ビューティ情報『新型コロナウイルス(COVID-19)治療薬候補化合物リストを発表:世界最高水準のコンピュータシミュレーションによる医薬品分子設計方法論で成果』

2022年9月22日 11:30

新型コロナウイルス(COVID-19)治療薬候補化合物リストを発表:世界最高水準のコンピュータシミュレーションによる医薬品分子設計方法論で成果

の活性中心に特異的に結合して阻害する既存医薬品をコンピュータ上でドッキングシミュレーションし、阻害剤候補となる医薬品をバーチャルスクリーニング(インシリコスクリーニング)技術で249品目まで絞り込みました。絞り込んだ医薬品の中には、レムデシビル(商品名:ベクルリー)、ファビピラビル(商品名:アビガン)、ペンシクロビル(商品名:ファムビル)(論文投稿後に実際に結合することが報告され、予測に成功しました)など、すでにSARS-CoV-2のRdRpとRNAの複合体構造(RdRp complex:dsRNA)に「不可逆的」に結合してウイルス複製・増殖を阻害する抗ウイルス薬も実際の実験で分かっている複合体構造を再現する形で含まれていました。また、得られた阻害剤候補化合物には医薬品として毒性試験、薬物動態試験や臨床試験は行われていないものの、生物活性を有する化合物が多く見つかっており、このうち、特に184品目の既知生物活性化合物については、RdRp complex:dsRNAと強く結合して阻害する可能性が高いと予測されました。
これら184品目の生物活性化合物は標的とする疾患は異なるものの、構造的特徴が類似しており、メジャーグルーブバインダーやマイナーグルーブバインダーと呼ばれるウイルスRNAの溝にはまり込む仕組みで、複製や転写を「可逆的」

新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.