向井理と片桐はいりが“姉弟”役で映画初共演を果たした『小野寺の弟・小野寺の姉』が10月25日(土)、東京・新宿ピカデリーで公開初日を迎え、向井さんと片桐さんを始め、共演の山本美月、ムロツヨシ、及川光博、西田征史監督が舞台挨拶に登壇した。過去の失恋の痛手からいまだ抜け出せない弟・進(向井さん)と、世話好きだけど自分の恋愛には奥手な姉・より子(片桐さん)。見た目は似ていないけれどどこか似ている“不器用”な姉弟が繰り広げる恋愛模様を描く。キャスト一同は、劇中同様のコミカルなかけ合いで終始会場を笑いの渦に。ニコール・キッドマン主演の「『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』に対抗した」という真っ赤なドレスで登場した片桐さんは、息ぴったりの弟・向井さんと「特に打ち合わせはしていないけれど、きょどった時の表情とか似ている部分も多かった」と自然体。向井さんも、「はいりさんが出ているだけで面白い」と太鼓判を押した。いまだ“王子様”のイメージも強い及川さんだが、「昨日が誕生日で45歳になった。美月ちゃんのお父様とあまり変わらない年だとさっき知って軽く落ち込んでいる…」とポロリ。意外にも本作が映画初ヒロインの山本さんは、「普段モデルの仕事をしているせいか、ショーパンでキャミとか手足の出る衣装が多いけれど、今回は露出が少ない。衣装合わせをした時に、“女優”としての山本美月を選んでもらえたと思って嬉しかった」と新境地を開拓している。そして、間近に迫ったハロウィンにちなみ、一同は特製パンプキンケーキで大ヒットを祈願。「怪物くん」「妖怪人間ベム」、アニメ「TIGER & BUNNY」などの脚本を手がけてきたヒットメイカーの西田監督は、「理想とするキャスト・スタッフとこの日を迎えられて幸せ」と念願のオリジナル脚本の映画化に喜びを噛みしめていた。最後に向井さんは、「西田監督との7年前の出会いに始まり、縁ってあるもんだなと感慨深い。及川さんも『のだめカンタービレ』から一緒だし、山本さんとは学校が一緒だし、ムロくんとは……2回飲んだだけだけど」と冗談を交えながら、「はいりさんはすごい人。あらゆる面でアスリートみたいな人で、ずっと走り続けてる。これからも背中をずっと追いかけていきたい」と“姉”に敬意を表し、片桐さんも「走り続けます」と頼もしい表情を見せた。『小野寺の弟・小野寺の姉』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:小野寺の弟・小野寺の姉 2014年10月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会
2014年10月25日「今回ほど、自分自身と役の境目がなかったことはないですね」。映画『小野寺の弟・小野寺の姉』で演じた進という役柄について、向井理はそう語る。朝ドラから漫画原作の映画までタイプの異なる幅広い役をこなし、自然に役に溶け込むがゆえ、どの役からもなかなか彼自身の“素”が見えないが、本人の言葉を信じるなら、本作で見せている姿が、まさにプライベートでの向井理そのものということになる。その他の写真両親の死後、2人で生きてきた姉のより子と弟の進が反発し合いながらも互いの幸せを願い奔走する姿、各々の不器用な恋愛模様を絡めつつ描き出す本作。向井にとって特別な作品となったようだ。原作は本作で長編初監督を務めた西田征史自身による小説。映画に先立ち昨年、映画と同じく向井と片桐はいり主演、西田演出による舞台版が上演されたが、5年ほど前から映画化を含めた企画が決定していたとあって「やっと来た、という思いだった」と明かす。舞台版が姉弟に降りかかる非日常的な事件を描いたのに対し、映画で描かれるのは他愛のない日常。それを踏まえ、向井が意識したのは「より子との距離感」だった。「2人が一緒にいて話しているシーンはもちろんですが、セリフなしでより子を見ている進の表情からより子の人物像が見えてきたり、一人でいる時でも何となく互いへの愛情が見えてくる、そんな雰囲気を出せればと思ってました」。とはいえ冒頭の発言でも分かるように、役を作りこむといった作業は一切なく、西田からも細かい注文も片桐と姉弟関係について話し込むということも全くなかった。「何も考えてなかったというのが正直なところです(笑)。舞台の上で少し緊張してスタンバイしている僕らの姿や、撮影の合間にベラベラと話している様子を見て、西田さんには僕らが本当に姉弟に見えたそうです。作りこんで役に寄せるのではなく、自然に築いてきた関係をそのまま映像に乗せたという感じでした」。2010年の『ゲゲゲの女房』への出演と前後して巻き起こった“熱狂”から数年。いまなお人気は衰えることを知らないが、周囲の喧騒をよそに当人は「僕自身はデビューしてから何も変わってないというのが正直な思い」と冷静そのもの。ただ、本作の西田然り、同じ監督・演出家と2度目、3度目となる仕事が増えてきたことに喜びと責任を感じている。「一度呼ばれて、次もまたその次の作品でも呼ばれるものを常に提示していきたいです」。『小野寺の弟・小野寺の姉』10月25日(土)新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・写真:黒豆直樹
2014年10月23日家族も、恋人も、仕事も…すべてを大切にしながら、上手に生きられたら幸せだけれど、みんながみんな器用じゃない。無器用にしか生きられない人だっている。映画『小野寺の弟・小野寺の姉』は大人になっても一緒に暮らしている無器用な姉弟の、温かくて、可笑しくて、そしてちょっぴり切ない物語。一見似てなさそうだけれど、なんだか似ている小野寺の姉弟を演じるのは、向井理さんと片桐はいりさん。本当に“いそう”な姉弟に見えるのは、2人の芝居がとてもリアルで息がぴったり合っているから。片桐さんの「実際には遺伝子的にありえないでしょ。日本一きれいな男と日本一ブサイクと言われている女が姉弟って…ミラクルじゃない?でも、ありえるって思ってもらえると人間の可能性が広がる気がしますね(笑)」という自由な発言に、「そっか、けっこう深いテーマだったんですね」と、さらりと受け答える向井さん。このやり取りだけでも2人の間に小野寺の姉弟としての“絆”がしっかり刻まれていることが伝わってくる。出会いは今から約5年前。この映画の監督でもある西田(征史)さんが脚本と演出を務めた「ママさんバレーでつかまえて」で共演。