関西若手芸人の登竜門『第54回NHK上方漫才コンテスト』の本選が24日、NHK大阪放送局で開催され、ベテラン漫才師らに混ざって漫画家・東村アキコ氏が審査員となり、的確ジャッジで存在感を示した。司会は千原兄弟、日向坂46・佐々木久美。審査員はトミーズ雅、内藤剛志、ハイヒール・リンゴ、ギャロップ・林健、東村氏、ますだおかだ・増田英彦、DJ KOOが務めた。関西地方向けに生放送された。俳優の内藤は大阪出身、DJ KOOはお笑い通として知られる。東村氏は異例の抜てきと思われたが、その理由が放送内で明らかになった。和装姿で審査員席に座った東村氏は「呼んでいただいて本当にありがとうございます。お笑いのコンテストの審査員をやるのが漫画家になるより夢だったので、本当に楽しんでやりたいと思います」と感激しきり。さらに「漫画家なんですけど、お笑い好きが高じて自分でお笑いプロダクションをやってて、芸人が25名ほど在籍しております。多分それできょう呼んでいただいたのかなと思っております」と説明すると、「エーッ!」と驚きの声があがった。実は東村氏は、お笑い芸人が所属する「東村プロダクション」の代表を務めている。「ここ(NHK上方漫才コンテスト)に出られるような実力の持ち主はおりませんで、勉強させていただいて帰ります」と本気で全8組のネタを見守った。Aブロックではフースーヤ(田中ショータイム、谷口理)、Bブロックではたくろう(赤木裕、きむらバンド)に、それぞれ1票を投じ、2組とも勝ち上がり。たくろうへの感想を求められると「めちゃちゃ好み。すっごい面白かったです。追い詰められたときの赤木さんの顔や、言いよどんだりが、演技に見えない。すごい演技力なんじゃないか」とコメント。最終審査でも、優勝したフースーヤを支持した。視聴者からもSNSで「上方漫才コンテストの審査員に東村アキコ先生がいて、驚いた!」「うぉっ!審査員の中に東村アキコ先生おるやん!」など、感嘆の声が寄せられた。同コンテストは、関西を拠点に活動(過去を含む)する結成10年未満の芸人が対象で、漫才・コント・ピン芸を問わない。今年の本選には、Aブロック:くわがた心、清川雄司、ラビットラ(渡邊瞬、松本直也)、フースーヤ、Bブロック:たくろう、THIS IS パン(岡下雅典、吉田結衣)、マーメイド(田村境祐、テクニック。)、シモリュウ(シモタ、前田龍二)が出場した。
2024年05月25日会見場では、すでに“王者の風格”が漂っていた。“結成16年以上”の漫才師たちによる、フジテレビの賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』が18日に生放送(後7:00~11:10)され、芸歴19年目のガクテンソクが2代目王者となった。決勝を見終えた、“ハイパーゼネラルマネージャー”くりぃむしちゅー・有田哲平が「ガクテンソクには漫才師のすごみ、ザ・パンチにはお笑い芸人のすごみを見させていただきました」とうなるほど、見事な漫才でつかみとった王者の称号。会見では、瞬時の判断力や漫才への深い愛が語られた。奥田修二(42)とよじょう(42)からなる同コンビは、2005年結成の19年目。NHK「新人演芸大賞」(2013年)優勝、第49回上方漫才大賞(2014年)新人賞、第4回ytv漫才新人賞(2015年)優勝などといった経歴を誇る。2021年に「学天即」から「ガクテンソク」へと改名し、昨年から東京への“移住”を果たしたタイミングで、見事に『THE SECOND』優勝となった。ファイナルでは、第2試合でラフ次元と戦い勝利を収め、準決勝では金属バットとの激戦を制した。会見では、ネタ選びについて“駆け引き”があったことを明かし、よじょうが「最初にやったやつは、やらんとこうって言っていた」と語ると、奥田も「(自分たちの前の第1試合で)金属バットがすごくいい点数を出したので、それで勝った時に、1本目でやろうと思ったネタじゃないと、金属バットと戦っても勝てないなと。だから、ラフ次元とやる時、めっちゃ怖かったんですけど『きょう1個もネタ合わせしてなかったネタでいかへん?』って」と舞台裏を告白した。さらに大阪の劇場でともに活動していた、霜降り明星、ミルクボーイが『M-1グランプリ』で王者になったことについて向けられると、奥田が「ミルクボーイは同期で、霜降り明星はけっこう後輩なんですけど、僕たちは1回も決勝に行けずで、2組がバーッて行った時は、本当に『M-1』に出ること自体をやめようかなと。営業では10分とか15分の漫才にすごくやりがいを感じていたので、4分には戻れないのかなと感じていたんですけど、霜降りとかミルクボーイが優勝することで『いや、やるしかない』となんとか気持ちをつないでいました」との思いを吐露した。『THE SECOND』と『M-1』との違いについては、よじょうが「なんていうんですかね…語弊ありますけど『M-1』みたいにギスギスしていないというか(笑)。みんなが対戦相手なんですけど『よかったな!』『頑張ってください』みたいな声かけが普通になっているので、ホントに自分らだけがうれしいじゃない感じがします」と告白。「めっちゃええ雰囲気ですよ。最後、決勝に出ていく時も、金属バットとかラフ次元が『頑張ってください』って言ってくれて『いってくるわー』みたいな感じだったので、ホンマに緊張がやわらぐというか」とかみしめるように話す、奥田も続けた。「最終的には、僕らが勝った2組が来て。ザ・パンチさんの方には東京所属のみんながおって、僕ら最初2人やったんですけど、ラフ次元と金属バットが来てくれて『いやー大阪の兄さん、ひとりにさせるわけないっしょ』みたいな、友保が熱いこと言ってました。あんな感じやけど、熱いんです(笑)」解散も考えていたこともあった。奥田が、当時を笑顔で振り返る。「2010年に1回目の『M-1』が終わるんですね。僕らは『M-1』に出るためにコンビを組んだんです。その時、baseに笑い飯さん、千鳥さん、麒麟さんが所属していらっしゃる劇場に所属するっていう2つが夢やったんですけど、両方がなくなりまして、続けている意味ってなんだろうと。ネタ合わせの時に、解散を言いにいくつもりやったんですけど、まさかのこっち(よじょう)から言ってきて、ムカついてきて『続けたらぁ!』ってなった(笑)。めちゃくちゃ反論したんです。『解散なんて、何者にかなったヤツしか言っちゃアカンやろう』って、解散って言おうとしていたヤツが言っているんですよ(笑)」。いろんな気持ちを乗り越えてつかんだ栄冠。今後の目標も“漫才師”として明確だ。よじょうが「劇場とかで、トリをやってみたいです」と話すと、奥田も熱い思いを口にした「僕たち世代で、なんばグランド花月(NGK)で大トリをとられるのは、名前出てくるのは和牛さんとかプラス・マイナスさん、銀シャリさん。銀シャリさんだけになってしまったというか。橋本さんとは大阪時代に一緒に暮らしてきたくらい仲良くて、こんな立場でおこがましくて、橋本さんには言えなかったんですけど、なんとかチャンピオンになって、銀シャリさんをひとりにはしたくないなとは、こっそり思っていました」。これからも、漫才師としての“すごみ”を見せ続けてくれるだろう。
2024年05月19日“結成16年以上”の漫才師たちによる、フジテレビの賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』が18日に生放送(後7:00~11:10)。第2試合はラフ次元VSガクテンソクで、軽妙な漫才を披露したガクテンソクが勝ち上がった。“ハイパーゼネラルマネージャー”のくりぃむしちゅー・有田哲平は、戦評を行う中で、思わず“漫才の仕組み”をぶっちゃけ、周りを慌てさせた。有田は「2組とも、漫才のネタが何回も練習しているのに、それを知らないフリをしながらやっていく技術がいるじゃないですか?」とにっこり。博多大吉がすかさず「漫才をそんな言い方やめてください!」とツッコミを入れ、東野幸治が「ハイパー取り上げます」と続けた。有田はその後に「ラフ次元も本当にすばらしい。これはトップの漫才。とにかくハイパーでした」と賛辞。大吉も「ラフ次元、すごくよかったと思いますけど、感心の方が勝ってしまった」、博多華丸も「ラフ次元、どんな企業の立食パーティーにも推薦できます」と呼びかけていた。4月20日・21日に「ノックアウトステージ16→8」が開催された。16組の漫才師たちが2組ずつ登場し、1対1の“タイマン”形式でし烈なネタバトルを展開。激戦の末、「グランプリファイナル」に出場するファイナリスト8組(タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元)が決定した。MCの東野幸治、ハイパーゼネラルマネージャーのくりぃむしちゅー・有田哲平、そしてスペシャルサポーターの博多華丸・大吉が見守る中、王座をかけて激突。組み合わせ抽選の結果、第1試合はハンジロウVS金属バット、第2試合はラフ次元VSガクテンソク、第3試合はななまがりVSタモンズ、第4試合はタイムマシーン3号VSザ・パンチとなっている。■『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』<第1試合>ハンジロウ:271点(1点:0人、2点:29人、3点:71人)金属バット:291点(1点:0人、2点:9人、3点:91人)<第2試合>ラフ次元:255点(1点:2人、2点:41人、3点:57人)ガクテンソク:288点(1点:0人、2点:12人、3点:88人)
2024年05月18日“結成16年以上”の漫才師たちによる、フジテレビの賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』が18日に生放送(後7:00~11:10)。第2試合はラフ次元VSガクテンソクで、軽妙な漫才を披露したガクテンソクが勝ち上がった。4月20日・21日に「ノックアウトステージ16→8」が開催された。16組の漫才師たちが2組ずつ登場し、1対1の“タイマン”形式でし烈なネタバトルを展開。激戦の末、「グランプリファイナル」に出場するファイナリスト8組(タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元)が決定した。MCの東野幸治、ハイパーゼネラルマネージャーのくりぃむしちゅー・有田哲平、そしてスペシャルサポーターの博多華丸・大吉が見守る中、王座をかけて激突。組み合わせ抽選の結果、第1試合はハンジロウVS金属バット、第2試合はラフ次元VSガクテンソク、第3試合はななまがりVSタモンズ、第4試合はタイムマシーン3号VSザ・パンチとなっている。■『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』<第1試合>ハンジロウ:271点(1点:0人、2点:29人、3点:71人)金属バット:291点(1点:0人、2点:9人、3点:91人)<第2試合>ラフ次元:255点(1点:2人、2点:41人、3点:57人)ガクテンソク:288点(1点:0人、2点:12人、3点:88人)
2024年05月18日“結成16年以上”の漫才師たちによる、フジテレビの賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』が18日に生放送(後7:00~11:10)。オープニングは、昨年“初代王者”に輝いたギャロップによる漫才から幕開けするという“粋な演出”が見られた。会場からの大歓声で迎えられた2人だったが「こんなご褒美がいただけるなんて…「こんなにもカロリーの高いご褒美があるんですか?」「去年より緊張しております(笑)」と笑わせて、しっかり“凱旋漫才”を行っていった。4月20日・21日に「ノックアウトステージ16→8」が開催された。16組の漫才師たちが2組ずつ登場し、1対1の“タイマン”形式でし烈なネタバトルを展開。激戦の末、「グランプリファイナル」に出場するファイナリスト8組(タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元)が決定した。MCの東野幸治、ハイパーゼネラルマネージャーのくりぃむしちゅー・有田哲平、そしてスペシャルサポーターの博多華丸・大吉が見守る中、王座をかけて激突。組み合わせ抽選の結果、第1試合はハンジロウVS金属バット、第2試合はラフ次元VSガクテンソク、第3試合はななまがりVSタモンズ、第4試合はタイムマシーン3号VSザ・パンチとなっている。
