前回 の記事B先生と直接話をしようと思ったけど、話をしたことで我が子がターゲットにされるのも心配…息子の担任のB先生に問題があることは間違いなさそう。だけど…余計なことを言って自分の子がターゲットになったら困るからとしり込みするママさんたち。私も迷いました。これは見ないふりをして自然に事態が好転することはまずない…もういいや、1人で先生と話をしてみよう!もしそれで我が子が暴言をうけるようなことになったら、とことん戦って守る覚悟を決めました。B先生話すにあたって、重い内容だしこちらも緊張しそう。それが原因でうまく話せずに、本当に伝えたいことが伝わらなかったら意味がない…どう話をするかを事前にしっかり考えました。責めたり、否定したりしては先生とはいえ「嫌な気持ち」になって感情的になり、こちらの話が入っていかないかもしれない。どう話したら良い話し合いになるのだろうか…問題教師というイメージは心にしまって、私は冷静に話を進められるだろうか…次回はいよいよB先生との話し合いです
2020年08月18日前回 の記事B先生に問題があるということは校長先生も知っているらしい…ということで、校長先生のところに行ってみたけれど…校長先生と話をして、私はB先生と直接話をしようと思いました。最初にB先生のことを教えてくれたママさんたちに、学校に任せておいたら、さらに被害が増えてもおかしくない状況であることや校長先生の言葉も伝えたのですが…他のママも心配して噂は広まっていたし、「多くの親が見ていますよ」ってことをわかってもらうには数人で行った方がいいかなと思ったのですが(イラストでは3名ですが実際は7~8人のママさんたちとこの話をしていました)…みんなそこまでするのは抵抗があったようです。理由は、自分の子どもは関係ない。そして親が動くことによって我が子がターゲットになったら心配…ということでした。私は1人で話に行ってもいいかなと思ったので「先生と話してみる」と言い、その場は解散となったものの、私だって息子が可愛いです。さすがに心に迷いが生まれました次回へ続きます
2020年07月26日前回 の記事子どもや先輩ママに話を聞くと、なんと前の年も問題になっていたというB先生…問題がある先生だということはどうやら校長先生も知っているらしい!?…ということで、今度は校長先生のところに行ってみました。正直…驚きました…!つまりB先生の暴言は注意しても直らない…しそしてそのような先生と知っていながら、この対応?!校長先生がおっしゃるには、問題が起きて指導をすると、その時は本当に反省しているようなのですがまた繰り返してしまうとのこと。そして以前は該当児童の親御さんと数回話し合いの場を設けたようですが、可愛いわが子を先生によって傷付けられているので、怒りの感情が大きく冷静な話し合いができないことも多かったので、今回は、第三者の私たちが直接B先生と話をし、多くの人たちが関わることで見守っていきたい…ということでした。もちろん学校側も改めてしっかり指導をしてまいりますとのこと。B先生のこれまでの人生がどうだったかは知る由もないですが、先生を続ける以上言葉の暴力は言語道断。学校側に危機感があまりないように感じられ気になりましたが、私ができることって、該当児童の親御さんに知らせることか、先生と話をするか、静観…この3つしかないなら私は…次回へ続きます。
2020年07月25日前回 の記事担任の先生が問題のある言動をしているらしい…それは想像を超えた内容でした…小学校でわが子の担任の先生が暴言を使っている噂を耳にしました。でも噂は噂。担任の人柄も分からない状態。情報収集ということで、まずはわが子に話を聞いてみることに。(こちらから先生怖い? とか誘導するような聞き方にならないように注意しました)わが子の話はクラスメイトのママさんたちから聞いた話とほぼ同じでした。子どもの話からも、これは言葉の暴力だし、どうも解決に向けて進んでいる気がしないと思った私は、ボランティアなどで学校に行った時に先輩ママ(B先生が去年受け持っていた)にも聞いてみましたなんと前の年も暴言問題を起こしていたということで、その時も問題になり親御さんたちと数回話し合いの場を持ったことがあるというではありませんか!しかも、そのことは校長先生らもご存じとのこと…これはどうやら根が深そうな問題。でも、そんな経緯があるのに今も暴言を使っているって一体どういうこと…!?B先生ってどんな人なんだろう…。次回に続きます
2020年07月24日わが子の学校の担任の先生がどんな人なのかというのは、とても気になりますよね。しかも、問題がある先生だったら…今回は、息子が小学校2年生の時のお話です。先生の酷い発言ってなんだろう。言葉遣いが悪いのかな?…くらいに最初は思っていたのですがクラスメイトのお母さんたちがお子さんから聞いたのは想像を超えた内容でした…「バカ」「アホ」「なんでこんなことができないの?」「何度も同じこと言わせるな!」「お前は障がい者か!」などなど…。先生というより人として問題があるレベルのものでした。これが事実であれば放っておくわけにいかないと思った私は「職員室へ話に行こう」と言ったのですが、他のお母さんたちのいうこともごもっともで。該当児童の親御さんが話しあうべきだろうし、もしかしたらもうすでに話し合いが進んでいるかもしれない。私たち第三者が首を突っ込んでさらに問題が大きくなるのは良くないですよね。とはいえこの話はあまりにも衝撃でした…もしこれが真実で、それを該当児童の親御さんが知らなかったら!?早く知らせないと、お子さんの心が傷ついて耐えられなくなってしまうかも…。まずは情報を集めて改めて考えようとこの時は解散したのでした。次回に続きます
2020年07月23日はじめまして。このたび、ベビーカレンダーで連載させて頂くことになりました、ユウコトリトリと申します。Instagramで育児漫画を投稿しており、ベビーカレンダーでも何度か紹介していただきました。 今回は連載第1話目と言うことで、まずは家族の紹介をさせてください。 3人の子ども(中1、小3、4歳)と夫との5人家族。毎日騒がしく暮らしております。見分け方ポイントは、長女は女子っぽく頭に花、長男はオタマジャクシの名残で残っているしっぽ、次男はカエルの子の象徴オタマジャクシ、となっております。 皆さま、どうぞよろしくお願いします。 それでは第1話「兄弟姉妹いる子育てあるある」ご覧ください。 本年度はスタートが遅れたこともあり、未だに出席番号が怪しい母です。 衰えつつある記憶力、次男が高校を卒業するまでどうか頑張ってほしい…。 著者:イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2020年06月28日6月29日、ご成婚から30年、“真珠婚”を迎えられる秋篠宮さまと紀子さま。3人のお子さま方にも恵まれ、眞子さまと佳子さまも精力的にご公務に励まれている。ご一家の軌跡を、本誌秘蔵写真で振り返ります。【’90年】6月29日、ご成婚パレードに出発されるお二人。平成初の慶事に、日本中が沸いた。【’90年】紀子さま初の園遊会。振り袖姿でデンマーク女王夫妻にカーテシーでご挨拶。【’91年】眞子さまの生後1カ月のお写真を公開。上皇ご夫妻の初孫として、大人気に。(写真提供:宮内庁)【’92年】お二人で初めての海外ご訪問。インドではゾウの背で大揺れだったことも“新婚旅行”の思い出に。【’94年】夏のご静養では、長野県軽井沢町の万平ホテルにご滞在。紀子さまはおなかがふっくらと。【’95年】生後8カ月の佳子さまと軽井沢へ。眞子さまは宿泊先の愛犬・マークくんと仲よし。【’99年】アジア3カ国ご訪問中に、9回目の結婚記念日をお迎えに。ラオスのジャール平原で。【’06年】9月6日、秋篠宮さま以来、40年9カ月ぶりの皇族男子となる悠仁さまがお生まれになった。【’07年】悠仁さま、葉山御用邸で初のご静養。葉山しおさい公園へお散歩に。【’11年】“七五三”にあたる着袴の儀に臨まれた5歳の悠仁さま。ご一家そろって華やかな装いを。【’16年】私的ご旅行で悠仁さまと長崎県をご訪問。長崎市の平和公園で原爆落下中心地にご供花を。【’17年】初のベトナムご訪問へ向かわれる上皇ご夫妻を、羽田空港のタラップ下でお見送りに。【’19年】ラグビーW杯日本大会では秋篠宮さまが名誉総裁に。英国のヘンリー王子とご観覧も。【’20年】6月16日、昭和天皇の后・香淳皇后の命日に、皇后の宮中三殿で行われた二十年式年祭へ。【’20年】6月16日、香淳皇后の二十年式年祭で八王子の武蔵野東陵をご参拝の眞子さまと佳子さま。「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月28日年齢とともに子どもの物が増えてくると、使わない物は整理や処分を考えるママも多いと思います。