鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は4月15日、クボテック、古河電気工業、ミラプロおよび山梨県企業局と開発を進めてきた次世代の大容量蓄電システムとして期待される「超電導フライホイール蓄電システム」の実証機を完成させ、試運転を開始したと発表した。フライホイール蓄電システムは、装置内部の円盤(フライホイール)を回転させることで電力を運動エネルギーとして蓄え、必要に応じて回転力を再び電力に変換するシステム。今回開発された実証機は鉄道総研が考案した高温超電導コイルと高温超電導バルク体で構成される「超電導磁気軸受」を用いることで、フライホイールを非接触で浮上させることで、大型のフライホイールを用いても損失が少なく、長期間の安定した運用を可能にしたものとなっている。実証機の性能としては、出力300kW、蓄電容量100kWhで、内蔵したCFRP製フライホイール(直径2m、重量4t)を最高6000回展/分で超電導磁気軸受により回転支持する仕組みを採用している。この超電導磁気軸受は、回転軸側、軸受け側の両方に超電導材を用いており、これによりコンパクトながら大荷重を支えることを可能としたという。なお鉄道総研では、今回の開発にかかる成果の詳細について、5月27日より開催される予定の「第91回 低温工学・超電導学会研究発表会」にて発表を行う予定だとしている。
2015年04月16日●全国50カ所の速度計測、ワイモバイルがUQ WiMAXに勝利ICT総研は3月4日、全国50カ所で実施したモバイルWi-Fiルーター(モバイルルーター)の通信速度、およびモバイルルーターの購入検討者を対象とした意識調査の結果を公表した。同調査では、モバイルルーターの主要2キャリアであるワイモバイルとUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)の最新機種を用いて、全国50カ所で通信速度を計測。さらに、利用検討者に対し、料金プランを提示のうえ、利用したいプランを選んでもらうWebアンケートも並行して実施した。結果をまとめると、通信速度ではワイモバイルが下り平均25.22Mbps、上り平均7.93Mbpsを記録し、UQ WiMAXの下り平均22.37Mbps、上り平均4.48Mbpsを上回り、上り・下り速度ともに優勢だった。また、利用検討者の意識調査でも、ワイモバイルの料金プランが魅力的とする意見が多い結果となった。本稿では、当調査結果について詳しく紹介するとともに、ワイモバイルが通信速度・意識調査ともに優勢となった理由を考察していきたい。○全国50カ所の速度調査では、ワイモバイルがUQ WiMAXに勝利ICT総研が実施した今回の通信速度調査では、ワイモバイルとUQ WiMAXの最新機種のモバイルルーターを使用して、全国7都市50地点で通信速度を計測した。50カ所の測定地点は、4月からの新生活で重要となる、各エリア拠点都市の主要駅、ビジネス街、大学などを選定。計測方法は、モバイルルーターとAndroidタブレット「Nexus 7」をWi-Fi接続し、「RBB TODAY スピードテスト」アプリで下り速度、上り速度を各3回ずつ測定する方式を採用した。結果を見てみると、全国50カ所の平均速度では、ワイモバイルが下り25.22Mbps、上り7.93Mbpsとなり、UQ WiMAXは下り22.37Mbps、上り4.48Mbpsで、上り・下り速度ともにワイモバイルがUQ WiMAXを上回った。とりわけ、UQ WiMAXが上り速度で苦戦する結果となった。また、各計測地点の通信速度では、ワイモバイルはすべての地点で下り10Mbps以上となり、下り10Mbps台が8地点、20Mbps台が35地点、30Mbps台が7地点と、全体的に安定した速度を記録した。一方、UQ WiMAXは、下り20Mbps以上を記録した地点が34カ所あったものの、下り10Mbps未満となる地点が3カ所あり、全体の平均を押し下げている。なお、ワイモバイルは全国50地点すべてで高速通信「AXGP」または「LTE」の電波を受信でき、UQ WiMAXも全国50地点すべてで高速通信「WiMAX 2+」の電波を受信できたという。ここで、両社のモバイルルーターの通信方式をおさらいしておくと、ワイモバイルのモバイルルーターでは、ワイモバイル(旧イー・モバイル)の1.7GHz帯LTE、ソフトバンクの2.1GHz帯LTEに加えて、ソフトバンクグループのWireless City Planningが提供するAXGPを利用でき、通信速度は理論値で下り最大165Mbpsとなっている。一方、UQ WiMAXのモバイルルーターでは、WiMAX 2+およびWiMAXを利用でき、オプション料金を支払うことで、KDDIのau 4G LTEも利用可能。WiMAX 2+の通信速度は理論値で下り最大220Mbpsとなる。下り速度の理論値では、UQ WiMAXがワイモバイルを上回るが、今回の通信速度調査では、ワイモバイルが優勢という逆の結果になった。これは、ワイモバイルとソフトバンクのLTE、さらにAXGPという3つの高速通信ネットワークに対応するワイモバイルのモバイルルーターが、カバーエリアの面で優位であったことが要因と考えられる。対するUQ WiMAXのWiMAX 2+は、東名阪エリアからスタートし、全国主要都市へと拡大中だが、カバーエリアの面ではまだ十分とは言い難い。ワイモバイルのカバーエリアの広さが、UQ WiMAXの理論値のアドバンテージを打ち破り、実測の通信速度では上り・下り速度ともに上回る結果につながったと言えるだろう。●意識調査でも支持を集めるワイモバイル○利用検討者は、使い放題で割安のワイモバイル「Pocket WiFiプラン+」を支持Webアンケートで実施された意識調査では、まず、現在モバイルルーターを利用していない1,000人に対して、「月額料金が安かったら、モバイルルーターを利用する可能性はあるか?」を質問。その結果、40.7%が「利用を検討したい」と回答した。利用用途としては、「固定インターネットの代わり」とする回答が約3分の1となり、自宅の固定回線の代替としてモバイルルーターを検討する人が多いことがわかる。次に、モバイルルーターの利用を検討したいと回答した407人に対し、ワイモバイルとUQ WiMAXそれぞれの新料金プランを提示し、どちらが魅力的に見えるかを質問した。なお、対象の料金プランは、ワイモバイルが「Pocket WiFiプラン+」、UQ WiMAXが「UQ Flat ツープラス ギガ放題」。その結果、ワイモバイルを利用したいという回答が45.7%となり、UQ WiMAXの11.8%を大きく上回った。また、「どちらも利用したいと思わない」という回答は42.5%だった。前述の通り、両社のモバイルルーターの通信速度は、理論値でワイモバイルが下り最大165Mbps、UQ WiMAXが下り最大220Mbpsとなっているが、これらはいずれもキャリアアグリゲーション(CA)という技術により実現している。CAとは、周波数帯の異なる複数の電波を束ねることで、通信速度を高速化する最新技術。ワイモバイルのPocket WiFiプラン+は、CAに対応する端末の専用プランとなり、2年契約で「おトク割」を適用することで、2年間の月額料金が3,696円となるのが特長だ。一方、UQ WiMAXのUQ Flat ツープラス ギガ放題は、下り最大220MbpsのWiMAX 2+が使い放題で利用できることが特長のプランで、月額料金は4,380円。なお、キャンペーンにより、最大3カ月は月額3,696円で利用できる。当初の3カ月の料金はワイモバイルとUQ WiMAXともに月額3,696円で同様だが、4カ月目以降はワイモバイルのほうが約700円割安になるため、この料金の差が、ワイモバイルが支持を集めた一因だと考えられる。また、UQ WiMAXの場合、KDDIのau 4G LTEを利用するには、LTEオプション料金として、月額1,005円が追加で必要となる。対するワイモバイルは、最初からLTEとAXGPを利用可能であり、追加料金を支払うことなくLTEを利用できることもメリットとなっている。なお、ワイモバイルの場合、月間の通信量が7GBを超過した場合、通信速度制限が行われるが、速度制限が行われたときに通常の速度に戻す追加料金(500円/500MB)がキャンペーンにより最大2年間無料となるため、2年間は実質使い放題で利用可能となっている。そのため、使い放題が特長のUQ WiMAXのプランと比べても遜色ない内容と言える。ただし、月間の総量制限とは別に、ワイモバイルでは前日までの3日間の通信量が1GBを超えた場合に、当日6時から翌日6時まで速度制限が行われる場合がある。一方、UQ WiMAXでは3日間の通信量制限がないため、この点ではUQ WiMAXが優位と言える。一般的な使い方では3日間の通信量が1GBを超えることはないと思われるが、ヘビーユーザーであれば留意しておくとよいかもしれない。***ICT総研が実施した全国50カ所におけるモバイルルーターの通信速度調査では、ワイモバイルが上り・下り速度ともにUQ WiMAXを上回る結果となった。理論上の最高速度ではUQ WiMAXが優位であることを踏まえると、モバイルルーターを選ぶ際には、ネットワークや機種のスペックだけで判断するのではなく、通信速度調査などの実測値を参考にするのが賢明と言えそうだ。また、料金プランについても、利用できるネットワークの種類やカバーエリア、キャンペーンなどを考慮し、よく比較検討したうえで、もっともお得なモバイルルーターを選択するとよいだろう。
