JALは11月17日、2016年元旦に実施する「初日の出 初富士フライト」の詳細を発表した。チャーターフライトは成田空港発着と羽田空港発着の2コースを設定し、各空港を離陸した後、2016年の初日の出と初富士を楽しむことができる。機内では特製のおせち風弁当と紅白まんじゅうを提供し、国内旅行券3万円や都内ホテルペア宿泊券などが当たるお楽しみ抽選会を開催する。また、搭乗の記念に搭乗証明書を用意するほか、ファーストクラス利用者には升酒をお土産にプレゼントする。加えて、成田空港発着フライトでは、成田空港が提供するオリジナルグッズも用意している。両フライトはともに、5:40頃発~8:00頃到着の1時間半程度のフライトを予定している。成田空港発着のフライト(JAL2811便)はボーイング777-300ER型機(国際線「JAL SKY SUITE 777」)を使用し、11月26日10:00より募集定員を220人として販売を開始する。一方、羽田空港発着のフライト(JAL1611便)はボーイング777-200ER型機(国際線「JAL SKY NEXT」)を使用し、11月25日10:00より募集定員を350人として販売を開始する。成田空港発着コースは、館山沖の数千メートル上空で初日の出を観覧し、東京湾上空を横切って西進し、朝日に輝く富士山を望む。その後、浜松市手間で折り返し、伊豆諸島・三宅島付近を通って成田空港に戻ってくる。成田空港発着コースに関しては、ファーストクラス利用は窓側から2席で16万円、ビジネスクラス利用の窓側から2席で8万8,000円、ビジネスクラス利用の窓側を含まない1席で2万9,000円、プレミアムエコノミークラス利用の窓側から2席で8万3,000円、プレミアムエコノミークラス利用の窓側を含まない1席で2万6,000円、エコノミークラス利用の窓側から2席で7万1,000円、エコノミークラス利用の窓側から3席で9万3,000円、エコノミークラス利用の窓側を含まない1席で2万2,000円となる。羽田空港発着コースは、富士山北西方面の南アルプス上空にて初日の出を観覧し、その後、北東の福島県只見付近上空を経て、茨城県上空を通過して羽田空港に戻ってくる。羽田空港発着コースに関しては、ファーストクラス利用の窓側から2席で12万円、ファーストクラス利用の窓側を含まない2席で8万円、クラスJ利用の窓側から2席で9万円、クラスJ利用の窓側を含まない1席で3万円、普通席利用の窓側から2席で7万7,000円、普通席利用の窓側から3席で10万2,000円、普通席利用の窓側を含まない1席で2万5,000円、翼上の席の窓側から2席で7万5,000円、翼上の席の窓側から3席で9万9,000円、翼上の席の窓側を含まない1席で2万4,000円 となる。全ての席は大人子供ともに同額で、ファーストクラスはJALカード会員限定の抽選販売となる。なお、富士山は当日の天候などの事情により観覧できない場合があり、使用機材・航路は変更になる場合もある。
2015年11月18日凸版印刷は、クレジットカード「JALカード」の申込受付において、タブレット端末でのタッチペンによるデジタル申込システムの提供を、2015年11月11日に成田国際空港をはじめとして、順次全国の空港で開始すると発表した。従来、空港でJALカードを申し込むには、カード申込者が所定の申込書にその場で必要事項を記入して係員に手渡すか、受け取った申込書に必要事項を記入して郵送する必要があったが、今回、ジャルカードは凸版印刷の「SpeedEntry plus」を導入したことにより、タブレット端末上のタッチペン操作による選択入力と、文字認識エンジンに対応した手書き文字入力を行うだけで、カード申込手続きがその場で完了。申込手続を約10分に短縮するという。また、従来の手書きによる申込書では必要だった記入不備確認が不要なだけでなく、タブレット端末から顧客情報をジャルカードが管理する会員システムへ直接登録できる。今後は、凸版印刷は、「SpeedEntry plus」を金融機関の口座開設やカード申込だけでなく、各種会員カードやポイントカードなどの申込受付システムとして拡販、2016年に関連受注を含め約10億円の売上を目指す。
2015年11月17日JALは11月12日より、アディダス ジャパン(以下、adidas)との共同企画のもと、羽田・成田の一部空港スタッフが新デザインのレプリカユニフォームを着用して、サッカー日本代表を応援している。JALは1999年からサッカー日本代表サポーティングカンパニーとして、日本代表チームが空路で移動する際のサポートをしている。2014年からは日本代表の試合開催日ならびに選手が航空機で移動する出発日に合わせて、空港スタッフが当社ロゴ入りレプリカユニフォームを着用してきた。今回はadidasの協力のもと、新ユニフォームへの変更に伴っていち早く当社ロゴ入りレプリカユニフォームを用意し、アウェイの海外の地でワールドカップ予選を戦うサッカー日本代表を応援する。初お披露目となった11月12日には、17:00より羽田空港 国際線ターミナル JALカウンターにて、W杯アジア2次予選 シンガポール戦(日本時間20:15キックオフ)に合わせ、ユニフォームを着用した。また17日はW杯アジア2次予選 カンボジア戦(日本時間20:30キックオフ)に合わせ、羽田空港 国際線ターミナルと成田空港 国際線第2ターミナルのJALカウンターにて、終日スタッフがユニフォームを着用する。
2015年11月13日JALは11月19日のボージョレー・ヌーヴォー解禁日限定で、国際線機内(一部路線を除く)および国内主要空港ラウンジにて、ボージョレー・ヌーヴォーを提供する。特に羽田空港国際線ラウンジでは、日付が変わる瞬間からの提供となる。今回提供するボージョレ―の醸造所であるピエール・フェロー社は、1882年創業の老舗醸造所で、年による品質のむらがなく、信頼のおける造り手として評価されている。また、フランス国内の1,500以上のレストランで選ばれ、世界40カ国以上で親しまれている。2015年のボージョレー・ヌーヴォーに関しては、「フレッシュさはもちろん、さまざまなキャラクターを感じることのできる味わい」とのこと。ボージョレー・ヌーヴォーの提供に合わせ、2014年も実施したメゾンカイザーによるJALオリジナルパン「PAIN AU BEAUJOLAIS(パン・オ・ボージョレー)」を用意。この日のためだけに作り上げたパンは、水の代わりにボージョレー・ヌーヴォーが使用されている。ボージョレー・ヌーヴォー提供の対象路線は、日本とシカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、ダラス、バンクーバー、 サンフランシスコ、ホノルル、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、マニラ、ハノイ、ホーチミン、バンコク、香港を結ぶ各路線(往復)で、対象者はファーストクラスとビジネスクラスの利用者となる。