2人目の予定があるなら処分はちょっと待ってほしい、2人目のときにも使えるおすすめグッズを3つご紹介します。 期間限定だから! マタニティウェア 個人差はありますがマタニティウェアを本格的に使うのは3~4カ月間くらいではないでしょうか。おなか周りが腹巻きのようになっているズボンや、ゆったりとしたワンピースなど、産後はたんすにしまいっぱなしという人も多いのでは!? でも、2人目を考えているなら保管しておくことをおすすめします。短期間しか着られず、産後も使えないマタニティウェアを妊娠時に再度買うのはもったいない! 2人目のときにとっておいてよかった物の1つです。 慣れているのが一番! ママバッグ ママバッグは、子どもが成長してお出かけ時の荷物が少なくなると、出番も少なくなってしまいがち。でも、2人目が生まれるとまた大活躍します! 使い慣れているので、子ども2人を連れてのお出かけもスムーズになること間違いなしです。 上の子には自分のかばんを持たせてあげて、自分の荷物や下の子のおむつなどを入れておくのもいいかもしれません。 出番が増加!? 抱っこひも 私の周りで「2人目になると抱っこひもの出番が増えた」という声をよく聞きます。上の子の活動に合わせると、ベビーカーでのお出かけは難しかったり、上の子がいてゆっくりお昼寝できなかったりするときのおんぶも増えますよね。 だからこそ、上の子が抱っこひもを卒業しても2人目用に取っておきたいところ。使ったことがあるものならママもパパも慣れているので、2人目のときも抱っこやおんぶがしやすいです。もう1つ買って、家の中用とお出かけ用に分けてもいいですね。 ママグッズには、比較的高価なものもあるので、2人目の予定があればできるだけ保管しておくことをおすすめします。買い直す必要がないので、わが家では節約&時短にもなりました! 監修/助産師REIKO 著者:千倉美波二児の母。商社にて営業、商品開発、事務を経験後、専業主婦に。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年06月15日2020年6月4日、タレントのりゅうちぇるさんがInstagramのストーリーズ機能を使って、ファンからの質問を募集。子育てに関する質問への返答で持論を展開し、話題になっています。りゅうちぇる「子育てを1人ですべてやるのは不可能」ファンから寄せられた、恋愛の悩みや人付き合いでの苦悩などの質問に答えたりゅうちぇるさん。子供を持つある女性から、次のようなコメントをもらったといいます。「世の中には子育てを手伝わない父親もいる。手伝ってもらっているお前はまだマシなんだって夫にいわれました」出典:ryuzi33world929 スクリーンショットよりこの投稿を見たりゅうちぇるさんは、女性の夫に対して次のようにつづっています。まずお父さんの立場で"手伝う”という言葉はどうなのかな?当たり前に子育てってやるべきことですよね。忙しいのは、みんなそうです。あと、こういうときに、他の父親がどうしてるかという話は、ママからするとここで全く求めていないので、まず、ママの話、自分のパートナーさんの話をいちばん聞いてほしいですよね。甘えてるのではなくて、子育ては基本的に一人でやるのは不可能です。絶対きついです。このパパの方、子育ての何を勘違いしているのか知りませんが、仕事で忙しくても、疲れていても、あなたも子作りしたんですから、あなたも父親なんだから、責任持って愛を持って育ててくださいryuzi33world929ーより引用りゅうちぇるさんは、女性の夫の「手伝う」という発言に疑問を呈し、「子育ては夫婦でやるべきこと」とピシャリ。「疲れていても自分の子だからほかの家庭と比較せず、責任と愛を持って育ててください」と、女性の夫に向けたコメントをつづっています。りゅうちぇるさんの子育てに対する持論に、ネット上では称賛の声が上がりました。・的確すぎて、共感しかない…。・りゅうちぇるさんの言葉、本当にその通りだと思います!・私も夫にいわれたことがあります。子育てに対する考え方が変わってくれることを願います。子育ては、ミルクやおむつの交換など、やるべきことが多くて大変なものです。そんな苦労を父親として間近で見ているりゅうちぇるさんだからこそ、女性の夫に親の自覚を強く持ってほしかったのでしょう。夫婦で協力しながら子育てを行う大切さを、改めて認識させられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月04日子どもがある程度大きくなると直面する親知らずの抜歯…。うちの大きい子どもたち、ちょうど3人とも親知らずを抜歯しました。子どもたち、抜いたところが一週間くらい腫れていました。痛み止めはもちろん処方されますが、それでも痛そう…。でも…痛いのは親もなんです!そう、親が痛いのはこちらうちの子たちは親知らずが見事に横や斜めに生えていたので、普段かかりつけの歯医者では抜けず、口腔外科で抜歯。(理由は後ほど)金額は医院によって違うと思いますが、うちの子が抜いていただいたところは1本い・ち・ま・ん・え・ん!上3人は年齢が近いので抜歯時期が被ったためTOTAL12万円!!!その後も消毒・抜糸で2回通院。痛いですよ…痛い(涙)ではなぜわざわざ口腔外科で抜くのか…その理由と、どんな処置なのかというと…親知らずを抜く抜かないの判断基準はこんな感じのようです。▼抜いた方が良い・要相談の場合・お手入れがしにくいことで細菌が繁殖し、歯茎が腫れる・虫歯になってしまい器具が届かず治療ができない・親知らずが生えることで歯並びが悪くなる▼抜かなくて良い・経過観察の場合・親知らずが上下できちんと生え、かみ合っている・正常に生えていて将来的に歯の治療の土台に使用できる可能性があるできれば抜かないで残しておけたらいいですよね。冒頭で触れましたが、親知らずが曲がって生えるのは現代人の顎が小さいからのようです。ではなぜ顎が小さいのか…。文明の発達とともに、食べ物は食べやすく柔らかく調理できるようになりました。また食の欧米化も進み、噛むことが激減していることが原因の1つだとか。親知らずを抜歯する確率を下げるには…私は親知らずについて考えたこともなかったため、こういったことを意識してませんでした。もちろん「コレをやれば親知らずを抜かなくて済む」ということではありませんが、これらを意識することは健康にも良いのではと思います。コレからの長寿社会、歯は大切にしないとですよね!※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2020年06月02日「子育ての最終目標」というと、みなさんはどんなものだと考えているでしょうか。人それぞれだとは思いますが、自身も子育ての真っ最中である、京都大学大学院准教授の森口佑介先生は、「子どもの自主性を伸ばすことが子育ての最終目標」だといいます。では、子どもの自主性を伸ばすために親ができることとはなんでしょうか?森口先生がアドバイスしてくれました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)受け身ではない「真の我慢」が自主性を伸ばす「我慢」という言葉を聞いたとき、みなさんはどんなイメージを持ちますか?子どもの頃、親や学校の先生に「我慢しなさい」といわれたことは誰もがあるでしょう。一般的に、我慢とは周囲の誰かに強いられるものというイメージが強いはず。このケースなら、子ども自身は我慢しようと思っているわけではなく、親や先生が我慢させたいだけ。これは、いわば「受け身の我慢」です。ただ、子ども自身がそうしたいと思ってする我慢もあります。たとえば、大好きなスポーツをうまくなりたいからと、肉体的にはきつくても一生懸命に練習やトレーニングに取り組むような我慢がそれにあたります。これは、子どもが自らすすんでやる「真の我慢」といえます。では、どちらの我慢が大事かというと、もちろん「真の我慢」です。というのも、自らすすんで行う「真の我慢」には、いわゆる非認知能力の発達に欠かせない「自主性を伸ばす」ということが伴うからです(インタビュー第1回参照)。また、非認知能力を伸ばすという目的以外にも、子どもの自主性を伸ばすことはとても大切だとわたしは考えています。意見はそれぞれでしょうけれど、子どもの自主性を伸ばすことこそが、子育ての最終目標なのではないでしょうか。通常、親は子どもより長く生きることはできません。子どもに「親から離れたあとも、自分で生きていける力」を身につけさせるには、自主性を育てることが大事。これこそが、親の役割であるはずです。成長する子どもをよく見て、子どもの自主性に「任せる」さて、子ども自らそうしたいと思ってやる「真の我慢」が大切であることはたしかですが、そうはいっても、幼い子どもにはなかなかできることではありません。