その3人の出会いが現在へと繋がっている。そもそもの発端は西田監督のとある興味から始まった。「『ママさんバレー~』で仕事をご一緒したときに、西田さんから僕とはいりさんをモデルに小説を書きたいって言われたんですよね。で、小説ができて、それを原作に映画をやりましょうということになって、映画だけじゃもったいないから舞台もやりましょうって、どんどん膨らんでいったんです。昨年の舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』は、実は後付けで決まったんです」と、向井さん。舞台のステージで何十回も姉弟を演じているからこそ、何とも絶妙な間合いを表現できるというわけだ。西田監督にとってこの映画は記念すべき初監督作になるが、映画『ガチ☆ボーイ』に始まり『半分の月がのぼる空』『アフロ田中』、ドラマ「怪物くん」『妖怪人間ベム』など数多くの脚本を手がけ、現在は“月9”ドラマ「信長協奏曲」の脚本を担当中の超売れっ子。向井さんと片桐さんは半分冗談まじりで「世界の西田」と呼んでいるが、その実力は本物。であるからこそ「脚本が面白すぎる苦労があった」と片桐さん。「完成した脚本は本当に素晴らしくて。ただ、面白いからこそ、それを託される俳優側にとっては苦労でもあるんですよね(苦笑)。読んで面白いものをより面白くするにはどうしたらいいんだろうって…。でも、プレッシャーというのではないんですよ。ワンシーン・ワンカットを長回しで撮る、プレッシャーに感じるシーンも確かに多かったけれど、多少のギクシャク感も含めての長回しはいいシーンになっていると思います」。より子(姉)がボケ役、進(弟)がツッコミ役。そんな小野寺家の毎日は穏やかそのもの。大きな事件が起こるわけではなく、毎日一緒に食卓を囲み、休日は一緒にスーパーの特売に行き、何気ない日々を送るが、ある日、配達ミスで一通の手紙が届いたことをきっかけに2人それぞれの恋が動き出す。そして考えさせられるのは、家族とは何なのか?片桐さんは「仲がいいからこそ生まれるジレンマがある」と語る。「仲がいいのは良いことだけれど、家族はいずれ離れなければならなくて、一方、夫婦はどうやっても一緒にいなくてはならなくて、それぞれの悲喜劇があるんですよね。そのなかでもこの姉弟はちょっと特殊で…。仲がいいということが幸せに繋がっていない、仲がいいのに離れなくてはならないって切ないですよね」。向井さんも「その通りだと思う」と、うなずき言葉を続ける。「出来上がりを見て、痛々しさも感じたんですよね。優しさが時に人を傷つけるってよく言いますけど、この姉弟の場合は、傷つけるというよりは前に進もうとするのにお互いの優しさが足枷になっている気がします。姉ちゃんが幸せにならないと自分は…と言いながらも、実は幸せになることを面倒くさがっているところもあるのかもしれなくて。姉ちゃんを理解しているからこそ、ただ優しいだけじゃない生々しい優しさ、人間のいやな部分も含めた優しさも描かれているし。いい姉弟ではあるけれど、それと同じくらい可哀想な2人だなって思う。キレイゴトじゃない人間の感情が出ていて面白いんですよね」。無器用に生きる進とより子を誰よりも理解し、微細な演技で観客をいつのまにか感動へと導く向井さんと片桐さんは、間違いなく“器用”な俳優だが、向井さんは言う──「無器用な人って空回りしているんだろうけど、空回りするってことは努力しているということですよね。努力している姿って素敵だと思うんだよなぁ」という弟の発言に、「でも、向井理としては無器用な女性は恋愛対象にならないんでしょ?」と、からかう姉。やっぱりいいコンビ。小野寺の姉弟のような生き方があってもいい、そう思わせてくれる彼らはたしかに素敵だ。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:小野寺の弟・小野寺の姉 2014年10月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会
2014年10月23日映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の試写会が10月14日(火)に開催され、主演の向井理と片桐はいりが揃って舞台挨拶に登壇した。不器用ながらも互いを思いやる姉弟の姿を描いたハートウォーミングコメディ。親を亡くして以来、2人で暮らしてきた小野寺姉弟のなかなか進まない恋模様などを描き出す。公開前に映画をアピールする絶好の機会ながら、向井さんも片桐さんも劇中のテンションそのまま自然体ののんびりしたムード。片桐さんが「眠くなるような…いや、家でくつろいでいるような感じで観ていられる映画が出来ました」と言えば、向井さんも「何もない…いや、ストレスなく観られる映画です!」とまさかのネガティブPRかという失言まじりで映画を紹介し笑いを誘う。ダメ男気味の進を演じる上で、向井さんには意外な苦労があったそう。役柄的にどちらかと言えばヒョロッと弱々しいイメージの進だが、ちょうど本作の撮影の時期は、向井さんが元プロボクサーの警官を演じたドラマ「S -最後の警官-」の撮影と重なっていたそうで当時、向井さんの肉体はムキムキ!「大変でしたよ。緩い服を着ないと(筋肉が)浮いちゃう…」と苦笑交じりにふり返ったが、“姉”からすかさず「筋肉自慢?」と茶々が入る。さらに片桐さんは「シャワーシーンもありますので!」と向井さんの隠れマッチョ(?)ぶりを発見するチャンスとばかりにファンの期待を煽る。片桐さんは、改めて向井さんについて「みんなが弟にしたいキャラ。いつもこっちが勝手なこと言ってても微笑んで受け止めてくれる」とその度量の広さ、懐の深さを絶賛。向井さんは片桐さんについて「自然体でいられるのがすごい。作っているわけでも天然でもなく、素でそこにいられる強さを持っている」と評する。初共演の時から現場で自然に仲良く言葉を交わしていたそうで、その時には舞台や本作の企画もすでに動き出しており「常にこの作品のことが頭の隅にあった」と向井さん。片桐さんは「その間に“ゲゲゲ(=向井さん出演の朝ドラ『ゲゲゲの女房』)”も“じぇじぇじぇ(片桐さん出演の朝ドラ『あまちゃん』)”もあり、向井理の成長を見てきました。ずいぶん変わりましたよ」と“弟”の成長に目を細めていた。『小野寺の弟・小野寺の姉』は10月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:小野寺の弟・小野寺の姉 2014年10月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会
