2020年4月10日 11:00
「除菌」は医学用語でない…コロナ禍の“ニセ医学”見抜く術
を教えてくれた。
【1】除菌効果がある
「まず、ウイルスは細菌ではありませんから“除菌”ではウイルスを取り除くことになりません。また除菌という言葉もよく耳にしますが、医学用語ではないのです」(桑満先生・以下同)
【2】ウイルスを「死滅」させる
「ウイルスは生き物ではなく、物質に近いもの。わかりやすく『退治する』『やっつける』などと表現することはありますが、正しくは『不活性化』といいます。ウイルスを生き物と捉えて、もっともらしく説明するのが“ニセ医学”の特徴です」
【3】医師の奥さんが言っていた話だけど/○○さんから聞いた話だけど
「不確かな情報に惑わされる古典的なパターンですね。人づてに聞いたという情報は、出どころがあいまいなことが多く、ニセ情報の可能性大。誰が言ったかではなく、どういう根拠に基づいているかが大事なのです」
【4】ちゃんとしたデータがある
「その反対意見のデータもたくさんあるのが、医学の世界。数カ月前に出たばかりの新型コロナウイルスに対して、100%正しいと判断できるデータはまだ出ていません」
【5】医療関係者が実践している
「もっともらしく聞こえますが、命に関わる情報です。