2024年05月18日“結成16年以上”の漫才師たちによる、フジテレビの賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』が18日に放送される(後7:00~11:10)。ギャロップの優勝で幕を閉じた初回から1年。今年のファイナリストに選ばれた8組は、タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元となった。大いに盛り上がった前回大会を経て迎える今大会。チーフプロデューサーの石川綾一氏、総合演出の日置祐貴氏に話を聞いた。MCの東野幸治、ハイパーゼネラルマネージャーのくりぃむしちゅー・有田哲平、そしてスペシャルサポーターの博多華丸・大吉が見守る中、王座をかけて激突。組み合わせ抽選の結果、第1試合はハンジロウVS金属バット、第2試合はラフ次元VSガクテンソク、第3試合はななまがりVSタモンズ、第4試合はタイムマシーン3号VSザ・パンチとなった。――8組の組み合わせが決まりました。日置去年は手探りの状態で、ファイナルもどういう形になるかも決まってないですし、視聴者の方の反応もまったく見えない中でやっていたものに比べると、今年はある程度ゴールが、ぼんやりと見えている部分もあったので、去年よりかは落ち着いてやれているかな…。僕が落ち着いてもしょうがないですけど、落ち着いてやれているなという印象があります。選考会が始まってからはあっという間に過ぎたなというような印象です。――2年連続でファイナリストとして残っているのは金属バットさんだけということで、また新鮮な顔ぶれでの戦いにはなります。日置ノックアウトステージの組み合わせ抽選会で、去年のファイナリストの方たちを2の倍数の枠に入れたんですが、それは去年のファイナリスト同士がぶつからないように、という狙いです。毎回、同じ人たちが上がってくるより、そのまま上がるコンビもいれば、途中で敗れてしまうコンビも出る方が、この大会が盛り上がるんだろうなというふうに思っていたので。とはいえ、1組しか残らないというのは、思っていた以上にやっぱり各漫才師さんのレベルが拮抗してるんだなというのを改めて感じました。石川マシンガンズさんはすごく悔しがってくれていましたけど。みなさん一生出ることができる大会なので、毎年出てくださるといいなぁと思います。『THE SECOND』一座ではないですが、みなさんが引き続き出ていただけるような、持続可能な大会になればうれしいです。――マシンガンズの滝沢さんは敗退後にもXを更新して盛り上げているなど、惜しくもグランプリファイナルに出られなかった方々も、盛り上げていく仕組みみたいなものができているように感じますが?日置タイマンの対決なので、お互いのリスペクトや友情などが芽生えやすいシステムの賞レースだと思います。そういう意味では、各コンビの皆さんがお互いを応援したり、盛り上げてくれるのは、すごくありがたいなと思っています。――有田哲平さんがハイパーゼネラルマネジャーに就任されました。当日は、どのような動きになるのでしょうか?日置去年は松本人志さんがいらして、その時にもいろんな取材でお答えしたのですが、ベテランの漫才師さんが「この人に面白かったって言ってもらえたら、うれしいな」という方に、現場で見てもらえるといいなという思いがまずあって。さらに言うと、審査員がお客さんなので、お客さんとは違った目線でコメントを言ってくれる方がいると、すごく番組としてもいいなと思っていました。僕自身、世代としては『ボキャブラ天国』などを子どもの頃に見ていて。そこで、こういうお笑い芸人さんがいて、漫才とかコントがあるんだと知ったきっかけになった人たち。爆笑問題さん、海砂利水魚さん(現くりぃむしちゅー)、ネプチューンさんとか。そういう意味で、海砂利水魚さんはすごく漫才のイメージが強くて。なおかつ、有田さんは他局でもいろんな芸人さんをプロデュースしたり、面白くすることを積極的にやられている方だったので、そういう意味ではベテランの漫才師さんも有田さんに見てもらえるならうれしいなって言っていただけるんじゃないかなと思って、有田さんにお願いしました。――これまで、賞レースに出演しているイメージのない有田さんですが、どのような流れで出演するにいたったのでしょうか。石川第1回大会の準備をしているときに、日置からは「できれば有田さんに関わってもらいたい」と相談されていました。ただ、当時(くりぃむしちゅーが出演する)『世界一受けたい授業』が裏番組にあったので、割と早い段階で「現実的じゃないよね」という話をしてあきらめていました。僕は、若い頃には『ペケ×ポン』、今では『全力!脱力タイムズ』で、有田さんにはとてもお世話になっていたこともあり、日置が「有田さんに出ていただきたい」と言っていたことが、頭の片隅にずっと残っていたんです。確かに有田さんは、あえて賞レースと距離を置いていましたが、出場する漫才師の皆さんにとっても、視聴者にとっても待望の人選だろうと思ったので、松本人志さんが活動休止されたこともあり、今回は思い切ってお願いしました。有田さんは、かなり熟慮されたようですが、最終的には、「フジテレビさんも困ってらっしゃるでしょうから」ということで、快諾いただきました(笑)。何より良かったのは、出場者の漫才師さんたちがSNSなどで「有田さんにネタを見てほしいから、(グランプリ)ファイナルに残りたい」というコメントを出してくださったり、視聴者の方々の反応も「有田がいたか!」などと、ものすごくポジティブだったこと。僕らが選んだっていうのは非常におこがましい話で、有田さんには本当にもう感謝しかないですね。――スペシャルサポーターの博多華丸・大吉さんについて日置決して松本さんの代わりということではないのですが、有田さんおひとりが加わるという形になると、いろんな見え方をされてしまう。そこで、現役で寄席に出られている方でなおかつ漫才師からもリスペクトされ、漫才師に対してリスペクトのある方、そして、『THE MANZAI』というフジテレビの賞レースで優勝されて、今もなお漫才を一生懸命やられている方というところで、華大さんしかいないなと。大吉さんは『M-1(グランプリ)』の審査員も務めてらっしゃるので、『M-1』のイメージは強いかなと思いつつ、華丸さんは賞レースの番組には今まで絶対出てこられていない、というところも決め手になりました。賞レースで華丸さんがどんなコメントをするのか、ちょっと聞いてみたいというところも含めて、華大さんであれば、有田さんとはまた違う目線で漫才のことをしゃべっていただけるのではないかと。石川日置も言っていた通り、華丸さんも有田さんと同じように、これまで賞レースには出演されてこなかったのですが、華丸さんは「『THE MANZAI』が自分たちにとっての『THE SECOND』だった」とおっしゃってくださって。ご自身が出ることで、ベテラン漫才師の方たちの励みになり、恩返しになれば、という思いで、おそらくオファーを受けてくださったのかなと感じました。一方の大吉さんは“『THE MANZAI』王者”という称号や、フジテレビと華丸・大吉の縁が生かされるのであればということで、受けてくださったのだと思います。――東野さんと有田さん、華大のおふたりとの掛け合いというのもレアですね。日置そうですね。特に有田さんと東野さんって、あんまり組み合わせとして見たことない…。石川ネットの反応も、すごく新鮮だっていう声が多いです。――第2回をやるというのは、どれくらい前から決まっていた?日置僕らの知らないところで、港(浩一)さんが社長会見で「来年もやります」とおっしゃっていて、来年もやるんだと(笑)。石川港さんは「決定じゃないけど宣言です」と(笑)。日置なので、やるんだろうなと思ってましたが、正直言うと、どういう形になるかは、なかなか着地できなかったんですよ、放送日も、放送時間も。ですから去年と同じ4時間10分という尺に落ち着いたというのが、僕としてはすごくうれしかったです。結局、この放送尺に落ち着いたのが3月くらいでしたかね。石川アサヒビールさんに冠スポンサーについていただけることになり、それによって、われわれが希望していた4時間10分という放送尺に確定しました。そこでスタッフの士気は一気に上がりました。本当に大感謝ですが。日置選考会をやっている頃は、放送時間が何時間になるかも決まっていませんでしたからね。――去年と比べて変えたところ?日置すごく細かいことになりますが、去年やったものの完璧版を作りましょうということを、全スタッフに最初に言いました。細かいところを直して100点になるのが、今回だと。去年は、思っていた以上に結果としていい感じでしたが、とはいえ、各セクション、あそこのカメラはもっとああしたかったとか、CGのスタッフが「あそこはもっとこだわりたかった」とか、そういうものをみんなとディスカッションして、ブラッシュアップしていきました去年のひな形はできているので、そこを、いかに100点にしていくか…という作業に力を注ぎました。――去年のノックアウトステージの審査は、1組の漫才を見終わるごとに採点する方式でしたが、今年は先攻・後攻2組の漫才が終わってから採点する、という形に変わりました。日置去年、かなりの確率で先攻が負けることが多かったんですね。それはずっと僕らの中でも気になっていて。結局、後攻有利の大会・システムじゃないかとなってしまったら、勝者の人にも申し訳ないなと。そこで、2組が終わってから採点する方式に変えたわけですけど、先攻の勝率が上がったというプラスの部分もありつつ、接戦は減ったかなというのはありますね。ただ、平均点は間違いなく上がりましたし、様子見で(3点満点中の)2点を押す人が減ったという印象があります。もちろん僕らとしては、接戦が毎回ある方がうれしいんですけど、先攻が勝ちやすくなったという意味では、出てる漫才師さんにとってはプラスなんじゃないかなという風に僕は捉えています。石川また、改善という意味では、1組2000円のエントリーフィーを、今回から廃止しました。去年の打ち上げの時に、ファイナリストの皆さんから「自分たちが2000円払うっていうのはどうなんだ」と詰め寄られまして(笑)。最後のあいさつで「じゃあ、エントリーフィーをなくしましょう!」と僕が皆さんに宣言してしまったんです。確定ではなかったのですが、たしかにベテランの方に2000円を払ってもらうのも失礼な話だなと気になっていましたので。そのかいあってか、今回、ザ・ぼんちさんのような方にも出ていただけたので、エントリーフィーをなくしたことで、裾野が広がったのかなと。――有田さんの肩書である「ハイパーゼネラルマネジャー」という名称はどうやって決まりましたか。石川有田さんと打ち合わせをして、あうんの呼吸で決まったんじゃないでしょうか(笑)。3回くらいディスカッションしたのですが、有田さんが「ハイパーゼネラルマネージャー」という肩書を、本心ではどう思ってらっしゃるのか…、それは生放送でのお楽しみで。私も実際に有田さんがどう受け取られているのか、全くわかりませんので(笑)。――東京ダイナマイトのハチミツ二郎さんのnoteでは、選考会に出場するにあたって、舞台を整えてくれて感謝しているという旨の記載がありました。