頂ける映画作品になっていると思います。劇場に足を運んでくださる皆さんにおかれましては、非常にユニーク(奇妙、特異、唯一)なこの作品を楽しんで頂ければと思っています。・飯豊まりえ「岸辺露伴は動かない」第三期ドラマは放送終了したばかりですが…実は映画の撮影も密かに進行していました!今期ドラマのラスト、私の台詞にもありましたが露伴先生が遂にルーヴルへ!私も担当編集として、パリに行けることになりました!今回も引き続き、素敵ないつものチームに支えていただきながら新しいスタッフさんにも加わって頂き、より一層心強く、素晴らしい環境のもと、お芝居をさせていただけていることを心から感謝しています!フランスの現地スタッフさん達との撮影では言葉の壁を越えて、大きな規模の作品作りが出来ている幸せを噛み締めていました。忘れられない経験になりそうです。ここまで長く皆さんに楽しみにしていただける作品に、また新しいエピソードが加わることをとても嬉しく思っています!露伴先生と京香が、遠く離れたルーヴル美術館に隠された謎と、過去に向き合います!是非これまで通り、楽しんで頂けたらと思っています!・渡辺一貴監督映画「暗殺の森」で描かれるパリは退廃的で陰鬱だ。人々が生を謳歌する「花の都」ではなく、死と倒錯の匂いが充満した「黒い街」。3年前にプロジェクトが始まって以来、「岸辺露伴は動かない」の映像ルック、美術設定、扮装表現は、常にこの映画から有形無形の大きな刺激を受けてきた。撮影で訪れたパリは「暗殺の森」と同様、今にも落ちてきそうな厚くて重い雲に覆われ、凍てつく雨が降り続く、美しくも冷たい世界だった。そこに今、岸辺露伴が立っている。既視感と高揚感が入り混じる不思議な感覚。しかし感傷はない。露伴は当たり前のように、そこにいる。いつものように、撮影は始まる。・小林靖子初めて『岸辺露伴は動かない』を実写化するとお聞きした時、映画になるという想像はカケラもしていませんでした。またシリーズが回を重ねる度に皆で挙げていた原作候補に、この『ルーヴルへ行く』が入ることはありませんでした。そんなダブルでリアリティのない話が実現します。珍しく露伴自身がフォーカスされた物語です。ぜひ映画館で楽しんで頂ければと思います。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は5月26日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:岸辺露伴 ルーヴルへ行く 2023年5月26日より公開© 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
2023年01月05日高橋一生主演「岸辺露伴は動かない」第7話が12月26日放送。古川琴音演じるファンに追い詰められる露伴にSNS上では「家凸ファン怖すぎて笑えない」「一般異常者に過去最高に追い詰められてる」などの声が上がっている。本作は相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる能力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家・岸辺露伴が、編集者の泉京香と共に、奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かうというストーリー。岸辺露伴役の高橋さんをはじめ、大手出版社“集明社”で露伴の担当編集をしている泉京香役で飯豊まりえも続投。今回の7話では露伴のベッドでシーツにくるまるイブ役で古川琴音も出演する。7月7日、長らくリアルな取材ができずにいらだつ露伴は、飼い始めた子犬のバキンを連れて散歩に出かける。強い日差しとマスクのせいでもうろうとしながら見知らぬ神社に迷い込むと、そこには根元が洞になった巨木があった。がぜん興味がわいた露伴は中に入るが、そこにあった鏡を見ているうちに気がつくとそこにうずくまっていた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。その後、帰宅すると家の様子がおかしい。犬のおもちゃが壊されていて、作業机の封筒の中にはまだ書いていないはずの原稿が返却されていた。さらに自分のベッドには、さっき家の庭に押しかけてきたファンのイブがシーツにくるまっていた。イブの心を読んでみると、自分とイブは確かに親密な日々を過ごしており、しかも今日の日付は10月7日で…というのが今回のストーリー。