3月21日(月・祝)に7人組ボーイズグループ7m!n(セブンミニット)が結成1周年記念ライブ『7m!n 1st Anniversary Live』を舞浜アンフィシアターにて開催した。YouTuberグループ『ナナトイチセイ』としての顔も持ち、ライブ活動とSNSの積極的な活用で、次世代ボーイズグループとしてティーンの間で人気を拡大してきた彼ら。2021年末には所属事務所「WAIWAI」の先輩グループ・9bicとぴあアリーナMMで合同ライブを成功させ、結成1年足らずでSNS総フォロワー数100万人を達成している。本公演はそんな7m!nの1年の活動の集大成。会場を埋め尽くすペンライトの海を前に、活動を振り返るように全17曲が披露された。この日のために「キツい練習を乗り越えてきた」(藤堂 伊月)というパフォーマンスには、サプライズやチャレンジが沢山盛り込まれた。迫力のダンスが見どころの「絶帝クロニカル」ではメンバー全員がステージ全体をダイナミックに使い、バク転などのアクロバットを披露。アクロバット初披露ながら堂々とクールに成功させた後のMCでは「怖かったー!一回失敗しちゃって、その後は恐怖心との戦いだった」(水原 匡也)「深夜練とかした甲斐があったね」(宇佐美 健土)と飾らない言葉で感想を語り、ファンと等身大で真摯に向き合ってきたグループの姿勢を感じさせた。「僕、Singファイター」ではボクシングジムで本気のレッスンを重ね、「(ファンの)みんなを一発KOできるぐらいに頑張った」(日之出 莉玖)というボクシングを取り入れたパフォーマンスを披露。グローブをつけてボクシングパンツとガウンをモチーフにした衣装で登場し、格闘技の試合さながらの熱気を生み出した。間奏ではなんとステージに懸垂器具が登場し、メンバー全員が上裸で懸垂をするという驚きの演出も!真剣に挑んできたトレーニングの成果と、フレッシュな健康美を会場に見せつける。ファンへのサプライズはこれだけには留まらない。ライブも終盤に差し掛かった頃、健康上の理由で活動休止中だった木瀬 怜芽が、約4ヶ月振りにファンの前に姿を見せた。星空のようにペンライトが輝くなか、ファン人気の高いメッセージソング「nebula」の曲中で、ステージ中央に木瀬が登場。落ちサビを一節一節、噛みしめるようにアカペラで歌い上げる勇姿に、メンバーのみならず会場全体が思わず涙した。「僕がいなくてもライブで緑のペンライトを振って待っていてくれたみんな、SNSで暖かいコメントをくれたみんな、ありがとう。僕の居場所はここにあるんだなと改めて思いました」(木瀬 怜芽)まっすぐに客席を見つめて感謝の言葉を伝える姿は、活動再開への固い決意を感じさせた。木瀬はそのまま本編ラストの「クロノメーター」、アンコールの「エクスクラメーション」にも参加。「エクスクラメーション」の7人そろっての披露はこの日が初。きらめくような明るいサウンドと共に、彼の復帰を祝福する暖かな空気感で会場が包まれた。アンコールでは7月24日のBIGCAT(大阪)公演を皮切りとした、グループ初の東名阪ツアーを発表。1周年の大舞台を乗り越えて更に実力を増し、7人そろってフルパワーでまた走り出す彼らを要チェックだ。なお、この日の公演の内容はM-ON!にて3/27(日)15:00より放送予定である。<公演情報>7m!n結成1周年記念ライブ『7m!n 1st Anniversary Live』2022年3月21日(月・祝)舞浜アンフィシアターセットリスト1:エクスクラメーション2:近況ロードshow!3:気になるあの娘にクッキーを4:絶帝クロニカル5:僕、Singファイター6:OOPARTS7:メドレー(buuuuuuun!・海老sorry・インディアンポーカー・ドキドキしちゃってしょうがない・マイクテスト)8:そしていつまでも9:ショートスリーシーパー10:わがままジャーニー11:nebula12:クロノメーターEN1:エクスクラメーション<番組情報>M-ON! LIVE 7m!n 『7m!n 1st Anniversary Live』3/27(日)15:00~17:00放送概要、視聴方法はこちらからオンライン同時視聴会WAIWAI公式YouTubeチャンネル<コンサート情報>7m!n夏の東名阪ライブツアー(ツアー名称未定)2022年7月24日(日)BIGCAT(大阪)2022年8月14日(日)ダイアモンドホール(名古屋)2022年8月20日(土)横浜1000CLUB(東京)詳細はこちら:関連リンクOfficial site: Fanclub『ななっち』:
2022年03月23日お笑いコンビ『錦鯉』が優勝という結果で幕を閉じた、日本一の漫才師を決めるコンテスト『M-1グランプリ』の2021年大会。50歳の長谷川雅紀さん、43歳の渡辺隆さんからなる錦鯉は、結成10年未満ではあるものの、2人はこれまで別の相手とのコンビ結成・解散を繰り返しており、それぞれ芸歴は20年以上にもなります。年齢もあり、『中年の星』『遅咲きのお笑い芸人』ともいわれる錦鯉の優勝が決定した際には、ネット上に祝福と感動のコメントが寄せられました。また、お笑いコンビ『サンドウィッチマン』の伊達みきおさんは、自身もまた、かつて『遅咲き』といわれたことに触れたうえで、ブログを通して錦鯉に祝福のコメントを送っています。伊達みきお「もし、自分たちだったら…」2007年の『M-1グランプリ』で優勝している、サンドウィッチマン。当時、伊達さんは33歳でした。今振り返ると「かなり若いな」とし、錦鯉の2人を「これぞ遅咲きという」ともつづる伊達さん。さらに、同じ遅咲きのお笑いタレントとして、お笑いコンビ『TOKYO COOL』の名前をあげ、「昔からずっと面白い人は時間が掛かっても必ず世に出て来る」と続けます。やっぱり、昔からずっと面白い人は時間が掛かっても必ず世に出て来る。逆に言うと、時間が掛かっても世に出て来る人は必ずずっと面白いと言われてる人のみ。タイミングが遅かっただけで、急に面白くなった訳ではない。周りの芸人が次々とテレビに出る様になる中、なかなか世に出れずとも、決して腐らずに頑張っていた事を知っているから、戦友として、彼等がネタ番組で評価されると自分の事の様に嬉しくて、自然と涙が出てくる。サンドウィッチマン 伊達みきおオフィシャルブログーより引用「自分達だったら、きっと随分前にお笑いは辞めてると思う」という伊達さんは、「だから、錦鯉や彼らはすごいんだ」と称賛。伊達さんのブログは反響を呼び、「読んでいて、また涙が」「決勝の感動がよみがえる」と、コメントが寄せられています。・40歳をすぎて夢を追う、地道に続けるなんて、簡単なことではない。本当に、すごい!・ブログを読んで、また涙が出てきた。これまでを知っている伊達さんだからこそ、言葉の重みがある。・これまでの大会で、一番感動した。これまでにも、数々のドラマを繰り広げてきた『M-1グランプリ』。その中でも、2021年は、特に多くの感動を呼んだ大会となったことでしょう。ついに漫才日本一に輝いた錦鯉の2人が、どんな快進撃を見せてくれるのか、多くの人が期待しています。[文・構成/grape編集部]
2021年12月21日昨日行われた漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2021』で優勝したお笑いコンビ・錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)が20日、都内で行われた「#Twitterトレンド大賞 2021」に出席した。「#Twitterトレンド大賞」は、データ・ドリブンで集計された「2021年に最も話題となった上位20個」のトレンドワードを発表するもの。錦鯉はゲストとして登場し、決勝で見せたネタを披露した。渡辺は「ふわふわした状態です。なんでみんな僕に挨拶してくれるのか。こんなおじさん2人に」とたくさんの人たちから挨拶される状況にまだ慣れていない様子。長谷川は「マネージャーの電話が止まらない。朝、生放送番組を5つくらいやらせてもらって、2時間くらいしか寝てない。(決勝後に)生配信があって、取材があって。うれしい悲鳴ですけど……」と優勝後の状況を説明した。
2021年12月20日今年は史上最多6,017組の漫才師が出場した『M-1グランプリ2021』(ABC・テレビ朝日系)。12月19日の生放送で、決勝進出者9組と敗者復活戦から勝ち上がった1組、計10組による漫才の日本一をかけた熱い戦いが繰り広げられる。決勝進出コンビは、真空ジェシカ、ゆにばーす、ロングコートダディ、もも、オズワルド、ランジャタイ、インディアンス、錦鯉、モグライダー(以上、準決勝での出場順)と、敗者復活戦で勝ち上がった1組。今大会にエントリーするために芸人に復帰し、3回戦進出を果たしたインタビューマン山下が『M-1グランプリ2021』決勝の展望をつづった。前編は真空ジェシカからオズワルドまでの5組。■真空ジェシカ(川北茂澄/ガク)初の決勝進出を果たした真空ジェシカは学生お笑い出身。直近3年のM-1チャンピオンの霜降り明星、ミルクボーイ、マヂカルラブリーも学生時代からお笑いを始めているコンビなのだ。彼らが優勝すると4年連続となり、さらに学生お笑い勢の強さを印象づけることになる。多種多様な設定でボケの切り口も新しく、どんどん新たなネタにチャレンジしている彼らは同業の芸人からの評価も高い。スピードワゴンの小沢一敬さんは2、3年前から絶賛しており、今年の始めに真空ジェシカの決勝進出を予想して見事的中させた。彼らのネタは少し難解なため、見る側が前のめりになり、ネタを理解しようとしないと楽しめないところがある。準決勝は即完売となるプラチナチケットを手に入れたお笑い好きの観客だったため、彼らのネタで会場は沸いていた。しかし、決勝はコアなお笑いファンばかりではない、一般的なフラットなお客さんなので彼らの面白さを、はたして理解してくれるのか少し気がかりなところではある。■ゆにばーす(川瀬名人/はら)3年ぶり3度目の決勝進出を果たしたゆにばーすはファイナリスト唯一の男女コンビだ。王者になれば一夜にして芸人人生が変わると言われるM-1グランプリ。しかし川瀬名人は優勝したら芸人引退を宣言している。このことから川瀬名人は変わり者扱いされているのだ。しかし引退の理由を聞くと、M-1で優勝するために芸人になったので、その目標が達成されれば芸人を辞めるという、実はすごく筋が通っている宣言だった。川瀬名人はM-1の傾向と対策をもっとも理解している芸人と言っても過言ではない。吉本芸人は自社の劇場を多く抱えているため、外のライブにあまり出ることはない。しかし吉本ライブと外のライブのお客さんとでは、ウケるポイントが微妙に違うという。そこで吉本興業所属のゆにばーすは積極的に外のライブに出演し、ネタの調整を重ねているのだ。決勝に過去2度進出している経験と、長きにわたる分析に加え準決勝では漫才のスタイルをマイナーチェンジしてきており、笑いの量も多く文句なしのできだった。今年こそは、聞きたいようで聞きたくない川瀬名人のM-1史上初の芸人引退宣言が飛び出すかもしれない!■ロングコートダディ(堂前透/兎)初の決勝進出だが2020年の『キングオブコント』(TBS)ではファイナリストになっており、どちらかと言えばコントが得意なイメージのコンビだ。準決勝はしっかりとしたパッケージになっている漫才で、天然っぽいところがある兎さんのキャラもちゃんと生かされたネタだった。キングオブコントのファイナル経験者ということもあり、舞台も広く使っているためネタが見やすく完成度も高い。関西の芸人が東京でネタをするときに、お客さんの認知度の低さから不利になる場合がある。ロングコートダディは大阪吉本だが、コロナ感染の影響で今回準々決勝の会場が東京になった。しかしそんな影響は全くなく、めちゃくちゃウケていたそう。もし準決勝で披露したネタを1本目にやれば大ウケすることは間違いない。そうなると2本目のネタの強さがカギとなる。■もも(せめる。/まもる。)結成4年目で初の決勝進出を果たし、ファイナリストの中で、もっとも芸歴が浅く知名度が低いコンビ。2019年はミルクボーイがそうだった。その年にテレビで、はじめて漫才をやったのが、なんと優勝した『M-1グランプリ2019』だったのだ。そう考えると知名度は勝敗にあまり関係ないことがわかる。むしろメディアでネタをやってなかったことが、ネタバレせず、有利に働いたともいえる。ももとミルクボーイにはもう1つ共通点がある。ミルクボーイは「行ったり来たり漫才」と呼ばれる「型」がある。ももも、お互いのことを言い合う「型」の漫才なのだ。型がある漫才は年数を重ねれば重ねるほど鮮度が落ちてくるため賞レースでは不利になる。そうなると、ももは今回初進出ながら優勝を決めておきたいところだ。■オズワルド(畠中悠/伊藤俊介)3年連続で決勝進出し、19年は7位、20年は5位と年々順位を上げてきている。さらに今年7月に行われたM-1の前哨戦と言われている『ABCお笑いグランプリ』(ABC)でも優勝している。今年の予選ではオズワルドが登場した瞬間のお客さんの拍手がすごく大きくて、かなり高い期待値を感じる。オズワルドもしっかりとその期待に応え爆笑をかっさらっていた。今年の大本命はオズワルドで間違いないでしょう。さらに、オズワルドの準決勝でやったネタが新ネタではなかったのだ。ということは、まだ決勝用に温存している新ネタがあるかもしれない。はたしてどんなネタを見せてくれるのか今から楽しみだ。【PROFILE】インタビューマン山下1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
2021年12月18日今年は史上最多6,017組の漫才師が出場した『M-1グランプリ2021』(ABC・テレビ朝日系)。12月19日の生放送で、決勝進出者9組と敗者復活戦から勝ち上がった1組、計10組により漫才の日本一をかけた熱い戦いが繰り広げられる。決勝進出コンビは、真空ジェシカ、ゆにばーす、ロングコートダディ、もも、オズワルド、ランジャタイ、インディアンス、錦鯉、モグライダー(以上、準決勝での出場順)と敗者復活戦で勝ち上がった1組。今大会にエントリーするために芸人に復帰し、3回戦進出を果たしたインタビューマン山下が『M-1グランプリ2021』決勝の展望をつづった。後編はランジャタイ以降の4組と、敗者復活組。■ランジャタイ(伊藤幸司/国崎和也)去年初めて準決勝に進出するも、残念ながら敗退し敗者復活戦に回った。結果は最下位だったのだが、敗者復活戦の放送で国崎さんの奇想天外なボケがインパクトを残しネタ番組に呼ばれるようになったのだ。それをきっかけに今年テレビの出演数が増え、知名度がアップしたことで今回初の決勝進出につながったことは間違いない。お笑いライブの世界では、国崎さんのクレージーなボケはすでに認知されており、お客さんが笑い疲れるほどウケていると聞く。しかし決勝のお客さんに、どれくらいランジャタイの免疫ができているのだろうか。それ次第で彼らの漫才のウケが変わってくる。決勝のお客さんがどんな反応をするのか楽しみだ。■インディアンス(田渕章裕/きむ)今年3年連続のファイナリストとなったインディアンスは、とにかくハイテンションに田渕さんがボケまくる漫才。おそらくボケ数はファイナリストの中で1番だと思う。多くの芸人さんや関係者から、今、インディアンスが予選で爆ウケしており、ライブでも、すべり知らずだと聞く。さらに驚くのが新宿にある吉本興業が常設する劇場『ルミネtheよしもと』でM-1用のネタをやってもちゃんとウケていると、ある芸人さんから聞いた。なぜ筆者が驚いているかと言うと、ルミネの劇場の客層は、お笑いファンに加えファミリー層や観光のお客さんもたくさん来られていている。つまり寄席に近いのだ。そのためM-1でやるような4分間に凝縮され研ぎ澄まされたネタは、あまりウケないことが多い。実際に去年オズワルドを取材した際に伊藤さんが「M-1の決勝でやるネタを調整目的でルミネでやったら、1笑いもなくて焦りました」と言っていた。しかしインディアンスはライブも寄席も関係なく両方でウケているというのだ。もし出番順が前半であれば、万人にウケるハイテンションな漫才のインディアンスが、勢いそのまま上位に行きそうだ。■錦鯉(長谷川雅紀/渡辺隆)去年初めてM-1の決勝に進出し、長谷川さんは49歳で歴代最年長のファイナリストになった。そして今年2年連続で決勝進出を決め、自らの最年長記録を破り50歳でのファイナリストとなった。去年のM-1の後に錦鯉を取材したとき「僕らはM-1の登場してくるときの階段が怖いから、リハーサルで2回ぐらい階段を降りる練習をしました。だから来年のM-1は手すりが欲しいです」と言っていた。そんなコンビはほかにはいない。錦鯉の漫才は、ネタがどうこうというより、とにかく長谷川さんという人間が面白い。その『ぎょろ目スキンヘッド人間』に渡辺さんの切れ味鋭いツッコミがバシッと入る。もうそれだけで最高の漫才になるのだ。今年は『上半期ブレイクタレント』の4位にランクインするほど活躍し、錦鯉の面白さは完全に世間に浸透した。決勝の舞台で、今年もさらなる大爆発が起きること間違いない。■モグライダー(ともしげ/芝大輔)ずっと期待されていたコンビで、やっと初の決勝進出を果たしたモグライダー。おバカキャラでどこまでが、ネタなのかわからない、ともしげさんのボケに、芝さんが的確にツッコむスタイルの漫才だ。今年のネタは、つかみのボケで初見の人でも、ともしげさんのキャラが伝わるネタで、例年より整理され見やすくなっていると聞く。吉本以外の東京の芸人さんからよく聞くのは、芝さんはライブのコーナーの仕切りがうまく、先輩でも後輩でもビシビシとツッコんで笑いに変えるそう。さらにいじられる側に回ることもありオールマイティでポテンシャルが高くカズレーザーさんも一目置く存在だという。周りの芸人からも慕われていて決勝進出者の名前を呼ばれた時の祝福の拍手が1番大きかった。ともしげさんのおバカなキャラがハマれば一気に優勝する可能性は十分ある。■敗者復活組どの組が決勝に這い上がってくるのだろうか。やはり注目は3年連続となる決勝進出を逃したニューヨークと4年連続進出を逃した見取り図でしょう。ニューヨークは準決勝でネタのチョイスを失敗した感があった。しかし個人的には見取り図は面白かったし、めちゃくちゃウケていたので敗退という結果を耳にしたときは正直驚いた。二組とも雪辱に燃えているに違いない。後は、からし蓮根は毎年完成度の高いネタを持ってくるのだが、今年は特にボケの質も上がっていて、さらに面白くなっていた。是非決勝で見てみたい。敗者復活戦はパソコン・スマホ・データ放送から投票され、最も多くの視聴者票を獲得したコンビが復活する。視聴者投票で決まるとなると、知名度が高く勢いのあるニューヨークか見取り図が有力だ。今大会の特徴としては吉本興業所属以外の芸人が過去最多の4組決勝に進出している。過去の17回の大会で4組選ばれたのはわずか3回だけ。吉本興業VS吉本以外の図式で見ても面白いかもしれません。『M-1グランプリ2021』のチャンピオンに輝くのは、果たしてどのコンビになるのか!芸人人生が変わる瞬間を12月19日の生放送で目撃することになる。【PROFILE】インタビューマン山下1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
