ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバー、賃貸DIYのスペシャリスト・EHAMIさんを紹介します。■EHAMIさんEHAMI プロフィール2013年にテレビでDIYの特集番組を見て感銘を受け、同年11月から住み始めた賃貸物件でDIY生活をスタート。自宅のDIYをブログやSNSで公開したところ雑誌やWEBなどの取材を受けるようになり、テレビにも出演。賃貸物件でも試行錯誤しながら原状回復できるように考えたDIYを施し、今の嗜好や用途に合わせたインテリアや家族が心地いい暮らしを楽しむ。子ども : 長男(2014.2)、次男(2017.7)居住地 : 千葉県Blog: EHAMIの賃貸DIYリノベーション Instagram: @EHAMI123 Facebook: Twitter: ehami123 【参加企画】
2017年09月09日賃貸でも、住まいにオリジナリティを加えたい。そんな希望を叶える「賃貸DIY」がいま話題です。洗練されたDIYインテリアを楽しむEHAMIさんに、子育てしながらでもできる賃貸DIYについて伺いました。今回は、3歳の息子さんのキッズルームの賃貸DIY術をご紹介します。▼EHAMI (えはみ)さんファミリー プロフィール・家族構成:夫(29歳)、妻EHAMIさん(31歳)、3歳の男の子との3人暮らし・居住エリア:千葉県・住宅形態:賃貸マンション 1LDKblog: Instagram: @ehami123 ■子どもが小さいからこそ、DIYでフレキシブルに!サンルームのように日当たりのいいリビングの一角は、息子さんのキッズスペースです。「アパレルショップにあるキッズスペースのようにしたくて、洋服もラックで見やすくショップのような収納にしました」洋服ラックは、角材をクロスに組んで手づくり。おもちゃ収納は、“無印良品”のポリプロピレンボックスのサイズに合わせてボックスをDIY。浅い引き出しも取りつけ、ミニカーなどのこまごまとしたものと、ざっくりしまいたいブロックや電車のおもちゃなどを分けられるようにしました。黒板シートでシンプルなマークも入れ、これなら3歳児でも自分でお片づけができます。DIYなら、子どもの持ち物や年齢によって、さらには遊び方が変わっていったとき、別の物につくり変えるという楽しみも広がります。「今の使いみちから、さらにその先のことも考えてつくれるのがDIYの良さ。既製品にはないおもしろさですね」こちら側の壁には、有孔ボードでつくったおうち型パネルを設置。絵本ラックやクレヨン、バッグなどがしまえる、見せる収納スペースです。「この板は、“壁美人”というホチキスだけで固定できるパーツを使って取りつけました。重いものにも耐えられ、別の場所でまた使うこともできるので、とても気に入っています」 ■イメージソースはピンタレストやショップのディスプレイから帽子やよく着る服、時計などを見せる収納にできる、ショップスタイルのラックも手づくり。インテリアになじむよう、ハンガーも塗装を落として素材感を統一。ここでもひと手間を忘れません。身近な素材やパーツを使って、海外のインテリアのように自由にのびのびと賃貸生活を楽しんでいるEHAMIさん。「イメージを見つけるのは、“ピンタレスト”が多いです。海外のDIYには、おもしろいアイディアがたくさん! カフェやアパレルショップなどのディスプレイを参考にすることもあります」そして、なにより刺激をもらうのは、同じDIY仲間だと言います。「出産前に仕事をやめてからは、ちょっぴり社会からはずれてしまったような気持ちがどこかにありました。だから、DIYを始めた時にはブログは絶対やってみようと思っていたんです。ブログを始めてから、SNSを通じて同じ趣味の話ができるつながりがたくさんできました。同じように小さな子を育てながらDIYを楽しんでいる人もいるんですよ」イキイキと楽しめる趣味を見つけたEHAMIさん。リフレッシュ保育の日(地域の子育てサービス)や、実家の母親に見てもらえる日をうまく利用しながら、今はすき間の時間でDIYに取り組んでいます。「寝室や洗面所など、これからさらに手を加えていきたい場所はいっぱいです」DIYに終わりはありません。