NHKで2014年後期に放送された連続テレビ小説『マッサン』(全150話)が、CS放送「ファミリー劇場」で9日より放送される(月~木前11:00~)。日本初のウイスキー製造に挑む一人の男とその妻の愛と夢の物語を、玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックスの共演で描いた。国内外を問わず今、人気のジャパニーズウイスキー。本作は、ウイスキーづくりに情熱を燃やしたニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝とその妻・リタがモデルになっている。酒屋の跡取りでウイスキーに目覚めたマッサンこと亀山政春を、朝ドラ初出演にして初主演となった玉山が演じ、夫を支え続ける妻・エリーをシャーロット・ケイト・フォックスが演じた。そのほか、相武紗季、八嶋智人、濱田マリ、西田尚美、早見あかり、小池栄子、浅香航大、堀井新太、夏樹陽子、高橋元太郎、西川きよし、風間杜夫、前田吟、泉ピン子、堤真一ほかが出演している。■あらすじ1920(大正9)年5月。ウイスキー作りを学ぶためスコットランドに渡った“マッサン”こと亀山政春(玉山鉄二)はスコットランド人の妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を伴い帰国。結婚を報告するため広島の実家を訪れるが、母・早苗(泉ピン子)の猛反対にあう。一方、父・政志(前田吟)には鼓舞され、2人は日本で生きていくことを強く誓うのだった…。
2024年05月05日俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)の公式SNSが更新され、堀部圭亮が演じる検事・日和田のオフショットが公開された。公式SNSは「検事・日和田役 堀部圭亮 さん!直言を追い込んだ人物です…」と紹介し「本編では怖い表情ばかりでしたが、オフショットは笑顔で」と微笑ましい一枚を添えた。ファンからは「日和田さん!好かん!でも堀部さん演技上手い!」「この笑顔、法廷では見せられないよねーwいつかめちゃくちゃ善人を演じているシーンを見てみたいこの満面の笑顔を朝ドラで!」「笑顔のギャップたまらん」「お父さんと寅子たちを追い詰める検事憎しと思っていましたが朗らかな笑顔であんしーんしました」などの声が寄せられている。第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。
2024年05月05日俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)の第6週「女の一念、岩をも通す?」が、6日にスタートする。第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。■第6週「女の一念、岩をも通す?」のあらすじいよいよ高等試験に臨む寅子(伊藤沙莉)。よね(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)、そして優三(仲野太賀)も狭き門に挑むが、結果はそろって不合格となる。女子部の合格者ゼロとなった明律大学は来年から女子部の募集を中止すると発表。女子部の面々は、あと一年だけ待ってくれと学校側に懇願するが、香淑、涼子、梅子はそれぞれの事情で受験を断念することに。翌年、皆の思いを背負った寅子はようやく合格を果たし、日本初の女性弁護士が誕生する。
2024年05月05日俳優の伊藤沙莉が4日、30歳の誕生日を迎え、NHK連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)の公式インスタグラムで、“渾身”の祝福ショットが披露された。「きょう5月4日は…!猪爪寅子役 #伊藤沙莉 んの誕生日バースデーオフショットをお届けします」と伝え、「スタッフ渾身のフォトスポットや寅子ケーキを用意しました!」と報告した。伊藤は、黄色のTシャツの背中から翼が飛び出す、誕生日仕様の寅子コーデで、花束を持って笑顔。「寅子生誕」など凝りに凝った装飾が施されるなか、ケーキも圧巻の虎柄となり、「伊藤沙莉殿生誕三十周年 お目出度う御座います虎に翼スタッフ一同」などと描かれた。視聴者からも祝福が殺到し、「なんてゴージャスなお祝いなんでしょ」「翼がすてき!」「虎色Tシャツも虎色ケーキも愛を感じますね」「虎模様のロールケーキ、見ていたら、食べたくなりました」「これからの渾身の寅子の演技を楽しみにしています!」などのコメントが寄せられている。
2024年05月04日俳優・伊藤沙莉が主演を務める、連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)の第26話が、6日に放送される。第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。■第26話のあらすじいよいよ高等試験に臨む寅子(伊藤沙莉)、よね(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)、そして優三(仲野太賀)も狭き門に挑むが、結果はそろって不合格。寅子ははる(石田ゆり子)から諦めろと言われるが、直言(岡部たかし)の助けで働きながらであればと勉強を続けることが許される。そんな中、女子部の面々の元に、新入生募集停止のニュースがもたらされる。
2024年05月04日現在、話題沸騰中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』。週間平均視聴率は4週連続で16%を超えている。主演の伊藤沙莉(30)ら名優たちの演技が光るこのドラマで、ひときわ注目を集めているのが戸塚純貴(31)だ。戸塚が演じるのは、主人公の寅子が通う明律大学の同級生、轟太一。「男は強くあるべし」という考えの持ち主で、一見嫌な奴だが、実際は誰にでも平等で情に厚い人物である。視聴者にも大人気で、SNS上では「#俺たちの轟」というハッシュタグが誕生。戸塚本人のインスタグラムでも使われたほどだ。泥臭い役柄とは対照的に、実際の戸塚のキャリアは華々しい。「’10年にジュノンボーイ・コンテストで“理想の恋人賞”を受賞して以来、『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011』(フジテレビ系)や『仮面ライダーウィザード』(テレビ朝日系)などの有名作に出演しています。昨年のドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)での、オードリー春日役の熱演も記憶に新しいですね」(テレビ局関係者)そんな彼には、ある意外な趣味がーー。「落語です。『サラリーマン落語』という公演を鑑賞したことがきっかけでハマったそうです。オフの日は日課のように練習しているのだとか。彼のYouTubeには、“戸塚亭純貴”という仮の名前で、我流の落語を披露する動画が載っていますよ。“落語では、手ぬぐいが必須です”と話していて、マイ手ぬぐいも30種類ほど持っているそうです」落語を愛するあまり、仕事にも影響があったようだ。《いまは“新聞記事”“死神”“親の顔”という3つの名作落語を覚えました。以前、『ゼクシィ』のCMオーディションの際にも“新聞記事”を自己アピールのときに披露させていただいたんですが、30分くらいかかるお話なんですよ。最初はさわりだけと言われたのですが、落語は最初だけだと内容が伝わらないと思い、しっかり最後までやりきらせていただきました(笑)。さすがに落ちたかなと思いましたが、奇跡的に選んでいただいて、本当にうれしかったです》(「週刊女性PRIME」‘19年8月24日配信)俳優だけでなく、落語マニアとしても名を轟かせる日も近い!?
2024年05月04日●「今の顔が一番好き」「味が出ていい感じになっている」NHK連続テレビ小説『ブギウギ』での羽鳥善一役が記憶に新しい俳優・草なぎ剛。5月17日には、寡黙で実直な武士を演じた主演映画『碁盤斬り』が公開を迎える。「僕の代表作になった」と胸を張る草なぎにインタビュー。本作での役作りや演じることへの思いを聞くとともに、経験を重ねてたどり着いた「適当が一番」という生き方に迫った。○白石和彌監督との初タッグに安心感「慎吾ちゃんのおかげ」『孤狼の血』などの白石和彌監督がメガホンをとった本作は、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が、武士としての誇りを賭け仇討ちに挑むリベンジ・エンタテイメント。冤罪に貶められた浪人・柳田格之進を草なぎ剛、格之進の一人娘・お絹を清原果耶が演じた。白石監督とは今回が初タッグとなった草なぎ。格之進という役について監督と話し合うことはなかったものの、監督の中にある明確な格之進像を感じ取ることができたという。「監督の中にはっきりとしたものがあって、僕なりにそれを感じ取って演じられたのかなと。当たり前ですけど台本にセリフが書いてあるので、それを言うという感じでやりました(笑)」『凪待ち』で白石監督とタッグを組んだ香取慎吾から話を聞いていたこともあって、最初から安心感があったと明かす。「白石監督は慎吾ちゃんと友達なので、安心してできました。慎吾ちゃんから『つよぽんもいつか一緒にできたらいいね』と言われていて、僕も意識があったので、慎吾ちゃんのおかげだったのかなと。白石監督も慎吾ちゃんから剛くんのことを聞いているよという感じがあり、役についてほとんど話さなくても通じ合えているところがありました。年も一緒なので、監督と遊びながらできた感じがしています」草なぎが演じた格之進は、冤罪に貶められ復讐に燃える武士。普段のお茶目な草なぎとは別人のような、気迫あふれる姿を見せている。「清原さんや國村(隼)さんとの掛け合いの中でどんどん楽しくなって、そこに白石監督のグルーヴ感というか、こんな角度から撮るんだとか、周りに乗せられて演じることができました」完成した作品を見て、「俺すごいことやってるな!」「俺こんなことやってたの!?」と驚いたという。「役に集中して入り込んでいたのかなと。こんなことやっていたんだなと思ったのは人生で一番かもしれない。自分で見て『俺かっこいいじゃん!』『迫力すごい』と思って、『生まれた時代を間違えちゃったかな』と(笑)。江戸時代に生まれたらもっと人気が出たんじゃないかなと思いました。自分のクレジットが出た時に、『ミッドナイトスワン』の時は放心して立てなくて、今回は『俺、生まれた時代間違った』というのが最初の感想です(笑)」また、笠姿にご満悦の様子。「似合っているなと。笠が似合う人ってあんまりいないと思うんですけど、馴染んでいてかっこいいなと思ったので、令和でも笠かぶろうかな。1周、2周回って笠が流行るかもしれないですし、2024年は“笠剛”でいこうと思います(笑)」と満面の笑みを見せた。○目指すは“つよヴィンテージ”「経験を重ねてにじみ出てくるものがある」そして、「僕は今の顔が一番好き。昔も嫌いではなかったけど、年齢を重ねて自分の顔が好きになりました」と語る草なぎ。「ヴィンテージが好きで、デニムもギターもちょっと汚れたり枯れたりしわが入ったりしているものが大好き。若い時からなぜかそういうものが好きで、最終的に自分がヴィンテージになりたいと思っているんですけど、今回の格之進を見た時に、味が出ていい感じになっているなと手応えがあり、うれしかったです」積み重ねた経験や生き様が顔に出るというが、草なぎもそう感じているという。「(愛犬の)クルミちゃんと出会ったことで母性が目覚めて、清原さんのことを愛おしく思う父の気持ちが出たり。人間は一つ一つ経験を重ねて、特に失敗を重ねる中で顔ににじみ出てくるものがあるのかなと思います」そして、「私は剛くんなので“つよヴィンテージ”を目指していければ」と笑顔で宣言。「うれしいことや悲しいこと、どちらもありますが、その時その時、自分に素直に生きることが自分の未来の顔を作っていくことなのではないかなと思います」と語った。●演じることは「心も体も健康的でいることと向き合う仕事」本作では、セリフなしで背中だけで見せるシーンも男らしさがあふれているが、「何も考えてないですよ」と話す草なぎ。「京都がめちゃめちゃ寒かったので、寒いなと。國村さんと2人で抱き合って、励まし合っていました(笑)。震えたらダメだから耐えて。寒さに耐える感じが男らしさとして出たのかなと思います」また、演じた格之進について「何でこんなこと言うんだろう」とイライラすることが多かったと明かし、その怒りが役にいい影響を与えていたのではないかと考えている。「復讐に固執せずに娘と2人で穏やかに暮らせばいいのになと。娘を苦しめるたびに格之進に腹が立って、その怒りが格之進の怒りとしていい感じに出たのかなと思います。格之進には共感できるところが少なかったが、素敵な役にしないといけないと思ったので、古き良き、譲れないという、今にはない美徳があるのではないかという思いを込めて演じました」そして、白石監督について「とても穏やかで丁寧な方」と印象を述べる。「なんでそんなに気が利くのかなと思うくらい、いろんなことにすぐ気づいて自分で動くんです。バイオレンスな作品を撮っている方とは思えないけど、丁寧で細やかな方だからバイオレンスをしっかり撮れるんだなと逆に思いました」技術的にもこだわってさまざまな撮り方をしていたため、「待ち時間が多かった」と言うも、完成した映像を見て感動したという。「まさしく1カット1カット魂を込めて映画を撮っているぞという、すごく素敵な画になっていたので、『なんで時間かかっているの?』