ボージョレー・ヌーヴォー提供の対象ラウンジは、成田空港(国際線ファーストクラスラウンジ、サクララウンジ)、羽田空港(国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジ、サクララウンジ/国際線ファーストクラスラウンジ、サクララウンジ)、関西空港(国内線サクララウンジ/国際線サクララウンジ)、伊丹空港(国内線サクララウンジ)、中部空港(国際線サクララウンジ)、福岡空港(国内線サクララウンジ)となる。「PAIN AU BEAUJOLAIS」の提供は、東京(成田・羽田)発のシカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバー、サンフランシスコ、ホノルル、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、マニラ、ハノイ、ホーチミン、バンコク、香港行の各便で、ビジネスクラスにおける洋食コースのパンのひとつとして提供する。ラウンジでの「PAIN AU BEAUJOLAIS」の提供は、成田空港(国際線ファーストクラスラウンジ)、羽田空港(国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジ/国際線ファーストクラスラウンジ)で、なくなり次第、終了となる。
2015年11月05日11月1日(日)から30日(月)までの1か月間、JAL国際線全路線で、アメリカのオーディオメーカー「ボーズ(Bose)」創立の原点と歴史を映像化したドキュメンタリー映画『DREAM + REACH(ドリーム アンド リーチ)』が放映される。『DREAM + REACH(ドリーム アンド リーチ)』は、これまで明らかにされなかったボーズの黎明期の社史をはじめとして、50年に渡る変革の歴史を、アカデミー賞受賞監督モーガン・ネヴィルによって映像化された、約20分間のドキュメンタリー・フィルムだ。創業者であるアマー G.ボーズ博士の生い立ちからマサチューセッツ工科大学で研究に没頭するに至る原体験。またボーズコーポレーション創立に至る動機、ボーズ博士がその晩年に残した“最大の発明”についてなど、未発表の貴重な資料映像と、ボーズ博士にかかわりの深い人物たちの実録インタビューは、2014年末から、翌1月にかけて、全国7か所のボーズ直営店内プライベートシアターにて300名限定でプレミアム上映され、大きな反響を得た。1978年にボーズ博士によって発明されたノイズキャンセリング技術は、「静寂を聴く」とでもいうべき新たな無音の世界を開拓し、ボーズの革新的なテクノロジーの最たるものの一つとして知られている。音楽を明瞭に楽しむだけでなく、疲労やストレスの原因になる不要な騒音を電気的に打ち消すことで、長時間の移動も快適に過ごすことができたり、日常生活の中ではなかなか体験することがない静寂の中で瞑想することもできる。1989年には、ノイズキャンセリング技術は、航空機用に実用化された。また現在、JAL国際線ファーストクラスに「ノイズキャンセリング・ヘッドホン」が標準装備されている。このJALファーストクラス装備モデルに迫る性能を実現したイヤホンタイプの「QuietComfort(R)20 headphone」は、国際線機内販売で購入することができる。劇中では、ノイズキャンセリング技術を発明するきっかけとなった、最初の数式が生み出されたエピソードについても明かされている。旅行やビジネスなどで海外に行く予定がある方は、機内でボーズの技術を体験しながら、機内でその歴史を紐解くプレミアム・フィルムをぜひ楽しんでみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年10月28日JALは、10月22日からの約1カ月間、位置管理ソリューションを活用し、空港で貸し出すベビーカーや車いす、空港スタッフの所在を遠隔地からリアルタイムに把握する実証実験を羽田空港で開始すると発表した。JALでは、2014年7月にBeaconとスマートウォッチを活用したスタッフの所在を把握する実証実験を実施。今回は、Jibe Mobileが開発した位置管理ソリューション「Blu-trail」を活用して、羽田空港国内線第1旅客ターミナルの出発ロビー、および到着ロビー内の人や物品の所在を把握する実証実験を実施する。実験内容は、羽田空港内にあるベビーカーや車いすなど約200台に装着したBeaconをもとに、その所在を空港スタッフがスマートフォンや、タブレット、PC上の管理画面にて所在位置をリアルタイムに把握するというもの。これにより、顧客からの要望に対し、スピーディーに対応できるほか、混雑状況を考慮した、貸出品の効率的な配置を検討できる。今後の展開として、実証実験による効果検証を踏まえ、他の空港への導入も視野に入れた位置管理ソリューションの導入を検討していく。
2015年10月23日JALと、ispaceが運営する日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO」(ハクト)とは10月22日、コーポレートパートナー契約を締結したことを発表した。同契約は、JALが2014年6月に発表した「チャレンジJAL宣言」の理念のもと今回のハクトのチャレンジに賛同し、ハクトが開発している月面探査機「ローバー」と、JALが運航するボーイング787型機が同様に炭素繊維を採用していることが契機となり実現した。今後ハクトは、JALで培われてきた整備技術やトラブルシューティングの手法を月面探査機「ローバー」の運用・保守に応用するなど、技術的な連携を視野に入れてお互いに協働することで、世界初の民間による月面探査を目指す。ハクトは現在、国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」(GLXP)に挑戦している。GLXPはGoogleがスポンサーとなりXPRIZE財団によって運営される、民間組織による月面無人探査を競う総額3,000万ドルの国際賞金レース。同レースのミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。1位のチームには賞金2,000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられ、現在世界各国から18チームが参加している。また、ハクトは現在、月面に民間開発の無人探査機を着陸させ500m以上走行し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信する「GLXPミッション」の達成に向けて月面探査機「ローバー」を開発している。その開発において、「ローバー」の小型・軽量化のために様々な新素材を積極的に取り入れている。カーボン素材(炭素繊維強化プラスチック)もそのひとつで、炭素繊維は比重が鉄の4分の1であるにも関わらず強度は10倍にもなり、アルミニウムと比較しても大幅に軽量化できる。同様の炭素繊維がボーイング787型機でも採用されており、強度を高めながら機体重量を軽量化したことなどにより、従来の同クラス機体と比較して燃費を約20%改善している。ハクトはispaceが運営する、日本で唯一GLXPに参加するチーム。ベンチャーや大学、プロボノと様々なバックグラウンドをもった人材が集まり、それぞれの特技を生かし合って月面探査ローバーの開発を行っている。2015年1月にGLXP中間賞の「モビリティサブシステム」部門を受賞した。