2015年03月06日トレンド総研は24日、ケータイ(フィーチャーフォン)ユーザーの男女500人を対象に、ケータイのメリットや使い続ける理由などを聞いた「携帯電話に関する意識・実態調査」の結果を発表した。同調査から、ケータイのメリットや使い続ける理由については「使い慣れている」が最も多く、続いて「月額利用料の安さ」が続いた。ケータイのメリットや使い続ける理由について聞いたところ、「使い慣れているから」(72%)が最多だった。次いで「月額利用料の安さ」(69%)、「"ケータイ"で特に不自由はない・満足しているから」(51%)が続いた。「バッテリーのもちがよいから」(34%)、「(テンキー/ボタン式の)操作性がよいから」(24%)など操作性に触れた回答も目立った。また、ケータイにこだわっているポイントの有無について聞いたところ、全体の84%がこだわりのポイントがあると回答したという。具体例として、「ワイシャツの胸ポケットに無理なく収まるサイズ感がよい」(39歳・男性、ケータイのみ利用)、「緊急時に使えないと困るので、バッテリーの持ちを重視して"ケータイ"を持っていて、スマホとの2台持ちをしている」(38歳・男性、スマホとケータイの併用)。続いて、ケータイ1台のみを使うユーザーを対象に、スマートフォンの利用意向を調べたところ、スマートフォンへの乗り換え意向は約25%で約4人に1人と少数だった。スマートフォンを使いたい理由としては、「Webサイト(パソコン用サイト含む)を利用・閲覧したいから」(40%)、「スマートフォン用のアプリを使いたいから」(30%)が上位に並んだ。今後のケータイの継続利用については、92%がケータイを使い続けたいと思うと回答。ただし、「2台持ちは全く考えていないので、両方のいいところを備えたものを期待している」(64歳・女性・ケータイのみ利用)、「スマホの操作性がより簡単になればいいと思う」(59歳・男性・ケータイのみ利用)といった声があり、現状に満足しているわけではなく、スマートフォン、ケータイに対する要望がうかがえるコメントもあったとしている。
2015年02月24日トレンドマイクロは2月18日、「.tokyo」ドメインを悪用した不正サイトを初めて確認したと発表した。「.tokyo」ドメインは、GMOインターネットグループが展開する地域名のトップレベルドメイン。2014年4月より提供が開始され、国内の都道府県のトップレベルドメインとして「.nagoya」に次いで2番目となる。ドメイン名を見れば「東京発」であることがわかることから、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの情報発信ツールとしても期待が寄せられている。トレンドマイクロは、「.tokyo」ドメインを悪用しする不正サイトを2月11日を発見し、その後2月16日まで調査した。合計1万1800件のアクセスを確認した。アクセスの内訳は日本からが7800件で、不明が4000件であった。不正サイトは、中古のブランドバックの販売を謳うもので、サイト内に多くの海外ブランドの名前、商品が写真付きで掲載されている。実際の被害があったかは明かされていない。トレンドマイクロのセキュリティ製品では、この不正サイトへのアクセスをブロックしている。トレンドマイクロでは、不正サイトに騙されないための防御策として、危険なWebサイトをブロックするためのセキュリティ製品をインストールすること、不審なサイトへのアクセスや、極力怪しいメールの開封をしないことの2つを呼びかけている。
2015年02月19日MM総研は2月5日、ウェアラブル端末における日本国内および米国の市場展望を発表した。今回の調査は、米国と日本のウェアラブル端末の消費者のニーズを比較するためのもの。回答数は日本1000人、米国500人のスマートフォン利用者にウェブアンケートを実施した。調査に当たり、ウェアラブル端末を「身に着けることができるコンピュータ」で、「ネットワークに接続できる機器(スマートフォンなど他の通信機器と連携するものも含む)」と定義している。調査結果は以下の通り。○ウェアラブル端末の知名度は日本48.9%、米国94.2%ウェアラブル端末の知名度の質問で「よく知っている」「知っている」「名前は聞いたことがある」と回答した人の合計は、日本が48.9%と前回調査より21.0ポイント上昇、米国は94.2%となり10.8ポイント上昇し、米国が日本を大きく上回った。個別の製品では、アップルが発表した腕時計型端末「Apple Watch」の知名度は日本で58.2%、米国で89.2%。ソニーモバイルコミュニケーションズの腕時計型端末「SmartWatch」の知名度が日本43.3%、米国83.6%で、個別製品についても米国が高い結果となった。○期待する企業は日米ともにグーグル、アップル。日本ではソニーも上位にウェアラブル端末の開発、製品化で期待する企業を調査。メガネ型端末では、日本がグーグル(20.0%)、アップル(18.4%)、ソニー(13.4%)の順であったの対し、米国がグーグル(56.4%)、アップル(33.6%)、サムスン(28.6%)の順となった。日米ともにグーグル、アップルへの期待が高いが、日本ではソニー、米国ではサムスンに対する期待が高いことがわかった。腕時計型への期待は、日本がアップル(17.4%)、ソニー(17.2%)、カシオ(14.4%)、米国がサムスン(37.2%)、アップル(29.0%)、ソニー(27.4%)の順だった。○メガネ型端末の利用シーンは日本では「ルート検索」、米国では「SNS共有」がトップメガネ型端末で利用してみたい機能は、日本が「地図を表示してルート検索をしたり、道案内をしたりする」が31.4%、米国では「目の前にある風景を撮影して、SNSで共有する」(41.2%)がトップだった。このほか日本では「駅の中で乗り換えの時間だけでなく、場所の案内もしてくれる」(25.8%)、「視線の先にあるものの名称や関連情報が表示される」(17.9%)、米国では「地図を表示してルート検索をしたり、道案内をしたりする」(36.8%)、「目の前にいる人を撮影して、Facebookなどでタグ付けして共有する」(35.8%)などが上位に食い込んだ。○腕時計型の利用シーンは「天気予報チェック」が日米ともにトップ時計型端末で利用してみたい機能は、「天気予報を教えてくれる」が日本で25.2%、米国で46.8%といずれもトップだった。このほか日本では「通話やメッセージの受信が通知される」(21.3%)、「お店や駅の改札などで、近づけるだけで支払いができる」(20.3%)、米国では「通話やメッセージの発信ができる」(46.0%)、「通話やメッセージの受信が通知される」(43.4%)が上位となった。○日米ともに情報漏えい・プライバシー侵害が課題にウェアラブル端末における情報漏えいやプライバシー侵害などについて、事業者から個人情報が漏れることに関して「不安に感じる」「やや不安に感じる」の合計が、日本では66.2%、米国では61.8%となった。ウェアラブル端末を利用していない場合でも、端末所有者から盗撮や追跡をされることがありうるが、その不安は日本が67.2%、米国が65.2%で両国ともに高かった。○業務利用は「ハンズフリー」に期待、導入可能性は流通などが高いメガネ型端末の業務利用については、日本では「手を使わずに機械の操作ができる」が35.5%で他を大きく上回り、「ハンズフリー」であることへの期待が高いことが分かった。一方の米国では、「手を使わずにマニュアルが読める」が44.4%でトップだった。また、自らの業種の現場で今後導入の可能性があるかどうかを尋ねたところ、日本では流通、通信・IT関連、米国では不動産、金融の順で高かった。○2015年度は134万台、2020年度に573万台に拡大すると予想MM総研では、消費者調査とウェアラブル端末事業者の動向を踏まえ、市場規模(販売台数)の予測を実施。現段階では、身体データを収集して健康状態を確認できるリストバンド型の端末や、頭部に装着して周辺を撮影できるウェアラブルカメラと呼ばれる製品が中心だ。2015年度以降はアップルが発表した腕時計型端末「Apple Watch」など、16年度にかけて市場が拡大する可能性が高い。日本の市場規模は2015年度に134万台、2020年度に573万台に拡大すると予想している。