なんて言わなくてよかったなと(笑)。時間をかけて丁寧に撮ったからこそ、素敵な画が撮れたんだなと」○「お芝居は元気じゃないとできない」 年齢を重ねてより実感『ミッドナイトスワン』(2020)で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021)やNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(2023~2024)などでの演技も好評を得た草なぎ。俳優としてますます注目を集めているが、自身は演じることをどのように捉えているのだろうか。「あまり深く考えてないですが、演じるということは心も体も健康的でいることと向き合う仕事なんだなと感じています。体を使う仕事なので、元気でポジティブじゃないと現場も進まない。年を重ねてよりそう思うようになりました」本作の山のシーンでも元気でいる大切さを実感したという。「山のシーンは超大変でした! 行くまでに1時間ぐらい山登りをして、撮影は7分ぐらいで終わって、また1時間ぐらいかけて帰るという。元気がないと行くまでに疲れてしまう。スタッフさんもそうですが、みんな元気じゃないとできないと思うので、それがお芝居なのかなと思います」●「いかに力を抜いて楽しむか」 そのほうが満足のいく演技に草なぎは演技についてたびたび「適当にやりました」と話すが、時間をかけて役と向き合っていた時期もあったという。「努力したとは思っていませんが、30代とかは寝る間も惜しんで何度も何度も台本を読み、役についてすごく考えた時期もありました。若い時に思い悩んだ経験があっての今なので、ただ単に適当にやっているというわけではないのかもしれません」数々の経験を重ねたからこそたどり着いた“適当”という境地。「今の僕としては適当が一番なんです! そのほうが自由に演じられて楽しいし、夜遅くまで台本を読んでいたら朝のパフォーマンスが落ちてしまうので」と語る。『碁盤斬り』や『ブギウギ』、そして昨年末から今年にかけて上演された主演舞台『シラの恋文』で力を抜く大切さをより感じたという。「白石監督にも本当によくしていただいて、リラックスした状態でお芝居できる環境の中で演じられた結果、すごく満足のいくものができました。『ブギウギ』もリラックスして向き合えて。肩の力を抜いてやったほうが、むしろ力が入る。ここぞという時にバシッといく気がします。『シラの恋文』も力をうまく抜くことでいい感じにできたなと思っていて、力を抜くことを覚えました」今後の抱負を尋ねると、「これからも適当に生きていけたら」と笑顔で回答。「いかに力を抜いて楽しむか。力を抜きながら力を入れるというのがテーマです。力を抜いて楽しんで行こう! という気持ちです。そのほうが高く飛べる気がします。あと今年はファンミーティングも楽しんでいきたいと思います」と語ってくれた。■草なぎ剛1974年7月9日生まれ。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。17年9月に稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げた。俳優、歌手、タレント、YouTuberなど幅広く活躍。近年の主な出演作は、「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』(20)、『サバカン SABAKAN』(22)、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(21)、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『罠の戦争』(23)、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(23~24)など。(C)2024「碁盤斬り」製作委員会スタリイスト:細見佳代(ZEN creative)ヘアメイク: 荒川英亮衣装:ジャケット・Tシャツ・パンツ・シューズ EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)
2024年05月02日連続テレビ小説初出演の北村匠海が、来年放送予定の今田美桜主演「あんぱん」に柳井嵩役で登場することが分かった。連続テレビ小説第112作目となる本作は、脚本家・中園ミホが、アンパンマンの生みの親・やなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味を失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生、そして「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。「星降る夜に」や「幽☆遊☆白書」、『法廷遊戯』など数々の作品に出演し、現在「アンチヒーロー」に出演中、『東京リベンジャーズ』シリーズでは今田さんと共演している北村さん。今作で演じる柳井嵩は、やなせさんをモデルとした人物だ。幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くし、伯父の家に引き取られた嵩は、転校先の学校でのぶ(今田さん)と出会う。若い頃から漫画や絵を愛し、製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され、戦争に出征。そして戦後、高知の新聞社でのぶと再会し、のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり、思いきって漫画家として独立し、様々な活動をしていく。今回の発表にSNSでは、「来年の朝が楽しみ」、「最高」、「今から期待値上昇」、「今田美桜×北村匠海 リベンジャーズ!」、「また新しい匠海くんに会えることがとてもウレシイです」、「きっと素晴らしい作品になると思う!」などとたくさんの喜びと期待の声が見られた。2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」は2025年春、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日4月1日にスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』の第一週の平均視聴率は16.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、’23年後期『ブギウギ』、’23年前期『らんまん』、’22年後期『舞い上がれ』を上回る好スタートを切った。29歳にして芸歴20年を数える同作のヒロイン・伊藤沙莉(29)の演技が好評を博しているが、半世紀以上の歴史では数々のヒロインが名演を残してきた。過去10年の朝ドラヒロインの中で、最も演技を評価されているのは誰なのか?そこで本誌は過去10年(’14年以降)の朝ドラヒロインで、演技が上手/イマイチと感じた女優について調査した。(男性が主人公を務めた朝ドラは除く)対象は40歳以上の女性400人とし、クロス・マーケティングの「QiQUMO」を利用。本記事では、「演技が上手い」朝ドラヒロインのランキングの結果を紹介する。まず3位は同率で2名。’14年度前期の『花子とアン』で主演を務めた吉高由里子(35)と’19年度後期の『スカーレット』のヒロイン・戸田恵梨香(35)。吉高は『赤毛のアン』の翻訳者である村岡花子をモデルにした安東はなを好演し、平均視聴率22.6%を記録。戸田は女性陶芸家のパイオニア的な存在である神山清子をモデルとしたヒロインを演じた。’24年の大河で主演を務めている吉高と、『SPEC』(フジテレビ系)や『コードブルー』(フジテレビ系)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)などの多くの話題作に出演してきた戸田の2人の演技力が高く評価されていた。■吉高由里子《せりふ回しが上手だった》《役以上の本人になりきっている。》《然体で作りこんでるように見えないところがとても良かったから》■戸田恵梨香《喜怒哀楽が上手に表現できていたと思う》《素直に引き込まれました》《笑う演技と泣く演技が上手》続いて2位に選ばれたのは’21年度後期の『カムカムエヴリバディ』で2代目ヒロインを担当した深津絵里(51)。同作は、NHKのラジオ英語講座を題材にした親子3代100年にわたる物語で、上白石萌音(26)が演じた1代目ヒロイン・安子と生き別れになった2代目ヒロイン・るいとして自らの人生を切り開いていく役柄を深津は演じた。朝ドラ史上最高齢ながら、18歳の役も見事に演じ切り、その透明感に驚きの声が多数あがった。深津は’97年にスタートした『踊る大捜査線シリーズ』で大ブレイクを果たし、’10年の映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞するなど、日本を代表する女優として活躍。シリアスな演技だけでなく、映画『ザ・マジックアワー』や『ステキな金縛り』などではコメディにも定評が。朝ドラでは10代から70代まで演じ、シリアスからコメディまで対応できるその幅の広さが高い評価を得ていた。《どんな役でもこなせるから》《若い頃から母になり幅の広い年齢を演じた》《役になりきった演技をされていて演技が上手な女優さんだと思いました》そんななみいる3人を抑えて、1位に輝いたのは’18年度後期の『まんぷく』のヒロイン、安藤サクラ(38)。インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福と妻・仁子をモデルに制作された同作で、何度も失敗しながら夫婦二人三脚で世界の食文化を変えていくストーリーだ。’24年3月には映画『怪物』で3度目の日本アカデミー賞最優秀女優賞に輝くなど、名実ともに日本トップクラスの女優である安藤。安藤サクラと度々タッグを組んでいる是枝裕和監督(61)が「いきなり放り込まれたような場面でも、最初からそこに居て、地に足がついたというか、根の生えたように演じてしまう。それは他の人にはない感じですね」と評するその芝居は、視聴者にも届いているようだ。《演技しているわざとらしい感じがしないため。》《自然な演技で人をひきつける魅力がある》《独特の雰囲気がある。何役をやらせてもしっくりくるから。》
2024年04月20日’24年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』が4月1日にスタートした。朝ドラヒロインを務める伊藤沙莉(29)は日本で初めての女性弁護士となる人物を演じている。「エランドール賞新人賞」(’21年)や「文化庁芸術祭放送個人賞」(’22年)、「橋田賞新人賞」(’23年)などを過去に受賞しており、高い評価を受ける伊藤はその演技力を遺憾なく発揮。まだ放送3週目が終わったばかりだが、SNSには、《伊藤さんの演技、表情が素晴らしい》といった声が並んでいる。半世紀以上の間、国民に愛されてきた朝ドラだが、演技が不評なヒロインも……。過去10年の朝ドラヒロインの中で、演技がイマイチと思われているのは誰だろうか?そこで本誌は過去10年の朝ドラヒロインで、演技が上手/イマイチと感じた女優について調査した。(男性が主人公を務めた朝ドラは除く)対象は40歳以上の女性400人とし、クロス・マーケティングの「QiQUMO」を利用。本記事では、演技がイマイチな朝ドラヒロインのランキングの結果を紹介する。3位は’19年度前期の朝ドラ「なつぞら」で主人公を務めた広瀬すず(25)。第100回記念作品として制作された作品で、広瀬はアニメーターを目指すヒロイン・なつを熱演。松嶋菜々子(50)や、山口智子(59)、比嘉愛未(37)といった歴代ヒロインが多数出演し、作品を彩っていた。’16年に日本アカデミー賞 新人俳優賞を、’18年に日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞を受賞しているなど若くして実力派の広瀬だが、記念作品ということもあって脇を固める共演者も猛者揃いだったことから実力差を指摘する声があがった。《若さと可愛さだけで人気があったと思う。共演者の男性たちの演技の方が際立っていた》《表情がかわらない》《顔が可愛すぎて演技がへたでも許せるみたい》続いて2位に選ばれたのは’15年度前期の『まれ』でヒロインを務めた土屋太鳳(29)だ。同作は夢が嫌いだったヒロインが、人との関わりの中でパティシエになるという夢を追う物語。2020人が応募したオーディションでヒロインに選ばれた土屋は、役作りのため髪を40cm切るなど、体当たりで臨むも、物語の整合性がとれていないなどと指摘があがり、作品の評判は今ひとつであった。日本女子体育大の体育学部運動科学科を卒業している土屋は、『るろうに剣心』や『今際の国のアリス』などの格闘シーンで存在感を発揮し、アクション女優としての地位を確立しつつあるが、当時の演技力には疑問を抱いていた人もいたようだ。《女優にしては演技力がない》《セリフが棒読みっぽい》《感情の表現がいまいちのような気がする。》そんな2人をおさえて1位に選ばれてしまったのは’22年度前期の『ちむどんどん』でヒロインを務めた黒島結菜(27)。舞台の舞台は沖縄で、黒島扮する比嘉暢子が沖縄料理に夢をかける姿を描いたストーリー。明るく天真爛漫な暢子を中心に、長女(川口春奈)、長男(竜星涼)、三女(上白石萌歌)ら兄妹たちとの人間模様も見どころであった。しかし、無理のあるストーリー展開や、人物設定に批判が相次ぎ、SNS上で“#ちむどんどん反省会”がたびたびトレンド入りする事態に。暢子が「まさかやー!」「ありえん」などと大声で方言を話すシーンも、《イライラする》と不評で、黒島の演技に対しても否定的な声があがっていた。《平板、演技に厚みがない。まだ経験値が足りないと思う》《セリフが一本調子、顔の喜怒哀楽がない。言葉に抑揚が無い》《演技に深みがない》