2014年10月15日子供の頃、弟とよくやったヒーローごっこ。いつもオレがレッドで、弟はブルー。オレが仮面ライダーのときは、弟はショッカーだった。今思うとひどい兄貴だったな~。今回はマイナビニュース会員の男性317名に、「弟にしたい芸能人」といえば誰を連想するか教えてもらった。>>女性編も見るQ. 弟にしたい芸能人といえば、誰を想像しますか?1位 神木隆之介 10.8%2位 鈴木福 10.5%3位 佐藤健 7.0%4位 DAIGO 6.3%5位 加藤清史郎 5.4%■神木隆之介・「頼ってくれそうだから」(38歳/情報・IT/技術職)・「兄を慕ってくれそうなので」(30歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「かわいらしくて清潔だから」(30歳/食品・飲料/技術職)・「THE弟って感じ」(22歳/機械・精密機器/その他)・「素直で従順な感じ」(48歳/情報・IT/技術職)■鈴木福・「かわいらしいので」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「まだ生意気なことを言わなさそうな気がして」(46歳/情報・IT/事務系専門職)・「いい子だから、いろいろ教えてあげたい」(35歳/運輸・倉庫/その他)・「一緒に仮面ライダーを見たい」(22歳/その他/その他)・「屈託の無さそうなところ」(27歳/医療・福祉/専門職)■佐藤健・「カッコいい弟的な」(23歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「しっかりしてそうだから」(32歳/不動産/専門職)・「純粋さとズルさがよい」(27歳/情報・IT/技術職)・「多才なところ」(27歳/マスコミ・広告/営業職)■DAIGO・「少し危なっかしい雰囲気があるところ」(34歳/情報・IT/技術職)・「面白いところ」(32歳/小売店/販売職・サービス系)・「年上だがどこか弟っぽさがあるから」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「あの声でお兄ちゃんとかちょっと呼ばれてみたいかも」(27歳/その他/その他)■加藤清史郎・「礼儀正しい」(24歳/機械・精密機器/技術職)・「かわいがりたい」(32歳/金融・証券/専門職)・「兄に逆らわない感じだから」(36歳/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)・「かしこそうなので」(40歳/情報・IT/営業職)■その他・番外編・「松田翔太: お父さんの話で盛り上がりそう」(29歳/その他/その他)・「小栗旬: ちょっとやんちゃそうなところが弟っぽいから」(31歳/小売店/事務系専門職)・「藤原竜也: 生意気そうだから」(48歳/マスコミ・広告/経営・コンサルタント系)・「向井理: 兄貴って呼ばれたい」(30歳/医療・福祉/専門職)■総評弟にしたい芸能人ランキング、男性編の1位は「神木隆之介」だった。「素直そう」「かわいい」といったコメントが最も多かったが、色白で女の子のような顔立ちに「美しいので」という人もいた。続いて、惜しくも2位となったのは「鈴木福」くん。唯一小学生からのランクインということで、あどけなさが残る、等身大のかわいい弟といったところだろう。「かわいがりたい」「何でもしてあげたくなる」といった声が多数寄せられた。3位は「佐藤健」。「カッコいい」という意見のほか、「弱々しいところ」「小さくてかわいい」など、どこか守ってあげたくなるようなイメージが理由の1つとなったようだ。4位には「DAIGO」がランクイン。「面白いから」「笑えそう」など、一緒にいるだけで楽しい気分になれそうな彼のキャラクターに票が集まった。5位は「加藤清史郎」で、子役時代から定着した印象どおり「礼儀正しい」「かわいい」といった意見だった。その他の番外編では、物分かりが良さそうな「櫻井翔」、一緒にゲームをしてくれそうな「二宮和也」、絡みやすそうな「相葉雅紀」といった嵐のメンバーも人気だった。女性編と違って「素直に言うことを聞きそう」「逆らわなさそう」など、従順な弟が欲しいという人も多かった男性編のアンケート。「弟」という子分を従えれば、ちょっとしたボス気分が味わえること間違いなし。あなたの理想の弟はランクインしていただろうか?調査時期: 2014年5月23日~6月3日調査対象:マイナビニュース会員調査数: 男性317名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2014年06月13日神木隆之介の脳裏を予感めいた思いがよぎった。「この2人、姉弟なんじゃないか――?」それはドラマ「SPEC」の第3話で神木さん演じる“一(ニノマエ)”が「当麻!」と叫ぶシーンでのこと。「この時点で、過去に何があったのか?ニノマエと当麻がどういう関係なのか?といったことは僕自身も全く知らされてなくて、そうだったらすごいなという程度の思いだったんですが…」。だがドラマが最終盤に差し掛かった頃、神木さんは、そのときの予感が正しかったことを知る。「よし、来たか。やはりそうか!という感じでした(笑)」。“時を止める”という最強の能力に飽きたらずこの男、予知能力まで身に着けていたとは…。神木隆之介がこれまでとは全く異なる“悪”と“狂気”の一面を見せ、文字通り新境地を開いた「SPEC」が、公開中の『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』と『爻(コウ)ノ篇』で3年にわたるシリーズの幕を閉じる。神木さんにとってこの3年はどのような歳月だったのか?そして今年、20歳を迎えてその先に見据えるものとは――?『SPEC』最終章の公開を記念してロングインタビューを敢行!まずは約3年前、ドラマ「SPEC」のオファーを受け、ニノマエという役を演じることになったときの率直な心境、そしてどのように役を作り上げていったのかを聞いた。「びっくりしましたね。作品やスペック(=選ばれし人物たちが持つ様々な特殊能力)についての説明があったのですが、まず悪役であるということ。さらにニノマエは『時を止める能力を持つ』と。それまでそういう超人的な役を演じたことはなかったですし、悪役ということでどんな風に見える役にすればいいか?