2015年02月06日MM総研は1月7日、「法人ユーザーにおける携帯電/スマートデバイスの導入配布状況・ニーズに関する調査(2014年度版)」を実施し、その結果を発表した。調査は、従業員数100人以上の大手・中小企業および学校・医療福祉法人の総務部門を対象とし、500社(500人)の回答を得られた。また、比較用として従業員数10人以上100人未満の中小企業244社(244人)にも調査を実施している。調査方法はWebアンケートで、期間は11月7日~12日。アンケート結果によると、スマートフォンの導入企業の割合は、本格導入が前年調査(2013年9月~10月に実施)から2.5%増加の22.4%となり、テスト・部分導入を含めた導入企業は、1.3%増の31.4%、検討中は5.1%減の10.6%に縮小した。一方で、法人向けのフィーチャーホンの需要も高く、3年後の稼働台数は54%残る見通しとなっている。法人名義の携帯電話・PHS、スマートフォンのいずれかを現在、従業員や役員などに「配布している」企業は71.2%、「配布していない」企業は28.8%だった。スマートフォン絞り込むと、配布している企業は「本格的に導入済み」が22.4%で、「テストまたは部分導入済み(9.0%)」を合わせて全体では31.4%であった。一方、配布している企業のうち、導入を「準備中(1.4%)」、「検討中(10.6%)」とした企業は12.0%で、「まだ考えていない」が25.4%、「必要なし」が31.2%だった。スマートフォンを導入する企業の割合は昨年の1.3%増に留まり、市場でのスマートフォンの勢いからすると伸びが少なく、予想外の結果となった。また、導入予備軍となる「準備中」は、1.4%で変わらなかったが、「検討中」の割合は前回から5.1%縮小しており、今後も増加ペースが落ちていくこと、テスト・部分導入の裾野の急激な広がりは期待できないことがわかった。従業員配賦率(総従業員数に占める携帯電話・PHS、スマートフォン配布台数の割合)の推移を現在・1年後・3年後で比較すると、現在が22.4%で、1年後には25.1%、3年後には27.3%まで拡大する見通し。スマートフォンの配布率のみに絞り込むと、現在は平均5.8%、1年後には9.7%、3年後には12.5%と増加する見通し。また、携帯電話・PHSを含めた端末全体におけるスマートフォンの比率も着実に拡大しており、現在の26%から、1年後に39%、3年後に46%となる見通しとなっている。タブレット端末の従業員配賦率は、現在が平均2.6%で、1年後は4.3%、3年後に6.2%と増加する見通し。増加の推移は、スマートフォンの半分程度であった。現在のところ、「本格的に導入利用済み」が12.2%で。「テストまたは部分導入利用済み」の7.8%を合わせても20%に留まっている。一方で配布していない企業のうち、導入を「準備中」(2.8%)と「検討中」(14.8%)を合わせた導入予備軍が17.6%で、「まだ考えていない」が28.8%、「必要なし」が33.6%だった。「検討中」の割合は、スマートフォンよりも高く、タブレット端末のほうが今後もテスト・部分導入の傾向が強いことがわかった。
2015年01月09日産業技術総合研究所(産総研)は1月7日、脳損傷で失われた運動機能を肩代わりする脳の変化を解明したと発表した。同成果は、産総研ヒューマンライフテクノロジー研究部門システム脳科学研究グループの村田弓 研究員、肥後範行 主任研究員と理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの林拓也 ユニットリーダー、尾上浩隆 グループディレクターらが、自然科学研究機構生理学研究所の西村幸男 准教授、伊佐正 教授、京都大学霊長類研究所の大石高生 准教授、浜松ホトニクス 中央研究所の塚田秀夫センター長らと協力して得られたもの。1月7日付の米科学誌「Journal of Neuroscience」オンライン版に掲載された。今回、モデル動物の大脳皮質運動野で手の運動機能を担う領域に損傷を作成後、リハビリによる運動機能の回復過程での脳活動の変化を調べた。指先でものをつまむといった動作はヒトと一部の動物のみが持つ高度な運動機能で、手の運動機能を担う領域が損傷すると回復は不可能と考えられていたが、リハビリの結果、約1カ月後に運動機能が回復した。これは、リハビリの回復過程で損傷した領域の機能を補うために脳に何らかの変化が生じたためと考えられた。同研究グループが陽電子放出断層撮影(PET)を用いて、動作が回復した直後の脳の変化を調べたところ、損傷した領域の活動は減少していたが、損傷前よりも活動が上昇した脳領域が複数認められた。また、損傷後数カ月経過した回復の安定期の脳活動を調べたところ、損傷近くの領域で活動の変化が見られた。さらに、この脳の変化が機能回復に貢献しているかどうかを検証するために、回復直後と回復安定期に、変化が認められた領域の活動を薬剤によってブロックした。その結果、手の運動障害が再発したことから、これらの領域の脳活動の変化が、損傷した手の運動機能を担う領域を肩代わりしていることが確認された。同研究グループは「今回の研究成果は、脳機能のメカニズムに基づいた新しいリハビリであるニューロリハビリテーションを構築する上で鍵となる」とコメントしている。
2015年01月08日産業技術総合研究所(産総研)は12月16日、LSIの3D積層技術の実現に向けて、新たな多結晶膜形成技術を開発し、N型多結晶ゲルマニウム(Ge)トランジスタの性能を大幅に改善したと発表した。同成果は、同所 ナノエレクトロニクス研究部門 新材料・機能インテグレーショングループの森貴洋研究員らによるもの。詳細は、12月15~17日に米国サンフランシスコで開催される国際会議「2014 International Electron Devices Meeting(IEDM2014)」にて発表される。多結晶Geは、広く用いられている多結晶シリコン(Si)に比べ、より低温(500℃以下)で形成できる。そのため、熱的ダメージを与えずに集積回路上にCMOS回路を直接積層でき、3D-LSIの要素技術として有望である。さらに、Ge中の電子や正孔の移動度はSiよりも高いため、高速動作や低電圧動作が期待される。一方で、集積回路動作にはN型とP型のトランジスタが必要で、多結晶GeのP型トランジスタではすでに通常の単結晶Siトランジスタに迫る十分な性能が得られている。しかし、N型トランジスタの電流駆動力は通常のSiトランジスタよりも1桁以上低いという問題があった。今回開発した技術では、電流駆動力を従来の約10倍に増大できたため、多結晶Ge集積回路の動作速度が実用レベルになると期待され、3D-LSIの実現に貢献することが考えられるとコメントしている。
2014年12月18日産業技術総合研究所(産総研)は12月15日、立体型トランジスタ(フィンFET)の低周波ノイズをこれまでの最小レベルに低減する技術を開発したと発表した。同成果は、同所 ナノエレクトロニクス研究部門 シリコンナノデバイスグループの松川貴上級主任研究員、昌原明植研究グループ長らによるもの。詳細は、12月15~17日に米国サンフランシスコで開催される国際会議「2014 International Electron Devices Meeting(IEDM 2014)」にて発表される。トランジスタの低周波ノイズはフリッカノイズとしても知られ、トランジスタの面積に反比例して増加するため、アナログ集積回路の縮小の妨げになっていた。また、寸法を小さくすることにより性能が向上したトランジスタをアナログ集積回路で活用する際の障害になっていた。今回、均質な状態が得られる非晶質金属ゲートを導入したフィンFETにおいて低周波ノイズを従来技術の約1/5へ低減することに成功した。同技術により、アナログ集積回路の低コスト化につながるチップサイズ縮小と高性能化が期待できるとコメントしている。
