2022年11月8日 10:45
新型コロナワクチン接種による後遺症SIRVA(シルバ)の治療法を10月8日の第49回日本肩関節学会にて発表
インターネットの検索ボリュームを基にした解析では、新型コロナワクチンのワクチン接種を受けた患者さんのうちの0.3~0.5%の(1.1億人受けたと仮定すると300,000~500,000人 ※当院調べ)人がSIRVA(シルバ)にかかったと思われます。SIRVA(シルバ)になりやすい人の特徴として40代~50代の女性が若干多く、また痩せ方の人に少し多いことがわかりました。さらに糖尿病や甲状腺機能の病気がある人は、なりやすいことも判明しました。またSIRVA(シルバ)は治りやすい疾患ではなく、重度の五十肩よりもしぶといとされ自然経過による改善は2~3年は少なくともかかることが予想されることも分かりました。
医療法人社団祐優会オクノクリニック総院長の奥野 祐次は、第49回日本肩関節学会において、SIRVA(シルバ)の国内での発生状況や、疾患の特徴、およびSIRVAに対する新しい治療を開発しその有効性を発表しました。SIRVA(シルバ)は医療従事者でもまだ知らない方も多く、一般の人ではSIRVA(シルバ)を知らずワクチン接種後の痛みに困っている方もかなり多いと想定されます。今後も私たち痛みの専門オクノクリニックとしては啓発活動を行い、この病気の認知を広め、多くの人が路頭に迷わないように努めていきたいと思います。