かなり悩みましたね」。“無垢なる悪”ともいうべき、従来の悪役像を一変するようなニノマエのキャラクターは、役者に自由を与え、可能性を引き出していく堤幸彦監督の下で神木さん自身が作り上げていったものだ。「口の片方を上げてニヤリと笑って『キサマら』と言う、いかにもって感じの悪役は嫌で、この子は味方になるのか?ずっと敵なのか?それともどちらでもないのか?という曖昧さを持った役にしたかったんです。一見、悪いヤツに見えないくらい無邪気で、逆にそれが狂気を孕んでいて怖い――特にドラマの第1話、2話あたりは笑顔ひとつ、動きひとつにも細心の注意を払っていました」。もしも彼が先述のような「いかにもな感じの悪役」を演じたとしても、それはそれでこれまでにない神木隆之介として強い印象を与えたことだろう。だが、彼がすごいのは単に極端な方向へと舵を切るのではなく、自身の容姿や従来のイメージまでも踏まえた上で、どうしたらこの作品の中で最も恐ろしい形で存在感を放ち、見る者にインパクトを与えられるかまで考えて、ニノマエというキャラクターの“スイッチ”を調整していることだ。「身近にいる友達や家族にまで『怖い』とか『何考えてるのか分からない』って言われました(笑)。ただ、ニノマエを演じるのは気持ちいいです。テンションの急な上げ下げもあり、人をおちょくるような態度を取ったり、極端な切り返しもあって…。どうしてもこれまで、感情を抑えるような役が多かったのですが、初めてエネルギーを外へ外へと発していく役で快感でしたね(笑)」。一方で、ニノマエ絡みのシーンの撮影はシリーズを通じてスタッフ、キャストのとっては最も苦労の多いシーンとも言われている。ニノマエが能力を発動し“時を止める”シーンでは、最新の撮影設備が用意され「準備だけでも2時間くらいかかることもあった」という状況で、ニノマエ以外の共演陣は実際に、同じ姿勢で止まったままいないといけない。神木さんだけがその場を悠々自適に微笑みを浮かべて動き回ることになる。「現場に行くとみなさんから『来たよ…』って言われてましたからね(苦笑)。こっちも(頭を下げつつ)『どうも、お邪魔します』という感じで(笑)。僕以上に周りのみなさんは本当に大変だったと思います。戸田さんや加瀬さんの目がだんだん、充血していくのが見えましたからね。ニノマエのような役を演じることはそうそうない事だと思いますので、そういう意味でも本当に貴重な体験をさせて頂きました」。オリジナル(?)のニノマエはドラマの最終話で死を遂げているが、その後のスペシャルドラマや劇場版でも、ニノマエは“死んだスペックホルダーを呼び戻す”という当麻の能力やクローンという形で登場。そして最終章となる『爻ノ篇』にも神木さんの名はしっかりとクレジットされている。どのような形での出演となるのかは観てのお楽しみだが、改めて、『爻ノ篇』の撮影で3年におよんだ「SPEC」に別れを告げた瞬間の気持ちは?「正直、まだ終わってないような気持ちですね。終わったの?ホントに?いやいや、まだあるでしょ!という感じで(笑)。これまでがまさにそうでしたからね。連続ドラマが終わって死んだはずなのにスペシャルドラマに呼ばれ、『おつかれさま』と言われたはずが映画にも呼ばれ…まだそのパターンが続いているような気がします。撮影を終えてしばらく経って『終わったんだな』と思っているのですが、心のどこかでまだ終わっていないような…それくらい、この3年は長く特別でしたね」。「SPEC」に携わった約3年の間、もちろん、神木さんはそれ以外の作品にも携わってきた。いや、“以外”などという言葉では片づけられない、俳優人生における大きな転機となる出会いもあり「役と一緒に成長してきた3年だった」とふり返る。ドラマでは宮藤官九郎脚本の「11人もいる!」で主演を務め、映画『桐島、部活やめるってよ』ではニノマエとはまた180度異なるスクールカーストの“底辺”に位置する主人公の高校生を好演。改めて俳優・神木隆之介の幅の広さ、ポテンシャルの高さを見せつけた3年だった。「特にこの2年ほど、高校を卒業して『桐島』のプロモーションが始まって、おこがましい言い方だけど“座長”としてしっかりしなくちゃという意識、責任感を強く感じていました。卒業して、運転免許もとったし(笑)、変化だらけですね。自分の中で成長を感じてもいますし、それを見せていけたらという気持ちはより一層、強くなりました」。神木さんの口からはたびたび「社会人」という言葉が口をついて出る。俳優にインタビューをしていて「大人」や「プロ」という言葉が出てくることはよくあるが、「社会人」という言葉を聞くことはめったにない。なるべく仕事と切り離して過ごしていたという学生時代が神木さんにとっていかに大きかったか、そして、どんなに芸歴が長くとも、世の中との繋がりを常に意識し、しっかりと地に足をつけて歩みを進めていこうとする思いが垣間見える。「高校を出たことで、この仕事で食っていかないといけないという覚悟は確実に芽生えましたね。正直、高校生の頃は『まだ学生』という気持ちがあったんだなということを、いまになって改めて実感しています。頑張らなきゃって気持ちと同じように不安もあるし、新鮮だけど、確実に“重さ”を感じています。まだそこまで年月が経ってないのに高校時代が懐かしくなりますね(笑)。この先に関して…元も子もない言い方ですが(笑)、何があるか分からないから全力で死ぬ気でやっていきたい。いまは、スーツを着て会社勤めをする役がやりたいです。上司や部下や同期の仲間がいて、ほかの部署の女の人と社内恋愛したりとか(笑)」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年11月29日『マトリックス』シリーズ3部作のウォシャウスキー姉弟監督が、『パフュームある人殺しの物語』のトム・ティクヴァ監督とともに、 “哲学+SFアクション”という革新的なヴィジョンをさらなる高みへ押し上げた『クラウド アトラス』。本作のブルーレイ&DVDリリースに合わせ、キャストのベン・ウィショーとジェームズ・ダーシーのインタビューが到着した。『クラウド アトラス』は、“映像化不可能”と言われたデイヴィッド・ミッチェルの同名小説が原作。19世紀の南太平洋、1936年のスコットランド、1973年のロサンゼルス、2012年のロンドン、2144年のネオ・ソウル、世界崩壊後の2321年のハワイと、時空を超えた6つの世界で、ロマンス、アクション、ミステリーを織り交ぜた人間ドラマが壮大なスケールで展開していく一大叙事詩だ。