その後、最終的に、この大会に出ることで漫才師としてひとつの区切りをつけられましたが、そのあたりはどのように考えていらっしゃいますか?日置そういう事態を想定していなかったのですが、あの(「開幕戦ノックアウトステージ32→16)で披露した)漫才が、東京ダイナマイトさんにとってひと区切りだったということ、その舞台として『THE SECOND』をお2人が選んでくださったことに関しては、自分の中でもすごく感慨深いというか、より身が引き締まる思いがしました。昔、島田紳助さんが「M-1は芸人をあきらめさせる大会でもあるんだ」ということをおっしゃってましたけど、この大会はできれば「あきらめる」ではなく、より長く漫才を続けてもらうための大会にしたいと思っています。そういう意味では、いろんな人の人生やストーリーが描かれる大会ともいえるわけで、一旦ここで区切りをつけるという東京ダイナマイトさんの決断も、またひとつの物語なのかなと、改めて思いました。やっぱり出ていただけるからには、ベストな状態でやっていただきたいなというのは、石川さんとも話していました。そういう中で、車椅子で来る方がいるならば、われわれはスロープも作りますし、トークの時に立つのが大変なのであれば、椅子を用意して…と、作り手が演者に合わせていくっていうのが、『THE SECOND』のスタイルだと思っています。――ほかの賞レースで名物になっている敗者復活をやらない理由について。日置システム上できないんですよね。グランプリファイナルで1組分空けるとなると、8ブロックのうち、1ブロック減らすということになりますよね。1ブロック減らすということは、開幕戦の出場者が32組から28組へと大幅に減ってしまう。それに、『M-1』と違って一応毎年エントリーできて、卒業というものがないので、「今年はくじ運が悪かったけど、来年また勝負しよう」という風に臨んでいただきたい、そういった理由から敗者復活は設けていない、という考え方です。――音楽もかなり注目された部分であると思いますが、今年もその辺りはこだわって?日置基本は前回と変えないつもりです。去年と同じ出囃子、同じテーマ曲でいこうというのが決まっていますので、これが定番化していくのがベストだと思っています。――THE YELLOW MONKEY「バラ色の日々」を選曲された理由?日置歌詞が、“セカンドチャンスに懸ける漫才師の大会”という部分にすごくマッチしているなというのが一番でした。聴く人によって、そのストーリーがちょっとずつ違うように聞こえるというところと、あとはすごくメロウな部分とアップテンポな部分が2つ入っているので、どこでかけても気持ちいい、というのが選んだ理由です。
2024年05月13日元お笑いコンビ・ANZEN漫才で、解散後はひょうたんアーティスト芸人として活躍するあらぽん(38)が8日、自身のXを更新。NHK Eテレの人気幼児番組『おかあさんといっしょ』で放送中の人形劇『ファンターネ!』に登場するひょうたんのキャラクター「やころ」を“ひょうたんアート”で再現したことを明かし、写真をアップした。やころは、3歳10ヶ月のひょうたんの子ども。8にんきょうだいの末っ子で、きょうだいで薬屋を営んでいる。物語にはほか、カッパの女の子・みもも、ライオンの男の子・ルチータらが登場し、個性豊かなキャラクターたちを通して、さまざまなものの考え方や捉え方があることなどを伝えている。「すべてひょうたんで作った」というやころに、ファンからは「あらぽんのセンス素敵」「これは子どもが喜びますね」「めちゃくちゃ可愛いー」「クオリティーがすごいね」「やころは8人きょうだいなので、是非あと7人もおねがいしたいです」など、見事な出来栄えを称賛するコメントが多数寄せられている。
2024年05月09日いつも飄々と、でも思慮深い雰囲気も漂わせながら笑いを繰り出してくる、漫才コンビ〈ナイツ〉のボケ担当、塙宣之さん。実は塙さんは芸人とは別に、漫才協会の会長という肩書をお持ちです。え、塙さんって実はすごく偉い人…?――塙さんは、マセキ芸能社という芸能事務所に所属しながら漫才協会にも所属していますが、漫才協会ってどんな団体なんですか?塙宣之さん(以下、塙):ねぇ…、どういう団体なんですかね(笑)。漫才協会は、漫才好きの親睦会というか、文化として漫才を残していこうっていう有志の集まりみたいなものです。どなたかが「東京にも漫才専用の劇場を作ろう」と音頭を取り、1935年に帝都漫才組合というものを作ったのが始まり。その後いろいろありまして、1955年に漫才研究会が発足、後日漫才協団に改称し、2005年に現在の漫才協会という名前になりました。――長い歴史があるんですね。塙:そうですね。で、浅草に浅草フランス座演芸場東洋館という“いろもの寄席”を連日開催する演芸場がありまして、漫才協会に所属すると、そこの舞台に立てるんです。なので漫才協会は、東洋館に出る人たちをまとめている組織、ともいえます。――ナイツはいつから所属してるんですか?塙:2001年にマセキ芸能社に入ったときに、会長から「浅草に行け」と言われたんですよ。――浅草の笑いにご興味が?塙:ないですないです。ていうか、浅草に演芸場があることすら知りませんでした。テレビに出ることしか考えてませんから、選択肢にすら入ってなかった。――なぜ会長は、ナイツを浅草に行かせたんですかね?塙:会長は、浅草でスターを作りたかったんですよね。昔浅草って、今の渋谷みたいに賑やかで、スターがどんどん生まれてた。それをもう一度やりたかったんです。だから会長は、バカリズムさんにもいとうあさこさんにも、「浅草に行ってくれよ」って声をかけたらしいんですけど、「いえ、テレビがいいです」ってずーっと断られていた、と。もちろん僕らも「いやです」って言ったんですけど、なぜか「駄目だ、行け」って(笑)。――反発しました?塙:しましたし、腐ってましたよ。最初は「やめたい、やりたくねぇ」とか文句ばっかり言ってました。で、東洋館に出るには漫才協会に入らなきゃいけなくて、当時は漫才協会に入るには誰かの弟子にならなきゃいけなかった。それで内海桂子に弟子入りしたんです。でも思っていた師匠と弟子の関係性と違って、別に鞄持ちや住み込みといったこともなく、他の師匠たちも優しくて。今思うとすごく守られていた感じはありますね。――不本意な形で浅草に行った塙さんが、昨年漫才協会の会長になり、今回映画『漫才協会 THE MOVIE~舞台の上の懲りない面々~』の監督まで務められた。これまたどんな心境の変化が…?塙:“浅草の漫才”という文化がなくなっちゃうのはいやだなっていうのはありますね。僕は相撲が好きなんですが、今でも江戸時代と変わらない形でやっている、あの様式美が好きなんです。浅草の漫才にも同じ様式美を感じます。それを僕らの時代でなくしてしまうのはいやなんです。僕らの少し上の世代から、お笑いをやりたいならまずNSCなどの養成所に入るのが当たり前になったので、師匠に弟子入りする人がもういない。そうすると、師弟制度で成り立っていた劇場は、出る人が本当に誰もいなくなってしまうわけです。でも、70歳くらいの漫才師がいっぱい出る劇場があることって、たぶん大事なことだと思うんですよ。そのためには僕ら世代を増やしていくのが一番いい。だからハマカーンとか磁石、三拍子を誘って、協会に入ってもらったんですよね。――ということは、好きなんですね、東洋館や漫才協会が。塙:そう、僕は好きなんです。僕らが入った頃の、たくさんいる師匠を若手がいじったりして、その雰囲気がすごく好きだった。あと、今は僕らも運良くテレビとか出ていますけれど、いつ何が起こるかわからないのもわかっていますし、いろんな苦しさもわかる。35歳くらいになると、ライブに出るのもおじさん扱いされたりして、やりづらくなるんですよね。そういうときに、東洋館に出てネタができるってすごくいいと思う。居場所があるって大事ですよね。僕20代の頃から「漫才協会入りなよ」っていろんな芸人に言ってたんです、半分ギャグで。当時は「誰が入るか!」みたいなリアクションだったんですけど、30代になると「入ろうかなぁ」になり、40代では入ってますからね(笑)。若いときはみんな、テレビで冠番組が取れると思って頑張りますけれど、そんなに世界は甘くない。でもお笑いが好きで、ずっとネタを作り続けている仲間たちのためにも、いろいろできる場所として東洋館は存在し続けてほしいと思う。――いわゆるお笑い好き以外にとって、お笑い=テレビだと思うんです。でも映画を拝見し、お笑いには舞台というフィールドがあることを改めて認識させられました。塙:今テレビのバラエティって、ネタ番組と、面白いリアクションが求められるタイプの番組があって、後者では〈作家が考えた笑い〉を面白く作り上げられる芸人が重宝されます。一方で、作家が考えた笑いを面白く作れない芸人も結構いるんです。今のテレビには芸人より優れた作家がたくさんいるから、すべてを自分たちで…という芸人には正直席がない。でも、舞台でやる漫才やコントは、誰かに「こうしろ」とか言われることなく、自分たちだけで好きに作れる。そういう意味でも、劇場は大事なんです。もちろん、テレビと劇場、どっちが上でどっちが下、みたいなものはないですけれど。――舞台は芸人にとって原点的なものなんですかね。塙:そう、そうなんじゃないですかね。MCやってたり、ひな壇で大活躍している芸人も、ほとんど全員がネタを作ってライブで披露するってところから始まってるわけですから。(ビート)たけしさんだってそうですからね。『漫才協会 THE MOVIE~舞台の上の懲りない面々~』。漫才や曲芸など落語以外の芸が見られる寄席を連日開催する、浅草の東洋館。そこに出演する漫才協会所属の芸人の魅力や悲喜こもごもに迫ったドキュメンタリー映画。監督は塙宣之(ナイツ)、ナレーションを小泉今日子、土屋伸之(ナイツ)、エンディングテーマはザ・ハイロウズが担当。現在、大好評公開中。はなわ・のぶゆき1978年3月27日生まれ、千葉県出身。2000年に土屋伸之と漫才コンビ〈ナイツ〉を結成。内海桂子の弟子として活動。’07年に最年少で漫才協会の理事、’23年には会長に就任。第39回浅草芸能大賞 大賞受賞。文筆家や俳優としても活躍しており、ドラマ『警視庁・捜査一課長』シリーズの奥野親道役でもおなじみ。※『anan』2024年3月13日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)(by anan編集部)