2015年10月23日日本の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は10月22日、日本航空(JAL)およびメガネブランド「Zoff」を運営するインターメスティック(Zoff)とコーポレートパートナー契約を締結したと発表した。ハクトは現在、Googleがスポンサーとなっている賞金総額3000万ドルの月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(GLXP)」に参加しており、月面に民間開発の無人探査機を着陸させ500m以上走行し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信する「GLXPミッション」の達成を目指して月面探査ローバーを開発している。今回の契約はハクトのローバーとボーイング787型機が同じ炭素繊維を採用していること、また、ローバーとZOFFの曲がるメガネ「Zoff SMART」が共に高機能素材「ULTEM」を使用していることがきっかけとなり実現したという。ハクトは、JALとの契約ではJALの整備技術やトラブルシューティングの手法を月面探査機「ローバー」の運用・保守に応用するなど、技術的な連携を視野に入れて協働し、Zoffとの契約では商品やプロジェクトのプロモーションなどで連携していくとしている。
2015年10月22日JALは10月13日、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団を応援することを目的に、2016年2月上旬に「JALがんばれ! ニッポン! JALスペシャルイベント」を東京都内で実施することを発表した。当日は嵐やオリンピアン(オリンピック選手・オリンピック出場経験者)も参加を予定している。開催まであと1年を切ったリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックに対し、JALは日本代表選手団オフィシャルエアラインとしてさまざまな形で選手団を応援し、大会を盛り上げていくとしている。イベントに関しては決定次第、JALホームページにて公開していく。また10月13日~2016年1月5日の期間、国内線搭乗キャンペーンを実施する。「JALがんばれ! ニッポン! JALスペシャルイベント」に500組1,000人を招待するほか、嵐の大野智氏がデザインした「FLY to 2020 特別塗装機モデルプレーン」(1/200サイズ、200人)、「がんばれ! ニッポン! JALオリジナルグッズ」(820人)が当たる。このキャンペーンは、JALホームページ内のキャンペーン専用ページから参加登録し、対象路線・便・運賃での搭乗2回を1口として応募できる。さらに高度1万mからの応援プロジェクトとして、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団応援特別塗装機を2016年春以降に就航を予定している。このデザインは、一般より「応援」をテーマにした写真をJALホームページに投稿を募り、その中の一部の写真を特別塗装機にモザイクアートとして掲載する。また、投稿者の中から抽選で、「JALがんばれ! ニッポン! スペシャルイベント」に50組100人を招待する。写真の投稿は、10月下旬~2016年1月5日に予定している。
2015年10月14日日本航空(JAL)と日立製作所(日立)は10月5日、同日から約3カ月間、日立グループが開発したIoT(Internet of Things)と人工知能の技術を活用して、JALの従業員満足度の向上を目指す共同実証実験を開始すると発表した。実証実験では、ワークスタイル変革の施策や従業員満足度の関係性の発見に取り組む。具体的には、JALの間接部門で働く従業員約80名を対象に、日立グループが開発したIoTデバイス(名札型ウェアラブルセンサー)を用いて従業員の身体運動を把握。その身体運動の特徴パターンから集団の活性度を定量的に算出した「組織活性度」、従業員の属性や担当業務の特性、ワークスタイル変革施策の実施状況などのデータを組み合わせ、日立の人工知能を用いて分析を行う。日立の人工知能は、従来は人手で行っていた仮説設定・検証の自動化を実現するもの。実証実験により、「組織活性度」に影響する要素とその影響度を算出することができるため、JALグループにおけるワークスタイル変革施策の成果に関する分析や新たな施策の検討に役立てることが可能としている。JALグループは、ITツール導入などによる業務の効率化だけではなく、従業員一人一人が成長し、それにより得られる従業員満足度の向上をワークスタイル変革の最終的な目標としている。
2015年10月06日JALは9月30日、新たに「JALなでしこラボ」を設置して女性をはじめとする多様な人財の活躍をグループ全体でより一層進めていくことを発表した。JALグループでは多様な人財の活躍推進を経営戦略のひとつとして位置づけ、女性をはじめとするさまざまな人財が力を発揮し活躍できるよう、人財育成や支援体制を強化している。そうした取り組みの中で、JALは2014年度に「なでしこ銘柄」(経済産業省と東京証券取引所が共同で女性活躍推進に優れた上場企業を選出)に初めて選ばれた。現状、JALグループ全体で女性社員の比率が47%ではあるものの、女性管理職比率は15%にとどまっているという。今回発足する「JALなでしこラボ」では、ダイバーシティを実現する上での第一歩として、「真に女性が活躍する企業」となるべく、「女性活躍推進 目標数値・行動計画のとりまとめ」「意識改革とワークスタイル変革」「社内研究プロジェクト」などの活動を、グループをあげて取り組んでいくという。