肉体は滅びても、魂は生き続ける。そんな本作の理念をビジュアル化すべく、主演を務めたトム・ハンクスを始め、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、ペ・ドゥナといった豪華キャストが、特殊メイクなどを駆使して各エピソードに登場していることは、劇場でも大きな話題となった。『パフュームある人殺しの物語』に主演後、『007 スカイフォール』の新生“Q”で世界中の女子たちを魅了したベン・ウィショーは、それぞれの時代で、船の給仕係、作曲家を志す青年ロバート・フロビシャー、レコード店店員、不倫に悩むジョージェット、部族の男、と性別も国籍も越えて1人5役に挑んだ。1本の作品で複数のキャラクターを演じ分けるという、かつてない経験について、ウィショーは「素晴らしかったよ。全く違う役への切り替えはむしろ効果があること。違いがより明確に浮き彫りになるから、それぞれの役が研ぎ澄まされる。多重人格者の気分になったり、難しいと思ったりはしなかったね」とむしろ楽しんでいたと語る。さらに、「ダニエル(・パーカー)とジェレミー(・ウッドヘッド)がいたから助かった。2人とも素晴らしいメイクアップ・デザイナーで想像力にあふれている。衣装にも多いに助けられたよ」と、監督たちのイマジネーションを見事に実現させたスタッフにも敬意を払った。一方、ジェームズ・ダーシーは、物理学者ルーファス・シックススミスの青年時代と老年時代、またあるときには看護師・ジェイムズ、近未来の記録官を演じた。「この映画に出演を依頼されたのは、僕たちにとってラッキーなことだったと思っている。とても挑発的で野心的で意表を突く異色作だからね」と、本作へ出演した感想を話した。超個性的な監督が揃った現場の様子はというと、「普通なら大混乱になるはず。何せ監督3人に、撮影ユニット2つだったし、ユニットも(ロケ地の)国ごとに分かれることもあった。チグハグで混沌とした現場になるはずが、不思議なことに、むしろその正反対だった。方向性が明確で、みんなで同じ方向に向かっていた。それはアンディ(・ウォシャウスキー)とラナ(・ウォシャウスキー)とトム(・ティクヴァ)の3人の間に確固たる繋がりがあるからだね」と語る。時代や場所が変わっても、人と人の繋がりは変わらないというのは、本作が描く重要なテーマの一つでもある。ダーシーも「選択、自由、繋がり、そのほかのテーマにも触れていると思う。こうやってインタビューをしていると、ストーリーのどこが大事なのかなど、映画に対する見方がそれぞれに違うのに、みんな話がしたくてワクワクしてやってくるから面白いね」と笑った。ウィショーも、「頭を使わないといけない脚本」だったと本作をふり返る。「映画を観ると、最初の数分間はそれぞれの話がどのように繋がっていくのかが見えず、少しイライラするかも知れないが、次第に映画のリズムに飲み込まれていく。そこがこの作品の好きなところ。そう反応するようにできている」と、数々の時代や場所が交錯する本作の魅力について触れた。「人間は一人一人がまったく違う存在であり、個々に生きており、独立した存在。この作品はその奇跡を描いており、個々の特殊性の美を描いている。それと同時に、人はやはりみんな一緒という事実も描く」と話すウィショー。本作にある希望に満ちたメッセージは、観客に人間の素晴らしさを伝えてくれるというのだ。ハリウッドきっての注目株といわれる2人にとっても意欲作となった『クラウド アトラス』。どの役柄を演じているかはエンドロールで明かされているから、その驚きの変化をあなたも確かめてみて。『クラウド アトラス』ブルーレイ&DVDセット発売日:7月10日(水)価格:3,980 円(税込/初回限定生産)発売元・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:クラウド アトラス 2013年3月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.
2013年07月10日世の中には幾つかの兄弟構成がありますが、女性陣から「結婚相手」としての評判をよく聞くのが、“姉いる男子”。他の兄弟構成の男性(兄いる男子、弟いる男子、妹いる男子、一人っ子男子)と比べて、彼らにはどんな特徴があるのでしょうか。■女性に「幻想」を抱いていない“姉いる男子”は、基本的に女性の実態を知っているため、過大な幻想を抱いていない、という特徴があります。彼らも、「女性への理想や憧れはある」と語りますが、女性の“素”を見たところで特に驚かないし、寛容な反応を示す傾向があります。一方、男兄弟のみの男子が相手の場合、付き合い始めてから「ありえない」「幻滅する」と言われてしまう出来事も多いようで・・・・・・。周囲の女性からは、「脚でドアを蹴って閉めたら下品と怒られた、自分はいつもしているくせに」「横断歩道以外の場所で渡ろうとしただけで、『女がすることじゃない』とか言われてビビった」、などのエピソードが聞かれました。■「女性の生活」に自然に入り込めるまた、女性に幻想を抱いていない、ということは、一緒に「生活」するのがラク、ということでもあります。以前、“弟いる男子”が自分の彼女について、「お風呂上がりに下着だけで歩くのが、本当に嫌」と発言したところ、“姉いる男子”は、「そうなの?俺、彼女のブラジャーとか、たまに干しているよ」と返答。つまるところ、女性のいる生活に“免疫”があるかないか・・・・・・ということになりますが、家のなかでまで何かと制約を受けるのは、窮屈だと感じる女性もいるでしょう。そういう意味で、“姉いる男子”は、女性がかなり気楽に暮らせる相手と言えそうです。■「女性の指図で働くこと」に慣れている女性の生活実態を知っている、という部分では“妹いる男子”も同じですが、違うのは、その関係性。姉いる男子は、幼少期から、何かと姉に指図されたり、パシらされたり、姉に言われて働くことに慣れている、という面があります。結婚は、生活。共働きなどの場合は特に、家事や子育てなどを分業してやっていく必要があります。そんなとき、男ばかりで育ち、「女性の指図で動くこと」にあまり慣れていない男性のなかには、抵抗も感じる方もいるようで、「ちょっと家事をさせるだけで、一苦労なの!」なんて奥様からの声もありました。姉いる男子は、こうした面でも、「結婚生活」に向いている、と言えるかもしれません。