2021年12月18日今年は史上最多6,017組の漫才師が出場した「M-1グランプリ2021」(ABC・テレビ朝日系)。12月19日の生放送で、決勝進出者9組と敗者復活戦から勝ち上がった1組、計10組により漫才の日本一をかけた熱い戦いが繰り広げられる。実は筆者は今大会の6,017組のうちの1組としてM-1にチャレンジしていた。ここで筆者の経歴を簡単に紹介させてください。1992年にジャリズムというコンビでデビューし、2011年に解散。相方は世界のナベアツとしてピンでも活動し、現在は落語家に転身した桂三度さん。ちなみにジャリズムでは2004年、2005年、2006年のM-1にエントリーし、いずれも準決勝敗退。その後、筆者は2017年に芸人を引退しライターに転身したが、今年再び、『M-1グランプリ』に挑戦したいという思いから芸人に復帰した。■取材を通して、再燃した舞台への思いライターを始めた2017年から『M-1』の準決勝の会場に足を運んだり、その年のチャンピオンにインタビューしたりと、M-1にチャレンジしている多くの芸人さんに取材をしてきた。その取材の中で大会に向けてネタを考えたり、ライブでネタを調整したり、たった4分間の漫才を作るために相当な量のエネルギーを何年間も注ぎこみ、高い目標へ向かって日々精進している芸人さんの姿を見て、正直めちゃくちゃうらやましく感じた。そこで自分も「やりたい!」という気持ちが湧いてきて、52歳にして挑むことになったのだ。今年に入って筆者は相方を探し始め、ピン芸人に照準を絞りネタ動画を片っ端から視聴した。すると、体重100キロを優に超える、丸坊主でセイウチのような大男に目が止まった。その名は街裏ぴんく(36)。架空の出来事を、さも自身が実体験したかのように熱を込めて話す漫談は秀逸だった。以前からぴんくさんの存在は知っていたが、相方探しの観点から見ていると、よりぴんくさんの漫談に引き込まれた。ぴんくさんの漫談は架空の話のため、少しわかりづらくなるところもある。もし漫才にすれば、その部分をツッコめるため、お客さんに面白さをより伝えられるのではないかと筆者は考えたのだ。■審査員にまさかの元相方が…ぴんくさんと面識がなかった筆者はSNSのダイレクトメッセージでコンタクトを取った。ぴんくさんは1週間考えた末、M-1挑戦を快諾してくれ「山下ぴんく」が誕生したのだ。我々はネタ合わせを重ね、出演者のほとんどが20代30代の若手芸人に混じってライブに出た。ウケたときのアドレナリンが放出される快感と、スベったときの心臓がキュッと締め付けられるような嫌悪感を約10年ぶりに感じ、嬉しく思えた。そこから何度かネタのブラッシュアップを重ね、我々はM-1の1回戦に挑んだのだ。1回戦の会場に着くと審査員の名前が張り出されていて、そこには「友野英俊」という名前があった。実はジャリズムは2度解散しており、1回目の解散後に友野さんと「ガリッパナ」というコンビでM-1に挑んだ過去があったのだ。かつての相方がまさかの審査員という複雑な思いを抱えながら1回戦に挑み、意外にも、さほど緊張することもなく無事終えることができた。漫才終了後に友野さんがわざわざご挨拶に来てくれた。そのときM-1の密着のカメラが回っていたこともあり、筆者は審査員の友野さんに「元相方なんですから、お願いしますよ」と冗談で言った。当然、友野さんも「そんな不正ができる訳ないでしょ!」とツッコんでくれたのだが、現場は何とも冷ややかな空気感に包まれたのだ。その現場は広々としたロビーだったのだが、出場者の控室でもあり、その冷ややかな空気は1回戦の出番を待つ出場者からのものだった。いわば若者たちが人生をかけて挑んでいる緊張感のある現場で、何とも不謹慎なノリをしてしまい反省しかない。そんなしでかしがありながらも、なんとか2回戦にコマを進めることができた。続く2回戦は1回戦とは違い、会場にはたくさんのお客さんが入っていて、リアクションも大きく満足して舞台を降りることができた。■相方にはハマってなかった!?しかしまたもや漫才終わりのM-1の密着中に事件が起きたのだ。インタビュアーから「山下ぴんくさんはユニットコンビですが、来年はどうするんですか?」という質問がきた。筆者は当然、もし今年がダメでも来年という気持ちがあったので「やりたい」と即答。そして同じ質問がぴんくさんにも。するとピンクさんは「その話はここでは、ちょっと」と口ごもったのだ。なんと、まだ2回戦の結果も出てない状況で、ぴんくさんは来年、山下ぴんくで漫才をやる気がないということが発覚した。理由は年上の筆者に自分が気を使い過ぎて、漫才に向いてないと思ったそう。筆者のモチベーションがガタ落ちの中、皮肉にも山下ぴんくは3回戦にコマを進めた。結局気持ちを切り替え、全力で挑んだものの3回戦敗退。山下ぴんくの『M-1グランプリ2021』は終わった。わずか半年ほどのコンビ活動だったが、若手のころ賞レースにかけてネタを磨いていた時代を思い出し、青春がよみがえってきたようで、最高に楽しかった。そんな貴重な体験をさせていただき、ぴんくさんには感謝しかない。そして今週の日曜日に、いよいよ選ばれしM-1ファイナリストたちが漫才で火花を散らす。その戦いをテレビの前でしっかり見届けた後、筆者は「M-1グランプリ2022」に向けて動き出す。【PROFILE】インタビューマン山下1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し、現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。
2021年12月18日「現代を生きる王子様」をコンセプトに、SNSやYouTube、ライブを中心に活動中の9bicと、その後輩グループ7m!nが所属するWAIWAIが1日限りのスペシャルライブを12月26日に開催!ライブでは2グループ合同のパフォーマンスだけではなく、シャッフルユニットも登場予定です。今回はシャッフルユニット「四天王」、「3kyu」、「ちーむふぁいやー!」それぞれにインタビュー!それぞれのユニットのアピールポイントや、ライブへの意気込み、さらにクリスマスの過ごし方についてお聞きしました。※7m!n「木瀬怜芽」に関しましては、体調不良のため12/26に行われるWAIWAI LIVE 2021 ~X’mas Edition~には出演取止めとなりました。詳しくは公式HPをご参照ください。( )四天王「登場でみんなをノックアウトしたい」左から、日之出莉玖(7m!n)仮屋瀬さつき(9bic)四季涼雅(9bic)藤堂伊月(7m!n)最初に登場いただいたのは四季涼雅さん(9bic)、仮屋瀬さつきさん(9bic)、日之出莉玖さん(7m!n)、藤堂伊月さん(7m!n)によるユニット「四天王」です。――今回、7m!nのみなさんはぴあ初登場ということで、まずは9bicのおふたりからご紹介いただいてもいいですか?仮屋瀬さつき(以下さつき):じゃあ僕のほうから。日之出莉玖(以下莉玖):お願いします!さつき:莉玖は歌もダンスもMCもすべてが完璧なんですよ。すべての頂点に立つような百獣の王です!四季涼雅(以下涼雅):WAIWAIのドンですね。さつき:誰も逆らえません。莉玖:ちょっとやめてくださいよ!(笑)さつき:でも本当に歌もダンスもうまくて、初めてレッスンでダンスを観たときは腰を抜かしました。何回か一緒にカラオケにも行ったんですけど、めっちゃ上手で、まじリスペクトです。莉玖:俺もさつきくんをリスペクトしてます!歌がめちゃめちゃうますぎです。さつき:えっ、本当に?ありがとう! 伊月は本当に見た目がカッコイイですね。洋服もすごくオシャレなんですよ。自分でも作ってたよね。藤堂伊月(以下伊月):そうですね(照)さつき:本当にオシャレだな、と思って。あと、アクロバットができるんですけど、アクロバットの話になったときに「僕、そこでバク転しますよ」って軽く言っていて、こいつタダ者じゃないな、と思いました。涼雅:確かに!さつき:莉玖も伊月もなんでもできる人ですね。伊月:莉玖が最初からダンスも歌もできていたので、僕は追いつきたいって気持ちが強かったんです。それでずっと練習していました。――お二人を紹介していただいたところで、ユニットのアピールポイントをお聞きしていきたいんですが、「四天王」ということは、4人の王、ということですよね。さつきさんと涼雅さんは何の王なんでしょうか?さつき:僕は一応歌の王ということでやらせていただいております。涼雅:言いにくいんですけど、顔です。……本当にすごく言いにくい(笑)莉玖:歌の王、顔の王がいて、一応僕はダンスの王をやらせてもらっていて、あとは伊月がアクロバットの王で。全部が揃っているわけです。涼雅:グループ名からもう惹かれるもんね。莉玖:顔にも注目してほしいし、パフォーマンスにも注目してほしい。もう全てを見てほしいです!――このユニットでそれぞれがんばりたいところや、観てほしい点についてお聞きしたいです。さつき:全員が王ということで、他のユニットとは違ったオーラがあるパフォーマンスがしたいですね。登場だけでお客さんを失神させるほどに。(笑)一同:おお~!(笑)さつき:僕らが締めの登場だといいですよね。トップで出ると誰も残らないので(笑)涼雅:うん、登場の時点で僕らの出せる魅力を全部出しちゃうんで、本当にみんな失神すると思います。(笑)莉玖:他のユニットはかわいい系とか、かっこいい系なんですけど、「四天王」は全てを持っているので!登場ですべてをバン!と出すことによって……やっぱり失神させていく、そこですかね。涼雅:うん、ノックアウトさせていきます。――伊月さんはいかがですか?伊月:チームとしてみんなを輝かせられるようなパフォーマンスをしたいということが一番ですね。さつき:カッコイイ。僕ら登場の話しかしていなかったので、言ってくれてよかったです(笑)みんなの理想のクリスマスは?――ライブが26日ということで、クリスマスの翌日となるわけなんですが……理想のクリスマスの過ごし方はありますか?涼雅:やっぱりいくつになってもプレゼントは枕元に置いてほしいな、というのはありますね。長靴みたいなのあるじゃないですか。あれに入ってるのが好きなんですよ。――誰かからプレゼントもらいたい、というのはありますか?涼雅:友だちにもメンバーにも長靴に入れてほしい、というのは伝えました(笑)伊月:僕は1回もクリスマスプレゼントをもらったことないんですよ。さつき:えっ!?そうなの?伊月:一応、それには理由があって……クリスマスが両親の結婚記念日なんです。莉玖:ロマンチック!伊月:ライブに両親を呼びたいですね。今回ちょっと親孝行できるかな、って。さつき:わ、かっこよすぎる!莉玖:僕は弟が誕生日なんですよ。だから毎年、弟のお祝いをしていて。5人兄弟で僕が1番上なので、もらうより、弟たちにプレゼントあげる立場でいたいですね。さつき:クリスマスはケーキとか、お肉とか、美味しいものがたくさんあるので、みんなでワイワイ食べたいですね。WAIWAIだけに(笑)それで、夜はちゃんとプレゼントが欲しいです。どんなささやかなものでもいいので。やっぱりプレゼントの数は幸せの数だと思っているので、クリスマス付近で会う人はみんなプレゼントの用意はしておいてほしいですね!(笑)――このユニットでクリスマスパーティーをやるとしたら、どういうことをやりたいですか?涼雅:やっぱりみんな王だから高いステーキとか用意して……想像つかないけど。莉玖:でも、プレゼント交換はしたいですね。さつき:してみたい!あ、でも2人とも高価なものをあげないと喜んでくれないかな(笑)。伊月:僕は何か変わったものあげますね。いい靴下とか……いいものをあげるようにしますね。涼雅:えっ、くれるんですか!僕とプレゼント交換しませんか!伊月:しましょ、しましょ!ぜひ!――続いて、9bic+7m!nの新曲「MARCH」についてお聞きしたいのですが……歌ってみていかがでしたか?さつき:13人全員で歌うところも多いので、みんなの声が重なったらどうなるかはすごく楽しみですね。涼雅:僕はサビの歌詞がかわいくて好きで。今までは9bicの6人でひとつの声だったんですけど、13人が集まったときにどんな化学反応があるのか楽しみです。莉玖:7m!nの楽曲はアップテンポな曲がすごく多いんですけど、『MARCH』はスローテンポの曲。そういう曲がずっとやりたかったんです。初めて9bicさんとの合同の楽曲ということで、普段とは違ういろんなメンバーの組み合わせが楽しめる感じになっています。伊月:曲の世界観的には、ファンの方たちがくじけたときとか、辛いときに聴いて欲しい曲なんですけど、逆に僕たちも辛いときに助けられる曲だな、って思ってます。めっちゃ好きな曲です。――ライブに向けての意気込みをお願いします。さつき:7m!nのパフォーマンスがすごいので、僕らも負けないようにもっと頑張らないとな、って不安もあるんですけど、一緒にできるのがすごく楽しみです。みんなでワイワイできたらいいなと思います。涼雅:さつきが言った通り、7m!nのパフォーマンスはすごいです。負けないように、必死で頑張って2グルーブで大成功を収めたいですね。莉玖:9bicさんは一度経験されていますけど、僕らはぴあアリーナという大きな舞台でやるのは初めてなので。会場の迫力に押しつぶされそうになったり、緊張や不安もあると思うんですけど、それ以上に自分自身が楽しんでパフォーマンスして、皆さんにも楽しく帰っていただけたらなと思います。伊月:常に一番輝いているつもりでがんばります!3kyu「普段とのギャップが一番大きい」左から、水原匡也さん(7m!n)六花清春(9bic)火ノ宮夕さん(7m!n)市川慶一郎(9bic)続いては市川慶一郎さん(9bic)、六花清春さん(9bic)、火ノ宮夕さん(7m!n)、水原匡也さん(7m!n)のクール&セクシーな「3kyu(さんきゅー)」。――まずは9bicの市川慶一郎さん、六花清春さんによる7m!nの紹介からお願いします。市川慶一郎(以下慶一郎):火ノ宮は元気なんですけど……うるさい。そこもかわいいんですけど。ここまでうるさい人間に会ったことないです。本当にずっとテンションが高くて。前に撮影で一緒だったとき、7m!nが朝から入っていたんですけど、朝なのにうるさいんです。朝からずっと夜中までそのテンションを引っ張ってる。――すごい。朝起きた瞬間から元気なんですか?火ノ宮夕(以下夕):いや、その日がたまたま元気だったんです。六花清春(以下清春):今日も朝からテンションが高くてすごいな、って。逆に元気をもらえますね。眠かったのに目が覚めました。あと、7m!nの中では一番後輩っぽいですね。――この紹介を受けていかがですか?夕:おふたりとも僕のことが好きなんだな、って思いました。慶一郎・清春:(笑)――匡也さんについてはいかがですか?清春:初めて会ったのは1年ぐらい前なんですけど、一緒にレッスンもしていて。7m!nの中ではまとめ役なのかな。結構真面目で……僕も9bicの中なら真面目なほうでやらせてもらっているんですけど(笑)立ち位置とか似てるな、って思います。価値観が合うというか、一番話しやすいです。慶一郎:匡也は根が真面目なんですよ。清春はキャラです。清春:違う違う(笑)慶一郎:そこだけは皆さんに間違えないように書いていただいて……(笑)匡也は努力家だな、と思いますね。ダンスに関しても、努力しているのがすごく伝わるというか。水原匡也(以下匡也):ありがとうございます。多分負けず嫌いなので、常にそういう向上心は持っていますね。――「3kyu」としてはどういうユニットなのでしょうか。匡也:まずかっこいいっていうコンセプトなんです。クールで……。パフォーマンスでも、ダンスがメインな感じのユニットなので、そこを注目していただければな、と。夕:普段とは違うクールな部分を見せられて嬉しいです!――それぞれ、ユニットのパフォーマンスで見てほしいところ、頑張りたいところなどをお聞かせください。慶一郎:見てほしいところは7m!nとパフォーマンスをするのは初めてなので、一番はそこかなっていうのと、普段見られないパフォーマンスが見られると思います。あと7m!nの中でも関わることが多い2人と同じグループでやれるっていうのがすごい楽しみですね。清春:個人的に、7m!nで推すとしたらこの2人なので、そのメンバーとできるのが嬉しいですね。でも、2人ともダンスがめちゃくちゃうまいので、負けないように頑張らなきゃって思います。吸収できるところは吸収して。衣装もスタイリッシュな感じになっているので、楽しみにしてもらえればな、と。かっこいいところを見せられたらいいな、と思っています。夕:今回初めて9bicさんと一緒にやらせてもらうんですけど、9bicさんにも負けないくらい頑張っているところを見てほしいです。あと、9bicさんも僕らもかわいい曲が多いんですけど、今回3kyuはバチバチにかっこいい曲をやるので、普段とのギャップを一番見せられるんじゃないかなと思っております。匡也:合同ライブで、学ぶことがたくさんあると思うんですけど、9bicさんに負けないぐらい、いいパフォーマンスをできるように頑張りたいです。そして、3kyuのパフォーマンス力で、他のグループを圧倒していきたいと思います。――クリスマスのお話というのも伺っていきたいんですが……みなさんの理想のクリスマスの過ごし方について教えていただきたいです。夕:クリスマスデート的な?――なんでも!四天王では、長靴にプレゼントが入っていてほしい、という話が出ました。慶一郎:3kyuはクールなんで……ちょっとリアルなほう攻めますね。クリスマスって人も多いからあんまり出かけたくないんですよね。遊園地に行くとか、外食に行くとかも素敵だなと思うんですけど、クリスマスだからこそ、逆に家でゆっくり大切な人と過ごしたりとか、そういうのにすごく憧れますね。匡也:大人……!清春:僕もそうですね。インドア派で基本的にずっと家に1人でいるタイプなので、どこかに出かけるとか苦手なんです。思い出とかもないんですよね。今年は25日がリハーサルなので、「仕事があるから」といって、断るのがなんか優越感というか。「暇じゃないんだよ、ごめん」みたいな感じで行きたいですね。(笑)今年はハロウィンライブもあって、クリスマスライブもあるので、個人的にはそれがすごく思い出になるなって思います。――ファンの皆さんとしては嬉しいですね。清春:嬉しいですね、僕も。慶一郎:いや、やっぱりファンのみんなとの時間が一番大事だよね。清春:急に!(笑)匡也:僕は食べるのが好きなので、七面鳥3羽ぐらい食べたいですね。あの、中に野菜が詰まってるやつ。――3羽!大食いなんですか?匡也:めちゃくちゃ食べるんですよ。――ちなみに、今までにこれはすごくたくさん食べた!みたいなものはありますか?匡也:え、どうだろう……。夕:米じゃない?匡也:そうだ、何合食べたか分からないけど、米は尋常じゃなく食べます。