2014年12月17日MM総研は11日、「ITデジタル家電購入意向調査(2014年冬ボーナス商戦編)」の結果を発表した。ボーナスの使い道として商品・サービスの購入を挙げた人においては、昨冬よりIT・デジタル家電製品の購入意向が増加した。調査の対象は、インターネットアンケートサービス「NTT コム リサーチ」の会員モニターで、全国の20歳以上の就業者1,115人。冬のボーナスの増減を調査したところ、「横ばい(昨年と変わらない)」と答えた人が45.1%で最も多かった。「前年比1%増~9%増」から「前年比50%増以上」と回答した人は合わせて13.7%で、昨冬の調査時の8.7%から5ポイントの上昇を見せた。対して今冬のボーナスが「前年比1%減~9%減」から「前年比50%減以上」と回答した人は合わせて8.7%だった。今冬のボーナスで購買意欲が「大変上がった」「やや上がった」と回答したのは合わせて13.2%で、「変わらない」と回答したのは65%、「大変下がった」「やや下がった」と回答したのは合わせて21.8%。購買意欲が「下がった」人の方が「上がった」人より多かった。今冬は大手企業を中心にボーナスの増額に踏み切る企業が増加した一方で、2014年4月の消費税増税や円安に伴う物価上昇などの影響から購買意欲は足踏み状態にある、とMM総研は分析している。今冬のボーナスの使い道を調査したところ、「貯蓄・運用」が最も多く59.1%、続いて多かったのは「商品・サービスの購入」をすると回答した人で37.3%であった。「商品・サービスの購入」をすると回答した人に、購入商品の分野を尋ねたところ、ノートパソコンや薄型テレビ、スマートフォンなどを含む「IT・デジタル家電」と回答したのが35.3%で、昨冬の33%から2.3ポイント増えた。「IT・デジタル家電」の項目ごとに購入意向を調べたところ、薄型テレビが最も多く9.7%。薄型テレビは昨冬の5.2%から4.5ポイント伸びた。薄型テレビの購入意向を示した29人のうち、20人が「4Kテレビ」を購入する意向を示しており、国内大手テレビメーカーの4Kテレビ製品が出揃って比較検討しやすくなった点、1インチあたりの価格が低下した点が影響している、とMM総研は見ている。薄型テレビに続くのは、ノートパソコンが9%、スマートフォンが8.3%。ノートパソコンは昨冬の6.8%から2.2ポイント、スマートフォンは昨冬の6.1%から2.2ポイント増加した。
2014年12月12日産業技術総合研究所(産総研)は11月11日、貴金属と酸化物が接合したナノ粒子の生成技術を開発したと発表した。同成果は、同所 ナノシステム研究部門 フィジカルナノプロセスグループの古賀健司主任研究員、先進製造プロセス研究部門 加工基礎研究グループの平澤誠一主任研究員らによるもの。詳細は、英国物理学出版局(IOP Publishing)の学術誌「Materials Research Express」のオンライン版に掲載された。貴金属と卑金属で構成される合金のナノ粒子を酸化させると、卑金属成分のみが酸化されることによって、貴金属と酸化物の分離が起こる。この際、一方向に酸化物の成長を促すことによって、酸化物ナノ粒子の一部に貴金属が接合した粒子が生成されることを、貴金属と酸化ニッケル(NiO)をモデルとして今回実証した。同技術によって、ナノスケールの貴金属と酸化物の接合が、複雑な化学プロセスを使用することなく可能になるという。今後、研究グループでは、より多くの種類の酸化物と貴金属が接合したナノ粒子の生成を行い、酸化現象のより深い理解を目指す。また、半導体酸化物と貴金属が接合したナノ粒子については、ガスセンサや触媒特性などの評価も行う予定であるとコメントしている。
2014年11月12日産業技術総合研究所(産総研)とニコンは11月10日、目盛り誤差1nm以下のリニアエンコーダを開発したと発表した。同成果は産総研 計測標準研究部門 長さ計測科 ナノスケール標準研究室の堀泰明 主任研究員、権太聡 研究室長、同長さ標準研究室の尾藤洋一 研究室長とニコンによる共同研究によるもので、11月9日~14日まで米ボストンで開催されている「29th Annual Meeting of the American Society for Precision Engineering (ASPE)」で発表される。リニアエンコーダは、1nm以下の高分解能の「ものさし」であり、表面に刻線のある基板と読取り装置との組み合わせで、長さや位置を非常に正確に測定できる。表面に刻線のある基板には数μm~数十µmの間隔で凹凸の刻線があり、その間隔を読取り、さらに電気的に等間隔に分割することで高分解能の目盛を得ている。これらの目盛は等間隔に並んでいるが、微視的には歪みが生じているため、これまでナノメートルオーダーの誤差は避けられなかった。今回、ニコンが開発した独自の目盛読取り方式による誤差低減技術と、産総研が開発したレーザー干渉を利用した正確な目盛の誤差の評価技術とを組み合わせることによって、1nm以下の誤差を実現した。同技術は今後、半導体素子や光学素子の加工精度の向上への貢献が期待されるという。
2014年11月10日ICT総研が4日に発表した、「2014年度 モバイルニュースアプリ利用動向」に関する調査結果によると、利用率1位は「Yahoo!ニュース」、2位は「Gunosy」、3位は「SmartNews」だった。同社は、PCやスマートフォンのYahoo!ポータルサイトを利用しているユーザーは、5,000万人以上いるため当然の結果であると分析している。同調査結果によると、モバイルニュースアプリの利用者数は、年々増加しており、2012年度末には303万人だったが2013年度末には1,294万人に上った。今後も増加傾向は続き、2014年度末には2,242万人、2015年度末には3,286万人まで増加すると見込まれている。同社が2014年10月に行ったアンケート調査では、4,294人のアンケート対象者のうち41.9%が「1年以内にニュースアプリを利用したことがある」と回答。アプリ別で、最も利用率が高かったのは「Yahoo!ニュース」で31.7%、続いて「Gunosy」で7.3%、3番目は「SmartNews」で6.8%だった。また、主要ニュースアプリの満足度調査も実施。1位は「SmartNews」で77.7ポイント、2位は「Flipboard」で77.3ポイント、3位は「Yahoo!ニュース BUSINESS」で76.7ポイントと、利用率とは違った結果となった。満足度1位となった「SmartNews」について、同社は、電波の悪い場所でも記事を読める「Smartモード」など、スマートフォンに最適化されたユーザーインターフェースが理由だと分析している。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年11月05日MM総研は11月4日、国内クラウドサービスの市場規模・予測と需要動向に関する調査結果を発表した。これによると、2013年度の国内クラウド市場は前年度比22.6%増の6,257億円となり、2015年度には1兆円を超え、2018年度には2013年度比2.9倍の1兆8,081億円に達すると予測されている。パブリッククラウド(SaaSおよびIaaS/PaaS)の市場は2013年度1,869億円で前年度比34.2%増となった。同社は、IaaS/PaaSの急成長を背景に、パブリッククラウドは2018年度まで年平均21.2%で成長し、2013年度比2.6倍の4,882億円に達すると予測している。プライベートクラウド(ホステッド、オンプレミスおよびコミュニティ)は2013年度4,388億円で前年度比18.3%増となった。コミュニティクラウドやホステッド・プライベートクラウドの拡大により2017年度に1兆円を超え、2018年度には2013年度比3.0倍の1兆3,199億円になると予測されている。クラウド市場におけるプライベートクラウドの比率は2013年度70.1%を占めるが、2018年度には73.0%と緩やかにシェアを高め、引き続きクラウド市場を牽引する傾向が見られるという。新規システム構築時にクラウドの活用検討する法人ユーザーは、2013年調査時の69.1%から78.1%へ9ポイント増加し、「クラウドファースト」が浸透してきていることが鮮明になった。原則的にプライベートクラウドやパブリッククラウドを利用する割合は40.5%(2013年調査時35.0%)、クラウドを検討に入れる割合は37.6%(同34.1%)となった。同社は今後、非クラウド環境のオンプレミス型もクラウドのメリットを積極的に勘案してクラウド側へシステムを移行していく企業が増加すると推測される。また、パブリッククラウドを利用しない企業の理由は「情報漏洩などのセキュリティが心配」が最も多く3割を超え、セキュリティへの不安が利用障壁となっていることがわかった。次いで「運用コストが高くなってしまう」、「既存システムとの一体的な運用が難しい」と続き、運用面の不安が上位を占めた。パブリッククラウドのIaaS/PaaSを利用・検討している法人ユーザー(n=701)が選ぶサービスは「Amazon Web Services」が33.7%と最も多く、3社に1社に上ることが明らかになった。ホステッド・プライベートクラウド(n=695)では「Bizホスティング Enterprise Cloud」(NTTコミュニケーションズ)が19.0%と最も多く、Amazon、NTTコミュニケーションズ共に2013年調査時の利用・検討率を大きく上回る結果となった。また、オンプレミス・プライベートクラウドの構築サービスを利用・検討している法人ユーザー(n=659)では、ベンダーとして「IBM」(18.7%)が最も多く挙げられた。