マスク姿でオンライン会議をし、長く取材に行けないことで精神的に辛くなっている露伴の姿に視聴者からは「岸辺露伴の世界でもコロナ流行ってるのか」「岸辺露伴もコロナの状況には逆らえなかったか」「岸辺露伴もコロナ鬱になる」などの反応が。神社の神主たちは3か月も時間が“飛んだ”理由が藪箱法師のせいで、祠の鏡を見た瞬間、露伴と藪箱法師が入れ替わっていたのだと話す…。自分が知らぬ間に勝手に変更されたホットサマー・マーサのデザインを戻したい露伴は、神主から時間は戻せないが藪箱法師の“やらかし”だけもとに戻す方法を聞く…。その後帰宅すると家の中には大きく成長したバキンが…スマホを見ると日付は1月7日。さらに3か月が経っていた。家の中には苦しむ京香と傍らには注射器が。そこにイブが現れ露伴の首に注射器を刺す。イブは京香を殺し、露伴と共犯関係となって人生を一緒に過ごしたいと言う。「家族だけで幸せに生きていくのよ」と話すイブのお腹は大きくなっていて…。露伴(藪箱法師)の子を身ごもり、京香を殺して露伴を独占しようとするイブの狂気ぶりにSNSでは「岸辺露伴は動かないの家凸ファン怖すぎて笑えない」「スタンドでも怪異でも超パワーでもなく岸辺露伴先生をここまで追い詰めるこの女ヤバいッ!?ヤバいぞ!?!?」などの感想が続出している。【第8話あらすじ】京香と打ち合わせ中のところにファンの少年(大柳賢:柊木陽太)が突然尋ねてきた。露伴は「仕事場にいきなり来るのは良くないね」と少年を追い返してしまうが、再び現れた少年はやぶから棒にジャンケン勝負を露伴に挑む。露伴の行く先行く先に現れては、執ようにジャンケンを挑んでくる少年の目的とは?「岸辺露伴は動かない」第8話は12月27日22:00~NHK総合で放送。(笠緒)
2022年12月27日高橋一生扮する漫画家・岸辺露伴が、編集者・泉京香と共に奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かうドラマ「岸辺露伴は動かない」の新作が12月26日(月)より放送。これに先駆けて、新作エピソードの場面写真が公開された。今回の新作エピソードは、「ホットサマー・マーサ」(第7話)、「ジャンケン小僧」(第8話)の2本。場面写真では、犬を抱える露伴や、第7話ゲストの古川琴音、飯豊まりえ演じる泉京香の姿が切り取られている。飯豊さんは「原作漫画に敬意を払いながらも自分に出来ることは何なのか、そんなことをいつも考えながらお芝居をさせていただきました。是非お楽しみ下さい!」とファンへ呼びかける。イブとして本作に参加する古川さんは「楽しみながら、弾けた感じで、恥を偲んでぶりっ子を演じてみました。事前の打ち合わせで、『露伴史上最強(恐・狂・凶) の敵です』と言われ、『動かない』露伴をどう動かしてやろうかと、イブの持てる武器全てを使って挑みました」とふり返り、「この回はコロナが背景にあることも見応えあるポイントになっていると思います。実際、まだ油断出来ない世の中ですが、ストレスの溜めすぎには注意しましょう...。第7話、楽しんでいただけますように」とコメントを寄せた。「上手にできるか不安でした」を回顧する第8話ゲストの柊木陽太は、「じゃんけん小僧を演じるのは、とても難しかったですが、原作と台本を何度も読み返して演じました。現場で高橋さんからもアドバイスをいただけてとても嬉しかったです」と撮影の様子を明かしている。また、新作の放送を前に、第1~6話のイッキ見再放送が決定。さらに、昨年仙台放送局で開催したドラマ「岸辺露伴は動かない」展が、今年は全国5会場を巡回して開催することが決定した。「岸辺露伴は動かない」第7話「ホットサマー・マーサ」は12月26日(月)22時~、第8話「ジャンケン小僧」は12月27日(火)22時~総合にて放送。2023年1月14日(土)21時~第7話・8話BS4Kにて放送。「第1-6話イッキ見!再放送」は12月21日(水)23時50分~総合にて放送。ドラマ「岸辺露伴は動かない」展は12月18日(日)よりNHK仙台放送局にて開催、ほか富山・札幌・熊本・東京にて順次開催予定。(cinemacafe.net)
