ビューティ情報『[イケドクコラム]今回のテーマは、睡眠時無呼吸症候群』

2013年10月25日 08:00

[イケドクコラム]今回のテーマは、睡眠時無呼吸症候群

そのため、意外に身近であり重要な疾患なのです。さらに、治療が必要なSDBの85%以上が未診断と言われています。良く太っている方に多いと言われますが、1/3はそうではありません。
診断と治療
診断には睡眠ポリグラフ検査というものを行い1時間あたりの無呼吸、低呼吸を測定します。しかし、これは入院が必要な検査なので大変です。やや精度は劣りますが、自宅でできる簡易モニター検査というものもあり、私の勤務先ではこちらを使用しています。自身で点数化できる眠気の尺度としてEpworth Sleepiness Scaleというものもあり、ネットで簡単に行うことができます。
治療ですが、肥満のある方は減量で改善することが期待できます。
禁煙・節酒も効果的です。効果が実証されている薬は現段階ではありません。改善がなされない場合には換気マスクによる治療を行います。持続気道陽圧療法といい、マスクから空気の圧力をかけることで空気の通り道の閉塞を防ぎます。ただしこれは呼吸のしづらさから継続できる方は75%程度です。心不全などの診断がある場合には少し様式の異なった換気方法も選択することができます。
日中異常な眠気でお困りの方、睡眠中の無呼吸を指摘された方、心臓病などをお持ちの方など検査してみると良いかもしれませんね。

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