2014年11月04日産業技術総合研究所(産総研)は10月27日、反強磁性体と呼ばれる外部に磁力を出さない磁性材料を用いて、圧力により磁性を制御して室温で吸熱・放熱を制御する技術を開発し、さらに、反強磁性に固有の性質が熱変化を増大することを発見したと発表した。同成果は、同所 グリーン磁性材料研究センター 材料解析・開発チームの藤田麻哉研究チーム長によるもの。東北大学 工学研究科の松波大地大学院生、狩野みか博士研究員、名古屋大学 工学研究科の竹中康司教授らと共同で行われた。詳細は、英国科学誌「Nature Materials」オンライン版に掲載された。磁気による熱変化(磁気熱量効果)を用いたノンフロン・省エネルギーの磁気冷凍技術が期待されていたが、磁気の乱れ(エントロピー)の変化による吸熱・放熱を利用するので、これまではNS極をもつ強磁性体という材料に磁場をかける方式に限られていた。今回、磁場の替わりに圧力を使って、磁極のない反磁性体から熱変化が得られた。具体的には、反強磁性状態のMn3GaN(窒化マンガン・ガリウム)に小型油圧機器で発生可能な100MPa程度の圧力をかけたところ、常磁性体に変化し大きな吸熱、すなわち冷熱の発生が確認された。また、Mn3GaNでは、反強磁性体の特徴である磁気構造と原子構造の不整合(フラストレーション)が生じるが、これが相転移に伴う吸熱・放熱の発生量を増幅していることを発見したという。今後は、圧力熱量効果を効果的に利用できるデバイスのデザインを構築していく。特に、環境にやさしい磁気冷凍へ応用する際、精密電子機器に隣接した用途など磁場以外の利用が好ましい場合に対応できるように、強磁性磁気冷凍と相補的な利用を検討していく予定とコメントしている。
2014年10月28日産業技術総合研究所(産総研)は10月15日、微弱な生体透過光を効率よく測定して、血中成分を分析できる分光装置の試作機を完成させたと発表した。同研究は産総研 電子光技術研究部門 光センシンググループの古川祐光 主任研究員によるもので、10月15日から17日までパシフィコ横浜で開催されるインターオプト2014で詳細が発表される。この装置は、近赤外光を高感度で高速に分光分析することが可能で、持ち運びが容易なことが特徴。生体を透過した微弱な光の連続的な変動をとらえることができるため、血中に含まれる脂質を、採血することなくリアルタイムでモニタリングすることができるという。家庭や職場で日常のカロリー管理ができ、メタボリックシンドロームの予防などのほか、さまざまな疾患と関連する物質の無侵襲モニタリングへの展開も期待される。今後、共同研究先企業から来年度の市場への投入を目指すとのことで、分光分析のアルゴリズムを改良して、さまざまな血中成分の無侵襲測定を実施していく予定となっている。
2014年10月16日TSIグループのショッピングサイト「セレクソニック(SELECSONIC)」が10月10日、「ミックスドットトウキョウ(MIX.Tokyo)」としてリニューアルオープンする。セレクソニックは2006年オープン時より、「ナチュラルビューティベーシック(NATURAL BEAUTY BASIC)」や「ジルスチュアート(JILLSTUART)」など人気ブランドのオフィシャルショッピングサイトとして展開しており、会員数は60万人を超える。今回のリニューアルは、“既存顧客のロイヤルカスタマー化”を目指すもの。パートナーである「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」「マガシーク(MAGASEEK)」との差別化を図る。新たなサイト・MIX.Tokyoでは、最低3%から購入実績に応じて最大10%までのショッピングポイント還元や、各ブランドのロイヤルカスタマー向け限定イベント、手持ちの服と気になるアイテムのサイズ比較などといったサービスが追加される。また、オープン日の10月10日から22日までの間、「トリプルMIXキャンペーン」を実施。「セレソニック」からの会員ログイン、または新規会員登録で300ポイントが付与され、期間中はショッピングポイント2倍、送料無料といったサービスが受けられる。
2014年10月09日産業技術総合研究所(産総研)は9月29日、ダイレクトウェハ化技術により、転位など欠陥の極めて少ない気相合成単結晶ダイヤモンドウェハを作製できる低欠陥コピー技術を実証したと発表した。同成果は、同所 ユビキタスエネルギー研究部門 ダイヤモンドデバイス化研究グループの杢野由明研究グループ長、加藤有香子主任研究員、鹿田真一総括研究主幹らによるもの。詳細は、アメリカ物理学会誌「Applied Physics Letters」のオンライン版に掲載された。今回、ダイレクトウェハ化の種基板として、欠陥の極めて少ない基板を用いるとともに、このような基板に対応した結晶成長技術や基板表面処理技術を開発することにより、従来より一桁以上低い転位密度400個cm-2の単結晶ダイヤモンドウェハを作製したという。これにより、ダイヤモンドのパワーエレクトロニクス用材料としての可能性が示され、究極の材料特性をもつパワーデバイスによる省エネルギー社会の実現へ道を拓くことが期待されるとコメントしている。
2014年10月01日トレンド総研は9月26日、「スマートフォン端末の使用実態」に関する調査をおこない、その結果を発表した。トレンド総研が今回行った調査では、スマートフォンの画面が割れてしまっている人たちを"割れスマ族"とし、経験者のスマートフォン端末の使用実態を明らかにした上で、スマートフォンの保証制度に着目。9月5日~9日の5日間、事前調査において「スマートフォンの画面が割れた経験がある」と回答した20~49歳のスマートフォンユーザー男女500名を対象に調査を行った結果をまとめた。現在使用しているスマートフォンの端末の状態についてたずねたところ、「バッテリーの持ちが悪い(38%)」「本体に細かい傷がついている(30%)」といった回答があった。また、「ディスプレイに細かい傷がついている(17%)」「ディスプレイにひびが入っている(14%)」といった回答もあり、画面(ディスプレイ)に関する不満が並ぶ結果となった。画面以外でも「本体に大きな傷がついている(もしくは、割れた状態である)」という状態の人も1割程度いる結果が出た。「現在のスマートフォンの継続使用年数」についての回答は、「1年以上2年未満(34%)」が最多となり、多くの人が「2年縛り」と呼ばれる契約でスマートフォンを購入していることが想定。これを裏付る調査結果として「金銭面や現状の契約内容などの制約条件がなかったとしたら、スマートフォンの端末を変えたい」と感じている人は66%と、約7割が回答している。また、画面が割れてしまうなどの破損に備えて、通信キャリア、もしくは、メーカーの保証プランに加入しているかどうかについても調査も行なった。これによると、通信キャリア・端末メーカー双方の、有償・無償保証プランいずれに関しても、加入している人は3割程度に留まり、「各保証プランに加入しているかどうかすら把握していない」という人も2割程度いた。トレンド総研では、調査結果からは、スマートフォンユーザーの多くが、傷やひび割れといった端末の状態に不満を持ちつつも、そのまま使用している「割れスマ族」であるという実態が明らかになり、その主な原因としては「2年縛り」の契約や修理代金の高さがあげられると分析している。
2014年09月29日産業技術総合研究所(産総研)は9月25日、銅板にスズメッキを施して製品化されている自動車ワイヤハーネス用コネクタの小型・軽量化のための評価装置を開発したと発表した。同成果は、同所 ナノシステム研究部門 ナノ光電子応用研究グループの清水哲夫主任研究員によるもの。矢崎総業と共同で行われた。詳細は、10月12~15日(現地時間)に米国・ニューオーリンズで開催される電気接点に関する国際会議「60th IEEE HOLM Conference on Electrical Contacts」にて発表される。同装置は、走査型電子顕微鏡中で金属同士の接触を観察しながらコネクタの接触荷重と電気抵抗を計測できる。同装置で作製した圧痕では、表面の酸化スズ膜が割れて、その割れ目から下地のスズが入り込んで良好な電気接点を形成していることが確認できたという。この今回の電気接点に関する評価装置や計測結果は、信頼性や小型・軽量化が求められる自動車ワイヤハーネス用コネクタの評価や製品設計の新たな指針に貢献することが期待されるとコメントしている。
