聞こえるようにわざと「不妊の嫁」と、来客と噂していた義母に腹が立つつくし。つくしが義母について話そうとした瞬間に夫が電気を消し……夫に「何?」と聞かれても、「何でもない」と背を向けるつくし。夫に義母の愚痴を言っても、困らせるだけだと思い直したつくしは、「一緒に病院へ行ってくれない?」とお願いしたのですが……? 夫の無神経な発言を聞いた妻は… 「病院かぁ……」なぜか黙る夫。「……嫌?」「嫌じゃないけど……平日、オレ休めないし」「休日も予約取れるよ?」なぜか再び黙る夫。 「治療始めたばっかりだし……まだ早くない?」 早い?結婚して5年、治療を始めて半年。医者が言うには、この状況は“不妊”だ。 夫の態度に怒ったつくしは……? 「平日は仕事を休めない」という夫ですが、つくしは義母からの圧力もありましたが、不妊治療のために仕事を辞めました。休日も予約がとれるのに、頑なに病院へ行こうとしない夫……。妻が義母から嫌味を言われていることも知っていて、結婚5年で不妊治療を開始しているのに、協力的ではないこの態度……これは怒っても仕方ないですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月20日タイミングをとって性交する日を聞かれ、つくしが断るとノートを差し出してきた義母。病院で指導されたことなどに加え、夫とタイミングをとって性交した回数を都度書いて提出するように義母が求めてきて……悩むつくしに、夫は「書く必要ないよ」と言ってくれました。さらに、「母さんに何かされたらオレに言えよ」と心強い言葉をかけてくれる夫。義母にお茶出しを頼まれて、客間に持って行った際、「不妊の嫁」と話しているのが聞こえたのを思い出し……? 義母の愚痴を言うのを思いとどまった妻は… 私に聞こえるようにわざと……「不妊の嫁」って噂してたんだ。思い出しただけで腹が立ってきた。 「あのね……聞いて」 つくしが義母について話そうとしたと同時に電気を消す夫。 夫に「何?」と聞かれても、「何でもない」と背を向けるつくし。 本当は相談したい……だけど、布団屋も、この家も、管理しているのはすべて義母。ひろしさん(夫)に愚痴を言っても、困らせるだけ。そう思い直したつくしは、「今度……一緒に病院へ行ってくれない?」夫にお願いしたのですが……? つくしが義母について話そうとした瞬間…タイミング悪く夫が電気を消し、愚痴を話す気が失せてしまいました。愚痴を言うことを諦め、せめて不妊治療だけでも夫に協力してもらおうとお願いするつくしですが……良い返答をしてもらえるのでしょうか? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月19日“子どもが欲しい”という気持ちは義母もつくしも同じ。しかし、夫がそこまで乗り気ではありませんでした。モヤモヤした気持ちを抱えたまま、帰宅すると……「遅いっ!」出迎えて早々に怒り出す義母。謝って通り過ぎようとすると「待ちなさい!」と急に呼び止められました。「病院ではいつごろって言われたの?」何のことかと思ってつくしが改めて聞くと、「今月のまぐわいはいつかって聞いてんのよ」と、義母から衝撃の質問が飛び出し……!? 不妊治療の詳細を書くよう命じられ… まさか……いつタイミング取るか聞いてる?驚きすぎて思わず荷物を床に落としてしまうつくし。 「お義母さん、それはちょっと……恥ずかしいので勘弁してください!」つくしが慌てて断ると、「じゃぁ……はい、これ」義母がノートを差し出してきました。 「口で言うのが恥ずかしいなら、ノートでいいわ」 病院で指導されたことや、薬や注射の回数に加え、夫とタイミングをとって性交した回数を都度書いて提出するように求めてきました。 「これはあなたのためよ。いいわね?」 病院で指導されたことなどの不妊治療に関することをノートに書くのは百歩譲って理解できても、性交の回数まで書かせるのはデリカシーのかけらもありません……。皆さんがもし義母から同じように言われたら、どう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月17日家業の手伝いと聞いていたにもかかわらず、義母から言いつけられるのは母屋の掃除や送迎、買い出しなどの雑務。それでも、間接的に夫の助けになっていると思い込もうと頑張るつくしなのですが……不妊治療の診察日を教えていないにもかかわらず、診察日になると毎回声をかけてくる義母。義母の言うことは何でも通るこの街では、つくしのプライバシーなんてありませんでした。さらに、医師からは「今度は旦那さんも連れてきてください。もう次の段階に進まないと……」と言われ……? 帰宅早々に義母がありえない質問を…!? つくしが病院を出ると、泣いている赤ちゃん連れのお母さんが……。その姿を見て、改めて子どもが欲しいと思うつくし。 “子どもが欲しい”という気持ちは義母もつくしも同じ。しかし……「えー病院? そういうのは自然に任せようよ」夫がそこまで乗り気ではありません。 病院へ行くのは賛成して、タイミングもとってくれるのに……どうして?もしかして夫は、産婦人科に行きたくないの? モヤモヤした気持ちを抱えたまま、帰宅すると……「遅いっ! 病院だけでどんだけ待たせるの!」出迎えて早々に怒り出す義母。 「すいません! 買い出しもしていて……すぐ夕飯の支度しますね」謝って通り過ぎようとすると……「待ちなさい!」急に呼び止める義母。 「病院ではいつごろって言われたの?」「あの……いつごろって?」「は? 何言ってるの。今月のまぐわいはいつかって聞いてんのよ」義母から衝撃の質問が飛び出し……!? 結婚して4年で不妊治療へ通い始めたのに、“自然に任せよう”や“焦んなくても大丈夫”と、何の根拠もなく言う夫。妊娠できない焦りや不安な気持ちは男性にはわかりづらいものなのでしょうか……? さらに、義母から性交する日程を唐突に聞かれましたが……もちろん伝えたくありませんよね。皆さんなら義母の質問にどう返しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月16日本当は辞めたくないけれど、仕事を捨てでも夫と家族になりたい……そんな思いで仕事を辞めると、義母から次々に雑務を言いつけられ……家業の手伝いと言っても、お店に立たせてもらえるわけではなく、姑が住む母屋の掃除や送迎、買い出しなど……完全に小間使いのつくし。それでも、間接的に夫の助けになっていると思い込もうと頑張るつくしなのですが……? 嫁にプライバシーなんてなくて… 今日は“あの日”だ……。「今日病院の日よね。先生に私がよろしくって言ってたって伝えといて」 つくしが診察日を教えていないにもかかわらず、診察日になると毎回声をかけてくる義母。 病院の先生と仲が良いため、つくしが言わなくても義母には全部筒抜け……。 プライバシーなんてない。狭い街だし、姑の言う事は何でも通る。 不妊治療の第一段階として、タイミング療法をおこなっているつくし。しかし……「奥さん、ちゃんとタイミング取れてますか?」この半年、夫に協力してもらっても……成果には繋がっていません。 「今度は旦那さんも連れてきてください。前にも言ったけど……もう次の段階に進まないといけないの。この意味、わかりますよね?」 医師にそう言われ、つくしは力なく返事することしかできませんでした……。 わざわざ診察日に声をかけ、“先生に私がよろしくって言ってたって伝えて”と言ってくるあたり、義母が嫁を自分の管理下に置こうとしているのがわかります。病院側も、家族とはいえ義母に個人情報を漏らすとは……。地元の人からひいきにされているお店とはいえ、プライバシーは守りたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月15日結婚当初から、私たち夫婦は2人以上子どもが欲しいねと話していました。夫婦共に子どもが好きでしたし、夫は2人きょうだい、私は3人きょうだいだったため、きょうだいがいる家庭が当たり前だと思っていたのです。そんな私たち夫婦の共通認識に変化が起きたきっかけは、1人目の妊活でした。1人目の妊活夫は既婚の友人が多く、私との結婚前から友人の妊活話を聞くことがあったようです。そのなかで、友人が奥さんから「今日排卵日だからよろしくね」と言われてセックスするというエピソードを、「俺はそんなふうにプレッシャーをかけられるのは絶対に嫌だ」と話していました。 そんな夫の気持ちを尊重して約1年間は基礎体温と排卵検査薬から排卵日を予想し、排卵日前後にそれとなく私から誘っていました。 人生で一番つらい日々妊活を始めて最初の半年は特にストレスもなく過ごすことができていましたが、次第に夫は誘う私の手を眠いと言って払い除けるようになっていきました。そんな日もあるかと最初は気にしなかったものの、「勘弁してよ」「何? そんなにしたいの?」「んー(寝たフリ)」などと拒まれることが増え、次第に私は夫を誘うことが怖くなっていきました。 しかし夫との子どもが欲しかった私は何度も誘い、何度も拒否され……。女性としての自信を失い、愛されていないのでは? と思い悩む日々を送っていました。 子どもが欲しいと語る夫への提案拒まれる悲しさを夫に話すとその月は応じてくれましたが、私が言ったから仕方なくしているんじゃないかと思い、悲しみが消えることはありませんでした。それでも共通の友人に子どもが欲しいと語る夫。そんな夫に私が提案したのは不妊治療でした。 最初は反対していた夫でしたが、検査の結果私に問題はなく、夫が乏精子症と診断されたことから不妊治療へ協力的に。結局タイミング法や人工授精では授かることができず、体外受精で第一子を授かることができましたが、あんなにつらい思いをするのであれば、もう子どもは1人でいいと考えるようになりました。 妊娠、出産、そして2人目妊活へ夫は妊娠中も産後も私の体を気づかってくれ、穏やかに過ごすことができました。そして育児に積極的に参加する夫の姿を見るうちに、もう1人子どもが欲しいと思うように。しかし、妊活のつらい記憶からなかなか踏み出せずにいました。 そんなときに見つけたのが、生理日から排卵日を予測してくれる携帯のアプリです。夫にもアプリをダウンロードしてもらうことで、私が生理日を入力すると妊娠しやすい時期を夫に共有できるようになりました。そして、私からは誘わずに夫のタイミングで誘ってもらうことで2人目妊活に踏み出すことができたのです。 夫に拒まれ続けたつらい記憶から2人目妊活に踏み出せずにいましたが、アプリのおかげで数年ぶりに夫から誘われ、2人目妊活を始めることができました。夫も自分の態度のせいで私につらい思いをさせてしまった罪悪感から、2人目妊活を言い出せなかったそうです。授かることができるかはわかりませんが、ストレスを溜めず、ゆったりとした気持ちで過ごしていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:小谷 かずえ不妊治療を経て出産。現在3歳女児の母で元ウエディングプランナー。転勤族で九州在住し、ウエディング関係の記事や妊活に関する記事を執筆中。