「真の我慢」ができるようになるのは、だいたい4〜6歳頃からです。ですから、3歳くらいまでの子どもには、必要に応じて親がある程度コントロールして我慢させることも必要でしょう。でも、いつまでもそういう我慢をさせていては、子どもは「受け身の我慢」を続けさせられるだけですから、「真の我慢」によって自主性を伸ばすことができません。その一方で、親が子どもの自主的な行動を容認することで、子どもに「真の我慢」が身につくということもあります。だからこそ、親が子どもにかかわるバランスが大切。日々成長していく子どもの行動をしっかりと見て、親がかかわる度合を少しずつ減らしていくのです。そうして、これまでは子どもが自分でできなかったことが、子どもひとりでできそうに思えたなら任せてあげる。子どもの「自分でやりたい!」という気持ちを尊重し、徐々に子どもの自主性に任せる割合を増やしていくことがなにより大切です。「褒める」より「認める」子育てを!また、子どもの自主性を伸ばすことを考えるなら、近年流行している「褒めて伸ばす」子育てをするにも注意が必要です。なぜなら、褒めることが子どもの自主性によくない影響を与えることが研究によってわかっているからです。これは、専門用語で「アンダーマイニング効果」と呼ばれるもの。どういうものかというと、子どもが自主的にやっていることに対して褒めたりご褒美をあげたりすると、その行為を子どもがしなくなるというものです。たとえば、子どもがお友だちに対してなにか親切なことをしたとします。親であれば褒めたくなりますよね?でも、子どもというのはそもそも親切にすること自体が好きなのです。ですから、ただ自分がそうしたくて自主的にお友だちに対して親切にしただけにすぎないということもよくあります。それなのに、「すごいね!」なんて大げさに褒められたり、あるいはご褒美をもらったりすると、ただそうしたくてやっていたことの目的が、「褒められたい」「ご褒美が欲しい」というふうにすり替わってしまうのです。すると、「褒められたい」「ご褒美が欲しい」というときには同じことをするかもしれませんが、「褒められたくない」「ご褒美はいらない」というときには、それまでならすすんでやっていたことをやらなくなってしまうというわけです。褒め方次第では子どもの自主性の芽を摘むことになるという点には注意が必要です。そこで、「褒める」よりも「認める」ことを意識してください。「すごいね!」「天才かも!」といった大げさな言葉ではなく、子どもの行動をしっかりと見て、「頑張ってるね!」「自分でやり切ったね!」といった言葉で、「あなたがやっていることをきちんと見ているよ」ということを伝えてあげてほしい。それこそが「認める」ということであり、認められた子どもは「このままでいいんだ!」とさらに自主性を伸ばしていくことになるはずです。『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』森口佑介 著/講談社(2019)『非認知能力を育むリーフレット』(大阪府教育委員会)森口佑介先生作成協力■ 京都大学大学院准教授・森口佑介先生 インタビュー記事一覧第1回:エビデンス多数あり。「目標を達成する力」のある子どもは幸せになる!第2回:困難に立ち向かえる自信のある子の育て方。何より大切なのは親子間の「アタッチメント」第3回:“真の我慢”によって「子どもの自主性」を伸ばす。これぞ子育ての最終目標!【プロフィール】森口佑介(もりぐち・ゆうすけ)1979年生まれ、福岡県出身。京都大学大学院文学研究科准教授。科学技術振興機構さきがけ研究員を兼任する。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は発達心理学、発達認知神経科学。人文学に着想を得た問題を科学的に検討している。主な著書に『自己制御の発達と支援』(金子書房)、『おさなごころを科学する 進化する幼児観』(新曜社)、『わたしを律するわたし 子どもの抑制機能の発達』(京都大学学術出版会)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年05月13日自粛期間で、お子さんと一緒にいる時間が長く…つい遊びのネタも尽きますよね…。ついゲームや動画ばっかりになりがちなのですが、大人の脳トレにもなる(笑)レベルアップしりとりをご紹介します!お子さんの考える力に合わせてやってみてくださいね~!まず、ノーマルしりとりはご存じの通り、前の人が言った言葉の最後の文字で始まる単語で繋いでいく遊びです。で、最後に「ん」がついたら負けですよね。それに飽きたら…まずはこちら!言葉の選択肢が減りますから難易度アップです。さらに…次はしりとりというより、真ん中とりですね。ルール・注意点はイラスト内にありますが、この奇数の言葉っていうところで、これも選択肢はかなり減ります。そして、最後はこちらこれは二文字取るのでぐっと難易度アップです。どれも長く続けられるようになるためにはボキャブラリーが多くないと続きませんよね。子どもが答えに詰まった時には、大人の方がヒントをだしてあげたりしてるうちに、ボキャブラリーも増え、知らない単語に興味をもったりなども。うちの末っ子が小6のころには…末っ子が私を負かしたいばっかりに、1つの言葉固定で攻められまくりました~。これが長く続くと、一発逆転もあるのでかなり盛り上がりましたよ~(笑)我が家はいろんなしりとりをやってきましたが、もう子どもたちが大きいので一緒にしりとりなどで遊ぶこともグッと減りました。まだ一緒にやりたがるうちにとことん勝負してみてくださいね~!
2020年05月12日おうちで過ごそう!な毎日ということで、 前回は豪快お絵描き を紹介しました。しかし毎日、家を出れないと運動不足が気になりますよね…。今回は、我が子が小さいころ、外に出られない時にやっていた身体を動かす遊びを紹介します。ちょっとお行儀悪いかもしれませんが、布団を敷き詰めての体操的な遊びをよくやっていました。(集合住宅だと音の問題とかで難しいかもしれませんので…ご注意ください)こういうことができるくらいの年齢になっていれば、親の出番はそんなにないのかもですが、私は一緒になって倒立とかしていました(笑) 体育の代わりになるし、我が子の習熟度もわかります。こういう遊びがまだ難しい子には…転がるだけですが、わりと盛り上がって喜んでくれます。親が障害物になって乗り越えてもらったりくぐってもらったりしても遊べます。そして我が子らだけでなく、甥っ子姪っ子たちもよく一緒に大盛り上がりで遊んだのは脛の所に子どもを乗せて足の甲で子どものお尻を支えます。そして子どもの肩を手で支えます。膝の曲げ伸ばしをリズムに乗って1,2の3で勢いよく蹴り上げる感じで、子どもを宙返りさせ自分の頭上に着地!これは人気でいつも順番待ちに。私も筋トレとして、運動になってWin-Winです!この遊びには体重制限があります(笑)そして、落としてしまったらお子さんも自分も大変なので、無理はしないでくださいね!!
2020年04月21日新型コロナウイルスの感染予防で外に出かけにくい日々が続いていますが、みまさまいかがお過ごしでしょうか。わが家はもう子どもたちが大きいので、仕事に出かける子も入れば、お休みの子もいてそれぞれ過ごしています。わが家の子どもたちが小さな頃は、こういった事態は起こりませんでしたが、梅雨時など外に出れなくて飽き飽きしてた時におうちで盛り上がった遊びを紹介したいと思います。その名は『豪快お絵描き』始める前に床が汚れないようにブルーシートや新聞紙など敷いてからスタートします。こんな感じ↓終わったカレンダー使うのには理由があり、紙が厚いので下まで水が沁みて汚れるってことが少ないためです。紙の上を歩き回ってもそう簡単には破けないし。絵具もそのままだと硬いので水を混ぜて使います。(※図参照)絵筆を使ってもいいですし、なんなら野菜のハンコなどもできるので野菜を切った物を用意しておくのも楽しいです。わが家は途中から必ず足や手になりましたが…(笑)普段はやっていいことじゃないという特別感も良かったみたいです。床に紙敷いてますが、壁にも紙を張り付けてもいいですね。このように準備から一緒にやって遊ぶと、準備もしてない時に勝手に絵具で床や壁まで汚すというようなことはしなかったです。そして満足するだけ遊んだら~これ…やってみるとそこまで大変ではなかったですよ。よかったら…たかがお絵描きですけど思いっきり遊んでみてくださいね!次回はまた別の遊び紹介できたらと思います。
