とある平日のお昼ごろ。私は実家の母に会いに行くために、駅のホームで電車を待っていました。すると、突然見知らぬおじいさんが、私の体にぶつかってきたのです! 私が通行の邪魔になっていたというわけではなく、どう考えてもわざととしか思えません。わざわざ相手にするのは面倒なので、私はそれ以上関わらないように、おじいさんから離れた場所で電車を待っていました。数週間後。私は妊娠がわかり、実家の近くにある産婦人科に通うようになりました。その日も、駅のホームにあるベンチに座って電車を待っていると、先日ぶつかってきたおじいさんが目の前を横切りました。駅で出会ったおじいさんおじいさんは、あのときと同じように若い女性にわざとぶつかり、よろけた女性を邪魔だと怒鳴りつけています。その女性は誰かに迷惑をかけるような行動を取っていたわけでもなく、ゆっくり歩いていただけ。私は女性のもとへ歩み寄り、立ち上がるのを手伝いました。 私はおじいさんを睨みつけて「あなた、わざとこの方にぶつかりましたよね?」と言いました。しかし、おじいさんは謝るどころか逆ギレしてきたのです。 「年長者に向かって、なんだその態度は!? お前の親はどういう教育をお前にしていたんだ!?」 私を怒鳴って、その場から立ち去りました。 妊婦より老人優先?!別の日、私は妊婦健診のために電車に乗って産婦人科へ向かいました。通勤ラッシュは避けたものの、席はどこも埋まっています。つわり真っ最中の私は立っているのがつらく、座りたいと思っていました。 幸い、マタニティマークに気づいた女性が席を譲ってくれ、座ることができました。気分が悪かったのでそのまま目を閉じていると、とある駅で乗り込んできた男性が私の前に立ち、電話で話をしています。その声には、聞き覚えがありました。 目を開けて見ると、そこには例のおじいさん! 厄介なことになりたくなかったので、私は再び目を閉じました。 おじいさんは電話を切ると、私に「おい! お前、何で席を譲らない!?」と強要してきたのです。私はカバンのマタニティーマークを見せながら、妊娠していてつわりがつらいので座っていると訴えました。 そんな私の言葉はおじいさんには届かず、「妊婦より老人優先だ!」と、聞きません。 降りるのは、どっち?相手にするのもつらいので、しぶしぶ立ち上がろうとしたところ、近くに座っていた女の子が会話に入ってきました。「妊婦より老人優先ってどういう主張!?」さらに仲間と思われる子も「こんなじいさんに何言っても無駄だわ。お姉さん、こっち来なよ。私らの席、座って」と続け、私に席を譲ってくれたのです。 彼女たちは看護学生らしく、知っている限りの知識を使って私の体を気遣ってくれました。その様子を見てもなお、おじいさんは「妊婦がそんなに偉いのか!」「女のくせに偉そうにするな」と大きな声で怒鳴っています。 すると電車に乗っていた女性が、ひとり、またひとりをおじいさんに近づき、ひと言。「妊婦さんが転んだら危ないでしょ? 責任取れるの?」「おなかの中で子どもを育ててるんだから偉いに決まってる!」「そんなに偉そうにしていると、困ったとき誰も助けてくれませんよ」それを聞いて、みんな頷いています。何も言い返せなくなったおじいさんは、次の駅に着いたとき、すごい勢いで乗客をかき分けて外に出て行きました。 あの日の経験を忘れないそれ以来おじいさんを駅で見かけることはなくなりました。 私はというと、嫌な思いはしましたが、同じ電車に乗り合わせた看護学生が会うたびに気を使ってくれたり、たまたまいた他の妊婦さんとママ友だちになったりと、素敵な縁が続いています。まもなく出産を迎え妊婦生活を終えるわけですが、あのときやさしくしてもらったことは忘れません。 妊婦さんはもちろん、お年寄りや小さな子どもを連れた保護者、体の不自由な方と乗り合わせたときには、思いやりを持って接していきたいと思います。 妊娠中の女性は体調が悪いことも少なくありません。マタニティマークを身につけている方を見かけたら席を譲り、安全に、そして体に無理のない移動ができるように促してあげたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月16日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。2回目の圧迫骨折でトイレへの移動が負担になってきた義母は、自らおむつの使用を申し出ます。しかし、自分ではくパンツタイプではなく、他人にはかせてもらうテープタイプをチョイス。他人様の体に触れるのは抵抗があるため断ってみたものの……それが通用する相手ではなく、まる子さんは覚悟を決めて引き受けるしかありませんでした。紙おむつは寝てから目覚めるまでの間で蒸れて気持ちが悪いということで、布パンツと吸水ナプキンを使用することにした義母。おしっこをしたらすぐに自分で取り替えられますが、使用済みのナプキンをそのままゴミ箱に入れてしまうため、部屋中が悪臭に……。さらに、パジャマやシーツなどの汚れものも毎日出て、洗濯の負担は大きくなる一方です。 本当に痔ですかね? 今日の義母からの要求は……平常運転です。 絶対にやりたくなかったので、夕飯の支度途中という理由で立ち去りましたが……。 夕飯を届けに行くと、「仕方ないわよね」という呪いの言葉を発して私の動きを封じました……。 もう逃げられない体勢で待っている義母。痔の申告もあり、絶対に見たくないし嫌だけど覚悟を決めておしりの穴を確認すると……。 さすがに心配になり、義姉に肛門科へ連れて行ってもらうことにしました。結果は、肛門から直腸が飛び出す病気「直腸脱」でした。 便秘薬を処方してもらうため、かかりつけ医のもとへ再度受診したところ……。 2回目の圧迫骨折後、横になっている状態が増えた義母は、もともとの便秘体質が余計にひどくなったように感じます。本人もそれを気にしているのか、浣腸(かんちょう)を試してみると言いますが、私も義母も浣腸は未経験。入れ方すらわかりません……。 本当は自分でやってほしいところですが、「怖くてできないからやって」と言われてしまい、断ることもできずにいざチャレンジ。……が、浣腸以前に肛門付近の異様な光景に腰を抜かします。義母は痔だと言っていましたが、痔ってこんなのだっけ? と思うようなビジュアルなのです。 さすがに心配になり、義姉に肛門科へ連れて行ってもらうことにしました。結果は直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)。かかりつけ医を再度受診したところ、医師から肛門ケアは自分でするように言われていましたが、その場でハッキリと「この人にやらせます」と断ってみせた義母。……私の意思はいずこへ。 --------------肛門なんて、自分のもあまり直視する機会がないくらいなのに、他人のものを見るのはかなり抵抗がありますね……。しかも、見たこともない景色が目前に広がっていたら、さすが焦ってしまいそうです。とはいえ、義母の自分ではやりたくないという意思は固いようなので、もうここは慣れるしかないのかもしれません。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター まる子 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生
2023年12月10日これは、初めての出産を控えていたときの話です。予定日が近づき、日に日に緊張が増していくのを感じていました。産婦人科の定期健診でも、医師から顔色が悪いと言われていた私。今後のことを相談するために、次回の定期健診には夫も一緒にきてほしいと言われたのですがーー。私は、仕事から帰った夫に「一緒に病院に行ってほしい」と伝えました。すると夫はひどく面倒くさそうな顔……。それでもなんとか説得して、一緒に病院へ行くことになりました。入院して大丈夫…?「赤ちゃんを安全に産むために、やっぱり入院をおすすめします」 診察室に入ると、入院を進められた私。母体の栄養状態がかなり悪化していたよう。たしかに、妊娠週数が進んでもつわりが続き、ごはんが食べられていませんでした。赤ちゃんのためにはすぐにでも入院したいところですが、わが家にはひとつ問題があります。それは妊娠にまったく理解がない夫。こんな体でも家事は全部私がやっていて、それが当たり前だと思っています。 その話を聞いて先生はビックリしていましたが、いい考えがあると言い、私にそっと耳打ちしてきました。……なるほど! もしかしたらいい方向に行くかもしれないと思った私は、先生の提案に乗ることにしました。 夫を変えたのは…診察室を出ると、座りながらスマホゲームをする夫の姿が。周りにたくさんの妊婦さんがいるというのに、席を譲ることすら考えない夫にゲンナリしてしまいます。 入院することになったと話すと、「え? 入院? なんで? 妊娠は病気じゃないだろ?」と相変わらず理解がありません。 「俺のメシはどうすんの?」 私にトドメを刺したのがこのセリフ。聞いた瞬間、私の中で何かがプツンと切れたのを感じました。夫にとって私は、家事要員でしかないようです。 我慢の限界がきた私の口からは、自然と暴言が飛び出していました。 「このままあんたと過ごすなんて無理! もう一緒に居られない! あんたみたいなダメ夫いらない!」 夫はさすがにまずいと思ったのか、謝ってきました。その気持ちが本当なら、今日の午後に開催される「妊婦体験教室」に参加するように言いました。参加しないなら離婚するからと伝えると、慌てて午後の予定をキャンセルしていたようです。教室では、つわりは酷い二日酔いの状態が何カ月も続くようなものであることや、大きくなったおなかが7~8キロもあることを丁寧に説明してくれて、器具を使って実際に妊婦の体を体験させてもらえました。しゃがもうとしただけでバランスを崩して倒れてしまった夫をロックオンして、先生はひと言。 「この状態の奥さんに、お風呂掃除やトイレ掃除、料理や洗濯をしろという人も、中には居るんですよ~!」 夫の表情が青ざめていきます。そして、その後は先生の話にも耳を傾け、なにやら考え込んでいました。 「くれぐれも、おなかには自分の子孫がいて、奥様はそれを大切に育みながら生活していることを、旦那様方はお忘れにならないように!」 こんな素敵な言葉で教室は終了。夫は今までの自分は間違っていたと、謝罪してくれました。先生の作戦は大成功でした! すっかりパパらしくなった夫別人のようになった夫は、早々に入院の手続きを進めてくれました。 「俺のことは気にせずしっかり休んで! 安心して元気な赤ちゃんを産んでくれ!」 夫が言ったその言葉にウソはありませんでした。日に日に家事を極め、カレーが作れるようになったり、洗濯物を早くたためるようになったり、私が入院中にめざましい成長をとげているようです。さらに驚いたのは、赤ちゃんが産まれたら育休を取ると言ってくれたこと。これまで家庭よりも仕事を優先していたのに、この変わりよう……。ついこの間は「俺のメシは?」なんて言っていたのが、信じられません。これなら、私も安心して出産を迎えられそうです。2人で協力して、大事に大事に子どもを育てていきたいと思います。 妊娠している女性がどんなにつらいか、実際に体験をするとよくわかるようです。