2024年04月20日4月1日より好評放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった女性・三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリー。その主人公・猪爪寅子を演じる伊藤沙莉は、芸歴20年にして自身初の朝ドラ主演で、「私の人生においてかけがえのない作品になる」(NHK朝ドラ公式HPより)と自ら語る「虎に翼」でその唯一無二の魅力を振りまいている。寅子、女子部法科の仲間たちと“地獄の道”を邁進中世の中の常識や既成概念に対して「はて?」という疑問を持ち、不公平さや不条理をはっきりと口にできる寅子の姿に毎日、勇気づけられている方は多いだろう。これまでの第1週では、良妻賢母の道を勧める母・はる(石田ゆり子)を翻させて明律大学女子部法科に進学し、第2週では「女のくせに」と言われながらも“地獄の道をいく”女子部の仲間たちと共に学び、共に闘う決意を新たにしていた寅子。“弱き立場の者を守る、盾みたいな弁護士になりたい”。女性として困難な時代に道なき道を切り開き、悩みながらも一歩ずつ成長していく寅子の姿を描く本作で、女子部法科に入学して初めての裁判傍聴を経験した寅子は改めてそう決意していた。語りの尾野真千子との掛け合い、相性もばっちりで、義姉となった親友の花江(森田望智)、女子部で“なんとな~く扱いにくい”一派となった同級生たち、男装の山田よね(土居志央梨)、華族の令嬢・桜川涼子(桜井ユキ)、夫と3人の息子がいる大庭梅子(平岩紙)、留学生・崔香淑(ハ・ヨンス)といった同志となる女性たちとの関係性もこれから大きな見どころとなっていく。何より、鋭敏な感受性を芝居に昇華する稀有な才能を持つ伊藤さんの豊かな表現力で形づくられていく、寅子というひとりの女性の姿に魅了され続ける半年となるはずだ。【あらすじ】第3週「女は三界に家なし?」生徒数が減り、存続の危機に陥る明律大学女子部。宣伝のため2年生の寅子(伊藤沙莉)たちは3年生と合同で法廷劇を上演することになった。よね(土居志央梨)は涼子(桜井ユキ)が書いた法廷劇の脚本を「甘い」と批判し、寅子と言い合いになる。本番の日。女子部をからかう男子学生・小橋(名村辰)らの妨害があり、法廷劇は中止に追い込まれる。けがをしたよねを運んだ女子部一同は、よねが働きながら苦労して弁護士を目指していることを知る。かける言葉が見つからない寅子は、実際の事件を徹底的に調べようと提案する。1994年生まれ、9歳でTVドラマ「14ヶ月~妻が子供に還っていく~」で俳優デビュー。「女王の教室」や映画『悪の教典』、2014年の「GTO」など、さまざまな学園ドラマをはじめ映画、舞台においても活躍してきた伊藤さん。実兄はお笑い芸人の「オズワルド」伊藤俊介として知られる。朝ドラといえば、いまから4年前の「ひよっこ」(17)にてヒロイン・みね子(有村架純)と幼なじみの(佐久間由衣)、三男(泉澤祐希)と関わり、三男を婿養子に迎えることになる米屋の安部米子を演じて広く注目を集めた。同じ年には映画初主演にして須賀健太とW主演した『獣道』で、いわゆる“宗教2世”として大人に翻弄され、搾取されていく主人公・愛衣役に挑み、驚異の振り幅を見せつける。初海外映画祭となるヨーロッパ最大のアジア映画祭「第19回ウディネ・ファーイースト映画祭」にも参加した。『獣道』(C)third window films話題を呼んだドラマ「獣になれない私たち」(18)や「ミステリと言う勿れ」(23)、映画『寝ても覚めても』(18)『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(23)ほか出演作は数えきれないほどで、アカデミー賞受賞作の舞台化「パラサイト」では“寄生”する側の家族、金田家の“ジェシカ先生”こと美姫を演じた。「虎に翼」制作統括・尾崎裕和氏と初めて関わったドラマさらに池松壮亮と恋人役を演じた、東京国際映画祭観客賞受賞の映画『ちょっと思い出しただけ』(22)では女性のタクシー運転手にもなった。同作はカナダ「ファンタジア国際映画祭」にてカメラ・ルシダ部門最高賞を日本映画初受賞するなど国内外で評価を受けている。『ちょっと思い出しただけ』(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会また、ややハスキーで、聞いてすぐに彼女と分かる印象深い声の持ち主でもあり、TVアニメ「映像研には手を出すな!」や映画『すずめの戸締まり』に出演するなど、一時期コンプレックスを持っていたとは思えないほど声優やナレーターとしても活躍している。自身で書き下ろしたファーストフォトエッセイ「【さり】ではなく【さいり】です。」(21)も伊藤さん本人の朗読によりオーディオブック化されており、Amazonのオーディオブック配信サービス「Audible」でも配信されている。連ドラ初主演は佐久間由衣と「トランジットガールズ」2015年、「テラスハウス」のスタッフが集結したオリジナルストーリーで連続ドラマ初主演を果たす。親同士の再婚により、ひとつ屋根の下で義姉妹となった小百合(伊藤さん)とゆい(佐久間由衣)の2人が、最悪の出会いから、反発しながらも恋を育んでいく王道ラブストーリー。“連ドラ史上初”と謳われた、当時としては画期的ともいえるガールズラブドラマで少女漫画の主人公のような女子高生を演じた。朝ドラ初出演「ひよっこ」エッセイ「【さり】ではなく【さいり】です。」によれば、ヒロインの親友・時子(佐久間さんが演じた)役でオーディションに参加した際、脚本の岡田惠和の目にとまり、米屋の安部米子というキャラクターが誕生したという。米屋のひとり娘だから“米子”というわかりやすい名前がイヤで、“さおり”と名乗っていた、素直じゃないけれど一途な米子はファンの間でも人気者。アニメ声優に挑戦「映像研には手を出すな!」個性の1つである声を活かし、連続テレビアニメの声優に初挑戦、“設定が命”の主人公・浅草みどりを好演する。様々なアイディアをスケッチブックに描きためた、たぎるようなアニメーションへの思いが金森さやか(田村睦心)、水崎ツバメ(松岡美里)と出会って結実していく様は、まるで「虎に翼」の女子部たちのよう!?TVアニメ「映像研には手を出すな!」(C)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会大童澄瞳による原作は2016年から「月刊!スピリッツ」(小学館)にて連載された、ブロスコミックアワード2017大賞、マンガ大賞2018ノミネートなど数々のアワードを獲得した話題作。監督は湯浅政明がつとめた。よるドラ「いいね!光源氏くん」千葉雄大といいコンビ平安の世から現代にタイムスリップしてきた光源氏と、伊藤さん扮する自分に自信を持てないこじらせOL・藤原沙織が巻き起こすユーモラスな同居生活を描いた、えすとえむの同名漫画が原作のラブコメディ。「アクターズ・ショート・フィルム2」の『あんた』でも組んだ千葉雄大が演じる、現代人とは生活のテンポも価値観も違い、唐突に和歌を詠み始めるお茶目で雅な光源氏の平安貴族ぶり、自分の人生の主人公になれずにいた沙織に影響を及ぼしていく展開は評判を呼び、翌年には「し~ずん2」も放映。映画『タイトル、拒絶』虐げられる女性たちの世話係『タイトル、拒絶』(C)DirectorsBoxセックスワーカーとして生きる個性も境遇もバラバラな女性たちを綴った、山田佳奈監督・脚本による劇場映画。伊藤さん演じる女性たちの世話係のカノウは“クソみたいな人生”をもがきながら生きてきたと、冒頭から独白を繰り広げる。「ひねくれて“どうでもいい”と言いつつ、どこかでちゃんと傷ついている。“どこかで何か覆したい、でもどうにもならない“という(カノウの)葛藤は、めちゃくちゃわかる」とシネマカフェのインタビューでも語っている。「大豆田とわ子と三人の元夫」でナレーション!松たか子主演&坂元裕二脚本、松さん演じるとわ子の元夫役に松田龍平、角田晃広、岡田将生と豪華キャストが織りなすオリジナル・ロマンティックコメディに声で参加。坂元作品は中学生のときに出演した、いじめをテーマにした「わたしたちの教科書」(07)以来。個性豊かな登場人物たちに寄り添いつつ、ときにはツッコミを入れながら彼らの心情を巧みに伝える役目を担った。仲野太賀と息ピッタリ「拾われた男」「拾われた男」(C)2022 Disney & NHK Enterprises, Inc.「虎に翼」で猪爪家に下宿する書生・佐田優三を演じている仲野太賀との初共演作。惚れっぽい俳優志望の松戸諭(仲野さん)がアルバイト先で出会い、恋に落ちて、やがて結婚することになる運命の人・比嘉結を演じた。仲野さんが「勝手に仲間意識を持っていて、遅かれ早かれいつか一緒になるだろうなとは思っていた」と言えば、伊藤さんも「特にお仕事したい方だった」と共演について語っていたことも。そんな2人は今作でも息ピッタリで、伊藤さんは背中を押すどころか思いきり引っぱたいて鼓舞する、よき相棒を演じている。「虎に翼」の優三も寅子の相談に乗りつつ、その人生に影響を与えていくことになりそうだ。「シッコウ!!」ゴールデン帯連続ドラマ初主演ゴールデン帯連続ドラマ初主演となった「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は、朝ドラ「あさが来た」や「カバチタレ!」など、お仕事モノに定評のある大森美香が脚本を手掛け、“執行官”という聞きなじみのなかった職業を描いたオリジナルドラマ。主人公の吉野ひかりは執行官・小原樹(織田裕二)から“犬にものすごく好かれる”才能を買われ、執行補助者として新たな道を歩み始める。その強制力に胸がザワザワしながらも、小原や栗橋祐介(中島健人)らと執行案件に次々臨んでいくひかり。その弱き立場の者に寄り添う“ザワザワする心”は、「虎に翼」での決まり文句「はて?」にも通じる不条理な世の中への問いともいえるのだ。連続テレビ小説「虎に翼」は毎週月~土曜日8時、NHK総合ほかにて放送中。※土曜は1週間をふり返り(シネマカフェ編集部)■関連作品:獣道 2017年7月15日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© third window films寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMASタイトル、拒絶 2020年11月13日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©DirectorsBoxちょっと思い出しただけ 2022年2月11日より全国にて公開(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 2023年6月30日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会
2024年04月17日俳優・吉沢亮の写真集「Profile」(プロファイル)の発売が決定。予約がスタートした。2009年に15歳でデビューし、連続テレビ小説「なつぞら」、大河ドラマ「青天を衝け」、『銀魂』『キングダム』『東京リベンジャーズ』シリーズなど様々な作品に出演してきた吉沢さん。デビュー15周年企画の第1弾として今回、写真集が発売となる。2月発売の「吉沢亮 2024.4→2025.3 カレンダー」から多くの未使用カットを収録。撮影段階からスタッフ一同が「カレンダーだけではもったいない!」と、おさめられなかったカットの数々を届けるべく、この度の写真集発売に至ったという。2023年、20代最後の1年を通して、北海道・京都・関東近郊にて四季折々の景色ともに、また格式高い建築物を撮影地として選定。カメラマン荒井俊哉こだわりのモノクローム写真・ポートレート写真などがたくさんおさめられており、29歳の吉沢さんを存分に堪能できる内容となっている。また写真集タイトルにちなんで、誕生からデビューまで、デビュー以降の出演作品をふり返るページに加え、撮影メイキングや撮影当時の思い出と30代の抱負を語ったインタビュー映像が収録されたDVDも封入している。本作は予約がスタートしており、アミューズ公式オンラインショップ「A!SMART」では初回限定版となるスペシャルBOX版も発売。写真集に掲載されたカットの中から1枚を厳選した15周年記念の「フォトTシャツ」、30歳の誕生日に撮影したカットを使用したチェキ風カードが付属されている。写真集商品情報・吉沢亮 写真集「Profile」【発売日】2024年6月14日(金)【発売元】株式会社アミューズ【価格】4,000円(税込)【仕様】ソフトカバー/A4版(本文112ページ)+DVD・【アスマート限定】吉沢亮 写真集『Profile』スペシャルBOX版【価格】9,800円(税込)【仕様】オリジナルBOX仕様でのお届け■写真集ソフトカバー/A4版(本文112ページ)+DVD■15周年記念フォトTシャツ■チェキ風カード1枚※スペシャルBOX版 受付対象期間:2024年4月25日(木)23:59までの注文分※【アスマート限定】吉沢亮 写真集『Profile』スペシャルBOX版は数量限定、受付期間内でも規定枚数に達した場合は受付終了(シネマカフェ編集部)