2020年04月05日私は子どもが4人いるのですが、よく言われたのが「妊娠・出産がラクだったの?」です。でも、そうではない…ということで、今回は4回経験したつわりのお話です。(※出産も経腟と帝王切開と両方経験しています。出産体験記は こちらから ご覧ください)4回とも吐きづわりだった…テレビドラマで、急に「うっ!」ってトイレに駆け込んだりするシーンなどのイメージから、時々吐き気がくるのかな…?と思っている人も多いのではないでしょうか。つわりのタイプは人それぞれなのですが、私の場合は4回とも毎日24時間常に気持ち悪くそれが2~3ヶ月続き…食べても食べなくても吐いていました。吐くタイプの胃腸風邪が2~3ヶ月続くと想像してください…地獄です…という辛さです。また、「吐きっぱなしで毎回5キロは減る」と言うと…体重管理はラクだったかもしれませんが、あのつわりの日々の辛さを経験しなくていいなら、したくないです! つわりがなかったら後3人くらい産んでたかもと思います(笑)つわりの辛さは人それぞれなので、なかなか理解してもらえないこともあるのですが、それは仕方がないとして、私が許せなかったのは…つわりは病気じゃない…だと…?!つい殺伐とした感情が沸きあがってきてしまいました(笑)食事は作るつもりだったのですが、催促&不満を言ってくる夫…。夫の気持ちも分からなくはないけれど、はるかに大変な状況の人にむかっての言葉ではないと思いました。横になっていても吐き気で熟睡もできない、そして食べられなくて体力もどんどんなくなってるというのに…。「俺がいる時くらい安心して横になっててよ」とか言ってくれちゃったら惚れ直すのになぁ…。そこで私は…なにくそ!と自分を奮い立たせて最低限の家事をやり、その後次々と産まれる子たちを育児しながらつわりを乗り切りました。といっても気持ち悪さが減るわけではないのですが、でも子どものおかげで気が紛れるのはありましたし、苦しさも一緒に共感(?)してくれました(笑)「妻が年々強くなっていく」という話がありますけど、強くなるのはこうしたいろんな困難を乗り越えるからだと思います。 いつまでも守ってあげたい可愛い妻でいて欲しいなら、妻が可愛くいられるような夫であることも必要だ!!…なんて思う今日この頃であります(笑)
2020年03月14日子どもが幼稚園や保育園に入園すると病気をもらってきて、いわゆる「洗礼」を受けると噂に聞きます。わが家も例にもれず、長男がこども園に入園した年に、かなり重めの洗礼を受けて一家全滅したことがあります。今回はそのときの体験談をお伝えします。 こども園に入園して初めての大型連休前日わが家の長男は年少でこども園に入園しました。園生活にも慣れてきて迎える大型連休前半は、夫の実家である東北に帰省の予定でした。しかし連休前日に長男が軽い咳をし始めました。風邪をこじらせやすかったこともあり、大事を取って帰省は中止。さらに大型連休に入ると私が38度の熱と咳や喉の痛みでダウンすることに……。私も長男もインフルエンザの検査は陰性でしたが、長男は徐々に咳がひどくなり、熱も39度まで上がるようになってしまいました。 下がらない長男の熱…さらに夫、次男も!元気で食欲もあった長男ですが、夜は熱が上がり、日中は平熱から微熱の状態を繰り返していました。さらには、連休で一緒に看病していた夫も喉の痛みや咳の症状を訴え始めました。 連休の合間で数回小児科にかかり、その都度薬を変えてもらうなどして連休後半に回復の兆しが見えたころ、当時生後11カ月だった次男に咳と発熱の症状が出始めたのです。 次男が入院! そこで知った病名とは…熱が下がらず、咳がひどくなってしまった次男は、連休明けと同時に入院することになってしまいました。そこで血液検査をした結果、わが家を襲ったウイルスは、ヒトメタニューモウイルスだったことが判明しました。そして次男の場合は、さらに細菌感染してしまって肺炎を併発してしまったのです。入院してからは、幸いすぐに回復して5日ほどで退院することができましたが、母乳だったこともあり、24時間付き添いです。元々体調が万全でなかった私の体調不良も長引く結果となりました。次男の退院翌日は長男の遠足予定だったのですが、次男だけではなく長男も私も、さらには夫も家族全員しつこい咳が治まらず、欠席することに……。 入院前にしておけばよかったことは…こうして入園後初めての連休は旅行どころの話ではなく、ただひたすらウイルスとの格闘で終わりました。入院中の医療費は無料でしたが、次男の入院中に長男の世話などで夫が仕事を休むことも多く、その月の家計はもちろん赤字です。 入院前に次男を医療保険に入れておけばよかったと思わずにはいられません。その後3人目を出産しましたが、早めに医療保険に加入しました。 今もきょうだい間でのさまざまな病気のうつし合いを繰り返し、私に降りかかることもあります。ただ、入院となったのは今のところ、この重めの洗礼の一度きりです。年齢と共に強くなる子どもたちを見て、あの強烈な経験は二度としたくないと思う今日このごろです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。また、入院に関する費用の助成についてはお住いの地域によって異なります。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:佐藤祐子二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2020年03月03日今回は公立の中学校を選んだ時のお話です。私の住んでる地域では上の子3人(現在23歳、21歳、19歳)は、公立中学校をどこに通うか選ぶことができました。選べるのはいいな~と思ったのですが、これがかなり迷うんです。自宅から通えるところが3校もあったので、何度か見学や体験授業に行きました。3校のうち1校はすぐ候補から外れ、今回は2校を比べてどう選んだか、そして実際の学校生活はどうだったのかというお話です。(※あくまでわが子のエピソードですので参考程度に読んでくださいね)雰囲気違いすぎると親としてはどっちを選んだらいいのか決めかねます。子どもたちに聞くと~と、それぞれ希望がハッキリしていましたので、子どもの判断に任せることにしました。子どもたちの性格を考えても自分で選んだ学校が合ってる気がしました。親が決めてしまって、あとあと問題が起きた時に親のせいにするようなことになっても困るというのもあります。幼稚園や小学校を選ぶ場合は親が主体なのですが、中学校を選ぶというのは子どもの意見も聞きつつ、親子で話し合ったうえでの決定がいいのかなと。そしていざ入学してみると…長女は中学期が不登校でしたので(学校の対応は良かったです。卒業する頃には学校に行ける日が増えました。…がその話はまた別の機会に)今回は、次女と長男の話となります。次女は大規模校を選びました。小学校までは超真面目な優等生だったのですが、中学では真面目にやることより楽しむこと最優先という感じで、大勢いる同級生、先輩、そして部活に影響受けまくって青春ドラマのような中学校生活でした。やはり大規模校のメリットは、行事の盛り上がりなどパワーがあり、Viva青春!を送れるところです。友達もたくさんできます。泣いたり笑ったり忙しい感じでしたが、悪いことはしてなかったので「楽しんでるな〜」と見守っていました。勉強のほうもそこそこで、もっとできたはずなのに…?という印象はありますが仕方ないです(笑)大規模校のデメリットをあげるとすれば、先生方も個別に丁寧にというわけにはいかないので、生徒側も大勢の中の1人なので何か言われても自分のこととして受け止めにくく響かないというのが如実に表れる気がしました。また、親としては参観や行事で行くたびに、わが子を探して見つける頃には終わってる…という感じでした(笑)小規模校を選んだ長男は…小規模校のメリットはこれ活躍するチャンスが多いです!そういうのが得意な子はどんどん経験を積めます。目立つのが苦手な子でも機会がまわってくるので、先生方に見守られながら責務をこなして自信に繋がるというのことも。逆にデメリット部分は、部活の種類、生徒の数が少ないことです。長男は一番やりたいことの部活動はなかったものの、他でもいいやという感じでしたのでクリア。あとはもし人間関係で揉めてしまったら居場所がなくなるのではないかという心配だったのですが…。ケンカしても、また一緒に係や委員会などで再び関わるうちに、仲直りする…などでなんとかなってました。兄弟姉妹もケンカしても最終的に許し合いますよね、それに近い感じでした。おそらく先生の目が行き届いていたということもあったのではないかと思います。学校の規模で迷った場合のそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみましたピンクのアンダーラインはメリットであろうところです。水色はデメリットと思われるところ。黄色はどちらでもない…親の感想です。これらはあくまで傾向であって、そこに先生の力量や生徒それぞれの個性も含まれてくると全然学校の雰囲気も違ってくると思います。わが家のエピソードが参考になれば幸いです!
