2021年9月9日 15:50
ブリッジ、インプラントは?歯科医教える「歯の治療費」
まずは、しっかりと虫歯と歯周病を治したうえで、歯がなくなった場合は人工物で覆う義歯を選びます。いくつか種類があるので、費用面だけでなく、治療期間や適しているかどうか総合的に判断します」(田名網院長、以下同)
■失った歯をカバーする3つの方法とは?
失った歯をカバーするにはブリッジ、入れ歯、インプラントの3つの方法がある。それぞれの特徴、メリット・デメリットを教えてもらった。
【ブリッジ】
失った歯のスペースに“ブリッジ(橋)”をかけるように連結した人工歯をかぶせる治療法。ブリッジをかけるために、失った歯の隣の歯を削る必要がある。
〈特徴〉
抜けた歯の両隣の歯を土台にして、連結した人工歯をかぶせる。人工歯の材質によって保険診療と自由診療のどちらかを選択できる。
〈メリット〉
固定式なので義歯でも違和感なく噛むことができる。
〈デメリット〉
ブリッジをかける位置によって、片側、または両側の歯を削る必要がある。〈治療費の目安〉
保険診療:1本・2万円〜。
自由診療:1本・8万円〜。
「固定式なので違和感なく噛むことができますが、虫歯がなくても隣の歯を削らなければならないので、抵抗感を抱く人もいます。