家族の成長や変化とともに、住まいをもっと居心地良く、ベストな状態に工夫していけることこそが、良さであり醍醐味のようです。取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年04月05日いま、原状復帰の賃貸をカスタマイズする、「賃貸DIY」がどんどん進化しています。3歳の息子さんのママでもあるEHAMIさんに、子育てしながらでもできる賃貸DIY術と古いキッチンをセンスアップするDIYのコツについてお話を伺いました。▼EHAMI (えはみ)さんファミリー プロフィール・家族構成:夫(29歳)、妻EHAMIさん(31歳)、3歳の男の子との3人暮らし・居住エリア:千葉県・住宅形態:賃貸マンション 1LDKblog: Instagram: @ehami123 ■リビングとキッチンとをつなぐ、手づくりのカウンターキッチンとリビング・ダイニングとを隔てるのは、古木風の雰囲気たっぷりのカウンター。黒い柱とライティングレールで、インダストリアルなテイストを盛り上げています。「これは既存のカウンターではなく、いちから作ったオリジナルです。長い角材を買ってきて、コの字に組み立てたものがベースになっています。天井部分にアジャスター金具を取りつけると、突っ張り棒のように天井と床との間に設置ができるんです。壁や天井にくぎを打つことなく、大型家具が取りつけられます」なんとこれ、EHAMIさんひとりで組み立てから設置までを行ったというから驚きです。来客からは見えない内側は、作業台と食器やゴミ箱を収納するスペースとして活躍しています。■素材にぐっと雰囲気を持たせる、ひと手間ひと工夫昔ながらの懐かしさが残る、コンパクトなキッチン。隣接する掃出し窓には、木の棚を取りつけています。なんとこれ、既存のカーテンレールを外した際のネジ穴を利用したもの。カーテンレールの代わりに角材を打ちつけ、さらに縦方向にも角材をL字金具で固定。こうしてできた枠組みに横板を渡し、小物やフライパンのためのディスプレイ収納に仕上げました。壁に穴をあけることなく棚を取りつける、斬新なアイディアです。棚板をつけたり重いフライパンをひっかけたりと、自由度が広がります。シンク下の扉には、マスキングテープを貼った上に強力な両面テープを貼り、薄いベニヤ板を張りつけています。「そのままだとなんだか味気ないので、水っぽくのばした白いペンキを、わざとムラになるように塗っています。こうすると、少し古びたような味わいが出るんです」 古い賃貸にはつきものの給湯器にも、センスとアイディアが光ります。おしゃれなチョークアートをめくると……!「ダイソーのマグネットシートの上に、黒板シートを使っています。これなら、サッと取り外しもできますし、注意書きなどが見られなくなる心配もありません」(編集部注:給湯器へのデコレーションは、推奨されているものではありません。素材や熱の伝わり方などに十分注意して行ってください。) ■憧れのコーヒー専用カウンターもDIYでシンク脇と冷蔵庫との間には、念願のコーヒーカウンターをつくりました。「コーヒーが好きで、ゆっくり淹れられるスペースが欲しかったんです。カウンターには、黒いタイルを貼ったので、熱いポットも直置きOKです」限られたスペースを最大限に生かした、システマチックな収納にも注目を。有孔ボードを使うことで調節可能にした棚板や、100円ショップで購入したアイアンタオルバーをリメイクしたグラスラックなどは、自由にカスタマイズができるDIYならでは。既存品では出合えない、我が家にフィットした収納&インテリアが叶います。冷蔵庫と壁のわずかなすき間には、引出式の収納ラックを。よく使う調味料やスパイス、乾物などを収納しています。「ここにこんな棚がいいな、こんなものをしまいたいな、と思ったら、まずは作ってみるのが楽しいんです」次回は「キッズルームの賃貸DIY」についてお話を伺います。取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年04月04日床材や壁の色などを自分好みに仕上げてみたい。賃貸でも、住まいにオリジナリティを加えたい。いま、原状復帰の賃貸をカスタマイズする、「賃貸DIY」がどんどん進化しています。今回お伺いしたのは、ダイニングとリビングのスペースをひとつにまとめ、カフェのようなラウンジスタイルのEHAMIさん宅。