2024年03月09日いよいよ12月24日に迫った日本一の漫才師を決める大会「M-1グランプリ2023」(以下、「M-1」)。2001年のスタート当初のエントリー数は1603組だったが、年を追うごとに増えていき、一旦終了する2010年には4835組に。2015年に復活してからもその勢いは止まらず、今年は昨年の7261組から約1300組も増えて8540組となり、過去最高を大幅に更新した。エントリー総数が増えるに従って、漫才師たちの争いも苛烈を極めていく。決勝までに1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝が行われるが、なかでも最もハードルが高いとされているのが準々決勝。今年は準々決勝に進んだ123組のうち、ストレートに準決勝に進出したのはわずか30組。ふるいにかけられて約4分の3が涙をのんだ。準々決勝で敗れた芸人の中には、ヨネダ2000、インディアンス、からし蓮根といった過去のファイナリストの姿もあり、競争が激化していることがうかがえる。このように求められるレベルが年々あがるなか、それでもエントリー総数はうなぎ昇りに増えており、M-1の牽引力はとどまることを知らない。その背景に何があるのか、お笑い評論家のラリー遠田氏に話を聞いた。M-1のエントリー数は、マヂカルラブリーが優勝した2020年から、毎年1000組近く増え続けている。ラリー氏は「影響力が大きいからこそ、出たいと思う人が増えている」とした上で、ある即席ユニットの飛躍をあげる。「2020年にピン芸人同士の即席ユニットである『おいでやすこが』が準優勝して、それがきっかけでおいでやす小田さんと、こがけんさんという2人のピン芸人がブレイクしました。これがきっかけになって、M-1のために即席ユニットを組んで漫才をやる芸人が増えたのではないでしょうか。また、昔は“漫才は漫才師、コントはコント師”というふうに専門分野が分かれていることが多かったのですが、最近はロングコートダディや男性ブランコなど、どちらかというとコントをメインにやっていた芸人もM-1のために漫才をやるようになっています。その中には決勝に行くような人も出てきていて、出場者の層が厚くなっています」2006年に女性2人組のアマチュア漫才師「変ホ長調」が決勝に進出したが、今年も東大生と早大生によるコンビ「ナユタ」が準々決勝で大きな注目を集めるなど、アマチュア漫才師が台頭している。「おそらくM-1ではアマチュアの参加者もものすごく増えているはずです。ラランドは、ツッコミのニシダさんが大学生だったときに準決勝まで進出して大きな話題になりました。最近では大学のお笑いサークル同士の対抗戦や大学生のお笑いコンテストがあって、“学生芸人”の世界が盛り上がっています。私も大学生のお笑いコンテストに審査員として招かれたこともありますが、今の学生芸人は本当にレベルが高いです。会社に就職していて、平日は普通に仕事をして、土日祝日はお笑いライブに出る、という“社会人芸人”も多いですね」学生芸人のレベルが上がる背景にはテクノロジーの進化も影響しているようだ。「昔は情報がないのでお笑いを学ぶこともなかなかできなかったのですが、今はYouTubeなどでネタ動画やネタの作り方はいくらでも学べるようになりました。そうやって学んだ上で人前でネタをやってコツをつかんでいけば、だんだん上手くなっていくんです」アマチュアからプロまであらゆる芸人がこぞって参加するなど、空前の“漫才ブーム”ともいえる昨今のお笑い界。しかし、ツービートや島田紳助・松本竜介らが活躍した1980年代前半の漫才ブームが終了して以降、漫才にとっては冬の時代が続いた。ブームは終わるのが常ではあるが、ラリー氏はM-1を中心とする今の漫才ブームは「今のところ終わる理由がない」という。「M-1が漫才の世界を盛り上げているという側面はあるので、M-1が終わったらブームは一段落するかもしれません。しかし、今のところ終わらせる理由がないですよね。視聴率は取れているし、世間の注目度も高いし、M-1のおかげで芸人が育っていくという面もある。ザ・ドリフターズ、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるずなど、かつて一時代を築いた芸人たちは、みんなテレビでコント番組をやっていました。漫才は2人の芸人が舞台に立ってしゃべるだけという地味な芸なので、本来はテレビにあまり向いてなかったのです。だから、M-1が始まった2001年の時点では、漫才は時代に取り残されて忘れられた文化でした。M-1ができたことで、そこから新しい漫才の歴史が始まったんです」エントリー総数は増えても、王者に輝くのは1年に1組だけ。最後にラリー氏は言う。「裾野が広がっていますが、決勝には毎年10組しか行けないですし、競争は激しくなるばかりですよね。結果的に、漫才がどんどん発展していく時代になっていると思います」果たして、8540分の1の座を掴み取る漫才師は――。
2023年12月17日2023年12月5日、お笑いタレントのみやぞんさんと、あらぽんさんによる、お笑いコンビ『ANZEN漫才』が、2024年3月31日をもって解散することが発表されました。2人が所属する事務所『浅井企画』によると、みやぞんさんは2023年12月31日をもって同事務所を退所し、フリーで活動していくことになるといいます。みやぞん及びANZEN漫才に関するご報告この度、みやぞんは2023年12月31日をもちまして弊社を退所、ANZEN漫才は2024年3月31日をもちまして解散いたします。これまでANZEN漫才を応援してくださったファンの皆様、そしてご支援いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げますとともに、突然のご報告となりましたことをお詫び申し上げます。みやぞん本人より「会社を離れて自分の力で色んなことにチャレンジしていきたい」との申し出があり、本人との話し合いを重ねた結果、みやぞんはフリーで活動していくこととなりました。また、みやぞん退所に伴い、今後の個人およびコンビでの活動について話し合いを重ねた結果、ANZEN漫才は解散することとなりました。あらぽんは引き続き弊社に所属し、タレント活動を続けてまいります。弊社としましては、新たな目標に向かって前進するみやぞんとあらぽんのさらなる飛躍を願い、活動を応援していく所存です。改めまして、これまでANZEN漫才を応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます。これから別々の道を歩むことになりますが、みやぞん、あらぽんへの変わらぬご支援とご声援をいただけますと幸いに存じます。浅井企画ーより引用東京都足立区生まれの幼馴染同士でもある、みやぞんさんとあらぽんさん。2009年に結成された同コンビは、みやぞんさんがギターの弾き語り、あらぽんさんがラップを披露するなどの『歌ネタ』が人気でした。みやぞんさんは、事務所の発表と同時に自身のX(Twitter)を更新し、「幼馴染のあらぽんとはこれからも親友です」とつづっています。浅井企画の皆さんへは感謝の気持ちでいっぱいです!幼馴染みのあらぽんとはこれからも親友です!ファンの皆さん、これからもあらぽんと僕を応援よろしくお願いいたします! pic.twitter.com/b9tdmsyLO4 — みやぞん (@anzenmiyazon) December 5, 2023 『ANZEN漫才』解散のニュースに、ネット上では、「驚いた。2人の門出に拍手!」「解散は残念ですが、これからも応援します」などエールの声が寄せられています。コンビではなくなっても、2人の友情はこれからも続いていくことでしょう。みやぞんさんとあらぽんさんの新たな挑戦を、多くの人が応援しています![文・構成/grape編集部]
2023年12月05日クリスマス・イブに行われる決勝に向けて、予選が進められている『M-1グランプリ2023』。磨きをかけた多種多様な漫才が披露されるなか、とあるコンビのネタが波紋を呼んでいる。問題となっているのは、吉本興業所属の「ゆかいな議事録」が11月8日に東京で行われた3回戦にて披露したネタ。さまざまな政治家の選挙活動を手伝った経験もあり、趣味が選挙だというボケ担当・山本期日前(30)が「韓国の政治家って自分の支持率が下がると、すぐ反日に転じるじゃないですか」と切り出すところから始まる。「自分がピンチのときに、相手の怒りをより嫌いなものにそむけさせたら回避できるのでは」とフリ、「日本人の8割が中国を嫌っている」という内閣府のデータがあるとした上で、相手の怒りを中国に向けさせるというネタを披露していく。まず、肩と肩がぶつかり言い合いになるというシチュエーションで、相方の長島聡之(31)が喧嘩をふっかけると、日本の水産業者に紛した山本が「今、経営が傾いていて」と吐露。福島第一原発の処理水を放出した影響で、中国が日本からの海産物を輸入禁止にしたが、中国の漁船が日本の海で密猟していると主張すると、長島も「あいつらドラえもんだけじゃなくて魚もパクってんのかよ」とツッコミ。そして山本は「それでもあなたは日本人の僕を殴れますか」と問いかけ、長島は「完璧だな!おい!」と返していた。続いて、携帯の中身を見られたカップルの喧嘩というシチュエーションでは、山本が、「SNSの情報が国に見られている」とし、「やってること、中国と同じですよ」と発言。それに「あんな奴らと一緒にしないで」と長島がツッコむと、山本が「習近平!習近平!ごめんなさいは?」と謝罪を要求するという流れ。その後も飲食店でのクレーム回避術として、食べ物に髪の毛が入っていたことを指摘されると山本は「中国だと肉まんにダンボール入ってました」と返答。「汚いと言えば、容姿がPM2.5」「顔面黄砂」と長島の見た目を揶揄し、長島も「チャイニーズルッキズムやめろ」と応戦する場面も。最後は、長島島に話すのを制止された山本が「あなた今、私の言論の自由を奪ってきましたよね。彼こそが中華人民共和国です」と言い放ち、「もういいよ」と終わっていた。終始、中国を揶揄するようなネタを披露し続けたゆかいな議事録。YouTubeにアップされているネタ動画のコメント欄では《ゆかいな議事録、俺は好きよ》《ゆかいな議事録売れてほしい!!》と評価する声も。ただ一方的に中国を批判するような内容に批判の声が集まっていた。《ゆかいな議事録は流石に笑えない》《ふゆかいな議事録、やってる事は政治風刺というよりヘイトスピーチだな》《ゆかいな議事録、純粋にネタとして全く面白くないことはさておきやってること普通にヘイトスピーチだし、これを良しとして動画化するM1運営にも管理責任あるだろ》《「日本人の僕を殴れますか?」→日本人でなければ殴ってもいい→人種に基づく暴力行為の肯定→レイシズム普通にヤバない?お笑いの舞台をヘイトスピーチに利用してもお咎めなし?》
2023年11月16日「6年間交際した恋人に浮気をされて別れました。復讐したいのですが、どうすればいいですか」お笑いコンビ『ANZEN漫才』の、みやぞんさんのもとに届いたのは、このような恋愛相談。2023年10月22日、みやぞんさんは、相談者に向けてX(Twitter)上で、自分なりのアドバイスを投稿しました。その内容に、多くの人から反響が上がっています。みやぞん、浮気をされた人に「復讐はしないで」相談者はきっと、交際相手に裏切られたと感じ、心がとても傷付いたために、復讐をしようと思ったのでしょう。どんな理由があろうと、交際中なのであれば、2人の間にある『約束』は守るべきです。もし話し合いもなしに裏切られたら「許せない」という感情が湧いてくるのは当然といえます。しかし、みやぞんさんは相談者に「復讐はしないでください」とハッキリと伝えました。6年付き合った彼に浮気され別れましたが復讐したいと相談きたんで答えます!まず復讐はしないでください。自分に帰ってくるからね!愛してる人が浮気して離れたいなら幸せになんなよって行かしてあげな!そんな素敵なあなたはもっと良い人が来ます。過去振り返ってみて、次付き合う人のが大概良いよ!— みやぞん (@anzenmiyazon) October 22, 2023 みやぞんさんは「復讐は巡り巡って自分に返ってくるため、復讐はせず『そっちで幸せになりなよ』というくらいの気持ちで、相手と離れたらいい」とアドバイス。そして、そんな素敵な相談者には「もっと相性がいい人との縁がある」と、みやぞんさんは伝えたのです!相手に復讐をすれば、一時的に心はスッキリするかもしれませんが、決してポジティブな感情は生まれないでしょう。「『幸せになりな』といえるくらい、自分は素敵な人なんだ」と立ち上がったほうが、自分にとってプラスになると、みやぞんさんはいいたかったのかもしれません。投稿は瞬く間に拡散され、さまざまなコメントが寄せられました。・めっちゃいいアドバイスですね。切り替えて次に行くほうが絶対にいいと思う。・復讐は何も生まないからね。素敵な考え方に惚れました。・正しいと思う。自分を傷付けた相手にエネルギーを使うくらいなら、次への糧にしたほうがいい!・みやぞんの言葉に救われた。発言の深さがすごい。もちろん心に残った傷は、簡単に癒えるものではないでしょう。相談者は、現時点では前向きになれない状況なのかもしれません。それでも、相談者に寄り添いながら、ポジティブな方向へ導こうとする、みやぞんさんの言葉は、きっと多くの人の心に響いたはずです。[文・構成/grape編集部]