今回のような「妊婦体験教室」がもっとメジャーになり、父親になる人全員に体験してほしいと思ってしまいますね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月09日もともと私より収入が低いことを気にしていた夫。妊娠を機に私が仕事を辞めると、突然夫の態度が豹変して……!?私も夫の稼ぎだけに頼るのは不安だったので、子どもを産んだ後も仕事を続ける予定でした。しかし、夫の説得により、妊娠・出産後は専業主婦になることをしぶしぶながらも受け入れました。 そしてついに退職届を出した日、なんだか夫の様子がいつもと違ったのです――。 夫への違和感仕事に未練を残しながらも、専業主婦になることを決めた私。退職届を出して家に帰ると、夫から「お疲れ様」とメッセージが届きました。 「私、本当に仕事を辞めてよかったのかな……」とぽつりとつぶやくと、「俺の収入だけで問題ないって結論になったろ?」「生まれた子どもの世話だってあるんだ」「退職届を出したんだからもう諦めてくれ」と夫。 私だって、夫を困らせたかったわけではないのです。ついこぼしてしまった言葉に対して、そこまで言わなくても……と思ってしまった私。なんだか夫から威圧されているような感じすら受けました。 妊娠で気持ちが不安定になりやすいのだろうと思った私は、「もうこの話は終わりね。私も気持ちを切り替えるわ!」と仕事の話題を打ち切ることに。夫も「俺もいろいろと手伝うから、身体を第一にしろよ」と私を気遣ってくれたので、私は子どもが生まれた後の暮らしに思いを馳せながら家事に勤しむことにしたのです。 しかし……。 豹変した夫2カ月後――。 私が退職してから、夫は豹変。毎日のように飲み歩き、来月出産予定の妊婦の私に車で迎えに来させるのです。なんだか夫のいいように使われているような気がして、私は愚痴をこぼすことが増えていました。 今夜もまた、日付が変わっても帰ってくる気配のない夫に「いつ帰ってくるの?」とだけメッセージを送りました。すると、「もうちょい後になるわ、それまで起きてて~」「妊婦でも車の運転くらいできるだろ、働いてないんだから迎えくらいきてくれよ」といつもと同じ返信が。 「最近ひどすぎない?私は別にあなたの召使じゃないんだよ?」と苦言を呈すと、夫は「当然だろ?お前は仕事をやめて俺に養われる立場になったんだから」「俺の方が立場が上なの」と返してきました。 私に仕事を辞めるよう、説得してきたのは夫の方。子育てや家事に専念するために仕事をやめたのであって、夫婦の立場は対等なままだと私は思っていますが、夫の考えは違ったようです。次の言葉には絶句してしまいました……。 「俺にたてついて困るのはお前の方だぞ?別に俺は生活費入れなくてもいいんだけど?」「女のくせに無駄に出世しやがって、俺より収入高かったからって偉そうにするな!だから仕事辞めさせたんだぞ」 私は一度も収入のことで夫を見下したことはないのですが、私が思っていた以上に夫は気にしていたようです。「本当だったらお前が気を利かせて自分で辞めるのが筋だったのに……」とまで言われて、私は怒るどころか呆れてしまいました。 「ちゃんと反省して、俺を迎えに来いよ」と相変わらずの調子の良い夫。これだけ言っておいて、まだ迎えに来いという神経がわかりません。「帰りはタクシーなりなんなりで勝手に帰って来てください」とだけ返すと、「迎えに来なかったら許さないからな!」と脅しはじめました。 しかし、妊婦は身体が第一。産まれてくる子どものためにも、私はスマホの電源を切って寝ることにしました。 翌日――。 結局遅くまで飲んで、タクシーすら捕まえられなかった夫は、ビジネスホテルに宿泊。今日はそこから出社したようです。 「お前のせいでこうなったんだぞ」「誰のおかげで飯食えてると思ってんの?」と、私のスマホには夫から暴言メッセージが続々と届いていました。 「私は収入とか立場とか気にしてないから」と返すと、「お前がそういう態度なら俺にも考えがある」「お前とは離婚する」と離婚を持ち出してきた夫。昨日は酔った勢いであんなことを言っていたと思っていた私は、素面でもこの有様なのかと驚きました……。 「『調子乗ってすみませんでした』ってちゃんと謝ったら許してやるぞ?」「お前がちゃんと立場を理解するだけでいいんだぞ?本気で離婚になったら困るだろ?」とあくまで私に立場をわからせたい様子の夫。私はもう付き合いきれなくなりました……。 「いいよ、離婚してあげる」「これから離婚届もらってくるから、帰ったらサインしてね」と離婚に応じると、「……離婚して困るのはお前の方だぞ?」と勢いを失った夫。 「本当はあなたの方が離婚したくないんでしょ?いざ離婚ってなってビビってるの?」と煽ってみると、「そこまで言うなら離婚してやるよ!後から泣きついてきても許さないからな!?」と強がり始めました。 その日のうちに、私たちは離婚届にサイン。そして、私はサイン済みの離婚届を自分の手元に置いておいたのです。 私の選択は…1週間後――。 「おい、今日はちゃんと迎えに来いよ」と元夫からメッセージが。 「今実家だから無理」と返すと、「俺は実家に帰るとか聞いてないんだけど?」「俺のおかげで生きていけてるくせに、ナメてんの?」と相変わらず私に立場を弁えさせようとしてくる夫。 「もういいわ、離婚決定」「ん?1週間前にしてるけど?」「は?」 離婚届にサインした翌日、私は嬉々として役所にその離婚届を提出しました。それから1週間で自分の荷物をまとめ、ようやく実家に帰ってきたところなのに……。 「あの日は俺が許してやるって言っただろ!」「俺が許してやったんだから、離婚はなしだ!」と喚く元夫。しかし、元夫の許しがどうこう以前に、私自身、元夫のことが無理になっていました。だから、すぐさま離婚届を提出したのです。 「収入のないお前がどうやって子ども育てるんだよ!?」「シングルマザーってそんなに簡単なことじゃないんだぞ!?」となおも喚き散らす元夫。私はこの1週間の間に、元の職場に頼みこみ、出産後にまた働かせてもらう手はずを整えていました。実家に帰ってきたのは、私の両親に子育てを手伝ってもらうためです。 「生まれてくる子どもに、あなたの言いなりで過ごしている私を見せたくない」「この子にはあなたみたいになってほしくないの」と淡々と述べた私。すると元夫は、「あーあ、お前一人で育てたってろくな大人にならない」と言ってきたのです。 その言葉で、この人と離婚できてよかったとあらためて思いました。自分の子どもに対して、平気で「ろくな大人にならない」などと言える元夫のそばで、この子を育てたくない。私の選択は間違っていなかったのです。 その後――。 私は無事に女の子を出産。今は実家で娘の世話をしながら、職場復帰に向けて体力と知識を蓄えています。これから先、この子が大きくなるにつれていろいろなことがあるとは思いますが、元夫を反面教師に精一杯育てていきたいと思います。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月05日第1子妊娠中、妊娠8カ月ごろのお話です。突然の不幸に悲しみがありながらも、少しだけ前を向くことができた体験談を紹介します。コロナ禍での妊娠。家族と久々の再会結婚を機に夫と暮らすために県外に引っ越しました。新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、ゴールデンウィークもお盆休みも帰れず実家の家族に会えませんでした。 妊娠がわかったのは2020年の6月。SNSで家族とはやりとりをしていたものの顔を合わせる機会がないまま時間が過ぎていきました。私の家族は両親と兄で、両親とは連絡をとっていましたが兄とは連絡をとることはありませんでした。 緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスの感染者も少なくなってきたので、妊娠7カ月に入ったあたりに実家に帰ることに。久しぶりの実家で、両親も私の妊娠を喜んでくれ、たくさん話をしました。兄とも少し言葉を交わし、今まで実家にいたときと変わらない時間を2〜3日過ごし、自宅のアパートへ戻りました。 突然の訃報に頭が真っ白……それから数週間後のこと。突然夜遅くに父からの電話。私「もしもし」 父「……もしもし。遅くにごめん。妊婦のお前に言うことじゃないが、言わないといけないことが……」と震えた声。私は胸騒ぎがしました。母が倒れたか、母方の祖母が倒れたかと一瞬で嫌な想像をしました。 私「何があった?」 父「兄が亡くなった……。心筋梗塞で倒れてそのまま……」私は頭が真っ白になりました。当時私は妊娠8カ月。妊娠後期に突入したあたりのお話です。それまでは情緒が不安定でやっと落ち着いてきたころでした。元気だった兄との突然の別れ。何が何だかわからずに実感がないまま、再び実家へ戻りました。 そこには細長い白い箱があり、中には白い服を着て目を閉じた兄がいました。話しかけても返事はなく、いつも私の名前を呼ぶ声も聞こえてきません。 兄と最後に会ったのは数週間前。一緒にDVDを観ようと約束をしましたが、私が出かけるため観られずにいました。「次帰ったらでいいか」という気持ちはありましたが、そんな日はきませんでした。私が帰る日に、「帰るね! またね!」と寝ている兄に声をかけて帰ったのが最後の会話でした。こんなことなら兄と会話をすればよかった、もっと連絡をとっておけばよかったと後悔が押し寄せました。 深い悲しみのなか近づく出産予定日葬儀が終わり兄とのお別れをし、自宅のアパートへ戻りました。すぐに妊婦健診があったのですが、切迫早産とのことで次の日に入院が決まりました。しかし、次の日に受診すると、ギリギリではありましたが自宅安静で良いことになり入院は免れました。 情緒が安定してきていたとはいえ、やはり身内との別れはつらいもの。突然のことならなおさらです。周りには悲しんでいる姿は見せまいと思っていましたが、夜になると悲しい気持ちが押し寄せて声を上げて泣く日々。普段からそんな姿は見せませんが、夫に「泣きたいときは泣いていいよ、寂しいときは寂しいって言っていいよ」と言葉をかけてもらったり、職場の人たちからもいつもと変わらない様子で振る舞ってもらいながらもささいなところで支えてもらったりして、何とか持ち堪えることができました。 それから1カ月後、里帰り出産のために実家に帰り受診をすると、また切迫早産気味に。入院するかしないかの瀬戸際でした。できるだけ家で安静にしながら過ごし、妊娠37週目を迎えました。そして予定日1週間前の夕方に陣痛がきて、次の日の朝に出産しました。 天国で兄が見守ってくれている娘の誕生日は兄の百か日でした。それから1週間後に退院。退院前日から雨が降り、朝方まで雨が降っていました。退院に向けての最後の診察が終わり、病室に戻ると雨が上がっていて、迎えにきてくれた両親と娘とともに実家へ。晴れてよかったねと車の外を眺めていると雨上がりの空に虹がかかっていました。 生まれて初めて見る、端から端まで見えるきれいな虹。兄が喜んでくれているようなそんな気持ちになり、両親にバレないようにこっそりと涙を流しながら家へ帰りました。 妊娠中の兄との別れ、切迫早産でも入院せずに済んだこと、退院の日に虹がかかっていたことを知人に話すと、「お兄さんが見守っていてくれてたんだね」と言ってくれ、きっとそうだと心が温まりました。娘に伯父さんを会わせてあげることはできませんが、きっと天国で兄が見守ってくれていると、私も前を向くことができました。 妊娠中の繊細な時期にあった悲しい体験でした。人との出会いがあるように別れもあり、それはいつ起きるかわかりません。妊娠中に起きることだってあります。ひとりじゃない、周りにたくさん助けてくれる人がいる。つらいときはつらい、しんどいときはしんどい、悲しいときは悲しいと言葉にして伝えることが大切で、私が思っている以上に私のことを想ってくれる人がいて、多くの人に支えられていると思い知ることができました。そして、娘を出産したことで、生と別れについてしっかり向き合うことができたと思います。娘が生まれて3カ月が経ちました。まだまだ大変な時期ですが、生まれてきてくれたことを日々感謝しながら育児を頑張っています。 著者:ぽむぽむ1児の母。生後3カ月の娘を溺愛している専業主婦。
