2020年9月19日 11:00
「関節のひっかかり」を取り除く 腰と膝の10秒関節リセット
新型コロナや猛暑を避けるため「巣ごもり生活」が長引くなか、腰痛や膝の痛み、肩こり(肩の痛み)に悩む人が増えている。
「マッサージなどを受けても、すぐに痛みがぶり返すという声をよく聞きます。そもそも痛みやこりはマッサージやストレッチでは治りません。痛みやこりは関節の“ひっかかり”から生じます。それを治すと症状が改善しますよ」
そうアドバイスするのは、「痛みの9割がたちまち消える10秒関節リセット」(SBクリエイティブ)の著者で、フィジカルプロ治療院の羽原和則院長。数多くのアスリートの治療を手がけている羽原院長が注目しているのは「腰仙関節」のひっかかり。
腰仙関節とは、骨盤を構成する骨のひとつで、「第5腰椎」と「仙骨」の間にある関節で、小さいけれども動きが大きく、仙骨のいちばん上にあるため負荷がかかりやすいという。
「姿勢の悪さや生活習慣などが原因で関節がズレます。
数ミリひっかかるだけで、骨膜を通って痛みが遠くに運ばれるため、体のあちこちに痛みが生じるのです。関節のなかのズレ、“ひっかかり”を治して関節が正しく動かせるようになりますと、痛みが和らいできます」(羽原院長・以下同)
そこで、羽原院長が考案したのが“10秒関節リセット”だ。