2015年10月01日JALは2016年1月までに、映画・ビデオ・オーディオなどのプログラム数を現行比約2倍となる300以上に拡大し、機内エンターテインメントの充実化を図る。また、乗客や客室乗務員が厳選したオススメ作品を紹介する新たなスペシャル企画を導入し、JALの機内ならではのエンターテインメントを提供していくという。現行比約2倍となる300以上となるプログラムは、機内エンターテインメントシステム「MAGICV・VI」が対象となる。2016年1月時点におけるJAL国際線機内エンターテイメントの予定は、映画80作品、ビデオ108作品、オーディオ115チャンネル。特に映画は、「ジュラシック・ワールド」(10~12月)のようにJALが自信をもってオススメする新作映画や、話題のハリウッド映画、人気シリーズ作品の一挙上映など多彩なコレクションを予定している。あわせて「JAL Facebookリクエスト企画」を新設し、JALオリジナル企画として乗客や客室乗務員が選んだオススメ作品を特集ページにて紹介する。これは、JAL Facebookにてテーマに応じた作品の中から好きな作品を選び、見どころや感想をコメント欄に投稿して上映作品を決定するというもので、第1弾では「おすすめシリーズ映画」をテーマに募集した。その募集の結果、11月には「オーシャンズ」、12月には「トイ・ストーリー」、2016年1月には「メン・イン・ブラック」の上位3シリーズの機内上映が決定している。なお、次回第2弾の募集は11月頃を予定している(詳細はJAL Facebookを参照)。さらに「キャビンアテンダントおすすめ映画特集」として、客室乗務員が乗客にオススメしたい作品を毎月選定し、作品の見どころと一緒に紹介する。10月には、2015年10月が作品の舞台となっている「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」を含めたシリーズ3作品を展開する。ビデオプログラムも100作品以上用意し、「ダウントン・アビー Season1」(11月~2016年2月)や「プリズン・ブレイク Season1」(12月~2016年4月)のような、人気のテレビドラマや海外ドラマの一挙放映が登場予定となっている。また、オーディオは季節やテーマにこだわったオリジナル番組に加え、さまざまなジャンルのアーティストによるCDアルバムなどを100チャンネル以上取りそろえる。上映作品は変更になる場合がある。対象路線やプログラムの詳細については、JALホームページ「国際線機内エンターテイメントプログラム」を参照。
2015年09月20日日本航空(JAL)は、国内線で提供している機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」の専用アプリ「JAL SKY Wi-Fi 国内線」を公開した。同アプリを利用することで、より素早く簡単にインターネットに接続できる。「JAL SKY Wi-Fi 国内線」は、同社が2014年7月より提供している国内線向けの機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」専用アプリ。機内でインターネットを利用する際に必要な「Gogoアカウント」をアプリで事前登録すると、ユーザーIDやパスワードを毎回入力することなく、接続可能となる。そのほか、事前に購入したWi-Fiパス、およびJMBダイヤモンド・JGCプレミア・JMBサファイア会員、各種キャンペーンで登録したWi-Fiパスをアプリ上で利用できる。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。対応OSはAndroid 2.3以降。
2015年09月14日KIホールディングスは9月9日、JALとの間における航空機用座席の納入遅延に関する問題等に関して、9日付で和解契約を締結し、9億3,400万円を支払うことで和解したことを発表した。KIホールディングスはJALから同社向け航空機用座席の納入に遅延が発生した問題等に関して生じた損害の賠償を求められており、JALとの解決に向け協議を行った末、和解契約を締結した。これは、同件が長期化した場合のコストの増大および人的資源の負担等を総合的に考慮した上で、JALと同和解契約を締結することが同社にとって最善と判断したことによる。和解契約の概要として、同件の解決のために9月30日付けで9億3,400万円を支払うこと、同社とJALとの間には同件に関して和解契約に定めるもののほか相互に何らの債権債務のないことを確認すること、としている。この9億3,400万円の支払いに伴い、すでに計上済みの損害賠償引当金の一部等との差額9億2,400万円を9月期第4四半期の特別損失として計上する予定となっている。今期の業績に与える影響は現在精査中とし、業績予想の修正が必要と判断される場合には速やかに発表するとしている。
2015年09月10日JALは9月4日、新千歳空港国内線ターミナルビルの改修に伴い、羽田空港に次いで2カ所目となる国内線最上級ラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を新設することを発表した。ダイヤモンド・プレミアラウンジはJALマイレージバンク(以下、JMB)のダイヤモンド会員、JALグローバルクラブ(以下、JGC)のプレミア会員およびファーストクラス搭乗者が利用できる。加えて、サクララウンジを含め、全体のデザインを一新してリニューアルオープンする。従来の2階エリアから3階エリアに移転し、窓からはより開放的な景色が楽しめる。「日本のたたずまい」をデザインコンセプトに、日本の素材美を生かしながら現代的にアレンジした上質で洗練された空間を演出。手荷物の収納が可能なスペースにもこだわり、より居住性を高めて快適なくつろぎの時間を提供する。出張をはじめ、グループや家族での旅行など、さまざまなシーンに合わせて過ごせる空間となっている。また、ラウンジに直結し、スムーズにアクセスできるJALファーストクラス・チェックインカウンター、ダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場をラウンジと合わせて2階にリニューアルオープンする。オープンは2016年夏頃を予定している。11月4日より工事を開始するため、サクララウンジなどの一部施設を閉鎖となる。工事期間中の運用については別途、JALホームページなどで案内をする。なお、今後は伊丹空港や福岡空港においても、順次施設の拡充を予定している。