2023年12月02日一人目を妊娠したとき、義母はすごく喜んでくれました。そこまでは良かったのですが、心配だからと妊婦健診にまでついてくるように。正直ちょっと……と思っていたので、ある人の一言でスッキリしました! 妊婦健診についてきた義母は…私の妊娠を喜んでくれた義母。そこまでは良かったのですが、私のことが心配だと言って妊婦健診にまでついてくるように。妊娠中のアドバイスもいただきましたが、いつの時代の話!?というものが多く、困ってしまいました。 今は妊婦さんでも飲める薬を処方してもらえますが、薬は絶対に飲んじゃダメ、食事は2人分食べないとダメなど、毎日そんな話ばかり。産院でも義母は他の妊婦さんや子連れの方に話しかけ、「ミルクは太るからあげちゃダメ」「抱き癖が付くから置きなさい」など的外れなアドバイスを言って周りました。 院内に義母の声が響いていたのか、見かねた助産師さんに「時代が違います」と注意され……。その場に居合わせたママからは「そういう年配の人がいるから私たちは暮らしにくいんです」と言われ、居づらくなった義母は私を置いて帰ってしまいました。 義母は病院での出来事を何人かの友人に話し、共感を得ようとしたようです。ですが、義母の発言の方が良くないとみんなに言われ、自分の言動を反省したとのこと。これ以降、細かいことは言わなくなりました。 ◇ ◇ ◇ 義母は子育ての先輩として親切心から言っているのかもしれませんが、時代や環境が違えば考え方も変わってくるもの。アドバイスの場合でも、押し付けにならないよう気をつけたいですね。 作画/さくら著者:坂本れん
2023年12月01日子どもの便秘(便秘症)とは?症状のチェックポイント、なりやすい年齢はある?便秘とは、便が長い時間出ないか、出にくいことを言います。便秘のために、治療が必要な状態を「便秘症」と言い、便秘症が1~2ヶ月以上続いた場合を「慢性便秘症」と言います。どのような症状で、どのくらい便が出ないと「便秘」なのでしょうか。・週に3回より少なかったり、5日以上出ない日が続く・毎日出ていても、出す時に痛がって泣いたり、肛門が切れて血が出る・小さいコロコロの便や、軟らかい便が少しずつ、1日に何回も出る上記のような症状や状態が見られる場合、便秘と考えられます。子どもの便秘症状が気になりだした時期について、全国の1~3歳の子どもを持つ保護者1500名に対して行った調査によると、0歳が5割と一番多く、1歳、2歳、3歳と続いています。実際に便秘になりやすい時期は、・乳児期:母乳からミルクに移行したとき・6ヶ月頃~1歳頃:離乳食開始時期・2歳頃~:トイレトレーニングの時期・3歳頃~:就園・就学のタイミングと言われています。参考:日本小児栄養消化器肝臓学会|小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン[2013]参考:特定非営利活動法人 日本トイレ研究所|「全国の1~3歳の子どもを持つ母親(20~59歳)1500名に調査」 母子の排便実態に関する実態調査結果便秘の原因は?放っておくとどうなる?排便機能は誕生時に完成しているものではなく、成長するにつれて発達していくものです。便秘症になると日常生活のQOLに支障をきたすこともあり、放置すると徐々に悪化する可能性もある疾患です。適切な治療をすれば排便コントロールがしやすくなります。子どもの便秘の95%は「食事の問題」と「行動面の問題」で起こる機能性便秘であると言われています。「食事の問題」としては、水分の摂取不足や繊維質の少ない食事を摂る傾向にあることが挙げられます。「行動面の問題」としては、ストレスやトイレトレーニングへの抵抗などが挙げられます。遊びを中断したくない、以前の排便で痛い思いをしたから出したくないなど、便意を催しているのに排便しないこともあります。自然な便意に従って排便しないと、やがて直腸に便が貯留した状態に慣れてしまい、便意を感じづらくなります。すると、ますます便が溜まって硬くなっていくため、始めは軽かった便秘が悪化する、という悪循環も起こりかねません。また、まれに他の疾患や薬などによって便秘が起こる場合もありますが、腹痛や嘔吐などの便秘以外に目立つ症状が出るため、排便回数が減少する前に保護者が子どもを受診させているのが一般的です。参考:小児の便秘 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版便秘症を放置し、だんだん悪くなっていくと排便機能が育たず、大人になっても改善しない場合もあります。さらに悪化してしまうと、肛門疾患や結腸癌などのリスクが増加するケースもあります。早期診断と積極的治療が重要です。参考:「排便と健康」(順天堂医事雑誌)子どもの便秘のお悩みQ&A「薬を飲んでくれない」「促しても排便につながらない」など、子どもの便秘は保護者の悩みの種でもあります。ここでは、小児科医の室伏佑香先生がQ&A方式で分かりやすく「子どもの便秘のお悩み」に答えてくださいました。(質問)便秘の薬を飲みたがらないので、ジュースで飲ませてもいいですか?虫歯が心配です。(回答)虫歯、気になりますよね。夜寝る前やお昼寝前に歯磨きをしっかりすること、ジュースを飲んだ後に少量の水を飲む、またはうがいして流すことで、虫歯についてはリスクを減らすことができます。便秘を治すには処方された薬をしっかり飲むことが大切です。薬は便を軟らかく保つものや、腸の動きを活発にするものがありますが、便が詰まってから飲むよりも、溜まらないように毎日飲むほうが効果的です。ただし、水以外の飲み物との飲み合わせに気をつける必要のある薬もあるので、かかりつけ医に相談してください。Upload By 発達障害のキホン(質問)トイレを怖がって入れずウンチができません。トイレトレーニングもうまくいかず、便秘気味になってしまっています。(回答)無理強いは禁物です。便秘症発症のピークは 2~4歳のトイレトレーニングの時期とされます。排便時の痛みや、不適切なトイレトレーニングなどによる不快な排泄を繰り返すことで、意識的にあるいは無意識的に排便を避けるようになる可能性があります。トイレでできないお子さんは、はじめは着衣のまま便座やオマルに座らせてもかまいません。排便しなくても5~10分座っていることができたら褒めてあげたり、ご褒美をあげましょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)現在6歳(年長)の娘がいます。未就園児の頃から3年ほど便秘の治療をしています。治療はいつまで続くのでしょうか?いつ治るのでしょうか?(回答)適切に治療を行えば、数日~2ヶ月で「週に3回以上快適に便が出る」状態になることが多いです。その状態を続けていると1~2年の間に便秘症が治ることも少なくありません。大人になるまで治療を続ける必要がある場合もありますが、生活や食事に気をつけたり、正しく薬を飲んでいれば、日常生活を問題なく過ごせます。治療を継続していても便の回数が週に2回以下だったり、出すときに痛みや出血があったりするようなら、薬の量が足りない可能性があります。軟らかすぎる便が続く時は量が多いかもしれません。そのような場合でも、自分の判断で量を調節せず、排便日誌をつけて、医師に相談してください。Upload By 発達障害のキホン家庭でできる便秘解消法や薬での治療はどんなものがあるの?便秘解消のために、家庭でできる対策は以下のようなものが挙げられます。・睡眠早寝早起きをし、規則正しい生活を送ることが大切です。・食事バランスのとれた食事を3食きちんと摂り、決められたおやつの時間以外には間食を避ける、こまめに水分を摂る、「野菜、海藻、 果物、芋類、豆類」など食物繊維を多く含む食材を取り入れる、などが大切です。・運動身体を動かすことで、腸の運動が活発になり、便通をよくすると言われています。・決まった時間にトイレに行くただし、無理強いや長い時間かけることは避けます。便が出たら大いに褒めてあげましょう。便意を感じたら、トイレに行くことも大切です。なお、赤ちゃんの場合、哺乳不足(水分不足)の場合もあるので、体重を測るなどで確認してみましょう。綿棒での肛門刺激や薄めた果汁を飲ませるなども、便秘改善の助けになります。生活習慣や食事で便秘の症状がなくならない場合には、内服薬を使用することもあります。かかりつけ医の指示に従い、用法用量を守ってしっかり飲ませることが大切です。子どもの便秘によく使われる薬(かっこ内は製品名)として、下記のものが挙げられます。・浸透圧性下剤【糖類】・マルトース(マルツエキス)・ラクツロース(モニラックなど)【塩類】・酸化マグネシウム(カマ、カマグ、マグミットなど)・水酸化マグネシウム(ミルマグ)・刺激性下剤・ピコスルファートナトリウム(ラキソベロン)・センノシド(プルセニドなど)・坐薬・ビサコジル(テレミンソフト)・炭酸水素ナトリウム+無水リン酸二水素ナトリウム(新レシカルボン)内服薬以外には浣腸を行うこともあります。すぐに効果が得られるという利点がありますが、硬い便を排泄する際に肛門が切れて痛みを伴うこともあります。週に3回以上、苦しくなく、痛くなく排便できることが治療の目標とされています。お子さんによっては、治療後2~3日に1回の排便で良好な排便習慣と判断することもあります。参考:日本小児栄養消化器肝臓学会|小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン[2013]参考:小児の便秘 - 23. 小児の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版まとめ便秘は子どもに起きる疾患として頻度の高いものですが、「たかが便秘」と甘く見て放置してしまうと、悪化する可能性があります。「ウンチが出ない」「出すたびに痛い」状態が続くとそれがストレスになったり、園や学校生活にも支障をきたすことになりかねません。診断・治療を早くスタートすれば、のちの経過も良くなります。深刻になりすぎたり、心配しすぎる必要はありませんが、できるだけ早めにかかりつけ医に相談しましょう。