2020年02月28日前回は、長女のヤキモチや嫉妬がひどかった理由を考えたのですが、今回はわが家の2番目、次女にスポット当ててみました。真ん中の子(中間子)の性格真ん中の子(中間子)の性格は、「協調性が高い」と言われていて、小さい頃から上と下に挟まれて、ある時には上をやり、ある時には下をやるので、上も下もどっちにも合わせれることができる人が多いんだそうです。次女は二つ上の姉と二つ下の弟に挟まれていて、親である私は正直あまり記憶がないくらい忙しい毎日でした。長女はママを赤ちゃんに取られた焼きもちでキーキーしていましたし、赤ちゃんはお世話しないといけないし、真ん中の子である次女は私に甘えたくてもなかなか難しい。そんな中自分を見てほしいがためなのか、もともとの気質なのか、次女は幼いころからとても周りをよく見ていて気がきくしっかりした子でした。真ん中の子あるあるなのでしょうか?次女が中学生になると、任せられることも増えて、ずいぶん助かりました。そして、高校生になると、もう大人と同じくらいの目線で会話ができます。普通に女同士の「女子トーク」です(笑)ママ友の愚痴を外で話すのは危険ですよね…そういうことは家の中で話す形ができあがっていました。私としては娘とのコミュニケーションのつもりで、身の回りの出来事や、他の家族の話とかいろいろしていました。次女も楽しく聞いているものだとばかり思っていたのですが、気が付けば次女の反応が薄い日が続きました。そして、ある日のこと真ん中の子(中間子)でしっかりしていた次女を頼りすぎた…このセリフを言われた時、何も気が付いていなかった私はとてもショックでした。子どもに子どもである部分をだいぶ我慢させてきてしまったんだと。ちょっと頼りすぎてしまっていたようです。でも良かったのは、その気持ちを娘が言葉にして伝えてくれたこと。娘が親に不満を言える関係性は築けていたので、そこから私が反省し、これまで以上に良い関係になれたと思います。2人の娘が成人した現在は、ときどき夜中にお酒やおつまみを用意して女子会を開催しています。女子同士のおしゃべり…楽しいです(笑)
2020年02月12日私は4人の子どものうち、3人目と4人目を11カ月差で出産しました。1人目と2人目は5歳差、2人目と3人目は6歳差と、上の子たちはそれぞれ歳が離れていたので、今回初めて年子を経験することに―。11カ月差の兄弟を産んで、実際に感じたことをご紹介したいと思います。 妊娠初期と後期がきつかった!私は妊娠初期に眠気が強く現れる体質なのですが、ちょうどその時期に3人目である次男は、授乳間隔がまだ3時間おき。なおかつ夜泣きが始まりだしたことなどもあり、体力的にも精神的にもつらかったです。また、つわりのピーク中に離乳食作りをしなくてはならず、お粥のにおいが非常につらかったです。 妊娠後期になると大きいおなかで、まだ歩けない体重10kg弱の次男を抱っこしなければならず、腰痛が悪化しました。それに加えておなかの赤ちゃんが下がり始めてしまい、自宅安静を指示されてしまったのです。しかし、1歳前の子がいては安静にしていることも難しく、妊娠後期にもかなり苦労しました。 産後は同時に泣き出しカオス状態に……4人目である三男が生まれたとき、次男はまだ生後11カ月。どちらかが泣くともう一方も泣き出してしまい、夫が仕事でいないときなど、ひとりで2人をあやすのは一苦労。三男はまだ新生児のため、2人を同時に抱っこすることもできず、まずは次男、次に三男と、代わる代わる抱っこをしたりあやしたり……。 2人の泣き声が部屋に響き、家の中はまさにカオス状態でした。また三男と次男の授乳時間が重なると、2人の泣き声に急かされながら、育児用ミルクを2本調乳しなければならず、地獄のような産後を経験しました。 弟に興味を持つ兄と、兄が怖い弟次男が1歳を過ぎたころ、弟である三男に興味を持つように。生後2カ月の三男に近づきしばらく見つめたあと、三男の口や鼻の穴に指を入れようとしたり、突然叩いたりといった行動をとるようになりました。 三男はその都度大泣きし、次第に次男が視界に入るだけで泣いてしまうようになってしまいました……。常に2人の行動から目が離せず、神経をすり減らしていました。 次男にお兄ちゃんの気持ちが芽生え始めた?次男が1歳3カ月になり、三男が4カ月になったころ、次男が三男をかわいがるようになりました。頭をなでたり、抱きしめてみたり、時には顔にチュッとするようなしぐさをしたり。そして三男が泣き出すと、いないいないばぁをしてあやそうとしたり、おしゃぶりを持って行ったりと、お世話をしようとするようになりました。 そのころから三男も次男に心を開き始めたのか、次男を見ても泣かなくなりました。次男はまだ1歳3カ月なのに、もう立派なお兄ちゃんなんだなぁと感心してしましました。歳が近い兄弟だからこそ、こういった経験もできたのだと思います。 3人目まではそれぞれ歳が離れていたので、同時に手が掛かることの大変さを経験していませんでした。今回11カ月差での妊娠、育児を経験し、年子の大変さを痛感しました。でもそれと同時に、歳が近い兄弟ならではの成長を見られ、年子っていいなあと感じています。これからも下の子2人の成長を、家族みんなで楽しみながら見守っていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年02月10日兄弟姉妹を育てているなかで、上の子の赤ちゃん返りや下の子へのやきもち(嫉妬)問題がありますよね。わが家のケースは第1子の長女のやきもちがひどく、下の子にいくほど、やきもちや嫉妬、赤ちゃん返りなどは減っていく…という状況でした。長女で思い出されるエピソードはというとちょっと面倒な女風になっていました(笑)空いた時間でめいっぱい相手していたつもりなのですが、下の子にママを取られてる時間が我慢ならなかったようです。第4子(次男)はというとやきもちらしきものは…ほとんどなかったように思います。上に3人いるからなのか、感情を感じ取ったり空気読んだりするのは得意のようなのですが、本人はさらっとしてました(笑)この兄弟間のやきもちについて考えてみたのですがもちろんその子の生まれ持った資質もあるとは思うのですが生まれる順番という要素も大きいなと思いました。今考えると、第1子は初めての子だったので、私が育児のコツを得ておらず、自分の持てる時間のほとんどを娘に使っていました。長女はそれが当たり前という状況で2年過ごし、そこに第2子が誕生。長女にとっては今まで100あったものが物理的に半分くらいになるわけですから、その寂しさは必然だったんだろうと思います。もちろん次女のお世話をしながら、あの手この手で長女の相手もしたのですが、元々の水準には届くはずもなく…。その後また2年くらいで第3子となる長男が誕生。さらに私は忙しくなり、第1子の長女は幼稚園入園などがあり私と過ごす時間はさらに減ります。次女や長男次男も下の子が生まれたらママとの時間が減るのは同じなのですが、生まれた瞬間から他の子がいる状況なので、最初独り占めをしていた長女とはスタートが違います。そしてその状況が当たり前なので、それ以上があれば喜びはすれども、足りない足りないと不満を表すこともないといった感じだったと思います。ただここでさらに思うのは、私の心の余裕問題それを表してるのがハートの図です。心の余裕って育児には絶対必要だと思います。でも、持とうとして持てるものじゃないから難しいですよね…。私は、親や夫の協力はほとんど期待できなかったので、慣れるまでは余裕のなさが子どもに伝わってしまっていたと思います。例えば、怒るのではなく感情的にならないで話をするとか、子どもを受け止めるってどういうことか考えるとか、日々のちょっとした対応するときの言葉や表情まで違ってくると思います。相手をする時間が減っても「あなたが大切」ということが伝われば良かったのですが…反省です。第3子長男の時には慣れたこともあり余裕が持てた実感があってハートは満杯です。第4子に至っては6年ぶりということもあり、おばあちゃんみたいな心境でした(笑)あ、当時の面倒な女化にどう対処したかというと…エンドレスです…(笑)やきもちや赤ちゃん返りは大変ですけど、なんでなのかな…?と冷静に分析してみてはいかがでしょうか。大変だな…という時期も確かにありましたが、その状況がずっと続くわけじゃないですよ!
2020年01月24日子どもが真面目過ぎる…融通がきかない性格が心配になったことはありませんか?いまは21歳の娘(次女)が幼稚園1年目のこと…こんなことがありました。春の遠足は親子参加だったのですが、秋の遠足は先生と子どもだけで行きます。楽しんだかな~と思いながらお迎えに行くと…え、背中が痛い!?ぶつけでもしたのかな~と思いつつ、よくよく聞いてみると…聞いてビックリでした…。先生が言ったことをそこまで守る子いたんだ…、もしかして娘は「ものの捉え方が独特」なのかな。普通に…とか、きちんとしましょうとか大人はよく使う言葉ですが、それだと娘には伝わらないようです。どうしたらいいのだろう、またこんなことがあったらかわいそう…といろいろ心配になってしまいました。娘と話したんですが加減を教えるって難しい…。そこで先生に相談してみることにしたのですが担任の先生は忙しかったようで園長先生が出てきてくれました。保護者からああしてくれ、こうしてくれとお願いするのも違うと思ったので、娘の様子や状況と私の気持ちだけ素直にお話ししてみました。園長先生に「そこは次女ちゃんの長所ですよ、素晴らしいじゃないですか」って言われて、ハッとしました。「真面目過ぎて融通がきかない」と捉えるのと、「話をしっかり聞けて、それを守りきれた」と捉えるのでは、確かに全く印象が違いますよね。今後もこういうことはあるかもしれないけれど経験から学んでいくので見守るしかないということを教えられたできごとでした。先生に相談したことで、娘の性質を私も理解することができました。先生もその子に必要なことを意識してくれたようで、娘も少しずつ園生活を楽しめるようになっていきました。そのおかげで私も落ち着いて娘の様子をみながら「そんなにがんばれたんだ!すごいね~ でもがんばれない時があってもいいんだよ」と見守ることができました。そんな娘は、現在オーダードレスのアトリエで日々コツコツとドレスを作っています。 まじめ過ぎる性格は短所になることもありますが、根気を身に着けた娘は細かいところにこだわれるという長所が活かせる仕事を楽しんでいますよ!