2015年09月07日JALは9月9日12:00まで、JAL Facebookを通じて「JAL オリジナルMRJグッズプレゼント! 」キャンペーンを実施している。9月3日にJAL Facebookページに投稿された同キャンペーン告知記事のコメント欄に、ほしいグッズ名(1種類のみ)とMRJへのコメントを寄せて応募すれば、JALオリジナルMRJグッズ(モデルプレーン、プラモデル、ネックストラップ、ステッカー、メモパッド、スポーツタオル、マグカップ)をそれぞれ抽選で2人、合計14人にプレゼントされる。応募対象は、Facebookアカウントをもつ日本在住の18歳以上の一般人で、ひとりあたりエントリーは1回のみとなる。厳正なる抽選により当選者を決定し、当選者発表はJALのタイムライン投稿にて、コメントへの返信で行われる。その後、当選者はFacebookのダイレクトメッセージでグッズの発送先を連絡し、後日郵送される。9月16日10:00までに当選者からの連絡がなかった場合、当選者は当選資格を失い、代わりに別の応募者が選出される場合がある。なお、コメントにJALソーシャルメディア利用規約に反する内容が含まれる場合は、同キャンペーンへの参加を断る場合もある。そのほか詳細は、ホームページとJAL Facebookページを参照。
2015年09月04日ボーイング747型機やDC-8型機などが運航されていた昭和60年(1985)11月1日、事業計画の長期的な展望に立ってJALが導入したボーイング767-200型機が羽田=福岡線に就航した。それから30年となる2015年8月31日に、30年分の感謝を気持ちを込めてJALは「ボーイング767型機導入30周年イベント」を実施した。○JAL初の767は「ジャンボに比べると地味」同イベントは767型機に乗務する片野裕治副操縦士が立案し、JALマイレージサービス「JALマイレージバンク」の会員とその家族の約50人を招待して実施された。就航当時の雰囲気を伝えるために、CAも当時使用されていたJAL6代目で森英恵デザインの制服をまとって参加者をもてなし、初便を担当した767型機の初代乗員部長・小布施雅士元機長が当時の様子を語った。767型機はオイルショックが起きた1970年代に開発されたことも関係し、経済性に配慮された双発(エンジンが2つ)のセミワイドボディ機で、積載力や航続力の高さに対して離着陸や上昇・下降にかかる距離が大幅に短いというメリットを持っていた。JALは同社初となる767-200型機を昭和60年7月23日に受領、767-200型機より機体が5.6m長い767-300型機は昭和61年(1986)10月20日に世界で初めて受領している。昭和60年8月17日に行われた767-200型機のデリバリーフライトも、小布施氏が機長として乗務したという。当時の様子を「ジャンボ(ボーイング747型機)に比べると地味」と語ったが、その理由としてANAが昭和58年(1983)6月に767-200型機をすでに導入していたこと、そして、JAL123便墜落事故の直後であったためJAL全体が蜂の巣を突いたような状態で動きまわっていた時期だったことを挙げた。○機械がイニシアチブを執る契機ただし、パイロットとしては「これまで"1尺、2尺"で計算していたものが"m、km"に変わったようなもの」とこれまでの環境から激変したことを明かした。767型機にはアナログ計器ではなく液晶を多用したグラスコックピットが搭載され、航空機関士を加えた3人体制での運航がパイロット2人だけでの運航に変わる契機にもなり、意識改革が必要とされたという。「今までは人間がプランを立てていたが、767型機では機械がイニシアチブを執り人間が見守るという関係に変わった。以前は何かおかしいと思えば機械を疑ったが、今はひょっとしたら自分が間違っているのではないかと思うようになった」と小布施氏は話す。また、767-300型機に関してはJALがローンチカスタマーであったため、設定にはJALの提案が生かされたという。例えば、従来はパイロットが手動で行っていたベルトサインは、この時にJALがボーイングに提案することで現状の自動化に切り替わったという。なお、低速と高速しかなかったコックピットのワイパーに、いわゆる"間欠ワイパー"の設置を提案したものの構造的な問題で断念されたが、後に開発されたボーイング747-400型機には設置されていたという。○CA監修の「機内放送体験」もイベントでは小布施氏の講和のほか現役パイロットによる「航空教室」も実施され、旅客機が滑走路へ近づく際の角度は3度などと、クイズを交えながら飛行機に関する様々なレクチャーが行われた。子供の参加者からは「おなかが空いたらどうするの? 」という質問もあり、パイロットもコックピット内で食事をしていると回答しながら、子供の目線に合わせて「奥さんが作ったおにぎりを食べることもあるよ」と語りかけるシーンもあった。最後には格納庫で現役のパイロットやCA、整備士たちが767-300型機の操縦席や客室を案内。CAからのギャレーの構造や機内業務のレクチャーに加え、「ただいま、シートベルト着用のサインが点灯しました。シートベルトをしっかりとお締めください」などと、機内放送の体験も機会も用意されていた。また、操縦席に座りながらパイロットから設備の説明を受けた子供は、「とってもかっこよかった。これで大きな飛行機が動くなんてすごいなって思った」と感動した様子だった。JALは現在、767型機を60機発注しており(-200型機が3機、-300型機が22機、-300ER型機が32機、-300F型機が3機)、-300型機を12機、-300ER型機を32機保有している。767-200型機の初号機は2011年3月10日に退役となったが、767型機にはJALの最新仕様である「JALスカイスイート」や「JALスカイネクスト」搭載機もあり、就航30年目以降も国内・国際線での活躍が期待されている。
2015年09月02日JALグループの航空機部品の調達やフードサービスなどを行っているJALUXは、"空の旅から生まれた美味"JAL SELECTION「デスカイシリーズ」の新たなカップ麺商品「ちゃんぽんですかい」を販売する。一般販売は9月1日からとなるが、マイルがたまるショッピングサイト「JAL ショッピング」では8月26日より先行して発売している。JAL SELECTION は「うどんですかい」をはじめとしたJAL機内食メニューで、20年間以上にもなるロングラン商品「デスカイシリーズ」などをとりそろえている。「デスカイシリーズ」の新製品である「ちゃんぽんですかい」は、海鮮の旨みを効かせたコクのあるスープが特徴のちゃんぽんとなっている。キャベツと海鮮風味豊かなイカ、彩りのダイスキャロットにかわいい飛行機柄のかまぼこを使用している。他のカップ麺シリーズ同様、気圧の低い機内でもおいしく食べられるよう、約85度と低い沸点でも戻りやすく、のびにくい特製麺を使用している。39g(麺30g)と小腹が空いた時にぴったりのミニサイズで、希望小売価格は税別128円。同社の通信販売では、「ちゃんぽんですかい」のセット販売もしている(15個入り/税込・送料別で2,073円)。賞味期間は6カ月間。