2024年04月13日「婚姻状態にある女性は無能力者」という言葉に思わず「は?」と声を上げてしまうNHK連続テレビ小説『虎に翼』主人公の猪爪寅子。女性は女学校を出たら結婚し、子どもを産み、家庭を守るのが当然といった当時の風潮にモヤモヤが募る。そんな寅子を演じているのが伊藤沙莉(29)だ。「寅子はどちらかというと、現代寄りの感覚の持ち主。なぜ学校を卒業したら結婚して家庭に収まらなきゃいけないの?はて?と不思議に思う。無能力者ということに対しても、それはとても失礼な表現であることに気づくような子。そういった素朴な疑問が法律への疑問に変わり、夢へとつながっていくんです」物語のモデルは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さん。当時、日本の法曹界は100%男性社会。三淵さんは文字どおり、道を切り開いていった女性だ。「三淵嘉子さんの人生、本当に壮絶なんです。これはドラマになるよって思いました。時代もあって、立ちはだかるものがあまりに大きいですし、いま撮影を通して経験させていただいても、『これは心が折れる!』といったことがたくさん起きているので。三淵さんが闘ってきたこと、食らってきたこと、負った傷、そういう部分はしっかり丁寧に演じていかなければと思っています」そして自身も5月に30歳になって節目を迎えることもあり、気合を入れて撮影にのぞんでいることが伝わってくる。「私自身が撮影を通して人間的に成長している気がするんです。確実に代表作で、大事な作品になると思います」たまに三淵さんの写真を見ることがあるという。「お写真を見て、勝手に元気をいただいています。やってこられたことのかっこよさはもっと広くに伝わってほしいですし、もっと頑張らないと! と常に思っています」連続テレビ小説『虎に翼』NHK総合 月~土8時~ほか。お見合い結婚を勧める母親を振り切って、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ主人公・寅子の情熱あふれる姿を描く。
2024年04月13日4月からスタートしたNHK連続テレビ小説『虎と翼』。“日本初の女性弁護士”となった三淵嘉子さんをモデルにした作品で、伊藤沙莉(29)が主人公・猪爪寅子を演じている。朝ドラでは珍しく、主人公の幼少期が描かれず、女学生の寅子が法学部進学を決断するところから話が展開。そんな第一週でキーマンとなったのが、石田ゆり子(54)演じる虎子の母・はるだ。法曹を志す寅子に対し、厳しさと優しさの両方を持って接するはるを熱演した石田に、視聴者からは「石田ゆり子さんが演じる意味があった」と高く評価する声が挙がっている。今回の『虎と翼』をはじめ、最近は母親役を演じることも多い石田だが、プライベートでは長年独身を貫いている。‘18年に出演した『サワコの朝』(TBS系)では、結婚願望はなくはないものの「ずっと人がそばにいると頭がおかしくなりそうっていうか、一人になりたいと思ってしまうんです」と語っていた。共演者からたびたび「天然キャラ」といじられ、ほんわかとした雰囲気から“癒し系”と言われることも多い石田。しかし、そうしたパブリックイメージとは裏腹に、私生活では”ヤリ手”な一面が。石田は’99年に、実妹である石田ひかりとともに個人事務所を設立し、以降は社長と女優という二足の草鞋を履いている。’19年10月に出演した『アナザースカイ』(日本テレビ系)での、「お金って紙だから、紙がいっぱい残ってるか、経験があるか。(私は買い物をして)経験に換えていきたい」という“名言”が有名な石田だが、自宅には相当なお金をかけていた。「’16年に都内の一等地を購入し、建物と合わせて3億円ともいわれる豪邸を建設しています」(芸能関係者)4月9日発売の本誌では、昨年10月3日に迎えた54歳の誕生日に石田が「不動産売買、賃貸及び管理」を目的とした新会社を設立したことを報じている。超売れっ子の石田だが、常に先行き不透明な未来に向けて入念に備えておきたい性格のようだ。「石田さんは豪邸以外にも、複数の高級マンションを所有しており、その資産総額は7億円ともいわれています。50歳になる少し前には、知人に女優としてずっと活躍し続けることへの不安を漏らした上で、裏方としても活動できるよう脚本を書くことへの興味を示していたといいます。引く手あまたにも関わらず、慢心することなく将来の備えをしているところが売れっ子たる所以なのかもしれませんね」(前出・芸能関係者)NHKが4月5日に公開したインタビューで、石田は朝ドラで演じる“はる“についてこう語っている。《当時は女性がお嫁に行くことが当たり前でしたが、きっとはるも元々は寅子と同じように自立したかったんだと思います(中略)。(娘の寅子に対し)お見合いをして結婚した方が絶対幸せになれるのにという気持ちがありながらも、自分のやりたい道に進みたいという寅子の意志を目の当たりにして、はるとしてはうれしい気持ちもあったんじゃないかなと思います》はるの母を好演する陰には、石田の“自立”した生き方があったのかもしれない。
2024年04月12日新年度が始まり、伊藤沙莉(29)がヒロインを務める連続テレビ小説『虎に翼』の放送がスタートするなど、新たな顔ぶれがテレビを彩るなか、目にする機会が減ってしまった面々が。STARTO ENTERTAINMENTのタレントたちだ。4月10日、公式サイトで《株式会社STARTO ENTERTAINMENTは、4月10日より本格的に業務を開始いたしましたのでお知らせいたします》と発表したSTARTO社。故ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題に関する被害者補償はSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が担っている。補償の進捗はSMILE-UP.公式サイトで報告されているものの、STARTO社のタレントの新規起用に難色を示しているのがNHKだ。SixTONESが出演していた『バリューの真実』(Eテレ)、King&Princeが出演していた『プレミセ!』(BS)など8番組が、3月末で放送を終了した。「STARTO社のタレントが降板となり出演者を変えて継続する番組もありますが、この春の改編でSTARTO社のタレントのNHKへの出演はひとつもなくなりました。NHKの稲葉延雄会長は2月14日の会見で、SMILE-UP.社の補償状況について『率直に言って、我々の期待している動きに比べると少し遅い』とコメントしており、新規起用を見送る方針を続けるとしていました」(スポーツ紙記者)しかし4月を迎え、NHKでSTARTO社のタレントが唯一起用されている番組が。アニメ『忍たま乱太郎』だ。オープニングテーマに『勇気100%』、エンディングテーマに『この青空は忘れない』が起用されているが、それを歌っているのはSTARTO社所属のジュニアたちなのだ。「『忍たま』は93年の放送開始以来、一貫して『勇気100%』はオープニングテーマに使用されています。歌うのは光GENJIやHey! Say! JUMPなどさまざまでしたが、すべて旧ジャニーズ事務所のタレントが歌唱してきました。エンディングテーマは中山エミリさん(45)や石川さゆりさん(66)が担当したこともありましたが、これまでに12組の旧ジャニーズのグループが担当してきました」(前出・スポーツ紙記者)STARTO社のタレントの出演番組が次々に終了したことから、『忍たま』のオープニングテーマ・エンディングテーマも変更になると予想していた視聴者は多かったよう。ジュニアの起用が継続していることがわかると、SNS上では《そういえばNHKは総合・Eテレことごとく旧ジャニーズをキャンセルしたけど、忍たまの主題歌はそのままなんだね?》《よかったこれは変えないで欲しかったから》などと反応はさまざまだった。STARTO社所属のジュニアを『忍たま』のオープニングテーマとエンディングテーマへの起用を続けた理由をNHKに聞くと、次のように回答があった。「旧ジャニーズ事務所所属のタレントの新規出演依頼については、被害者への補償や再発防止への取り組みが着実に実施されていることが確認されるまで当面、行わないとする方針に変わりはありません。ご質問のオープニングテーマ・エンディングテーマは、2022年度から使用しており、新規出演依頼にはあたらないと認識しています。」
2024年04月11日伊藤沙莉を主演に迎えたNHK連続テレビ小説「虎に翼」が4月1日(月)よりスタート。第40回向田邦子賞を受賞するなど話題を呼んだNHKよるドラ「恋せぬふたり」の吉田恵里香が手がけるオリジナルストーリーは、早くも「寅ちゃんのこと大好き」「クスッとできてヒリヒリして勇気をくれる」「2024年にもささる」など、伊藤さん演じる主人公の言動やストーリーが大きな注目を集めている。日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルに、激動の時代を生きた1人の女性法曹とその仲間たちの波乱万丈の物語を描く本作。主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を伊藤さんが演じるほか、寅子の両親を石田ゆり子と岡部たかし、兄・直道役を上川周作、猪爪家に下宿している書生・優三役を仲野太賀が演じ、裁判官・桂場役で松山ケンイチ、寅子を導く法学者・穂高役で小林薫らが出演する。「寅子はこれまでの朝ドラにあまりなかったタイプのヒロイン」と伊藤さん自身がクランクイン時に語ったように、寅子は好奇心と向上心に溢れ、意志のはっきりとした、わきまえることを知らない、言いたいことは言わずにはいられない女性だ。第1週「女賢しくて牛売り損なう?」では朝ドラ定石の子役時代をすっ飛ばし、昭和6(1931)年、女学校に通う同級生の親友・米谷花江(森田望智)が寅子の兄・直道と婚約するなか、寅子は母・はる(石田さん)に勧められるまま見合いして3度連続で断られるところから幕を開ける。対等に何でも話し合える男性だと思い、世界情勢と日本の立ち位置について意見を言おうとすると突然、見合い相手(藤森慎吾)から「分をわきまえろ」と怒鳴られてしまうのだ。「結婚した自分が想像つかない。結婚に全く胸が踊らない」という寅子は見合いから逃げ出すことを考え、「梅丸少女歌劇団」に入団しようとしたことも。前作「ブギウギ」でスズ子が通っていた歌劇団である。奇しくも同じ時代に生きた女性が続いてヒロインとなっている。思ったことをすぐに口にしてしまうことはあれど、ドジをして笑いをとったり、周囲を翻弄したりする主人公では決してない。寅子には自他共に認める「賢しさ」がある。そんな寅子は、優三の弁当を届けに夜学を訪れた際、当時の民法では結婚した女性は「無能力者」という聞き捨てならない言葉を耳にする。財産の利用や相続、雇用など、夫の許可なしにはできないという。家に帰れば、はるが直道と花江の結婚を何から何まで取り仕切り、家事を完璧にこなしながら“スンッ”と澄ましているというのに。「はて?」と、その疑問に思ったことを穂高にぶつけてみると、穂高は話を遮ったり、怒鳴ったりすることなく寅子の声に耳を傾け、「(話を)続けて」と促す。そして、君のような女性こそ明律大学女子部法科にふさわしいと言う。第1週のタイトル「女賢しくて牛売り損なう?」とは「女が利口な様子をして出しゃばると、かえって物事をやりそこなう」という意味の慣用句からきている。「頭のいい女が確実に幸せになるためには、頭の悪いふりをするしかない」と母・はるは、寅子の幸せを願うからこそ見合いをさせようと諭すが、寅子の決意は固い。「心躍るあの場所(法科)にいけるなら、血ぐらいいくらでも流す」と、女性が法律を学ぶことに懸念を示す桂場に対しても寅子は言ってのける。だが、桂場に「(男性と同じ)土俵に上がるまでもなく、血を見るまでもなく、傷つき泣いて逃げ出すのが落ち」とまで言われたとき、「お黙んさない」「女の可能性の芽を積んできたのは誰?男たちでしょう」と奮起するのは、なんと母のはるだ。新調する予定だった見合い用の振り袖は、六法全書になり代わった。「新しい昭和の時代に自分の娘にはスンッとして欲しくない」と言うはる。娘の“心躍ること”の後押しを決める。こうして寅子は、女性が法律を学ぶという地獄への切符を手に入れ、第2週目では男子学生から「魔女部」と揶揄される女子部法科の個性豊かな面々と出会っていくことになる。米津玄師が歌う主題歌「さよーならまたいつか!」に乗せたオープニング映像では、優しい色彩のアニメーションから実際に法服を纏った寅子に変わり、教師や看護師など当時の“職業婦人”や女学生たちとともに踊る。その様子は、“女性はなりたい自分に、何にだってなれる”というメッセージをくれた世界的大ヒット映画『バービー』とも重なるのだ。YouTube:[虎に翼] 主題歌 米津玄師「さよーならまたいつか!」オープニング(ノンクレジットVer.)第2週「女三人寄ればかしましい?」あらすじ昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)は女子の憧れの的の華族令嬢・涼子(桜井ユキ)、最年長の梅子(平岩紙)、留学生の香淑(ハ・ヨンス)らと出会う。「女性に弁護士資格が認められる法改正はまもなく」という学長の言葉や、穂高(小林薫)との再会もあり、やる気に胸を膨らませる寅子に、山田よね(土居志央梨)は「ヘラヘラしてうっとうしい」と言い放つ。新聞が女子部の存在を面白おかしく取り上げる中、人一倍熱いよねの言動にひかれた寅子は、思わずよねを尾行。初めて本物の裁判を傍聴する。連続テレビ小説「虎に翼」は毎週月~土曜日8時、NHK総合ほかにて放送中。※土曜は1週間をふり返り(上原礼子)
