2022年9月28日 15:00
<調査結果:デジタル時代の国民問題> 大人も子どもも、約4人に1人が「角膜の傷」リスクを抱えていると判明。アイケアも十分になされていない実態が明らかに
現代人の角膜(黒目部分)の傷リスクとアイケアについて啓発を行う「現代人の角膜ケア研究室」は、角膜の傷につながる目の酷使の実態を把握するために、伊藤医院眼科副院長・日本角膜学会 評議員の有田 玲子先生監修のもと、小学校高学年(5~6年生)の子どもをもつ30~50代の親(500人)を対象に、その子どもも含め「親子の目の酷使・実態調査」(2022年7月実施)を行いました。
その結果、大人も子どもも約4人に1人が、角膜の傷リスクを抱えており、さらにはアイケアも十分になされていない実態が明らかになりました。現代は、大人も子どもも目を酷使しやすい環境にあり、涙に守られているだけの角膜は、傷つきやすい状況です。また、傷がつくことによって目の疲れなどの不快症状や疾患につながるリスクをはらむことから注意が必要です。調査結果をご報告するとともに、監修頂いた有田先生より、角膜の傷リスクの解説、アイケアの重要性のほか、簡単に実践できるアイケアをご紹介いたします。
1. 調査結果サマリー
(1) 大人も子どもも約4人に1人は目が乾きやすく、角膜が傷つきやすい状態になっている
(2) VDT機器※1の平均利用時間(平日)