2015年08月28日JALと三越伊勢丹ホールディングスは8月24日、顧客の利便性とサービス向上、相互送客による企業価値向上を目的とした包括的業務提携に向けた検討を開始することについて合意したことを発表した。今回の合意は、両社の業界における競争激化という厳しい経営環境下で、付加価値の高い独自性のある商品やサービス・業態を展開することによって顧客の支持を高めるというメリットを見据えてのもの。合意した主な内容として、既存の顧客の相互送客と新規の顧客獲得を目的に、三越伊勢丹のポイントとJALのマイル(JAL マイレージバンク)の交換サービスを2016年4月より開始する。また、三越伊勢丹およびJALの利用の多い顧客への相互サービス・特別サービスの提供や、両社で新たな価値を持つ提携カードの発行も視野に入れている。そのほか、三越伊勢丹の店頭販売商品やJAL機内販売商品や旅行商品などを新たに共同で開発することや、両社の顧客向けのイベントの開催、両社の海外拠点を活用したプロモーションや三越伊勢丹でのお買上品の空港への配送サービスなどのアウトバウンドやインバウンド施策も予定している。
2015年08月25日JALは9月1日より新機内食を展開し、欧州・米州線・豪州線ではAIR吉野家の新メニュー「牛すき」を提供する。JAL機内食AIRシリーズの第17弾で、吉野家とのコラボレーション「AIR吉野家」は4回目となる。「牛すき」は冬に吉野家の店舗で提供されている「牛すき鍋膳」をベースにした機内食仕様で、吉野家の店舗でおなじみの牛丼と同じ「熟成肉」を使用している。店舗の「牛す鍋膳」の味付けはそのままに、「牛すき」ではお好みで「だし醤油入りたまご」をご飯にかけて楽しめるようになっている。プレミアムエコノミーとエコノミークラスで11月30日までの展開となる。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/バンクーバー/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/シドニー行き、羽田発ロンドン/パリ行き、関西発ロサンゼルス行きでいずれの路線も到着前の2回目の食事として提供する。また、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、フードスタイリストの飯島奈美さんがプロデュースする機内食も展開する。和食メニューは「こくうま肉じゃが」「人参・ハム・クルミのメープルシロップ」「おからサラダ」「特製フルーツポンチ」、洋食メニューは「なつかしロールキャベツ」「人参・ハム・クルミのメープルシロップ」「おからサラダ」「特製フルーツポンチ」と、日本の家庭で馴染みのある誰もが好きなほっとするような料理をコンセプトにしている。いずれもデザートとしてハーゲンダッツアイスクリームを提供する。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/バンクーバー/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/モスクワ/シドニー/シンガポール/クアラルンプール/ジャカルタ/デリー/ハノイ/ホーチミンシティー/バンコク行き、羽田発ロンドン/パリ/シンガポール(JL037)/バンコク(JL031)行き、中部発バンコク行き、関西発ロサンゼルス行きとなる。ファーストクラスとビジネスクラスでは全国各地の日本酒の中から厳選し、注目の銘酒から入手困難な希少銘柄まで取りそろえる。9月からは、機内食秋メニューに合わせてファーストクラスでは「磯自慢」(静岡県)と「獺祭」(山口県)、ビジネスクラスでは「東洋美人」(山口県)と「梵」(福井県)を提供する。
2015年08月21日日本航空(JAL)、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、東レの3社は8月17日、着るだけで心拍数や心電位を取得できる機能繊維素材「hitoe」を用い、IoTを活用した作業者安全管理サービスの共同実証実験を同日より開始すると発表した。「hitoe」はナノファイバー生地に導電性高分子を特殊コーティングした繊維素材で、生体信号を高感度に検知することができる。東レとNTT Comは、同素材を活用した作業者安全管理サービスの実用化に向けた取り組みを進めており、今回の実験はその一環として実施される。同実証実験では、NTT ComとJALが開発したクラウドベースの安全管理システムや、東レが開発した「hitoe」ウェアやトランスミッターなどを活用し、沖縄県那覇空港の地上エリアでの作業者の心拍数などのバイタルデータのリアルタイム取得や分析、遠隔モニタリングの有用性を検証する。具体的には、空港の荷物輸送や航空機誘導などの空港地上支援業務に従事している作業者を対象に、暑さ対策に関する検証を開始し、その後、他エリアの空港において熱ストレスや運動強度といった、暑さ対策以外の体調管理の検証を進める予定。JALは今後、同実証実験の結果を踏まえて、同システムの導入を検討するとしている。東レとNTT Comの作業者安全管理サービスは、主に「hitoe」ウェア、トランスミッター、安全管理システムで構成され、「hitoe」ウェアにより取得できるバイタルデータの活用に加え、トランスミッターに内蔵した三軸加速度計により、着用者が転倒状態にないかを推定することができる。今後、GPSやビーコンの活用により、着用者の位置情報を取得する機能の開発も検討し、労働環境以外にも、福祉介護施設や自宅での高齢者見守り分野での活用を目指す。なお、東レは、今年度中にサービスの事業化を図るとしている。
2015年08月17日日本航空(JAL)、NTTコミュニケーションズ、東レは17日、空港での屋外作業者が安全に働ける環境の整備を目的として、IoTや機能素材「hitoe」を活用した安全管理システムの共同実証実験を開始した。同実験は、沖縄県那覇空港で行われる。JALら3社は、空港の地上エリアにおける夏の屋外での作業環境は大変厳しいものだと指摘。同課題を解決するために、JALではNTTコミュニケーションズと共同で、東レが開発した心拍数などを取得できる機能素材「hitoe」や、トランスミッターなどを活用し実証実験を行う。実験では、沖縄県那覇空港の地上エリアにおける作業者のバイタルデータのリアルタイム取得や分析、遠隔モニタリングの有用性などについて検証する。荷物の輸送や航空機誘導といった、空港のグランドハンドリング業務従事者を対象に、暑さ対策に関する検証を開始し、その後、他エリアの空港において、暑さ対策以外の体調管理の検証を進めていく。今回の実験は、東レとNTTコミュニケーションズが協働する「hitoe」を活用した安全管理サービスの実用化に向けた取り組みの一環。実証実験の結果を踏まえ、JALは同システムの導入を検討していくという。