――尋常じゃないくらい……すごいですね!夕:僕はこれまでクリスマスに何かした思い出がなくて。強いていうなら……そうですね、雪合戦とかできたらいいな、って感じですね。――3kyuでクリスマスパーティーをするとしたら、何がしたいですか?夕:スマブラですね!オールでやりたい。で、市川くんに自慢のツイートをします。慶一郎:うーん。このユニットでクリスマスパーティーが開かれるとして、1回連絡が来るじゃないですか。「行くね」って返信するけど、行かないです。夕:えっ!?慶一郎:クリスマスぐらい仕事のことを忘れたいんで、行くっていう連絡だけしてそこから音信不通にします。匡也:追いかけます(笑)夕:ひとつしたいのはみんな成人済みなんで、ちょっと軽くお酒でも嗜みたいですね。市川:それはいいね!――続いて、9bic+7m!n合同の新曲「MARCH」についてお伺いしたいです。市川:ラストのサビを多分13人全員で歌うんですけど、生で聞いたらすごいんじゃないかな。どんな大所帯のグループでも13人の声が重なることって滅多にないじゃないですか。だから、その迫力を楽しんでもらえたらなって思いますね。まだ生で全員で歌ったことはないので、自分たちもどんな感じになってるかわかんないんですけど。清春:全員で歌うのにぴったりの歌詞だったり、パートも9bicと7m!nの同じメンバーカラーの人がペアで歌うところがあるんですけど、僕はそこがすごい素敵だなと思っています。実際にどうやってこの曲をライブで表現するのかも個人的にすごく楽しみですね。夕:初めて聞いたときはこの曲を13人みんなで歌うんだ、っていうことにすごく感動したのを覚えていて。皆さんも初めて聞いたときは感動すると思います。9bicさんとライブ中にどうやって絡みながら歌うのかも楽しみですね。匡也:一番最後の部分の歌詞が大好きなんです。歌詞の内容についてはまだ詳しくは言えないんですけど、ポイントだと思っているので、注目してほしいですね。――最後に、ライブに向けて意気込みをお願いします。匡也:僕たち7m!nはデビューしてまだ半年くらいなんですけど、大きな会場でやらせていただけるということで感謝の気持ちと、そこに対するファンの気持ちにちゃんと応えられるように、リハーサルなども気合入れて頑張っていきたいと思います。夕:今回、大きい舞台でやらせていただけるのは本当に9bicさんのおかげだと思っていて、まず感謝を忘れずにいたいです。そしてデビューして半年しか経ってないのにそこまで足を運んでくれるファンの方がいるっていうことにも感謝して、今までの人生で一番いい思い出を作りたいのと同時にファンの人にも作って帰っていただけるように頑張っていきたいと思います。清春:急に真面目。夕:真面目なことも言わないと(笑)清春:初めての合同ライブで、しかも初めてのクリスマスライブなので、思い出にも残ると思います。そして、やっぱり3つユニットがある中で、この4人でやってよかった、3kyuが圧倒的に良かったねって言ってもらえるように、バチバチに決めたいですね。全員で力を合わせて頑張っていきたいなと思います。慶一郎: 13人だから出せる色とか、この4人だから出せる色とかいろいろあると思うんですけど、今までの9bicのライブとはまた違った視点でも見て欲しいなって思いますね。あと、せっかく7m!nと9bic一緒にやるので、9bicのファンと7m!nのファンの交流のきっかけにもなったら嬉しいですね。ファンの人たちがみんなで盛り上がってくれたらすごくいいライブになるんじゃないかなと思うので、仲良くしてください。ちーむふぁいやー!「ステータスを100%かわいいに振り切ったユニットです」後列から時計回りに、双葉小太郎(9bic)木瀬怜芽(7m!n)宇佐美健土(7m!n)椚三波斗(9bic)白金倫太郎(7m!n)トリをかざるのは双葉小太郎さん(9bic)、椚三波斗さん(9bic)、木瀬怜芽さん(7m!n)、白金倫太郎さん(7m!n)宇佐美健土さん(7m!n)による「ちーむふぁいやー!」です。――かわいい魅力を持つメンバーが集まったこちらのユニットは、もともと仲が良いメンバーも多いようですね!他己紹介をお願いします。椚三波斗(以下三波斗): 宇佐美くんはこの中だと一番中性的なんですけど、身長高いしスタイルもいいし、かっこよさもありつつの、かわいさもありますね。個人的に一番かわいいと思うときは、一緒にご飯行って僕がおごってあげる雰囲気出したときの顔が一番かわいいです。とにかく跳ねて喜びます。宇佐美健土(以下健土):めちゃめちゃプライベートで仲がいいんで、いつも一緒にいます。三波斗:本当に結構一緒にいるよね。一緒にいないときはだいたい家でゲームしてますね。双葉小太郎(以下小太郎):じゃあ僕は倫太郎を……7m!nライブをたまに見に行くんですけど、倫太郎は普段、めちゃめちゃアイドルなんですよ。ただ、倫太郎の面白い話があって。TikTokとか撮るときに自分で自分を盛り上げるんです。「いいよ、倫太郎、今日もいいよ!」って言いながら1人で撮ってるんです。自分を高めながら撮るとかちょっと変わった面もあるんです。――それは撮影前に自分を鼓舞するという感じなんですか?白金倫太郎(以下倫太郎):自分のテンションを上げるために「いいよ、いいよ、俺!かわいいよ!」って言いながら何度も撮り直します。10テイクぐらい撮って、その中で一番いいやつを選びます。小太郎:「もっといい服なかったの、倫太郎!」とか言いながらやってるよね。ほんとおもしろい。――自分でスイッチを入れる、みたいな?倫太郎:確かに自分でスイッチ入れてテンション上げてとにかくやってます。三波斗:7m!nで一番面白いです、この人。ハロウィンのときに、7人全員でインスタライブをやっているのをちょっと見たんですけど、みんなかわいらしい仮装をしてるのにひとりだけ顔真っ白で髪を全部かきあげて。誰かな?と思ってたら倫太郎でした(笑)倫太郎:みんなかっこいいんで、ひとりぐらいそっちにいってもいいかな、みたいな。三波斗:ひとりだけガチ仮装だったよね。―――怜芽さんはいかがですか?小太郎:僕と唯一の同い年なんですよ。いつもコタくんコタくんって喋りかけてくれるんです。ドライブに行こうって約束してたんだよね。まだ行けてないんですけど、怜芽が免許持っているので、早く助手席に乗せてほしいです。木瀬怜芽(以下怜芽):早く行きたいですね。小太郎:前に7m!nがみんなで花火を観に行ってるのを見ていいなー、と思ってたんだよ!――みなさんの仲の良さが伝わってくるのですが、「ちーむふぁいやー!」はどんなユニットなんでしょうか。小太郎:一言で言うとかわいいの権化です。WAIWAI唯一のかわいくて母性本能をくすぐるようなグループになっているので、やっぱりそこに注目していただけたらなと思います。――個人としてそれぞれ、このユニットで見てほしいとか、がんばりたいポイントについてお聞きしたいです。三波斗:曲も見せ方も全部かわいいので、ずっと口角上げながら見ていられるグループかなって思います。あと、結構みんな仲いいのでライブ中の掛け合いとかも楽しみにしててくれたら嬉しいなって思います。小太郎:ちょっと小動物感があると思うので、本当になんですかね……ディズニーのパレードを見に来たみたいな感じのテンションで見ていただけたら、楽しめるかなと思います。衣装もめちゃめちゃ派手なのでそういう面も見てほしいです。健土:仲良しでかわいい5人が集まっているので、お客さんも多分50回ぐらい「かわいい」と言うと思います(笑)衣装も曲もわちゃわちゃしていて、他のユニットにはないじゃれ合いも見ていただけたらなと思います。倫太郎:ステータスを100%かわいいに振ってます。プライベートでも仲良くしてくれている先輩2人なんで、僕たちが楽しくワイワイやってるところを、みなさんと共有できたらなと思います。怜芽:パフォーマンス面でかわいいところっていうのはあるんですけど、それぞれの衣装に、名前が入っていたり、結構こだわって作られてるのでそこも見てほしいですね。――今回、ライブがクリスマスライブということで、みなさんの理想のクリスマスについてお聞かせください。三波斗:今20才なんですけど、19歳で東京に来たので、これまで18回は家族と過ごして、19回目は涼雅(四季)と過ごしたんですよ。今年は20回目で大事なので、仲が良い友達とケンタッキーとか頼みまくって、ちょっとお酒も嗜みながら。小太郎くんはまだちょっとね、未成年だからジュース飲んでもらって。小太郎:うん。三波斗:みんなでクリスマスパーティーしたいですね。プレゼント交換とかもしたい人なんで。倫太郎:今までクリスマスを家族以外と過ごしたことがないんです。でも今年は多分リハーサルなのでみんなでホールケーキを食べたいですね。切るんじゃなくて、もうそのままみんなでフォークでつっついたりして。あと、高校生になってから急にサンタさん来なくなったんです。三波斗:最近、いい子にできてないのかな。倫太郎:そうなのかな。今年は来てもらえるように、いい子にします!健土:僕はクリスマスが誕生日ということもあって、今までは結構家族や友達と過ごしたりで、1人で過ごすことはなかったんですけど、今回もリハーサルでみんなとね、過ごすと思うんですけど。誕生日、なおかつ、ライブの前日ということで、今年はみんなで盛り上がっていければいいなって感じで……期待してます!三波斗:誕生日プレゼントね。小太郎:任せて!怜芽:まだ東京でクリスマスを過ごしたことがないので、メンバーの誰かと東京のイルミネーションとかいけたらいいな、と思いますね。倫太郎:いいね、ロマンチック!小太郎:行こう、行こう。車は出してもらっていい?(笑)怜芽:わかりました!(笑)小太郎:僕はそうですね……外は寒いので家にいたいですね、ずっと。あんまり外に出たくない。誰かが来てくれる分にはいいんですけど……すみません(笑)――家で何かしたいとかありますか?小太郎:特に……ゴロゴロするっと感じですね。三波斗:彼の一年にはイベントがあんまりないんです。年中無休でベッドの上なんで。小太郎:そう、そんなにイベント好きじゃない……。――理想の過ごし方はバラバラだったんですけど、このユニットでクリスマスパーティーをするなら何がしたいとかありますか?三波斗:家にいたい?小太郎:車を出してくれるならどっか行く(笑)でも、今はなかなかね。鍋とかしたいよね。倫太郎:ホームアローン観たい!健土:映画いいね。みんなでお鍋とお鮨。倫太郎:すきやきもいいな。健土:全部まとめる?オールスターみたいな(笑)――続いて、9bic+7m!n合同の新曲「MARCH」の感想について聞かせてください。小太郎:初めて13人で一緒に歌うのも新鮮ですし、皆さんに、この13人の想いを届けられたらなと思います。健土:グループの垣根を越えて、ファンの皆さんも一緒に横並びになって前に進んでいくという深い意味があってめちゃめちゃ前向きになれる曲です。皆さんも前を向いて、一緒に歌ってほしいですね。あとは13人で一緒に歌う迫力とエモさも持ち合わせているので、その辺りにも注目していただけたらなと思います。倫太郎:今まで自分たちの楽曲ってずっとコンセプトっぽい曲が多かったんですけど、今回はファンのみんなに語りかけるような歌詞になっているので、僕らの曲で前向きになれたらなって思います。三波斗: 13人で歌う分、一人一人の歌割りは減っちゃうんですけど、その分みんなの思いがフレーズにしっかりのってると思います。歌詞もみんなで頑張っていこう!っていう励ますものになっているし。スローテンポなので盛り上がる曲ではないんですけど、みんなでワイワイ楽しく歌いたいなと思います。怜芽:それぞれの個人パートも、もちろんあるんですけど、サビとか13人で歌うところに注目してほしいです。あとは、この曲をファンのみんなに覚えてもらって、サビは僕らと一緒に歌っていただければな、と思います。――最後にライブへの意気込みをお願いします。三波斗:このライブは絶対に僕が一番楽しみにしてると思います(笑)ずっとやりたいって言っていたシャッフルユニットができることがすごく楽しみですし、あとメンバーが最強にかわいいんで。今までで一番かわいいって思ってもらえるようにして、頑張って張り切って、キメたいと思います。小太郎:プライベートでも7m!nさんと仲良くさせていただいてるので楽しみな気持ちが強いです。9bicだといろんな個性があるんですけど、ここだとかわいいで統一されてるので、もっと大きな何かを見せるんじゃないかな、と。シャッフルユニットだけじゃなくて13人で歌う「MARCH」もあるので、13人の熱い歌声が重なったときの音色もよく聞いてもらえればなと思います。健土:僕たちはぴあアリーナという大きな舞台に立ったことがないので、まだ緊張とかはあんまりないんですけど、こうやって取材をしていただいたり、撮影やレッスンがあったりしてどんどん近づいてきてるんだなっていうのを実感しています。僕たちはデビューしてまだ1年も経ってないグループなので、この大きな舞台に立たせていただく感謝と頑張らなきゃな、という気合を持って臨みたいなと思っております。倫太郎:9bicさんの弟分としてデビューさせてもらったときから、こういう機会があったらいいな、やりたいなと思ってたのが実現できるということで……。楽しみ8割と、頑張れるかな、かっこいい人が13人いる中で輝けるかな、っていう不安が2割あります。でもその日しかないコンテンツがたくさんあるので、来てくれた人がみんなが楽しかったって言ってくれるようなライブにしたいですね。怜芽:まずデビューして半年ちょっとでぴあアリーナに立てるのはが僕たち7m!nだけの力じゃないので、そこに感謝したいです。あと、緊張しいなんで、絶対ステージの上で緊張すると思うんですけど、それも今回で終わりにする、というぐらいの意気込みで迎えたいと思います。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントそれぞれのユニット別のサイン入りポラを各1名にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!▼9bic official LinksOfficial site & Streaming Fanclub『9bic House』 ▼7m!n official LinksOfficial site Fanclub『ななっち』 【「MARCH」 Music Video】【WAIWAI LIVE 2021 ~X’mas Edition~】■出演者9bic / 7m!n■会場ぴあアリーナMM■開催日時2021/12/26(日)1部 13:30 開演 ( 12:00 開場 )2部 18:30 開演 ( 17:00 開場 )詳細はこちら:【9bic Zepp tour 2022~Theater~】■ツアー日程1/9(日) Zepp Nagoya1/16(日) Zepp Sapporo1/23(日) Zepp Fukuoka1/30(日) Zepp Osaka Bayside2/6(日) Zepp Haneda詳細はこちら:撮影/奥田耕平、取材・文/ふくだりょうこ
2021年12月04日日々野 希色さんの注目の新連載「婚活パーティーで出会った人は既婚者でした」がスタートです!ある日婚活パーティーでM男というやさしそうな男性と出会ったS子でしたが…?婚活パーティーに参加出典:instagram最初の印象は…出典:instagram惹かれあう2人出典:instagramついに、夜ごはんを食べにいくことに…出典:instagram婚活パーティーで連絡先を交換し合った2人。楽しみにしていた夜ごはんに早速M男が現れますが…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@hibino_kiiro)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年11月09日2020年、M-1グランプリでくっきりと爪痕を残したコンビといえば、おいでやすこがに他ならない。ピン芸人同士のユニットがビッグドリームを掴んだ。結成秘話、そしてこれからの夢を語ってもらおう!「知らんなああああああ!!!」美声で飄々と聞いたことない歌を歌うこがけんの横で、小田が絶叫ツッコミを繰り出す。このスタイルでM-1準優勝までたどり着いた、おいでやすこが。あくまで、それぞれはピン芸人。コンビではユニットという形式をとる二人のこれまでとこれからについて話を聞いた。――ユニットを組む以前の、初対面の印象は覚えていますか?小田:僕、覚えてないんです。ベロベロに酔ってたんで。こが:2019年のR-1で僕は初めて決勝に進出したんですが、その準決勝の日が初対面ですね。合格発表があって、そのあと(三浦)マイルドさんが「小田や粗品たちと飲むけど一緒に来るか?」と誘ってくれたんです。小田:知らんなあ。こが:小田さんや粗品たちは先に飲みに行ってました。僕が到着したころにはもう、小田さんは顔が真っ赤で出来上がってましたね。小田:ずっと、誰と勘違いしてんの?って言ってたんですけどね。一緒に飲んでいる証拠写真が出てきてもうて。これは僕の記憶が間違ってたと認めます。ただ、三浦マイルドはその時の話を大げさに、二人をくっつけたのは俺やと自慢しているようですが、まったく覚えてないんでね、そこは違いますときっちり否定しておきたい。こが:覚えてないんですもんね。小田:最初、僕はこがけんのこと、他の事務所の後輩芸人やと思ってたくらいで。ずっと大阪で活動をしていたので大阪のピン芸人同士の交流はありますが、東京のことはよくわかっていなかったんです。こが:小田さんはR-1で5年連続決勝進出しているレジェンドですから、もちろん存在は知っていました。ただ、R-1でしか見たことないというのも正直なところで。小田さんが言う通り、東京にいると大阪のピン芸人さんと会う機会なんてほとんどないんです。――そんな二人がユニットを組んだのだから不思議ですね。きっかけは’19年8月、大宮ラクーンよしもと劇場でのライブイベントで即席コンビを組んだことですよね。小田:そうです。くじ引きで相手が決まって、ほとんどネタ合わせもしないで即興で漫才を。お互いのネタを組み合わせた今のネタの原型のようなものです。それがめちゃくちゃウケた。その時に、ネタの相性ええんやなと思いました。こが:ピン芸人って普段ツッコまれないじゃないですか。それをツッコんでもらって笑いが起きている。しかも他の即席コンビはスベっている中、唯一僕たちだけウケまくった。こんなに楽しいことないなって思いました。ただ、だからってその後があるとは考えなかったです。小田さんは、なんせミスターR-1ですから。胸を借りていい経験させてもらったな、くらいの気持ちでした。――その後、その日の小田さんの様子を覚えていた奥様が、「M-1でユニットをやるなら、こがけんさんと組んだら?」と提案をされたんですよね。小田:ハイ。なんで自分で思いつかんかったんやろ、と思いました。で、その日のうちに電話をして。こが:僕はもうふたつ返事で「やります」と。小田さんと漫才ができるんだって。それだけでうれしかったです。