2024年4月19日 17:30
「女性AGA」の悩み深く…認知度の低さで治療にハードル、ウィッグ選ぶ人も…高齢出産や更年期はとくに注意
むしろ「そこに高いお金を出すのであれば、医療機関を受診してお薬を飲んでいただいたほうが効果は出やすい」と助言します。
医療機関での治療では、主に「スピロノラクトン」と「ミノキシジル」という2種類の薬が使われるとのこと。
「スピロノラクトンは男性ホルモンを抑えることで、抜け毛を予防するお薬です。そのうえで、休止期状態にある毛母細胞の活動を活性化させる効果のあるミノキシジルで発毛を促します。早い人で3~4ヵ月くらいで生えてきたり、髪にコシが出るなどの効果が期待できます」
薬と聞くと副作用も気になってきますが、心配はないのでしょうか。
「生理不順や乳房痛が表れる場合がありますが、稀です。量の調整などで副作用を抑えることもできますので、症状が出たときは医師に相談してください」
とはいえ、まず医療機関を受診したり、医師に相談したりすることすら、女性にとってはハードルが高いもの。実際、テレビなどではウィッグのCMが盛んに流れているように、治療よりもウィッグで解決することを選ぶ人は多いようです。
それだけ、女性AGAの認知度が低く、治療できることを知らない人、ためらう人が多いということでしょう。