2023年11月24日私は臨月の妊婦で、最近体調があまり良くありません。しかし夫はお構いなしに、家に同僚を呼んで飲み会を開くのです。新築の我が家を自慢したいのか、飲み会を開いては同僚や友人を呼ぶ夫。そのくせ準備はすべて私なので、とても負担です。おなかも大きくなってきたので少しは遠慮してほしいのですが……。 飲み会を控えてほしいと伝えると…家で飲み会をするのは大変です。買い物から、おつまみや食事の支度、後片付けに掃除と、やることがいっぱい。少し控えてほしいと夫に伝えると、いつも家でダラダラしているんだから、たまには動けなんて言ってきました。 この体調でもできることはやっており、横になるのが多いのは体調のせいです。そもそも夫は、妊婦の大変さをまったく理解しておらず……。 しかも今日は夕食を食べてから、ビールが足りないと言い出しました。ビールを買ってきたら、〆の鍋も作ってほしいらしく……、たまったもんじゃありません。心の中で愚痴を言いつつ、しぶしぶ家を出ました。 スーパーへの道中で運命の出会い「どこまでビール買いに行ってんだよ」「さっさと走って戻って来い!」私の帰りが遅いため、しびれを切らした夫が連絡をしてきました。すると「妊婦に何をさせているんだ」とお叱りのメッセージが、私から夫へ送信されたのです。夫は「妊婦は病人じゃない」とキレました。すると……。「あんたたち、明日社長室で尋問ね」意味不明な返信に、やっとおかしいと夫は気づいたようです。そのあとメッセージを送っているのが自分の会社の社長だとわかり、夫は急に挙動不審に……。 なぜこんなことになったかというと、私が社長と運命の出会いをしたからなのです。歩いているとおなかが張ってきたので、スローペースでスーパーへ向かっていると、やさしく声をかけてくれる女性が。私が気を許して愚痴をこぼしたところ、女性は血相を変えました。 そして、夫やその同僚に心当たりがあるというのです。会社名を教えると、彼女は本当に驚いていました。その女性はなんと、夫の会社の社長だったのです。 そこに夫からの連絡がちょうど入ったのですが、やりとりを見ていた社長は私の携帯電話を貸してほしいと言ってきました。そして夫とその同僚たちに苦言を呈してくれたのです。おかげで、私は安心してゆっくり体を休められました。 社長と知り合ったことで決断夫はさらに親としての自覚のなさも指摘され、その点も含め私に謝ってきました。私は離婚を考えましたが、シングルマザーで子どもを育てていく自信がありません。両親も他界しており、頼る人がいないので不安な気持ちでいっぱいだったのです。 そこで社長に相談したところ、いろいろとアドバイスをもらえました。なんと社長自身もシングルマザーで子育ての経験が。慰謝料請求など調停に関することも教えてもらい、これで離婚に踏み切れます。 その後、しばらくして離婚が成立。ーーあれから数年たち、私は家事と育児に協力的な男性と再婚。今は幸せに暮らしています。 ◇ ◇ ◇ 社長との出会いで人生が好転して良かったです。夫婦は本来対等なもの。そこを前提に関係を築いていきたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月23日先日保育園バスで帰ってきた5歳の長男が、おなかが痛いと今にも泣きそうな顔をしていました。周りに体調を崩している子も多かったため、そのまま近所の病院に連れていくことに。そこで思わぬ事態が待っていたのです……。 診断結果は病院に着き、車から降りる際、「おなかが痛くて歩けない!」と泣きながら言う長男。どうやら、お昼寝が終わったあたりから左の下腹部にチクチクと痛みがあったものの、ずっと我慢していたようです。2歳の次男を見張りながら、20kg近くある長男を抱きかかえ病院の中に入りました。 長男はおなかの痛みと、先生に痛いことをされるのではないかと心配で、大声で泣き続けていました。病院では、念のためレントゲン・採血・尿検査をすることに。採血の際にはあまりに長男が暴れるので、タオルでぐるぐる巻きにされ、私と次男は診察室から出される始末。長男の叫び声が病院中に響き渡っていました。 検査や診察の結果を聞くため、再び診察室へ。 すると医師は原因は便秘だろうと言いました。ひとまず大きな病気ではなかったため、ホッとした私ですが、夕方ということもあり、今度は次男が空腹と眠気でイライラがマックスに! 不機嫌な2人をなんとかなだめようとしましたが、この日はなかなか言うことを聞いてくれず、会計を待つ間、2人のグズグズが院内に響き渡りました……。 見知らぬ人たちが…そんな2人の相手をするのに疲れ果てて、私はイライラが声や顔に出ていたと思います。すると待合室にいた高齢の女性たちが話しかけてきました。 長男に「よく頑張ったね」「痛かったね」「もう大丈夫だよ」と声をかけてくれたのです。 「おなかが減った~」という次男には、子連れのママが「もうすぐおいしいごはんが食べられるよ」「ぼく、何歳なの?」と相手をし始めてくれました。 見ず知らずの人たちにやさしい声をかけてもらった息子たち。徐々に気分も落ち着いてきたようでグズグズもおさまりました。助け舟を出してくれた人たちに、感謝の気持ちでいっぱいになった出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラスト/きりぷち著者:鬼頭いちか
2023年11月22日私はもうすぐお母さんになります。先日、医師から絶対安静を言い渡され、すこし早めに産休に入ることになりました。少し早く産休にはいることを夫に伝えると、復職が難しくなるのでは……と言い始めました。私が働いている会社は産休明けのママたちも活躍しており、心配はないと言っているのですが……。 それよりも心配すべきなのは、おなかの赤ちゃんのこと。夫は名前決めや出産準備よりも自分の自由時間が大切なようで、そんな様子がふと気になりました。 えっなんで!?仕事を辞めた!?私が産休に入って1カ月が過ぎたころ、夫が突然の告白をしてきました。「なんで俺だけ働いてんだろと思ってさ」私が働かないことをずるいと思った夫は、とんでもない行動に出たのです。「さっき仕事辞めてきた」信じられないことを言われ、びっくりを通り越してあ然としてしまいました。 「いやいや私、妊婦なんだけど……」彼の目には、私がごろごろしていると映っているようです。我が家には家事を手伝ってくれる夫は存在しないので、絶対安静にもかかわらず家事全般は毎日しているのですが……。 産休中の私の給与だけではやりくりできないので、夫には再就職先を探してほしいと伝えました。彼は貯金を取り崩せばいいと簡単に考えていますが、あのお金は今使うべきものではなく……、本当に困ってしまいました。 毎日ふらふらして仕事を探さず…夫はなかなか仕事を探さず、ハローワークに行くふりをして遊びに出かける日々が続きました。産休中も給与がもらえることを知ってからは、さらに働く気がなくなったようです。そして私に、ラクな生き方でいいなぁと言ってきました。それを聞いて、ついに私は爆発! 天然でかわいい人だと思って世話を焼いてきましたが、もうこの人とはやっていけないと覚悟を決めました。それから私はさっさと家を出て実家に避難。私が借りていた家に夫が転がり込んできたので、私の荷物を運んだら部屋にはほぼ何も残らず……。 そして、私の親が義実家に連絡。それを聞いた夫は激怒し、勝手なことばかりして無責任だと言ってきましたが、どの口が言う……ですよね。 最終的に両家の両親を巻き込んで話し合い、離婚が成立。養育費の支払いを約束してくれました。どうやら義父の紹介で再就職先も決まったそうです。私は無事に出産し、先月から仕事に復帰しました。 ◇ ◇ ◇ 妊娠中は流産や早産のリスクをできるだけ避けるために自宅安静を伝えられることがあること、子どもにこれからお金がかかってくることなど、調べたり考えたりすれば分かりそうですが……、夫婦の間でも想像力を働かせることは大切ですよね。今後は自分の行いを省みて過ごしてほしいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月10日私の初出産での体験談です。地域で人気の産婦人科医にかかった私。担当の医師はヒゲ面でコワモテの年配の男性でした。妊婦健診で会うときは、言葉数が少なく不愛想な先生だと思っていたのですが、出産の際に見えたその先生の人柄のギャップに心があたたかくなった私。この出来事を通して、厳しい雰囲気で苦手だと感じていた医師の見方が変わりました。 気乗りしない愛想が悪い医師の妊婦健診初めての出産は、母のサポートを受けるため里帰り出産を選んだ私。里帰りする予定の地元は田舎なので、出産する病院は選択肢がなく、母がすすめてくれた産院に通うことにしました。そこで担当してくれたのが、ヒゲの生えたコワモテのおじいさん先生。 妊婦健診で月に1度通ったのですが、無駄な会話は一切なしで、「何か相談があれば助産師さんに言うように」と言う先生は、固く冷たい印象。健診で先生に会うのは気乗りしませんでした。 生まれない! コワモテ先生から厳しいひと言その後、いざ出産の時を迎えましたが、いきみ方がわからずに声を出してしまった私。そのとき先生に、「赤ちゃんが苦しくなる! 声は出さずにいきむ!!」と落ち着いたトーンで言われたのです。厳しい先生の声かけに、思わず泣きそうになりました。 しかし、それまで「こんなに痛くて苦しいのになんで赤ちゃんは出てこれないの? 早く生まれて!」と自分の苦しさばかり感じていましたが、先生のひと言で、赤ちゃんも同じように苦しんで生まれてこようとしていることに気がつきました。 コワモテ先生のギャップにほっこり!「大丈夫。先生が絶対に産ませてあげる! 最後もう1回一緒にいきむよ!」。先生からの「大丈夫」に、私は本当に安心しました。その言葉のあと、先生が赤ちゃんを引っ張り出してくれて、わが子の顔が見えたときはうれしかったです。ゴッドハンドとはこのことかと思いました。 先生は生まれた赤ちゃんを見てひと言。「生まれたころのあなたにそっくり」。とてもやさしく赤ちゃんを見つめる表情。これまでの厳しい先生とのギャップに、心があたたかくなりました。厳しいことを言っていたのは、私と赤ちゃんの命を守るためだったと実感したのです。 コワモテドクターが私の出産後に見せてくれたやさしいまなざしに、これまでにない信頼と安心を感じました。先生の見た目とのギャップにほっこり。先生がこの地域で愛されている理由がわかり、すっかりファンになってしまいました。私と母の親子2代の出産をサポートしてくれた経験豊富な先生に、これからも地元で元気な赤ちゃんの誕生を見届けてほしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年11月08日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?こっちゃんは相変わらずよく泣いてしまい、その涙のワケは便秘と肌の弱さでした。 こっちゃんの便秘はひどく、便意は起きるのは決まって夕食時。落ち着いて食べられず、排便後はもう手をつけないので、それもママを悩ませます。 そして、もうひとつママが頭を抱えていたのは、こっちゃんの肌の弱さです。1日中、かゆそうにしており、それが不機嫌の原因に。かきすぎて出血してしまい、絆創膏を貼るこっちゃんの姿を見るとかわいそうになってしまいました。皮膚科を受診し、薬や保湿剤を処方してもらい、ママが一生懸命ケアをしたものの、症状はあまりよくなりません。 2歳になったこっちゃんの様子は……。 毎日がハードモード 2歳になったこっちゃんですが、相変わらずこだわりが強く、よく泣くので、毎日ママは大変な思いをしていました。