ただ、ウケたとはいえ大宮のお客さんは20人くらいだったから。たった20人の反応を鵜呑みにしてこの人、大丈夫か!?ともちょっと思いました。――そうして出場した’19年のM-1は3回戦で敗退しています。小田:がっちがちやったんで。まあ、ダメやろな、と。漫才師っぽくしようとしすぎて、空回りしてしまったと思います。こが:僕も噛みまくってしまいました……。準備期間も短くて、ほぼネタ合わせもしてなかったし。小田:そう?やったつもりやったけどなあ。僕、その前年と前々年はゆりやん(レトリィバァ)と組んでM-1に出てたんです。ゆりやん、僕に輪をかけてネタ合わせしないんで。――その年のM-1の夢はそこで断たれましたが、翌’20年からおふたりでYouTubeを始めたり、コミュニティラジオのレギュラーもスタート。おいでやすこがとして、活動を続けたいというのはどちらからの発信ですか?小田:全部、僕です。こが:だって小田さん先輩だし、僕より確実に忙しい方ですから。僕からは誘えないですよ。小田:いや、こがけんはやりやすかったんですよね。年も同い年だし、芸歴も1年しか違わないから。こが:僕的には全部うれしかったです。ラジオなんてノーギャラですけど、でも当時は月に2~3回ライブがあればいいほうで。芸人としての活動ができるだけで、全然違う。とくに新型コロナウイルスの影響で、そのころは舞台もなくなっていたから芸人としての正気を保つのが難しかった時期。誘っていただいてありがたかった。小田:とはいえ、それ誘っていたのも別に、M-1を見据えてとかじゃ全然ないからね。――あ、そうなんですね?小田:M-1のこと考えたのなんて、めっちゃ直前やったもんな?こが:そうです。申し込みの締め切りがあるから。それで、「どうする?出る?」「あ、出ましょう、出ましょう」って。めっちゃ軽い感じでしたね。小田:賞レースに出るのも、勝ち抜きたい、一発当てたいという感覚ではなかったんですよね。どれもピン芸のため、R-1に還元できればいいという気持ちでいただけです。R-1以外の他の賞レースは武者修行のような感覚と言いますか。こが:僕に至ってはそこまでの気持ちもなかったかもしれません。ラジオで話すネタになるな、くらいで。お笑い芸人としての活動が一つ増えたら、もうそれだけでいいって思っていました。小田:僕、M-1大好きなんでね。憧れはありましたけど、漫才師のみなさんが持っているような積年の想いとはまた違う感覚だと思います。そんなに甘いもんじゃない、とも思っていましたし。こが:そうですよね。売れたらラッキーですけど、そんな簡単なことじゃないって身をもって知っている。だから決勝行けるんだってわかった時、「M-1すげえ」って思いました。参加したらいつか決勝まで行ける。面白いって認めてもらえたらユニットだろうがなんだろうが決勝に行かせてもらえるんだって。これガチなんだって。まず、そこに感動しましたね。小田:前年と違って意識したのはそれぞれのピンのスタイルを貫こうということ。前年、漫才師の真似事をして失敗したのでストレートに自分たちの持ち味を出せたら、と。それが最低限漫才の形になっていたらいい。センターマイクの前でちゃんとやる。それだけは守ろうと思いましたし、それが良かったのかな、と思っています。僕たちは会社と会社の業務提携みたいなもん。―――結果を見てどう感じました?小田:えっと、いまだに訳わかってないです。―――え、もうそろそろ1年たちますが……。小田:準決勝進出で僕の喜びの感情はマックスで、それ以降はずーっと訳がわからん状態です。ファーストステージ1位通過、決勝の3組に残って、最後の審査で上沼(恵美子)さんと松本(人志)さんが票を入れてくれた。もう全部、どういうことか訳がわかりません。――(笑)。もう、現実のことと思えないんですね?小田:そうですね。80回以上、録画したやつ見ていますけど、想像の域を超えています。もうなんか、できすぎているんですよ。こが:うん、できすぎてますよね。小田:目標を掲げて目指すとかそういうレベルを超えてしまっているんですよね。ドラゴンボール7個集めて神龍にお願いするランクの夢が叶ってしまった。だから、1年たっても現実味がないです。――こがさんもそんな感じ?こが:僕は小田さんほど忙しくないですが、それでも必死で食らいついてます。ananさんにももうすでに2回ほど映画のコラムのお仕事をいただいていますし、そういうふうに知ってもらっているからこそ頼まれる仕事も増えました。テレビの収録の合間に、漫喫で雑誌の原稿を書いて……みたいなこと自分がしているんだ、と思うと客観的に考えてびっくりします。だって1年前はバイトしてないと飯が食えないから、清掃の仕事をしていたんですよ。――これからのおいでやすこがは、どうなっていく?ユニットはずっと続くのでしょうか?こが:二人のネタを認めていただいてここまで来られたので、多くの方に求めていただけるうちはやり続けたい。あと、小田さんが一緒にやろうって言ってくださる間は、全力でやるだけです。小田:会社と会社の業務提携みたいなもんだと思います。結局は、ピン芸人同士。最終的な夢もやりたいこともそれぞれ違う。お互い好きなことをやればいい。そういういびつさもいいと思いますね。こが:でも、そうやってコンビらしくしていないから、レギュラーとか決まらないんですよ、僕たち。小田:え、そう?こが:そろそろ僕たちの冠番組だってあっていいのに!前例がないから誰も手を出せないんですよ。小田:確かに、かまいたちや霜降り(明星)と違って、どう扱っていいのかわからんのかもなあ。こが:僕たちの進化はこれからですからね。もっと、もっと、おいでやすこがに期待してほしいです。小田:出ようと思えばM-1だって56歳まで出られる。こっちはルール改正せんでほしいなあ(笑)。写真右・おいでやす小田(おいでやす・おだ)1978年生まれ、京都府出身。ツッコミ担当。左・こがけん1979年生まれ、福岡県出身。ボケ担当。2019年にユニット結成。こがけんの得意とする流暢な歌ネタに小田の鋭いツッコミをかぶせるピン芸とピン芸の融合が持ち味。同年、M-1グランプリで3回戦進出。翌年、準優勝をかっさらい大きな話題となった。おいでやす小田はNSC大阪校23期出身。かつて、モンスターエンジンの西森洋一らとコンビを組んでいたが2008年ごろよりピン芸人として活動。R-1ぐらんぷりで5年連続決勝進出。こがけんはNSC東京校7期出身。2012年ごろからピン芸人に。「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でのハリウッド映画モノマネが注目されるなど映画通としても知られる。※『anan』2021年11月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・ナライユミ取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2021年11月05日J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)とのコラボレーションアフタヌーンティー「ストリングス・アフタヌーンティー with J&M デヴィッドソン」が、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルで2021年10月1日(金)から11月30日(金)まで提供されます。J&M デヴィッドソンとのコラボアフタヌーンティー英国生まれのJ&M デヴィッドソンとインターコンチネンタルが初のタッグを組む「ストリングス・アフタヌーンティー with J&M デヴィッドソン」では、J&M デヴィッドソンの2021年秋冬コレクションから着想を得た、英国に馴染みのあるメニューを展開。“フリンジ カーニバル”バッグを表現したモンブランスイーツは、アイコニックな“フリンジ カーニバル”バッグをモチーフにした「モンブラン」や、コレクションに登場するスミレ柄のオリジナルプリントをデザインした「アップルクランブルタルト」、コレクションのキーカラーであるオリーヴグリーンを取り入れた苺&ピスタチオのチェック柄ケーキ、ナガノパープルとシャインマスカットを贅沢に使用した英国のグラススイーツ“トライフル”などが並びます。セイボリーは“イギリスと秋”をテーマに“イギリスと秋”をテーマにしたセイボリーは、伝統的なイギリス料理“ローストビーフ”やイギリス国旗のデザインから着想を得た“ズワイ蟹のジュレ”、秋トリュフとポルチーニ茸の芳醇な香りが印象的なライスケーキの3種類が揃います。ランチプランやテイクアウトプランもまた、「ストリングス・アフタヌーンティー with J&M デヴィッドソン」では、イギリス料理“コテージ・パイ”と一緒に味わうランチプランや、客室でゆっくり楽しむ「プライベート・アフタヌーンティー」、自宅で味わうテイクアウトプランなども用意。多彩なプランの中から希望のスタイルをセレクトして、特別なアフタヌーンティーを楽しむことができます。【詳細】「ストリングス・アフタヌーンティー with J&M デヴィッドソン」提供期間:2021年10月1日(金)~11月30日(金)場所:ストリングスホテル東京インターコンチネンタル イタリアングリル「メロディア」、カフェ&バー「リュトモス」(ともにホテル26階)住所:東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー時間:14:00~、16:30~(L.O.)※2時間制価格:5,380円メニュー・スイーツ:モンブラン、アップルクランブルのタルト、サン・セバスチャン、葡萄のトライフル、洋梨の赤ワインコンポート&チョコレートガナッシュ・セイボリー:ローストビーフグラハムトースト、ズワイ蟹のジュレカブ&ビーツソース、ポルチーニ茸のライスケーキ秋トリュフ&チェダーチーズ、・スコーン:マロン、アールグレイクロテッドクリームと無花果ジャムで・ドリンク:コーヒー、紅茶、ハーブティー、フレーバーティーなど20種以上のセレクションから好きなだけ楽しめる■ランチ&アフタヌーンティー with J&M デヴィッドソン場所:イタリアングリル「メロディア」、カフェ&バー「リュトモス」(ともにホテル26階)時間:11:30~※2時間制価格:6,600円■プライベート・アフタヌーンティー時間:第1部 12:00~、第2部 16:00~※3時間制、月~木曜日の平日限定での提供。価格:1室大人4名利用時:9,800円、大人3名利用時:10,500円、大人2名利用時:11,800円、大人1名利用時:15,800円※上記は、1名・サービス料込の価格■テイクアウト・アフタヌーンティー J&M デヴィッドソン受取時間:14:00~19:30※受取希望日前日20:00までの要予約価格:スタンダード 4,320円、プチ 3,240円■ナイト・アフタヌーンティー with J&M デヴィッドソン場所:イタリアングリル「メロディア」、カフェ&バー「リュトモス」(ともにホテル26階)時間:18:00~※2時間制価格:7,150円■STAY&アフタヌーンティー with J&M デヴィッドソン価格:プレミアムルーム 1泊1室2名 49,600円~(サービス料込、都民税別途)※表示料金は特別表記がない限り、別途15%のサービス料が必要。※提供時間が変更になる場合がある。※画像はイメージ。【予約・問い合わせ先】TEL:03-5783-1258(レストラン予約直通)
2021年09月27日自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿している、陸上競技100mで元日本記録を保持する桐生祥秀(きりゅう・よしひで)さん。100mで9秒98の自己ベストを持つ桐生さんが、50mを走った様子を投稿しました。桐生祥秀が、50mを走ると?多くの人が、体育の授業などで50mを走ってタイムを測定したことがあるのではないでしょうか。中学生や高校生が受験する『新体力テスト』の基準に従うと、男性なら8秒、女性なら9秒を切ると速いそうです。2021年8月16日現在における50mの日本記録は、2002年に朝原宣治(あさはら・のぶはる)さんが記録した5秒75。一般の人の感覚からすると、想像がつかない速さですね。桐生さんは今回、次の2種類のスタート方法で走りました。・立った状態で片足を前に出してスタートする『スタンディングスタート』・かがんで手を地面につけた状態からスタートする『クラウチングスタート』陸上の大会などで、スタート前にかがんだ選手が、足を器具にセットしている様子を見たことがないでしょうか。クラウチングスタートの時に使う、強く蹴って瞬発力をつける器具『スターティングブロック』(以下、スタブロ)と呼ばれるものです。「5秒7~8台を狙いたい」と意気込んでいた桐生さんの結果は…。スタンディングスタートだと5秒90、クラウチングスタートだと5秒83でした。日本記録にはおよびませんでしたが、さすがはプロの陸上選手。6秒を切る好タイムを出しています。桐生さんは、走り終えて次のように振り返りました。スタブロ使って、50m走ると少し速くなったので、0.0何秒が誤差と思われるかもしれないですけど。それでも僕ら(陸上選手)は0.01秒を競っているので、スタブロとスタンディングとでは全然違うと思いますし。50mの場合はそんなに差はないと思うんですけど、100mになるとスピードの乗りとかそれがスタブロがあるかないかで違ってくる。桐生祥秀 / Yoshihide Kiryu Channelーより引用短距離の場合、1秒以下のコンマ何秒台と激しい戦いを繰り広げるといいます。走り方によって、同じ秒台でも、コンマ以下が違うために順位が変わってくる…。短距離走の選手は、「どうやったら0.1~0.01秒を短縮できるか」を常に考えて日々、練習に励んでいるのでしょう。桐生さんの走りに、多くの人が驚いています。・速すぎます!50mってこんなに短かったっけ…と思ってしまうほどでした。・体育の授業で50mを走る、小学生にとっては、「こういうのが見たかった!」と興奮しそうですね。・あっという間に走り去っていく…。記録更新に向け、日々走り続ける桐生さん。今後の活躍から、目が離せないですね![文・構成/grape編集部]
2021年08月19日●上沼恵美子の酷評を乗り越えM-1優勝コンビ結成14年、お笑いコンビ・マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)の躍進が止まらない。昨年、彼らにとって雪辱戦とも言える『M-1グランプリ2020』では見事トロフィーを手にし、野田はピン芸人の頂点を決める『R-1ぐらんぷり2020』でも栄冠を手中に収めた。『M-1』優勝劇で同時に“漫才論争”が巻き起こったことは周知の通り。披露した「高級フレンチ」「つり革」のネタでは野田がほぼしゃべらず、村上が状況説明をしながらツッコミ続けるというスタイルが、漫才かどうかで話題になったのだ。「そもそも僕らの漫才は、そういうレベルじゃない」と無関心だった2人だが、DVD『M-1グランプリ2020 スピンオフ マヂカルラブリー漫才論争へのアンサーLIVE』(8月18日発売)で、何が漫才で何が漫才ではないのか、一つの道筋をつけているという。そんな2人にインタビューすると、漫才論争が巻き起こった時、今の漫才が置かれている状況に対して危機感を抱いたと明かす。チャンピオンの目には今のお笑い界の状況はどう映っているのか。忘れたことはないという上沼恵美子の審査や、コンビの関係についても語ってくれた。――その独特の漫才のスタイルは、初期から貫いているものなのでしょうか?野田:スタイルが変わらないというより、これと決めてやっていないので、変わっていると言えば変わっているし、変わっていないと言えば変わっていないです。村上:自然の変化しかないですね。変えようと思ったことはないです。――ネタは基本的に野田さんが作っている?野田:僕がやりたいテーマを持ってきて、村上とやりながら作っていく感じです。「つり革」だと、「つり革につかまりたくない」というのがあり、そこからどう動いていくかはやりながら決めて、それ村上が見てどう思うかみたいな。――相談をしながら作り上げていくのでしょうか。野田:相談はしないです。つり革で揺られて床を這いずり回った後、次は当然トイレもあるだろうし、気持ち悪くもなるだろうし、横揺れだけじゃなく縦にも揺れるだろうと。15分くらいでできますよ(笑)。村上:1回通したらもうできていますね(笑)。――とはいえ難産の場合もあるのではないでしょうか?野田:もちろんあります。でもそういう時はネタを変えます。追い詰めず、捨てて別のテーマに行きます。面白いネタはすぐできるので、行き詰まるってことは面白くないんだなと。最近は詰まることはないです。すんなりいくだろうなってわかるようになってきました。――そのスタイルが最初に世の中に広まったのが2017年の『M-1グランプリ』、審査員の上沼恵美子さんとの一件だったと思いますが、お二人はどう受け止めていたのでしょうか?野田:もちろん悩みましたし、もう嫌だなとも思いましたよ。知名度が上がればいいものではないんですよ。それはもう炎上と同じなので。村上:「面白い人だよ!」と言いたかったのに「面白くないでしょ?」だと逆ですから、一番嫌でした。――それはどう乗り越えたのですか?野田:切り替わった瞬間はないです。実は昨年の『M-1』は決勝が決まった瞬間、嫌で嫌で仕方なかったですから。ずっと引きずっていて、ああはなりたくないという思いで頑張りました。――あの一件がコンビにとってプラスになったと感じている部分もありますか?野田:仕事が増えたことによって、経験値はちょっと上がったのかなと。2017年の時に最下位でちょこちょこテレビに出ていたことがよかったと思います。村上:すべることもある、それをわかった状態でテレビに出ることは強いと思います。――あの2017年を踏まえると、昨年の『M-1』優勝は喜びもひとしおだったのでは?野田:優勝した直後は、忙しくなっちゃうなあと(笑)。でも、優勝はテレビに出ていくためには通らざるを得ない道だと思っていたので、頑張るしかないと思いました。村上:今夜は寝られなさそうだなと、それを最初に思いました(笑)。ただ、実を言うと、1本目のネタが終わったところがめちゃくちゃうれしかった。上沼さんが高い点をつけてくれて、「ごめんな、そんなことあったっけ?」って。あそこが一番うれしかったです。――やはり優勝効果は違いますか?野田:それはもう全然違いますよ。テレビで3~4本の収録が1週間続いたり、これはもう「タレントじゃねえか!」って(笑)村上:すごいっすよ(笑)。――チャンピオンキングの称号は重圧にはなっていないですか?村上:重圧はないです。『M-1』、マジ強いんですよ。仮にスベってもM-1チャンピオンだから、が勝つんですよ。M-1チャンピオンなのにスベっちゃった、じゃないんです。M-1チャンピオンでもスベることあるんだぜ、みたいな。『M-1』はすごい盾になるんです。●「漫才か漫才じゃないか論争」に自ら終止符――発売中のDVD『M-1グランプリ2020~漫才は止まらない!