2014年09月29日MM総研は9月25日、情報システムの防衛対策で先行している米国企業と日本企業の合計600社を対象に実施した情報セキュリティ対策の実態に関する調査の結果を発表した。同調査は、従業員数1,000名以上の日本企業300法人、米国企業300法人のセキュリティ担当者にアンケート回答を求め、情報セキュリティ被害の状況や対策状況を分析したもの。その結果、米国企業では2012年度から2013年度にかけて、ほとんどの主要な手口による被害が減少傾向にあることが明らかになった。例えば、「なりすましによる被害」が12年度10億2,100万円から13年度2億8,200万円、「ウィルス感染による被害」が11億7,100万円から5億2,100万円、「標的型攻撃による被害」が6億1,900万円から4億300万円に減少している。また、「手口はわからない被害」を合わせた平均被害額の合計は、12年度の197億7,900万円から13年度99億6,500万円に激減している。これに対し、日本企業では、「なりすましによる被害」が12年度10億9,900万円から13年度26億4,600万円、「ウィルス感染による被害」が11億700万円から23億600万円、「標的型攻撃による被害」が12億9,500万円から22億7,100万円に増加している。また、「手口はわからない被害」を合わせた平均被害額の合計は、12年度の106億3,600万円から13年度195億800万円に激増している。続けて、過去2年間の日米企業の1社当たりの情報セキュリティ対策投資額と今年度計画を調べたところ、日本は米国より相対的に少なく、2年遅れの水準にあることがわかったという。日米ともに投資額を毎年増やしているが、2014年度の日本企業の情報セキュリティ投資額は23億6,400万円で、米国企業の32億9,400万円より約3割少なく、米国の2年前の水準に相当する。同社によると、米国では専門家のコンサルティングサービスを利用する企業が日本の約2倍の51.0%に達しており、今後、日本企業でも情報セキュリティに関するコンサルティングなどのプロフェッショナルサービスを効果的に活用するニーズが浮上する可能性があると指摘している。
2014年09月26日(画像はプレスリリースより)『木下ココ』さんのこだわりとアイデアが詰まった、腕時計アイテム限定発売!株式会社ウエニ貿易の エンジェルハートは、イメージキャラクターで起用されている、人気の高いモデルの『木下ココ』さんとのコラボによるウォッチアイテムを8月20日から限定で発売する。この限定アイテムは、【大人になっても、利用できる】をキーワードとして、木下ココさんがアイデアをだして、多くのことにこだわって誕生した、お洒落な腕時計アイテムだ。木下ココさんは1982年生まれで、美人百花やSweetなど多くの雑誌で活躍している人気のモデルで、さらに優れた創造的センスを活(い)かして、木下ココさん自身のコスメブランドを扱っている。木下ココさんがこだわったアイテムの特徴は?アイテムには木下ココさんのこだわりがいっぱい取り入れられている。木下ココさんのサインとともに、サテン地によるアイボリーのクッションとあわせた大人の雰囲気を感じさせる【限定ボックス】も、ココさんのこだわりの一つという。また簡素な文字盤や、しなやかでスリムなブレス、長方形のフェイスなど多くのこだわりがいっぱい詰まっている、大人になっても利用できるエレガントなアイテムに仕上げられている。そしてアイテムのカラーは【ピンクゴールド】【ホワイト】【ブラック】【レッド】など全部で5色が用意されており、さらに木下ココさんの【ココ】イコール【55】として、カラーウォッチアイテムを各カラー【550本】ずつ限定発売される。気になる方は店舗へ足を運んでみよう。【参考】・株式会社ウエニ貿易 プレスリリース(アットプレスニュース)・株式会社ウエニ貿易 エンジェルハート・木下ココのオフィシャルブログ
2014年08月21日富士キメラ総研は、報告書「2014年 エレクトロニクス高分子材料の現状と将来展望」の一部を公表した。同社は、エレクトロニクス製品向け部材の世界市場を調査し、その部材で使用される高分子材料などの素材の動向を分析している。報告書では、半導体、実装、LCD、OLED、タッチパネル、LED、太陽電池、バッテリー関連向けの部材を対象に、市場トレンド、用途動向、企業動向などのマーケット情報に加え、使用される素材や技術動向について明らかにしている。また、部材向け素材、次世代注目素材の現状と今後の動向もまとめられている。発表によると、2017年の世界市場予測では、PMMAなどを素材とする偏光板保護フィルムは2014年以降も採用が増加するとみられ、2017年には2013年比10.5倍の168億円と予測されている。また、ITO以外を素材とする透明導電性フィルムは、同5.9倍の2127億円。特に金属メッシュフィルムは堅調な拡大を続けることで市場をけん引し、2017年にはITO以外を素材とする市場の9割を占めると予測している。同社が挙げる注目素材の現状と動向は以下のとおり。詳細は、「2014年 エレクトロニクス高分子材料の現状と将来展望」にまとめられている。価格は9万7000円(税別)。
2014年04月17日産業技術総合研究所(産総研)と大阪大学は10月21日、半導体ダイオードの性能を上回る、ナノサイズの磁石を用いたスピントルクダイオードを開発したと発表した。同成果は、大阪大学 基礎工学研究科の三輪真嗣助教、石橋翔太氏(当時:博士前期課程2年)、鈴木義茂教授、冨田博之博士研究員、田村英一特任教授、安東健氏(当時:博士前期課程2年)、水落憲和准教授らによるもの。産総研 ナノスピントロニクス研究センターの野崎隆行主任研究員、猿谷武史氏(現:キヤノンアネルバ)、久保田均研究チーム長、薬師寺啓主任研究員、谷口知大研究員、今村裕志研究チーム長、福島章雄副研究センター長、湯浅新治研究センター長と共同で行われた。詳細は、英国科学雑誌「Nature Materials」のオンライン速報版に掲載された。電子の持つ磁石の性質であるスピンを利用するスピントロニクスの実用化に向けた研究開発が活発に行われている。HDDの読み取りヘッドでは、磁石の磁極の向きにより抵抗値が変化するトンネル磁気抵抗効果がすでに利用されている。また、磁石の磁極が有する不揮発性を利用したMRAMも実現しており、既存の半導体RAMを置き換えるために高密度化に向けて開発が進められている。このような背景から、磁性素子はポストCMOS素子として期待されている。しかし、既存のダイオードやトランジスタといった半導体素子の性能指数を上回る磁性素子は実現していない。研究グループは2005年に、磁気抵抗効果と磁極の首振り運動を利用したスピントルクダイオード効果を発見した。スピントルクダイオードは従来の半導体ダイオードと原理が異なり、携帯電話などで広く用いられるマイクロ波の検出機能(ダイオード効果)において半導体ダイオードを上回る可能性があると期待されたが、発見当時の性能指数は感度3800V/Wと半導体ダイオードを下回るものだった。今回、スピントルクダイオードの性能を向上させ、半導体ダイオードの約3倍のダイオード感度1万2000V/Wを実証したのに加え、素子の小型化により、S/N比のさらに向上させた。半導体ダイオードでは、流す電流の向きにより空間電荷層と呼ばれる電流が流れにくい層の厚さが変化し、負方向よりも正方向で電流が流れにくくなる。このため、交流電流を流すと正味の直流電圧が生じる。このダイオード効果により、マイクロ波の検出が可能となる。しかし、半導体ダイオードの性能は動作温度により一意的に定まるため、性能向上は難しいとされている。スピントルクダイオードの仕組みとしては、磁気トンネル接合と呼ばれる薄い磁石を2枚張り合わせた素子に正電流を流すと、スピン注入効果により磁極の向きが反平行になるため、磁気抵抗効果により素子抵抗が増加して、半導体と同様に正方向では電流が流れにくくなる。逆に、負方向ではスピン注入効果により磁極の向きが平行になるため、抵抗は減少し電流が流れやすくなる。このように磁気トンネル接合は半導体と同様、ダイオード効果を有する。これをスピントルクダイオード効果と呼ぶ。今回の研究では、図3-1のように、ナノメートルサイズの厚さを持つ2枚の磁石(鉄ボロン合金、コバルト鉄ボロン合金)と酸化マグネシウム層からなる磁気トンネル接合素子を用いた。