朝から不機嫌の日は着替えすらさせてくれません。 そんなこっちゃんでしたが、2歳を超えたころから急速におしゃべりがじょうずになりました。 また、夜泣きにはまだまだ悩まされ、夜中に飲み物を飲みたいとぐずるので、キッチンと寝室を何往復もすることも……。ママの布団が少しでも触れると怒るのです。その後も「暑い~、かゆい~、おなか痛い~」など泣き続け、相手をしているうちに深夜3時に! パパがなだめようとすると、こっちゃんはさらに怒ってしまうのでした。 子どものイヤイヤに対応してあげたい気持ちは山々ですが、家族全員寝不足になってしまいますよね。できるだけ日中に疲れさせ、規則正しい生活を送るなど対策をとりましょう。それでも解消できないときは専門機関などへの相談をおすすめします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※自閉スペクトラム症について自閉スペクトラム症は発達障害のひとつで、対人関係が不得意、強いこだわりがあるといった特徴が現れることが多いです。手が汚れることを嫌がるなど感覚過敏、触られることを極端に嫌うといった行動も特徴の一例として挙げられます。また、過敏やこだわりがある一方で、他のことにはこだわりがない部分も併せ持っていることも多いです。1歳前後の場合、発達に個人差があり環境に左右されやすい時期なので、明確に判断することは難しいです。一般的に、自閉症は3歳ぐらいで診断されることが多いです。気になる症状や行動などがある場合はかかりつけの医師、児童精神科、小児神経科の医師へのご相談をおすすめします。 ※夜泣きについて過敏で泣き止まないからといって自閉症と診断することはできません。乳児期は夜泣きが多く、3時間周期で目が覚めて、哺乳をして寝るということを繰り返します。いずれ、昼と夜の区別が生まれ、睡眠時間も長くなるでしょう。夜泣きの対応は大変ですが、抱いてなだめる、その場を離れてお茶でも飲んで気分を整えるといった方法があります。また、便やガスがたまってないか綿棒浣腸をしてみるのもよいでしょう。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年11月06日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?慣らし保育の期間はこれまでのストレスを発散するように、自分の好物を食べに行きました。こっちゃんのお世話から開放され、自分のペースで食事できることがたまらなくうれしいママ。 こっちゃんは偏食かつスケジュールを絶対に崩したくない子だったので、あまり外食ができなかったのです。 一方、こっちゃんは徐々に慣らし保育に慣れて行きました。14日目にして泣かずに登園! お迎えに行くと、こっちゃんが笑顔で「ママー!」と駆け寄ってきます。泣いてばかりいたこっちゃんの成長に感動するママでした。 しかし、喜んでいたのもつかの間、家に帰るとやっぱり泣いてしまい……。 涙の2大要素! ※かなら→かなり 家に帰ってきたこっちゃんは相変わらずよく泣きます。泣いてしまう大きな理由は、便秘と肌の弱さでした。 便秘がひどかったため30分は泣いてしまい、便意が起きるのは決まって夕食時。落ち着いて食べられず、排便後はもう手をつけないので、それもママを悩ませます。その後、2歳を超えたころから便秘は改善され、ママの悩みはひとつ解消しました。 そして、もうひとつママが頭を抱えていたのは、こっちゃんの肌の弱さです。1日中、かゆそうにしており、それが不機嫌の原因に。かきすぎて出血してしまい、絆創膏を貼るこっちゃんの姿を見るとかわいそうになってしまいました。皮膚科を受診し、薬や保湿剤を処方してもらい、ママが一生懸命ケアをしたものの、症状はあまりよくなりません。 一番つらいのはこっちゃんだとわかっていながらも、毎日のことだったのでイライラしてしまうママでした。 子ども自身がかわいそうだとわかっていても、お世話するママ・パパに余裕がなくなってしまうのは仕方ないことです。自分を責めすぎずに、適度に手を抜いて向き合っていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※便秘について便は毎日1~3回出るのが理想だとされており、食事や水分の摂取量が少ないと、便が硬くなり便秘の原因につながります。小まめに水分を摂り、野菜、海草、果物、いも類、豆類など食物繊維を含む食材をバランスよくメニューに取り入れましょう。なかなか便が出ない、出ても硬いときは、綿棒浣腸もおすすめです。幼児の場合、便秘の薬を内服すると食欲が出て、体重が増え、その後身長が伸びたという報告もあります。 ※子どもの肌の弱さについて子どもの肌は大人より弱く、外部の刺激を受けやすいです。肌の一番外側にあり、刺激を防ぐ「表皮」の厚みは大人の約半分しかないと言われています。皮膚が薄いので、よだれや汗が原因で皮膚炎になりやすいです。手を使ってやさしく洗ってあげましょう。その後は、子ども用の保湿剤やワセリンを使って保湿することが重要です。石鹸を使いすぎると皮脂が不足し、かゆみの原因につながるので注意が必要です。かゆがっているときは、冷たいタオルで拭いてあげる、あるいはやさしく手でマッサージしてあげましょう。アトピーが疑われるときは皮膚科や小児科の受診をおすすめします。 <参考>放っておくと慢性化する場合も!1歳以降の子どもの便秘を小児科医が解説監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年11月05日市から母子健康手帳の交付を受けたときに、両親学級の案内が入っていました。私は里帰りの予定もなく、近くに頼れる身内もいませんでした。妊娠が判明したときから、夫しか頼れない状況での子育てになることはわかっていたのですが、少しでも夫に妊婦の大変さや子育てについて理解してほしいと思い、夫を誘って両親学級に参加することに。今回はそのときの体験談を紹介します。 妊婦体験ジャケットで疑似体験夫は約10kgの妊婦体験ジャケットを着て、妊娠中の日常生活における不自由さを体験しました。10kgのジャケットを身につけて寝転がると、寝返りが打てなかったり、起き上がるのもひと苦労だったりすることを身をもって感じた夫。着替えたり靴下を履いたり、日ごろ当たり前にできていることさえも妊婦には大変だということに気付いてくれたようでした。 妊娠中の足元の見えにくさや、体のバランスのとりにくさなどを実感したおかげで、それからは荷物を持ってくれたり、洗濯物を干したりと、率先して手伝ってくれるようになりとても助かりました。 沐浴体験実際の赤ちゃんとほぼ同じ3kgの重さの赤ちゃんの人形を使って、沐浴体験をしました。まずは助産師さんの見本を見て、その後実際にせっけんを使って、頭や体を洗ったり、ガーゼを使って顔を拭いたりと、試行錯誤しながら体験。顔や耳にお湯がかからないように片手で3kgの赤ちゃんを支えるのは思っていた以上に重く、お風呂はパパ担当、着替えはママ担当と、この沐浴体験を機に役割分担が決まりました。 実際の赤ちゃんとほぼ同じ大きさだったので出産後のイメージがつきやすく、いい練習になりました。 着替え・おむつ替え体験わが子は女の子の予定だったので、女の子のおむつ替えの仕方を助産師さんに教えてもらいました。着替えも下着と上着を2枚重ねて先にセットしておくことで、赤ちゃんを待たせずラクになることを学びました。夫にとって女の子は異性であるため、わからないことだらけでどう扱っていいか不安に感じていたようですが、助産師さんが1つひとつ丁寧に教えてくれたので不安が徐々に消えて、自信をもった表情に変わっていました。 はじめは「恥ずかしい……」と乗り気ではなかった夫でしたが、いろいろな疑似体験をすることで、終わったあとは少しパパの顔になっていました。なんとなくしかイメージできていなかったことも疑似体験したことで実感が湧き、わが子の誕生がより楽しみになりました。 実際に子どもが生まれてからも、夫は自らすすんで沐浴をしてくれたり、おむつ替えをしてくれたりと、助かっています。両親学級での体験から夫の意識が変わり、参加してよかったなと心から思いました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ねね著者:福山あかね一男一女の母。元幼稚園教諭、元保育園勤務。第二子出産を機に退職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月04日現在3歳と1歳の子どもたちが2歳と生後8カ月のころ、注文住宅を建てることになり、ハウスメーカーと打ち合わせをしていた私たち。しっかり話し合いたいところですが、遊びざかりの子どもたちは当然じっとしていてくれず、私や夫が席を立たなければならない場面もしばしばありました。そんな子どもたちへの対応をきっかけに、私と夫の意見は対立することに。夫婦と言えども「報告・連絡・相談」が大切だと気付く経験になりました。 スタッフさんに任せきりにはできない!ハウスメーカーとの打ち合わせのとき、子どもたちを見ていてくれるスタッフさんがいたので、はじめは安心していた私と夫。しかし私は、そのスタッフさんが妊婦さんであることに気付きました。当時子どもたちは2歳と生後8カ月。特に上の子はすぐに走り回るので、妊婦さんだけで面倒を見るのは負担が大きいはずです。 私はスタッフさんに見てもらいながらも、子どもが走り出したり、他の子とおもちゃを取り合ったりしたら席を立つようにしました。しかし夫は打ち合わせに集中しているのか、ほとんど子どもたちのほうを見ません。 意見が対立!夫の言葉に苛立つ私その後私たちは、キッチンのメーカーについて意見が分かれてしまいました。いつも打ち合わせでいろいろなことを決めているのは夫なのだから今回は私に譲ってほしいと言いましたが、夫は「そっちが子どもにばかり構って打ち合わせに参加しないからだろ。スタッフさんがいるんだから任せればいいのに」と不満そうに言ったのです。 「あなたが全然子どもを見ないからでしょ!? 」と私は苛立ち、しばし冷戦状態に。そこで私はふと、夫はスタッフさんが妊婦さんだということや、他の子と揉めることもあると気付いていないのではないかと考えました。 言葉にして初めてわかる相手の考え冷静になって話してみると、やはり夫はスタッフさんのことなどに気付いておらず、驚いていました。私も、夫は打ち合わせに夢中で子どもたちのことを見ていないと思い込んでいましたが、夫は「家は大きな買い物だし、家族のために中途半端な打ち合わせはできない」と責任を感じていたのです。 お互い相手の考えを理解していなかったと謝り、関係は改善。その後の打ち合わせでは、夫も積極的に子どもたちの様子を見てくれたり、私に意見を聞いてくれたりするようになりました。 夫婦と言えども、1つのことに対して違った視点を持っているということを私たちは忘れていました。感情的になるのではなく、冷静に話し合うことで相手の考えを理解することができました。今ではどんなことも「報告・連絡・相談」が基本と考え、私たちは小さなことでも言葉にして話し合うようにして良い関係を築いています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2023年10月29日めぐみは、男の子・ゆうきを出産。