2022年11月15日夫と一緒に妊活をスタートしたミカさん。なかなか授かれず自分を責めるミカさんでしたが、ケンジさんに支えられ前向きに妊活を進めていきます。そしてある日、生理が遅れていることに気づき…!夫と妊活を始めたものの、上手くいかず落ち込むミカさん。しかし夫の思いやりのある言葉に救われ、2人で不妊治療の検査を受けるなど前向きに妊活を進めていきます。夫に支えられて妊活を続けた2人。そしてついに… 夫婦で不妊治療の検査を受けたり、前向きに妊活を進めてきたミカさんたち。夫の優しい励ましの言葉は、何より妊活中のミカさんの助けになったことでしょう。はっきりとした不妊の原因が分からないまま妊活を続けていくのは、心身ともにダメージも大きかったのではないかと思います。 そうして2人で手を取り合いながら妊活を進め、5年が経ったころ…。ミカさんの身に変化が起こります! ふと気づくと生理が遅れていたのです。これはもしかして…と妊娠検査薬でチェックするミカさん。果たして2人の想いは良い結果につながるのでしょうか。 皆さんには「知りたいけれど、知りたくない…」というハラハラドキドキした経験はありますか? 作画:Nhitomi 著者:ライター ミカ
2022年11月14日義母に“不妊の自覚があるか”と問われたつくし。「普通、妊娠はすぐできるもの」とため息混じりに言う義母が続けて「これからは口出しさせてもらいます。まずは外へのお勤め禁止」と義母から衝撃の行動制限を言い渡され……!?仕事はストレスのもとだと言い張る義母。「不妊治療に専念しなさい。このまま仕事続けたら、あなた一生子どもできないわよ?」義母にそう迫られたつくしは……? 義母に逆らえず、仕事を辞めると… 震える手で退職届けを出すつくし。「君には期待してたのに……残念だ」上司にそう言われても頭を下げ、姑に逆らうことはできませんでした……。 仕事を辞めたら、あの家で姑とごはんを作って、不妊治療を受けて、合間に家業の手伝いを……。 仕事を辞めた後のことを考えると、涙が溢れるつくし。「ごめんなさい。ごめん、お母さん……」本当は辞めたくないけれど、仕事を捨てでも夫と家族になりたい……。 そんな思いで仕事を辞め、家事を手伝っていると……「ふ・ち。よくこすりなさい。この前汚れが残ってたわよ」義母からチクリと嫌味を言われました。 つくしが謝ると、「それ終わったら買い出ししてきて」渡された買い出しリストのメモに書かれていたのは、すべて姑個人のもの。 「買い出しから戻ったら、田中さんのところに車出してちょうだい」雑務を言いつけられたつくしは……? 義母の脅しに屈して仕事を辞めてしまったつくし。後悔を残しながら辞めたにもかかわらず、家業の手伝いというより、実際には義母の小間使のような家事を頼まれるだけ……。本当にこれで良かったのでしょうか……? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月13日4年間毎日義母から「孫はまだなの?」と言われ続け、夫の助け舟にもイラつくようになったつくし。ある日、義母が「娘が妊娠した」と報告。義理の妹の妊娠を喜ぶと、「あなた悔しくないの?」と言ってきて……義母に“不妊の自覚があるか”と問われたつくし。「普通、妊娠はすぐできるもの」とため息混じりに言う義母が続けて「これからはガンガン口出しさせてもらいますから。まずは外へのお勤め禁止」と、衝撃の行動制限を言い渡され……!? 夫との子どもは欲しい、だけど… 「え? 今の仕事やめろってことですか?」「そうよ! 仕事なんてストレスのもとですからね!」焦るつくしに強い剣幕で命令し続ける義母。 「夕飯だって7時って約束なのに、最近残業残業ってごはん作るのサボって……あなたも結婚したんだから、少しは奥さんらしい生活をして、不妊治療に専念しなさい」「このまま仕事続けたら、あなた一生子どもできないわよ? それでもいいの? 後悔しない?」 子どもは欲しい、だけど……「仕事はあなたを支えてくれる……」亡くなった母の言葉が頭にチラついたつくし。 仕事を簡単に捨ててしまって良いのだろうか?「これからうちの家業も忙しくなるし、前からあなたにも手伝って欲しいと思っていたのよ」「それにあなただって本当は子どもがほしいんでしょ?不妊治療は早ければ早いほど良いから。つくしさんなら仕事とうちの跡継ぎ、どっちが大切か、わかってくれるわね?」義母に力強く肩を掴まれるつくし。 お母さん……私どうしたらいい? 不妊の検査もしていないのに、“仕事を続けたら一生子どもができない”と脅す義母。さらに家業は手伝わない予定だったのに、仕事を辞めたら手伝う羽目になりそうです。不妊治療自体は早くスタートした方が妊娠できる確率が上がると言われていますが、仕事を辞めることは必ずしもマストではありません。義母の勢いに負けて、つくしは仕事を辞めてしまうのでしょうか……? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月12日母が亡くなって傷心だったところをそばで支えてくれた夫のため、嫌いな姑の嫌味に耐えてきたつくし。しかし、4年間毎日義母から「孫はまだなの?」と言われ続け、夫の「昨日も言ってたよ」という助け舟にもイラつくようになり……笑い合う義母と夫に疎外感を感じるつくし。そんな折、つくしが皿洗いをしていると、「娘が妊娠したわ」と義母が突然報告してきました。つくしが義理の妹の妊娠を喜ぶと、義母が「あなた悔しくないの?」と言ってきて……!? 不妊だと信じて疑わない義母がまさかの… 義母に“不妊の自覚があるか”と問われたつくし。 もしかしたらそうなのかも……と、自分でも薄々思っていました。 「でも……妊活とか特にしてないですし」反論するつくしへ、義母は……「何も知らないのね。普通はうちの娘みたいにすぐできるものよ」ため息混じりに答えました。 「今まで放っておいた私も悪かったわ。これからはガンガン口出しさせてもらいますからね」義母の剣幕にドン引きして青ざめるつくし。「まずはそうね……外へのお勤め禁止よ」義母から衝撃の行動制限をされ……!? “普通はすぐ(妊娠)できる”というなんの医学的根拠もない発言をする義母……。妊娠できなくて悩んでいる方をさらに追い詰めてしまいます。口出しする宣言をして、最初に言い渡されたのが“外へのお勤め禁止”。亡くなったお母さんとの約束で結婚後も仕事を続けていたつくしさん……一体どうするのでしょうか? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月11日女手一つで育ててくれていた母の入院と本部配属の時期が重なったつくし。お母さんから仕事を優先するように言われ、急な出張で手術当日にお見舞いへ行くことができず……お母さんはあっという間に骨になり、小さな箱に入れられてしまいました……。母が亡くなって傷心のつくしをそばで支えてくれた彼が今の夫でした。立ち直らせてくれた夫のため、嫌いな姑と台所に立ってきたつくし。しかし……「孫はまだなの?」毎日同じことを言われ続けて4年。夫の「昨日も言ってたよ」という助け舟にもイラつくようになったつくしは……? 義理の妹の妊娠を喜ぶと… 「あらやだ昨日も言ってたかしら」 わざとらしく笑って済ませる義母。 “「孫はまだなの?」”昨日だけじゃない。一昨日だって、その前も、その前だって……。 「ついね、つ言っちゃうのよ」「しっかりしろよなーもうっ」笑い合う義母と夫に疎外感を感じるつくし……。 「娘が妊娠したわ」つくしが皿洗いをしていると、義母が突然報告してきました。 「わぁ! おめでとうございます! お祝いは何を贈りましょうか?」「……あなた悔しくないの?」義母の言葉に驚くつくし。 「長男の嫁のあなたが妊娠しなきゃ、うちの跡継ぎにならないのよ」「あなた! 自分が不妊だって自覚ある?」義母がつくしのお腹を指さして、そう言い放ち……!? 義理の妹の妊娠をお祝いしようとするつくしさんに、「悔しくないの?」と言う義母。家業のために跡継ぎがほしいのはわかりますが、自分の娘の妊娠よりも、長男の嫁が妊娠することの方が大事なのでしょうか……。さらに、医師でもないのにつくしさんを“不妊”と決めつけて言い切る義母。デリケートな問題に突っ込んでくる義母へ、皆さんなら何と返しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月10日わが家には、小学生の娘と幼稚園児の息子がいます。もともとは子どもは2人欲しい、と思っていたのですが、子育てしていくうちに子どもたちのかわいさからいつしか、子どもは3人いてもいいなあと思うようになりました。けれど、結果的にわが家は子どもは2人、ということになったのです……。そのいきさつをお話しします。ずっと、子どもは2人が良いと思っていた私は3人きょうだいの末っ子です。実家は家族5人で住むには少し手狭だったので、19歳で引っ越しをするまでずっと、母と同じ部屋で寝ていました。自分の部屋がないことがずっと不満でした。 自分の周りにはたまたま2人きょうだいの子が多かったこと、また母はいつも忙しそうに「3人は大変」と言っていた記憶があったので、自分は将来は子どもは2人が良いな……と漠然と思っていました。一方、夫はお姉さんと2人姉弟。子どもは2人ぐらいがちょうど良い、と思っていたようです。 3人目が欲しいと思ったきっかけ私が住んでいる地域は比較的専業主婦のお母さんが多いこともあり、お子さんが多い家庭も多いようです。娘が通った幼稚園にも、お子さんが3人、4人いるお母さんたちが多く、みなさんパワフルなので、はじめは驚きました。 けれど、そんなお母さんたちがせわしないながらも幼稚園の委員をこなしていたり、お子さんたちそれぞれに習い事をさせていたり、毎日充実して楽しそうにキラキラと輝いて見えたのです。そんなお母さんたちのなかにいるうちに、憧れに似た気持ちを抱き、いつしか自分も3人目が欲しい、と思うようになりました。 2人目を不妊治療で授かったわが家3人目が欲しいと思うようになった理由はもう1つあります。わが家は2人目不妊で、息子は不妊治療の末授かりました。息子がおなかにいたとき、息子は双子でした。ですがバニシングツインで1人消えてしまったのです。 そのことがわかったときは本当にショックで悲しかったですが、それと同時に、お空に帰ってしまったその子をいつか絶対呼び戻したい! と強く思ったのです。 