2023年10月22日会社や学校などで、人間関係に悩む人は少なくありません。自分にとって苦手な人が近くにいるだけで、気分が落ち込んでしまうこともあるでしょう。みやぞん流『苦手な人がいる時の対処法』お笑いコンビ『ANZEN漫才』の、みやぞんさんは、2023年10月1日にX(Twitter)を更新。ファンから寄せられた、苦手な人に関する相談への回答が、多くの注目を集めています。みやぞんさんは、苦手な人がいた場合、「無理に相手のいいところを探そうとしなくていい」といいます。相談きたので!やな奴の良い所探さなくて良いからね!やな奴ってわかったら、すぐ離れてね!すぐ離れられない相手なら離れると決めればゆっくりだけど離れていきます!貴方は強い大丈夫!— みやぞん (@anzenmiyazon) October 1, 2023 「自分が苦手だと感じた人とは、すぐに離れたほうがいい」という、みやぞんさん。すぐには難しくても、自分の中で「離れる」という意思を持つことで、徐々に離れていくとして、自身の考えをつづっています。みやぞんさんの考え方に、共感した人から「グッときた」「とても心強い言葉」など、多くのコメントが寄せられていました。・まさにその通りですね!これが幸せへの一番の近道だと思います。・めっちゃ刺さる言葉。心が軽くなりました。・みやぞんさんからいわれると、説得力がありますね!集団の中で生活をしていると、性格や価値観が、どうしても合わない人と出会うこともあります。無理をして、苦手な人と関わろうとしても、かえって気疲れをしたり、ストレスの原因になったりしてしまうことも。そんな時は、みやぞんさんの言葉を思い出して、少しでも自分の気が楽になる道を選んでいきたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年10月02日きょう26日に大阪で開催された漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2023』1回戦に、今大会最年少となるコンビが登場した。○■5歳の双子コンビ・とうはるが『M-1』登場8月1日からスタートした『M-1グランプリ2023』1回戦はいよいよラストスパート。今大会最年少となる、2018年1月9日生まれ・5歳の双子コンビ「とうはる」が登場し、幼稚園生活をネタにした漫才を披露した。とうはるは大阪府出身で松竹芸能所属。2人の母は、「家で芸人さんのモノマネをよくしていたので、2人で漫才やってみたら? と勧めた」と出場のきっかけを明かしている。2人は錦鯉のファンだという。とうはるは、今年新設された、小学生以下のメンバーのみで構成された組の中から特に印象に残った漫才師に贈られる「ナイスキッズ賞」に選ばれる可能性も。「ナイスキッズ賞」は、1回戦の全日程終了後に発表され、1回戦の結果は本日20時前後に公式サイトで発表される。○■とうはるコメント――緊張しましたか?斗聖:緊張しなかった。陽聖:緊張しなかった。――緊張しなかったの? いつも?斗聖:いつもしない。陽聖:いつもしない。――なんで『M-1』に出ようと思ったの?斗聖:それはわからん。陽聖:それはわからん。――出たいなという気持ちはあった?斗聖:あった。陽聖:あった。――練習はいっぱいした?斗聖:いっぱい練習した。陽聖:いっぱい練習した。――2回戦に進める自信はある?斗聖:ある。陽聖:うん。
2023年09月26日熊本県のマスコットキャラクター・くまモンが、きょう26日に大阪で開催された漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2023』1回戦に登場した。○■くまモン隊、『M-1グランプリ2023』参戦8月1日からスタートした『M-1グランプリ2023』1回戦はいよいよラストスパート。くまモンは、“くまモン隊のお姉さん”とコンビを組み、コンビ名「くまモン隊」で初出場を果たした。漫才のテーマは熊本と大阪の違うところ。キレッキレの動きで会場を大いに湧かせた。「くまモン隊」の結果は、20時前後に公式サイトで発表される。○■くまモン隊コメント――今日の出来はいかがですか?くまモン:がんばったモーン!お姉さん:がんばったもんね!――出場しようと思ったきっかけは?くまモン :みんなを笑顔にするためだモーン!お姉さん:笑いには人を笑顔にする力があると思って頑張ったんだもんね!くまモン :熊本は復興で今頑張ってるもんね、だから、みんなを笑顔にするためにがんばったモン!――2回戦に進出する自信は?くまモン :ばっちり!――2回戦のネタは?くまモン :バッチリ用意してるって!――目標は?くまモン :アレをめざしてがまだすモン!
2023年09月26日タレントの伊集院光、お笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんが、29日(22:00〜)に配信されるABEMAのバラエティ番組『石橋貴明 お礼参り THE WORLD 4週ぶち抜きSP』に出演する。同番組は、石橋貴明と豪華ゲストの様々な「感謝」にまつわるエピソードを、“お礼参り”と題してお届けする全4回のバラエティ番組。今回は、みやぞんが、芸能界で活躍するきっかけを作ってくれた石橋と伊集院へ、“感謝の接待ツアー”をプレゼントする。みやぞんが「芸能界で長く生き残るにはどうしたらいいですか?」と相談すると、石橋は「“長く生きていくこと”を目標にしたら、ダメなんじゃないの?」と口を開き、とんねるずが長年愛されている秘訣を真剣に回答。すると、話を聞いていた伊集院が「ちょっと酔っぱらっているので、変なこと言ってるかもしれない……」と切り出し、現在の若手芸人に対する本音を吐露。石橋も「俺も、『そのやり方は違うんじゃない?』と思ってる」と頷く。果たして、2人が若手芸人に抱く思いとは。また、自身が目指してきた“芸人としての立ち位置”について、石橋は「(木梨)憲武がどう思ってたか分からないけど、俺は“エースで4番バッター”じゃないと嫌だった」と断言。伊集院も「“2番バッター”として、場のつなぎに徹しようと思っていた」と野球にたとえ、みやぞんに“芸能界を生き抜いてきた極意”を説く。そのほかにも、「お笑いは団体芸? 個人芸?」「漫才やコントは“お笑いスクール”で学べるもの?」「テレビはこの先どうなる?」「50歳を超えたら、趣味を楽しむのは難しい?」など大いに語り尽くす。
2023年06月29日お笑いコンビ『ANZEN漫才』の、みやぞんさんが、2023年6月11日放送のバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演。番組内で伝えた、働く人へのメッセージに感動する人が続出しています。この日の放送では、カンボジアの『幻の遺跡』とも呼ばれる、コーケー遺跡を訪れたみやぞんさん。巨大ピラミッドをのぼった頂上で、突然スタッフから「王様になった気分でひと言」と無茶ぶりをされます。ピラミッドの頂上から、『みやぞん王』は何を伝えたのでしょうか…。みやぞんが伝えた、働く人へのメッセージ「民よ!高いところからすみません」と、王にしてはずいぶんと低姿勢で話しだした、みやぞんさん。続けて、こう呼びかけました。働きすぎに気を付けてください。木金土日休みにします!月火水だけ頑張って!王になったみやぞんさんは、働きすぎないように注意を呼びかけ、週休4日制を実現したいようです。スタッフが「王になったらそれをいいたいのか」と問いかけると、みやぞんさんは「僕はいいたい」と答え、と答え、その理由についてこう語りました。みんな頑張りすぎてだめになってる。笑顔になれない時って、キャパを超えております。ちゃんとした休みをとり睡眠をとって、心も「はぁ~また頑張るぞ」っていう。時間がなさすぎるんですよ。世界の果てまでイッテQ!ーより引用さらに、そういった状況では「自分の好きなことも何をやりたいのかも分からなくなってしまう」と熱く語るみやぞんさん。一方で、自分の夢については「考え中ですね」と答え、自身もやりたいことが分からなくなっていることを明かし、笑いを誘いました。みやぞんさんの優しいメッセージに、スタジオからは感心の声が上がり、番組の視聴者からも共感の声が寄せられています。・素晴らしいことをいってくれた…。今すぐみやぞんを王にしたい。・月火水だけ働いて、4日休みにしてくれたらみんなハッピーになれる!・ジーンとした、仕事がうまくいっていない時ほどこういうのが刺さる。・みやぞんこそ頑張りすぎだから休んで。仕事や勉強を頑張ることも大切ですが、目的を見失うほど疲弊してしまっては本末転倒です。みやぞんさんのいうように、十分な休息をとって心身健康でいることで、頑張る気力がわいてくるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年06月14日品川ヒロシ原作の『漫才ギャング』。悩める漫才師と元ギャングの出会いから始まる物語は、2011 年に品 川自ら監督を務め、佐藤隆太と上地雄輔の W 主演で映画化された。初の舞台化となる今回、主演を務 めるのは馬場良馬と菅田琳寧(7 MEN 侍)。脚本・岩崎う大(かもめんたる)、演出・マギーがタッグを組 み、夏目愛海、富田麻帆、木村優良、碕理人、大崎捺希、もりももこ、児玉智洋(サルゴリラ)、宮下雄也、 坂田聡といった個性あふれるキャストが集結している。 5 月 4 日からスタートする公演に先駆け、ゲネプ ロと囲み取材が行われた。物語は、相方の石井(児玉智洋)にコンビ解散を言い渡された漫才師・黒沢飛夫(馬場良馬)がひょんなことからツッコミの才能を持つ元ギャング・鬼塚龍平(菅田琳寧)と出会うことから始まる。馬場はお笑いへの情熱を全身で表現し、龍平にはもちろん観客にも「漫才って面白い」と思わせてくれる。必死なまでの漫才への想いに惹きつけられ、自然と応援したくなる主人公を演じている。もう一人の主人公を演じる菅田は、漫才の楽しさを知って柔和になっていく龍平の変化、ヤンキー感とまっすぐでピュアな一面のギャップを魅力的に見せる。漫才以外のシーンも掛け合いのテンポが心地良い。お互いをリスペクトし合い、ひたむきに笑いに取り組む姿勢を見ているうちに、すっかり彼らのファンになってしまう。そんな二人を応援する龍平の妹・千波(夏目愛海)、友人・トラキチ(木村優良)やマヤ(富田麻帆)との和気藹々としたやり取りも微笑ましい。飛夫を厳しくもあたたかく見守る横山マネージャー(もりももこ)、借金取りの金井(宮下雄也)と河原(坂田聡)といった人々もインパクト大。飛夫と龍平の化学反応が周囲を変えていく様子が眩しい。龍平の前に立ちはだかるスカルキッズの佐山(碕理人)と城川(大崎捺希)は、シリアスなシーンを担いながら笑いもしっかり取っている。一人ひとりが原作に負けず劣らずの魅力と個性を放っており、舞台版ならではのストーリーに引き込まれた。囲み取材には演出のマギーと馬場良馬・菅田琳寧が登壇。開幕を迎えるにあたっての気持ちを尋ねられると、馬場は「舞台は全部そうですが、この作品はお客様の笑い声があって完成するんだろうと感じます。明日から、お客様のレスポンスや笑い声が組み合わさってどんな作品に育つのか楽しみです」と意気込み、菅田も「お客さんの笑い声が僕らとのコミュニケーションだと思います。楽しんでいきたいです」と頷く。今回は“リローデッド”というタイトルの通り、飛夫と龍平の関係性やお笑いへの情熱はそのままに舞台オリジナルの新たな物語が紡がれている。