夫のてっぺいは、2人を見て絶対に幸せにするのだと意気込んでいました。話はさかのぼって妊娠中のころのこと、飲み会から帰宅したてっぺいはめぐみを気遣い、自分で夜食を作りました。けれども翌朝シンクに残された洗い物を見てめぐみは一瞬複雑な心境に……。さらにてっぺいは、ベビー用品の準備について、「めぐみに任せる」とどこか他人ごと。めぐみとてっぺいがベビー用品を下見している最中、大学時代の同級生・さえとバッタリ会いました。すると、育児ストレスがたまったさえは夫の愚痴を連発。さえと別れると、てっぺいはそんなさえのことを、「変わっちゃったね」「ああなったらおしまいだよね」と、体型や性格をバカにしました。さらには「世の中には綺麗な母親もいっぱいいる。あれじゃ旦那さんがかわいそうだよ」と言い捨て、めぐみは呆然。 めぐみからてっぺいへの不安が募っていた矢先、家にめぐみの母親が遊びにきたのですが……。 これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。母からの忠告 ある日、めぐみの家に母親がやってきました。 おなかが大きくなっためぐみを見て「てっぺいくんは良くしてくれているの?」と心配している様子。 めぐみがてっぺいは妊婦の私にいろいろと気を遣ってくれていると伝えると、母親は言いました……。 「本当でしょうね? 私たちの家系の女は大昔から大人しくてハッキリ言えないタイプばかりだから」と。 どうやら、母親はめぐみがてっぺいへの不満をため込んでいるのではないかと懸念しているようなのです。 てっぺいとの関係について心配はないと、母親に再度伝えためぐみ。すると母親は、「妊娠も出産も命をかけるのはあなたで、めぐみの気持ちが優先されるべき。新たな命をこの世へ送り出すことはそれほど偉大で、壮絶なことだということを忘れないでほしい」と、めぐみに伝えます。 そして、めぐみは母親が祖母から譲り受けたというネックレスを渡されたのでした。 ◇◇◇ めぐみさんがてっぺいさんに、出産を控えた自分の素直な気持ちや、相手への不満などを伝えられていないのではないかと心配するお母さん。実際に妊娠出産、そして育児をした経験があるお母さんは、いかに自分の気持ちをため込まず、相手に伝えることが大切であるのかを痛感しているのかもしれませんね。めぐみさんが、てっぺいさんに対して、素直に伝えられていない気持ちや不安に思っていることがあるのであれば、そのままにせずきちんと伝えて、夫婦で話し合っていけるといいですね。>>次の話バラシ屋トシヤさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター バラシ屋トシヤ
2023年10月25日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「つわりで苦しむ妻を妊婦様wと見下した夫」を紹介します。香織は夫・大輝との子を妊娠中で、間もなく出産を迎えようとしています。しかし、妊娠後期になってもつわりが終わる気配がなく、家事は実母にサポートしてもらうこともしばしば。義両親もそんな香織の様子を心配してくれているのですが……。 理解しろとは言わないけど…「今日はつわり大丈夫だったか?」 大輝は、仕事から帰ると香織の体調を気遣います。出産は間近に迫っていますが、つわりが続いている香織。今日も実母に来てもらい、家事を手伝ってもらいました。それを報告すると、大輝の顔色が変わります。 「正直、あんまり来てほしくないんだよな」「なんか居心地悪い」 大輝の言うことは、香織も理解しています。しかし、大輝が家事をしてくれるわけではないので、体が思うように動かない今は、実母のサポートが本当にありがたいのです。理解しろとは言わないけど、好きで体調を崩しているわけではないと伝えるのですが、ちょっと大げさだと言われてしまう始末。どうやら、義両親からも香織の体調を心配するメールなどがあり、それにもうんざりしているようです。 妊娠してからおかしいよ?ある日、大輝の両親が香織たちの家にやってきました。もちろん香織の体調を心配しているという理由もあると思いますが、久しぶりに息子夫婦の顔が見たかったのでしょう。しかし、あろうことか大輝は義両親の到着と入れ替わるように外出してしまったのです……。さすがにこの態度は感じが悪いと、香織は大輝に注意しました。すると面倒くさそうに、「そうやって親父たちから同情でもしてもらってんの?さすが、妊婦様は違うなw」と言ってきたのです。 この発言はさすがに許せず……。機嫌が悪いからと言って自分に当たらないでほしいと言い返します。妊娠してから、なんだか大輝がおかしくなったと感じていることも伝えると、まわりが優しくしてくれるからって勘違いしているんじゃないのか?と身に覚えのないことまで言われてしまいました。さらに、これ以上適当な嘘をついて迷惑をかけないで欲しいと言い、また出かけてしまいました。嘘はついていないのに……。 出産を終えた妻。覚悟を決めた!出産予定日が迫ったある日、香織は破水しました。そこで大輝に連絡を入れると……。 「破水したって、お前また嘘つくのか」「出産予定日まだなのに演技すんなw」この期に及んで、香織が嘘をついていると疑ってくる大輝。「娘は今病院です」 そう、このLINEを返したのは香織の実母。香織からは大輝への連絡は不要と言われましたが、さすがに父親に知らせないのはマズイと思い、香織のスマホを借りて連絡を入れたのでした。相手が香織ではないと分かった大輝は、慌てて言い訳を並べますが、時すでに遅し。病院に駆けつけた大輝は、すべてを知った両親と香織の実母から門前払いされ、赤ちゃんに会うことは叶いませんでした。 出産を終えた香織は、離婚を決意。大輝のこれまでの言動を振り返り、父親として必要ないと判断したのです。もちろん、みんな離婚に賛成しました。離婚を言い渡された大輝は納得がいきませんでしたが、結局離婚が成立。今は何をしているのか分かりませんが、養育費が支払われているので生きてはいるはずです。香織は産まれた子どもと実家へ帰り、実母の力を借りながら仕事と育児を両立させて幸せな生活を送っています。 妊娠中は予期せぬ体調の変化があったり、おなかの子が気になったり、心も体も不安定になりがちですよね。そんなときに味方でいてほしい夫から心ない言葉を言われたら、離婚の二文字がチラつくと思います。みんなから心配される妻を羨ましく感じたのかもしれませんが、もう少し大人になって妻を気遣ってほしかったですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年10月19日第2子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレに行くと「おしるし」が! 第二子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなかったので、「ついに!」と思ったものの、もうそろそろという目安なだけで、「おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見てしまったので、仕事に行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」なんて伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて……その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園をお休みにした上の子を小児科に連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院へ電話。すると、「入院セットを持ってきてください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院に向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。がんばってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」なんて思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った下の子の誕生した時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ミルク3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。
2023年10月14日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの夜泣き対策について教えてくれました。赤ちゃんの夜泣きに悩まされているというママやパパはぜひ参考にしてくださいね。ママやパパを悩ませる夜泣き。対策を色々やってみるもののなかなかうまくいかないということもあるかと思います。そこで今回は、夜泣き対策についてお話しします。 夜泣きとは?夜泣きは生後6カ月以降の赤ちゃんによく見られ、一般的に、ピークは生後7~9カ月、1歳〜1歳半に減っていくことが多くほぼ2歳までには終わるものとされています。大体の赤ちゃんは、生後4カ月を超えると夜にまとめて寝るようになるといわれていますが、寝ている時間に急に覚醒して泣き出すのが夜泣きの特徴です。 赤ちゃんによっては、すごく激しく泣くので、どこか悪いんじゃないか?と心配になってしまうこともあるでしょう。夜泣きは特に原因がないものが多く、そのためこれといった解決策がないことでママやパパを悩ませているかもしれません。 夜泣きの時期を乗り越えるのは大変ではありますが、「いつか必ずおさまること」と肩の力を抜いて対応できるとよいですね。 夜泣き対策、何をしている?夜泣きには、特に原因がないものが多く、対応に苦労しているママやパパもすることが多いかと思います。 以下は一般的によくママやパパが行っている夜泣き対策となります。室内でできる対策だけでなく、赤ちゃんの気分が変わるように外に出てみるなど、さまざまな方法が試されています。 ・抱っこをする・母乳やミルクをあげる・オムツ交換をする(便秘の場合などは綿棒浣腸)・部屋を移動する・外に出て散歩・ドライブ・衣服を脱がせたり、掛け物を調整する・空調を調整する・一度しっかり起こしてしまう・抱っこする人を変える(ママ→パパなど) など 夜泣きには特定の原因というものはなく、便秘でおなかが苦しかったり、部屋が暑かったり、衣服や寝具の肌触りが不快なのが気になって起きて泣いてしまうなど、要因は様々。原因が不明だからこそ泣き止まない赤ちゃんの姿にママもパパも困り果ててしまうのですね。 夜泣きは、成長過程のひとつなのでママやパパの接し方が悪いということはありません。自分のせいかもしれないと責める必要はありません。 午後の活動量や初めての体験などの刺激が夜泣きの原因になることも日中の活動を増やすと寝つきが良くなるといわれていますが、活動する時間帯も大切です。活動は午前中にするのがベストで、昼寝をはさんで午後から夕方にかけては徐々に活動量を少なくしていくようにすると良いとされています。 