スピントルクダイオードの出力向上のためには、磁極の首振り運動の振れ幅を大きくする必要がある。そのための素子として素子形状を円形に設計し、鉄ボロン層の上に酸化マグネシウム層を配置した。図3-2は、4.8μAの交流電流を流した時のスピントルクダイオードの検出電圧。横軸は入力交流電流の周波数で、半導体ダイオードを上回る検出電圧を得た。図3-3は、検出電圧の直流電流に対する変化を示している。このように直流電流を加えることにより、検出電圧を大幅に増大させられることを発見した。さらに、その増大が磁極の首振運動の回転軸の傾き(一種の非線形効果)により説明できることを見出した。一般的に、磁気トンネル接合素子を小型化するとスピン注入効果が増すため、信号強度が増加するが、素子を小型化すると、磁極の安定性を低下させるため、雑音も増加する。研究グループは非線形効果のメカニズムを明らかにし、素子小型化に対する影響を詳細に解析した。その結果、素子の小型化により雑音以上に信号を増加できることを見い出した。これにより、S/N比において、半導体を大幅に上回るスピントルクダイオードの実現が可能なことが分かった。スピントルクダイオードは、高感度、小型、高速チューニング、低抵抗、周波数選択性などの特性のため、マイクロ波検出器として通信機器、ICタグや車載レーダなどへの応用が期待できる。また、HDDやMRAMに応用されているスピントロニクス素子の高周波エレクトロニクス分野への応用も加速するものと期待されるとコメントしている。
2013年10月22日女子なら誰だって、少しでも若く見られる方が嬉しいもの。でも、いくらメイクやファッションで若々しく装っていても、ココを見れば一発で年齢が分かってしまう! という場所があるのです。それは「首」と「手」。顔のスキンケアを頑張って美肌を保っていても、首にシワがあったり手が荒れていたりしては、一瞬で老けた印象を与えてしまいます。ケアを怠っていると、実年齢以上にみられてしまう危険も!手や首元は、顔と同じように、ほぼいつも露出している部分です。紫外線や乾燥の影響を大きく受けているにも関わらず、顔ほどケアに気をつかっていないという人がほとんどではないでしょうか。また、手や首は、非常に他人の目に触れやすい部分でもあります。ふとした動作の折に目に入る首元や手の甲が、その人の“印象年齢”を大きく左右することになります。日頃からしっかりケアを心がけ、スキのない若々しさを目指しましょう。■首にシワを作らないためのケア方法とは顔と首元とは同じ皮膚でつながっています。顔のスキンケアをするときは、同じケアを首元にも行いましょう。顔と同じように化粧水でしっかりと水分を与え、乳液やクリームで保湿を。日焼け止めも忘れずに塗るようにします。また、眠っているときの枕が高すぎると、首にシワができる原因になってしまいます。1日のうちほぼ3分の1は睡眠時間になりますが、このとき枕が高すぎると、顔の位置は長時間下を向いているのと同じことになり、首に横ジワの跡がつきやすくなるのです。首にシワを作らないためにも、良質な睡眠のためにも、枕は自分に合った高さであることが大切です。たたんだバスタオルやブランケットを枕代わりにして、高さを調整するのもよいでしょう。それでも気になるときには、首のシワを解消するためのマッサージを試してみましょう。まず、耳の下の少しくぼんでいる部分を指で軽く押します。そこから鎖骨へ向けて、指全体を使ってなで下ろします。リンパとともに老廃物を流すようなイメージで。マッサージのときは滑りをよくするためにもクリームなどの使用をおすすめします。■手のうるおいを保ち続ける方法とはハンドケアというと、ほとんどの人がハンドクリームを使用しているのではないでしょうか。でも、手も顔と同じ。直接クリームを塗るのではなく、その前に化粧水でしっかり水分を補給してあげましょう。できれば化粧水、乳液、とケアをして、そのあとにクリームで蓋をすればベストです。手のシワや乾燥が気になるときは、夜寝るときに、クリームを塗った手にコットンの手袋をつけてみてください。パック効果で、翌朝にはふっくらもちもちの手に!手にクリームを塗るときにマッサージをプラスすると、さらにうるおいがアップします。クリームを手全体に伸ばしてから、指と指の間をもう片方の親指で押し、もみほぐしていきます。指も一本ずつ根元から指先にむかってさすり上げ、爪の横部分は少し強めに押さえます。手の甲は円を描くようにしてクリームをもみこみ、しっかりうるおいをキープさせましょう。保湿だけでなく、リラックス効果も高いハンドマッサージ。隙間時間にぜひ取り入れてみてください。
2013年04月17日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくです。男性が女性に惚れるには、2ステップあります。まずは「出会いと第一印象」これがないと恋愛は始まりません。次に「つきあう過程」。これは、男性が惚れていき「深み」にはまることです。出会いは直感的なものですから、一目惚れなどは「本当の愛ではない」という人もいますが、大抵出会いの直感は当たります。また、出会ったときはイマイチだと思ったけれど、付き合う過程で好きになっていくというパターンもあります。それでも、第一印象がすごくいい女性に出会うと、男性はそちらにいってしまいがちです。「出会いの第一印象で惚れさせて、さらに付き合っていく過程でも惚れさせる」好きな人のONLY ONEになりたいなら、できれば両方を目指したいですよね。この2ステップを踏まえて、男性が女性に惚れるポイントを紹介します。<出会い>(第一印象)1. ルックスが好み顔や体型などのルックスは、根本的には変えられません。でも、カバーすることはできます。顔は、ヘアスタイル、化粧、表情で魅力的に見せることができます。体型は、ファッションや姿勢に気を使うことでカバーしましょう。中長期的にはダイエットやトレーニングも効果的です。極端ですが、整形するという方法もあります。2. なんだか、いけそうな気がする「このコは自分に気があるかも」と思えると男性は気になります。さらに、キスやSEXができそうな【隙】があると、アプローチしたくなるのです。【隙】は【好き】に通じます。ただし、「誰とでもOK」という雰囲気はNG! 「オレだけ特別」だと男性に感じさせることが重要です。3. 放って置けない思わず心配してしまう女性、僕がいないとダメかもという幻想を抱かせる女性は、やっぱり大事にしたくなります。男性は根本的に、女性の役に立ちたいヒーロー願望があるのです。4. 食べ物の趣味があう「この人と一緒にゴハンを食べに行きたい」と思わせることが大切です。デートに食事はつきものですし、食の楽しみを共有できるということは、幸せを共有できることに繋がります。5. フィット感が高い趣味が同じで楽しそうだとか、一緒にいたら快適だろうな、気持ちいいだろうなと思わせる何かがあると、男性はその女性に強く惹かれます。<お付き合い>(条件とのマッチング)6. 育った環境が近い長く本気で付き合おうと思うと、価値観が近いことが重要になってきます。価値観は、家柄や生活レベル、学歴、家族構成などから構成される部分が大きいので、これまで育ってきた環境が近い者同士のほうがうまくいきやすいのです。7. SEXがあう体の相性がいいと、別れられない大きな要因になります。8. 「自分だけ」というスペシャル感がある一般的な価値が高いにも関わらず自分だけにその価値を提供してくれる安心感、これに男性は弱いです。たとえば、手の込んだ料理を自分にだけつくってくれたり、自分にだけ素顔を見せてくれたり。自分にしかできない「何か」があると、それは「恋愛の秘密兵器」になります。9. 金銭感覚があうこれがあわないと、付き合いが続きません。食事をするレストランを選ぶにも、デートする場所を選ぶにも、旅行にも、生活にも、すべてに影響してきます。10. 一緒にいて安心できるフィーリングがあう、ということを大切にしている人は男女ともに多いですよね。一緒にいてホッとできる女性、安らげる女性とは離れたくないものです。男性が女性に惚れるポイントには、努力して変えられるものと、そうでないものがあります。それを見極めて、自分を大切にしてくれる、相性のいいパートナーを見つけてください。(えりっく)
