2022年6月26日 18:10
ニキビ、黒ずみ、痒みも! “お尻”の肌トラブルの原因&解決法を医師が解説
炎症を起こした結果、黒ずみに。治療としてはハイドロキノンなどの美白剤を処方しますが、それはあくまでも対症療法。椅子の座り方など、生活習慣の改善も同時に行ってください」
ザラつき
「ザラつきの原因も摩擦で、摩擦が起こると肌を守ろうとして角質が厚くなり、それがザラつきに繋がる。治療としては、角質融解作用がある尿素配合クリームや、サリチル酸配合のワセリンを処方することが多いですね。だいたいはそれで改善していくんですが、痕が気になる場合は、肌の再生を促す治療“ダーマペン”によって肌の凸凹を改善させることも」
肛門周辺の違和感
「いわゆる“できもの”ができたり、湿疹が出たりした場合は、皮膚科で診ることができますが、肛門の内側の痒みや痛みといった違和感の場合は、肛門科に行くほうが診断は早いと思います。ちなみに肛門部分は、唇などと同じ粘膜なので、とてもデリケートな部位。トイレットペーパーを使う際には優しく丁寧にすると、トラブルの予防になります」
小林智子さん皮膚科専門医、医学博士、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター研究員。著書に『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』(WAVE出版)