2022年12月09日1月スタートの高橋一生主演新ドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」の主題歌が、「ケツメイシ」の書き下ろし楽曲「夜空を翔ける」に決定した。高橋さんと橋爪功が親子役で共演し、本田翼をヒロインに迎えた本作は、地方都市で代々続く煙火店(=花火店)を舞台にしたファンタジー・ホームコメディ。新曲「夜空を翔ける」は、印象的なギターのイントロから始まり、恋人や友人、家族など…それぞれの大切な人への想いや感情を歌った歌詞となっており、「ケツメイシ」らしいリリックとメロディではありつつも、これまでの「ケツメイシ」にはない、ロック調でバラードな楽曲に仕上がっている。「ケツメイシ」の大蔵は、「“花火師”親子の不思議な日常を描く物語ということで、多くの人の思いが夜空を翔けて星や月のように綺麗に輝けるよう、そして、ドラマのストーリーと楽曲もリンクできるよう書き下ろしました」とコメント。ケツメイシ高橋さんは「僕ら演じる親子の歌でもありますが、いつの時代も変わらなかったであろう大切なひと、こと、ものを歌われているのだと思います」と楽曲の印象を明かし、「ドラマの主題歌や主題曲は、俳優のお芝居以上に世界観を決められる力を持っていると思います。この曲がこのドラマの世界に自分を連れて行ってくれると信じています」と語っている。また、来年2月1日には3曲入りのシングルリリースが決定している「ケツメイシ」。「夜空を翔ける」もこのシングルに収録され、トリプルA面シングル「夜空を翔ける / 自分が思っていたよりも / One step」としてリリースされる。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」は2023年1月14日より毎週土曜日23時30分~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2022年12月08日高橋一生と橋爪功が互いのリスペクトを胸に共演を熱望し、本田翼をヒロインに迎えた土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」が、2023年1月にスタートすることが発表された。2021年上演の舞台「NODA・MAP第24回公演 フェイクスピア」で第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど、舞台からドラマ、映画と引っ張りだこの高橋一生。そんな彼と「フェイクスピア」でも共演、俳優生活60年となる日本俳優界を代表する名優・橋爪功。世代を超え、互いにリスペクトを送り合う彼らが抱いていた2人のドラマ共演が実現したのが本作。舞台は、地方都市で代々続く煙火店(=花火店)。高橋さんと橋爪さんは、四代目となる父・望月航(こう)と、その息子・望月星太郎(せいたろう)を演じる。やがて、父親が亡くなり、1人取り残された星太郎はひとり途方に暮れることに…。しかし数か月後、死んだはずの父親が、当たり前のように日常に現れる!?高橋一生「橋爪さんがやりたいと言ってくださっているというのが嬉しかった」と感動高橋さんが「橋爪さんがやりたいと言ってくださっているというのがとても嬉しかった」と語れば、橋爪さんも「(高橋)一生は『面白い役者だな』と思っていました。ドラマなどでも、見かけるたびに違う面を見せていますから」と、お互いに役者として尊敬の念を抱いている2人。その関係性に加わるのが、ヒロインの本田翼。今作が、テレビ朝日ドラマへの初出演となり、人生の岐路に立ち、星太郎に弟子入り志願する謎の女性・水森ひかりを演じる。高橋さん、橋爪さんとの共演は「私からすると《別次元の存在》。ずっとテレビで拝見していたので、ご一緒できるのがとても光栄ですが、まだ実感がないというのが今の正直な気持ちです」と語り、この3人での芝居の化学反応にも期待がかかる。本田翼向田邦子賞受賞作家・橋部敦子による、好テンポの会話の応酬に期待本作の見どころのひとつが好テンポで繰り出される会話劇の応酬。脚本は、「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(2021年/テレビ朝日系)で向田邦子賞を受賞した橋部敦子によるオリジナル。この脚本に高橋さんは「演劇の脚本を読んでいる印象」と“ライブ感”を存分に感じ、橋爪さんも「後半に行くほど、どんどん話が広がっていく」と絶賛。本田さんは「人間味のある、日々の小さなことが光り輝いている」とコメント。