2023年5月15日 11:00
脇汗は保険診療860円で治せる! 意外な保険適用の症状11
脇汗は保険診療で治せる(写真:PIXTA)
「気温が上昇し、薄着になる季節。とくに多汗症の女性は、脇汗などが気になると思います。でも、そんな悩みを解消する薬が’22年1月に厚労省で認可されているので、保険診療で治療が受けられる場合があるんです」
こう語るのは、医療法人社団五良会・竹内内科小児科医院の院長の五藤良将さん。
じつは、脇汗を代表に、歯ぎしりやいびきのような、放置しがちなからだの悩みのなかには、病気が隠れており、保険診療で治療できるケースがあるという。“意外な保険診療”を、五藤さんに解説してもらった。
※3割負担の場合の金額概算、編集部調べ(以下同)
【脇汗】約860円(月/薬の代金)
「保険診療の対象となる脇汗は、正式には『原発性腋窩多汗症』。はっきりとした原因がわからないのに、過剰な脇からの発汗によって、頻繁に衣服を交換しなければならない場合が疑われます」
処方薬「ラピフォートワイプ」の資料によると、脇汗で「恥ずかしい思いをする」「着たい服を着られない」「人との交流をためらう」などの悩みがある人は、要相談と記されている。
「1日1回、腋(わき)の下を、1回使い捨てのウエットシートで拭います。