3人目が欲しいな、と言った私に夫は夫は仕事が多忙なので、息子が生まれる前から私はワンオペ育児でした。1人のときはなんとかなっていたのですが、子どもが2人になると余裕がなく、明らかに家の中は荒れ気味でした。でも、今はそれで仕方ない、と思っていたのです。そんな中、3人目を考えているということを夫に軽く伝えてみました。すると夫は目を丸くして、「3人目〜?」と驚いたような反応で、その反応にしばらく悩みましたが、やっぱり欲しい! と思った私は、今度は真剣に「3人目が欲しい」ということを伝えたのです。 すると夫はこう言いました。「どの口が言ってんの?」と。普段キツいことを言う夫ではないので、余計この言葉はグサッと刺さりました。それと同時に、それなら少し助けてくれてもいいのに……私たちの子どもなのに⋯⋯と悲しくなり、夫のことが他人に見えてしまいました。そしてそれ以上、3人目の話はできなくなってしまったのです。 幼稚園に入園したやんちゃな息子が、お友だちの弟や妹にやさしくしてあげているのを見たり、3人目を妊娠した友人の話を聞いたりすると、今でも3人目が欲しかったな、と思うことがあります。けれど、子どもを2人授かれたことも当たり前のことではありません。そのことに感謝をして、今目の前にいるかわいい2人の子どもたちに、しっかり目を向けていきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月05日私は性交渉が大の苦手で、第2子を出産してから4年間レスでした。でも、3人目が欲しくて始めた妊活。フルタイム勤務と育児で毎日フラフラでした。月に1度、排卵前後3日間の夫婦生活にギブアップし、見つけた妊活アイテムを使うことに。妊活で変化した夫との関係についてお話しします。もう妊活に疲れてしまった3人の子どもをもつ共働き夫婦です。3人目を希望し、夫婦生活を積極的に始めました。しかしセックスは痛いだけの私。いつも夫に誘われるのを寝たふりで4年も避けていたため、内心イヤイヤです。それでも妊活のため、不妊外来で言われたタイミングで、月に排卵前後の3日間は夫のご機嫌をとり、夫婦生活をしました。 しかし、半年過ぎても思うように妊娠できませんでした。毎日の仕事と育児のあと、くたくた状態での妊活。私はなかなかうまくいかない妊活に、精神的にも肉体的にも疲れてしまいました。 「夫婦生活 きらい 妊活」で見つけた不妊外来でタイミングを言われるのもストレスで、通院を中断。私は少しノイローゼになっていたため同じ思いの人がいないか、「夫婦生活 きらい 妊活」でブログ検索を始めました。すると「わが家はシリンジで第2子をつくりました」という記事が。 実は4年間のセックスレス中、ひとりで済ませていた夫。そのせいか、私とのセックスでは最後までできず、「精子だけ直接注射できたら良いのにね」とボヤいていました。まさにコレ!と思った私は、さっそくシリンジキットを取り寄せてみました。 「精子製造機じゃない!」と焦る夫夫にシリンジキットを説明し、「じゃ、よろしく」と言うと、「待て、俺は精子製造機じゃない! することはする」と反抗姿勢。4年セックスレスだったので、また私から誘われなくなるのが心配だったようです。しかし通院は中断しても、個人的にタイミングをとっていた私。 次のタイミングの3日間、仕事から帰宅する夫に私が何度も誘おうとすると、「⋯⋯寝たい。ムリ。あれ持ってきて、トイレで出すから」とついに観念しました。それから第3子を授かると、予想通り夫婦生活はなくなりました。夫は「妊活のときはあんなに求めてきたのに」と、また嘆いています。 この妊活での夫の態度から、子どもができてからの私は、夫への愛情表現がなくなっていたことに気づきました。その後、夫婦生活はなくても、子ども抜きで一緒にお風呂へ入るなどスキンシップをとるようになった私たち。今では夫から夜も誘われなくなりましたが、アイテムを使用しての妊娠をきっかけに、夫婦の愛情は夫婦生活の行為よりも、お互いの意識の問題だと気づくことができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:巳村 糸9歳、6歳、1歳の子どもを持つアラフォーママ。子育てを両親に頼っていたが、コロナ禍で突然孤独なワンオペが始まる。趣味は断捨離。産休中に収納アドバイザー2級を取得。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年11月04日立花つくしは夫と結婚して4年。まだ子どもはいません。震えながら客間にお茶を出し、お辞儀をして部屋を出ると義母とご近所さんの会話が聞こえて……「あれが例の?」「不妊の嫁なんていらなかったわ」義母から“不妊の嫁”と言われていました。つくしは夫と結婚したことに後悔はないものの、“この家に嫁いでしまったこと”は大後悔していて……。 同居じゃない……はずがまさかの!? さかのぼること5年前。 「家業を継ぎたいから、実家のそばに住んでほしい」これがプロポーズの言葉でした。 夫の家はこの地で3代続く布団屋さん。旅館や地元の人から贔屓にされている。“長男の嫁”になり、“義実家のそば”に住む……苦労するのはわかっていました。それでも……「同居じゃないなら……いいよ」つくしは夫を選んだのです。 そして引っ越しの当日。「えっ……ここ?」 「うん。こっちが母屋で、その隣が離れ。俺たちはここに住むんだ」「……隣」 敷地内同居だなんて……聞いてないよ。嘘でしょ……。 つくし夫婦が住む離れから母屋は、その距離たった2メートル。 引っ越し先をよく確かめずにオッケーしてしまったことを後悔するつくしですが……? 「同居じゃないなら……」と結婚の返事をしたはずなのに、実際蓋を開けてみたら敷地内同居……。義母の住む母屋から2メートルしか離れていない、古い小さな離れで新婚生活をスタートすることになったつくし。一体どんな日々が待ち受けているのでしょうか……? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月03日「いいから黙って食え!」「ママ友の財布」「私の家に入らないで」を描くツムママさんのフォロワーさんの体験談を元にした新作が始まります。夫と結婚したことに後悔はないけれど、義母とご近所さんからは“不妊の嫁”と呼ばれていて……主人公の立花つくしは夫と結婚して4年。まだ子どもはいません。夫が家業を継ぐために引っ越した先は、義実家の敷地内の離れ。目と鼻の先には義母が住む母屋があり、敷地内同居状態で……? 義母から陰で“××な嫁”と呼ばれ… 「お待たせしました。粗茶ですが……」震えながら客間にお茶を出し、お辞儀をして部屋を去る主人公の立花つくし。 「あれが例の?」「えぇそうよ。××の嫁なんていらなかったわ」 夫と結婚して4年半が経ったけれど、まだ子どもができていなかったため、つくしは義母から“不妊の嫁”と言われていました。 「いつになったらできるのかしらね」 義母には新婚のときから嫌味を言われ続け、すごく辛く、落ち込む日々を過ごしていました。 そんなつくしは夫と結婚したことに後悔はないものの、“この家に嫁いでしまったこと”は大後悔していて……。 義母に毎日いびられているつくし。陰で“不妊の嫁”と呼ばれるのも傷つきます。夫との結婚に後悔はないと言うつくしですが、嫁いでから4年間、どんな日々を過ごしてきたのでしょうか……? 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年11月02日私は娘を完全母乳で育て、娘が1歳2カ月のときに断乳しました。今回はそのときの私と娘の断乳エピソードについてご紹介します。 もっと授乳をしたかったけれど…生後1カ月ごろから完全母乳で育ち、おっぱいが大好きな娘。娘が3歳になるまでは育休を取得していたので、もういらないと言われるまで授乳は続けるつもりでしたが、復帰前までに2人目の子どもが欲しいとも考えていました。 第一子である娘を不妊治療で授かり、第二子も不妊治療でないと授かることが難しいということはわかっていたので、娘が1歳2カ月になる少し前に治療を始めることを決意。治療が始まり薬を服用することになったため、急きょ断乳することになりました。 「この日におっぱいとさよならしようね」断乳を考えるようになってから実践したのは、娘に対して 「この日になったらおっぱいとさよならしようね」 とカレンダーを指差して言ったことです。まだ1歳ちょっとの娘が数字を読めるわけでもなく、当然カレンダーや日にちがなんなのかよくわかっていなかったのですが、もうすぐおっぱいとさようならするということを意識させていました。 目指していたのは娘が1歳2カ月になる日。それに合わせて、昼間の授乳も少しずつ間隔をあけて回数を減らしました。 ついに来た、さようならの日娘が1歳2カ月になった日。昼間の授乳は減らしていたため、おっぱいを飲まなくても大丈夫になっていました。けれど寝かしつけのときにはおっぱいを欲しがる娘。そこで 「今日でおっぱいとはさよならしようねって言ったよね」 と言ってみることに。 すると、おっぱいが欲しくて私のおなかの上にまたがっていた娘が、大泣きしながらおっぱいにバイバイし始めたのです。この姿を見て私も涙が出そうになりましたが、ぎゅっと抱きしめて子守歌を歌ってあげると、授乳をせずに寝かしつけることができました。 その後数日間、娘は寝かしつけのときにおっぱいが欲しくて泣いていましたが、抱っこしたり歌ったりしているうちに、泣かずに眠れるようになりました。娘に言い聞かせていたせいか、私の胸も張らずに自然としぼんで断乳に。おっぱいの代わりに私の髪の毛を触らないと眠れなくなってしまった娘ですが、それも愛おしく思っています。 イラストレーター/eriつぃん監修/助産師 REIKO 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2022年11月02日私は長年に渡る不妊治療をおこない、やっとかわいい命を授かることができました。ですが、息子がおなかにいるときに病気が見つかり、やっとの思いで出産してみると……! 息子の顔を見たときの衝撃エピソードを紹介します。 突然の医師の言葉に言葉を失い…妊娠9カヶ月目に入り、いよいよ産休も目前で、ドキドキワクワクの日々でした。「また今日もかわいいお顔が見えるかな」と思って楽しみに行った健診で、先生が「あれ?これはもしかして……」。突然の先生の言葉に、何か悪い予感が働きました。 「口唇裂がありそうです」と言われ、無知だった私たちは、「?」で頭の中がいっぱいになりました。