バーベルで腰椎骨折…実は恐ろしい「パーソナルトレーニング」でのケガ事例
たいへん痛かったが「痛い」と言えず、我慢して指導を受け続けた。
終了後、腰の左側にしびれが出て、だんだん痛みが強くなった。1カ月後に整形外科を受診して投薬治療を受けたがよくならず、さらに1カ月後にMRI検査で「骨に異常がある」と診断された。
【事例3:腰椎・仙椎を骨折】
1回1時間で週2〜3回のトレーニングを始めた30代女性。初期の段階で、しゃがんだ姿勢からバーベルを持ち上げる「デッドリフト」を指示され、2カ月後には30〜45kgと急激に負荷を上げられた。だが、ある日急に軽い重量も上げられなくなってしまった。
整形外科を受診すると「腰椎・仙椎の骨折」が発覚。医師によれば「過負荷(重すぎる)と考えられるバーベルを、前屈位の状態でのデッドリフトにより持ち上げるのは大変危険な行為」で、やり続けたことで「疲労骨折」した可能性もあるという。
事故から約2カ月後に別の整形外科を受診した際、「あと1カ月の治療期間が必要」と言われている。
【事例4:腿上げで肋骨骨折】
下半身のトレーニングをしていた30代女性。トレーナーが足首をつかんで負荷をかけた状態で腿上げをして、足を胸まで強く引き上げる動作を繰り返した。