2020年01月12日大掃除など新年を迎える準備はいろいろあると思いますが、その一つに「お年玉」の準備もありますよね。今回はその「お年玉」についてです。子どもは楽しみでしょうが、大人は頭を悩ませるのではないでしょうか。何歳の子にいくらが妥当なのか、家族構成が違うと金額に差がでるな…などなどちょうどいいラインを掴むのが難しかったりしますよね。幼いうちは金額が小さく、子ども自身も理解してないのでいいのかもしれませんが、成長するとそうもいかなくなってきます。しかも、去年もらいすぎたからと増やしてみたら、相手方は合わせようと減らしてきたり…。そんなことをやっていると、子どもの方が「お年玉減っちゃった…」とガッカリしたり、「思ったよりたくさんだった!」と喜んだり。毎年なんとなくモヤモヤっとしてしまうことがあったので、行きついたところは…大人同士で事前相談!自分の兄弟姉妹は話しやすいけれど、夫の親戚には聞きにくいなぁ…と思っていたのですが、何年か前に話を振ってみたら向こうも迷っていたとのことで、良い形で落としどころを見つけることができました。あ、ちなみにウチの親族の間では、お年玉は高校生までと決めています。また、子どもたちの一大イベントであるお年玉はお金の使い方を学ぶよいキッカケだと思います。電子マネーや、仮想通貨など、これからは「お金そのもの」が変化する時代。今の子どもたちがお年玉をあげるようになるころに、お年玉はどうなっているのでしょうか…。
2019年12月31日ヘンリー王子とメーガン妃が会長と副会長を務めるチャリティー団体「ザ・クイーンズ・コモンウェルス・トラスト」が、一家から届いたクリスマスカードをツイッターで公開した。白黒の家族写真に写るアーチーくんが、「あまりにもかわいい」と話題になっている。物珍しそうにカメラに釘付けのアーチーくん。カメラの前にデーンと陣取り、写真の中心にアップで写っている。その様子を後ろの大きなクリスマスツリーの前で、メーガン妃とヘンリー王子が微笑ましく見守っている。「泣けるくらいかわいい」、「シェアしてくれてありがとう」と無邪気なアーチーくんの姿にたくさんのコメントが寄せられた。写真はメーガン妃の友人で女優のジャニナ・ガヴァンカーが撮影したものだという。ケンジントン宮殿のSNSからは、ウィリアム王子一家のクリスマス写真も公開された。こちらも白黒写真で、今年初めにキャサリン妃が撮影したそうだ。ノーフォークの屋外で、ジョージ王子が椅子に座り、ウィリアム王子がルイ王子を抱き寄せて頬にキスし、シャーロット王女が肩に手を乗せておすまし顔を見せている写真。今年のクリスマスは、ヘンリー王子一家はカナダで過ごし、ウィリアム王子一家は例年通りノーフォークでクリスマス礼拝に出席し、王室メンバーたちと過ごす。(Hiromi Kaku)
2019年12月25日感染症が流行る時期…病院へ行く機会も多くなるかと思います。ですが、小さい子を連れて混んでる病院へ行くのは本当に大変ですよね。特に皮膚科や眼科、予防接種、兄弟姉妹の付き添い…など、元気がある子を病院に連れていって長時間待たなければならないとき、事前に暇つぶしアイテムを用意したりもしますが、それでも飽きて、大きな声を出したり、走り回ったり、グズったりするのが子どもです…。スマホのゲームや動画でおとなしく待てる子も多いのかもしれませんが、今回は私が4人の子育てのなかでいろいろ試してみて良かったと思うことを紹介したいと思います。と言っても、これなら確実!なんてことはありませんので参考程度に読んでいただけたら嬉しいです。お子さんの年齢や成長によりますが「病院はどんな場所か」を理解できるようになったら、事前に話しておくことは基本かなと思っています。ですが「病院はどんな場所か」わかったからといって、子どもがおとなしく待つことができるはずもなく…大切だなと思ったのが、子どもとの「お約束」です。例えば(20年近く前の話ですが…)病院に入る前にこんな約束をしていました。普段から家でも忍者ごっこをして遊んだりしていたのでイメージはできあがっていました。ウチの娘は、忍者ごっこのおかげで静かに院内の移動ができました。忍者の真似をしなくても「誰が一番静かに歩けるかな~?」とか、「走らないで歩くんだよ~」という言い方に変えると、「静かにして!」「走らない!」など禁止事項を言うだけよりも子どもには伝わりやすいです。また、持ってきたアイテムや院内に用意されてる絵本やおもちゃなどに飽きてしまったら「しりとり」や「どっちの手に入ってるか?」や「クイズ」などで遊んでいました。他には…読んで飽きてしまった絵本を使ってこんな遊びも。勝手に口パクゲームと名付けましたが、 前の記事 でも書いたとおり、こそこそっと聞き取りにくい音量で話すと子どもは聞こうとします、聞こうとするということは集中もしてくれます。こうして、繰り返し言い聞かせること、静かに遊ぶということをしているうちに、子どもたちは病院で待つことにも慣れていきました。そんなある日、病院の待合室でとてもイライラしているお母さんがいたのですがどうしようかなぁ…声かけるのも難しいなぁ…と思っていたら娘たちが近寄っていき、何するんだろうと見守っていたら、持ってた絵本を男の子に渡しにいったようでした。それだけで終わらずなんとそのお母さんを諭すという…!私は内心大慌てでしたが、そのお母さんもハッとしたようでお礼まで言ってくれました。いや~ヒヤヒヤしたけどよかった…。ただ何もせずに長時間静かにしていなさいというのは幼い子どもには難しいです。それでなくても病院は注射など怖い思いをすることがある場所なので、さらに叱られるというのが加わると病院が苦手になってしまいますよね…。子どもを静かにさせる…のちのち自分が楽をするための工夫と思って、あの手この手を考えるのも楽しさがありました。感染症が流行る寒い冬、できるだけ病院に頼らず元気に乗り越えられるといいですね!