さらに高橋さんは、「ある意味で、忘れ去られてしまったのか、一周回って新しいのか…『時間ですよ』や『寺内貫太郎一家』のような、古き良き時代のドラマを彷彿とさせながらも、今の人にも時代にも合って、楽しめる会話劇、人の機微をちょっと風変わりな視点で見せていくホームドラマになっていると思います」と語る。高橋一生コロナ禍でイベントが減り、大打撃を受けた花火業界を舞台にした本作。打ち上げ花火は、実は個人でもオーダー可能で、様々な依頼が星太郎のもとに舞い込むことでストーリーはさらなる広がりを見せる。花火を打ち上げたくなるほどの、人生の節目を迎えた人々にはどんなドラマが待っているのか。劇中では、実際に夜空に花火が打ち上げられ、もう1人の主役とも呼べる演出となっている。第1話あらすじ2022年・夏。新型コロナが収束しないため、夏の花火大会は中止となり、望月星太郎(高橋一生)と航(橋爪功)の花火師親子は今年も暇になりそうだ。大規模な花火は上げられないものの、個人がオーダーする花火を始めようと、航は星太郎に何度か提案してきたが、星太郎は個人花火となると、料金設定、HPの宣伝…色々とやらないといけないことがある。そして、特定の個人に満足してもらうためには、客との事前の綿密なコミュニケーションも必要であることなどから乗り気ではなかった。やがて、星太郎はいつものように、朝食の片づけを終えてから作業場に向かった。すると、航が倒れており、「すまん」という言葉とともに、息を引き取るのだった。そして、冬――。1人となった星太郎のもとに、「あなたのためだけに花火を打ち上げます」と書かれた手書きのチラシを手にした水森ひかり(本田翼)が訪ねてくる。彼女は花火を上げてほしいと星太郎に頼むのだった…。土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」は2023年1月、毎週土曜23時30分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年12月02日俳優の高橋一生が出演する、損害保険ジャパンの新CM「故障も補償は損保ジャパン」編が12日より放送される。新CMでは、高橋が故障した自動車のボンネットから突然登場。一般的な自動車保険では補償されない故障の修理費をテーマに、損保ジャパンの新サービス「故障運搬時車両損害特約」をクイズや歌で紹介する。新CMの注目のシーンについて、高橋は「損保ジャパンが故障を補償してくれることを覚えてもらいやすいように、歌にしています。ハモって歌うシーンがあるので、ぜひチェックしてもらいたいです」「ボンネットからの登場シーンが面白くなっていると思うのでぜひチェックしてください」とアピール。また、一般的な自動車保険でも故障が補償されると思っている人は多いのではないか、という質問には、「多いと思います。損保ジャパンのCMをやらせてもらっている自分でも、車両保険で故障が一緒に補償されると思っていました。なので、実際に自分が故障させたときにはじめて知って困る人は多いのではないかと思います」と推測した。そして、「車の故障だけでもとても大変になると思うのですけど、修理費が保険に含まれていないことを知ると気分は倍落ち込んでしまうことになると思います。そんなことにならないように損保ジャパンの『故障運搬時車両損害特約』を是非チェックしてみてください」と呼びかけた。なおCMはTV放送に先駆け、本日1日より、特設WEBサイトおよび公式YouTubeチャンネルにて公開される。
2022年11月01日高橋一生と飯豊まりえが共演するドラマ「岸辺露伴は動かない」の第3期が放送されることが決定した。「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦の漫画を実写化した本シリーズは、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、さらに指示を書き込むこともできる特殊な力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴が、編集者・泉京香と共に奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かう物語。2020年末に第1期、2021年末には第2期が放送され、いずれも大きな反響を呼んだ本作。今回放送が決定した第3弾もまた、高橋さん演じる岸辺露伴と、飯豊さん演じる泉京香の絶妙な掛け合いが健在だ。