原作の品川からは「(岩崎)う大が脚本、マギーが演出なら自由にやってくれ」という言葉があったということで、新たな解釈や要素を取り入れつつ、舞台だからこその熱や汗といったエモさにこだわったとマギーは語る。また、マギーは本作を“普遍的なラブストーリー”と話し、「漫才師の方がよく相方との関係は彼氏と彼女のようなものだと言いますが、漫才師じゃない僕としてはそういうものにどこか憧れもある。ある一夏の恋のような読後感があったらいいなと。一番の売りは若者たちのエモさと僕が選んだ音楽のエモさ、エモ演出です!」と自信を覗かせた。そんな“エモい”関係性の二人を演じる馬場と菅田は、本編だけでなく会見でも息ぴったり。菅田が「初共演ですし歳も干支一回りくらい離れてるんですけど……」と話しだすと、すかさず馬場が「歳はいいでしょ!」とつっこんだり、菅田の「10年くらい芸歴があるコンビっぽさが出せてると思います」という言葉に馬場が「ハードル上がったね」と苦笑したりと、漫才のようなやり取りが繰り広げられる。馬場は「マギーさんがすごく丁寧に演出してくださって、漫才も普通の会話もネタ合わせをしているようで楽しかったです。細い糸のようなものを二人で積み重ねてオチに向かう大切さを知りました」としみじみ語った。二人のコンビについて、マギーは「組んだばかりの漫才師という設定なので、あんまり上手くなりすぎても困るけど、漫才に出会った龍平の熱、漫才をしている時の飛夫の夢中さ、漫才の楽しさや幸せが伝わるように演出しました。繰り返しになるけど、そのエモさが伝われば」と強調する。また、注目ポイントとして、馬場は「運命的に出会う二人の青春感ですね。この年齢だからかもしれないけど、懐かしさも感じます。琳寧くんから毎回違うものをもらうので、作品を通してまた青春できてると思う」と笑顔を見せ、菅田は「最初はツッコミも見よう見まねでやっていた龍平が漫才師として少しずつ成長していく過程を楽しみに見ていただけたら嬉しいです」と語り、マギーから「見どころは筋肉じゃないんだ?」と聞かれると「龍平になるために肩のトレーニングは結構しましたね」とアピール。馬場からも「鍛えるためにずっとぶら下がってたよね」と言われ、「筋肉です(笑)!」とまとめていた。最後に意気込みを聞かれ、菅田が「W主演ということで二つの楽しみ方があると思います。自分は龍平を演じているので、飛夫を見ていてすごく泣ける。でも龍平に注目するとまた違う気持ちで楽しめると思うので、一回は飛夫、次は龍平目線で観てもらえると嬉しいです」と話すと、マギーも「(龍平の)妹の千波目線もあるし、誰に感情移入するかで変わるよね」と頷く。馬場は「個性的なキャラクターたちが精一杯生きている姿を描いています。その一生懸命な姿が皆さんの心に響けばいいなと思いますし、辛いことや悩みがある人がこの作品を見て、悩んでいるのを馬鹿馬鹿しく思ってくれたらいいなと。たくさん笑っていただけたら嬉しいです」と締め括った。本作は5月4日(木・祝)より博品館劇場で上演され、6月2日(金)からはCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで大阪公演も行われる。舞台ならではの生の熱量を味わうことができ、コミカルなシーンに笑いつつ随所で胸を打たれる爽やかな青春ストーリーをぜひ劇場で見届けてほしい。舞台「漫才ギャング -リローデッド-」原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ(単行本=リトルモア/文庫本=幻冬舎)脚本:岩崎う大(かもめんたる)演出:マギー【出演者】黒沢飛夫役 馬場良馬鬼塚龍平役 菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)(W主演)鬼塚千波役 夏目愛海マヤ役 富田麻帆トラキチ役 木村優良佐山役 碕理人城川役 大崎捺希横山マネージャー役 もりももこ石井保役 児玉智洋(サルゴリラ)金井役 宮下雄也河原役 坂田聡【公演日程】■東京公演博品館劇場(〒104-8132 東京都中央区銀座8-8-11)2023年5月4日(木・祝)〜5月21日(日)■大阪公演COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央〒540-0002区大阪城3番6号)2023年6月2日(金)〜6月4日(日)【チケット】前売:9,800円 当日:9,900 円 (全席指定・税込)【公式サイト】 【公式Twitter】 【お問い合わせ】■公演に関するお問い合わせ MAIL: info.destyle.stage@gmail.com ■チケットに関するお問い合わせ Mail: stage.contact55@gmail.com 【主催】舞台「漫才ギャング」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月04日私たちは、お金がなくては生きていくことはできません。自分で稼ぐことが前提ではありますが、失職などで収入源が途絶えると、生活が困窮してしまうもの。また、病気など個人的な事情で支出が増え、お金がなくなってしまう場合もあるでしょう。そんな時に、周囲に「お金を貸してほしい」と頼む人は少なからずいます。「お金を貸して」に対するみやぞんの言葉が?お笑いコンビ『ANZEN漫才』の、みやぞんさんのInstagramには、日々5件ほど「お金を貸してほしい」というお願いが寄せられるのだとか。自身のYouTubeチャンネル『みやぞんのみやゾ〜ン』の中で、「お金の話」と題した動画の中でその出来事を明かした、みやぞんさん。自身もかつて、お金がなかったと振り返るみやぞんさんは、「誰かから借りて穴埋めをしても、自分のためにならない」と語りました。お金がなかったり、僕もありました。お金が全然ない時とか。そういう時に人からお金を借りてしまって、それで穴埋めしても、そこがねある種ね。ちょっとしたお金の修行と言いますかお金のありがたみ。それからお金って尊いねってあるじゃないですか。一万円稼ぐのってどんだけ大変だとか、そういうのを知る時期なんですね。それを僕が手助けしたり、誰かが手助けしてそれを埋めてしまったら、結局、その勉強にならないんですね、人生の。みやぞんのみやゾ〜ンーより引用みやぞんさんは「なんで僕だけ生まれた時からお金がないんだ」と、世の中を恨めしく思った時期もあったそうです。ですがその後、「全部世の中や人のせいにしたり、お金を悪くいってしまったりすると、心の成長にならないし、お金は入ってこない」と学んだとのこと。周りを励ましたり、「お金がないのは今ありがたみを知る時期なのだ」と思ってめげないで前に進んでいたりすると、みやぞんさんは「どんどん人生がよくなった」と振り返りました。上記の話を踏まえ、「お金を貸してほしい」と寄せてくる人たちに対し、みやぞんさんはいいます。お金を貸しても、あなたを助けることにならないので。その代わりにこういう言葉できっかけをお届けするのが本当の愛かなって思っています。続けて、「今から変われますから」とも背中を押しました。みやぞんさんの言葉に、多くの人々が感銘を受けています。・まさにお金がなくて困っているので、みやぞんさんの言葉に背中を押された気がします。・人生山あり谷あり…それが生きるということなんだと、感じました。・みやぞんさんは一体、人生何回目ですか…。生まれ変わって生き方のコツを習得しているのではないかと、思わずにはいられません!お金がないと、目の前の生活に焦りや不安を感じてしまうもの。誰かから借りると一時的にしのぐことはできても、長い視野で考えた時に自分のためにはならない…みやぞんさんは、そのように思って生きてきたようですね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月03日品川ヒロシ監督の映画「漫才ギャング」を、2023年5月より、東京と大阪にて上演致します、舞台「漫才ギャング -リローデッド-」の全キャストが決定いたしました。「漫才ギャング」は品川ヒロシ作による小説作品。 2011年に主演を、佐藤隆太、上地雄輔で映画化され、大きな話題になり、今回初の舞台化となります。脚本を手掛けるのは、劇団かもめんたるを主宰し、作・演出を務める作品が岸田國士戯曲賞に2年連続ノミネートされるなど、演劇界にて脚光を浴びている岩崎う大。そして演出はお笑い集団ジョビジョバのリーダで、構成・演出を務め、近年ではTEAM NACS 第15回公演「悪童」の演出など、俳優、演出家、脚本家として活躍しているマギーが担当します。そして今回、全キャストが明らかになりました。W主演の馬場良馬と、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)に加えて、夏目愛海、富田麻帆、木村優良、碕理人、大崎捺希、もりももこ、児玉智洋(サルゴリラ)、宮下雄也、そして坂田聡と個性豊かなキャストが揃いました。全キャスト発表と合わせて、チケットの公式サイト先行が決定。新たに生まれ変わる怒涛の熱血漫才ストーリー!どうぞご期待ください。<イントロダクション>悩める漫才師『飛夫』と、とくに悩みはないヤンキー『龍平』が出会った。猛スピードで動き出す運命の歯車は止められない。品川ヒロシ監督の映画『漫才ギャング』が初の舞台化。脚本・岩崎う大(かもめんたる)✖️演出・マギーの手により”リローデッド”。新たに生まれ変わる怒涛の熱血漫才ストーリー!<公演概要>舞台「漫才ギャング -リローデッド-」原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ脚本:岩崎う大(かもめんたる)演出:マギー【出演者】馬場良馬、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)(W主演)夏目愛海富田麻帆木村優良碕理人大崎捺希もりももこ児玉智洋(サルゴリラ)宮下雄也坂田聡【公演日程】■東京公演博品館劇場(〒104-8132 東京都中央区銀座8-8-11)2023年5月4日(木・祝)~5月21日(日)■大阪公演COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央〒540-0002区大阪城3番6号)2023年6月2日(金)~6月4日(日)【チケット】公式サイト先行(抽選):3月23日(木)12:00~3月29日(水)23:59一般発売:4月15日(土)10:00前売:9,800円当日:9,900 円(全席指定・税込)【チケット取り扱い】ローソンチケット: 【公式サイト】 【公式Twitter】 【お問い合わせ】■公演に関するお問い合わせMAIL: info.destyle.stage@gmail.com ■チケットに関するお問い合わせMail: stage.contact55@gmail.com 【主催】舞台「漫才ギャング」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月11日H&Wサポート株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岸 陽)は、一般社団法人 漫才協会(所在地:東京都台東区、会長:青空 球児)と共同で、H&Wサポートが開発した次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREX(ハイトレックス)を活用した介護予防、フレイル予防のための共同プロジェクトを行うことになりました。ロゴ◆「2025年問題」対策として◆「2025年問題」と呼ばれる超高齢化社会の到来を間近に控え、政府や自治体は介護予防やフレイル予防をはじめ認知症予防、未病対策、自立支援介護など、国民の健康寿命を延ばすための様々な施策を行なっています。