その後、先生から「口唇裂は赤ちゃんの唇が割れて生まれてくる先天性の病気で、先天性の病気の中では比較的発生確率が高い」「原因はいろいろと複雑に絡み合って発生するため、特定ができない」「口唇裂はきれいに治る」ということを言われました。 私たちは口唇裂の知識がまったくなく、先生の話を聞いてもどこか他人事のように聞こえて、呆然と帰宅しました。しかし、帰宅してからインターネット検索し、他の方の写真を見つけてからは検索の嵐に。 「口唇裂」「症状」「術後」「経過」など、あらゆるワードで検索し、情報収集をおこないました。検索をすると、初めて目の当たりにする写真に恐怖を覚えました。インターネット検索で出てくる写真は重症のものばかりに見え、「これからどんな生活が待っているのだろう」という不安に駆られました。 インターネット検索しても、出てくるのは不安になる情報が多いことはわかっていても、やっぱりどういう症状なのかが気になり、少しでも情報を入手して今後のことを検討したいと思っていました。 毎日不安になり泣いて、また調べて……。悪循環ですが、ひたすら毎日同じことを繰り返していました。 「きっと大丈夫」そう信じて…そんなとき、エコーを見ていた先生から、「口唇裂は高確率であるけど、そんなに深くはなさそう。口蓋裂は生まれてみないとわからないけど、たぶんなさそう」との言葉をいただきました。 「100%言い切ることはできない」ということだったので、先生の言葉をどれほど信じて心の準備をして良いのかわからず、モヤモヤしながらも、「きっと大丈夫。あったとしてもそんなにひどくはないからすぐにきれいに治る」と信じて、むやみに検索するのを控えるようにしました。 でも、「口唇裂がない」と思い込むこともできず、頭の片隅には常に口唇裂のことがあり、状態が気になって仕方がないという気持ちでした。 その後、なかなか陣痛が来なかったため、陣痛促進剤を使用しての分娩を試みたのですがうまくいかず、翌日に帝王切開で出産することになりました。 やっと会える喜びと不安が一気に押し寄せてきて、また泣いてしまいました。すると、助産師さんが「大丈夫だよ、出産後も私がフォローするからね」。本当に素敵な助産師さんの存在に、気持ちが少し落ち着きました。 2歳児のするどい突っ込みに脱帽翌日、麻酔をして手術開始。あっという間に赤ちゃんが出てきました。まず、すぐに聞こえた産声のかわいさにホッとしました。「赤ちゃんが息をした!」。それだけで感動でしたが、その後の私の心配は口唇裂について。 不安でドキドキしながら待っていると、「口唇裂だけで口蓋裂はないですよ」との先生の言葉に本当に安心しました。そして、顔を見せてくれて、感動しました。 「かわいい!」 口元が少し割れていたので、なんだか笑っているようにも見えました。顔を見て不安は一気に吹き飛び、かわいいと思えて安心しました。もちろん、口唇裂の手術はあるし、見た目にも影響するので大変なことは多いと思います。ですが、待ちに待ったわが子の誕生、そして小さな体で頑張って息をしている姿、それだけで何よりも幸せでした。 「口唇裂を持って生まれた子を見て、私はどう感じるのだろう」と、生まれてくる前は思っていましたが、ただ「かわいい、生まれてきてくれてありがとう」と、それだけを素直に思えたのです。 ホッとした産後初めての夜、「ホギャー」とかわいく息子が泣いたので、「授乳だね、待っててね」と息子を見ると、なんと、かわいかった息子の顔が変化していました! パパ譲りの太い眉毛、口唇裂で少し大きく開いた口、泣いたことにより垂れ下がった口角により、かの梅サワーのマスコットそっくりになっていたのです。 ミルクが欲しくて泣いている息子を横目に、笑いを堪える母……。「泣いているところごめん」と思いながらも、すぐに写真撮影をしてしまいました。 口唇裂のショック、出産のつらさ、コロナ禍での出産の寂しさ、育児の不安、そんなことをすべて忘れさせてくれるように、初日から笑顔にさせてもらいました。口唇裂があるとわかったときは、ショックと不安でつらかったですが、口唇裂による特別なかわいさもあることを実感した出来事となりました。 監修/助産師 REIKO 0歳一児の母。長年に渡る不妊治療の末、息子を授かりました。息子には口唇裂があり、治療も経験しました。
2022年10月08日第二子不妊治療を開始するため、娘が1歳2カ月のときに断乳しました。断乳自体は予想していたよりもスムーズだったのですが、その後に母乳の代わりに欲しがった物が……!?。 予期せぬ断乳生後1カ月ころから完全母乳で育った私の娘。 「おっぱいはもういらない」 と言われるまでは授乳したいと思っていましたが、娘が1歳を過ぎたころから第二子について考えるようになりました。 娘を不妊治療で授かり、第二子も不妊治療でないと授かるのは難しいと言われていたわが家。通院先の先生と授乳について相談した結果、「投薬があるため断乳をしたほうがいいだろう」ということで急遽断乳を決意することになりました。 断乳は予想以上にスムーズ1歳を過ぎていた娘は離乳食をしっかり食べていたため、断乳に向けて日中の授乳から回数を減らしてやめるようにしました。 眠くなったり不安を感じたりするときに母乳を欲しがることがあったものの、抱っこや歌で落ち着かせておっぱいから離れられるように。夜の寝かしつけでは母乳の威力が抜群だったので私にも覚悟が必要でしたが、娘に 「もうおっぱいとはバイバイね」 と言い聞かせると、数日で昼も夜も断乳をすることができました。 母乳は欲しがらなくなったけれど…おっぱいから離れた寂しさを埋めるため、夜は特に娘をぎゅっと抱いて寝ていました。すると、断乳から数日経ってやたらと私の頭を触るようになった娘。髪の毛がぐしゃぐしゃになるくらい頭を撫で回すのです。 どうやら母乳の代わりになったのは私の頭と髪の毛だったよう。しかも不思議なことに私以外の頭ではだめで、寝ているときに間違って夫の髪の毛を触った娘が 「これじゃない!」 と叫んだことには驚きました。 とにかく私の頭と髪の毛が大好きな娘。4歳を過ぎた今でも頭を撫で回して寝ています。夫とほとんど髪の毛の長さが変わらない私ですが、どうして手の感触だけで違いを判別しているのかが不思議で仕方がありません。ボサボサになるので髪の毛が伸ばせませんが、触らなくなったら寂しくなるなと思う近ごろです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2022年10月08日大変だっだ不妊治療からの待望の妊娠。妊娠したら幸せな毎日が待っているかと思いきや、毎日具合が悪い苦しい日々でした。もちろん幸せな瞬間もたくさんありましたが、思い出すのは苦しい日々ばかり。なんとつわりが出産まで続いたのです。自分で自分の体調管理ができないことが、こんなにつらいとは……。当時の気持ちを思い出しながらマンガを描きました。 出産まで続いたつわり 妊娠してすぐにつわりが始まってとても具合が悪い日々でした。つわりは出産まで続き、妊娠中、調子のいい日が1日もありませんでした。自分で自分の体調管理ができないことがこんなにつらいとは……。けれど、わが子を見ると、かわいくて、苦しかった日々が嘘のようです。妊娠中、毎日つらかったけれど、「産んでよかった」と心から思います。 著者:リコ不妊治療を経て妊娠、出産しました。やんちゃで独特の感性を持つ繊細な4歳の男の子と大自然の中で暮らしています。息子の忘れたくない愛おしい出来事を絵日記に残しています。Twitter:@fuddyxxduddy30
2022年10月04日無痛分娩を希望していた長女の出産時、さまざまな場面で「出産は思うようにいかないな」と思った体験談を紹介します。 無痛分娩を予定していたけれど…私は約4年にもわたる不妊治療の末、ようやく第1子を妊娠しました。里帰り出産を予定していましたが、実家のある地域は妊娠8週ごろには分娩予約をしないと、希望する病院の予約が取れないという地域。出産時の痛みが怖いので無痛分娩を希望し、またやっと授かった赤ちゃんであることや、切迫流産も経験していたことから、何かあったときのために総合病院を希望していました。 いくつかの病院のHPや口コミを調べに調べ、幸い実家近くの無痛分娩をおこなっている総合病院を予約することができました。予約したらすぐに一度その病院で健診をおこなう予定でしたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言と私の切迫流産による安静生活のため、最初の健診は1カ月以上遅れてしまいました。 健診時にあらためて説明されたところによると、この病院では平日の9〜16時しか無痛分娩に対応していないとのこと。やや不安がありましたが、無痛分娩を実施できる時間が決まっている病院は、計画分娩をおこなうことが多いと聞いていたので、この病院もそうなのだろうと思っていました。また、今からでは他の病院の予約も埋まっており、変更は実質不可能でした。 細かい条件に戸惑いながらも…その後は住んでいる家の近くで健診を受け、妊娠32週からは再び分娩予定の病院での健診が始まりました。それと同時に、無痛分娩希望者は麻酔学級を受けるよう言われ参加すると、驚きの事実が! なんと、この病院では基本的に計画分娩はおこなっておらず、平日9〜16時以外は麻酔ができないこと、運良くこの時間内に麻酔を開始できても、分娩の進行が遅く産まれないまま16時になってしまった場合、麻酔を切られるというのです。 無痛分娩を希望して、実際に無痛分娩できる割合は3割ほどとのこと。無痛分娩する気満々だった私はびっくり。でも、今さら他の病院に変更することも不可能なので、とにかく毎日「平日の9〜16時に産まれて来てね!」とおなかの赤ちゃんに話しかけることしかできませんでした。 妊娠36週ごろの健診時、赤ちゃんの体重があまり増えず、「早めに出産したほうがいいかもしれない」と言われました。その後、2,500gをぎりぎり超えたので、「このまま出産予定日を待ってもいいけど、無痛分娩も希望してることだし、妊娠39週で陣痛促進剤使って産もうか?」と医師から提案を受けましたが、その日はさんざん苦労してようやく予約が取れた新型コロナのワクチン接種日。これを逃すと次はいつワクチンの予約が取れるかわからない状況だったため、泣く泣く見送り、自然に予定日を待つことになりました。 その後、ワクチン接種前に陣痛が来ないかヒヤヒヤしながらも無事にワクチン接種が終わり、出産予定日前日の健診で自覚はないものの、すでに子宮口が4cmも開いているとのこと。そのため、医師からは「明日入院して、明後日9時から無痛分娩を開始しましょう」と言われ、入院が決まりました。私は内心ガッツポーズ! 無痛分娩できる確率がかなり高くなったと思いました。 思いどおりにいかないのが出産…!?