2023年10月9日 11:00
水の飲みすぎ、熱い湯に浸かる…寝る前の“脳が疲れる習慣”
(岩瀬准教授、以下同)
夕食後に緑茶を飲む人も、玉露はコーヒーよりもカフェインが多く含まれているので注意したい。
【寝酒をする】
寝つきをよくするためにお酒を飲むという人も多いが、これも睡眠の質の低下を招く。
「夜にお酒を飲むと、寝ている間に体からアルコールは抜けていきますが、その反動で眠りが浅くなります。同時に利尿作用があるので夜中に何度もトイレに起きるのもよくありません」
お酒を楽しむのであれば、節度を守りつつ、就寝の3時間以内には飲まないようにしたい。
【炭水化物を取りすぎる】
食後の血糖値を急激に上昇させる食品は、肥満や糖尿病などの生活習慣病、また心臓疾患のリスクを高める。
「糖尿病の人は認知症の発症リスクが高まるというデータもあります。特に夕食では血糖値の急上昇を招くごはんやパンなど炭水化物を控えめにして、食事は野菜から食べはじめるなど、血糖値が急上昇しないよう工夫しましょう」
【水を飲みすぎる】
今年の夏は記録的な猛暑で、熱中症予防のために水を飲む量が増えたがーー。
「寝る1時間前までにコップ1杯程度の水を飲むと熱中症予防になりますが、コップ2杯以上の水を飲むと夜中にトイレのために起きてしまい、睡眠の質を下げてしまいます」