~』だけでなく、スピンオフDVD『M-1グランプリ2020 スピンオフ マヂカルラブリー漫才論争へのアンサーLIVE』が8月18日に発売されますが、そこでは「漫才か漫才じゃないか論争」に自ら終止符を打つそうですね。野田:漫才だ、漫才じゃないなど、どれだけのパターンがあるのかなと思って表を作ったら、すべての漫才師の漫才がその表の中に当てはまる、そういうものが作れました。でも、ほぼほぼみんな漫才だったなと思います。――漫才の定義とそうやって向き合ってみてよかったなと感じていることは?野田:この表を見てから『M-1』を見る人がいると思うと笑けてくるというか、ざまあ見ろって(笑)村上:みんなごめんねって(笑)――どういうことでしょう?野田:この表は、漫才を冷めた目で見た時に作れるものなので、これを踏まえると漫才がつまらなくなると思います(笑)。審査員やこれからM-1に挑みたいNSC生が見るべきもので、お客さんは見ないほうがいいです。村上:プロ向け、業者向けですね。野田:ただ、漫才は面白ければいいという大前提を取っ払ってこの話をしているんだよと、そこは理解しておいてほしいです。村上:そもそも『M-1』の審査基準はそれですからね。面白ければ何でもよかったわけなんですよ。――それにしても漫才論争、このスピンオフDVDを含め、お笑い界に何かしらを投じますよね。野田:投じているつもりはないんですけどね(笑)。ただ、あの時も漫才ではないという批判は、来そうだなとは思っていましたよ。逆に言えば、そういう漫才ですから。そんなの漫才じゃないだろ! ってなる面白さの笑いを審査員に届けていたところはある。村上:今田耕司さんなどは「しゃべってないやん!」で笑っていたわけですから。そういうものなんですよね。野田:ある意味、『M-1』そのものをフリにしているわけですから、そりゃそうだろうと。だから「あ、論争になっちゃったんだ」と思いました。素直にわからないから面白くないでいいのに論争になっちゃったので、漫才について考えなくちゃいけないなと。――それで今回の企画が生まれたわけですね。野田:まあ、マイクが立っていれば漫才ですけど。芸人で「あれは漫才じゃない」と言った人はほとんどいないんですよ。村上:漫才じゃないかどうかを言いたくもないと思うんですよ。もともと漫才だし。野田:そもそも僕らの漫才は、そういうレベルじゃないんですよ。漫才かそうじゃないかの論争になるくらい極めているわけでもないので。――なぜ論争になったのでしょう?村上:単純に勉強が足らんすね。論争をしたいのであれば、もっと深く勉強をしたらいいです。野田:料理に木の枝を入れただけで料理じゃないと言っているようなものです。まだまだ深いぞと。村上:でも僕らなりの解釈なので、「何言ってるんだ、こいつら!」と言い出す人もいるかもしれない。基本的に定義はないので、そこは結局のところもうわからないですね。●コンビの関係は「仲悪い兄弟」 目標も語る――お互いの魅力についてはどう思っていますか?村上:真面目なところですかね。野田:ザ・芸人の部分を村上がちゃんとしてくれるので、そのおかげで僕が芸人じゃない部分をやれている気がします。村上:途中で役割分担するようになったんです。僕は後輩や先輩と付き合い、楽屋でみんなと過ごす。先輩や社長に「ライブ呼んでください!」「仕事ください!」と話すとか。野田:お互いがやらざるを得ない部分を分担して担った感じですね。ネタを作らねばならないし、付き合いもしなくちゃいけないから。――『M-1』で優勝まで行ったことで改めて相方の良さを再確認されたりしましたか?野田:優勝して「コイツと組んでいてよかった!」と感じることはない。14年もやっていれば、急に何かに気づくことはないですよ(笑)。村上:特に「コイツでよかったー!」とは思わないです(笑)。野田:一応僕たち、これは仕事としてやっていますので、そうでもなければコイツとこんなにしゃべらないですよ(笑)村上:お金をもらわず、しゃべることはそんなにない。2人でずっとスマホを見ていると思います(笑)――世間で例えるとするならば『M-1』の優勝は、同期の社員が14年越しに大きな契約とれたみたいな感じですか?村上:僕はいつも「仲悪い兄弟」って言っているんです。「この間いつ口きいたっけ?」みたいな。そういう兄弟にいきなり遺産(優勝賞金)が入ってきたような感じですかね(笑)。――『M-1』優勝、漫才論争も含め、飛躍の2020年はいかがでした?野田:漫才じゃないもので優勝していたとしたらすごいなって。村上:点数けっこう入れさせたなあと。漫才じゃないのであれば上手くダマしたなあと(笑)。――お笑い芸人としての自信になりましたか?野田:認めざるを得なくなったと思います。大御所たちが点数を入れてしまったら誰も否定できない。「ほら!」って感じですね。村上:逆に漫才が伝統芸能になりつつあるのかな、ピンチかなと思いました。カタチが決まったら伝統芸能になってしまい、歌舞伎は飛んじゃダメでしょってみんなが思う。漫才もたぶんそうで、寝転んじゃダメでしょってみんなが思っていたら、カタチが決まっているということ。2人がしゃべり合うと決まってしまったら、もう伝統芸能になっちゃうので進化は止まってしまう。――やはりある意味で一石を投じていたことに。村上:そう思いながら漫才しているわけではないですけど、漫才ってそこまで行ってたんだ、ピンチ! と思いました。なのでこれで1回戻したかなと。野田:戻せたかは、今年の『M-1』次第じゃないですかね。今年、「ちゃんとした漫才が見られた」みたいな感じになったら、より一層漫才が凝り固まると思う。――コンビとしての今後の目標は?村上:目標は穏やかな暮らしですね。これは2人とも同じです。野田:ストレスフリーな暮らしですね。るんるん気分で仕事場へ向かう。そんな毎日がいい。1日の終わりが気持ちいいくらいの仕事量が毎日あって。村上:週3日休みで月80万円。野田:家賃25万。――もっとすごい野望をおっしゃるかと(笑)野田:いや、これ以上の野望はないでしょ! これぞ完全なる状態です。――『キングオブコント』の優勝も狙っているとのことですが、意気込みを聞かせてください。村上:もちろん出るからには優勝を目指しています。野田:見事『キングオブコント』で優勝して、勝ち逃げという感じにしたい。賞レースという僕らをずっと悩ませてきた悪魔を追い払おうかなと思っております。■マヂカルラブリー2007年結成のお笑いコンビ。ボケの野田クリスタル、ツッコミの村上で構成。『M-1グランプリ2017』の決勝で審査員の上沼恵美子が酷評し最下位になるも、全国区の知名度を得る。その後、『キングオブコント2018』では初の決勝進出を決め、2020年の『R-1ぐらんぷり2020』では見事、野田が優勝の栄冠に輝くなど着実に腕を上げ、『M-1グランプリ2020』では悲願の優勝を果たした。
2021年08月15日『シックス・センス』の監督M.ナイト・シャマランによる最新作『オールド』が、2021年8月27日(金)より全国ロードショー。M.ナイト・シャマラン最新作、“一日で老いて一生が終わる”ビーチでの謎解きタイムスリラー映画『オールド』は、“時間”をテーマに恐怖とサバイバルを描く謎解きタイムスリラー。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、[時間]が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できないという極限状態に陥った家族を描く。『シックス・センス』のM.ナイト・シャマランが監督メガホンをとったのは、スリラー映画の名手、M.ナイト・シャマラン。シャラマンの作品は、見るものをじわりじわりと恐怖の世界に引き込む独特の世界観を特徴とし、これまで数々の話題作を送り出してきた。なかでも『シックス・センス』は、数々の伏線の延長線上にある驚愕の結末で話題を呼んだ名作であり、シャラマンの出世作。翌年続けて発表したブルース・ウィリス主演の『アンブレイカブル』のほか、『スプリット』、『ミスター・ガラス』なども手掛けている。そんなシャマランが、今回の『オールド』では“一日で老いて一生が終わる”脅威にさらされたビーチでの恐怖を、驚愕のラストまで誘っていく。『モーターサイクル・ダイアリーズ』のガエル・ガルシア・ベルナルほか出演出演者には、『モーターサイクル・ダイアリーズ』のガエル・ガルシア・ベルナル、『ジョジョ・ラビット』のトーマシン・マッケンジー、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のアレックス・ウルフ、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエリザ・スカンレンらが名を連ねる。【映像】脱出不可能なビーチを舞台に描かれる“一家の恐怖とサバイバル”公開された映像は、ある家族がバカンスに出かけるありふれたシーンから始まる。秘境のビーチに到着すると美しい眺望が広がり、各々が浜辺で寛いでバカンスを楽しむが、暫くすると奇妙なことが起こり始める。砂に埋もれた大量のスマートフォン、海に漂流し異常なスピードで腐敗が進む死体。子供たちは急速に成長してしまった。さらに、このビーチから出ようとすると意識を失い、脱出できないことが判明し、一家はじめこの場所に訪れた人々は狼狽しパニックに陥る。なぜ、このビーチで子供たちは急に成長し始めたのか?この場から逃げることはできるのか?【詳細】映画『オールド』公開日:2021年8月27日(金)全国ロードショー出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ヴィッキー・クリープスアレックス・ウルフ、トーマシン・マッケンジー ほか原案:「Sandcastle」(Pierre Oscar Lévy and Frederik Peeters)監督・脚本:M.ナイト・シャマラン製作:M.ナイト・シャマラン、マーク・ビエンストックほか配給:東宝東和
2021年06月14日M·A·C(マック)の「M·A·C ボタニック パニック」が、2021年7月1日(木)より限定発売される。カラフルな花が咲く「夏の庭園」のようなカラーコスメ「M·A·C ボタニック パニック」は、“夏の庭園”を想起させる鮮やかなカラーメイクのコレクション。鮮やかに咲き乱れる色とりどりの花々を思わすエネルギッシュなカラーパレットは、“色の洪水”とも称されるほど個性豊か。ハッピーなカラーばかりだが、自然の中に存在する美しい色彩がモチーフになっているので、程よく肌になじむ。「M·A·C ボタニック パニック」のアイシャドウやリップスティックを取り入れれば、一気にトレンド顔にシフトできるのも魅力だ。“まるで色の洪水”花模様のアイパレット目玉となるのは、これまでにないほど大胆で、花びらのような柔らかいシェードを揃えたアイパレット「スモール アイシャドウ × 12 ボタニック パニック」。マット質感のパステルブルーやブライトイエローと、光沢のあるフロストシリーズのウォームゴールド、コッパーピンクなどをコンビネーション。カラフルな色を取り備えたこのパレットは、組み合わせ次第で、思いのままにアイメイクが楽しめ、洋服やアクセサリーとリンクさせたスタイリングも楽しむことができる。ジューシー花色リップスティック花模様をあしらったライラックカラーのパッケージに閉じ込めた、限定品のリップスティックもチェック。パッケージだけでなくカラーも限定色が3色も揃い、いずれも花のようにジューシーな色合い。マットのライラックやピーチレッド、ピンクといったカラーは、見たままの高発色で唇を彩り、クリーミーマットな質感でモードな要素をプラスしてくれる。また、既存色の中から「M·A·C ボタニック パニック」のムードに合わせたコーラルピンクカラーもチョイスして、限定パッケージに詰め込んだ。艶肌演出の“フラワー”ハイライター同時展開となる、ハイライター「エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ」は、肌にのせるとほど良い艶感をプラスして立体感を引き出してくれる、フェイスカラー。カラーは、肌を明るく上品に輝かせてくれるホワイトゴールドの「フルール シュア」と、チークとしても使用できるプラムカラーの「ロイヤル フラッシュ」の2色。アイパレット、リップスティック同様に、ハイライターも限定パッケージで展開され、メタリックトーンのピンクに花模様をあしらった華やかなスタイルで登場する。【詳細】M·A·C ボタニック パニック発売日:2021年7月1日(木)限定発売※M·A·C公式オンラインストアでは6月29日(火)より先行発売。・スモール アイシャドウ × 12 ボタニック パニック 9,900円<限定品>・リップスティック 限定3色/既存限定パッケージ1色 各3,630円<限定品>・エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ 限定2色 4,290円<限定品>【問い合わせ先】M·A·C(メイクアップ アート コスメティックス)お客様お問合せ先TEL:0570-003-770
2021年06月13日お笑いコンビの霜降り明星が8日、公式YouTubeチャンネル『しもふりチューブ』に出演。14代目王者となった2018年の『M-1グランプリ』の最終決戦で、ネタが飛んでいたことを告白した。動画「実はM-1決勝でネタが飛んでいた…今だから明かせるM-1優勝ネタ作りの裏話!【霜降り明星】」のなかで、『M-1』で披露したネタを振り返った霜降り明星。最終決戦では、「小学校」をテーマにしたネタを披露して初優勝を果たしたが、粗品が、「気づいてる人おるかな? ネタ飛んでるんですよ」とぶっちゃけると、せいやは、「一瞬飛んだ。俺がね」とポツリ。「『M-1』のために色んなネタを試し過ぎて、どれがどれか分からへんようになった」ことが原因だったことを明かした。すると粗品は、「でも、ネタ飛んでたよな? って言われたことないねん。すごいですよね。ネタ飛んでんのに、すぐ修正して演技したんです」と、臨機応変に対応したせいやを称賛。すると、せいやは、「漫才師って、飛んだ瞬間に飛ばないんですよ。2個前くらいで飛んでるって分かるんです。ヤバい、次の次のくだりなんやっけ? って思いながらしゃべってるんです」と語りつつ、「ヤバい思い出してない、なんかせなアカンって、アクションを適当にやって」と、最終決戦でのハプニングを述懐した。また、「せいやさんのおかげで優勝した」という粗品に対し、「俺は真逆やと思うで。俺はマジでずっとお前のおかげだと思ってる」と返したせいや。「粗品さんが、違うでしょ! 違うでしょ! って言ってんねん。そうじゃないでしょ? 違うボケでしょ? って。思い出せよみたいな間を作ってくれたんですよ。俺、思い出したの、あれのおかげやってん」と、すぐさまツッコんでくれた粗品に感謝しつつ、「ホンマ、最後に降りてくるのよね」と、奇跡のような出来事をしみじみと振り返っていた。
2021年05月16日ボーカルダンスユニットM!LKがライブツアー『M!LK SPRING TOUR 2021“energy”』をスタートさせた。その初日となるカルッツかわさきで行われた公演の模様をレポートする。M!LKのワンマンライブは、2020年1月に行われて以来1年3カ月ぶり、現在の5人態勢となってからは初めてとなる。昨年の4度の配信ライブを経て、大きく成長した姿を見せる公演となった。メンバーが待ちわびていたライブ。そして、み!るきーず(M!LKファンの総称)も待ちわびていたツアー初日。開演前から、会場にはソワソワと期待、ツアー初日ならではの空気が満ちていた。定刻。暗転すると、客席には5色のペンライトが揺れる。シンプルなステージにセットされた5つのLEDパネルにモノクロの花びら、砂時計、心電図が次々と映し出され、心音が会場に響き渡る。速くなっていく心音、LEDパネルにまるで閉じ込められているかのように5人の姿が。そして、一瞬の暗転のあと、パネルの前にメンバーが現れる。堪えきれないファンの声が客席から漏れた。みんな会いたかったぞー!オープニングで披露されたのは『疾走ペンデュラム』。冒頭からメンバーのテンションが上がっているのがその表情からわかる。1曲目を終えると佐野勇斗が「みんな会いたかったぞー!」と声を張り上げ、『テルネロファイター』でメドレーがスタート。『SAY YEAH』ではメンバーそれぞれの言葉でみ!るきーずにご挨拶。山中柔太郎は「会いたかったぞ!盛り上がる準備できてる?」と笑顔を見せ、塩崎大智は「会いたかったかー!?俺はみんなに会いたかったよ!」と気持ちを爆発させれば、曽野舜太は「みんな久しぶりやなあ~!盛り上がれるん?」とほんわかと、吉田仁人「盛り上がっていけるのか!」とチェストコールで力強く煽る。佐野が「東京初日盛り上がっていこうぜー!」とシャウトし、会場の熱を上げていく。そんな佐野が『Goin’Down』をしっとりと歌い始めると、客席もペンライトを振って応える。ジェットコースターのようなオープニングのあと、「ペンライト久しぶりに見た!」と興奮しつつも、改めて吉田が「み!るきーずのみんな、久しぶり!このような状況の中、足を運んでくれましてありがとうございます。来ていただいたからには、全力でパフォーマンスをして楽しんでもらえたらと思います」と挨拶。そして、「楽しんでもらえるところはまだまだありますから。このままいきましょう!新曲です」と塩崎が紹介したのは11thシングル『energy』に収録されている『行けたら行くよ』。ポップな歌詞をディスコナンバーに乗せて歌う5人をミラーボールの光が艶めかせる。続いては曽野と塩崎がメインボーカルの『SDR』。ロックなメロディに2人のシャウトがパワフルに響き、キレの良いダンスで曲の力強さを表現していく。幕間となる映像ではオープニングでも登場した砂時計や、しおれていく花。そして雨。少しばかり心を寂しくさせるような雨音が響く中、メンバーが白の衣装で登場すると、雨の映像をバックにスタートしたのは『May』。先ほどまでのパワフルなステージとは打って変わって、しなやかな、それでいてどこか色気を漂わせる。さらにその雰囲気を膨らませるかのように『君の知らない世界へ』では椅子を使ってのパフォーマンス。まるでキスをするような振り付けには客席からは小さく息を吞むような様子も見られ、大人のムードで酔わせた。更にさなりが手がけた『energy』ではクールなサウンドを響かせ、静かな空気をまとわせながらも力あるダンスでこれまでとは異なる魅力を垣間見せた。声が出せない中でも気持ちを伝えたいMCに入ると、佐野が「めっちゃしんどいじゃん、これ!」「M!LKすげぇわ!」と自画自賛したが、客席も同じ気持ちだったはず。パフォーマンスで圧倒したメンバーだったが、やはり気になるのが客席とのコミュニケーション。声が出せない中でどうやって気持ちをステージに伝えてもらうか、と苦心する。ペンライトを振るか拍手、どちらがいいか曽野や佐野、塩崎が「みんな大好きだよ」という言葉を例に反応を確かめ、「基本的に曲終わりは拍手で!」と佐野がファンに向かって呼びかけた。にぎやかなMCから一転、披露された曲は初披露の『何処へ』。山中の甘く繊細な声、佐野の力強い声が際立ち、吉田と塩崎、吉田と曽野のハーモニーが会場を包みこむように響く。『君がくれた宝物ならココにある』では歌声のみで思いを届けた。それぞれを照らすピンスポ、LEDパネルに映し出された表情に、歌声以上のものが届けられた気がした。再び幕間ではモノクロだった街や風景が色づいていく様子が。不安げだったメンバーの表情も笑顔に変わる。不安でふさぎこむ日々が続く中、少しずつでも彩りが戻り、そして、画面越しにしか会えなかったファンと、画面から飛び出しようやく同じ会場の空気が吸えるようになった――という喜びの気持ちが込められているようにも思える。スクリーンに咲き誇る花とメンバーの笑顔。そしてピンクを基調した衣装で登場し初披露したのは配信されたばかりの新曲『恋がはじまる』。照明も柔らかなピンクになり、キュートなフリで会場を華やかに彩っていく。続いて『My Treasure』では青空の映像をバックにさわやかに。メンバー同士が肩を組んで微笑み合ったりじゃれ合ったり、さらに曽野は「みんな大好きだよ」と曲中に笑顔で伝えみ!るきーずをニッコリさせた。「電力を溜める」対決!優勝は…そのあとのMCでは、塩崎が演出を、山中が衣装を担当していることが明らかに。山中は特にお気に入りの衣装を聞かれると曽野の衣装を挙げ、塩崎も「MC中のLEDパネルの映像にもこだわっている」と演出について語り、ぜひ今後の公演でもチェックしたいところだ。「(ライブの制作に関わることで)僕たちもやっていて責任感というか、より愛着が湧くようになった」と吉田。そんなライブも残すところあと数曲。山中が「残り数曲となりましたが、悔いないように楽しみましょう」という言葉を噛み、「ここすごく練習したのに!」と照れくさそうにいい、『桜咲く頃には』『Feel Alive』をメドレーで届け、『ERA』、『Now Story』とポジティブな曲でライブ本編を締めくくった。しかし、これで終わる彼らではない。アンコールでは『めちゃモル』がスタート……と思いきや、パネルには「なわとび」「風船」「バランスゲーム」などと書かれたルーレットが。どうやら書かれた内容で対決をするというものらしい。この日は「電力を溜める」対決。自転車を必死に漕ぐ山中、腕立てをする塩崎、ポンプを押す曽野、牛の人形を振る無心に振る吉田、エアロバイクを漕ぐ佐野……。曽野が一番電力を溜めているのは明らかだったが、なぜか優勝は吉田。動揺した吉田はそのあとのフリを間違え、塩崎は自転車を乗り回し、山中が地味に転ぶ……というまさにカオス状態。でもこんな笑いいっぱいのステージがM!LKらしいのかもしれない。ここが5人のスタート。改めての意思表明そして、改めてお決まりの自己紹介をしたあとは、塩崎のドラマ出演、佐野の映画、ドラマ出演の報告が。更には7月には全国5都市のZeppツアーが行われることを発表。会場のみ!るきーずを喜ばせた。ライブグッズ紹介では、「プライベートでもメンバーが一番買いたいと言っていた」というマスクストラップが客席からは不人気ということで驚愕の表情を見せ、グッズのプロデュースをした山中が崩れ落ちるなど、どんなシーンでもタダでは終わらせないところが彼らの魅力のひとつ。さて、ライブも本当に大詰め。『Brave Saga』ではステージの端から端まで走り、遠くのファンにもご挨拶、『DEAR LIFE』ではライブが終わることを惜しむかのように思いっきり飛び跳ね、メンバー同士で笑いあう姿が印象的だった。それでもダンスのキレが衰えることなく、文字通りで全力で最後までみ!るきーずを魅了し続けた。最後には、メンバーそれぞれからメッセージが届けられた。山中は「こんな中、お集りいただきまして、本当にありがとう、感謝でございます。開催できたことを本当に嬉しく思いますし、大成功に終わって……みんな楽しめましたか?」と客席に問いかけ、大きな拍手に顔をほころばせた。「僕の長い受験生活も終わって、みんなとやっと会えることができました。本当にここまできてくださってありがとうございました」という曽野には、メンバーからも「お疲れ舜ちゃん!」という声がかかる。そしてこの日、一番の運動量だったであろう佐野は「みなさん、今日はいかがだったでしょうか。M!LKの5人として初のツアーということで僕らもすごく楽しみにしていましたし、無事開催できて、無事みなさんとお会いできて本当に嬉しく思います。まだまだツアー続きますし、ケガのないように、そして体調にも気をつけてがんばっていきますのでよろしくお願いします!」と力を込めて言い、塩崎は「みなさんいい思い出作れましたか?僕たちも1年ぶりにみなさんにお会いすることができて本当に、本当に、楽しみにしていました。ここからどんどん続いていくので、今日の思い出を大切にまた会えるのを楽しみにしています」と次の再会を約束した。そして吉田は「この5人で初めてのツアーでみなさんを目の前にしてパフォーマンスをするっていうことが、改めて5人のスタートになるというか、やっとみなさんが僕たちのことを応援してくれてるんだな、と実感できた気がしました」と胸の内を明かし、「これからの6公演、そしてZeppツアーもありますので進化し続けるM!LKをこれからもよろしくお願いします」と力を込めて伝えた。深々とお辞儀をしたあと、会場全てのひとりひとりに手を振るように丁寧にあいさつをしてから帰っていくメンバー。明るく、前向きに、まさに“energy”をプレゼントしてくれるようだった今回の公演。ツアーで更に成長し、Zeppではどのようにパワーアップした姿を見せてくれるのか、今から楽しみだ。撮影/笹森健一、取材・文/ふくだりょうこ
2021年04月19日●「お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい」兄弟ならではの息の合ったしゃべくり漫才で人気を博す、お笑いコンビのミキ。『M-1グランプリ』でも毎年注目を集めている2人は、バラエティ番組に引っ張りだこで、それぞれが俳優や声優としても個性を発揮している。■「自分らのことを芸能人と思ったことは1回もない」様々なフィールドで活躍しつつ、漫才師としてコンスタントに舞台に立ち続けているミキ。初のオフィシャルブック『ミキ、兄弟、東京』(4月13日発売)では、2019年4月に大阪から東京へ拠点を移してからの2年間が記録されている。2人を直撃し、これまでの足跡を振り返ってもらい、準々決勝敗退で自分たちを見つめ直すきっかけにもなったという『M-1グランプリ』への思いや、“漫才師”という肩書きにこだわる理由を語ってもらった。――大阪から東京に拠点を移して2年経ちましたが、上京して良かった点とは?亜生:良かったのは、芸能人を間近で見られることです。僕はめちゃくちゃミーハーなので、芸能人と一緒にご飯に行けることも、一緒に写真を撮れることもすごくうれしいです。最近は永野芽郁ちゃんにメロメロです。昴生:僕もです。確かに芸能人の友達は増えました。――お二方も今や人気芸人ですし、同じ芸能人というくくりではないですか?昴生:いや、僕たちは自分らのことを芸能人と思ったことは1回もないです。だから、毎日芸能人に会えるのがうれしくて。マネージャーから仕事の連絡が来たら、どんな仕事かだけではなく、ゲストが誰かというのも、めちゃくちゃモチベーションにつながります。この前は、永野芽郁ちゃんに会えて、めっちゃうれしかったです。亜生:気合入りますが、ただただ空回りしてしまうこともあります(笑)――上京したことでのマイナスポイントはありますか?亜生:物価が高い。昴生:そこはびっくりしましたね。亜生:正直、東京で1カ月の駐車場代だけで、大阪ではワンルームが借りられます。昴生:家賃などいろんなものが高いので、僕は嫁に任して、一切見ないようにしています。飯も高い。でもまあ、東京に住むのが長くなったらその感覚も変わるとは思いますが。■コンビ歴9年も兄弟歴32年「漫才師として武器に」――テレビ出演が増えたことで、漫才に注ぐ時間が減ってしまうという葛藤もあったそうですが、今はその葛藤は解消されましたか?昴生:はい。マネージャーにお願いして、そこのバランスは保ってもらっています。でも、テレビに出ないと劇場の出番ももらえないので、両方とも大事にせんとあかんなと。僕はテレビの仕事も大好きやし、頑張りたいけど、主軸はあくまでも漫才なので。ほんまは全部漫才の仕事をしたいけど、世の中、そんなに甘くないので。亜生:お兄ちゃん、本にも書いているんです。「芸人じゃなく、お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい。」って。昴生:やめろや、いじってるやろ(笑)。亜生:そこは覚えておいてください。――昴生さんは、いつ頃から“漫才師”にこだわるようになったのですか?昴生:亜生と漫才をやり始めた頃からです。僕はずっとしゃべくり漫才がやりたくていろんなコンビでやっていたんですが、どこか違うなと感じていて、亜生と組んだ時に、「これや!」と思いました。お笑いの世界では、多才な人がめちゃくちゃ多いけど、僕らがどこで勝負できるかなとなったら、漫才しかないなと。だからそこを強くしたくて。――そこから漫才を突き詰めていこうとされたのですね。昴生:そうです。でも、しゃべくりってめっちゃ難しくて、地でしゃべらんとウケへんし、形にもならへんのです。でも、亜生とだと、それがすんなりいけたので。亜生:まあ、僕がおらんかったら、今のこの人はないでしょうね。昴生:いやいや、こいつが泣きついてきたんです。助けてくれと(苦笑)。――ご兄弟なので、子供のころから、今のように丁々発止な漫才のやりとりをされてきたんですか?亜生:いや、それはないです。中学時代のお兄ちゃんは思春期で、ぜんぜんしゃべってくれへんかったし。昴生:家にいて2人でお笑いをするようなことは1回もなかったです。ただ、関西人なので、普通にしゃべっていても、ボケとツッコミがあるので、そこの違和感はなかったかなと。僕らはコンビ歴9年ですが、兄弟で一緒にいて32年になるから、そこは漫才師としては武器になりますね。最初に初めて人前で漫才をやった時、先輩から「ずっとやってたん?」とも言われたんです。そこはだいぶ得しているなと思います。●M-1挑戦を終わりにしようと思った過去■昴生・妻の言葉で「優勝するまで出よう」と決意――『M-1グランプリ2020』では準々決勝で敗退され悔しい思いをされましたが、自分たちを見つめ直すきっかけになったそうですね。昴生:ほんまにおごりやったなと。『M-1』を舐めてたわけではないけど、自分らの普段と変わらんスタイルの漫才で優勝しようと思っていて、『M-1』はそんなに簡単なもんじゃなかった。自分らは天才やないのに、そのままでいけると思ったのが大きな間違いでした。亜生:そうそう。『M-1』に合わせて調整とか全くしてなかったので。昴生:でも、『M-1』だけを考えていたら、漫才がおろそかになっちゃう気がして。ただ、今となれば、1年間、『M-1』に照準を絞ってもいいのかなとも思っています。『M-1』はそういうことを、いろいろ気付かせてくれるありがたい大会です。――今年は攻め方を変えますか?昴生:それは企業秘密ですが、去年とは意気込みが違います。もちろん、毎年モチベーションは上がっていますが。亜生:過去に1回下がった時もあったしね。――モチベーションが下がったというのはいつ頃ですか?昴生:2019年に、もう今年でやめよう、優勝できなくてもやめようって思っていたら、決勝にさえ行けへんかった。ちょうどミルクボーイさんが優勝した年です。その時は悔しさもあったけど、嫁から「やめる必要ないやん。出られるんやったらずっと出や」と言われて。ほんまにそうやなと思ったので、亜生と話して、優勝するまで出ようと思いました。――奥様は素敵なアドバイスをされますね。昴生:嫁はミキを俯瞰で見ているからこそ、時々ええことを言ってくれます。僕らはすでにこれまで『M-1』に出させてもらったことで、十分恩恵を受けているので、もう出る必要もないのかなとも思っていたんです。ただ、そういうことではないなと。■コロナ禍で「お客さんのありがたさを再確認」――7月2日からは全国ツアー「ミキ漫 2021全国ツアー」が始まりますが、昨年はコロナ禍で中止になったことで、特別な思いがあるのではないでしょうか。昴生:お客さんのありがたさを再確認しました。もともとお客さんがおらな僕らが漫才している意味はないんじゃないかと思っていましたが、コロナ禍になって、余計にそう思いました。無観客でやった時、僕たちは一体、誰に向かって漫才をやっているんやろって思いましたから。亜生:僕も、本当にコロナ禍でそのことに気づきました。単独ライブは特に、わざわざ僕たちのために、足を運んでくれるというありがたさを感じましたが、それはコロナ禍になるまで気づかなかったなと。そういう意味で、いい緊張はありますし、全国ツアーはほんまにありがたいです。昴生:確かにいい緊張はあります。でも、緊張せえへんかったら、漫才師として終わりやし。この年で、こんなに毎日毎日緊張することってあんのかなとも思います。そういう意味では、刺激が多いから恵まれているなとも思いますし、全国ツアーは気合入れていきたいです。■ミキ2012年に結成した兄弟漫才師。ツッコミ担当の兄・昴生が1986年4月13日生まれ、ボケ担当の弟・亜生は、1988年7月22日生まれで、共に京都出身。『M-1グランプリ2017』3位、『M-1グランプリ2018』4位。また、2019年に「第54回上方漫才大賞」新人賞、2020年に「第5回上方漫才協会大賞」大賞を受賞。昴生は俳優として、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(20)に出演、亜生は、実写版『ライオン・キング』(19)に声優として参加。『トロールズ ミュージック★パワー』(20)では兄弟で声優を務めた。
2021年04月03日西川貴教のソロプロジェクトT.M.Revolutionが、2021年5月13日(木)でデビュー25周年を迎えるにあたり、25周年企画の第1弾として、滋賀県下10市のみをまわるライブツアー「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 - VOTE -」を開催することが明らかになった。T.M.Revolution名義の単独ライブは、2017年5月14日の20周年ライブツアー千秋楽(さいたまスーパーアリーナ)以来となる。「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 - VOTE -」では、5月13日の滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホールから、12月23日(木)開催の滋賀県立文化産業交流会館 イベントホールまでの全25公演を開催する。西川は25周年を迎えるにあたり、「近年は西川貴教としての活動が定着しておりますが、今の多様な活動があるのもT.M.R.という礎があったからだと思っております」とコメント。ライブを待望んでいるファンに向けては「滋賀県民の皆様はもちろん、県外の皆様にもくれぐれも感染症対策の徹底をお願いしながら、無理のない状況でお越しいただけたら幸いです。それでは、滋賀県で待ってます」とメッセージを送った。西川貴教 コメント全文皆様のお陰でT.M.Revolutionは、今年25周年を迎えることになりました。近年は西川貴教としての活動が定着しておりますが、今の多様な活動があるのもT.M.R.という礎があったからだと思っております。長引く自粛でスポーツやエンターテイメントを取り巻く状況は、まだまだ厳しい目が注がれています。そんな今だからこそ、僕にしか出来ない方法で皆様に元気をお届けしたいと思い、T.M.R.25周年記念第一弾として、ふるさと滋賀県内のみでツアーを行うことを決めました。奇しくも滋賀県の都道府県ナンバーも「25」ということで、地方創生の想いを込めて、先ずは身近な方々を元気にしていく活動からはじめていきたいと考えております。滋賀県民の皆様はもちろん、県外の皆様にもくれぐれも感染症対策の徹底をお願いしながら、無理のない状況でお越しいただけたら幸いです。それでは、滋賀県で待ってます。滋賀ふるさと観光大使 西川貴教■公演概要「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 -VOTE-」公演日程:5月13日(木) :大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール5月15日(土):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール5月16日(日):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール5月26日(水):彦根 ひこね市文化プラザ グランドホール5月27日(木):彦根 ひこね市文化プラザ グランドホール6月3日(木):栗東 栗東芸術文化会館SAKIRA(さきら) 大ホール6月4日(金):栗東 栗東芸術文化会館SAKIRA(さきら)大ホール10月13日(水):守山 守山市市民文化会館(守山市民ホール)大ホール10月14日(木):守山 守山市市民文化会館(守山市民ホール)大ホール10月21日(木):甲賀 あいこうか市民ホール10月22日(金):甲賀 あいこうか市民ホール10月30日(土):大津 大津市民会館 大ホール10月31日(日):大津 大津市民会館 大ホール11月9日(火):東近江 八日市文化芸術会館11月10日(水):東近江 八日市文化芸術会館11月20日(土):近江八幡 近江八幡市文化会館 大ホール11月21(日):近江八幡 近江八幡市文化会館 大ホール11月27日(土):野洲 シライシアター野洲(野洲文化ホール)11月28日(日):野洲 シライシアター野洲(野洲文化ホール)11月30日(火):草津 草津クレアホール12月1日(水):草津 草津クレアホール12月8日(水):大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール12月9日(木):大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール12月22日(水):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール12月23日(木):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール●チケット料金:全席指定 9,000円(税込)※3歳以上有料一般発売日:<5月大津公演・米原公演> 4月29日(木)<5月彦根公演・6月栗東公演> 5月15(土)「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 - VOTE -」オフィシャルサイト
2021年03月31日「スキンスムーザー」限定版3月に発売こだわりの自然成分で特別な日常を演出するコスメブランド「m.m.m(ムー)」より、“塗るあぶらとり紙”として大ヒット中のメイク下地「スキンスムーザー」の限定カラーが新登場。2021年3月15日(月)、「スキンスムーザー モアスムース MG」(税込3,520円)が、全国の「コスメキッチン」、「メイクアップキッチン」およびオンラインストアにて発売される。大人気の秘密とは?「m.m.m」の「スキンスムーザー」は、自然由来成分だけで気になる毛穴やテカリをカバーし、つるんとした陶器肌を作るメイク下地。オーガニックカカオバター配合で乾燥を防ぐ効果も。下地としてだけでなく、メイクの上からも使える優れものだ。長時間のマスク着用によるメイク崩れも防いでくれる。しっかり保湿&サラサラ感アップ今回「m.m.m」誕生3周年を記念して、「スキンスムーザー」の限定色“ミントグリーン”が新登場。保湿成分としてスクワランとアンズ核油を配合し、潤いを逃さない。サラサラ感もアップした限定版だ。ティーツリー、ペパーミント、サンダルウッドなどをブレンドした清涼感あふれるグリーンフローラルが優しく香る。(画像はプレスリリースより)【参考】※「Cosme Kitchen」公式サイト
2021年02月06日ファッションとクオリティを最良の価格でサステナブルに提供するH&M(エイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ)は、NiziU(ニジュー)をアジア・アンバサダーに起用した2021年の春夏キャンペーン『H&M♥NiziU(エイチ・アンド・エム ラブズ ニジュー)』のコレクションを2月18日より全国のH&M店舗とH&M公式オンラインストア(hm.com)で発売いたします。加えて、中国やマレーシアなどアジアの合計8市場約500店舗で展開いたします。NiziUは、ファッションブランド及びアジアで展開するアンバサダーを務めるのは本キャンペーンが初となり、本日よりH&M公式Youtubeにてキャンペーン動画を公開いたします。『H&M♥NiziU』は、家族や友人たちとの遠出やお出かけの機会が少なくなっている今だからこそ、春の訪れにワクワクする気持ちや、オシャレをして少しでもハッピーになれるよう、”ファッションを通じて毎日を楽しんでもらいたい”というメッセージをテーマにしたキャンペーンです。本コレクションは、2月18日より全国のH&M店舗とH&M公式オンラインストア(hm.com)で発売を開始いたします。また、今回のコレクションは日本だけではなく、中国や台湾、香港、マレーシア、ベトナム、シンガポール、マカオなどアジアの合計8市場約500店舗で展開することが決定し、日本発のキャンペーンとして、コレクションを展開する市場数は過去最大規模となります。キャンペーンムービー本キャンペーンには、グローバル・ガールズグループのNiziUを起用。グループとして初となるファッションブランドのアンバサダー就任に加えて、アジア展開での広告起用も今回が初となります。本日より公開となる、キャンペーンビジュアルと動画では、コレクションに身を包んだNiziUのメンバーが、爽やかな表情やポージングで登場いたします。撮影時のメイキングや、スペシャルコンテンツも近日中に公開予定です。本コレクションは、アジアの女の子たちからインスピレーションを得たアジア限定コレクションです。2021年春夏のトレンドである、ノスタルジックな雰囲気とパステルカラーを基調に、シースルーや花柄、大きな襟やリボンなど特徴のあるデザインを取り入れたブラウスやワンピースなど、1枚着るだけでトレンド感のあるラインアップが登場します。本コレクションは店頭及びH&M公式オンラインストア(hm.com)にてご購入いただけます。店頭でのご購入方法については、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、オンラインにて事前のお申し込み・抽選制となります。詳細については、以下購入方法の項目をご確認ください。キャンペーンビジュアルとコレクションラインアップ左から (RIKU)カーディガン 2,999円 コットンブラウス 2,499円 ジャガードパターンスカート 1,499円(RIO)ショートワンピース 2,999円(MAYA)フェイクファーカラーカーディガン 2,999円 ハートTシャツ 999円 クラッシュデニム 3,999円(NINA)レースカラーワンピース 3,999円(MAKO)オーバーサイズジャケット 3,999円 トップス 2,499円 Aラインスカート 2,499円(RIMA)クロップドブレザー 2,999円 ワイドパンツ 2,999円 メッシュトップス 1,799円(MAYUKA)レースカラーワンピース 3,999円(AYAKA)ハートTシャツ 999円 ジャガードパターンスカート 1,499円『H&M♥NiziU』コレクション商品画像 (一部抜粋)※価格はすべて税込表記です。レースカラーワンピース 3,999円ショートワンピース 2,999円ハートTシャツ 999円パフスリーブブラウス 1,499円ジャガードパターンスカート 1,499円(左から) コットンブラウス 2,499円 カーディガン 2,999円フェイクファーカラーカーディガン 2,999円(左から) クロップドブレザー 2,999円 ワイドパンツ 2,999円※こちらの商品は⼊荷時期未定のため、確定次第H&M公式Twitterにてお知らせいたします。(左から) メッシュトップス 1,799円 半袖ブラウス 2,999円(左から) ショートカーディガン 3,999円 ショートスウェットパーカ 2,999円コットンポプリンワンピース 2,999円(左から) オーバーサイズジャケット 3,999円 Aラインスカート 2,499円クラッシュデニム 3,999円 (店舗限定展開)店頭での購入方法発売初日に限り、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、H&Mメンバーの中から抽選で整理券を配布させていただきます。各店のオープン時間から整理券配布時間内にコレクションを購入していただく際は、整理券が必須となります。H&Mメンバーへのご登録がまだの方は新規登録にお進みください。整理券配布時間外は、すべてのお客様にご購入いただけます。<抽選スケジュール>抽選申込期間:2021年2月9日(火)8:00~14日(日)23:59抽選結果通知:2021年2月17日(水)※当選者の発表はメール通知をもってかえさせていただきます。※当選通知メールにて入場時間をお知らせします。必ず記載の入場時間に、当選ストアへご来店ください。※店舗によって整理券配布時間や当選者数は異なります。※メンバーシップ登録は、成人の方、または親、保護者、法廷代理人(適用される場合)の承諾を得た16歳以上の方に限られます。16歳未満の方は抽選にご応募いただけませんが、その方の親、保護者、法廷代理人(適用される場合)の方が応募して当選した場合のみ、16歳未満の方を1名まで同伴することが可能です。<応募方法>H&Mメンバー登録がまだの方は新規登録。メンバーアカウント内の特典ページから「応募する」をクリックし、必須項目を入力してください。URL: プレゼント企画NiziUメンバーの直筆サイン入りポラロイド写真と、今回着用のおそろいコーディネートのセットを、抽選で3名様にプレゼント! 詳しくはH&Mジャパンの公式Twitterアカウントをご確認ください。<応募スケジュール>応募期間:2月10日(水)~2月23日(⽕)当選者発表:3月上旬<応募方法>H&Mジャパンの公式Twitterをフォロー&キャンペーンツイートをRT※当選者の発表は後日DMにてご連絡させていただきます。(フォローを解除するとDM送付ができなくなるため、抽選の対象外となります。)URL:キャンペーン概要・キャンペーン名:『H&M♥NiziU(エイチ・アンド・エム ラブズ ニジュー)』・発売日:2月18日(木)・国内販売店舗:全国のH&M Divided取り扱い94店舗(下記以外の店舗︓H&M 有明ガーデン店、H&M イオンスタイル新浦安店、H&M イオンモール宇城店、H&M イオンモール高知店、H&M イオンモール高岡店、H&M イオンモール広島府中店、H&M イオンモール宮崎店、H&M イオンレイクタウンmori店、H&M 戎橋店、H&M オリナス錦⽷町店、H&M Coaska Bayside Stores横須賀店、H&M ザ・モール仙台長町店、H&M THE OUTLETS HIROSHIMA店、H&M SoCoLa武蔵小金井クロス店、H&M ⼆子⽟川ライズ店、H&M ラソラ札幌店、H&M ららぽーとEXPOCITY店、H&M ららぽーと立川立飛店)、および公式オンラインストア(hm.com )※2月18日が休館日の3店舗(H&M仙台PARCO店、H&MららぽーとTOKYO-BAY店、H&Mららぽーと横浜店)は発売が2月19日になります。※アジア他国の発売日は国によって異なります。・『H&M♥NiziU』キャンペーンサイト(2/18 AM10:00より公開) プロフィール(左から)NINA/MAYA/RIO/MIIHI/RIMA/MAKO/AYAKA/MAYUKA/RIKUソニーミュージック×JYPの合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project」より、1万人から選び抜かれたグローバル・ガールズグループ。プレデビュー作となったDigital Mini Album『Make you happy』が“女性アーティスト初”のデジタルランキング3部門同時1位獲得の快挙や、デジタルアルバム10万ダウンロード超えを実現し、全世界の音楽チャートにおいて110冠を達成。リードトラック「Make you happy」ストリーミング累計再生回数も1億回超え、さらにMusic VideoのYouTube再生回数は2億回を突破し、今なおスマッシュヒットを記録中。2020年12月にSingle『Step and a step』で念願のデビューを果たし、オリコン週間シングルランキングやBillboard JAPANの総合チャート第1位に輝く。2020年末には「第62回日本レコード大賞」特別賞を受賞、“デビュー後わずか29日”という短期間で「第71回NHK紅⽩歌合戦」にも初出演し、その圧倒的な存在感を視聴者に焼き付けた。2021年4月7日に、待望の2nd Single『Take a picture/Poppin’ Shakin’』をリリースする。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月05日お笑い芸人の陣内智則が1月30日、自身の公式YouTubeチャンネル「陣内智則のネタジン」で、『M-1グランプリ2020』決勝前からマヂカルラブリー優勝を予感していたことを告白した。「【マヂカルラブリーとM-1ここだけの話】実は陣内だけは優勝を知っていた!」と題して公開された動画には、マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上もゲスト出演。野田と村上に対して、陣内は「後出しみたいになっちゃうねんけど、俺の中で(マヂカルラブリーが)『優勝するわ』と思ったときがあったのよ」と明かした。『M-1』敗者復活戦のMCを担当している陣内は「今まで過去、トイレでバッタリ会う芸人が優勝している」と述べ、「一昨年でいったら内海(崇)に会ったの。『仕上がってるらしいな。頑張ってな』って言って優勝してるのよ。振り返れば、その前もトレンディエンジェルの斎藤(司)に敗者復活のときにトイレで会ってるの。その前も鰻(和弘)に会ってん。振り返ったら、会ってる人が優勝してる」と述懐した。そして「覚えてる? 野田。(トイレで)会ってんねん」と陣内。「そのときに言おうと思ってた。『優勝するで』って。ほんまに振り返ったら、会って何かしゃべってる人は優勝してる説があんのよ」と語ると、野田は「来年ヤバくないですか? めっちゃ(芸人が)来ますよ。『陣内さん!陣内さん!』って(笑)」と笑っていた。
2021年02月01日今年もM1グランプリが開催され、マヂカルラブリーのおふたりが激戦を制してチャンピオンに輝きました。このコラムでは、そんなM-1グランプリについての話をしようと思います。ただし、僕らの住むこの世界のM-1ではなく、この世界とは別の並行宇宙――。「回文界」でのM-1の話です。前から読んでも後ろから読んでも同じになる、言葉の神様のいたずらによって引き起こされる奇跡の文章。そんな「回文」がそこらじゅうにあふれる夢のような世界、それこそが「回文界」です。回文界でもこちらの世界と同じようにM-1が開催され、やはりマヂカルラブリー、通称「マヂラブ」のおふたりが栄冠を手にしました。でも、現実世界のマヂカルラブリーと回文界のマヂカルラブリーには、決定的な違いがあったのです。■ブラ自慢、マヂラブ【ぶらじまんまじらぶ】そうなんです。回文界のマヂラブのおふたりの芸風は、とにかくブラジャーの自慢なんです。そしてさらに、■ブラ自前、マヂラブ【ぶらじまえまじらぶ】ちゃんと自腹で購入されているんですね。M-1優勝賞金の使い道として「ランジェリークの、ノンワイヤーの高級ブラジャーが、買いたいよ!」と喜んでいたそうです。回文界のM-1グランプリ、ほかの出場コンビはどういう様子だったのでしょうか?■痛み、勝つ!見取り図、バズり、富つかみたい【いたみかつみとりずばずりとみつかみたい】見取り図のおふたり、回文界でもやはり3年連続の決勝進出を果たしていました。現実世界でもYoutubeチャンネルを積極的に活用していますが、回文界の見取り図ご両人は、「痛い」系の動画を痛みをこらえながら毎回アップして、ネット界で一攫千金を狙っているようです。■錦鯉、最後、騎士に【にしきごいさいごきしに】錦鯉のおふたりも決勝に駒を進めておりました。回文界のM-1では、最後、よろいに身をつつみ白馬に乗って登場、という大がかりなオチを繰り広げたそうです。■「Dollar was over」オズワルド【どるわずおーばーおずわるど】オズワルドのおふたりも、回文界でも2年連続決勝に進出していました。「もうドルの時代は終わった」と言い放ち、テンションを上げずに淡々とドル札を大量にばらまくという、なんともかっこいいネタを披露したとか。さてここで。回文界の過去のM-1はどんな様子だったのでしょうか。たとえば一昨年。2018年に優勝して以降、お笑い第7世代を引っ張り続けている霜降り明星。■悲しそう…「やい!せいや!」「う、粗品か…」【かなしそうやいせいやうそしなか】現実世界ではノリにノッているおふたり。回文界ではなぜだか暗いですね。コンビ間の掛け合いの息も合っていなくて、なんだかギクシャクしたやりとり……。さあ、もっともっと時代をさかのぼってみましょう。■「なんでだろう♪」「道路だ!出んな!」【なんでだろうどうろだでんな】2002年、第2回目大会。いつもどおりのギター漫談で決勝進出し、異彩を放ったテツandトモのおふたり。回文界でも「なんでだろう」ネタは健在ですが、ところかまわず披露してしまっているようですね。危うく交通事故になるところでした。■伊達のしけた技見とる、富澤たけしの手だ【だてのしけたわざみとるとみざわたけしのてだ】2007年、M-1史上初の敗者復活戦からの優勝を果たしたサンドウィッチマンのおふたり。回文界では、伊達さんの変な動きを富澤さんが傍観する、ちょっと違ったスタイルのネタを披露している様子です。まさに「ちょっと何やってるのかわかんないです」……。■ナイツか…イカついな【ないつかいかついな】M-1グランプリで優勝はしていないのに、その卓越したお笑い論で、ボケの塙さんが大会審査員まで務めているナイツ。現実世界ではそんな印象はないですが、回文界ではだいぶガチムチみたいですね。あっちだと頭脳よりも筋肉重視なの?■出汁、におってる哲夫・西田【だしにおつてるてつおにしだ】決勝最多出場回数を誇り、2010年にみごと優勝を果たしている「ミスターM-1グランプリ」こと笑い飯のおふたり。回文界では食レポの仕事が多いんですかね?そんなこんなで、M-1グランプリの話をさせていただきました。あくまで「回文界」でのことなので、現実世界での各コンビのみなさまとの関連性はいっさいありません。来年、2021年のM-1グランプリでは、どんな漫才スターが誕生するのか。そして、それによって回文界のM-1グランプリにはどんな現象が巻き起こるのか。もう今から楽しみで仕方ない!お~わり!わ~お!【PROFILE】文・イラスト:手賀沼ジュン1979年、ネパール生まれの帰国子女(千葉県柏市育ち)。早稲田大学第一文学部卒業。サンミュージックプロダクション所属。お笑い芸人兼シンガーソングライターとして活動中。趣味で作り続けている回文を武器に「歌ネタ王決定戦2014」で優勝を果たす。著書に『回文さがし~たんぱつパンダの冒険~』(光文社)
2020年12月25日お笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎とリリーが23日、公式YouTubeチャンネル「見取り図ディスカバリーチャンネル」に出演し、『M-1グランプリ2020』について語った。見取り図は同大会で最終決戦に進出し、審査員票を2票獲得した。「【見取り図散歩】M-1グランプリを終えた心境は…〈97/100〉」と題して公開した動画で、リリーは『M-1』の決勝について「ホンマに1つ言えるのは、マジで全組おもろかった。それだけは誰にも否定できない」と述べた。そして盛山は、「最終決戦の3組が終わった後、結果出るまでのCM中、舞台裏で3組(マヂカルラブリー、おいでやすこが、見取り図)が輪になって、お互い讃え合った」と述懐した。そして、優勝のマヂカルラブリーについて、リリーは「面白いよな、マヂラブさん」と称賛。また盛山は、「ツイッターのリプを見たら、『漫才だったのは見取り図だけです』とか揉めてる人がおって。ぜひ皆さん、揉めないでください」と呼びかけ、「正直、漫才をしてないコンビなんて1組もいなかったですから。全組漫才ですよ」と言い切った。リリーが「逆に言ったら、違うことを探したすごさやからな」と話すと、盛山は「そうそう。マイクの前でただ面白いことをする。それが『M-1』のルールですから。どんな組み合わせ、どんな順番でも優勝はマヂラブさんですよ、最終決戦は。そこは揺るぎない。芸人全員、満場一致で納得していますから」と力説していた。