3歳の息子さんのママでもあるEHAMIさんに、子育てしながらでもできる賃貸DIYとインテリア術を伺いました。▼EHAMI(えはみ)さんファミリー プロフィール・家族構成:夫(29歳)、妻EHAMIさん(31歳)、3歳の男の子との3人暮らし・居住エリア:千葉県・住宅形態:賃貸マンション 1LDKblog: Instagram: @ehami123 ■DIYを味方につければ、「家の古さ」は問題ない!今回お伺いしたEHAMIさんもDIYの魅力にはまったひとり。「初めてDIYにトライしたのは、3年半ほど前。テレビ番組で、DIYでのリフォームを特集していて、やってみたい! と思ったのがきっかけです」その後、引っ越すことになり、「古い家でもDIYすればいいんだ」という前提で物件を探し始めたEHAMIさん。「古さ」を克服するアイディアを知ったことで、物件選びの幅もぐっと広がったといいます。引っ越してきてちょうど1年になるという現在のお住まいは築40年に届きそうな、52㎡の賃貸マンション。懐かしくレトロな雰囲気は唯一無二の温かみがありますが、その反面、設備や間取りなど、築年数ならではのデメリットも否めません。そこでEHAMIさんは、部屋全体の大改造に乗り出しました。まず床は、もとのフローリングの上にパネルタイプの “ウルティモフローリング”を敷き詰め、雰囲気アップを。そしてリビングの壁面は、鴨居に柱となる板を打ちつけ、そこをベースに構造用合板を貼りつけた力作です。「梁の部分は、貼りはがしが可能な専用糊 “スーパーフレスコイージー”を使って、壁紙の上から、好きな壁紙を重ねています。リノベーションしたような感じにしたかったので、コンクリート風を選び、さらに打ちっぱなし感を出すために、ペイントを重ねました」しっかりと柱になる板を取りつけたうえに壁を貼っているおかげで、テレビや棚板などの取りつけもOK。 ■DIYだからできる、自分好みのカスタマイズ暮らしの中で「ここがごちゃごちゃしてしまう」「毎回取りに行くのが面倒」、そんな小さなストレスに気づけたら、DIYはもっと身近になります。EHAMIさんのお宅は、まさに“かゆいところに手が届く”仕様があちらこちらに。生活感が出てしまうコード類の収納から、ついリビングに放置しがちな雑誌や家族の日用品まで、DIYで丸ごと解決しています。▼棚にスライド板を取り付けて目隠しに棚には、可動式の板を挟み込むことで、ごちゃつくモデム類やコードの目隠しを。使いたいときはスライドできる、アイディアテクニックです。テレビの配線なども、壁板の後ろにまわしているおかげで、見た目にもすっきりとしました。▼押入れをオープン棚や作業台に押入れだった場所はふすまを取り払い、DIYの作業道具や本、家族のものなどをしまうオープン棚、兼DIYの作業台に。 ▼既存の収納ボックスも上手に活用 既存のフラップつき収納ボックスと杉材でつくったシンプルな箱を、押入れのサイズに合わせて組み込みこんでいきました。▼有孔ボードを活用!押入れの奥行きを生かし、有孔ボードは手前と奥との二重構造。ここでもスライドで奥のものを取り出しやすくする工夫が。100円ショップで買ったマグネットバーには、金具や工具をくっつけられます。 ■100円ショップのアイテムは、使い方がカギすべてがDIYでの手づくりではなく、100円ショップの収納ボックスなども上手に組み込むのが、EHAMIさんスタイル。「大枠は、やはり家のサイズに合わせて作る方が見た目もきれいです。100円ショップのものはそのまま使うよりも、内側の整理収納やDIYのパーツのひとつとして使うなど、あまり単体では使わないほうが、チープ感が抑えられる気がします。もちろん、お店に行くときは、必ずサイズをチェックして、常に『我が家のどの場所に置けるか』を吟味しながら購入すると失敗が少ないです」下段は、押入れのサイズにぴったりサイズの箱を4個つくり、キャスターを取りつけて引き出し収納に。DIY用の端材や家族の本などがたっぷり入る、大容量のスペースです。次回は「古いキッチンの賃貸DIY」についてご紹介します。取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
2017年04月03日