爪メラノーマの見分け方。爪に黒い筋を見つけたら皮膚がんの可能性も
ペディキュアをしていなければ、自分の足の爪をじっくり見る機会はあまりないかもしれません。しかし、爪に黒い縦筋が入っていたら、メラノーマの可能性を疑う必要があります。
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メラノーマは皮膚がんの一種で、人体のあらゆる場所にあらわれます。発症してからの進行が早く、転移しやすい病気です。爪にできるメラノーマと、間違えやすいそのほかの症状との見分け方を紹介します。
爪メラノーマができる場所と見分け方
爪にできるタイプのメラノーマの多くは、足の親指にあらわれます。ほかの指の爪や、手の爪にもできるケースがあります。
間違えやすい爪の内出血(爪下出血)と比較してみましょう。
●爪下出血
・なにかに手や足をぶつけた、登山などつま先に負担がかかる運動をした
・色は黒、黒に近い焦げ茶
・シミか点、筋のような形
・爪が伸びると上に移動して消えていく
●爪メラノーマ
・突然あらわれる
・色は黒。爪のまわりの皮膚が黒ずんでいることもある
・はじめは細い直線の筋。幅が広がったり、伸びたりする。最後は爪全体が黒くなる
・黒い筋は移動しない
・爪の形が変形する
・全身に倦怠感や食欲不振、微熱、体重減少などが生じる