BOYNEXTDOORが2024年4月15日に2nd EP『HOW?』をリリース。同日に開催されたメディアショーケースの模様をレポートします。超絶技法“セルフSped Up”も披露!【ペンになってもいいですか!?】vol. 201BOYNEXTDOORと言えばアーティストでもあるZICOが代表を務めるKOZエンターテインメントからデビューしたことで、当初から注目を集めていた。2023年5月にリリースした1st Single『WHO!』で初恋のときめきを、同年9月の1st EP『WHY..』では別れを歌った彼らが今回の2nd EP『HOW?』で表現するのは、“初恋3部作”の間のストーリー。恋に落ちた2人がなぜ別れを選択したのか、その謎が解き明かされるそう。RIWOOショーケースではタイトル曲「Earth, Wind & Fire」を初披露。「思いどおりにいかない恋のもどかしさをキッチュに表現した」(RIWOO)という言葉どおり、翻弄されてもがく様子がユニークな振り付けで表現されている。特に目を引くのが曲中、急激にテンポが速くなる“セルフSped Up”パート。Sped Upとは最近、YouTubeやTik Tokなどで流行している、楽曲を早送り再生するかのように歌うというもの。本来はもとからある楽曲をSped Upして楽しむものなのだが、これを彼らは自分たちの楽曲でセルフでやるというのが斬新だ。JAEHYUN今回の2nd EP『HOW?』について「恋と別れの間のさまざまな感情について語る作品になりました。初恋をテーマにしているので、初恋を経験した方なら誰もが共感できる話が多いと思います」とLEEHAN。また今回のEPを、ナチュラルなかっこよさを表すノームコア(ノーマル+ハードコア)にさらにキッチュをプラスした“キッチュコア”と表現。「キッチュと言うとおしゃれで真似できない、ちょっと距離感を感じる言葉ですが、僕たちはキッチュに加えて馴染み深いウィットをBOYNEXTDOORならではの感性で表現しました。このコンセプトが写真やミュージックビデオでもうまく表現できました」とWOONHAKも大満足。SUNGHOタイトル曲「Earth, Wind & Fire」の主人公は自信に満ち溢れていてかっこいい人だけど、恋だけはうまくいかない人物。そんな主人公のもどかしい気持ちを表現するために、メンバーそれぞれが歌詞を考えたそう。JAEHYUNは「映画『キングスマン』に着想を得て、(歌詞に)ジェントルさを取り入れました。例えば『Manners maketh man』(映画『キングスマン』に登場する有名なセリフ)や『僕の名に刻む3文字 “ジェン・トル・マン”』といった歌詞があるので、音源が出たらぜひこのパートにも注目して聴いていただきたいです」と歌詞のこだわりを解説。RIWOOのパートを書いたというTAESANは「RIWOOさんにしかできないパートを作りたいと思って、ダンスもボーカルもなんでもできる、かっこいいポップスターのイメージで歌詞を書きました。メンバーそれぞれが考えるカッコいい人をどのように表現したのか、歌詞に注目して聴いていただけたらより楽しんでもらえると思います」と語った。WOONHAK「Earth, Wind & Fire」のパフォーマンスで注目したいのは先のパフォーマンスでも見せた“セルフSped Up”パート。「最初にメンバーとこのパートを練習した時、はたしてこれはライブで可能なのかと思いました。このパートを完璧にするために、本当にいろんな努力をしましたが、練習でできないことはないということがわかりました(笑)。レコーディングをする前に、このパートをメンバー全員で一生懸命練習したので、むしろレコーディングをした時は簡単でした」とTAESANが言うと、JAEHYUNも「このパートは早く歌いながらも音程を正確に合わせなくてはいけないので、僕はピアノで一つ一つの音程を合わせながら練習しました」と、実際にステージ上でゆっくり歌った後、“セルフSped Up”のスピードに“早送り”してみせ、会場を驚かせた。LEEHAN“セルフSped Up”のパートだけでなく、曲全体のテンポが速く、それでいてダイナミックなパフォーマンスも魅力。WOONHAKは「テンポが速い上に振り付けが細かく刻まれているので、ディテールをたくさん練習しました。個々の動きだけではなく、細かく刻んだディテールにも注目してください」と細部に渡るこだわりを誇り、LEEHANは「“セルフSped Up”パートとパフォーマンスを音楽放送でライブでお見せしたら視聴者のみなさんにもきっと楽しんでいただけると思います。BOYNEXTDOORのチームワークも感じていただきたいです」と今後の活動への期待を語った。TAESANデビューから来月で1年を迎える彼ら。今回のアルバムでは自身の成長を実感したそう。RIWOOは「普段からステージを準備する時、細かいところまでパフォーマンス・ディレクターの先生と一つ一つ相談して決めるんですけど、今回は『RIWOOに合わせたほうがよりBOYNEXTDOORらしさが出る』と言って、信じて任せてくれました」、SUNGHOは「『Earth, Wind & Fire』の後半で“4段高音”を担当しています。どんな口の形で歌うのかによって難易度が変わってくるのですが、僕は練習する時もレコーディングする時もいろいろ研究して、そんな過程を経てより成長できたと思います」と語った。ショーケースでは収録曲「OUR」も初披露。この曲は2nd EP『HOW?』の1番目に収録されているトラックで、「ファーストトラックの曲らしく、初デートのときめきを表現しました。ステージでは爽やかで弾けるようなパフォーマンスを感じていただけるので、楽しんでください」とWOONHAK。そんな言葉どおり、初々しさを表現した弾むサウンドにメンバーのシングラップが重なり、青春ミュージカルのような表情も魅力。デビュー当初から独自のセンスと感性を見せてきたBOYNEXTDOORがさらに進化してカムバック。今後の活動にも注目したい。取材・文 尹 秀姫 (P)&(C) KOZ Entertainment.