超高齢化社会の進行によって経済成長にブレーキがかかり、一方で医療費や介護費は増大するため、国や自治体の財政は悪化し、私達の生活に様々な悪影響が及んできます。そのような喫緊の課題に対し、当社は次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREX(ハイトレックス)を開発し、介護施設への導入を進めることで高齢者の運動機能や認知機能の維持・改善・向上に努めております。◆次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREXの特徴◆次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREX(ハイトレックス)には3つの特徴があります。(1) 独自開発の動画配信プラットフォームの活用(2) センサーをはじめとしたICTを活用(3) 運動機能並びに認知機能の改善にフォーカスしたマシン設計HiTREXメインビジュアル+マシン本体当社代表の岸が長年にわたって様々な人の運動機能の改善やメンタルヘルスの改善をする中で培ったノウハウを元に独自に設計したトレーニングマシンに、動画配信プラットフォームとセンサーをはじめとしたICTテクノロジーを活用することで、マシンの利用者はスタッフのサポートが無くても運動機能や認知機能の改善に効果的なトレーニングを行うことができます。さらに、ソフトウェアを継続的にアップデートすることで、介護事業者や利用者のニーズに寄り添った、より便利で、より効果的で、より楽しみを提供できる「トレーニング×エンターテインメント」マシンへと進化させることができます。HiTREX(ハイトレックス)公式サイト: ◆漫才の力で利用者も介護スタッフも心身ともに健康に◆この度、漫才協会との共同プロジェクトとして行うことでHiTREXで流れるトレーニング動画に漫才協会所属の芸人が登場します。マシンの利用者は、いつでも漫才協会所属の芸人と楽しく効果的なトレーニングを行うことができます。さらに、動画配信、センサー、ICTを活用することで、HiTREX上で漫才協会とコラボした様々なエンターテインメント施策を行なっていきます。お笑いとトレーニングを合わせた「トレーニング×エンターテインメント」の取り組みを通じて、利用者だけでなく介護スタッフにもマシンの利用を推進し、介護スタッフの心身の健康増進に寄与していきます。楽しみながら効果的なトレーニングを行えるマシンを介護施設に提供することで、利用者と介護士スタッフの健康増進に努めていきます。漫才師一覧◆漫才協会の紹介◆主に東京で活動する漫才師が加盟する、漫才公演の開催、漫才師の育成・広報を目的とする団体名称 : 一般社団法人 漫才協会所在地 : 〒111-0034 東京都台東区雷門2-11-9 木具定ビル4階代表者 : 青空 球児設立 : 2005年5月30日ホームページ: ◆H&Wサポート株式会社の紹介◆H&Wサポート株式会社は、「世界のすべての人を健康に 笑顔に 幸せに」という理念を掲げて2009年10月に設立されました。運動とITテクノロジーを活用して世界中の人々の運動機能とメンタルヘルスの改善を目指す「運動×IT×ヘルスケア」企業として活動しています。名称 :H&Wサポート株式会社所在地 :〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-15-2 エビストメキチビル2階代表者 :岸 陽設立 :2009年10月26日資本金 :3,749万円事業内容:・メンタルヘルスセミナー事業 ・パーソナルトレーニング事業 ・次世代型IoT体幹トレーニングマシンHiTREXの開発・販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月02日お笑いコンビのますだおかだによる「ふるさと納税」をテーマにした漫才動画が、ABCテレビが運営するふるさと納税サイト「ふるラボ」の公式YouTubeアカウントで29日に配信された。「ふるラボ」はABCテレビが、バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の元プロデューサーでエンタメソリューターとして活躍中の明松功氏が広告クリエイターの中尾孝年氏と立ち上げたボーダーレスクリエイティブカンパニーKAZA2Nがタッグを組み、日本一“おもしろい”ふるさと納税体験をテーマに運営しているふるさと納税サイト。エンターテインメントが持つ力で地方共創への貢献を目指している。その企画の1つでこのたび配信されたのが、ABCテレビの漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ』第2回チャンピオン・ますだおかだの漫才動画。おなじみのギャグやあいさつを交えたM-1グランプリと同じ4分尺の軽快な漫才の中で、「そもそもふるさと納税とは何なのか」「申込みのステップ」など、基本的なところから「ふるさと納税」が分かりやすく丁寧に解説されている。28日に開催された記者発表会では、KAZA2NAが「ますだおかだの漫才を研究して書かせていただきました」とネタのたたきを用意したあと、「お2人と何往復か意見交換して、ブラッシュアップして出来上がりました」と完成までの経緯を説明。ふるさと納税の説明として必要なワードを盛り込みつつも、面白い漫才にしなければいけない点に苦労したという。ちなみに増田英彦が北海道の「富良野市ふるさと納税PR大使」を務めており、地方創生に興味があるとのことからオファー、今回の出演が実現。知識が豊富というだけでなく、「情報を正しく盛り込む」「面白く仕上げる」という両輪に対して非常に前向きに取り組んでくれたと感謝していた。漫才内ではふるさと納税の説明パートで間違ってはいけない情報が多かったことから、「ベテランの方にはタブーだと思いながらも……」と、“カンペ”を持ってもらうことに。しかし岡田圭右のカンペは、増田から「見ている人は分からないだろうから言いますけど、カンペ持ってますからね」と上手くイジリとして登場し、ふるラボのテーマ通り“おもしろく”仕上げられている。そのほか、ABCテレビアナウンサーが出演するオリジナルCMや、放送局ならでの切り口による返礼品の紹介など、今後もさまざまな取り組みを発表していく。
2022年11月29日お笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆が出演する、日清ヨーク・毎日のむ血圧ケアヨーグルトの新WEBCM「血圧にやさしい漫才」編が、26日から公開される。新WEBCMでは、紅白のスーツを着た錦鯉が、持ちネタ「サルを捕まえる」をベースに“血圧にやさしい漫才”を披露。漫才中盤、長谷川の豪快なボケにツッコミを重ねているうちに血圧が上がった渡辺が、椅子を持ってきて休憩するなど、血圧をケアしながら漫才を展開していく。■錦鯉インタビュー――撮影はいかがでしたか? 率直な感想をお聞かせください。長谷川:ズバリ、楽しかったです! 僕達のネタやキャラクターをわかってくれていてやりやすかったです!渡辺:楽しかったです。CMで新作漫才もできましてありがたいです。このネタをどんどん営業でやっていこうと思います。――ついつい血圧が上がる程、テンションが上がった出来事を教えてください。長谷川:子供の頃からテレビで見ていた方と共演するときは、テンションが上がります! 直前で緊張してしまうので、そこで自らテンションを上げて奮い立たせます! その繰り返しです!渡辺:やっぱりM-1グランプリで優勝した瞬間に勝るものはありません。――「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」の味はどうでしたか?長谷川:とても飲みやすくて、何よりもおいしかったです! ゴクゴク飲みました! 続けやすくて良いと思いました!渡辺:本当においしかったです。これなら毎日飲み続けられそうです。――ストレス緩和の効果もある「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」。最近ストレスが溜まったことはありますか?長谷川:お腹が出てきて、立ったまま靴下が履けない!渡辺:最近自宅近辺でタクシーが全く捕まらず、前日の早い時間帯に予約しなければならないことです。――お二人の健康の秘訣を教えてください。長谷川:脂肪や血圧が気になる年齢ですので部屋でのストレッチと、「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲み始めてから毎日血圧チェックしています!渡辺:血圧にいいと聞き、最近クルミを食べています。――最近気づいたお互いの改善して欲しいところはありますか?長谷川:普段歩くのが遅いので、もう少し早く歩いてほしい! 血圧ケアヨーグルトを飲んで、健康になってほしい!渡辺:最近雅紀さんの「こんにちは」がサイドスロー気味で、横から手を出すようになってきたため、昔みたいにオーバースローで上から豪快に手を伸ばしてほしい。――M-1グランプリ優勝後の1年間が終わろうとしています。ここまでを振り返って、どんな1年でしたか? また、今年やり残したことはありますか?長谷川:色々な人と出会い色々な経験をさせていただき、人生で一番濃い時間でした! まだまだ慣れてないので、慣れていきたいです! やり残したことは、家族や友人と食事に行って話したいです!渡辺:あっという間なような、長かったような、そんな1年でした。M-1グランプリ優勝のときの、芸人からの祝福がやはり一番うれしかったですね。残り3カ月も、「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲んで、自ずと仕事も趣味の動画鑑賞も元気にこなしていけたらいいなと思います。――最後に、今回の動画を見る方々へメッセージをお願いいたします。長谷川:ここでしか見れない漫才を披露しています! 是非! 見てください! 「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲んで、一緒に健康になりましょう! 毎日飲む習慣にしよう!渡辺:漫才の見どころは、やはり雅紀さんのヨーグルトの飲みっぷりですね。何回もNGを出して飲むシーンを撮り直しても、おいしいからいくらでも飲めると言っていました。僕らもこれからゴクゴク「毎日のむ血圧ケアヨーグルト」を飲んでいきますので、よろしくどうぞ。
2022年09月26日仕事のこと、お金のこと、人間関係のことなど、誰しも生活の中で不安や悩みを抱えているものです。人によってはそれらに押しつぶされ、心身を病んでしまうことも…。お笑いコンビ『ANZEN漫才』の、みやぞんさんが、そんな不安や悩みを抱える人たちに向けたメッセージを発信しました。「悩みなんてものはなくなりません!」2022年8月3日、Twitterを更新したみやぞんさん。「ファンの人へ」と題し、「悩みなんてものはなくなりません!不安もなくなりません!」と自身の考えをつづった投稿をしました。自身の経験を面白おかしく例に出し、不安や悩みを抱える人にエールを送ったのです。ファンの人へ悩みなんてものは無くなりません!不安も無くなりません!あって当たり前と強気に思えた時、奇跡的に無くなりますが!良く海外に行くから思いますが、日本だけに居た時は食べ物とか色々あって当たり前で感謝薄れた記憶があます。それは良くないけど笑不安悩み当たり前!少し薄れます— みやぞん (@anzenmiyazon) August 2, 2022 不安や悩みは、なくそうとしても不毛なもの。「『あって当たり前』と考えることで薄れていく」という、みやぞんさんの考え方はファンからの共感を集め、多くの『いいね』やコメントが寄せられました。・永遠になくなることはないと思います。 でも、『当たり前』と思うことで少し気持ちが楽になりました!ありがとう、みやぞん!・いい言葉なのでファンの人だけでなく、地球上すべての人に伝えてほしい!・不安に押しつぶされそうになっていたので、この言葉に救われました。みやぞんさん、いつも笑顔をありがとう!みやぞんさんの言葉を受け取り「気持ちが楽になった」とコメントする人が続出。明るく前向きなキャラクターで、多くの人を楽しませている、みやぞんさんだからこそのポジティブなメッセージは、多くの人の胸を打ったようです![文・構成/grape編集部]