「岸辺露伴は動かない」第3期は12月、NHKにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年08月20日俳優の高橋一生、女優の奈緒が出演する、クラシエホームプロダクツ「ディアボーテ HIMAWARI」の新CM「雨の日も、晴れの日も」編が2日より放送される。高橋が演じる、自分の周りにだけ雨が降り続ける「ふしぎな雨男」と、奈緒が演じるその「彼女」 が登場する同CM。今回は、2人の結婚式が開催され、ついに雨男が“晴れの日”を迎える。○■高橋一生、奈緒インタビュー――奈緒さん、「ふしぎな雨男」さんの新郎姿を見て、いかがでしたか?奈緒:すごく素敵だなと思いましたし、足元とのギャップが決まっていてすごいなと思いました(笑)。格好いいのとチャーミングなのが合わさってすごい素敵でした。――高橋さん、髪のキレイな方、どう思いますか?高橋:素敵ですね。もちろん、中身も大事ですが、中身は外見に出るのではないかと。――プライベートでこれは絶対守る! など誓いを立てていることはありますか?高橋:立てられないですね……。毎度崩していくというようなことは考えています。あまりルールを課してしまうのはよくないかなと思っていて、もしかしたらそれが僕にとって譲れないことかもしれないです。奈緒:仕事を終えて帰ると落ち込んでいることが多くて。落ち込みがちな自分のために家を出る前に「今日は上手くいった」って言って家を出るようにしています。高橋:なるほど、ゲン担ぎみたいなことですか。――最後に一言お願いします。高橋:僕自身ここまでシリーズとしてやらせていただいたCMは初めてだったので、噛みしめるようにお芝居をさせていただきました。それを今まで見て下さっているみなさんに感じてもらって、いよいよこの2人が……! と思っていただければとても嬉しいなと思います。奈緒:私自身、この2人が幸せになったらいいなと思いながらCMをやらせていただいていたので、ここまで来ることができてすごく嬉しかったです。女性にとってその日の髪型が上手くいっただけでその日一日が明るくなれたりもするので、見ていただいている女性の方々が、例え雨でも明るい一日を過ごせていたらいいなと思います。
2022年08月02日ドラマや映画で大活躍、言わずと知れた実力派俳優。近年は菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞最優秀男優賞と、名だたる演劇賞を続けて受賞。高橋一生さんの演劇人としての矜持とは?「行き止まりの人類」のような今、何を表現するべきか問うています。フィリップ・リドリーや野田秀樹作品など、高橋一生さんが出演する舞台に触れると、のほほんと安全な場所にはいられなくなる。心は揺さぶられ、物語と地続きにある、現実社会に無自覚ではいられなくなるからだ。新作舞台『2020(ニーゼロニーゼロ)』もそんな危険な薫りが。親交の深い芥川賞作家の上田岳弘さん、演出家の白井晃さんと長年温めてきた企画で、高橋さんは一人舞台に初挑戦する。「一人舞台を前からやりたかったというわけではないのですが、打ち合わせを重ねるなかで『一人でいいんじゃないですか?』と言ってしまったんです。昔から僕のことを客観的に見てくださる白井さんが、『一生がいったん一人芝居に向かうのは必然かもしれないね』とおっしゃったことにも背中を押されました」時空を超え重層的な物語を紡ぐ上田さん。『2020』はこれまでの小説に出てきたモチーフを多く盛り込む予定だが、なかでも小説『キュー』に出てくる、700年間の冷凍睡眠から目覚めた“人類最後の人間”「Genius lul‐lul(以下、GL)」が軸になりそう。そもそもこのキャラクターは、高橋さんをイメージして書かれたのだそうだ。「『キュー』を発表する前に、上田さんが書かれた戯曲のようなものを見せていただいたことがあります。そこにはすでにGLが登場していました。聞けば、僕が出演した白井さん演出の舞台『マーキュリー・ファー』を観て思いついたそうです。上田さんは僕をこんなふうに見てくださっていたのかというのがわかり、光栄でした。『マーキュリー~』からこれまで、このキャラクターが長い旅をしてきたようで、その感覚は舞台上でも持っておきたいです」今回、上田さんの戯曲をもとに白井さんが上演台本を書き、戻しという推敲作業は10回以上に及んだ。また、連日ディスカッションを繰り返しているらしい。「セリフ云々ではなく、そもそもこの舞台のテーマは何なのか、何を表現するべきかということを話していました。