無痛分娩なら、「産むまでリラックスして過ごせるはず」と、何冊もマンガを持ち込み、動画もダウンロードして、次の日の昼に無事に入院しました。この時点で、私はもう完全に無痛分娩できるものと思っていました。 ゆっくり部屋の荷物を整え、病院内のコンビニで次の日のお菓子や飲み物も買い、明日に備えて「さぁ寝よう」と思った21時過ぎ、だんだんとおなかが痛くなってきました。最初は「気のせいかな」くらいだったのがだんだん強くなり、間隔感覚を測ると15〜20分くらい。「前駆陣痛かもしれないし、初産は時間がかかるから、明日麻酔を入れるころに陣痛が来てバルーンを入れなくて済むかも」と、このときはまだ呑気に考えていました。 しかし、夜中の12時過ぎには10分を切り陣痛に。その後どんどん痛みが強くなり、私は「まだ産まれないで!もしくはめちゃくちゃすぐ産まれて!」と、よくわからないことを思いながら必死に耐え、明け方5時過ぎには破水、全開大になり分娩室へ。 ちなみに、新型コロナの感染対策のために立ち会いも面会も一切禁止のため、陣痛中もほとんど腰をさすってもらえず、1人で耐えるのみでした。もちろん、持ってきた本や動画も一切手つかずでした。 子宮口が全開大になってからが非常に長く、何十回といきんでもなかなか産まれず……。そうこうしているうちに9時を過ぎ、とにかく痛みから逃れたくて今からでも麻酔できるのか助産師さんに聞くと、「ここまで進んでからでは無理」とのこと。いきむ体力もなくなってきて、赤ちゃんの心拍も下がってきたことから、最後は吸引分娩になり、おなかもぎゅうぎゅう押されて9時半にやっと産まれました。 産まれた直後、朦朧とした意識の中で携帯電話を手渡され、「ご家族に報告してくださいね」と言われ、最後の力を振りしぼってLINEしました。家族は「そろそろ麻酔始まったかな〜」と思っていたら、「産まれた」と連絡が来てびっくりしたそうです。 その後、胎盤を出したり会陰裂傷で外科医の先生まで登場して縫うのに時間かかったりと、1〜2時間後にすべてがやっと終わり、ほぼ気絶状態でした。 何回か「無痛分娩できる!」というチャンスがあったにもかかわらず、結局最後は惜しいところで自然分娩になってしまい、「出産は思い通りにはいかないな」と痛感しました。また、病院のホームページ上には書いていない、細かいけれど重要なルールがいろいろあるので、もっと調べておけばよかったと思いました。出産にかかった時間は約8時間と、「比較的安産だった」と言われましたが、それでもものすごく痛かったので、もし2人目を産むことがあれば、今度こそは無痛分娩がいいなと思っています。 監修/助産師 REIKO 著者:さびにゃん不妊治療を経て産まれた0歳の女の子の母。医薬品メーカー勤務だが、現在育休中。
2022年10月01日もともと、私の生理周期は一定ではありませんでした。しかし、「ちゃんと生理はきていて1人目の子を妊娠することもできたので特に問題はないはず。病院に行くほどでもない」と、考えていたのです。ところが……。 生理不順はいつものこと私は昔から生理周期にばらつきがあり、28日で生理がきたと思えば、40日以上生理がこないこともありました。生理不順についてインターネットで調べてみると、不規則な生活や、ストレスによるホルモンバランスの乱れが原因と書かれていて、思い当たる節があるなあ……とは思っていましたが「まあ、大丈夫だろう」と特に受診をすることはなかったのです。 その後、赤ちゃんを授かることもでき、妊婦健診でも異常を指摘されることがなかったため、「生理周期の乱れは体質みたいなものなのかな」と考えていました。 受診のきっかけはPMS(月経前症候群)また、私は生理前になるとささいなことでカッとなったり、この世から消えてなくなりたいくらい落ち込んだりと、情緒不安定になることがありました。 産後はPMSが特に症状が悪化したように思え、仕事でもミスが増えるなど、日常的生活に影響が出るように。なにより、息子に対し理不尽に怒ってしまうのが嫌で、私は産婦人科の受診を決めました。 産婦人科で、普段の生理の様子や、過去の妊娠の経過を問診票に書き、診察室へ。すると……。 「生理周期40日以上は月経異常ですよ」 先生にそう言われて、私は思わず「えっ?」と驚きの声をあげてしまいました。体質だと思い込んでいた生理周期の乱れを指摘されるとは思いもしなかったのです。 生理不順には病気が隠れていた…それから、内診室でエコー検査をしていただき、医師から「多嚢胞性卵巣症候群ですね」と言われました。卵子が育つまでに時間がかかり、生理周期が延びる原因になると言うのです。 PMSに関してはピルの内服を提案されましたが、2人目を希望していたので、漢方薬をいただくことに。PMSの症状を改善するだけでなく、生理周期の乱れにも効果があると説明をうけました。 「漢方薬を飲みながら、半年くらいは妊活を頑張ってみてください。でも、あなたは排卵障害があるから希望すれば早く不妊治療を始められますよ」。その言葉に、私は驚きを隠せませんでした。 1人目をトラブルなく妊娠、出産したため、ある意味余裕ぶっていたのだと思います。そんな私に「不妊治療」という言葉が重くのしかかったのです。 その後、漢方薬のおかげかPMSは改善し、生理周期も安定していきました。排卵の予測もしやすくなり、本格的な不妊治療を始める前に2人目の子どもを授かることもできました。産婦人科を受診しなければ、今も体の異常に気づかないままだったかもしれません。 産婦人科にはなかなか慣れなかった私。内診やデリケートな話題を話すことに抵抗がありました。でも、今回の事で信頼できる先生に出会い、産婦人科受診のハードルが下がったように思います。これからも、困ったときはためらわずにかかりつけの先生に相談して、時には薬の力も借りながら、生理やPMSと付き合っていきたいです。 著者/結城あかね作画/ののぱ監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ2014年8月生まれの息子は発達凸凹さん。(自閉症スペクトラム及びADHD) 大変なことも沢山あるけれど、ピースフルでとびきりキュートな息子にいつも笑顔をもらっているシングルマザーです!南九州に生息しています。
2022年09月28日私は不妊治療の経験者です。結婚前から、子宮腺筋症などを患っていることがわかっていたので、「自分の体に問題があり、妊娠できないんだ」と思いながら治療を進めていました。しかし、体外受精にまで進んだとき、思いもよらないところに不妊の原因があることが判明したのです。 夫を誘ったけれど私は生理痛がひどく、経血もとても多いです。ついた病名は「子宮腺筋症」、そして排卵しにくい体質である「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」。医者から言われたのは、「30歳になるまでに妊娠しないと、不妊治療が必要になる可能性がある」という、当時20代半ばだった私にとってはショッキングな話でした。その後、29歳のときに結婚。お付き合いのころから、夫には自分の体のことを説明していました。そのため、結婚とほぼ同時に治療をスタート。はじめは町の産婦人科にかかり、タイミング法から試しました。 ホルモン剤を飲み、医者からの指定された日に夫を誘い……。念の為、夫の精子も調べてもらいましたが、特に異常はありません。治療を半年ほど続けましたが、まったく妊娠できません。それどころか、検査で片方の卵管が詰まり気味なこと、腟内で動いている精子が少ないことの2点が指摘されました。「やっぱり原因は私の体か……」と、絶望的な気持ちの中、医者からは大きな病院で人工受精にトライしたほうがいいと、転院を進められました。 2回の転院2つ目に選んだ病院は、体外受精までおこなっている大学病院です。この病院でも私・夫の検査をおこないましたが、夫側には特に不妊の要因は見つかりません。「私の体のせいで……。本当に申し訳ない……」。そんな気持ちの中、人工授精にチャレンジしましたが、ここでもかすりもしません。 通院のたびに先生が変わること、そして病院で、幸せそうな妊婦さんや子ども連れが目に入ってしまうことがどうしても耐えきれず、私はまた転院することを決意しました。最後に選んだのは、不妊治療専門の病院です。病院の評判がよく、医師が1人であること、なにより子どもやおなかの大きな妊婦さんを見なくてすむところに魅力を感じました。 この病院に通い始めたころ、ついに私は30歳を迎えてしまいました。「もしかしたら、もう子どもを持てないかも……」マイナスな気持ちを抱えながらも、それでも気持ちを奮い立たせて通院を続けていました。この病院でも、何度か人工授精にチャレンジしてみることにしました。「精子の状態はまったく問題ない」と言われながら、4回チャレンジしても成果が出なかったので、悩みながらもついに体外受精へと踏み切ることにしました。今までの治療と比べて、かかる費用は桁が違います。「私の体のせいで、お金を余計に使わせてしまって本当にごめんなさい」という気持ちでいました。 衝撃の事実が…!体外受精では、体内から取り出した卵子に、精子をふりかけて受精させます。今までの夫の精子の成績であれば問題なく進むはずだと医師からも説明を受けました。採卵直前での精液検査も無事クリア。あとは私の卵子の状態だけ……。「どうか質のいい、妊娠できる卵子が採れていますように」。そう祈りながら、受精結果を待っていました。採卵から2日後、受精の進捗が伝えられました。 「体外受精では、受精が確認できなかったので、急きょ、精子を直接卵子に注入する顕微授精に切り替えました。そして、精子側に受精する能力に問題がある可能性が高い。受精障害です」と医師は言いました。予想外の言葉に、私たち夫婦はとても驚きました。「今までの精液検査で問題なかったのに、どうして……」。実は人工受精や採卵前の精液検査では、精子の奇形率や運動率などはわかりますが、「本当に受精できる能力があるのか」はわかりません。体の外で受精をするとき、人の目で確認することで、初めてわかることなのだそうです。その後、私は一度の移植で妊娠し、無事元気な男の子を出産しました。私たちの不妊の一番の原因は、最後に見つかった「男性側の受精障害」にあったのです。 ついつい女性側に問題があると考えてしまいがちだった不妊治療。しかし、原因はどこにひそんでいるのかわからないものだと思った出来事でした。あのとき顕微授精に切り替えてもらってよかったなと思っています。 著者:坂本ゆう約3年の不妊治療を経て、2022年に男の子を出産。「人と比べず、マイペースに!」をモットーに、初めての育児に日々奮闘。育児の傍ら、保育士試験や不妊症・不育症ピアサポーターの研修にも挑戦中!