2024年04月18日6人組グループ・BOYNEXTDOORが2日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」に出演した。BOYNEXTDOORは、HYBEの傘下レーベル・KOZ ENTERTAINMENTより初のグループとして昨年5月30日にデビュー。ソンホ、リウ、ミョン・ジェヒョン、テサン、イハン、ウナクの6人で構成されている。この日は、TGC初出演にして大トリの大役。「One and Only」をはじめ、「But Sometimes」、「Serenade」の3曲を熱唱した。メンバーたちは「これからもみなさんを元気を届けられるようなステージをお見せしていきます。応援よろしくお願いします」「いつもみなさんのことを思っています」とあいさつ。「またすぐ会いに来るので待っていてください」と再会を誓った。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。ファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。今回のテーマは「百花繚乱」。春の訪れとともに迎えるTGCは、色とりどりのさまざまな花々が集まり華やかに咲き乱れる特別な場所であり、儚さをも秘めた夢の瞬間という意味が込められている。(C)マイナビ TOKYO GIRLS COLLECTION 2024 SPRING/SUMMER
2024年03月04日ボーイズグループ・BOYNEXTDOORが29日、東京ドームで開催されたK-POP授賞式「2023 MAMA AWARDS」レッドカーペットに登場した。11月28日・29日の2日間開催される「2023 MAMA AWARDS」。BOYNEXTDOORはブラック衣装に身を包み、笑顔を見せながらフォトセッションに応じた。この日はウナクの誕生日ということで、MCがバースデーソングを歌ってお祝い。ウナクは「カムサハムニダ」(ありがとうございます」と笑顔で感謝していた。CJ ENM主催の「MAMA AWARDS」は、1999年にMnetの「映像音楽大賞」としてスタートし、2009年に「MAMA」(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)に改称。2022年にはアジアを越えたグローバル音楽授賞式として「MAMA AWARDS」にリブランディングし、歴代最大スケールを更新した。
2023年11月29日韓国発6人組グループ・BOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)が30日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2023 AUTUMN/WINTER」に出演した。SUNGHO、RIWOO、JAEHYUN、TAESAN、LEEHAN、WOONHAKの6人で構成されたBOYNEXTDOORは、BTSなどを擁するHYBEの傘下レーベルKOZエンターテインメントから2023年5月にデビューしたばかりの新星グループ。日本のファッションイベントへの参加は、この日が初めてとなった。リーダーのJAEHYUNは「今日BOYNEXTDOORを知った方も楽しんでください」とメッセージ。RIWOOは「ガルアワのステージに立てて本当に幸せです。すてきな姿をお見せしたくて、たくさん準備しました。どうでしたか?」とあいさつした。冒頭曲「One and Only」ではグループ名にあるドアが用意され、イントロでドアを遣ったパフォーマンスを展開。続いて、恋に落ちたときのときめきを歌った「But I Like You」、別れを経験した少年たちの複雑な心情を歌った新曲「But Sometimes」を披露した。会場はメンバーそれぞれの名前を呼ぶ声や悲鳴にも似た歓声に包まれるなど、大熱狂となった。別れを惜しむファンの声に、JAEHYUNは「ガールズアワード楽しんでくださいね、僕たちもすぐにまた来ます」と再来日を約束した。「GirlsAward」(ガルアワ)は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。24回目の開催となる今回のテーマは「美美樂樂(びびらくがく)」という造語で、ファッション・ビューティー・音楽が集う日本最大級のイベントを楽しんでほしいという思いが込められている。撮影:蔦野裕