2019年12月25日ウィリアム王子一家のクリスマスカードの家族写真が明らかになった。ケンジントン宮殿から公開される前に、カードを受け取った人がTwtitterに投稿した。昨年は、アンマー・ホールで撮影された“秋色”の強い家族写真だったが、今年はジョージ王子&ルイ王子が半そで、シャーロット王女がノースリーブのワンピース、ウィリアム王子とキャサリン妃が薄手の長そでの服を着ていることから、夏に撮影されたものとみられる。家族全員がブルー&ネイビーの服装でカラーコーデ。ウィリアム王子がルイ王子を抱えてレトロなバイクにまたがり、キャサリン妃がバイク横に立ってハンドルに手を添え、ジョージ王子&シャーロット王女がサイドカーの上に立っている。昨年は木の幹の上で、片足を上げてやんちゃなポーズを取っていたジョージ王子は、今年はウィリアム王子の肩に肘をつき、気取っている風のポーズ。シャーロット王女は、ますます大きく成長。オーバーオール姿がかわいらしいルイ王子は、まぶしそうに目を細め、口をすぼめている。世間の反応は、「なんて美しい一家だろう」、「すごくいい写真。みんな幸せそう」、「子どもたちの成長は本当に早い」など。まもなく、ケンジントン宮殿から王室メンバーのクリスマスカードが正式に公開される見込み。(Hiromi Kaku)
2019年12月19日私は小学校で読み聞かせのボランティアを15年やっているのですが…教室に3クラスくらい集まりますので、結構な人数になります。集まってしばらくはザワザワと落ち着かない子どもたち。こちらの話なんて聞いてくれません…。大声で怒鳴って静かにさせるほどの声量は持ち合わせていないし、ボランティアという立場からもその方法は違うな~と思っていました。そこで私がとった方法は…これ本当に効果ありました!子どもたちが注目し始めたな~と思ったら、皆の顔を見て小声ですが口をはっきり動かすと聞きとりにくくても自ら「聞こう!」としてくれるんです。聞こうとしてる子が増えるにつれてこちらの声も少しずつ大きくしていきます。そうすると子どもたちが落ち着いてお話を聞き始めてくれるのです。怒鳴って静かにさせるという方法は、子どもによっては怒鳴られたことで気持ちがざわざわして絵本に集中できない時間になってしまうかもしれません。自分から聞く姿勢になった子どもたちを褒めることを忘れずに続けるうちに、この方法を使わなくてもボランティアが前に立っただけで静かにできるようになりました。そして、この方法、実は日々の子育てでも結構使えるんです!楽しくてもケンカしてても興奮状態であることに変わりありません。子どものケンカを止めるには、こちらがさらに大声を出して制しないといけない瞬間もあると思うのですが、小声での話しかけもわりと有効でした。耳には入るけどハッキリ聞こえないくらいの音量で話しかけると、一瞬注意がこちらに向きます。そこでちょっと内緒の話っぽく話すと…コソコソ話って気になりますよね。そういう心理もあるのかもしれません。子どもがケンカして怒っていたらママは穏やかに話しかける楽しくて興奮していたなら落ち着いたトーンで話してみるもちろんこの手が使えないときもあると思いますが、叱らなくていい大したことないことで興奮してるようだったら、一度この方法試してみてはいかがでしょう。
2019年12月16日嫁姑関係(お義母さんとのお付き合い)は、世代も育った環境も違うので、価値観がズレることも多く…なかなか難しかったりしますよね。私も結婚してしばらくは姑のことが少し苦手でした。今回は、そんなお義母さんとうまく付き合う方法について考えてみました。突然抜き打ちでチェックにくる…!お義母さんは、話し方が乱暴なことにまず驚きました。(…夫の実家周りのご老人はみんな同じ感じのようです)また気が強いタイプなのに几帳面なので、夫は子どもの頃、汚したり散らかしたりするとものすごく怒られたそうです。そんなお義母さんなので、子どもができてからはよく抜き打ちで家にきて、家の中や私たちの様子をチェック!…そして「子どもがいるから散らかってるけど仕方ないな」と苦笑いしていました。たまたま散らかってたのか、いつもなのか、気になっていたのでしょう。その後も定期的にアポなし訪問は繰り返されました。最初は「アポとってから来てよ」と思ったり、「ダメな嫁って思われてるんだろうな~」と凹んだりしていました。…が、私も次々子どもができてだんだん強くなっていきます。3人目が生まれてしばらくしてまたお義母さんが抜き打ちでやってきたときには…この頃にはお義母さんは遠慮なく思ってることを言ってくるようになりました(笑)…が! 私も言われっぱなしじゃないですよ~!「片付けは私のペースでやってます~」ということが分かってもらえたらと、ただただ普通に思っていることを話すようにしました。お義母さんは、家事もしっかりやって息子を労わる妻であってほしかったようですが、だんだんと自分の理想を求めるのを諦めてくれたようです!現在の私とお義母さんの関係はというと…いまではほんとの親子みたい! です。私たちは、結果いい関係になることができましたが、嫁姑関係というのは、性格の相性やどこに住んでいるかなど、それぞれ状況も違うので、お互いにちょうどいい距離感をみつけるのが大事かと思います。私の場合は「片づけるから子どもよろしく~」と、お義母さんを育児や生活に巻き込んで手伝ってもらうのは良かったなと思います。お世話になっていれば多少の言動は聞き流すことができたし、嫁が頼ってくるというのもお義母さんにとって嫌なことではなかったようです。手伝ってもらているなかで「さすが年の功!」って感心させられる部分があったり、お義母さんにもこちらのことを知ってもらったりしながら、お互いにいい距離感を作っていくことができました。小さな我慢を重ねることで苦手意識が大きくなってシャットアウトしてしまうよりも、敵ではなく味方なんだっていうことを忘れず、上手に付き合っていけたらいいですね。(もちろん歩み寄りがお互いにできれば…なのですが!)
2019年11月30日わが家の1人目の子が1歳半になるころ、だんだんと歩きがじょうずになったり、少しずつ言葉が出てきたりと、成長を感じられる場面が多くなり、同時に育児にもだいぶ余裕が出てきたと感じていました。そんなころに2人目を授かったのですが、2人目の育児は余裕には程遠いものでした。 イヤイヤ期と出産が重なって大変!上の子が1歳半になると、0~1歳前後のころと比べてだいぶ育児がラクになったと感じましたが、そのまま成長するに従って、さらにラクになっていくわけではありませんでした。 むしろ下の子を出産するころ、上の子は2歳でイヤイヤ期真っ盛り。0歳のころとはまた違った意味で育児が大変になってきました。上の子だけでも大変なのに、そこに出産や新生児育児が加わって本当にしんどい毎日でした。 下の子が大きくなるとぐっとラクになった子どもたちが小さいころは、2人それぞれに手がかかってとても大変でした。しかし、下の子が2~3歳くらいになると、ママが家事をしている間は、子ども同士で遊んでいてくれることも増えてぐっとラクに! そして、下の子の幼稚園に入園するときは、上の子と一緒に幼稚園に通えることがうれしかったようで、初めての集団生活でもほとんど泣くこともなく、スムーズに園生活をスタートすることができました。 一時は大変だけど、年が近いメリットも!育児の大変さは人それぞれではありますが、2人目を考えているママさんには、1歳半ごろに「育児がラクになってきた」と感じたとしても、そのあとのイヤイヤ期はかなり手強いことを知っておいてほしいです。 一方で、年が近いからこそのメリットも多々あるので、一時期の大変さは覚悟のうえで2人目が早めにほしいという方はぜひ応援したいです。 私自身、妹とは2歳差で、大人になった今でも友だち同士のように仲がいいので、2歳差でよかったと思っています。一方で、自分が2歳差のきょうだいを育ててみて、私たちが小さいころは母も大変だっただろうと思うようにもなりました。著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月27日わが子の特徴(人と違う部分)をみて、小学校でからからかわれてしまうのではないかな…とか、子どもならではの容赦ない発言で傷ついたりしないかな…とか、ちょっとしたことでも心配になりますよね。私の小学生時代を思い出すと…私は身長が低かったので、チビと言われることは日常茶飯事でした。もちろん言い方によりますけど、からかわれるレベルであれば、気に病んだことはなかったのです。大人になっても背は小さいままですが、人付き合いにおいてデメリットを感じることはありませんでした。その代わりに、届かなくて不便だな~とか、悪いことしたらすぐ特定されるな~とかはありますけど(笑)なぜ私はポジティブだったのかではなぜこうもチビ(背が低かったこと)を肯定的にとらえられたのか、考えてみました。もちろん私の生まれ持った性格によることも大きいのですが、幼いころの母親の関わりにも一因があったと思っています。母に甘えたい年ごろに、歳の近い妹が2人もいたので、私が母と関われるのはお手伝いしてる時が多かったです。「まだ無理なのでは…?」と思うようなことも頼まれて、それをやり遂げると母はとても嬉しそう。褒められたり、役に立ったということも嬉しいのですが、それ以上に、母が私を見て嬉しそうにしていることが何より嬉しかったなと思います。そんな積み重ねで、身長が低いなんてことはたいしたことではなく、身体が小さくてもなんでもできるよ~ってことが自信になっていったように思います。母になり改めて思うこと時は流れ…私も4人の母になりました。末っ子だけは頭囲が大きめで私の体で自然に経腟分娩はできませんでした。(→出産体験記は こちら )そんな経緯があったので、なんとなく頭の大きさが気になっていました。年の離れた末っ子なので、もう頭が大きめなのもひたすら可愛いとしか思えなかったのですが(笑)、そこもママの大好きなところなんだよ~っ、もうそのまま全部可愛い・大好きって伝えてきました。そして、こんなやりとりが…頭が大きいって言われてもなにも気にしてない末っ子。幼稚園で言われたこともありますが同じく「脳みそいっぱい入ってるんだ~!」と答えているようです(笑)失礼なことや、悪意をぶつけてくる子がいなければいいけれど、そうはいかないのが人生。自分をそのまま受け入れるには成長して思春期になると周りからどう見られるかなどが気になりだし、今まで平気だったことが気になってくることもあるでしょう。お化粧したり、ダイエットしたり、努力で変えられることもありますが、努力ではどうにもならないところで「あぁ~自分のココ嫌だな」と思うこともあるかもしれません。でも、自分で自分に否定的な視線を向け続けないためにも、幼いころ親が肯定的に見てくれていた、家族が好きって思ってくれていたということは、色濃く残ってくれると思います。(例外もあると思いますが…)まず社会生活スタートの家族のなかで、受け入れられてる、愛されていることが本人に伝わっていたら、自分をそのまま受け入れることができ、多少のことではグラつかない「折れない心」を持った人生の雨風に強い子になる、そんな気がしています。