2022年08月23日夫とは婚活中に飲み会で出会い、1年足らずのお付き合いで結婚しました。今年で結婚7年目。子どもにも恵まれ、大変なこともあるけれど幸せな生活を送っているのですが……実は私たち、もう何年もレスなのです。交際中は週4で泊まり。結婚後は月1回独身時代の私は、婚活が本業とでも言わんばかりに熱心に飲み会へ参加する日々を過ごしていました。そしてついに出会ったのが夫です。素朴でやさしい性格が好きで、夫も私を気に入ってくれた様子。交際を始めてからは毎日のように自宅へ泊まりに来てくれました。 お互いに結婚願望が強かったので、交際開始から1年もしないうちに両家へあいさつに出向き、とんとん拍子に入籍。2人暮らしがスタートしてからセックスの回数は月1ペースに減ったけれど、仲が悪くなったということはなく、どちらも不満を口にすることはありませんでした。 レスの原因は私のあのひと言…私たちは体外授精で子どもを授かりました。結婚5年目になってからのことです。本当はもっと早く子どもが欲しかったですし、すぐに妊娠できると思っていたのが正直なところ。それだけに、結婚2年目ごろからお互いに妊娠に対して焦りが出てきました。夫婦仲はよかったけれど、子どもの話になると暗い雰囲気に……。思い切って2人で不妊外来を受診したときには、医師から精子の数が少ないと言われたこともありました。 しかし精子の数は日によって変わるため、不妊の原因と決めつけることはできません。夫を責めても仕方がないとわかっていても、妊娠に対する私の焦りは増すばかりでした。そしてついに私は「あなたのせいで子どもができないんだよ!」と言い放ってしまったのです。それから夫は自分を責めて自信をなくし、さらに仕事のストレスも重なって、私たちはセックスをすることが一切なくなりました。 レスでも仲良しな夫婦は変ですか?自然妊娠できない決定的な理由は結局わからなかったものの、わが家は不妊治療で2人の子どもに恵まれました。3人目は予定していないので、妊娠というプレッシャーを感じることなくセックスを楽しめるはずなのですが、それでもレス歴は更新中。 どちらかが求めることも、求められることも、そして浮気の気配もありません。毎晩今日あったことを話し、休日には一緒に外出します。私たちにとっては、体の関係がない今の状態が当たり前になりました。 子どもができない焦りから、夫に浴びせてしまった心ない言葉。それが引き金となって、もともと少なかったセックスの回数はゼロになりました。子どもが生まれた今でも夜の営みはまったくありません。けれど、私たち夫婦は親友のように何でも話すことができて、同じ布団に入っているだけで心安らぐ関係。このくらいの距離感が私たちには合っているようです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:原 かすみ2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年08月13日2021年生まれ息子さん・ごうくんのママであるはちななさん。ごうくんを出産される前、妊活をしていた際の検診で「子宮筋腫がある」と医師から告げられました。子宮筋腫が見つかり、病気とどう向き合いながら妊娠生活を送ったのか。「同じ状況で不安な人の参考になれば」とつづる、はちななさんの体験談をご紹介します。 「子宮筋腫があります」突然の宣言に…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ※子宮筋腫が大きかったり、筋腫の影響で子宮内腔の形がいびつになっていたりすると、受精卵が着床しにくくなったり、流産、早産の原因となることもあります。筋腫の数も少なく、サイズも5〜6cm程度であれば問題なく出産できるケースの方が多いため、心配しすぎる必要はありません。筋腫の大きさや位置によって不妊につながっている場合には、その部分だけを取り除く手術がおこなわれる場合もあります。7〜8cmくらいの大きさになっていれば、切除してから妊娠に臨むほうがおすすめです。 毎月の生理に不安を覚えたことはなく、定期的に婦人科での健康診断も受けて問題もなかったというはちななさんにとって「子宮筋腫がある」という言葉はまさに青天の霹靂。 このとき、医師には「妊娠に問題はない」と言われ、タイミング法で妊娠できたはちななさんですが、これから妊活を頑張ろうと意気込んでいるときに病気を告げられたら、「何か影響があったらどうしよう」と不安になってしまいますよね。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 はちななさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター はちななフルタイムで働きながら、趣味で家族のことや息子との思い出をイラストや漫画にしています。
2022年08月05日「不妊治療をしています」「していました」ということをなかなか周りの人たちに言いづらかったのですが、勇気を出してカミングアウトすることで、職場で配慮を受けられたり、仲間が見つかったりすることがありました。「不妊治療をしている(していた)ことを周りに伝えてよかったな」と感じた私の体験談をお伝えします。不妊治療のため、勤務時間を調整してもらえた 不妊治療を始める前は、フルタイムのパートとして週5日、1日8時間働いていました。しかし、不妊治療を始めると、治療のために休みがちになってしまいます。しかも病院からは「生理1〜3日目までに来てください」「次は明後日に来てください」と言われるので、前もって通院の予定が立てられません。 はじめは「不妊治療するなら、仕事を辞めるしかないのかなぁ」と思ったのですが、ダメ元で上司に「不妊治療を始めたいので、勤務時間を短くしてほしい」とかけあってみることにしました。上司は驚きつつも快く承諾してくれて、短時間勤務だけど健康保険もそのまま加入し続けられるように配慮してくれました。 短時間勤務になったあとは、可能な限り勤務後の時間に通院の予約を入れるようにして、できるだけ仕事を休まないように調整し、働き続けることができました。もちろんどうしても休まないといけないこともありましたが、上司も事情をわかってくれているので、後ろめたい思いをすることもありませんでした。仕事を辞めなかったことで、妊娠後も働き続けて、産休や育休もとらせてもらって育休給付金を受給できたので、経済的にも助かりました。職場には感謝していますし、勇気を出して伝えてよかったなと思っています。 SNSで同じ悩みを持つ人と繋がった不妊治療は夫婦で取り組むものですが、一般的に通院回数などは女性のほうが多く、精神的にも肉体的にも女性にかかる負担のほうが大きくなりがちだと思います。 私は不妊治療中、夫がつらさをあまり理解してくれていない気がして、気が滅入ってしまうことが多くありました。 例えば、年賀状を見ているとき。夫が「俺たちよりあとから結婚した友だちのところに子どもが生まれたんだって、早いよね」と言ってくるのです。夫に悪気はないのですが、「なんでわざわざ神経を逆撫でするようなこと言うの?」と苛立ってしまいました。 そんなときに逃げ込んだのがSNS。不妊治療中の見ず知らずの人たちと繋がり、夫への愚痴ツイートや、「つらい、しんどい」というツイートにコメントしあうことで心が晴れて、「また治療頑張ろう」という気になれました。私はSNS上では本名を公開していなかったので匿名ではありますが、治療内容や思いをオープンにすることで、心のバランスを保っていた気がします。 ママ友との絆が深まった体外受精で第1子を授かって2年、再度体外受精にチャレンジして第2子を妊娠しました。そのころ公園で仲良くなったママ友と話していると、そのママ友が「うちも2人目が欲しいけど、なかなかできないからうらやましい」と打ち明けてくれました。 私が「実はうちは2人とも不妊治療で、体外受精でね……」と伝えると、ママ友は驚きつつ「いや実はうちも今クリニックに通い始めて人工授精から始めていて……ねぇねぇ、最終的にいくらかかった? 体外受精の体への負担ってどうだった?」と、 かなり会話が弾み、自分の経験をママ友に伝えることができました。悩みを共有するもの同士、絆が深くなった気がしますし、そのママ友とは引越して離れたあとも連絡を取り合う仲です。 不妊治療中はいろいろなことをひとりで抱え込んで悩んで孤独になりがちでしたが、会社にも理解ある人がいたり、周りの友だちにも不妊治療中の人がいたので、勇気を出してカミングアウトしてよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:矢野あい子2歳の女の子、0歳の男の子の母。子どもは2人とも体外受精で授かり、帝王切開で出産。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター しおみ なおこ
2022年08月04日長男が3歳のころのお話しです。義母と電話で話していると、「2人目ができないのは私のせいだと夫が言っている」と聞かされました。なぜか、私が原因で子どもができないことになっているのです。私も2人目が欲しいと悩んでいた時期で、その言葉はとてもショックでした。そこから私がどのように対処したかや、今の義母との関係についてお伝えします。男性不妊のわが家義両親には伝えていませんでしたが、私たち夫婦は男性不妊のため、不妊治療で長男を授かりました。私は2人目が欲しいと考えていましたが、夫が不妊原因に対処しようとせず悩んでいました。 そんなときに、義母と電話で話していると「あなたたちが2人目を作らないのは、恭子ちゃん(私)のせいなんでしょ。○○(夫)がそう言っていたわよ」と。夫がそんなことを言うはずないとはわかっています。それでも夫が言っていたと伝えてくる義母に不信感を抱き、ショックと怒りで言葉が出ませんでした。 義母の話は嘘だった以前から、義母は自分の伝えたいことを、誰かが言っていたと遠まわしに伝えてくることはありました。きっと義母自身が、私が2人目を欲しがっていないと考えて、それを責めたい気持ちがあったのだと思います。 念のため、夫に義母から言われたことを確認しましたが、当然ながらそんな事実はなく、義母の言葉は嘘だと判明。妊娠・不妊というとてもプライベートな問題について、軽々しく口を出してくる義母に対して怒りが収まりませんでした。 もう義母に会いたくない義母からの言葉のダメージは強く、翌週に義実家に行く予定でしたが、私はとても行く気にはなれませんでした。義母に会ったら似たようなことを直接言われるのも目に見えていたので、私は義実家に行かないと断固拒否。夫と子どもだけで行ってもらい、私がどうして行かないのかの説明は夫に任せました。 不妊原因については話さなかったようですが、義母の言葉に私が傷ついていることは伝えたので、それ以降、義母から連絡が来ることもなく、会いに行かないことをとがめられることもありませんでした。 義母との関係修復のきっかけ半年ほど義母と距離をとったことで私も冷静に考えられるようになり、義母は、私たちに2人目ができないのを気にしていたのだと考えられるようになりました。でも、それを上手に話すことができずに、あのような言い方になったのだと思います。あのときは私自身も2人目ができないことを悩んでいたので、義母の言葉に過敏に反応してしまいました。 そうやって冷静になったころに、子どもの誕生日に義両親からプレゼントが届いたので、いい機会だと思い、プレゼントのお礼の電話を私から義母にしました。直接話したことが関係修復のきっかけとなり、今は義母と適度な距離感で過ごせています。発言に対する謝罪などはありませんが、現状に満足しています。 義両親の言動を変えるのは難しいですが、何もかも我慢する必要もないので、無理せず付き合えるよう距離をとることも大切だと気が付きました。距離をとることで問題が大きくならないよう、義母への説明を夫にお願いしたのもいい判断だったと思います。何より、しっかり冷静になれるまで時間をかけるのが、私にとってはポイントでした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:高橋 恭子6歳男児のママで現在妊活中。理学療法士として働きながら、ヒプノセラピストの資格を取得。仕事、子育て、家事など経験を生かした記事を執筆中
