2021年10月19日 23:10
早期発見・早期治療がカギ! 血管が悪目立ちする「下肢静脈瘤」の診断方法、治療法、料金は?【医師解説】
下肢静脈瘤は、ふくらはぎの血管が浮き出てコブのようにボコボコしたり、赤紫色の血管が透けて見えたりと、見た目の症状の印象が強い病気です。そのため、美容的な側面から捉えられがちですが、病気の本質は血液の逆流で、見た目以外にもさまざまな症状を発症します。下肢静脈瘤の診断方法と治療法、料金の目安について1万人以上の治療実績を持つ大阪静脈瘤クリニック院長の佟暁寧先生にお聞きしました。
★前回:40歳以上の半数が下肢静脈瘤に!? 足の血管が悪目立ちする下肢静脈瘤ってどんな病気?【医師解説】
下肢静脈瘤はエコー検査で診断する
――「下肢静脈瘤かもしれない……」と心配になり、血液外科や下肢静脈瘤クリニックを受診した場合、どのような診察がおこなわれるのでしょうか?
佟先生まずは問診で足の症状や現在の健康状態、日ごろの生活状態や病歴などを聞きます。それから視診と触診を経てエコー検査(超音波検査)で下肢の血管の状態を確認します。下肢静脈瘤はエコー検査で診断をするんです。
エコー検査は下肢の表面にプロープ(探触子)という機器を当てるだけなので痛みはまったくありませんし、私の場合、エコー検査は5分~10分程度で終わります。