2022年08月03日AGA・薄毛治療専門外来 Dr.AGAクリニックは「第57回上方漫才大賞」へ番組提供いたしました。やすし・きよしやダウンタウンをはじめ数々の実力派漫才師が、受賞してきた上方漫才界でも長い歴史のある伝統番組です。「上方漫才大賞」インフォマーシャル■インフォマーシャル概要出演 : なすなかにし(中西 茂樹氏、那須 晃行氏)放送日 : 【関西テレビ放送】2022年4月9日(土) 第57回上方漫才大賞番組内動画URL: ■「Dr.AGAクリニック」について薄毛は病院で治療するものだということが徐々に一般に認知されてきておりますが、まだまだ薄毛治療に一歩を踏み出せない方が多数いらっしゃいます。「Dr.AGAクリニック」では薄毛でお悩みの方をゼロにしたいという想いから患者様に気軽にご来院いただける様、通いやすい価格とプライバシーを守った診療を行っております。WEBサイト: 「Dr.AGAクリニック」院内画像■「第57回上方漫才大賞」参照: <上方漫才大賞>上方漫才界にあって、年度を通じて奇席、放送及びその他の舞台などで最も活躍した者に贈られる、名誉ある賞。放送日時:2022年4月9日(土) 午後3:00~5:30放送局 :関西テレビ放送、ラジオ大阪(同時放送)「上方漫才大賞」ロゴ■「Dr.AGAクリニック」医療法人笑顔会 Dr.AGAクリニック「Dr.AGAクリニック」ロゴ秋葉原院・新橋院・大阪なんば院・大阪天王寺院・大阪京橋院・神戸三宮院・大阪梅田院(5月開院予定)総院長 : 坂口 海雲TEL : 0120-433-488E-mail : aga@drskinclinic.jp WEBサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月27日お笑いコンビ・EXITが、6月22日に東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYA にて「EXIT単独ライブ『漫才とコント』」を開催することが決定した。ネオ渋谷系漫才として人気を博し、お笑いだけではなく、アパレル展開やアーティストとしての活動の幅を広げるEXIT。個人でも、りんたろー。はスキンケアやエクササイズなど美容面での注目度が高く、兼近は著書『むき出し』で作家デビューをするなどマルチで活躍をしている。そんな彼らが“芸人”として、ネタだけを行う単独ライブを開催する。タイトルそのままに「漫才とコント」がたっぷり楽しめる。チケット発売は、4月10日19時30分よりEXITオフィシャルファンクラブ「entrance」にて受付開始。また、オンライン配信も実施。オンライン配信の詳細はHP・SNSにて後日発表される。りんたろー。は「色々やってはおりますが、ネタやっている時はみなぎるし、生きていることを実感させられます。EXITの軸、漫才とコントを目一杯たっぷりご堪能ください」とメッセージ。兼近大樹も「あなたへ届けたい笑いがそこにはあった。響け笑撃のレクイエム」とコメントを寄せた。
2022年04月10日お笑いコンビ・ダウンタウンが3日、大阪・なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」の千穐楽参回目公演に出演し、漫才を披露した。ダウンタウンの登場に会場は大盛り上がり。2人は満員の客席を見渡し、浜田雅功は「すごいですね」と話した。松本人志は「キツイですよ。やりづらいよ。死ぬほど後輩見てるし」と吐露し、「ここまでレジェンド芸人になっちゃうとね。しかもカリスマじゃないですか。お風呂入っても取れないんですよ」と笑いを誘う。また、「いまさらどんなやったかなと思って。漫才というもの自体……」と言うと、浜田も「何十年やってないですし」と話した。そして、松本は「クイズのネタを肩慣らしにやりましょうよ」と提案。浜田が「東京タワーの高さは何メートルでしょう」とクイズを出すも、松本は「なんぼですか?」と出題者の浜田に答えを聞こうとし、浜田はツッコミ。その後、松本もクイズを出し、爆笑やりとりを展開していく。途中、浜田は「何も打ち合わせもしてくれへんかった。ずっと思いつきでしゃべってるやん」と事前に打ち合わせがなかったことを告白。また、松本の生き生きした姿に浜田が思わず「お前、楽しそうやな」と言い、松本が「楽しくない」と照れる場面も。2人の掛け合いに会場は笑いと拍手に包まれた。4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業は、日頃の感謝の気持ちを込めて、なんばグランド花月にて創業110周年特別公演「伝説の一日」を4月2日、3日に開催。110年間“笑い”を発信し続けてきた同社が、“オールよしもと”豪華ラインナップで、伝統の「笑い」と最新の「笑い」を届ける。同公演のオンライン配信チケットは4月10日まで販売(視聴は4月11日12時まで可能)。
2022年04月03日お笑いコンビ・すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)が10日、大阪・なんばグランド花月で行われた「第七回上方漫才協会大賞」で大賞に輝いた。イベント後に取材に応じ、南條は「鼓を叩くのを忘れました。とにかく驚きました。青天の霹靂とはこのことだなと。(受賞は)ないと思っていたので」と心境を告白。「上方っていう名前がついた賞で、小鼓を持って漫才をするというのはなかなか評価はしていただけないものだと思い込んでいた。こんなに吉本は心が広い会社だとは思いませんでした」と喜んだ。三島も「僕もずっと足が震えていました。もし呼ばれたらこう言おうと思っていたことを全部忘れてしまいました」と心境を述べ、「こういう評価をしていただけることは自分の人生ではないと思っていたので、ありがたい気持ちです」と語った。そして、今後について南條は「漫才の賞をいただいたので、もっとテレビで漫才が披露できるようにネタ番組とかに出演させていただきたい」と希望。三島は「本当に偉大な賞をいただいたので、一つひとつの舞台をより大切にしていきたい」と気を引き締めた。なお、上方漫才協会会長の中田カウスは、すゑひろがりずについて「古いものを新しく見せるために相当に研究したと思う。これから先が楽しみです。絶対に生き残ってほしいコンビです」と期待を寄せた。「上方漫才協会大賞」は、大阪のお笑い芸能文化の継承と発展のため、若手芸人を育成しサポートしていく「上方漫才協会」主催の賞。過去に、第一回はアインシュタイン、第二回は吉田たち、第三回はトット、第四回は見取り図、第五回はミキ、第六回はミルクボーイが大賞を受賞した。今回の大賞には、昨年活躍したニューヨーク、オズワルド、空気階段、ニッポンの社長、ロングコートダディ、オダウエダなどがノミネート。各分野のプロデューサーが2021年に活躍した芸人を対象に推薦した53組の中から大賞1組が決定した。また、新人賞には、ドーナツ・ピーナツが選出された。ドーナツは、「新人賞に挑戦させてもらったのが3回目だったので、やっとやという気持ちでした。挑戦し続けてよかった」と話し、ピーナツも「僕も3回目だったのでやっとという思いはありました。おっしゃー! と思いました」と喜びを語った。
2022年01月12日さてさて。先日わが家で起こった嘘のような本当の話を聞いていただけますでしょうか…。ことの始まりは、末っ子の保育園で行われた内科検診の話でした。末っ子がドヤ顔で話をした際、小3次男がこう言ったのです…まさかの発言に思わず絶句。次男はふざけているのではなく真面目に答えてます…。さらにこれだけでは終わりませんでした。その話を聞いていた小6・長男が参戦。さも次男をバカにしたようにドヤ顔で、内科と外科について話し始めたのですが…こうもたたみかけられるとは思っておらず、思わず爆笑(笑)いや、でもまぁ内(ない)なら外(がい)と読んでしまうのも無理はないのかもしれません。ホント、ものすごくよくできた兄弟コントを見ているようでした(笑)
2021年11月10日’19年2月に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)をきっかけに、大御所漫才師、おぼん・こぼんの確執が広く知られるように。その後も2人の確執は同番組で紹介され、芸歴56年の高校の同級生コンビが本気のケンカをする様子はお茶の間を凍り付かせてきた。しかし、今年10月6日に放送された「おぼん・こぼん THE FINAL」でついに電撃和解を果たした。そんな2人の素顔を、おぼんの娘の井上千尋さんと、こぼんの娘の泉水いづみさんが明かす。泉水いづみ(以下・いづみ):もともと、お父さんとおぼんさんは高校の同級生。本当に仲よかったんですよ。私と千尋ちゃんも誕生日が2週間違いで。井上千尋(以下・千尋):私が小学生のころ、富士急ハイランドに家族で行ったら、たまたま、“こぼんちゃん”の家族がいたことがあって。いづみ:そうバッタリ会って!千尋:コンビだから休みの日が一緒なんですけど、行き先も一緒になって。そこからは両家で行動を共にしました。家族ぐるみの付き合いだったんですよね。いづみ:’00年に、私と千尋ちゃんで「くれよん」という漫才コンビを結成して、おぼん・こぼんに弟子入りしました。でも、呼ぶときは師匠じゃなくて、“お父さん”。最初に「師匠と呼ばせるべきか、お父さんでいいのか」という話があったんです。でも結局「お父さんでいいんじゃないか」ということになりました。千尋:本人たちが師匠と呼ばれるのを嫌がったと思います。いづみ:厳しい師弟関係もなくて、舞台の合間に一緒に遊んでいましたね(笑)。お父さんたちがステージから降りてくるときに、私たちが2人のスリッパを用意しないといけないんです。けど、お父さんたちは私たちを困らせようと、その用意しないといけないスリッパをいたずらで隠すんです。千尋:お父さんたちというかうちのパパがね(笑)。こぼんちゃんはやらない。いづみ:『笑点』に出演したときは、くれよんで漫才をやった後、おぼん・こぼんが出てきて、4人で親子漫才をやったんですよ。そんな家族ぐるみで交流していた仲よしコンビに決定的な亀裂が入ったのは’15年。おぼん・こぼんが所属している漫才協会の理事選挙がきっかけだった。長年、協会の裏方として働いてきた自負があったおぼんだったが、こぼんの得票が自分の得票を上回ったことにおぼんは激怒。漫才中に2人が殴り合う事件もおき、その溝は決定的なものになった。千尋:あるとき、パパがワァーって叫んで暴れて、家のトイレのドアを壊したことがありました。そういうとき、家族は面倒くさいから理由を聞いたりしないんですけど、後になって思えば、ちょうど選挙の時期だったんですね。そのころ、年賀状の送り先のリストから、こぼんちゃんの名前を消せとも言われて……。いづみ:うちは家に仕事のこととかを持ち帰らないので、そういうことはありませんでした。でも、私はよくお父さんたちと飲みに行ってたから、飲みの席でおぼんさんと一緒になることがなくなったので、なんとなくうまくいってないのかなと。でも、あそこまでとは思っていなくて……。千尋:私も“ビジネス仲が悪い”ぐらいだと思ってたんです。’19年の放送を見て初めて、本当に仲が悪いんだと知りました。(取材・文:インタビューマン山下)
2021年10月29日