2022年08月02日株式会社オンリースタイル(本社:東京都中野区)は、家庭用シリンジ法キット「プレメントシリンジ10回分」を2022年7月15日に発表・発売いたしました。製品内容■シリンジ法とは同社が開発したシリンジ法キット「プレメントシリンジ」を用いた家庭でできる新しい妊活方法で、男性がマスターベーションで採取した精液をシリンジで吸い上げ女性の腟内にご自身で注入します。イラスト 1■プレメントシリンジとは(シェア実績)不妊治療専門医や不妊治療患者様の声を聞き「スポイト法」「膣内注入法」「自己AIH」「自己注入AIH」などを参考に当社が開発した妊活商品です。「プレメントシリンジ20回分」は2016年7月より販売を開始し、厚生労働省 薬事工業生産動態統計調査(2019年2月~2022年4月)一般的名称:「精液注入用子宮カテーテル」において、生産シェア:平均90% 出荷シェア:平均92%の実績があります。様々なご事情で思うように妊活ができない多くのご夫婦に支持をいただき、不妊治療専門クリニックや鍼灸院、整体院、漢方薬局などにおいても取扱が増えています。イラスト 2■こんな妊活中ご夫婦に選ばれている・共働きや出張でご夫婦のタイミングが合わない・女性の性交痛や男性のED(勃起・射精障害)で思うように性行為ができない・性交渉が苦手・精神的・肉体的負担を減らして気軽に妊活をはじめたい・不妊治療の高額費用に躊躇いがある・クリニックでの不妊治療とシリンジ法を併用したい・排卵日と休診日が重なり、チャンスを無駄にしたくない・お二人目以降の妊活などイラスト 3■プレメントシリンジ10回分お客様から「先ずは少量からシリンジ法を始めてみたい!」という多くのお声を頂き、新たに「プレメントシリンジ10回分」を販売しました。「プレメントシリンジ10回分」の発売で、シリンジ法がより身近になり、思ったように妊活ができないご夫婦のお役に立てればと考えております。一般医療機器認可取得器具:プレメントシリンジ医療機器製造販売届出番号:13B3X10179000001■本製品の製品詳細販売サイト : 楽天市場 : Amazon : Yahoo!ショッピング: ご使用方法 : 妊娠報告レビュー : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月25日私は初潮を迎えてからずっと生理痛がひどく、数年前に月経困難症と診断を受けました。この診断を受け、治療を始める前までは、生理が始まって初日から3日目にかけては外出もままならないほど。症状の重い様子を見て当時の彼氏から、私は「ある言葉」をかけられていたのです。 生理が重かったら不妊なの?もともと生理が重かった私は、彼とのデートに生理期間が被りそうなときはキャンセルすることも多くありました。そんなとき、毎月生理痛で苦しむ私を見た彼から「そんなに生理が重いなんて、不妊なんじゃない?」という言葉が。 彼は私よりも年上で、親族がすでに子どもを出産していたことから「子どもが欲しい」という願望を強く持っていました。私も体力がある時期に子どもを産んで、子どもと全力で向き合いたいと考えてたため、私たちは結婚の時期を決め、妊活に励んでいたのです。 子どもができないのは私のせい?しかしなかなか妊娠せず、生理がくるたびに「今回も駄目か……」と肩を落とす日々。「不妊なんじゃない?」と言われてから実際に調べてみると、たしかに生理が重い人には不妊のリスクがある病気が潜んでいる事例が存在していました。 その後、彼からは毎月のように「不妊だろ」と言われるようになり、「私は不妊なんだ、子どもができないのは私のせいなんだ」と自分を追い詰めるようになってしまいました。 病院へ行くという選択肢すら考えることができないほど、私の心はボロボロになっていったのです。 病院へ行ってみると…結局、その彼氏とは妊活のことを含めいろいろと意見が合わないことが多く、別れることに。 別れたあと、婦人科へ行き、体の状態を診てもらうことにしました。その結果「月経困難症」と診断されたものの、「妊娠能力に影響はない」と言われたのです。 医師のすすめで漢方薬を飲んで様子を見ながら、生理前、生理中は生理痛が重くなると言われている食べ物を食べないようにしたり、体を冷やさないようにしたりと、対策して過ごしました。 その後、新たにお付き合いを始めた男性との間に、子どもを持つことができました。そして、妊娠・出産を経た現在は、低用量ピルを飲んで月経困難症の対策をしています。 男性にとって、「生理」を完全に理解するのは難しいかもしれません。それでも、正しい知識を知って、女性と向き合ってくれたら……と思うばかりです。 著者/乙葉えり作画/ちゃこ監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2022年07月19日2022年4月1日に第2子の妊娠を報告した元AKB48の高城亜樹さん。そんな高城さんに、インタビュー取材をさせていただきました! 本日から3日間連続で配信をおこないます。第1回目は「第二子の妊娠」をテーマにしています。今回の妊娠では「つわりが特につらかった」と話していた高城さん。つわりに苦しみながらの育児をどのようにこなしていたのかや、息子さんに妊娠したことを伝えると、予想外の反応をして困ってしまったというエピソードなど、沢山お話ししていただきました!画像出典:高城亜樹さんのInstagramより ー第2子ご妊娠おめでとうございます。今は何カ月くらいで、体調はいかがでしょうか? 高城さん:ありがとうございます。今は6カ月(取材当時)です。食後にまだ少し気持ち悪いことはありますが、ピークは過ぎて毎日元気に過ごしております! ー2歳の息子さんのお世話をしながらのつわりは大変だったと思います。どのように対応されていたのでしょうか? 高城さん:私自身は気持ち悪くて食事を摂りたくなかったので、とりあえず息子にごはんを作って、お風呂に入れて寝かせてあげてっていう、必要最低限のことだけをやっていました。なので部屋はいつも荒れていたし、プラレールを1週間置きっぱなしにしていたこともあります。また、長い時間子どもに動画を見せるのはよくないと思っているので、普段は動画を見せるのを控えめにしているのですが、つわり中はしんどかったので、YouTubeプレミアムに加入していました。あとは、ちょうどイヤイヤ期だったのと、息子はやんちゃな性格なこともあり、おなかを守るために常にクッションをあてながらあやしていました。つわり中はきつすぎて、当時のことはあまり覚えていないんです。YouTube動画でつわり中の様子を公開したんですけど、撮っておいてよかったと思いますね。 ー高城さんがつわりに苦しんでいるときのYouTube動画を拝見しました!もう息遣いもつらそうで……。よくあのときカメラを回しましたなと思いました。 高城さん:ははは(笑)。普通あんなの見せられないですよね。YouTubeも定期的にやっていきたいなって思っていたところにつわりが始まったので、「何か撮らなきゃ!」って気持ちで撮りました。でも、リアルを伝えるには良かったのかな。あれを公開した後、夫から「俺もっとサポート頑張るね」ってLINEが入りました(笑)。 不妊治療も経験し、無事に命が来てくれたーもともと、2人目の計画があって妊娠の準備をされていたのでしょうか? 高城さん:じっくりと妊活していました!1人目の妊活の時に「多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)」だと言われていたのですが、1人目の授乳が終わっても生理周期が安定しなかったので、病院へ行きました。そこからしばらく自己流で妊活に取り組んだのですが、妊娠できなくて……。そこで、婦人科で排卵を誘発する注射を打ち、タイミングを取る不妊治療をしました。 ークリニックでの不妊治療もされたのですね。 高城さん:はい。1年近く続けましたが妊娠できず……。実は当時は2学年差で子どもが欲しかったのでこだわっていたんですが、時間の経過とともにだんだん焦りが出てきて、不妊治療専門のクリニックに通い始めました。そこでは、婦人科ではしなかった甲状腺の数値を調べてくれたんですけど、検査の結果が甲状腺の数値が正常値ではなかったようで、先生から「海藻たくさん食べたりしていますか?」って聞かれたんです。先生の説明によると、海苔とか昆布とかを食べ過ぎると、海藻類が甲状腺の機能を下げちゃうことがあるらしくて。実はそのとき、海苔にハマっていて毎日1袋くらい食べていたんですよ。先生にそれを言うと、「それが原因かわからないけど、まず海苔を食べるのを止めてみてください」って言われました。そしたらその結果、妊娠することができたんです。結局不妊の原因が何だったのかという明確な理由はわからなかったんですが、授かれることが一番ですから、無事におなかの中に命が来てくれたことがうれしいです。 ー妊娠がわかったときのお気持ちはいかがでしたか? 高城さん:もう心臓バクバクです。妊娠検査薬を使うタイミングって、一般的には生理予定日から1週間後って書いてあると思うんですけど、私はその期間がどうしても待てなくて。翌日に家族でキャンプに行くのを予定していたんですけど、そこでお酒を飲むかどうかを判断しなくちゃいけないという口実をつけ、フライングで検査したんです。そしたら線がぱぁっと出て……! もうびっくりしました! ーパパの反応はいかがでしたか? 高城さん:2人で陽性のラインを確認して「えっ、うそっ!?」って。でも夫は、リアクションが薄かったんです。あとから聞くと、「まだ何があるかわからないから、俺が喜びすぎてプレッシャーになったらあかん」みたいな気持ちがあったみたいです。もともと、私が”甘やかされてる”って感じるくらいやさしい夫なので、そのやさしさゆえの反応だったんだと思います。でも、それから家事や育児をもっとしてくれるようになって、夫の喜びや気遣いを感じることができましたね。 コロナ禍はもちろん不安。でも、止められない家族の時間を優先画像出典:高城亜樹さんのInstagramより ー息子さんにはどのように妊娠を伝えて、どんな反応でしたか? 高城さん:おなかに乗ったりすることが多かったので、「おなかの中に赤ちゃんがいるから乗らないでね」って一度話したんですけど、そのときは「ヤダ!」って言って逃げて行ってしまったり、泣いて拒否したりと、反抗的な態度を取っていました。