■「女性の喜ぶポイント」を抑えているまた、姉いる男子は、幼少期から「姉の機嫌」が自分に及ぼす影響を身に染みて知っているので、「女性の喜ばせ方」も自然と学んでおり、そうした“嗅覚”は、結婚後も高いポイントとなるようです。ファッションや髪型について、「それいいね、可愛いね」なんて自然に言えるのも、姉いる男子に多い特徴。ある女性からは、「朝、同僚(=姉いる男子)が顔を覗き込んできて、『ここ、ファンデーションが伸びきってないよ』と指で教えてくれた。恥ずかしかったけど助かったし、なんかキュンと来た!」なんてエピソードも聞かれました。(これに関しては、女心を理解していないよな、無器用な男性のほうが好み、という意見もありましたので、男兄弟の方もどうぞご安心を・・・・・・!)■女性との距離の保ち方がうまいさらに、「姉いる男子は、距離の保ち方が絶妙で、うまい」といった意見も。例えば、女性が体調不良でイライラしているとき。変にオロオロしたり、必要以上に気を遣ってきたりもせず、適度に放っておきつつ、うまいタイミングで声をかけてくれたり、さっと家事を手伝っておいてくれたり、「絶妙な距離感」で関わってきてくれる。女性は体調や感情の波も大きく、妙に張り切ったり、落ち込んだり悩んだりしてしまうこともありますが、そんなとき、旦那様がよい距離感で家にいてくれると、確かにかなり心強いですね。■おわりにいかがでしょうか。個人差はもちろんありますので、あくまで1つの傾向ということでお考えいただければ幸いです。皆さんの周りには、“姉いる男子”がいますか?彼らが結婚相手に向いているな、と感じる資質はありますか?(外山ゆひら/ハウコレ)
2013年07月03日片桐はいりと向井理が姉弟役で共演する舞台、『小野寺の弟・小野寺の姉』が7月に開幕。そこで小野寺の姉・より子役の片桐はいりと、小野寺の弟・進役の向井理にそれぞれ話を訊いた。舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』チケット情報すでに『ママさんバレーでつかまえて』『ハングリー!』でも共演を果たしている片桐と向井。向井は片桐について、「本当にすごい人」と切り出し、「僕が心から尊敬していることを、はいりさんは全然感じていないと思いますけど(笑)。そんなはいりさんと、特に舞台でご一緒出来るのは本当に楽しみですし、同じくらい怖くもあります」と明かす。それについて片桐は、「向井さんは私と真逆の人。不器用な私と違って、何でもサラリとこなせてしまう。自分とは全然違うタイプだからそう思うのではないでしょうか…」と、遠慮がちに語る。今回作・演出を手がけるのは、『ママさん~』でもそのふた役を担った西田征史。実は片桐にとって西田作品は、「最大公約数をつかむような、かなり難易度の高いもの」らしい。「私が考えつかないような角度から、西田さんの笑いは生まれていく。どちらかと言うと私は、ピンポイントを狙うような芝居に慣れているので、そこはもうちょっと間口を広げていかないと難しいかなと思います」と、現段階での課題を挙げる。さらにあまりやったことのない、物語の主軸を担う人物だけに、「そういう“わきまえのある主役”というのを(笑)、向井さんに教えてもらいたいです」と続ける。その向井にとって西田は「兄貴みたいな存在」であり、「ちゃんと笑えて、意外に泣ける。すごく緻密で愛のある作品を作られる方。そんな西田さんが長年温めていた作品に参加できるのは、すごく嬉しい」と目を輝かせる。また舞台では初のコメディということで、「そこは今まで全部はいりさんに持っていかれたところなので、今回はぜひ僕も取りにいきたい」と意欲を見せる。向井が演じる進は、姉に翻弄されながらも能天気で自由な、ちょっと内気な男性。自らのことを「あまり快活ではない」と語る向井だけに、「あまり違和感なくできるのでは」と笑う。片桐演じるより子は、本人いわく「思いの分量が多過ぎる人」。また足し算ではなく引き算していく役だと考えており、「今回はちょっと薄味にチャレンジしてみようかなと。『私の出汁、どれくらい出てますか?』ってことをはかられる場所になると思います」と話し、ベテラン女優のさらなる飛躍を予感させた。公演は7月12日(金)から8月11日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、8月22日(木)から28日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。東京公演のチケットは発売中。大阪公演は5月18日(土)午前10時より一般発売開始。なお、チケットぴあでは大阪公演のインターネット先行抽選を5月1日(水)午前11時より受付。取材・文:野上瑠美子
2013年04月26日幼いころは力に屈し、大人になっても口ではかなわず、女のわがままに耐え抜いてきた男たち、それが「姉がいる男性」。彼らは、成人をするまでの約20年間、姉の理不尽な言動に耐えながらたくましく育ちます。そんな姉がいる男性は、女性をよく理解しているため、一緒にいてとにかくラク。実は、結婚相手に最適だったりするのです。そこで今回は、姉がいる男性の魅力についてお話していきます。■1.潜在的に「女は怖い」と植え付けられている姉がいる男性は、大人になっても「いまだに姉のことが怖い」のだそうです。たいてい彼らは、幼少期に、姉からの理不尽で暴力的な逆襲を経験し「女の怖さ」を知っています。そのため、女を怒らせない術を身に付けているのです。いつまでも女の機嫌を損ねない気遣いができる良い旦那になること間違いなしです。■2.口げんかの煩わしさを知っている女の口に、男は絶対にかなわないもの。姉がいる男性は、口ゲンカで姉に負け続けてきた経験から、女との口げんかのうざったさをイヤというほどわかっています。女性がギャーギャー騒いでも、今さら動じたりせず受け流すので、姉がいる男性とは、円満な家庭が作りやすいのです。■3.女のモロさを知っている一緒に暮らしていると、姉が失恋して落ち込んだり、泣いたりしている姿を目撃します。どんな気の強い女に必ずモロさがあり、女は守らなくてはいけない存在だとすでにわかっているのです。たとえ逆境に立たされたときも、妻を全力で守るいい旦那になること間違いなしです。■4.男と女の友情が理解できる姉がいる男性は「男女の友情は成立する」ということを姉との関係性から学んでいる為、妻が男友達を持つことに寛容です。男友達が多い場合でも、浮気の心配がなければ、いちいち追求されることはありません。