山椒と緑茶にはダイエットにうれしい有効成分が多く含まれている。
山椒はピリッとしびれるような辛さが特徴の香辛料だ。うなぎに振りかけることでおなじみだが、肉や野菜との相性もよいうえ、毒消しの効果もあることから、古来、日本で愛されてきた。
「辛味成分のサンショウアミドやサンショオールは胃液の分泌を促し、消化不良を改善します。大脳を刺激して、胃腸を含む内臓の働きを活発にします。また、新陳代謝を活発にして、発汗作用もあり、冷え性の改善にも効果的です」
山椒は頻繁に使う香辛料ではなく、キッチンの片隅で余りがちだが、「山椒緑茶」で毎日使って有効活用できるのもうれしい。
そして、緑茶に含まれるポリフェノールの一種・カテキンに健康効果があることは有名な話だ。カテキンには脂肪の吸収を抑える働きがあり、緑茶を飲み続ければ内臓脂肪がたまりにくくなる。
また、増えすぎると動脈硬化の一因にもなる血中コレステロールも低下させるという。
「カテキンにはがん、生活習慣病、老化などさまざまな病気の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用もあります。さらに、緑茶はビタミンCの含有量が多いのも特徴のひとつ。ビタミンCも抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を丈夫にするコラーゲン生成を助ける作用があります。そのため、緑茶を飲むと美肌効果も期待できるのです」
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