2013年02月19日東京という街は進化が速くて、「あれ、ここ昔何だったっけ?」なんてことがよくあります。忘れるより早く移ろいゆくのです。東京のココ、昔はこんなだった! をさかのぼって調べてみました。■歌舞伎町はすっぽり沼地でした今は世界に知られた、ネオン輝く歓楽街・歌舞伎町ですが、元からこんな歓楽街だったわけではありません。江戸時代には、その東側、現在でも十二杜(じゅうにそう)通りという名前が残っていますが、その十二杜は低湿地帯でした。ここにはなんと2つの池があり、滝まである景勝地だったのです。明治になると、現在の歌舞伎町には元長崎藩主大村家のお屋敷がありました。広大な土地で、「大村の森」と呼ばれる沼地が広がっていたのです。この沼は鴨場(鴨の狩猟を行う場所のこと)になっていました。この沼地が埋め立てられたのは1893年(明治26年)の淀橋浄水場建設のときです(残土処理として)。また歌舞伎町と命名されたのは1948年(昭和23年)のことです。■秋葉原は壮大な原っぱでした今や「世界の秋葉原」ですが、江戸時代にはその名前のとおり、広大な「原っぱ」が広がっていました。というのは、現在の佐久間町界隈は、木材、薪の集積場所で、火がつくと大変に危ない場所だったからです。1869年(明治2年)には大火事が起きて、一面焼け野原になってしまいました。翌年、明治天皇の勅命によって約9,000坪(約3万平方メートル)の火除(ひよけ)地が設けられ、鎮火の神様を祭った「秋葉神社」(あきばじんじゃ)を建立しました。つまり「秋葉っ原」(あきばっぱら)だったわけです。1888年(明治21年)に貨物駅の秋葉原駅ができ、神田川につながる掘割が造られてから「物流拠点」としての秋葉原が始まります。現在につながる電気街の基礎となったのは戦後からです。■吉原は値段が高く高嶺の花なので……江戸は世界に冠たる百万都市でしたが、男女比率は一番ヒドイときで64:36で男性の方が多かったといわれます。つまり男1.8人に女1人の割合。これでは男性があぶれます。というわけで、娼館ができるのです。といっても吉原は値段が高いし、高嶺の花なので庶民的ではありません。さっさとできて……という場所が作られたのです。それが「岡場所」といわれるところです。江戸にはまず4つの岡場所がありました。品川、内藤新宿、板橋、千住です。「内藤新宿」というのはなじみのない呼び方でしょう。現在の新宿1丁目-3丁目界隈になります。当時は私娼がたくさんいて大繁盛していたそうです。現在の発展ぶりに通じるものがありますね。■犬を飼育するには土地がいる!悪法として名高い「生類憐みの令」ですが、5代将軍・徳川綱吉が1687年(貞享4年)に出したこの法律は江戸の町にも大きな影響を与えました。保護した犬を入れておく広大な場所が必要になったからです。「お囲い」と呼ばれる犬の収容施設が、大久保、四谷、中野に造られました。当時は土地の接収が容易だったのでしょう、中野には特に巨大な「お囲い」がありました。犬が増えるにつれて規模は大きくなり、現在の中野四丁目、JR中野駅東側など、5つのエリアに、計約29万坪もの「ドッグパーク」ができたのです。最盛期には10万匹余りの犬がいたのではないかといわれています。ちなみに綱吉の死後、これら「犬屋敷」は解体され、跡地が桃畑に転用されたとのこと。*……中野区教育委員会の資料に記述があります。■日比谷公園は元は入江!日比谷公園がある場所はそもそも埋め立て地です。江戸時代前は「日比谷入江」という「海っ端」だったのです。それが江戸初期の埋め立て工事で「日比谷」になりました。そして桜田御門前の譜代大名の並ぶ大名屋敷に。明治時代には大名屋敷を取りつぶして練兵場になりました。その後、ここに官公庁が建つ予定だったのですが、「地盤が軟弱である」として「公園」になりました。その理由で公園にするというのもいかがなものか、なのですが(笑)。(高橋モータース@dcp)
2013年01月29日ペット関連の物流・情報配信業を行っているペットオフィスは、同社が運営する「ペット総合研究所(ペット総研)」にて、キャットオーナーの男女1,188名を対象に、愛猫との生活にまつわる”夢と現実”についてアンケート調査を実施した。調査期間は10月3日から11月6日。「愛猫を迎える前、愛猫との生活について、思い描いていた夢を挙げるなら?」とたずねたところ、他を大きく引き離し、「たくさんスキンシップを取る」が82%で1位となった。この結果の背景には、猫の場合、基本的に一緒に過ごす場所が「室内」だからということがあると考えられる。一方で「一緒に散歩・旅行」を夢見る人も20.7%と少なからず見られた。また、「実際に愛猫と生活してみて、その夢は何%ぐらい実現しましたか?」と質問したところ、「100%」から「60%から70%」までの上位回答がほぼ横並びの割合という結果となり、合計すると、8割近いオーナーがおおむね夢が実現していると回答している。「実現度が100%」のエピソードでは「子猫の時に迎え入れ、成長日記のブログを作っています。成長を見守る親の気分です。毎年の年賀状に干支のコスチュームを着せるのが楽しみです」や、「メスのラブラドールとも仲良くなって、犬が外のハウスでほえると、玄関まで行って一緒にウーと威嚇するほどです。たまに庭で一緒に日なたぼっこしてます」などが寄せられた。反対に「実現度が10%程度」では、「亡くなった先代は穏やかな性格で一緒に寝たりしていましたが、新しく家族になった猫ちゃんは引っかく、かむ、暴れるで…(涙)」や、「いっしょに寝たかったが、母と寝てばかりいる」などがあげられている。また、「実際に愛猫と生活してみて、しつけについてはどのように感じましたか?」という質問では、「思ったよりも大変ではなかった」が42.6%。次いで「思ったより大変だった」が35.7%、「思ったとおり大変だった」が12.4%となり、しつけに関しての感想が二極化するという結果となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、今年度に就職活動を行った大学生・大学院生652名を対象に、「就職活動とソーシャルメディアの活用に関する調査」を実施した。調査期間は10月12日から10月15日。まず、2013年4月入社予定の大学生に、「就職活動において、ソーシャルメディアを活用したか」と尋ねたところ、「頻繁に活用した」と回答した人は13.2%、「活用した」と回答した人が22.1%。両者を併せて35.3%と、大学生の3人に1人以上がソーシャルメディアを就職活動に活用していたことが明らかになった。次に、実際にソーシャルメディアを就職活動に活用したという人に、「就職活動におけるソーシャルメディアを活用するメリット」を尋ねると、最も多くの人が「就職活動先の企業のことを知ることができる(61.7%)」と回答。続いて、「より早く情報を得ることができる(50.9%)」、「人間関係を広げることができる(47.0%)」、「ソーシャルメディア上でしか得られない情報がある」(39.1%)という結果となった。また、「就職活動において役立つと思うソーシャルメディア」を、実際にソーシャルメディアを就職活動に活用した人に聞くと、“就職活動特化型”のソーシャルメディアサービス「みん就(みんなの就職活動日記)(63.5%)」と、近年、頻繁に注目を集めている「Facebook(59.1%)」、「Twitter(50.0%)」が、その他の回答を大きく上回る結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日10月29日、ペット総研は「愛犬との生活の夢と現実」と題して、ドッグオーナー1,002名(女性669名、男声333名)を対象としたアンケート調査結果について発表した。実施期間は9月5日~10月2日。調査は、ドックオーナーが犬を飼うことについて、思い描いていた気持ちと現実とのギャップについて調査し、飼って良かった点や、思いとは違っていた点などを顕在化させるもの。調査結果を抜粋して紹介すると、「愛犬との生活について、思い描いていた夢」については、「楽しくお散歩する」が79.2%を占め、「一緒に旅行をする」が次いで32.5%、「ドッグランで遊ばせたり、ドッグスポーツをする」が、32.2%となっている。夢の実現率について、「100%かなった」というドッグオーナーは27.5%、「実現率80%~90%」と答えたオーナーは28.6%、「60%~70%」と答えたオーナーも23.3%にのぼり、それ以下は20.6%という「厳しい現実」となるケースも、少なくないことがわかった。ネガティブなケースを紹介すると、アウトドアアレルギーや先天性の病気など、愛犬の病気で実現できないというものや、臭いやしつけの問題、出費の問題などオーナーが直面している数々の問題が表面化されている。逆に、ポジティブなケースでは、「仕事から帰ると真っ先に出迎えてくれ、癒やされる」、「大事な家族の一員」、「番犬としても優秀」、「犬がきっかけで仲間ができた」など、愛犬自体に癒やされることはもちろん、オーナーの新たな人間関係の形成にも役立つこともあるようだ。その他、「オスとメスの違い」による良い点、予想と違っていた点などについてオーナーの声が紹介されている。詳細はペット総研のサイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日