■5.女のコミュニティにも入り込める姉がいる男性は、幼いころから姉の友達と遊んだりする機会が多いので、女のコミュニティにも難なく入り込むことができます。休日にホームパーティーを開いたりと、あなたの女友達に自然に溶け込み、人付き合いが良い旦那になるでしょう。人付き合いのいい旦那さんは、女友達からも支持されます。みんながうらやむ家庭を築けること間違いなしです。■6.女の現実を知っているお腹を出して寝ていたり、いびきをかいたり、おならをしたり・・好きな男性の前では絶対にみせない「醜態」さらしている女性も多いはず。姉がいる男性は、幼い頃からそんな女性の姿を目にしているため、「女はきれいなもの」という幻想ははなから持っていません。きっとそんな彼なら、のっぺり顔のすっぴんをみせても、少しぐらい毛の処理が甘くても、優しく受け入れてくれることでしょう。■おわりにいかがでしたか?男兄弟の中で育った人は、結婚後に「女の理不尽」と初めて向き合うことになるので、理想と現実に悩み、受け入れるまでに時間がかかることが多いようです。その点、姉がいる男性は、すんなり現実を受け入れます。自分のことを「自己中・わがまま・女らしくない」と感じている女性は、姉がいる男性との結婚がオススメです。(内野彩華/ハウコレ)
2013年04月18日姉VS妹。アレなゲームの話ではありません。女兄弟が欲しいとしたら、お姉さんと妹、どちらを欲しい人が多いでしょうか。男性442人に聞きました。調査期間:2012/11/28~2012/12/04アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■男性読者の方にお聞きします。お姉ちゃんが欲しかったと思いますか?それとも妹が欲しかったと思いますか?姉が欲しい155人35.1%妹が欲しい115人26.0%両方欲しい79人17.9%両方いらない93人21.0%票は割れました。「姉が欲しい」と答えた人が約35%で最多。「妹が欲しい」と答えた人が約26%ですので、差は9%しかありません。男性では、年上の異性の血縁者を望む人の方がやや多い、ようです。■姉が欲しい人のご意見「姉が欲しい」と答えた人にその理由を聞きました。ご紹介します。●女性についていろいろと学べそうだから。(埼玉県/男性/28歳)いろいろというのはどのようなことでしょうか。いらぬ想像を巡らしてませんか?●妹はいるが、姉がいたら甘えたくなりそう。安心できそう(笑)。(埼玉県/男性/23歳)どうも「甘えたい」がキーワードのようです。●かわいくて甘えられる姉が欲しかったので。(秋田県/男性/28歳)まあ、かわいいかどうかは分かりませんが(笑)。甘えたい人は多いようです。●悩みの多い青春期だったので、情報源が欲しかったですね。(東京都/男性/42歳)お姉さんにも話しにくいことがあったのでは!?●すでに妹はいるので。従姉にはかわいがられたので実姉がいたらもっとかわいがってもらえたかなぁ~と。長子長男なので、上に兄弟が欲しかった。(兵庫県/男性/42歳)長子長男の人は、自分よりも上の「兄、姉」が欲しいかもしれませんね。●いろいろな年上の異性の意見を聞きたいことがあるから。甘えられそうだから。(岡山県/男性/25歳)恋愛相談でしょうか。血縁者なので、遠慮会釈なくバッサリやられるかも(笑)。●友達のお姉さんがすごいきれいだった。(愛知県/男性/32歳)「キレイなお姉さんが好きですか?」ですね。「あこがれ」があるのでしょう。●子供のころに、いろいろと面倒を見てもらえそう。(千葉県/男性/38歳)いろいろとパシリにされることもあるそうですよ(笑)!■妹が欲しい人のご意見「妹が欲しい」と答えた人にその理由を聞きました。ご紹介します。●きっと、大事に育てるだろうと思うから(笑)。兄しかいないので、女性との対応が慣れていなく、抵抗があるので。(北海道/男性/29歳)「もしいたら大事にするのになあ」という仮想のお兄さんからの意見はほかにも多数ありました。●妹がいたらすっごく過保護にかわいがってあげる自信があるから。(東京都/男性/26歳)この人も仮想のいいお兄ちゃんですね(笑)。●現実は違うだろうが、妹と楽しく買い物に行きたい。(東京都/男性/33歳)妹と買い物に行きたいというご意見はほかにもあり!●いろいろ妄想するから。たぶん現実にいたとしたら想像とは全然違っているとは思うが。(徳島県/男性/27歳)そこは「隣の芝生は青い」のかもしれませんね。●「お兄ちゃん起きて」と朝起こされたかった。(東京都/男性/26歳)意外と何も言わずに枕でドツかれるかもしれませんよ(笑)。●実際に姉がいるがパシリだったので。(愛知県/男性/26歳)妹をパシリにしてはいけませんよ。●単純に上(姉)がいたから、下がいたらどうなったんだろうという興味があるから。(愛知県/男性/26歳)家族は多い方がいい、なんてこといいますけどね……。■両方欲しい人のご意見「姉妹、両方とも欲しい」という人のご意見を紹介します。●いろんなアニメを見ていると姉・妹がいるのはうらやましいと思う。まあ実際いたらキモイ死ねとか言われているんでしょうが。(山口県/男性/41歳)まあアニメみたいにはいかないでしょうね。実際には。●姉にいじられてばかりで、慰めてくれる存在(妹)がいればと思っていたから。(東京都/男性/25歳)その妹が実際には姉の味方だったりするわけですよ(笑)。うまくいかないもんですよ、なかなか。●女心が分かりそうなので。(愛知県/男性/30歳)女性が身近にいたら、もっと女性にうまく接することができるようになったハズというご意見は多かったです。●エロいことできそう。(大阪府/男性/24歳)そんなことはないでしょう(笑)。●姉、妹がいたら自分の感性も違うものになっていたかも。(岩手県/男性/45歳)確かに、身近に姉妹がいたら、考え方や感性に大きな影響を与えたでしょうね。■両方いらない人のご意見●三次元はノーサンキュー。(埼玉県/男性/45歳)極端なご意見だと思いますが……。●女兄弟は面倒くさいです。(東京都/男性/45歳)やっぱり面倒くさいですかねえ。●女同士でタッグを組むので。(岐阜県/男性/40歳)これは母親とということでしょうか。姉妹でということでしょうか。●女は分からん。(大阪府/男性/63歳)「男と女の間には暗くて深い河がある」そうですので(笑)。このように「姉妹、両方いらない」という人のご意見はだいたい一貫しています。理由は「面倒くさい」です(笑)。姉を望む人が若干多い結果となりましたが、これを読んでいる皆さんは「姉」と「妹」、どちらを欲しいと思いますか?(高橋モータース@dcp)
