2022年2月10日 06:00
絶対に休めない!コロナ対応前線医師の「健康ルーティン」
手術着は意外にも、さらさらと着心地がよく、体に負担がかからない。首に負担がかかるパーカや、寝返りが打ちづらい分厚い素材のものは避けたほうがよい。
■診察で忙しい時間も工夫しながら運動
起きたらすぐに水を1杯。
「寝起きの体は水不足で血液もドロドロです。モーニング・ウオーターは脳卒中や心筋梗塞のリスクを減らし、のどの線毛運動を活発にして感染症対策にも効果的です」
朝は高血圧にも注意が必要だ。
「右手でタオルをぎゅっと2分間握り1分休憩。次は左手でと2回繰り返します。血管を広げる一酸化窒素が発生し血圧が下がります」
洗面所では、舌を出したり引っ込めたり、左右に動かしたり「舌出し体操」でのどを鍛える。
「のどの飲み込む力が衰えると誤嚥性肺炎のリスクが高まります。誤嚥性肺炎は日本人の死因第7位、侮れません。ただのどは筋肉ですから、鍛えれば何歳からでも強くなります。とはいえ、できれば50代から始めてほしいです」
9時に診察が始まると、体調管理どころではなさそうだが……。
「私は患者さんを迎えるときと見送るときに立ち上がります。1日の患者数が70人なら“立ったり座ったりスクワット”が140回。