2023年09月30日今年の5月に韓国でデビューしたばかりのBOYNEXTDOORが、2023年7月17日に国立代々木競技場第一体育館で行われた「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market- EXTRA」に登場した。彼らを待ちわびていたファンと彼らのパフォーマンスが弾けたステージの模様をお届けします。初めてのステージで、日本語MCでファンの心をつかんだ!【ペンになってもいいですか!?】vol. 186「INSPIRE TOKYO 2023 EXTRA」前日の取材中、日本での初めてのステージについて、「実際に観客のみなさんが1万人以上いらっしゃる会場で公演をするのは初めてなので、とても楽しみにしています!」(SUNGHO)「ファンの人たちが、僕たちのことをたくさん応援してくださっていると聞いています。今回、直接お会いできる機会をいただけたので、ステージを通してみなさんの気持ちに応えたいです。一生懸命準備してきたので、自信はあります。僕たちのパフォーマンスでファンのみなさんにそれを伝えたいです」(JAEHYUN)「海外でステージを披露することも僕たちにとって初めてなので、ワクワクしています」(TAESAN)と、ワクワクと自信に満ちた表情を見せてくれたBOYNEXTDOORのメンバーたち。その言葉どおり、BOYNEXTDOORのステージはすごかった。何組ものアーティストが出演するイベントで2番目に登場した彼らだが、登場前からファンがメンバーの名前を呼び、待ちきれない空気でパンパンに。そして、ステージに青いドアとメンバーが登場すると、爆発的な歓声が会場を揺らす。彼らが1曲目に選んだのは出会いのときめきが詰まった「One and Only」。ドアからメンバーが1人ずつ出てくるたびに大きな歓声、そして完ぺきな掛け声が会場中に響き渡り、その興奮に呼応するようにメンバーのパフォーマンスも軽やかに弾ける。SUNGHOパフォーマンスのあとは全員であいさつ。「初めてこんなにたくさんの人の前でステージを披露させていただきますが、実は緊張していて、昨日から眠れなかったです。日本で初めてステージに立つ僕たちに大きな歓声をありがとうございます!」(RIWOO)RIWOO「今日みなさんに僕たちの音楽を聴いていただけることはとてもうれしいです。これからもっとたくさんの歌を準備して会いにいきますので待っていてくださいね」(LEEHAN)「今日このような素敵なステージでみなさんにお会いすることができて、本当に光栄です!」(WOONHAK)と、全員が日本語でファンに言葉をかける。そう。驚くことに、今回のライブはすべて日本語だけでMCをやりきったのだ。それだけでも今回のステージの準備に多くの時間をかけたことが伝わってきて、JAEHYUNの「僕たち日本は初めてですから、日本語が上手じゃないですけど…」という言葉に会場が心ひとつにして「そんなことなーい!」と叫ぶ場面も。JAEHYUN1曲目の勢いのまま始まった「But I Like You」では、ポップでキャッチーな雰囲気で会場を一体にする。元気に飛び跳ねながらも揃ったダンスは見ているだけで爽快感が駆け抜ける。この曲でも当然のように揃った掛け声が響き渡っていて、メンバーもうれしそうな表情を見せる。TAESANパフォーマンスが終わると「みなさん、楽しんでますかー!」とJAEHYUN。ファンから大きな返事が返ってくると「これを一度言ってみたかったんです」と茶目っ気たっぷりの笑顔を見せる。「僕たち日本に着いてから、渋谷でおいしいものを食べました。渋谷でのきれいな夜景とおいしい料理は忘れられない思い出になりました」とTAESANが話し出すと、「お肉を食べましたがすごくおいしかったでーす!」と重ねるLEEHAN。そんなかわいい報告にファンもほっこり。LEEHAN「僕たちが準備した次の曲にいってみましょうか」というRIWOOの言葉で始まったのは、韓国でも人気の「NIGHT DANCER」(imase)のカバー。SUNGHOの優しい高音から始まり、JAEHYUNの「大好きだよ~」でファンからは悲鳴が。2階の観客にもファンサをしたり、ファンと一緒に手拍子を合わせたりと、ファンとのコミュニケーションを楽しんだと思ったら、JAEHYUNがRIWOOをバックハグしたり、JAEHYUNとLEEHANが腕を組んでぐるぐる回りだしたり、WOONHAKがフリーダンスのあとに「大好きー!」と叫んだり。伸び伸びとステージを楽しむ姿でファンを喜ばせる。JAEHYUNも思わず「これがステージだってばよ!」と声をあげるくらい、彼ら自身がまずはステージを楽しんでいるのが伝わってきて、会場全体が多幸感で満たされていた。WOONHAK最後の曲となる「Serenade」について「かわいらしい歌詞と告白の瞬間を表した振り付けなど楽しめるポイントがたくさんある曲なので、一緒に楽しんでもらえたらうれしいです」とLEEHAN。1曲1曲、自分たちの言葉で(しかも日本語で!)曲の魅力を伝えていたことからも、彼らの音楽に対する誠実さが伝わってくる。「みなさんにお会いできてすごく幸せでした!」(JAEHYUN)、「僕たちもまたすぐみなさんに会えるように一生懸命頑張ります!」(WOONHAK)とファンに最後のあいさつをして、「今日のイベント、最後まで楽しんでいってくださいね」(LEEHAN)とイベントへの敬意もしっかり示すと、「Serenade」でまだまだ元気いっぱいのパフォーマンスでファンと心をひとつに。そしてステージをはける最後の最後まで「大好きだよー!」と愛を届けたり、投げキスを飛ばしたり、ぴょんぴょん跳ねながら両手で手を振ったり。名残惜しさとまばゆい魅力を残して、彼らはステージをあとにした。InformationBOYNEXTDOOR TOKYO写真・Tsukasa Miyoshi(Showcase) 取材・文 加治屋真美
2023年07月19日