普段の舞台作りとは違う脳の使い方をしています」本作にはダンサーの橋本ロマンスさんも出演。高橋さんは、セリフ以外の表現にもこだわりたいと考えている。「舞台は小説と違い、肉体を通すことで言葉がいらなくなる瞬間もあります。簡単に言ってしまうと、『バカやろう!』というセリフを言ったあとに笑うか笑わないかで、伝わるものは変わってくると思うんです。歌舞伎の拍子木が、音と音との間の無音の存在を示すための役割にもなるように、言葉を使えたらと思っています」演出の白井さんとは、6年ぶり、4回目のタッグになる。「『マーキュリー~』でも『レディエント・バーミン』でも、白井さんとご一緒する作品は、まるで予言のように、舞台から想起させられる事件や情勢が上演時に現実で起きていました。2020年は過ぎていますが、上田さんが小説に書いておられる“行き止まりの人類”という感覚はリアルにあります。行き止まりの曲がり角にある今、この作品を上演するのも意味深い気がします」万人受けしなくても、誰か一人にでも響いたらという思いでいつも芝居をしていると語る高橋さん。「自分はマスの側ではなく、少数派であることはずっと意識してきました。この作品も、一人一人全く違う反応になっていいと思います。胸が熱くなるお客さんの隣で、頭に疑問符が浮かぶ人がいてもいい。僕は舞台から客席の様子をしっかり見ておくつもりでいます」パルコ・プロデュース2022『2020(ニーゼロニーゼロ)』2020年、世界で疫病が流行し、東京五輪がなくなった。この年を起点に、人類誕生から世界の終わりまでを高橋一生の体を通して表現。批評眼に満ちた、上田岳弘の壮大な世界観が体感できる舞台。7月7日(木)~31日(日)PARCO劇場作/上田岳弘構成・演出/白井晃出演/高橋一生DANCER/橋本ロマンス全席指定1万1000円ほかパルコステージ TEL:03・3477・5858福岡、京都、大阪公演あり。たかはし・いっせい1980年生まれ、東京都出身。俳優。ドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍。『天保十二年のシェイクスピア』’20)で第45回菊田一夫演劇賞、NODA・MAP『フェイクスピア』(’21)で第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。Tシャツ¥11,000(タンジェネットmitsuruyoshiya@gmail.com)パンツ¥49,500(ユーゲン/イデアス TEL:03・6869・4279)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年7月13日号より。写真・上澤友香スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・田中真維(マービィ)取材、文・黒瀬朋子撮影協力・Compartment.(by anan編集部)
2022年07月12日俳優の高橋一生が6日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた舞台『2020』(7月7日より同所ほかにて上演)初日前会見&公開舞台稽古に、作家の上田岳弘氏、構成・演出の白井晃とともに出席した。高橋の1人芝居となる本作は、疫病があっという間に世界を覆い、東京オリンピックがなくなったあの年、2020年を起点に、はるか昔、人類の誕生から、はるか先?の世界の終わりまでを、高橋一生の声、肉体、動きを通して目撃する80分。「クロマニヨン人」「赤ちゃん工場の工場主」「最高製品を売る男」そして「最後の人間」とすべての役を高橋が演じ、人類の歴史を走り抜ける。初日を直前に控えての抱負を尋ねられた高橋は「抱負はあまり持たないようにしているので、これまで通りなんですけど、稽古でひと月近く、その半分を上田さんと白井さんとの会議に費やしましたが、稽古で構築してきたものを信じておりますので、楽しくできるんじゃないかと思っております。楽しみたいと思います」と力を込め、注目ポイントについては「被り物をするので、その辺りを楽しんでいただけたらなと思います。壮大な出オチに近いようなことが起こるので、ぜひ楽しんでいただければなと思っております。出オチが何パターンかありますから、ビジュアルでも見ていただければと思います(笑)」とアピールした。