2019年11月25日「天皇ご一家とのテニスは毎回、とても楽しく、感謝の時間です。自分のために一生懸命向き合うテニス、若い世代に教えるためのテニスとはまた違って、和やかで、純粋な趣味としてのテニスを楽しめますから」佐藤直子さん(64)は、日本プロテニス協会に登録した初の女子プロテニスプレーヤー。現在は、東京国際大学客員教授で、日本スポーツ協会の監事を務めている。天皇陛下とは30年以上前から、定期的にプレー。ご成婚後に雅子さま、現在では、愛子さまも加わられ、ご家族でテニスを楽しまれるようになったという。「コートでボールを打ち合うと、旧知の友人のようになります。両陛下にはテニス外交をしていただきたいです」佐藤さんは’73〜’88年、シングルス、ダブルス、混合ダブルスのいずれかでテニスの聖地・英国ウィンブルドン大会に出場。予選を勝ち抜いての本戦出場は14回に上る。伊達公子、杉山愛、大坂なおみへと続く、日本女子プロテニス選手の道を切り開いてきた。「あなたは、生まれたその日にラケットを手にして、ボールをおしゃぶり代わりに育ち、初めて立ったときは、まるで弁慶のようにラケットを杖にしていたのよ」’55年1月2日、東京都千代田区生まれの佐藤さんは、両親にそう言われて育った。住まいは国会議事堂の真裏にある一軒家。「現在の参議院議員会館がある場所で官舎でした。父は当時、参議院の仕事をしていたようでした」水泳を習い、2歳上の兄と野球もしたが、両親が特に力を入れたのがテニスだった。父・忠雄さん(故人)は、元全国7位のテニス選手。「子どもが生まれたら、テニスプレーヤーにする」という夢があった。そんな父に引っ張られるように、母・典子さん(90)も出産前からテニスを習い始め、夢中になって、大会にも出ていた。「直子は将来、ラケット1本持って、世界を飛び回るんだよ」両親からそう言い聞かされて、幼い日の佐藤さんは、ウィンブルドン選手権の女子の優勝杯・シルバーの大皿のつもりで、家にあるお盆を掲げ、表彰式の練習をしたものだった。「こんな日常ですから、私はいつテニスを始めたのか、自分でもわからないんです」物心がつかないうちから、母に連れられて、かつて皇居内にあるパレスクラブに通い、夕方、仕事を終えた父が佐藤さんと兄にテニスを教えた。「父は『今日は負けても、2年後には勝つテニスをしなさい』と、言うタイプ。一方、短距離選手だった母は、目の前の結果が大事。『勝たないと意味がない』のです」学習院女子中等科1年で、全国大会に出場したとき、初戦でいきなり強豪選手と当たってしまった。窮地に追い込まれた佐藤さんに、母の怒りは容赦なかった。「当時の試合では、コートサイドまで保護者が入ってこられたんです。そこで母は、『ナナ(佐藤さんの愛称)のテニスじゃない。ウジウジしてる!』って」叱咤すると、クルリと踵を返して、冷たく立ち去った。「初めての大阪遠征で萎縮し、持ち味が出せていなかったんです」母の怒りで目が覚めて、ふだんのプレースタイルを取り戻した佐藤さんは、逆転勝利。「あれは、私にとって、人生をテニスに懸ける覚悟をするための大きな分岐点となる大会でした」勝負にこだわる母の激しさが、後にプロ選手として世界と闘う佐藤さんのメンタルを作っていった。その大会で、シングルス、ダブルスともに優勝し、早くも「中学に敵なし」となった彼女の目は、自然に海外へと向いていった。初めての海外遠征は、高校1年の夏休みにアメリカへ。「アメリカのジュニア選手のずうずうしさには驚きました。自己主張が強く、ラケットを投げたり、審判に文句を言ったり。おどおどしていた私も『負けるわけにはいかない』と、神経がずぶとくなりました」世界を転戦するために、そのずぶとさは必要不可欠だ。「トーナメントに出るには、ディレクターに手紙を書くことから始まります。現在のプロ選手にはエージェントがつきますが、私の時代にそのシステムはなく、自分で、売り込むしかなかったのです」試合実績のほか、《サーブ&ボレーが持ち味。男子のような力強いプレーです》《私を呼べば、アジアへのアピールになります》など、自己アピールを書き添えた。「コングラチュレーション」と返事がくれば、出場できる。ヨーロッパ遠征に初めて挑戦したのは17歳。大人の大会に出て、初めて得た賞金は125ドル!グループで遠征する日本人選手が多いなか、佐藤さんは武者修行のように1人で世界を渡り歩いた。当時のテニス界では、男女の格差が大きかった。同じ大会でも、男子は決勝戦をセンターコートで行い、優勝者には何百万円もの賞金が出る。対して、女子は賞金ゼロ。決勝戦も会場外のコートという格差があった。「女子選手の地位向上のための運動が始まっていました。試合後で疲れていても、よりいい待遇を求めて皆で集まって会議をし、選手の夢であるウィンブルドンをボイコットするという話にまで発展したこともあります」当時の世間の定評は「女子は弱いし、試合はつまらない」。入場料を取って試合を見せるプロなら、面白い試合をすることが絶対だ。「観客は、全てをテニスに懸ける選手の気迫を目の当たりにしたいはず。私たち女子選手は、最後まで手を抜かず、『選手みんなで感動を与えられるように頑張ろう』と再確認し合いました。何かを得るためには闘わなくてはならないことを痛感した経験でした」WTA(女子テニス協会)を立ち上げたビリー・ジーン・キングらを中心に、女子選手が団結して訴え続けたことで、徐々に女子の待遇は好転していった。「そのおかげで、海外のトップ選手とも仲よくなれました。皆、貧乏旅行で転戦していましたから。同じ苦労を重ねたから、絆も強くなったんです」飛行機もホテルも自分で手配し、スケジュールも自分で立てる。トーナメントで勝つほど滞在日数が延び、出費がかさむ。しかし、勝っても賞金はゼロかすずめの涙。「ケチケチ精神が養えました。ビバリーヒルズに住む選手も、ラスベガスのカジノのオーナーの娘もいましたが、皆ケチ(笑)」’77年、全豪オープンのシングルスでベスト8の快挙を成し遂げ、翌年には同大会ダブルスで準優勝。自信を深めた佐藤さんは、「日本プロテニス協会」初の女子の登録選手になることを決意する。「海外の仲間との人脈を広げるうちに、日本人選手との違いに気づきました。海外選手は、試合に勝ってお金を稼ぐことは常識。ところが、日本では当時『プロ=お金に汚ない』と思われていたんです」テニスで国際的に活躍するにはスポンサー契約は不可欠だ。今でこそ当たり前だが、アマチュアが美徳とされる風潮は根強かった。娘がテニスで世界に羽ばたくことを夢見た父でさえ、プロ契約には大反対だったのだ。’70年代に世界四大大会に出場して活躍した沢松和子さんは、アマチュアのまま契約を結んでいた。「バイクメーカーの『カワサキ』とプレーヤー制度で契約し、部長待遇の給与で、ラケットやウエアなどは全て『カワサキ』から支給されていたんです」ただし、この場合、サポートは、カワサキ1社からのみになる。「1つのメーカーと契約するのではなく、ラケットやウエアで個別に契約を結ぶと、複数社のサポートを受けられるんだよ」佐藤さんにそう教えてくれたのは、’70年代後半に、頂点を極めたビョルン・ボルグだった。佐藤さんは電話番号を自分で調べ、「ヤマハ」に直接、電話した。「笑われて終わりと思っていたんです。ところが、『いつ伺えばいいですか?』って、わざわざ来てくれるの?と、ビックリしました」待ち合わせの帝国ホテルに、担当者が7人ほど、全員スーツ姿で現れて、佐藤さんが提示した契約金もすんなりと了承してくれた。「こんなことなら、後に続く選手のためにも、もっと高い契約金を言っておけばよかったなと思ったほど(笑)。アシックスからシューズ、ウエアはエレッセ、ダンロップとボールの契約をしたのも、私が最初だったと思います」38歳で現役引退を表明した佐藤さんは以後、若手育成の方向に、テニス人生の舵を大きく切った。’11年から4年間、女性初の日本プロテニス協会の理事長を務めた佐藤さんは、若い世代の活躍が何よりうれしく、力の源にもなっているという。「大坂なおみちゃんが小さいとき、会場のバスでよく一緒になりました。すごくシャイでかわいらしかったけど、パワフルになりましたね。錦織圭くんは、すごく礼儀正しい。面識はなかったのに、私の姿に気づくと、食事中にもかかわらず立ち上がり、挨拶してくれました。あの2人を見ていると、海外への道が当たり前になり、外国人とも堂々と闘えるようになったなぁと、しみじみ思います」今年、大坂なおみは日本女子初の世界ランク1位(現在3位)まで上り詰めた。佐藤さんが切り開いた女子プロテニスの道に、大輪の花が今まさに咲き誇っている。
2019年11月11日