2015年08月17日日本航空(JAL)、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、および東レは、8月17日より、空港での屋外作業者が安全に働ける環境の整備を目指し、IoTを活用した安全管理システムの共同実証実験を開始すると発表した。空港の地上エリアにおいては、夏の屋外での作業環境が大変厳しく、事故防止の観点から、作業者の体調管理や安全確保が必須だという。そこでJALは、クラウドベースの安全管理システムを開発したNTT Comと共同で、東レが開発した「hitoe」ウェアや、トランスミッターなどを活用し、那覇空港の地上エリアでの作業者の心拍数などのバイタルデータのリアルタイム取得や分析、遠隔モニタリングの有用性について実証実験を開始する。空港のグランドハンドリング業務(荷物の輸送や航空機誘導などの空港地上支援業務)従事者を対象に暑さ対策に関する検証を開始し、その後、他エリアの空港において、暑さ対策以外の体調管理(熱ストレス、リラックス度、運動強度、消費エネルギーなど)の検証を進める予定。「hitoe」は繊維素材であるナノファイバー生地に高導電性樹脂が特殊コーティングされており、生体信号を高感度に検出できるほか、耐久性に優れ、肌へのフィット性や通気性などを兼ね備えているという。この素材を使用した生体情報計測用ウェアを着用することによって、心拍数や心電波形などの生体情報を計測できる。今回の実証実験は、東レとNTT Com が協働する機能繊維素材「hitoe」を活用した作業者安全管理サービスの実用化に向けた取り組みの一環で、今後、実証実験の結果を踏まえて、JALは本システムの導入を検討するという。また、東レは今年度中にサービスの事業化を図る。
2015年08月17日ブリティッシュ・エアウェイズ(以下、BA)とJAL、フィンエアーは共同で、羽田/成田路線にて特別運賃を提供する。エコノミークラスは往復5万円から、プレミアムエコノミークラスは往復13万円から、ビジネスクラスは往復33万円からとなる。同運賃は3社の運航便を組み合わせることができ、欧州88地点・国内40地点の広範なネットワ―クを活用したフライトを選択できる。販売期間は9月30日までで、旅行期間は11月15日~2016年2月29日となる。対象路線は、東京(成田・羽田)=英国および欧州各都市(BA/JAL運航便ロンドン経由)と、東京(成田)/大阪/名古屋=ヘルシンキおよび欧州各都市(AY運航便ヘルシンキ経由)。なお、プレミアムエコノミークラス運賃はBA運航便のみが対象となる。特別運賃に加えて、税金や空港施設使用料などの料金が必要となる。そのほか詳細は各社のホームページを参照。英国内旅行可能都市ロンドン、アバディーン、ベルファスト、エディンバラ、グラスゴー、インヴァネス、マン島、リーズブラッドフォード、マンチェスター、ニューキャッスル、ジャージーヨーロッパ内旅行可能都市アルバニア、アルジェリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ジブラルタル、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、アイルランド、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モロッコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ
2015年08月07日JALは7月31日、シンガポール時間の7月12日にシンガポール発羽田着JAL38便の767-300(JA606J)が誘導路にて離陸操作を開始するという事例が発生した件で、シンガポール当局および国土交通省航空局より重大インシデントと認定されたことを発表した。同便は管制承認を得て地上走行を実施し、滑走路からの離陸許可を得ていたが、副操縦士が誘導路を滑走路と誤認し、誘導路上にて離陸操作を開始した。誤認に気付いた機長が離陸操作中断を指示し、直ちに副操縦士が離陸操作を中断、ほぼ同時に管制から停止の指示を受けた。同件は7月12日に発生したものだが、JALは7月23日にシンガポール航空当局から同便の運航状況について問い合わせを受けて初めて同件を認識し、同日速やかに国土交通省航空局へ報告したという。7月23日より同便の機長および副操縦士を乗務停止とし、事実関係の調査を進めているという。また、今後についてはシンガポール当局による調査に全面的に協力するとともに、「このような事例を2度と発生させることのないよう、安全意識の再確認と一つひとつの作業の確実な実施を徹底してまいります」としている。
2015年08月03日JALは7月21日に、関西空港国際線サクララウンジをリニューアルオープンする。座席を一新して居住性を高めたほか、時間帯に応じた食事の提供、座席まわりへのコンセント配備、Wi-Fi 環境の整備、女性トイレへのパウダーコーナー設置、ゆったりくつろげる喫煙室の改装など、乗客一人ひとりのプランに合わせて快適に過ごせる空間を目指した。また、海外からの乗客にも安心して利用できるよう、食事にハラル対応メニューを用意する。JALは3月に就航を開始したロサンゼルス線をはじめ、関西空港からハワイ、バンコク、上海、台北の5都市に毎日計7便の国際線を運航している。早朝から深夜にいたるまで、関西空港から出発する乗客が出発前のひと時をより快適に過ごせるよう、この度、ラウンジをリニューアルした。エントランスおよび室内のデザインは、先にオープンした羽田空港のラウンジと同様、「モダンジャパニーズ」のコンセプトを取り入れることで、「日本のこころ」「日本のおもてなし」を体現した空間となっている。座席数は177席(個室およびマッサージチェアを除く)で、駐機場が見渡せる窓側のカウンター席やゆったりとくつろげるソファ席など、目的に応じて活用できるバラエティーに富んだ座席を用意した。また、一般の座席と同様にゆったりと座れる喫煙室や、2台のマッサージチェアも設けている。手荷物を安心して預けられるよう、テンキーロック付きクロークを新設。また、各座席にてタブレット端末などに利用できる電源を大幅に増設するほか、出発情報を案内しているディスプレイ表示の画面を大型化することで、より見やすくなるように工夫している。加えて、女性客用にトイレにパウダーコーナーを新設した。飲食に関してはフード&ビバレッジカウンターの拡張し、気軽に食事が楽しめるように中央に大テーブルを配置したダイニングエリアを展開している。国産牛を使ったホテル日航関西空港監修のカレーも含め(数量限定)、人気のカレーを常時2種類提供するほか、サラダバーを新たに導入する。また、時間帯に応じたメニューを展開し、夕食時間帯にはハラル対応メニューも提供する。