また、これまでニコニコで通っていた保育園も、それ以降は泣きながら登園するようになってしまったんですよ。保育園の先生からは、「子どもが拒否するときはお話しなくても大丈夫だと思いますよ」ってアドバイスをいただいたのですが、そこから一切赤ちゃんの話をするのをやめました。 ー妊娠発覚当時は、2歳過ぎたばかりとのことでしたね。 高城さん:息子なりに感じるものがあったのかな。でも、それから少し時間が経ち、胎動を感じ始めたくらいのころ、何気なく私がおなかにあてていた両手の形が、息子のほうから見るとハートマークに見えたみたいで。「ママ、ハートしてる!」って言ってきたんです。そのタイミングでもう一度おなかに赤ちゃんがいることを息子に伝えると、「赤ちゃんいるの?」って以前と反応が全然違ったんですよ。それからは毎日「ママ、ハートして」って言うようになって。今ではおなかの上に作った私の両手のハートマークに向かって息子がお話しするというのが、寝る前の習慣になっています。最初報告したときに「イヤ!」って泣いた姿を見ていたので、赤ちゃんの存在を受け入れてくれたことにホッとしました。 ーコロナ禍で落ち着かない中で、妊娠のタイミングは悩みませんでしたか? 高城さん:コロナ禍の妊娠は、感染対策とかワクチン接種とか心配事はあって、いまだに不安ですね。でも、コロナで世界は変わってしまっても、自分の年齢や家族の時間は止められないじゃないですか。例えば、"あと1年で収束する"とか見通しがわかっていたら、妊娠中の不安を取り除くために妊活はお休みって選択もできたと思うんですけど、そうじゃなかったので……。止められない家族の時間、家族の幸せを優先したいなって私は思いました。 ーパパとは妊娠のタイミングについて話し合ったりしたのでしょうか。 高城さん:そこまで2人で真剣に話し合ったというのはないのですが、パパの中でも、コロナ禍だからって妊娠を先送りにしようっていう考えはなかったようです。ワクチン接種に関しても、妊娠や出産のことを考えて、「俺が遠征で移動したときにコロナをもらってきてしまうとダメだし」って私のことを気遣ってくれて。私たちの場合は、"コロナだから妊活はやめよう"っていう流れにはならなくて、”コロナ禍だからこそ、自分には何ができるのか"っていうのを夫は一生懸命考えてくれていたように感じます。 高城亜樹さん、この度はたくさんお話ししてくださり、ありがとうございました! おなかに添えたママの手を見て、「ママハートしてる!」と言い出した息子さんのエピソードを聞いたときは、とってもかわいい視点だなぁと思いました! さて、インタビュー第二弾は、高城さんが妊娠生活で大変だなと感じたことを中心に、お話しを伺っています。ぜひ次回の配信もお楽しみに♪ ▼高城亜樹さんのSNS情報一覧PROFILE:高城亜樹さん1991年10月3日生まれで東京都出身。アイエス・フィールドに所属をしており、タレントや女優、YouTuber、女優としてバラエティ番組やドラマ、CMなどに出演。InstagramやYouTubeチャンネル「あきちゃのままチャンネル」では子育ての様子を発信している。2019年に2月にプロサッカー選手の高橋祐治さんと結婚。2019年11月に第一子となる男の子を出産。現在第二子を妊娠中。著者:ライター 山口がたこ漫画も描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」と出来すぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中!
2022年07月13日ベビーカレンダーは、2022年6月15日(水)〜6月18日(土)の期間、2018年6月15日以降に第1子または一番下のお子さんを出産したベビーカレンダー会員のママ504名を対象に、「コロナ禍における第2子以降の妊娠」に関するアンケート調査を実施しました。2022年6月、厚生労働省から2021年度出生率が発表されました。出生数としては、81万1604人となり、前年に比べ2万9231人減少。出生率(人口千対)としては、6.6で前年の6.8よりも低下したという結果になりました。この結果は、1899年の調査開始以来過去最少を更新しています。新型コロナウイルスが流行して2年目となる2021年は、妊娠・出産においてもコロナ禍の影響を受けた年だと言われています。 そこで、ベビーカレンダーは、新型コロナウイルス感染症が流行して2年が経った今、妊活に対する意識はどう変化しているのか、アンケート調査を実施しました。その調査結果を、2020年6月に発表した『コロナ禍における第2子以降の妊娠』に関する調査結果と比較し、分析いたしました。 2020年と比較し、妊活を休止・延期・断念する人が減少!新型コロナウイルスの影響で妊活・妊娠に関する考えに変化があったのは約15%と、約20%減。感染拡大から2年以上が経過し、妊活に前向きな人が増加!▼2020年度調査結果 ▼2022年度調査結果 第2子以降の妊娠を希望していた経産婦さん205名に、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、妊活の状況や、今後の妊娠への考えに変化があったかを尋ねたところ、「とても変化があった」3.9%、「まあ変化があった」12.2%と、あわせて16.1%の方が変化があったと回答しました。 前回の調査結果と比較すると、2020年度の調査結果は「とても変化があった」15.4%「まあ変化があった」22.0%と、変化があった方が37.4%でしたが、今回の調査では変化があった方が16.1%と、20%以上も減少しています。 この調査において「とても変化があった」「まあ変化があった」という回答は、「妊活や不妊治療を休止した」「妊活や不妊治療の開始を延期した」という方や、「妊娠を諦めることにした」という方など、新型コロナウイルスの影響で妊活を休止・延期・断念した方々の回答となっています。この結果から、2022年度の調査では、妊活を休止・延期・断念したという方が2020年度に比べて約2割減少したことが明らかになりました。 一方で、「あまり変化がなかった」32.2%、「まったく変化がなかった」29.8%と、新型コロナウイルスの流行に左右されない方が62%と全体の半数以上を占めるという結果に。 2020年から2021年にかけて、コロナ禍の長期化により、国内での「Withコロナ生活」が謳われてきました。今回の調査結果から、普段の生活だけでなく妊活においても、Withコロナが定着し、妊娠・出産への影響も以前に比べ緩和されていることがうかがえます。コロナ禍での生活が当たり前になりつつある今、妊娠・出産について前向きに考える方が増加していることが分かりました。 依然として新型コロナ流行中の現在における妊活の理由は?年齢的なリミットを感じている方が約80%! 新型コロナワクチン接種が始まったことや正しい情報を得て不安が解消されたことも妊活開始のきっかけの一つになったとの回答も上記の調査結果から、2020年に比べ、妊娠・出産に前向きな人が増加しているということが判明しました。そこで、現在妊娠中または妊活中(不妊治療も含む)の方232名を対象に、「依然として新型コロナウイルス感染症が流行しているなか、妊活をした/している理由やきっかけ」について質問しました。 その結果、「年齢や体のことを考え、早めの妊娠を希望していたため」79.3%と、自身の年齢的リミットを感じて妊活を開始している方が非常に多いことが分かりました。その他にも「上の子どもとの年齢差を考えたため」54.7%と、他の子どもの年齢差を考えている方も50%以上という結果に。 多くの方が、自身の年齢、もしくは他の子どもの年齢を考えて妊活を開始しているなか、「新型コロナワクチン接種が開始されたから」14.2%、「新型コロナに関する正しい知識や情報を得て、不安が解消されたため」7.3%と、長引くコロナ禍でさまざまな対策が強化されていることが妊活開始のきっかけになったという方も複数いました。中には、「育児休業法が改正され、男性が育休を取得しやすくなったため」3.5%と、2022年4月の法改正をきっかけに、妊娠・出産を開始する方も見受けられました。 ■妊活を開始した方のコメント・新型コロナがいつ収まるかは未知数だし、自分の年齢もリミットが迫っているため。 ・感染症が怖くて一旦中止したが、流行が収まる気配がなく、年齢的にもあまり時間がないので再開。 ・年齢のこともあるし、Withコロナになっていくと考えたため。 ・新型コロナのワクチン接種の時期との兼ね合いで妊活時期をずらした。妊娠初期にワクチン接種はしたくなかったので、2回目のワクチン接種をしてから妊活を開始した コロナ禍で妊娠・出産は「大変」「不安」ばかりではない!実際にコロナ禍で妊娠・出産を経験した方からは「立ち会いや面会ができない分、助産師さんが陣痛時から入院・退院時までとにかく手厚くフォローしてくださった」などのポジティブな声が多数!新型コロナウイルス流行初期の2020年に比べ、妊娠・出産に前向きになっている方が増加しているとはいえ、まだまだ続くコロナ禍。感染対策もあり、今まで通りの出産ができないことに不安を感じる方も多くいるのではないでしょうか。そこで、実際にコロナ禍で妊娠・出産を経験した方からのコメントをご紹介します。調べるだけでは分かりづらいリアルな声を知り、少しでも妊娠・出産への不安を解消していただければと思います。 ■妊娠・出産時のコメント・在宅勤務がしやすくなり、つわりのときは本当に助かった。 ・診察のとき、妊婦さんのみ待合室にいることができたので、そんなに混雑せず感染のリスクも少なく過ごすことができた。 ・ワクチン接種をしていたので安心だった。周りの人も感染予防対策をしているのが当たり前の時代なので、新型コロナ以外の感染症もかかりにくいことがよかった。 ・新型コロナ流行初期に妊娠中期だったため、出産後どうなるのか不安だったが、助産院で感染症対策を徹底していたし、胎児への影響なども丁寧に説明してもらって安心して過ごすことができた。 ・立ち会いや面会ができない分、助産師さんが陣痛時から入院・退院時までとにかく手厚くフォローしてくださった。 ■出産後のコメント・立ち会い出産や面会ができなかったこと自体は寂しさや残念な気持ちがあったが、感染対策という意味では徹底されていて安心できた。 ・産婦人科が人の出入りの制限や消毒の徹底など実施していたため、入院中は安心して子育てに集中できた。 ・入院中は面会もできず心細かったが、逆に赤ちゃんと2人っきりで貴重な時間を過ごせたし、赤ちゃんを預かってもらっているときは1人で食事したりお風呂に入ったりと、好きなことをしてゆっくり過ごせてよかった。 ・夫が在宅勤務で一緒にお世話できたので、今後の安心材料になった。 ・コロナ禍で夫の在宅勤務が増えたり、友人との外出が減ったりして、パパが子どもと接する時間が増えたおかげで、想像していたよりは気楽に過ごせた気がする。 <調査概要>調査対象:2018年6月15日以降に第1子または一番下のお子さんを出産したベビーカレンダー会員のママ504名調査期間:22022年6月15日(水)〜6月18日(土)調査件数:504件※集計結果は100%にならない場合がございます。
2022年07月11日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん