2019年11月7日 15:50
「果物ジュースは死亡リスクあげる」は本当か、医師が危険性指摘
《フルーツジュースを飲む人は、死亡リスクが24%上がるーー》
先日、こんな驚きのデータがアメリカの研究機関から報告された。研究は、ハーバード大学の研究チームがアメリカの医療誌『JAMA(The Journal of the American Medical Association)』に発表したもので、甘い飲み物を摂取することと死亡リスクの関連性を1万3,440人の成人を対象に調査したという。
結果は、冒頭のとおり。さらに長期にわたる研究が必要とされるも、「フルーツジュースの摂取と死亡リスクに関連がある」という結論だった。
研究の対象となったフルーツジュースには、果汁100%のものも含まれる。果汁100%のジュースといえば、清涼飲料水などと比べて健康的というイメージが強いので、いささか意外なニュースだ。このことに関して、栄養やダイエットに詳しい、一般社団法人日本ダイエットスペシャリスト協会理事長で医学博士の永田孝行先生は次のように話す。
「たとえ果汁100%のジュースであっても、1日に何杯も飲んでいると糖分の取りすぎを招きます。
果物には果糖をはじめ、ブドウ糖、ショ糖などの糖分が含まれており、それはジュースに加工した場合も同様です」