また、稽古での高橋の姿を見て「腹立たしいほど素晴らしい」と表現した白井は、その理由を問われると「難易度の高い舞台で、新しくなったこのPARCO劇場で、1人で75分間ぶっ通しでやるのは大変なことなんですね。サシで稽古をさせていただくんですが、稽古の中でどんどん成果を上げていく姿を見ていて、羨望に近いものだと思うんですけど、"なんだこの俳優は"という苛立たしさがありました」と称賛。同会見前日には同所で通し稽古を行ったそうで、高橋は「白井さんはムーブが大きいので、ものすごく視界に入るんですね。かつ、芝居をやっている最中に『あいつ…』とか『一生…』って小さい声が聞こえるんですよ。気が散ってしょうがないんですね(笑)」と苦笑し、稽古が終わったあとに一悶着あると思ったそうだが「白井さんが近づいてきて睨んでいるんですよね。『なんかありました?』って聞いたら、『一生むかつくな』って言われまして(笑)。『できてんじゃん』って言われて、素直に褒めてくれればいいのにって、昨日から釈然としない思いを引きずったままなんですが、今日ちょっとだけ褒めてくれましたね」と笑顔を見せた。さらに、作家の上田氏は「僕は文字を書く担当なんですけど、3万字以上あるんですね。それって原稿用紙にすると100枚くらいあるんですけど、そういったものを1人で演じられるんだろうかと半信半疑でいたんですけど、実際に成り立っていてすごいなと、普通に感動しました」と高橋を称えると、高橋は「いま言われてびっくりしましたね。人の脳ってそれだけ入るんですね。びっくりしました」と自分自身の能力に驚いていた。
2022年07月07日パルコ・プロデュース2022『2020(ニーゼロニーゼロ)』が7月7日より、東京・渋谷のPARCO劇場で開幕。主演の高橋一生をはじめ、本作品を書き下ろした芥川賞作家の上田岳弘、構成・演出の白井晃が初日を迎える思いや、本作が生まれた舞台裏を語った。世界中をパンデミックが襲った2020年を起点に、高橋がクロマニヨン人、赤ちゃん工場の工場主、最高製品を売る男、最後の人間というすべての役柄を一人で演じ、人類の誕生と世界の終わりを声、肉体、動きで表現。ステージング・振付を担当した橋本ロマンスがダンサーとしても出演し、映像、音楽、ダンスが彩る野心作に仕上がった。「自分一人と客席が対峙する構成。どのような反応があるか楽しみ」(高橋)高橋一生上田氏によると、書き上げたテキスト量は「3万字以上になった」といい、それをすべて覚えることになった高橋は「そう言われてビックリ。それだけ入るんだな、人の脳みそって」と涼しい表情。稽古を重ねた過程を「脳みそだけじゃなく、体を動かすことで連動した記憶もたくさんありますね。苦労もなかったですし、周りの皆さんに支えていただいている」と振り返り、「自分で思う以上に汗をかくので、塩分を取っている」と夏バテ防止法も語った。白井晃演出の白井とは、『4 four』、『マーキュリー・ファー』、『レディエント・バーミン』で高い成果をあげており、今回が6年ぶりのタッグ復活。高橋が「通し稽古中、白井さんがちっちゃな声で『あいつ~』『一生、むかつくな~』と言うのが聞こえて、気が散ってしょうがなかった(笑)」と暴露すると、白井は「難度の高い一人芝居を背負って立つ一生くんの頑張り、踏ん張りは端から見ていて、腹立たしいくらい素晴らしくて。羨望ですね(笑)。最大の誉め言葉で伝えただけ」と本心をコメント。これには、高橋も「釈然としない思い。素直に褒めてくれればいいのに」と苦笑いしつつ、全幅の信頼を示していた。上田岳弘そんな両名のやりとりに、上田氏は「自分の作品はただでさえ難解と言われ、そういったものを一人で演じきれるのか半信半疑だったが、非常に高い精度で、舞台として成立させ、すごいなと感動しました」と絶賛。白井は「上田さんの壮大な概念の世界を演劇にするのは、非常に難しい行為だった」と認め、「出演者である高橋さんとも議論を重ね、クリエーションチームの力で、刺激的な興味深い作品になったんじゃないかと思う」と自信をのぞかせた。取材・文・撮影=内田涼<公演情報>パルコ・プロデュース2022『2020(ニーゼロニーゼロ)』作:上田岳弘構成・演出:白井晃出演:高橋一生ダンサー:橋本ロマンス2022年7月7日(木)~7月31日(日) PARCO劇場2022年8月6日(土)、8月7日(日) 福岡・キャナルシティ劇場2022年8月11日(木・祝) 京都劇場2022年8月18日(木)~8月21日(日) 大阪・森ノ宮ピロティホール
2022年07月07日