2024年04月06日4月1日からスタートしたNHK連続テレビ小説『虎に翼』。ヒロイン・伊藤沙莉(29)の好演が光るなか、もう一人、話題を呼んでいる“朝ドラヒロイン”が。NHK BSで再放送している00年の朝ドラ『オードリー』でヒロインを務めた岡本綾(41)だ。00年に放送された『オードリー』は、京都・太秦を舞台とし、戦後の映画やテレビの歴史とともに、ヒロイン・美月(岡本)が映画監督になるまでを描いた作品。今回が初めての再放送だ。「『オードリー』には当時はまだ無名だった堺雅人さん(50)や佐々木蔵之介さん(56)が出演し、知名度を全国区に広めたきっかけとなりました。また、ヒロインの恋人役を長嶋一茂さん(58)が、ヒロインの養母の幼少期を当時子役だった戸田恵梨香さん(35)が演じるなど、バラエティに富んだ共演者も見どころです」(テレビ誌ライター)現在でも活躍する俳優陣が脇を固めたが、ヒロインの岡本はすでに“引退状態”となっている。「07年、『女優として内から引き出すものがなくなり表現者としての限界を感じている』として所属事務所を退社。芸能活動を無期限で休養しており、15年以上公の場に姿を現していません」(テレビ局関係者)関係各所も岡本とは“音信不通”だという。「たとえばテレビ局が番組を再放送する際には基本的には出演者の許諾が必要になります。連絡が取れない出演者がいた場合には、『映像コンテンツ権利処理機構』という団体がその出演者を探すために、ホームページに“探しています”という旨を掲載することがありますが、14年、岡本さんも“探しています”と掲載されたのです。このときは、大河ドラマ『元禄繚乱』(99年)の再放送のために岡本さんの許諾を得る必要があったようです。また、NHKが『なつぞら』(19年)で朝ドラが100作目を迎えたことを記念して歴代ヒロインからコメントをもらおうとした際には、岡本さんの元マネージャーでさえも連絡を取ることができなかったといいます」(前出・テレビ局関係者)行方不明も同然の岡本だが、22年の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で、“劇中劇”として『オードリー』が登場。わずか2分ほどだったが、岡本が画面に大きく映し出されたことで話題になった。『カムカム』に続き今回『オードリー』が再放送に至ったということは、NHKがついに岡本と連絡を取ることができたということなのかーー。本誌の取材に対し、NHKはこう回答した。「番組の編成については、自主的な編集判断に基づいて、その都度、総合的に判断しています。詳細についてはお答えしていません」ある芸能関係者は言う。「最後に所属していた事務所がOKを出せば、出演者本人の許諾がなくても再放送ができるのではないでしょうか。現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』は大石静さんが脚本を手がけましたが、『オードリー』も大石さんの脚本です。話題性が強いことから、NHKはこのタイミングで『オードリー』を再放送したかったのでしょう」『オードリー』の再放送を、岡本もどこかで見ているのだろうか――。
2024年04月05日「3月22日放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で趣里さん(33)演じるスズ子が、劇中の年末の歌番組『オールスター男女歌合戦』の大トリで熱唱しました。SNS上では《涙出てきた趣里ちゃん最高!》など、趣里さんによる圧巻のパフォーマンスを絶賛する声が多数あがりました」(テレビ局関係者)3月29日で最終回を迎える『ブギウギ』は、約11カ月にわたる撮影を経て、すでにクランクアップしている。『ブギウギ』完走を果たした趣里だが、撮影現場では驚きの姿が目撃されていたーー。映像制作関係者が言う。「趣里さんはロケ中に撮影のために作られたご飯を満面の笑みで食べていましたよ。テレビ映りの都合で、普通は少ししか食べないのですが……。彼女のお口に合ったようで、カットがかかったあとも『おいしい。止まらない!』といって、食べ続けることもあったと聞いています」『ブギウギ』で食材調達や調理、料理指導などを担当した、ごちそうプロデューサー・広里貴子さんがその様子を明かす。「趣里さんは、初めて食べる大阪の料理に『こんな味だったんだ!』と驚かれたりしながら、どれも本当に喜んで食べてくださいました」調理室で、広里さんが撮影用に調理をしていると、「先生、今日は何を作られるんですか」とよく趣里がやってきたという。「趣里ちゃんにとって、『ブギウギ』は、演技に加えて、歌やダンスも行うためハードな現場であったと思います。なので、私も趣里ちゃんと会うたびに『おなかすいてない?』と声をかけていました。撮影の合間には、お味噌汁やスープを持っていって、趣里ちゃんにあげたりもしていました。撮影後に趣里ちゃんが調理室をのぞきにきたときには、余りものがあったので、『これ温めてあげるから、食べる?』と聞くと、いつも『食べたい!食べたい!』と言ってくださいましたね」(前出・広里さん)趣里の“食い気”は現場以外でも……。共演者たちと撮影終わりに、お好み焼き店に訪れたときのエピソードをメッセンジャー黒田(54)が3月15日放送の『あさイチ』(NHK総合)で語っていた。「お好み焼きを何枚食べたかわからん。アニメみたいでした、食べている姿が。本当にあの華奢な体でどこに入んねん、というぐらいずっと食べてらっしゃいますね」趣里たちが訪れたお好み焼き店に来店時の話を聞いた。「出演者の方々と、マネージャー含めて、5~6人で来店していただきました。個室に入られていたので、どなたがどれだけ食べたかまではわかりませんが、人数に対して、“たくさんのご注文をしていただいているな”と感じながらお好み焼きを焼いていましたね」(店長)“アニメみたい”と称される趣里の大食いぶりの証言者はほかにもいる。’22年6月に趣里が『ポップUP!』(フジテレビ系)にゲスト出演した際に、親友の前田敦子(32)がVTRで「みんなウソだろうと思うと思うんですけど、死ぬほど食べます」とコメントし、さらにこう暴露していた。「本当にすごいです、量が。“食べきれないかな?”って言いながら食べちゃう。はたから見たら、本当にフードファイトですね」■父はフルコース完食後にラーメンを趣里の友人も証言する。「かき氷を2杯食べたり、深夜に弁当を2つ食べたり。パンケーキ食べてからのかき氷といったスイーツのハシゴも余裕みたいです。なかでもいちばん好きなのは焼き肉だといいます。牛タン、ハラミ、カルビはもちろん、豚トロなどの脂身のある部位も好きで、すごいときは1キロほど食べることもあるそうです。みんな“あんな細い体のどこに入るのだろう”と不思議がっています」肉1キロをペロリと平らげる趣里の胃袋は父・水谷豊(71)譲りのようだ。「水谷さんは、“食べたいものを食べたいだけ食べる”ようにしていて、イタリアンのフルコースを完食した後に、ラーメンとギョウザを平らげることもあるのだとか」(芸能関係者)’23年7月に配信された「婦人公論・jp」のインタビューで、水谷はこう語っていた。《長年の習慣で1日1食の日も多いのですが、体力的にはまったく大丈夫です。食事は夜まとめてとるのが僕流でして、そのかわり夕食の量が、とにかく半端ない。力士並みに食べるので「水谷部屋」と言われているくらいです》水谷が38歳のときに誕生した趣里。父から大きな影響を受けて育ってきたようだ。「水谷さんは、粉ミルクを作ったり、おしめを取り替えたり、お風呂に入れたりして、愛娘である趣里さんの育児に積極的に参加していたそうです。趣里さんが幼稚園のころには、水谷さんが自転車で送り迎えをしていたと聞いています」(前出・芸能関係者)趣里が生まれる前から、水谷の食生活は特殊だったようだ。「若いころには、大きな仕事の後に、3日ぐらい水分だけを摂取してひたすら眠ることもあったといいます。常識にとらわれず、適した食事を求めていったため、今のスタイルに落ち着いたのでしょう。そんな水谷さんの食習慣が受け継がれたのでしょうね、趣里さんも『朝食べるとかはふだん決めずに過ごしていて、食べたいときに食べるようにしている』と話していました。俳優は出演者やスタッフなど、大勢の人と関わりながら作品を作っていく、エネルギーが必要な仕事。水谷家では、ここぞというときに惜しみなく“燃料補給日”を設けているのでしょう」(前出・芸能関係者)趣里の『ブギウギ』好演の裏には、父から学んだ“爆食の掟”があったーー。
2024年03月29日米津玄師の新曲「さよーならまたいつか!」が、2024年4月8日(月)に配信リリース。NHK連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌となる。米津玄師の新曲「さよーならまたいつか!」2023年7月、米津玄師名義としては100曲目となる楽曲「地球儀」を、宮﨑駿監督のアニメーション映画『君たちはどう生きるか』主題歌として書き下ろした米津玄師。同作は2024年3月に行われた第96回アカデミー賞において、見事「長編アニメーション賞」を受賞している。NHK連続テレビ小説「虎に翼」主題歌に新曲の「さよーならまたいつか!」は、4月1日(月)より放送がスタートするNHK連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌として書き下ろされた楽曲だ。伊藤沙莉が主演を務める同作は、情熱あふれる法曹たちの活躍に焦点を当てたリーガルエンターテインメント。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子の実話に基づくストーリーを追いながら、初の女性弁護士、そしてのちに裁判官となった女性の物語が描かれる。作品情報米津玄師 新曲「さよーならまたいつか!」※NHK連続テレビ小説「虎に翼」主題歌。リリース日:2024年4月8日(月)
2024年03月28日ついに始まるNHK連続テレビ小説『虎に翼』。日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、激動の時代を生きた一人の女性の波乱万丈な人生を描いたドラマだ。主演は伊藤沙莉(29)。ほとんど毎回朝ドラのオーディションを受け、『ひよっこ』で初出演。今回は製作側からオファーされたという。「朝ドラで求められるキャラクターと自分のイメージが合わず、落選が続いたため、NHKに苦手意識すらあったそうです。ただ今回、ようやく主演に選ばれ、『諦めなければ意外とかなう』と喜んでいました」(テレビ局関係者)そんな伊藤だが、従来の朝ドラヒロインとは違い、食の嗜好が特徴的でーー。「彼女はタバスコが大好き。あるテレビ番組では、肉じゃがや定食、海鮮丼、パンなどにタバスコをかけまくり、共演者にも驚かれていました。別の番組では、菅田将暉さん(31)に『いや、普通の人間、全部にタバスコかけないでしょ』とツッコまれていたことも」伊藤自身も、各所でタバスコ愛を語っている。「基本、家には辛い物がいっぱいある。きっかけは、実家は舌がバグってるというか。物心ついた時から辛い物をとにかく与えられてた。韓国料理が多かったんです、ウチは。(中略)調味料ご飯が好きなんです。ご飯にタバスコもやります。タコライスになるんですよ。具なしタコライスみたいな」(『TOKIOカケル』(フジテレビ系)、‘21年11月3日放送)タバスコが好きすぎて、長期間となる朝ドラ撮影への影響を気にしているそうだ。「子役時代、『女王の教室』のいじめっ子役の印象が強すぎたあまり、実生活では逆にいじめられやすかったそう。そのストレスから辛いものにハマったらしいという、悲しい噂もあります。一部報道によると、声や体調に悪影響を及ぼすので、朝ドラの撮影期間は関係者から過度なタバスコを控えるよう伝えられているといいます」(前出・テレビ局関係者)口の中以上に、お茶の間をホットにさせる伊藤の名演に注目したい。
2024年03月28日中村倫也が3月18日(月)放送のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」第117回に登場。趣里演じるスズ子に年末の歌番組への出演をオファーするテレビ局の敏腕ディレクター役を演じ、「最初誰だかわからなかった」「サプライズ」など話題を呼ぶなか、中村さんからコメントが到着した。「ブギウギ」で中村さんが演じるのは、“勉さん”と呼ばれる丸の内テレビのディレクター・沼袋勉。ダジャレを次々と繰り出しながら、スズ子に「オールスター男女歌合戦」への出演をオファーする、という役どころ。そんな中村さん演じる沼袋はこれからも登場する。朝ドラへの途中参加は「長いこと回している大縄跳びに入るようなもの」――「ブギウギ」に出演することが決まって中村ピンポイントで出てきて場を乱す、だけどヒロインの人生においてひとつのきっかけともなるという、絶妙な役をいただきました。ピンポイントながらも意外とタスクが多い役で、楽しみだなと思うのと同時になかなか大変でもありました。いいバランスでちゃんと「飛び道具」としていられたらいいですね。これまでずっとやってきたスズ子役の趣里さんをはじめ、他のキャストのみなさんともいい具合に絡んでいけたらと思って撮影に臨みました。――ご自身の役について中村この人すごく楽しそうにアイデアを説明するな~という、巻き込み型のキャラクターだということだけを思って現場に入りました。ダジャレについては、心を無にして言いました。ダジャレを言う人は、笑いが取れるかどうかじゃなく、とりあえず思いついたことを口に出しますよね。だから何も考えずにやりました。この役はギリギリすべってるぐらいがちょうどいいんです。沼袋だけ見たら「なんだコイツ!?」ってなりますが、スズ子や周りの人が「敏腕ディレクターだから」とほめてくれるのでバランスが取れているんじゃないかと思います。――撮影に参加して中村(制作の)NHK大阪は、僕が18、19歳のときに出演させていただいた朝ドラ「風のハルカ」(2005年後期)の撮影で通った思い出の場所です。景色が変わったところもありますが、ひとつひとつが懐かしいです。久しぶりに参加して、朝ドラはやっぱり撮るものが多いので、すごく撮影が速いですね。そこに途中参加するのは、長いこと回している大縄跳びに入るようなものです。朝ドラの大縄跳びは速い上に縄が3本回っているようなものなので、引っかからないように、速いテンポ感の中でどのように加わっていくかという点で、とてもやりがいがありました。――ヒロイン・趣里さんについて中村趣里さんは同じ事務所の後輩で、彼女が事務所に入った頃から約10年来の付き合いです。衣装合わせのときにスタッフのみなさんに「趣里さん、がんばってますか?」と聞いたら、みなさん「趣里さんのおかげで!」「趣里さんじゃないと!」ということをおっしゃるんです。一緒に仕事してる人からそう言ってもらえるのは、俳優として以前の、人間としての部分の評価なので、がんばってるんだなと思いました。こう言ってもらえるのは彼女のがんばりや気遣いあってこそだと思います。スタッフのみなさんにそう思われているなら、立派なヒロインなのではないでしょうか。――放送を楽しみにしている視聴者のみなさんへ中村これまで長い期間みんなで一丸となって作ってきたこのドラマも、いよいよ終わりが近づいてきました。どうか最終回までぜひ見届けてください。連続テレビ小説「ブギウギ」は3月30日(土)まで毎週月~土曜8時~NHK総合ほかにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月18日「淡谷のり子 全曲集」NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で再注目されている”ブルースの女王“こと淡谷のり子が、戦後の昭和20年代前半に所属したテイチク時代の楽曲を中心に、人気のヒット曲「別れのブルース」「君忘れじのブルース」をはじめ、大半が初のCD化となった貴重な音源が収録されたアルバム「淡谷のり子全曲集」が2024年3月6日に発売され、この度、待望のデジタル配信がスタートした。今回のCD化にあたり監修を務めた音楽史研究家の郡 修彦氏は、「NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の登場人物の一人として話題の淡谷のり子は、当時の大手レコード会社5社の全てに足跡を残した数少ない歌手であり、戦後の占領時期に在籍したテイチクでは同社の主力作詞家・作曲家による和製洋風軽音楽調の洗練された作品が中心でしたが、その前後の時期に比べて復刻の機会に恵まれず、折角の名唱・名作も広く世に知られずの状況でした。そこで、笠置シヅ子の全盛時代と完全に重複する時期の淡谷のり子作品を集大成し、同時期の作風や歌唱が容易に耳に出来る品として本CDを企画しました。多様化の途上にあった流行歌の新しい形態としての自由詩や、海外の軽音楽に着想を得た旋律・編曲など、新時代の淡谷のり子の方向性をテイチクが全力で支援した記録でもあり、販売・配布された大半の作品を編年体にて網羅し、作風・歌唱、録音状況・レコードの盤質の変化もわかり易くラインナップしています」と、今作について解説しています。1934年に誕生し、今年創立90周年を迎えた日本国内の老舗レコードメーカー「テイチク」の創成期に燦然と輝く、“ブルースの女王”淡谷のり子の歌声に触れてみてはいかがでしょうか?商品情報懐かしのSP時代「淡谷のり子 全曲集」あの歌声が今、蘇る―――SP盤オリジナル音源を新復刻にて良質音源化し今作にて多数の初CD化が実現!77年ぶりの商品化となる「すぎたあの日に」や、委託盤で発売されていなかった「熱川ブルース」の初商品化など、貴重な音源を収録したアルバム!発売:2024年3月6日品番:TFC-22013定価:¥2,530(税抜価格¥2,300)監修・解説:郡修彦(音楽史研究家)<全曲モノラル音源>1 或る夜の帰り路2 すぎたあの日に※3 人の気も知らないで※4 海に捨てる恋※5 街角※6 月のブルース※7 嘆きのブルース※8 君忘れじのブルース9 東京の詩集※10 わたしに罪があるでしょか※11 熱川ブルース※12 君待つ夜のタンゴ※13 今宵かぎりのルムバ※14 南風ロマンス※15 さよならブルース※16 東京ルムバ17 夢去りしブルース※18 チャイナブルース※19 三日月仄かに※20 泪雨のブルース※21 君恋う夜のブルース※22 東京リル※23 別れのブルース(コロムビア 音源)※初CD化(2024年3月時)■各音楽配信サービスはこちら ※市販SP盤から復刻の為、盤から起因するノイズ、歪みなどがあることをご了承ください。※デジタル配信は7曲目、23曲目の2曲をのぞき、21曲の配信となります。■商品のご購入はこちら・テイチクエンタテインメント淡谷のり子[淡谷のり子 全曲集:TFC-22013] / TEICHIKU ENTERTAINMENT : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月14日「リビングの松永さん」での好演も話題の藤原大祐が、NHK夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」にてドラマ初主演。教師役に初めて挑戦する。原作は、2023年にテレビアニメ化された同名人気漫画「柚木さんちの四兄弟。」(小学館「ベツコミ」連載中)。主演を務める藤原さんは、2019年に俳優デビュー後、ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」「恋する母たち」「転職の魔王様」、映画『モエカレはオレンジ色』『リゾートバイト』など数々の話題作に出演。現在放送中の「リビングの松永さん」(主演・中島健人)ではヒロインに想いを寄せ、三角関係となる人気キャラクターを演じ、その切なく繊細な演技が好評を博している。また俳優活動の傍ら、2023年10月に“TiU”の名義でシンガーソングライターとしてメジャーデビューを果たし、TikTokでは楽曲「Human Melody」の弾き語り映像が約100万回再生を記録するなど音楽シーンでも注目され、2月・3月には東京・大阪にて自身初のZeppライブを成功させたばかり。そんな俳優・音楽アーティストと2つの顔で活躍中の藤原さんが、配信ドラマ「神様のえこひいき」、映画『追想ジャーニー』に続き、テレビドラマでは初主演となる今作で、一家の大黒柱であり四兄弟をまとめる長男役、そして初めての教師役にも挑戦。“年下枠”の多かった藤原さんが新たな挑戦を見せる。<藤原大祐コメント>僕が演じる柚木隼は、23歳新米教師、4人兄弟の長男で、一家の大黒柱的な存在。つい最近まで中高生を演じていたのに今回はまさかの教師側ということで。お話をいただいた時は少し驚きましたが、新たな自分に出会えるのではないかとワクワクしています。そして、弟たちがとにかく可愛くて、それぞれが魅力的なので、撮影に入るのが凄く楽しみです。観てくださる方の毎日の楽しみになれるよう頑張ります。あらすじ2年前に両親が突然亡くなり、弟3人の面倒をひとりで見ている柚木家の長男・隼(藤原大祐)。仕事に家事にと奮闘しているが、一人で抱え込んでしまうこともしばしば。ある日、仕事から帰ってくると、三男・湊(山口暖人)と四男・岳(永瀬矢紘)がまだ帰ってきていないと、次男・尊(大野遥斗)から告げられる。隼と尊は慌てて2人を探しに行く。実は湊は、同学年の尊よりも子ども扱いされることに常々不満を持っていた。そんな時に、弟の岳が両親との思い出の場所に行きたがっていることを知り、自分にも兄らしいことができることを証明しようと岳を連れて出かけたのだった。しかし湊は、人混みの中、岳とはぐれてしまう…。果たして四兄弟は無事に会うことができるのか!?夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」は5月27日(月)より毎週月~木曜、22時45分~NHK 総合にて放送開始(全32話)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月08日伊藤沙莉主演の連続テレビ小説「虎に翼」が4月より放送開始。その前に、見どころを一挙紹介する「もうすぐ!虎に翼」の放送が決定した。連続テレビ小説第110作目となる本作は、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルとした、極上のリーガルエンターテインメント。日本初の女性弁護士となる猪爪寅子を伊藤さん、寅子の両親を石田ゆり子と岡部たかし、兄を上川周作、猪爪家に下宿している書生を仲野太賀、裁判官役で松山ケンイチらが出演。また、尾野真千子が“語り”を担当する。今回放送が決定した見どころ紹介番組「もうすぐ!虎に翼」は、メイキング映像のほか、伊藤さんや石田さん、岡部さんら、レギュラーキャストへのインタビューも盛りだくさん。また、主人公のモデルとなった三淵さんの足跡も辿る。「もうすぐ!虎に翼」は3月20日(水・祝)8時15分~NHK総合にて放送。※再放送あり連続テレビ小説「虎に翼」は4月1日(月)よりNHKにて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2024年03月05日2024年度後期に放送される連続テレビ小説『おむすび』の第3弾キャストが発表された。本作は、まだ身近で少し懐かしい“平成時代”を、『正直不動産』の脚本家・根本ノンジが大胆かつユーモア盛りだくさんで描く平成青春グラフィティ。物語は、橋本環奈演じる主人公・米田結が、福岡で青春をおう歌する高校時代からスタートする。このたび新キャストとして、結と同じ糸島で暮らす高校球児・四ツ木翔也役で、連続テレビ小説初出演となる佐野勇斗、結が入る書道部の先輩・風見亮介役として、同じく連続テレビ小説初出演となる松本怜生の出演が決定。さらに、“朝ドラ”ならではのフレッシュで魅力的な若手俳優たちを発掘するため、過去最大規模の「若手オーディション」を開催。女性1,864件、男性391件もの応募の中から、5カ月にわたる選考の結果、結の幼なじみ・古賀陽太役で菅生新樹、結のクラスメイト・宮崎恵美役で中村守里、博多ギャル連合総代表・真島瑠梨(ルーリー)役でみりちゃむ、博多ギャル連合メンバー・佐藤珠子(タマッチ)役で谷藤海咲、同じく博多ギャル連合メンバー・田中鈴音(スズリン)役で岡本夏美、博多ギャル連合で結のクラスメイトである柚木理沙(リサポン)役で田村芽実が選出された。■佐野勇斗 コメントこの度、四ツ木翔也役を演じさせていただくことになりました。佐野勇斗です。デビューして約10年になりますが、様々な所で朝ドラに出演したいと言ってきました。応援してくださる皆様のおかげで、またひとつ夢が叶いました。すごく嬉しいです。いつも本当にありがとうございます!まだクランクインはしていないのですが、ヒロインの橋本環奈さんをはじめ、すごく豪華なキャスト、スタッフの皆さんと、1年をかけて素晴らしい作品に携われることが楽しみで仕方ありません。毎朝皆さんに、今日も楽しく頑張ろう!と思ってもらえる作品に仕上がると思います。楽しみにしていてください!!■菅生新樹 コメント絶対にいつか入りたいと思っていた朝ドラの世界に自分が入れるとなって、いまだに興奮冷めやらずです。撮影の準備が進むにつれて、素敵なキャストのみなさまとの顔合わせが待ち遠しいです。そして「あーー早くクランクインしたい!」と毎日思っております。僕の演じる古賀陽太は親しみやすく、純粋で真っ直ぐな、側に居続けてほしいと思う最高な幼なじみです。約1年間にもわたる長期の撮影は初めてなので、自分が役と共にどういう感情になっていくのか楽しみながら、陽太としてしっかり生きていきたいと思います!!秋からの放送、半年間宜しくお願いします。■松本怜生 コメント「朝ドラに出たい!」今年の正月、両親との会話で僕が言った言葉です。運命的なタイミングで出演のお話をいただき、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。平成に生まれ、高校生活と共に終えた、思い入れのある「平成」を風見亮介として歩めることが本当に楽しみです。このご縁を大切に、皆様に明るい朝をお届け出来るよう頑張ります。■中村守里 コメントいつか朝ドラに出演し、九州にいる祖父母に恩返ししたいという想いがありました。宮崎恵美という人物を演じることが決まりとても光栄に思います。恵美は主人公の結の親友であり、 そして書道ガールです。今は福岡ことばと書道の練習に励んでいます。さまざまなことが初めてですが、このご縁に感謝して沢山のことを吸収出来るよう、役と共に成長していけたらと思います。よろしくお願いします。■みりちゃむ コメント今回こんな大きな役を頂けて、嬉しい半面めっちゃビビってます(笑)。私たち令和ギャルが憧れていた平成ギャルを演じさせてもらえることが、とても嬉しいです。私も元からギャルなのでとても演じやすい役なのですが、母親が元ギャルでコギャル世代だったため、母親に聞きながら役づくりをしています(笑)。令和ギャルと言われている私たちですが、平成ギャルとはやっぱり何か見た目やマインドなど多少異なる部分があり、この役を通して新しい発見や刺激をもらっています。親世代の方は懐かしいなぁこんなのあったなぁって懐かしみながら、楽しく見ていただけたらと思います。演技経験もまだまだ未熟で、周りのキャストさんやスタッフさんに助けられながら精一杯演じさせていただきますので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです!■谷藤海咲 コメント出演が決まった時、喜びと同時に「え?私が朝ドラに?」と、正直不安も大きかったです。しかし脚本を読み、その不安はあっという間にワクワクに変わり、このおむすびの世界で生きたい!と一瞬で心を掴まれました。私が演じる「タマッチ」は曲がった事が嫌いで、情熱と芯をしっかり持った女の子です。なによりギャルマインドを1番大切に、お茶の間の皆様に【こんな朝ドラ初めて観た】と驚きと感動をお届けできるよう、全身全霊頑張ります。よろしくお願いします!■岡本夏美 コメント夢だった連続テレビ小説の出演に、心が躍る思いです!軽やかに、そして力強く、楽しく生きていく愛おしいギャルを演じられる事がとても楽しみです。沢山の愛をギャル魂に込めて、チャレンジングな作品をワクワクしながらお届けできればと思います!こんな朝ドラ観たことない!とお茶の間の皆さんを驚かせたいです!■田村芽実 コメント子どもの頃から大好きな朝ドラにまた出演させていただけること、大変嬉しく思っています。台本を掘り下げると、とてもシンプルだけれどつい忘れてしまう、大切なことに気付かされました。橋本環奈さん演じる主人公の米田結とハギャレンのメンバーは、常に「今」を生きることを楽しんでいます。暗いニュースに心を持っていかれることも多い昨今。まだ見ぬ未来のことばかり考え、不安になったり心配になったりしている私に、台本の中の結とハギャレンのみんなが、今この瞬間をしっかりと味わって心から楽しむことが何より大切だと教えてくれました。撮影にも、ハギャレンみんなと一緒に一瞬一瞬を逃さずに心から楽しんで挑めたらと思います。そして、その楽しい瞬間を、お茶の間の皆様にもお届けできるように頑張ります。また今回尊敬する素敵な俳優の大先輩方とお芝居ができること、光栄に思っています。平成ギャルとして誇りを持って演じさせていただきます。■制作統括・宇佐川隆史 コメント“朝ドラ”でオーディションと言えば、主人公ひとりを決める「ヒロインオーディション」が有名ですが、今回は“俳優の登竜門”という伝統はそのままに、「最高の若手を人数関係なく発掘したい!」と思い、従来にも負けない規模でオーディションを行いました。その結果、男性・女性合わせて2,255件ものご応募を頂きました。本当にありがとうございました。有名無名は一切関係なし。5カ月間かけ、“リアルガチ状態”で選んだキャストが、まずは6名(みりちゃむさん、谷藤海咲さん、岡本夏美さん、田村芽実さん、中村守里さん、菅生新樹さん)。そして「この役は、ぜひこの方に」とオファーさせて頂いた、佐野勇斗さん、松本怜生さんを含め、総勢8名の若手出演者がそろいました。自信をもって言えるのは、一人ひとりが、全く違う方向の輝きと魅力に満ちているということ。主人公の橋本環奈さんと、どんな化学反応を起こすのか――“燃え尽きるほどヒート”する高校時代編、どうぞお楽しみに!<番組情報>連続テレビ小説『おむすび』NHK総合ほかで2024年度後期に放送予定
2024年03月05日過去に起こった凄惨な殺人事件と、その事件をモチーフにした小説企画を立ち上げた編集者、作家たちの思惑が複雑に絡み合うミステリー『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』が本日からWOWOWで放送・配信される。桐谷健太、倉科カナ、橋本良亮、蓮佛美沙子、斉藤由貴らが出演する本作は、最後の最後まで展開が読めず、すべてが解決した後も心にズシリと重みが残る重厚なエンターテインメント作品だ。この作品のタイトルを聞いたときにまず頭に浮かぶのは、「“坂の上の赤い屋根”って?」という疑問ではないだろうか。この赤い屋根の建物とはなにかというと、前述の“過去に起こった凄惨な殺人事件”の現場となった、坂の上に建つ家のこと。高級住宅地として知られる地域の中でも特に大きく、鮮やかな赤い屋根が目立つその家には、かつて開業医を営む一家が暮らしていたが、娘の青田彩也子(演:工藤美桜)が恋人の大渕秀行(演:橋本良亮)に洗脳されて両親を殺害する事件が発生し、社会を震撼させる。その後逮捕された大渕は裁判中にすべてを告白した書籍『早すぎた自叙伝』を出版。裁判では彼に洗脳された彩也子が両親に手をかけたと判断され、大渕は死刑、一方の彩也子は無期懲役が確定する。本作の物語がスタートするのは、それから18年後。多くの人はこの事件を忘れていたが、新人作家の小椋沙奈(演:倉科カナ)は、“女子高生両親殺害事件”をモチーフにした小説の企画を、『早すぎた自叙伝』をヒットさせた編集者・橋本涼(演:桐谷健太)に持ちかける。数年前に新人賞を受賞したもののその後は鳴かず飛ばずだった沙奈だけに「ヒット作を書きたい」という功名心を持つのは当然なのだが、それ以上に「この事件を本にせねばならない」という謎の義務感に駆られている様子。私生活もまた謎めいている彼女が、この“坂の上の赤い屋根”で起きた事件にこれほど入れ込むのはなぜなのか……。本作の原作は、真梨幸子の同名小説。真梨は『殺人鬼フジコの衝動』や『5人のジュンコ』『聖女か悪女』など、登場人物たちの暗部に分け入る心理描写と衝撃的な展開の運びで人気を博しており、読んだ後にイヤな後味が残るミステリー=イヤミスの名手のひとりとしても知られている。その真梨とWOWOWといえば、真梨作品初のテレビドラマ化となった『連続ドラマW 5人のジュンコ』でも手を組んでおりすでに信頼を確立済み。さらに今回監督を務めるのが『殺人鬼フジコの衝動』のドラマ化も手掛けた村上正典というだけあって、真梨自身も「素晴らしい組み合わせです。期待しかありません」と喜びのコメントを残している。まさに万全の布陣で描かれる真梨ワールド。坂の上の屋敷をめぐって現在と過去を行き交いながら繰り広げられる物語には、“期待”どおりのイヤミス展開が待ち受けているに違いない。編集者・橋本と作家・沙奈の取材を通して明らかになっていく真実とは?そして死刑囚として獄中にいる大渕はそこにどのように関係していくのか?ぜひその衝撃的な結末を確かめてみてはいかがだろうか。すべての発端となる第1話は、WOWOWプライム、WOWOW4Kで本日午後10時から無料放送、WOWOWオンデマンドでの配信も開始される。また、WOWOWのYouTubeチャンネルでは第1話の無料配信も行われている。WOWOW『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』3月3日(日) 午後10時 放送・配信スタート<全5話>【WOWOWプライム】【WOWOW4K】にて放送(第1話無料放送)、【WOWOWオンデマンド】にて配信出演:桐谷健太倉科カナ橋本良亮床嶋佳子工藤美桜七五三掛龍也西村元貴 / 宮崎美子渡辺真起子蓮佛美沙子斉藤由貴原作:真梨幸子『坂の上の赤い屋根』(徳間文庫)監督:村上正典(『フジコ』第32回ATP賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門)脚本:吉川菜美(『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』)音楽:やまだ豊、南方裕里衣プロデューサー:村松亜樹(WOWOW) 、橋本芙美(共同テレビ) 、関本純一(共同テレビ)制作協力:共同テレビ製作著作:WOWOW公式サイト: 真梨幸子・原作『連続ドラマW 5人のジュンコ』:
2024年03月03日4月放送開始の連続テレビ小説「虎に翼」のメインビジュアルが公開。また音楽を森優太が担当することが発表された。メインビジュアルを手掛けたのは、グラフィックデザイナー、イラストレーターの三宅瑠人と、グラフィックデザイナー、アートディレクターの岡崎由佳。三宅氏は国内外のファッションブランドのビジュアル制作や書籍の装画などを手掛ける。岡崎氏は日本デザインセンターで展覧会のデザイン、ブランディング等を担当したのち独立。2人は今回のビジュアルについて、「主人公の寅子は、いつも自分の足で立ち、頑張る女性。それを表現するために、王道なポートレート写真を選び、ヘアメイクでいろいろな年齢に見えるように工夫し、時間を超えたビジュアルを意識しました」と明かす。また「伊藤さんが着ているのは、昔の法服のデザインを参考にアレンジしたもので、胸元のイラストは、家庭裁判所創設に携わった主人公のモデルの三淵さんにちなんで、『家庭』を感じさせるものや、寅子が出会う友人たちを象徴するもの、戦禍を表す爆撃機なども散りばめ、寅子がさまざまな人生や出来事を胸に裁判官になったことを表現して描きました。ぜひ、物語との関連性を発見しながらメインビジュアルも楽しんでいただきたいです」とコメントを寄せた。森優太音楽を担当する森優太は、1985年生まれ、愛知県出身の作編曲家。主に映画、舞台、ドラマの劇伴音楽を制作。主な担当作品は、『くれなずめ』『恋するけだもの』『明け方の若者たち』など。NHKでは「あなたのブツが、ここに」「海の見える理髪店」「忘恋剤」を担当した。森氏は「自分の人生が、朝ドラの音楽を担当させていただけるものだったとは、、! 驚きと喜びで震えております。多面的で生き生きと血の通った登場人物達、規則と人間の両面をもつ司法の世界、このごまかしのない物語に寄り添い、一緒に羽ばたいていけたら、と思います。素晴らしいキャストとスタッフの皆様、最高のミュージシャンの方々のご協力のもと、この作品が一人でも多くの人の心に届き、素敵な朝を増やす力になれるよう、音楽を作ってまいります!」と意気込みを語っている。連続テレビ小説「虎に翼」は4月1日(月)よりNHKにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年02月29日数々のドラマや映画に出演し、昨年はNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22~23)やGP帯ドラマ初主演となったフジテレビ系ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(23)などで注目を集めた俳優の赤楚衛二。2月14日に発売されたインタビュー&フォトブック『E』では、赤楚にとって激動となった2022年9月から2023年11月までを追い、作品ごとに変わる心境など本音に迫っている。赤楚にインタビューし、密着を受けた1年半を振り返りつつ、主演を任されることも増えてきた今の俳優業への思いを聞いた。○金髪イメチェンに大満足「意外といいなと(笑)」同書では、赤楚の発案で企画された“同じスーツを着て撮り重ねる写真撮影”が5回実施され、その時々でまったく違う風貌・表情を披露。また、金髪にイメチェンした姿も収められており、赤楚は「意外といいなと思いました(笑)」と満足そうな表情を見せる。「金髪は20代のうちにやっておきたかったのと、今後しばらく役で金髪にすることはないだろうというので染めてみましたが、美容院って楽しいものなんだなと改めて気づけました。僕らはいつも役のためにしか染めたりしたことがなくて、趣味でこうしたいというのはないので、自分の好みを伝えて叶うことが楽しいな、美容院ってエンターテイメントだなと思いました」主演を務めたNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の影響で“やってみたこと”が増え、髪色チェンジもその一つだったそう。「『ゾン100』で“やりたいことリスト”が出てくるのですが、その作品の影響でエネルギーが満ち溢れて、やりたいことをやってみようと思うように。金髪にできてめちゃくちゃ満足しました。今は、『エジプトに行きたい』とかやりたくてもできないようなものが増えてしまったので、そういうものはいったん諦めて、身近でやりたいことを探し中です」それぞれの道のプロフェッショナルとの対談企画も掲載。江戸切子職人、字幕翻訳家、JAXA筑波宇宙センターで働く人と対話したことで、「見る世界が変わった」と赤楚は語る。「例えば、江戸切子の職人さんの技術や思いを知ると、そのコップがとてつもなく素敵なものに見えて、そういう意味で見る世界が増えました。豊かさも変わりますよね。いろんなことを知っていくとより世界が楽しくなるんじゃないかなと思います」○座長としての心境「立たせてもらっているという感じが強い」同書で密着を受けた約1年半。『舞いあがれ!』『風間公親-教場0-』『ペンディングトレイン―8時23分、明日君と』『こっち向いてよ向井くん』などの現場で感じたことなど赤裸々に語っているが、今年に入ってからも充実した日々を過ごしているという。「ロエベさんのコレクションでパリに行かせていただいて、初パリですし、コレクションも初めてだったのですが、ファッションの情熱を感じて、役者ではありますが、モデルとか、着て何か表現するというのは面白いんだなと気づき、刺激を受けました」4月期の木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』でフジテレビ系連続ドラマ初主演を務めることも発表されたばかりだが、とても楽しい現場だという。