2013年01月30日『マトリックス』三部作から10年――映画史を再び塗り替えるため、ウォシャウスキー姉弟監督とトム・ティクヴァ監督(『ラン・ローラ・ラン』)の異例の3大監督が放つ、トム・ハンクスやハル・ベリーを始め、世界にその名を轟かせる豪華キャスト陣が集結した感動巨編『クラウド アトラス』。このほど、本作の壮大な世界観を収めた予告編がついに解禁された。アカデミー賞俳優のトム・ハンクス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)にハル・ベリー(『チョコレート』)が主演を務め、共演陣もオスカー受賞経験をもつスーザン・サランドン(『デッドマン・ウォーキング』)、ジム・ブロードベントを始め、ジム・スタージェス、ペ・ドゥナ、ベン・ウィショー、ジェームズ・ダーシー、ヒュー・グラントなど、これ以上ない国際色豊かな実力派俳優陣を配し、過去・現在・未来のストーリーが複雑に交錯しながら展開する本作。悪人で始まった男の人生は、過去・現在・未来にまたがるいくつもの時代の、数奇な体験を経て、いま、世界を救おうとしていた――。1970年代、トム演じる“原子力発電所の研究員”とハル・ベリー扮する“ゴシップ・ジャーナリスト”。遠い未来、同じくトム演じる“島民”とハル・ベリー扮する“その島に訪れた女性”。“クラウド アトラス”の名を関した一つの曲に乗せて、時代・場所・姿がそれぞれ異なる2人のシーンが細切れに、しかし巧みに絡まり合いながら映し出されていくこちらの予告編。1970年代で描かれる2人は「ドアを開けた瞬間に君だと分かった。あれは強烈な既視感(デジャヴ)だった」と以前に会った事があるかのように意味深に話していたかと思えば、遠い未来のSFのような世界では手を握り合っている。壮大な世界観で描かる本作だが、そのテーマは“永遠の愛”そして“人生の謎”。場所を、時間を超えても巡り合う2人のラブストーリーを軸に、濃密な人間ドラマや歴史、近未来SF、アクション、ミステリー、ファンタジーといったジャンルをボーダレスに渡り歩く壮大なストーリー、そして3人の名監督たちが仕掛ける息をのむような映像美に引き込まれること必至!さらに、遠い未来で島民を演じたトムは髭をたくわえ、眉上には刺青らしき模様でワイルド系を演じたかと思えば、1970年代の研究者を演じる際にはフサフサの金髪ヘアーになっていたり、さらに是枝裕和監督作『空気人形』でラブドールを演じていた韓国女優のペ・ドゥナが、本作では近未来を感じさせるセクシーな衣装で“アンドロイド”を演じていたりとどんな角度からでも楽しむことのできる。まずは、本年度のトロント国際映画祭で10分間ものスタンディングオベーションが続いたという本作の予告編をぜひチェックしてみて。『クラウド アトラス』は2013年3月15日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:クラウド アトラス 2013年3月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Warner Bros. All Rights Reserved.
2012年10月22日吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じる『おとうと』の完成記者会見が11月9日(月)、都内で開かれ、吉永さんと鶴瓶さん、そして吉永さんの娘役を演じた蒼井優に山田洋次監督が出席した。しっかり者の姉(吉永さん)と問題ばかりを起こす弟(鶴瓶さん)の姿を通じて現代の“家族”のあり方を描いた本作。吉永さんは自身の役柄、そして弟の存在について「こんな弟が本当にいたらどう受け止めるか?私には支えられないかも…とも思いました」と語った。さらに、本作の撮影を通じて2か月で15キロもの減量を行った鶴瓶さんについて「日に日に痩せていく姿を見て、胸が苦しくなりました。撮影のさなかに、ご自分で『痩せ方がまだ足りない』っておっしゃって、ボクシングのスパーリングを9ラウンドもこなしたり…撮影中は裏表のない本当に優しく楽しい方だったんですが、激しい一面も持ってらっしゃるんです」とふり返った。当の鶴瓶さんは撮影を思い返してニンマリ。「痩せていくたびに吉永さんは大根のスープを差し入れてくださったり、しまいには『もう痩せないで!私が太るから』って。これ、すごい言葉ですよ!『死んでもええ』思いました」と語った。鶴瓶さんは続けて「吉永さんは、台本と関係ないのに僕の足をさすってくれまして(笑)。吉永小百合さんが僕の足を、生足をさすってくれるんですよ!それから、僕の家に電話してくださいまして…電話のコードにサランラップ巻いておこうかと思いました。あ、メールも来るんですよ!昨日もメールが来てました。もう、どない返事していいか…」とひとしきり、吉永さんに関する自慢話を並べてご機嫌な様子。そして、ふと蒼井さんの方をふり返り「蒼井優なんか全然、連絡せえへんし。電話もしてきませんよ、この女!蒼井優、ふざけたヤツや…。(吉永さんは)メールの返事もすぐですよ」と徹底的に吉永さんを持ち上げ、蒼井さんをこき下ろし会場の笑いを誘った。散々な言われようの蒼井さんは、反撃とばかり、ラスト近くのシーンについて「吉永さんが鶴瓶さんの体を支えるんですが、『カット』の声が掛かっても鶴瓶さんはそのままでいるんです、幸せそうな顔で!」と明かした。蒼井さん自身は、山田監督の作品への出演について「ずっと夢でした」と語り「自分が出ていないシーンの撮影でも、憧れの監督が、私の大好きな俳優さんたちに演出をつけているのを特等席で見ていました」と満面の笑みで語った。山田監督は、代表作『男はつらいよ』シリーズと本作の関連について尋ねられ「どんなに幸せな家庭でも、人には言えないような変な人物が遠縁の親戚とかにいたりするものなんですね。『男はつらいよ』の寅さんというのはまさにそういう、『兄です』『甥です』って人に言えないような存在。(寅さんとさくらの)兄と妹、本作の姉と弟という違いはあるけど、関係性は似ているな、と思いながら作っていました」と明かした。『おとうと』は2010年1月30日(土)より全国にて公開。■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会
2009年11月09日