また、初めて体験したことや恐怖だったこと、初めて会った人などは赤ちゃんにとっては刺激になります。個人差がありますが、刺激が強すぎるとストレスがかかり夜中に覚醒してしまうことがあるようです。 特に何かができるわけではないのですが、原因がわかれば夜泣きに対応するパパやママも少し気がラクになれるのではないでしょうか? 個人差もありますが、予定は詰めすぎないように、刺激が多かった次の日はおうちでゆっくり過ごすなど調整するとよいかと思います。 まとめ夜泣きの原因は特定できないことが多く、成長と共になくなっていくとわかっていても、毎晩続くとママやパパが心身共につらくなってしまうこともあります。試行錯誤しながら、それぞれの赤ちゃんにあった対処法をみつけていけると良いですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年10月12日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「その子誰の子?」を紹介します。咲子と真司は仲良し夫婦……だと思っていたのは、咲子だけだったようです。近所の人から思わぬ話を聞き、夫を疑惑の目で見るようになりました。その真相とは……。 わずかな違和感を抱いた夫の行動咲子は、最近帰りの遅い真司の体を心配していました。すると同じように、真司もパート務めと町内会の仕事を両立する咲子の体を案じてくれました。本当は今年は当番ではなかったのですが、お隣の奥さんが身重になり、またご主人も長期出張で不在とのことで、代わりを務めることにしたのです。 ある日、咲子は風邪を引いて寝込んでしまいました。それを知った真司は、風邪がうつると困るからしばらく家に帰らないと言い出したのです。大事な案件を抱えている最中なので、何かあったら大変だからと、会社の近くのビジネスホテルで寝泊まりしているようです。しかし、咲子はその真司の様子がすこし気になって……。咲子を病原菌扱いするような発言をし、また心配する言葉もなかったからです。 咲子は病院に行って検査を受け、風邪と診断が下されていました。風邪も大病に繋がらないとは言えませんが、そこまで神経質になるほどのことではないと考えていたのですが……。真司の神経質な反応が気になり、違和感を抱かずにはいられませんでした。 また最近お隣さんと話してわかったのですが、、真司は彼女にフルーツの差し入れをしたようなのです。他人である妊婦のお隣さんには差し入れをするのに、病気の妻にはノータッチを決め込む様子が、咲子にはすこし引っかかったのでした。 真実を知らぬは妻ばかり!?1週間後、いつもより早く真司が帰宅すると家には誰もおらず……。咲子に連絡をすると、実家にいると言います。 そこで咲子は突然、お隣さんのご主人が長期出張から戻ったことを知っているかと尋ねました。知らないと答えた真司は、おなかも大きくなってきたし、これで心細くならないなと安堵します。「俺たちも早く子どもできたらいいよな」「あんたの子なら隣にいるからいらないじゃんw」「え……?」 じつは、お隣の奥さんのおなかの中には、真司の子どもがいたのです。町内会の仕事をしたとき、咲子はご近所さんから思わぬことを言われました。「お隣とは家族ぐるみのお付き合いなのね」と……。真司が彼女の代わりに買い物をし、家に出入りしている様子をいろいろなご近所さんが見ていたのです。 それを聞いた咲子は興信所に調査を依頼。彼の秘密の行動を知ったのです。買い物だけでなく、妊婦健診にまで付き添っていたことが判明し、開いた口がふさがらない咲子でした。帰りが急に早くなったのも、きっとお隣のご主人が戻ってきたことが影響しているはず。 ちなみに、自分の子どもかわからないと主張した真司ですが、隣のご主人の出張スケジュールを確認したところ、真司の子としか考えられない結果が出たと言います。隣の奥さんに誘われた、薬を飲んでいるから子どもはできないと言われた、ご主人が帰るまでサポートしないと咲子にばらすと脅されたと、無責任な発言を繰り返す真司に、咲子は嫌気がさしました。 親として責任ある行動を…その後、咲子夫婦もお隣夫婦も離婚が成立。別れたくない、不倫相手と再婚したくないとごねた真司でしたが、彼の無責任な要求を受け入れることはありませんでした。きっかけは何であれ、不倫したのは自分の意志、その道を選んだのは真司なのですから。 傷つけた相手に慰謝料を支払うのは当たり前ですし、咲子をいつまでも縛り付けておく権利も真司にはありません。結局、子どもを育てるため不倫相手と結婚。しかし、慰謝料の支払いなどが重なって生活は苦しく、すでに関係はギクシャクしているようです。咲子は久しぶりのひとり暮らしを満喫しています。 自分だけ知らずに近所の人は知っている……という状況はつらいですよね。真司にとっては遊びのつもりだったのかもしれませんが、大変なことになってしまいました。自分の言動に責任を持ち、後のことも考えて行動したいですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年10月06日美人だが性格のねじまがった義母に、ささいなきっかけで敵視されてしまった主人公の妻・真奈美さん。夫も義母のいいなりという状況下で、真奈美さんは、義母の自分勝手な言動に振り回されます……。突然来た義妹の発言に… 赤ちゃんの性別が「女の子」だからと、義母から名付けを断られた真奈美さん。結局、自分たちで決めることにし「百花」と名づけました。 後日、義母から買い物に誘われた真奈美さん。その実態は義母の荷物持ちのような役割でした。さらに、義母は妊婦の真奈美さんに5kgのお米をもたせようとします。 疲労からかその場に倒れ込み意識を失った、真奈美さん。義母はまったく気にしない様子でしたが、まわりの人が異変に気づき、救急車を呼んでくれました。 真奈美さんが目を覚ますと、医師は事情を説明。義母に「妊婦さんにあんな重い荷物を持たせるなんて危険行為ですよ」と注意。医師から注意を受けた義母はまったく反省している様子はありませんでした。 真奈美さんが帰宅後、今日会ったことを聞いたらしい夫は、真奈美さんに話しかけてきます。しかし、夫は義母から事実とかけ離れていたことを伝えられていたのです。 真奈美さんは必死に否定しますが、夫には信じてもらえませんでした。 数日後、真奈美さんの家には、義妹の実菜子がやってきました。 実菜子も真奈美さんと同じ時期に妊娠をしており、性別は男の子だそう。真奈美さんは純粋に「おめでとうございます!」と言いますが、実菜子は女の子を妊娠している真奈美さんを見下すような発言をし出します。 あまりに古い考えに呆れる、真奈美さん。しかし、実菜子のマウントは止まらず「男の子を産んで神崎家の跡取りを育てるのが仕事」と時代錯誤の発言まで。 真奈美さんは、早く帰ってもらうため「体調がよくないので、この辺で……」と遮ると、実菜子さんは「お下がりだけど……」と大きな紙袋を渡して帰って行きました。 真奈美さんが中を確認すると、なんと子ども服ではなく実菜子の服のお下がり。その晩、夫・拓也にもらった服を捨てようか迷っていると相談すると、拓也からは「簡単に捨てられないよ」と言われ、泣くなく保管することになりました。 そして、無事に予定日を迎えた真奈美さんは、元気な女の子を出産しました。 アポなしで訪問してきた、実菜子。同じ妊婦なら美奈子さんがどんな時期なのか予想もつきやすいはず。それにもかかわらず、実菜子はストレスがかかるようなマウント話を持ち出していました。性別がどうであれ、愛しいわが子には変わりありません。赤ちゃんは生まれてきてくれること自体が奇跡ですよね。今は性別は関係なく、自分の生きたい道が自由に選べる時代です。実菜子には子どもの人生は親が決めるのではなく、子ども自身で決める時代なのだと早く気がついてほしいですね。 作画/柏屋コッコ著者:ライター 貴野友莉恵
2023年09月28日長女が6歳、次女が3歳のころ、第3子を妊娠しました。夫は仕事が忙しく、普段から子どものお世話は私に任せきり。私は自分の体を労わる暇もなく、大きなおなかを抱えながら子どもたちと遊んだり、お世話をしたりしていました。ある日、妊婦健診で医師から急に10日間の入院を言い渡され、そのまま入院することに。夫と長女、次女の生活が始まったのですが……。 急な入院が決定…子どもたちは? 妊娠9カ月のころ、妊婦健診にて医師から「切迫早産のため、10日間入院してください」と言われました。急に入院が決まり、家に帰ることなく病室に通された私。おなかの赤ちゃんのことが心配なのはもちろん、保育園で私の迎えを待っている長女と次女が寂しい思いをするのではないかと考えると不安になり、その場で少し泣いてしまいました。すぐに気持ちを切り替えて夫に電話し、10日間の入院や、入院中の子どもたちのお世話について伝えます。夫は驚きながらも「わかった。こっちの心配はしないで」と言ってくれました。 コロナ禍だったため高齢の実母や義母は呼ばず、保育園に預かり保育を申し込み、夫は仕事の時間を調整して子どものお世話を頑張ってくれたようです。子どもたちもお父さんの頑張りに応えるかのように、私とビデオ通話するときも泣かないで楽しそうに話をしてくれました。 10日間の入院生活が終わり、無事退院すると、それまで涙を見せなかった長女は「お母さんが帰ってこないかと思った」と号泣。次女はうれしそうにしながら抱っこをせがみ、夫からも「母子ともに健康でよかった!」と言われ、夫と子どもたちがよく頑張ったことが伝わってきました。 私が入院するまで、子どもの世話は私に任せきりだった夫ですが、今ではひとりで子どもたちの荷物の準備や朝の支度ができるようになりました。当時は大変でしたが、夫と子どもたちにもいい経験になったと思います。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:田川ゆうこ