「監督とプロデューサーと話し合っても隙が1つもないぐらいちゃんと完成されている作品なので、めちゃくちゃ面白いです。刺激を受けていますし、チーム一丸となっていて楽しい現場に。僕自身、役を演じること、作品を作ることが、より去年以上に楽しめる1年になりそうだなと感じています」座長としても、これまでの経験を生かしてより良い現場にしたいと考えている。「『こっち向いてよ向井くん』の時は足りないことだらけだなと感じたので、今回は『向井くん』の時にできなかった配慮だったり、周りを見ることが大事だと思うので、周りを見て活気づけられるようにしていきたいなと。とにかく今回は差し入れをいっぱい入れようかなと思います(笑)」また、座長として真ん中に立つというより、「立たせてもらっているという感じが強い」と語る。「主演の在り方は多種多様で、スターと呼ばれる人たちは引っ張る力があって僕らは引っ張っていってもらっているような感覚になりますが、結局のところ共同作業で、周りに支えてもらっているような感じがするので、周りに感謝しつつ、周りから『この人が主演で良かったな』と思ってもらえるにはどうすればいいだろうと考えることぐらいしかできないです」きっと赤楚はこれからも気遣いや優しさあふれる座長として現場のムードを高めていく存在になりそうだ。3月1日には30代に突入する赤楚の今後の活躍にも注目していきたい。■赤楚衛二1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2015年、『ヒロイン失格』で映画デビュー。その後、「仮面ライダービルド」で万丈龍我/仮面ライダークローズ役を務め話題に。主な出演作はドラマ『チェリまほ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20)、『石子と羽男-そんなことで訴えます?-』(22)、『舞いあがれ!』(22~23)、『ペンディングトレイン―8時23分、明日君と』(23)、『こっち向いてよ向井くん』(23)、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)、『チェリまほ THE MOVIE~30歳まで道程だと魔法使いになれるらしい~』(22)、Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』(23)など。映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が7月26日公開予定。ヘアメイク:廣瀬瑠美スタイリスト:壽村太一
2024年02月25日●“荒ぶり期”も!? 作品に影響され風貌や表情が変化数々のドラマや映画に出演し、昨年はNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22~23)やGP帯ドラマ初主演となったフジテレビ系ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(23)などで注目を集めた俳優の赤楚衛二。2月14日に発売されたインタビュー&フォトブック『E』では、赤楚にとって激動となった2022年9月から2023年11月までを追い、作品ごとに変わる心境など本音に迫っている。多忙な日々を送る中で俳優として大きな収穫もあったという赤楚にインタビューし、密着を受けた約1年半、さらに過去にも遡り、自身の変化について話を聞いた。“変化の過程”をさらけだした同書について、赤楚は「僕のすべて」だと語っている。「前向きで名言が出てくるような明るいものになるのではないかと思っていましたが、意外と深く暗いところまで描かれていて、形としてはいびつなものではあるかなという印象を受けました。お見せするのは恥ずかしいという気持ちもありつつ、頑張ってきたから見てもらいたいという気持ちが強いです」同書では、赤楚の発案で企画された“同じスーツを着て撮り重ねる写真撮影”を5回実施。その時々でまったく違う風貌・表情を見せているが、自身も「数カ月ごとに全然違う顔だな」と感じたという。「主に作品によって影響されるんだろうなと感じました。当時の心境、忙しさ、そして、体重の増減。パツパツになっている時もあれば痩せている時もあれば、目がちょっと血走っているような時もあるので、けっこう変化はあったかなと思います」赤楚自身が最も驚いた表情は、無造作なヘアで、はだけたシャツから肉体美がのぞくワイルドなカットとのこと。「マネージャーさん曰く“荒ぶり期”と。誰かに攻撃的になったり迷惑をかけることはないですが、脱いだ靴下が絡まっている時にバッとやるじゃないですか。それを僕は思い切りやっていたみたいで、荒ぶった感じだったみたいです(笑)」○「自分は自分でしかないんだ」と諦めた途端に心がフラットに“荒ぶり期”なんて想像できないほどフラットで穏やかな印象の赤楚。この日のインタビューでは、登場時にダース・ベイダーの音楽を流して笑わせてくれるなど、茶目っ気もたっぷりだが、気持ちをフラットに保つために意識していることは? との質問に「諦めですね」と答えた。「それは悪い意味ではなく、理想を持ちすぎると、理想の自分と現実の自分の差が生まれて落ち込んだり、これならできるだろうと思ってできなかった時に落ち込んだり、そういうことを繰り返し、自分は自分でしかないんだと諦めた途端にフラットになりました」“諦め”を覚えたのはコロナ禍の緊急事態宣言時だったそうで、「それまでずっと自分が嫌いでしたが、『自分やることはやってきたよね。頑張ったよね』と褒めてあげたら、自分のことが嫌いじゃなくなりました」と振り返る。さらに、「いつの間にもう1人の自分が自分を操っているような感覚になった」という変化も告白。「赤楚衛二というものがキャラクターのように思えて、良いところも悪いところもそのまま、どこか他人事のように受け止めるように。傷つくような言葉を言われても、あなたの目にはこう映っているんだなと思うだけで、何を言われても傷つくこともなく冷静に受け止めています」その達観の境地も、やはり“諦め”からたどり着いたものだという。「嫌われたくないとか、負けたくないとか、勝ちたいとか、そういうものが自分を大きく見せたり、頑張ろうとするので。頑張らなかったら『だって頑張ってないんだもん』で済む。そこに気づけるか気づけないか。散々いろいろ失敗してきての答えですが、それぐらい追い込めたらそこに行き着くのではないかなと思います」●主観から客観へ役へのアプローチ方法が変化同書で密着を受けた約1年半。『舞いあがれ!』、『風間公親-教場0-』『ペンディングトレイン―8時23分、明日君と』『こっち向いてよ向井くん』などの現場で感じたことなど赤裸々に語っているが、この約1年半で役へのアプローチ方法が大きく変わったという。「主観でしかお芝居できなかったのに、今では逆に主観でお芝居できないぐらい、お芝居に対するスタンスがガラッと変わりました。それが良いことなのか悪いことなのかわかりませんが、今の自分には合っているなと思っていて、作品が重なっていても苦しくないですし、あまり私生活に左右されることもないので、大きな変化だったと思います」主観で芝居をしていた2022年までは、自分の演技を見て違和感を抱くことがあったと明かす。「自分の感じている顔と表情が一致していない時があり、かつ、それが正解なようにも思えてなくて、『こういう感情だからこういう顔をしたつもりだったんだけど……』というズレがあったので、修正したいなと」そして、『舞いあがれ!』の頃から客観的な芝居にチャレンジし、『教場』あたりでその感覚をなんとなくつかみ、『ペンディングトレイン』で完成できたそうで、客観的な芝居に変わったことで「平均点を出せるようにはなったのかもしれない」と成長を実感。「良くなったね」と言ってくれる人も増えたという。演技において客観的な視点を持つように変わったのも、心をフラットに保てるようになったことが影響しているそうで、「フラットでいると、今自分はこうなんだと冷静に受け止められるからこそ、自分の視点が広がった感じがします」と自己分析。今後も客観的な芝居を意識しつつ、作品によっては違うアプローチが必要になるかもしれないと考えているそうで、「渾身の一撃みたいなお芝居をするには、頭で考えることを捨てて感覚でやらないといけない時が来ると思うので、そういう時にまた壁にぶつかるんだろうなと思います」と想像していた。○ファンイベントなどでファンの熱量を実感さまざまな作品に出演していく中で確実にファンも増えている赤楚。だが、自身はその実感は「ない」と言い、「人気があるかわからないというか、今でも不安でしょうがないです」と吐露する。とはいえ、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(『チェリまほ』)でのファンの熱量は「とてつもなかった」と言い、海外の人たちからの反響も実感。また、ファンイベントなどでも「ちゃんと熱意を持ってくれていることは感じます」とファンの熱い思いを受け取っているようで、「熱量が高い方が多い印象はありますが、イベントをやらせていただいた時もマナーがきっちりされていて素敵な人たちだなと。だからそのままでいてほしいです」とも話していた。●目標を掲げない生き方「目標を立ててしまうと…」3月1日に30歳を迎える赤楚だが、“諦め”の境地を手に入れてから「目標もなくしてしまった」と言い、目標は掲げていないという。「目標を立ててしまうと、そこに追いつけなかったり、追いついてもその先には何が見えるのかとか、レールになってしまうというところであまり面白みを感じてなくて。フラットな状態でいて、作品や人との出会いなどで広がっていくのか、深くなっていくのか、浅くなるのか、どう変わっていくのかわかりませんが、ふと後ろを振り向いたら、『あ、こういう道をたどっていたんだ』というのがちょうどいいかなと思っています」その上で、「30代になるので、ちゃんと後輩に慕われるような先輩にはなりたいなと思いますし、頑張っている先輩方から得るものをいっぱい得たいなとも思います」と付け加えた。○以前はライアン・ゴズリングを目標にさらに、「もともとはライアン・ゴズリングになりたいと思っていました」と、以前目標にしていた人物も告白。「まずお芝居が素敵で、目だけであんなに物語を語れる人はなかなかいないなと。そしてかっこいいじゃないですか。あんなダンディな男になりたいと思っていましたが、僕はダンディさからかけ離れすぎていて、『あ、無理だ』と諦めた瞬間でもありました。今は目指しているとかではないですが、会えたらめっちゃうれしいです」と笑った。なお、『E』の発売を記念した「赤楚衛二 『A』×『E』写真展 2024」が現在、全国4会場で順次開催中。赤楚は開幕前に東京会場を訪れたそうで、「映像も流れているので僕の声が響いて、かつ僕だらけで、おかしくなるかなと思うぐらいびっくりしました(笑)。1st写真集『A』から今回の『E』までの写真などがたくさん並んでいますが、その時々で顔つきが違い、『A』の時の幼さなど、時の流れを感じられたので、見てくださる方も楽しめるんじゃないかなと思います」と話していた。■赤楚衛二1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2015年、『ヒロイン失格』で映画デビュー。その後、「仮面ライダービルド」で万丈龍我/仮面ライダークローズ役を務め話題に。主な出演作はドラマ『チェリまほ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20)、『石子と羽男-そんなことで訴えます?-』(22)、『舞いあがれ!』(22~23)、『ペンディングトレイン―8時23分、明日君と』(23)、『こっち向いてよ向井くん』(23)、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)、『チェリまほ THE MOVIE~30歳まで道程だと魔法使いになれるらしい~』(22)、Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』(23)など。映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』が7月26日公開予定。ヘアメイク:廣瀬瑠美スタイリスト:壽村太一
2024年02月22日4月スタートの連続テレビ小説「虎に翼」より、主演・伊藤沙莉のクランクイン映像が公式Xにて公開された。連続テレビ小説第110作目となる本作は、日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルとした、極上のリーガルエンターテインメント。日本初の女性弁護士となる猪爪寅子を伊藤さんが演じるほか、石田ゆり子、仲野太賀、桜井ユキ、平岩紙、岩田剛典、戸塚純貴、松山ケンイチらが出演。また、尾野真千子が“語り”を担当し、主題歌は米津玄師の「さよーならまたいつか!」に決定している。今回公開された映像は、本作の撮影初日、伊藤さんのクランクイン当日の様子だ。視聴者からは「楽しみにしております♪」「近づいてきましたね!」「推しの頑張りは励みになる」「沙莉ちゃんの袴姿がこれまた素敵。ドラマ撮影って改めて見ると沢山のスタッフさん演者さんで成り立ってるんだなあ」などとコメントが寄せられている。連続テレビ小説「虎に翼」は4月1日(月)よりNHKにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年02月20日