2015年07月21日東京ディズニーシーの人気キャラクター・ダッフィーの特別塗装機「JALハッピージャーニーエクスプレス」(ボーイング737-800型機)の初便が14日、羽田空港から松山空港(愛媛県)に向けて飛び立った。東京ディズニーシーでは今月3日、2005年に登場したクマのぬいぐるみをモチーフにしたキャラクター・ダッフィーの誕生10周年を祝うスペシャルプログラム「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Friend Forever」(~2016年3月18日)が開幕。同プログラムを記念し、日本航空(JAL)とオリエンタルランドが国内線に特別塗装機を就航させることとなった。初便は本日のJAL435便(東京・羽田発13:00/松山着14:25)。駆けつけたダッフィーファンが待ち構える中、11時40分頃に駐機場に姿を現した。続いて、ダッフィー10周年記念の特別コスチューム姿に変身したダッフィーバスに乗って、乗務員6人が到着。その後、乗客97人を乗せ、定刻より早い12時56分に駐機場を離れ、ファンや関係者に手を振って見送られながら滑走路へ。そして13時7分、青空に向かって飛び立った。特別塗装機は今朝、JAL メインテナンスセンター2格納庫内で報道陣に初お披露目。機内も公開され、ダッフィーが描かれているオリジナルヘッドレストカバーが装着されたシートや、ポストカードラックに用意される「JALハッピージャーニーエクスプレス」のポストカードなどが紹介された。今後、2016年4月ごろまで全国各地に就航する予定(就航しない地域もある)。具体的な路線や便名は、運航前日の夕方にJALホームページで公開される。
2015年07月14日日本航空(以下、JAL)とオリエンタルランドは7月14日より、東京ディズニーシー スペシャルプログラム「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Friend Forever」のタイアップ企画として、特別塗装機「JAL ハッピージャーニーエクスプレス」(ボーイング737-800型機)を国内線に就航する。その初便のJL0435便は、羽田空港を13:00に出発し、松山空港に14:25に到着する。同機は今年で10周年を迎えるダッフィーを記念し、東京ディズニーシー開園以来のオフィシャルスポンサーであるJALグループによって、初めて空に飛び立つ。初日となる7月14日は、羽田空港→松山空港のJL0435便に続いて、JL0436便(松山空港15:05発・羽田空港16:35着)、JL0265便(羽田空港17:25発・広島空港18:45着)、JL0266便(広島空港19:30発・羽田空港20:55着)の4フライトを予定している(機材変更になる場合もある)。同機には機体側面にダッフィーのイラストが描かれているほか、機内ではオリジナルヘッドレストカバーをシートに装着し、プレゼントとして同機がデザインされたオリジナルポストカードを乗客に配布する。また、子供には同機が描かれたA4サイズのクリアファイルをプレゼントする(数に限りがある)。「JAL ハッピージャーニーエクスプレス」はボーイング737-800型機(機体番号: JA318J ほか、計4機)で、全長39.5m/全高12.5m/全幅35.8m、座席数165席(クラスJ: 20席、普通席: 145席)となっている。具体的な路線や便名については、運航前日の夕方にJALホームページで公開する。また、就航は7月14日~2016年4月頃までを予定している。(c)Disney
2015年07月14日JALは7月から、JALマイレージバンク(以下、JMB)会員に対しユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)に関するマイルを用いた特典を展開する。JALとユー・エス・ジェイは5月11日に「コーポレート・マーケティング・パートナーシップ契約」を締結し、USJのオフィシャルエアラインとなった。このオフィシャルエアラインとしての特典を7月1日より開始する。USJの会場では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」入り口にマイルタッチ機を設置し、このマイルタッチ機にJMBカード(IC機能付)をタッチすることでマイルがもらえる。積算上限は1日88マイル・1カ月440マイル(5回)までとなる。サービスは7月17日から開始する。また、貯めたマイルをUSJの1デイ・スタジオ・パス(通常営業時のパス)に交換できるサービスを展開する。7,000マイルでひとり分に交換でき、ふたり分なら1万3,000マイル、4人分なら2万5,000マイルで交換ができるようになる。申し込み受付は7月1日からJALホームページより開始している。申し込み後、約4週間で「1デイ・スタジオ・パス」をJMBの登録住所へ簡易書留にて郵送する。さらに、ひとり5,000マイル(ふたり分まで交換可能)で9月24日に開催予定のパーク貸し切りイベント「JALプレミアムナイト」の入場券となる「プレミアムナイトパス」に交換できる。1次受付は7月17日10時より、2次受付は8月上旬より(開始日は後日JALホームページにて告知)、先着各1,000人で受け付ける。申し込みはJALホームページからで、8月下旬に「プレミアムナイトパス」をJMBの登録住所へ簡易書留にて郵送する。
2015年07月02日JALグループは7月の地域活性化プロジェクト「JAPAN PROJECT」として、宮崎をテーマにした機内食や機内誌を展開する。その一貫として国内線ファーストクラスにて、宮崎の「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」の42階にある「タツヤカワゴエ・ミヤザキ」のオーナーシェフである川越達也氏がプロデュースした機内食(夕食)が提供される。「JAPAN PROJECT」は機内誌・機内ビデオ・機内食などの媒体や乗客とのサービス接点を通して、「日本の素晴らしさ」を発信していく地域活性化プロジェクトで、今回で49回目となる。国内線ファーストクラスの機内食(夕食)をプロデュースする川越シェフは宮崎出身ということもあり、宮崎への愛と感謝を込めて子供の頃から慣れ親しんできた宮崎らしい味をベースとした料理を提供するという。上旬ではチキン南蛮をアレンジした桜姫鶏のソテー、中旬ではあじ豚の焼きパテ、下旬は宮崎牛のデミグラス煮込みを用意。また、7月のこだわりの日本酒は千徳(せんとく)酒造の「千徳 大吟醸」と雲海酒造「超特撰 綾錦(あやにしき) 大吟醸 登喜一(ときいち)」を提供する。「千徳 大吟醸」はフルーティで華やかなすっきりとした淡麗な味わいが特長で、全国新酒鑑評会にて金賞を受賞している。一方「超特選綾錦 大吟醸 登喜一」は、香り高く淡麗ながらコクのある辛口仕上げとなっている。そのほか、機内誌「SKYWARD」7月号にて宮崎を特集し、国内線機内ビデオにて青島を紹介するほか、JALカード会員誌・国際線ファーストクラス機内誌「AGORA」でも宮崎の食を紹介する。
2015年06月30日