2020年12月24日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司と濱家隆一が22日、コンビの公式YouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」に出演し、『M-1グランプリ2020』について語った。「【考察】かまいたちがM-1グランプリ2020について語りました」と題して、山内は「全組面白かったですけど、やっぱりお客さんを巻き込んで、ドハマりに持ち込んだのがマヂカルラブリーさんだったなと。しゃべらずに、ほぼ村上くんのツッコミだけでいく。すごいなと」と優勝したマヂカルラブリーを絶賛した。さらに濱家も「貫くって、めちゃくちゃ大変なことやから。貫くって大変やけど、貫いたときの爆発力ってすごい」と評した。また、山内が「ネットで、“漫才の定義”みたいなのがトレンドになってたんですよ。『あれは漫才じゃない。どうなんだ』とか。こと『M-1』に関して言うと、会場で1番ウケた人が優勝すべき大会だと思う。会場にはいなかったですけど、お客さんの笑い声聞く限り、間違いなくマヂカルラブリーさんが会場で大爆発してウケてたので、全然なんの異論もない優勝だと思う」と言うと、濱家も「ホンマに『それって漫才なん?』とか言い出したら、訳分からなくなるから。とにかく面白い漫才を4分、っていう話やから」と応じた。そして山内が「2人が出ていって、4分間、どんだけ笑わせられるか。それが定義じゃないですか、『M-1』の漫才の」と述べ、濱家は「マイク1本だけで笑わせられるかってだけだから。定義という意味ではそこやねんな。だから『あれは漫才なのか』うんぬんの話はもうなし」と話していた。
2020年12月22日20日放送の『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で見事、16代王者に輝いたマヂカルラブリー。掛け合いを中心とした一般的な喋り漫才とは違う、ところ狭しと舞台を動き回る斬新なネタで優勝をその手にした。コロナ禍での開催、ユニットコンビが史上初のファイナリスト入りなど、例年とは一味違った今大会。なかでも目立ったのは歌ネタのおいでやすこが、動きを中心としたマヂカルラブリーと、最終決戦に残った3組中2組が変則的なネタを披露するコンビであったことだろう。そうした“一風変わった”コンビの躍進について、お笑い評論家のラリー遠田氏はこう語る。「今年はコロナ禍の影響もあって、全体的に芸人がネタを磨く時間がなかったんですよね。通常であればネタを何十回も舞台にかけてここがウケる、ウケないということを磨いていくわけですが、ほとんどの芸人がそれをできなかった。ですから、どうしても正統派のネタというよりは“飛び道具的”なネタの芸人が決勝に行っているという印象がありました」その結果、残りの2組と1票差という近年まれに見る僅差で優勝を掴んだマヂカルラブリー。最終決戦で披露したネタは、つり革に捕まりたくないボケの野田クリスタル(34)が異常なほど揺れる電車内で七転八倒するというもの(ここではネタ名を「つり革」とする)。ほぼ無言で、体の動きだけで笑わせるという常識破りのネタで見事に会場を沸かせていた。実はマヂカルラブリー、内容だけでなく“ネタ選び”でもセオリーを覆していた。最終決戦進出をかけて戦う決勝1stラウンドで全10組中8組が準決勝と同じネタを披露したのだが、ラリー氏はこれが一般的であるという。「結局、参加する芸人からすると準決勝のハードルが最も高いわけです。レベルも高く、そこで勝たないと決勝に出られないので。だからそこにいちばんの自信作を持っていくのがセオリー。そんな一番強いネタを決勝の1stラウンド、最終決戦のどちらで披露するかは悩みどころ。多くの芸人としては出し惜しみをして、1stで負けてしまっては元も子もないという感覚があるので、1stラウンドに強いネタを持ってくる感覚の人が多いはずです」そんななか、1stラウンドでマヂカルラブリーが選んだのは、高級フレンチに行く際のマナーをツッコミの村上(36)が野田に教えるというネタ(ここではネタ名を「高級フレンチ」とする)。実はこのネタ、準決勝はおろか今大会の予選でさえかけてないもの。このネタ選びにはマヂカルラブリーが悩みに悩んだ末の戦略があったようだ。「大会後に配信された打ち上げで野田さんが言っていたのですが、マヂカルラブリーには2本ネタ候補があって、直前までどっちを1stラウンドでかけるか決めてなかったそうです。空気を見てどっちにしようかというのを考えていたと。最初は“つり革”を1本目にかけるつもりでいたそうですが、1組前のおいでやすこがさんがかなりウケた。そこでCMに入って、いったん間が開いた空気のなかでどちらをかけるのがベストかと考えたときにギリギリのところでフレンチのネタを選んだと。また野田さんは、“つり革”はずっと盛り上がるタイプのネタで、“高級フレンチ”は前半が盛り上がるんだけど、後半ちょっと失速するようなところがあると言っていました。そういうこともふまえて、どっちにしようかギリギリまで迷っていたようです」結果、セオリーを覆した「高級フレンチ」は審査員から高い評価を受け2位に入り、最終決戦にも進出することができたマヂカルラブリー。17年の決勝でのネタを酷評された上沼恵美子(65)も手放しで絶賛するなど、まさにネタ選びの戦略がうまくはまった形だ。こうして見事、優勝を果たしたわけだが、その常識破りなスタイルから一部では“漫才じゃない”といった論争も起こる事態に。しかし、ラリー氏は「意見が分かれるのは当たり前」としながらも、こう肯定する。「結局、最終決戦でも票が割れたように、プロの間でも意見がわかれるものなわけです。そんな話題なので、一般の方が見て、意見が分かれるのは当たり前だと思います。どっちが正しいということではなく、漫才というもの自体がそういうものなんだと思います自分は漫才師ではないので“漫才師とはこういうものだ”というこだわりがそんなにないですが、2人でセンターマイクの前に出て喋ってウケればそれが漫才ということでいいと思います。なので、個人的にはマヂカルラブリーは何の問題もないと思いますね」
2020年12月22日20日放送の『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で第16代目王者に輝いたマヂカルラブリー。日本一の漫才師となったマヂカルラブリーだが、その内容が賛否を呼んでいる。マヂカルラブリーはボケの野田クリスタル(34)とツッコミの村上(36)からなるお笑いコンビ。審査員の上沼恵美子(65)から「よう決勝残ったな」と酷評され最下位に沈んだ17年以来、3年ぶりの決勝進出となった。リベンジを誓うなか、今大会で彼らが1本目に選んだのは、高級フレンチに行く際のマナーを村上が野田に教えるというネタ。激しいジェスチャーを交えたハチャメチャなボケでルール全無視の野田を、村上がひたすらツッコむというものだった。会場を大いに沸かし、因縁の上沼も「そのバカバカしいを突き抜けるは芸術や」と絶賛。2位の好位置につけ、そのまま3組だけが出場できる最終決戦へ。最終決戦で披露したネタは、つり革に掴みたくない野田が尋常じゃなく揺れる電車内で七転八倒するというもの。野田が地面に寝転がり、ほぼ無言でひたすらじたばたする姿が披露された。言葉を使ったボケはほとんどなく、野田は最長で79秒間無言でジェスチャーのみでボケ続けていた。最終審査では、見取り図2票、おいでやすこが2票、マヂカルラブリーが3票を獲得し、1票差の僅差で優勝した。従来の喋りを中心とした掛け合うスタイルの漫才ではなく、ほぼ喋ることなくジェスチャー中心のボケで優勝を掴んだマヂカルラブリー。しかし斬新すぎる内容だっただけに、SNSでは“マヂカルラブリーのネタが漫才かどうか”についての論争が起こっている。《床をのたうち回るあの決勝ネタは「漫才を冒涜しているレベル」 漫才じゃないというのは百歩置いても、ツッコミが死ぬほどつまらない 「ただ声を張り上げて当たり前の感想を垂れてるだけ」で聞くに耐えない 私はあれを芸とすら呼びたくない》《そこそこおもろかったけど「漫才」ではないわな。》審査員の立川志らく(57)も、優勝後に「あれだけしゃべらずに笑いをとるというのは、やっぱり漫才を超えた喜劇なんですよね」とコメントするなど、審査員の間でも判断のわかれるところだったようだ。いっぽうで、“笑わせた以上、漫才である”と擁護する声も。《誰がなんと言ってもマヂカルラブリーは漫才だよ!あの場で1番笑かした人が正義なんよ!》《批判的な意見が多いみたいだけど、ボケとツッコミとして成立してる時点で漫才だと自分は思うし、何よりマヂラブは肩で笑えた。》『M-1』放映直後に行われた優勝会見では、野田も『オレはチャンピオンです。文句言わせません。あれは漫才です』と宣言。当人たちにとっても、そうした“ツッコミ”が来ることを想定していたことが伺い知れる。そんななか、志らくは21日放送の『グッとラック!』(TBS系)で「漫才の戦いで喜劇に票を入れていいのかという葛藤があった」と吐露したうえで、「でも、明らかに村上さんのツッコミの間は漫才。胸を張って漫才と言っていいんじゃないでしょうか」とエールを送っていた。果たして、来年はどんな新しい漫才が誕生するのか。今から楽しみだ。
2020年12月21日2020年12月20日に放送された、漫才日本一を決めるテレビ番組『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)。番組の審査員を務めた、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんの言葉が、ネット上で「グッとくる」と反響を呼んでいます。松本人志「漫才をやることのしあわせと…」番組史上最多となる5081組の中から、お笑いコンビ『マヂカルラブリー』が見事優勝を果たしました。お笑いタレントにとって、自分たちのお笑い人生をかけた大切なイベントであるM-1グランプリ。新型コロナウイルス感染症の影響でイベントの中止が相次ぎ、M-1グランプリも1回戦は無観客、3回戦がなくなるなど『例年とは違う形式』で行われました。実力をアピールする場の減少や思うようにイベントの開催ができず、関係者にとって苦労の多い1年となったことでしょう。番組終盤、会場の興奮が冷めやらぬ中、コメントを求められた松本さんはこう締めくくりました。『漫才をやること』のしあわせと『漫才を見ること』のしあわせを、今回特に感じました。ありがとうございました。M-1グランプリーより引用M-1グランプリのみならず、さまざまな舞台で若手たちの勇姿を見届けてきた松本さんにとって、今大会はいつもと違う意味合いもあったはず。昨今の厳しい状況下で、「お笑いを楽しめることの素晴らしさを、改めて感じた」との思いを明かしたのです。ネット上では、松本さんの発言が心に響いたという人が続出しました。・本当にその通り。コロナ禍の中でM-1を開催してくださり、本当にありがとうございました。・松本さんの言葉を聞いて、なぜか「ウルッ」ときてしまいました。面白いコンビばかりで、今年1番笑ったと思います。・さすがですね。若手の人が松本さんへ憧れる理由が分かった気がします。スタッフさんや演者の方、大変な中たくさんの笑顔をありがとうございます!松本さんの言葉に、多くの人が心を動かされたようです。コロナ禍だからこそ、いつも私たちへ笑顔を届けてくれるエンターテインメントに携わる人たちへの感謝の気持ちを改めて感じますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月21日お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が21日、オフィシャルブログを更新し、前夜にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送された漫才王座決定戦『M-1グランプリ2020』の感想をつづった。斎藤は、「いやぁ面白かった。今年も終わってしまった」「まずはみんなに感謝したいですね。カッコ良すぎる」「僕が漫才に対してくっ!と引き締める一日なので。みんな最高でした」と決勝で競い合った10組を称え、「そしてマヂカルラブリーさんおめでとうございます!!」と見事優勝を果たしたマヂカルラブリーを祝福。「野田さんは2年先輩でたかしと同い年というねじれ国会みたいな感じですけど、ずっと劇場とかショーレースでウケてて素晴らしいし。おいでやすこがのこがけんさんも野田さんと同じで2年先輩で。ワクワクしたなぁ。即席コンビが今まで決勝行ったことなかったから、その壁を越えたってことが凄すぎるしましてやめちゃくちゃウケてて最高にワクワクしたね。そして惜しくもでしたが、見取り図は1週間前にMBSであって、コロナほんとに気をつけろよなんて話ししながら最高の漫才みしてくれるし」とそれぞれとの関係性を振り返った。トレンディエンジェルは、5年ぶりに復活した第11回大会(2015年)で優勝。その年の審査員は歴代王者が務め、ダウンタウン・松本人志は外れた。「で何が言いたいかっていうと、僕らの大会の時松本さんはいらっしゃらなくて、松本さんに対して凄い引け目を感じてて」とそのことに触れる一方、「もちろん審査員の先輩方にはめちゃくちゃ感謝してて笑」「あの年に出れたっていうのも運が良かったし」と前向きにも捉えている様子の斎藤。「松本さんにフジテレビのトイレでお会いした時に『M-1はその日一番おもろいやつを決める大会やからな』って聞いて、それが妙に自分の中にストンと落ちたのを覚えてます」と松本から掛けられた言葉を思い出し、「今年も終わりっす。明後日漫才や!楽しむ!!」と決意を新たにしながら、「また来年楽しみや」と早くも次の大会に期待を寄せている。
2020年12月21日2020年12月20日、日本一の漫才を決める『M-1グランプリ』が開催。同日午後6時34分から放送される特別番組『M-1グランプリ2020』(テレビ朝日系)に先立ち、夕方から敗者復活戦が行われていました。準決勝で敗れた16組の漫才師が、投票によって1組だけ決勝に進出できる大事な大会。しかし、当初出場予定だったお笑いコンビ『祇園』の木﨑太郎さんが、同月14日に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の陽性が確認されたのです。相方の櫻井健一朗さんは、「自宅から敗者復活戦を見る」とコメントしました。敗者復活戦、わたくしどもは出場できなくなりましたが、自宅から見させていただきます!元気です!— 祇園 櫻井健一朗 よしもと芸人 (@gionsakurai) December 20, 2020 5081組のエントリーの中から、準決勝まで勝ち上がってきたにもかかわらず、欠場となってしまったのは、想像以上にもどかしいことでしょう。ネット上では「ゆっくり休んでください」「無念で仕方がない」といった声が上がっていました。『M-1グランプリ』のTwitterでは、敗者復活戦の会場の様子を投稿。出場者のコンビ名が入ったのぼりが、たくさん会場に立っている中にあったのは…。敗者復活戦会場の準備も万端です運命の出番順抽選会まであと少し…! #M1 #M1グランプリ #敗者復活戦 pic.twitter.com/tjIQlbdiRC — M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 20, 2020 欠場となった『祇園』の名前が入ったのぼりの写真!たくさんののぼりを背景に、『祇園』ののぼりが手前にある構図で撮られていました。写真を見た人たちからは、「しっかりと写してくれていて愛を感じる」「『祇園』を入れてくれてありがとう」「とても輝いて見える」などの声が寄せられていました。どれだけ対策をしていても、感染してしまうという声も上がっているコロナウイルス。木崎さんの悔しさは計り知れません。ですが、こののぼりを見るとこれまで一緒に闘ってきたという勇姿が垣間見えますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月20日M·A·C(マック)の2020年クリスマスコフレ「M·A·C フロステッド ファイヤーワーク」第1弾が、2020年10月23日(金)より限定発売される。M·A·C“冬の花火”がテーマのクリスマスコフレM·A·C2020年クリスマスは、童話に登場する“冬の花火”にインスパイア。クリスマスコスメに続いて登場するクリスマスコフレは、ミニチュアコスメキット、クリスマスだけの豪華なアイシャドウパレットなど、幅広いラインナップで登場する。“星座”イメージの12色アイシャドウパレット「ロケット トゥ フェイム アイ シャドウ」は“星座”をイメージした12色セットのアイシャドウパレットだ。マット、サテン、フロストと異なる質感を揃えて、眩しい星座をイメージした厳選したカラーをセレクト。パッケージはきらきら輝くピンクカラーで、持っているだけで気分を高めてくれる。ミニ リップスティックの12色セットM·A·Cのミニリップ12色が一度に手に入る「シュアファイア ヒット ミニ リップスティック」は、M·A·Cファン必見のアイテム。ブランドのアイコン「リップスティック」の中からレッド、コーラル、ブラウン、ピンク…と様々なカラーをセレクトした。中でも注目は、日本限定色となる「ルビーウートーキョー」。きらきらポーチ付きコフレリップスティック、リップグロス、リップペンシルが一つになった“リップに特化した”コフレ「ファイヤーワーク イット リップ キット」や、フェイスパウダーとブラシが一つになった「ファイヤーリット キット」、マスカラ・アイライナー・アイシャドウがセットになった「ワオ ファクター アイ キット」などもラインナップ。これらには“冬の花火”を想起させるキラキラ輝くポーチが付属する。【詳細】M·A·Cの2020年クリスマスコフレ「M·A·C フロステッド ファイヤーワーク」第1弾発売日:2020年10月23日(金)限定発売※M·A·C公式オンラインショップでは10月16日(金)より先行発売。・ロケット トゥ フェイム アイ シャドウ × 12 パレット 9,000円+税<限定品>・シュアファイア ヒット ミニ リップスティック × 12 ボールト 11,000円+税<限定品>・ファイヤーワーク イット リップ キット 全2種 各6,500円+税<限定品>内容:リップスティック、リップガラス、リップ ペンシル ビート、オリジナルバッグ・ファイヤーリット キット 全2種 各7,200円+税<限定品>内容:エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ、#143SES ミディアム フェイス ファン ブラシ・ワオ ファクター アイ キット 8,000円+税<限定品>内容:イン エクストリーム ディメンション 3D ブラック ラッシュ、テクナコール グラフブラック、エクストラ ディメンション アイシャドウ フロスト ウィズアウト ユー、エクストラ ディメンション アイシャドウ コート ユー グリスニング、オリジナルバッグ【問い合わせ先】M·A·C(メイクアップ アート コスメティックス)TEL:0570-003-770
2020年09月18日