2023年09月26日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「安産祈願のお守りを渡しに友人の家へ行くと…」を紹介します。紗耶香(さやか)は夫の大悟(だいご)、娘の陽菜(ひな)との3人家族。紗耶香の友人である葵(あおい)が妊娠したこともあり、陽菜は赤ちゃんに興味津々。葵がよく遊びにくるからか、最近では自分に妹ができると勘違いしています。そんな娘のことを微笑ましく思っていた紗耶香ですが、陽菜の何気ない一言である事実に気づいてしまい……。 仕事が忙しい夫。パパと遊びたい娘夫の大悟は仕事が忙しいらしく、残業が続いています。そんな夫の体を心配する紗耶香。そして、陽菜がパパと遊びたがっていることを伝えます。次の休日にみんなで遊びに出かけようと紗耶香は提案しますが、「休日出勤じゃなかったらな」と話す大悟。とはいえ、夫も娘のことが大好きなので楽しみにしているようです。 そして、紗耶香の親友である葵が妊娠した話題に。葵は妊娠してから、先輩ママである紗耶香の家によく来るようになりました。そして葵がいると、陽菜はお腹を触るなど赤ちゃんに興味津々。幼稚園で「お姉ちゃんになるんだ!」と言ったらしく、先生から「おめでとうございます」と言われてしまいました。大悟は、「そんなに妹を欲しがってるなら、第二子を考えてもいいかもな」と話します。 安産祈願のお守りを購入して…数日後、大悟は休日出勤で娘と遊べず。夕方になって紗耶香は大悟に連絡。娘と一緒に公園へ行ったことを伝えました。公園の後は、陽菜がお参りしたいというので神社に。葵の出産がそろそろなので、近所の安産祈願の神社へ行きました。 陽菜がお守りも買いたいと言ってきかず……。購入したお守りを葵に届けようと家に寄るものの、誰もいなかったと話しました。すると大悟は、「連絡もしないで押しかけたら迷惑だろ?無理に押しかけるようなことはやめろ」と強い口調に。 なんで大悟が怒っているのか分からずにいると、「葵さんは妊婦だから、ストレスとか与えない方がいいと思っただけ」と言います。「それじゃあ、そろそろ仕事に戻るわ」と言い、会話は終わりました。 お腹の子は誰の子!?後日。大悟から「夕方に送ってきたLINEは何?」と紗耶香のスマホに連絡がありました。「書いたまんまだよ。私たち、離婚しましょう」と返します。急なことで大悟は訳が分からず……悪い所があったら直すから言ってくれ!と離婚に納得していない様子です。 「仕事も終わったしこれから帰るわ」「私なんかよりも妊婦さんの傍にいてあげなよ」「え?」 紗耶香は娘の陽菜を連れて実家に帰っており、自宅には誰もいないと伝えます。「妊婦って誰のことだよ……?」という大悟に、「私たちの身近にいる妊婦って言ったら葵しかいないじゃない。あの子のお腹の中にいるのはあなたの子どもなんでしょ?」と言いました。 葵と不倫はしていないと話す大悟に対し、紗耶香は続けます。「この前、私と陽菜が葵の自宅に安産祈願のお守りを持って行ったとき、あなた葵さんの家にいたよね?私たちが家に着いたとき、慌ててカーテン閉めてたよね?上半身裸で」と話します。 「葵さんの夫は出張中だから弟さんじゃないの?」と言う大悟。なぜ葵の夫が出張に行っていることを知っているのか、大悟に尋ねました。紗耶香から聞いたのかな……と言いますが、「葵の夫が出張に行っているのは嘘だからね」と衝撃の事実を突きつけます。 葵の夫はかなり前から妻の不倫に気づいており、決定的な証拠を押さえるために芝居を打っていたのです。「自宅に監視カメラとか仕掛けてるんじゃなかったかな?私はまだ見てないけど、旦那さんから証拠は集まったって連絡があったし」と紗耶香は話しました。 娘の親権が欲しいと主張する夫紗耶香が2人の不倫に疑うようになったのは、陽菜の一言でした。葵は陽菜に、「お腹の子のパパは陽菜ちゃんのパパだよ」とこっそり伝えたそう。夫に証拠を突きつけられた葵は不倫を白状したらしく、夫にバレないように育てる予定だったと話したようです。 一方の大悟は、離婚をして慰謝料も払うけれど陽菜の親権がほしいと言います。しかし、本当に陽菜のことが大事なのであれば、離婚してから葵と付き合うべきで……。しかも、パパと遊ぶことを楽しみにしている陽菜との約束を破って不倫していた夫に、娘を育てられるはずがありません。「あなたには大事な不倫相手とお腹の子がいるでしょ?陽菜の父親だと言うなら、あの子をこれ以上悲しませるようなことをしないで!」と言い放ちました。 その後、紗耶香と大悟、葵夫婦は離婚。どちらにも慰謝料を請求しました。養育費と慰謝料の支払いが家計を圧迫し、大悟と葵は結婚したものの関係は最悪。1年を待たずに離婚したと聞きました。この件から数年たち、紗耶香は新しい夫と陽菜、そして新たに生まれた妹の4人で幸せな生活を送っています。 不倫がきっかけで家族、親友という関係がバラバラにーー。始めるのは簡単、終わらせ方が難しいのが不倫と言われますが、待っているのは笑顔のない未来……。大切な人を裏切ることなく、家族の笑顔と思いやりを大切にしながら生きていきたいですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年09月25日リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「愚かな義母の孫ゲット大作戦」を紹介します。茉莉(まり)と修司(しゅうじ)は、結婚して2年目の夫婦。子どもはいませんが、今は2人の生活を楽しんでいるので気にしていません。しかし、早く孫がほしい義母はその状況に納得しておらず……。頻繁に連絡をしてきては2人をせかしたり、茉莉を責めたりするので、夫婦はストレスに感じていました。 夫婦の日常生活を乱す義母今日も義母は、息子夫婦に孫がほしいとアピール。修司には、なぜか知り合いの妊婦さんの話を延々としたそうです。義母の孫がほしいという気持ちは理解していますが、検査をしても異常はなく、妊活をしてもなかなか結果が出ません。そんな2人の気持ちを、義母にはくみ取ってほしいと思っているのですが……。 2人は改めて話し合い、義母に振り回されず、自分たちのペースで進んでいくことを確認。そして、修司は義母から意味不明に責められている茉莉を気づかい、元気づけたのでした。「子どもができたら、今みたいに茉莉を一人占め出来なくなるのか……」 「修司は私の事、大好きだもんねw 」 なんて、じゃれ合う仲良し夫婦です。 しかし、その後も義母の勢いは止まらず。これ以上見守っていたら孫の顔を見る前に死んでしまうと脅してくる始末。追い詰められた茉莉は、「これ以上どうしろって言うんですか?」 と思わず義母に詰め寄ってしまったのです。茉莉の態度が気に食わなかった義母。後日、大変なことが起こってしまうのですーー。 家に帰ると妊婦さんが…!?「お義母さん、家に妊婦さんがいるんですけど……! 」「ああ、新しい嫁よ」「は……? 」 数日後、茉莉が帰宅すると家の中に妊婦さんがひとり。状況が飲み込めない茉莉。なんと、その場にいた妊婦の玲奈本人もよくわかっていない!?どうやら義母の仕業らしいと気づき、茉莉が急いで連絡すると、義母が新しい修司の妻を見つけたから出ていけと言うではありませんか。玲奈に至っては、義母の家だとうそをつかれて連れてこられたようです。 玲奈の両親と義母は友人同士で、彼らには了解を得ていると言いますが、こんなことはあってはいけないことでしょう。ですが、シングルマザーになる玲奈は助かるだろうし、修司にはすぐに子どもができる妻が必要だし、うってつけのカップルじゃないかと義母は少しも悪びれる様子がなくーー。 義母そして妊婦のその後は…茉莉から事の顛末を聞き、本気で怒った修司。この期におよんで孫の顔が見たいと譲らない母親に、絶縁を言い渡しました。「孫の顔を見られないだけじゃなくて、息子も失うなんて…… 」どうしてそんなひどいことができるのだと息子に食ってかかりますが、人としてやってはいけないことをしたのは間違いなく母親の方でした。自業自得というものです。 息子から見放され、孫を見るという夢も失った義母はパートを辞め、自宅に引きこもる生活を送っているとのこと。修司と茉莉は義母から遠く離れた場所に引っ越し、その数カ月後には妊娠、出産に至りました。義母からのストレスが妊娠の妨げになっていたのかもしれません。茉莉はシングルマザーの玲奈と親友になり、今でも家族ぐるみで仲良くしているとのことです。 義母の常軌を逸した行動は絶縁されても仕方がないですね。修司と茉莉がお互いを思いやった結果、親子3人の幸せな生活が訪れたように感じます。相手の気持ちを考え、思いやりのある家族関係を作りたいものですね。 ぴっとく記事をまとめて読む▶著者:ライター ぴっとくリアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル【ぴっとく】で投稿されたエピソードを紹介!YouTube:ぴっとく
2023年09月07日妊娠中はひとりで過ごすことが多かった、すやすや子さん。今住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。ひとりの時間も好きだけど、出産したら話せるママ友がほしいと思っていました。妊婦健診のある日、待合室でセレブ感あふれる妊婦さんに話しかけられたすや子さんですが……。現在は仕事をしておらず、夫は出張がち。住んでいる場所は実家も遠く周囲に友だちもいません。ひとりの時間は嫌いじゃないけれど、孤独を感じています。 出産したら知り合いを作ろうと思っていたけどーー ※産後うつとは、マタニティブルーズとは異なり、産後数週間から数カ月、長い場合は1年ほど続くこともある極度の不安や悲しみが続き、それに伴う無気力や不眠などの症状が出る状態を言います。 外出から戻って、ペットのハムスターに話しかけたり、ネットで調理方法を質問したり。ひとりで過ごす時間が多いスヤ子さんは、出産後に知り合いを増やそうという思いを抱きます。 「出産予定日いつですか?」ある妊婦健診の日、待合室で隣に座っていたセレブ感いっぱいの妊婦さんから話しかけられたすや子さん。なんと出産予定日が1日違いということがわかって盛り上がる2人。 健診後、雨が降ってきて傘を持って来ていないすや子さんが産婦人科の玄関で立ち尽くしていると、先ほどのセレブ妊婦さんが車で送ると言ってくれるのですが、思わず断ってしまいます。キレイめの装いの彼女に対して、その日は適当な格好で来ていたすや子さんはなんとなく気が引けてしまい、そのやさしさに感謝しながら高級車を見送るのでした。 出産後、産後うつ気味になったすや子さん。SNSで偶然、妊婦健診で会ったあのセレブ妊婦さんを見つけます。同じ日に出産し、子どもの性別も同じ。でも子どもの発達はわが子よりも早い。 このころ、自己肯定感が低かったすや子さんはショックを受け、わが子の発達の遅さは自分の育て方のせいかもしれないと暗い気持ちが渦巻いてしまうため、彼女のSNSを見るのをやめました。 産後うつから回復したころ、ファッション雑誌のスナップページで彼女を見つけます。さらにその後、友人の友人だったことが判明したそう。一瞬、SNSでメッセージを送ろうかと思ったすや子さんですが、健診日の自分の格好と、自分のことは忘れているかもと思い、結局連絡は取らなかったとのこと。 ◇◇◇ 妊娠中は産後に知り合いを作ろうと思っていましたが、実際はメンタルが落ちてしまって思うように動けなかったすや子さん。SNSで妊婦健診時に出会った彼女が、同じ日に、同じ男の子を出産しているだけに、発達のスピードが違うと気持ちがどんどん落ちていきますよね。彼女のSNSを見ることをやめたのは賢明な判断です。 気持ちが回復してきたころに今度はファッション誌で彼女を見つけ、SNSで連絡してみようかと思ったものの、あの日の格好を思い出してやめたというすや子さん。きっと相手はそんなことを気にしていないでしょうし、出産予定日が1日違いのすや子さんを忘れてはいないと思いますが、こうした気持ちはこの状況以外でもよく共感できますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年09月06日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「妊婦をないがしろにした夫と義両親を地獄へ!」」を紹介します。夫の隼人と結婚して2年、待望の赤ちゃんを授かったパニ子。妊娠中はストレスなく過ごしたいと思っていたものの、そうもいかないのは同居している義母のせい……。義母のパニ子に対する振る舞いはひどいものでーー。いじわる義母、妊婦でも容赦なし! つわりのひどいパニ子に義母は暴言ばかり。「妊娠は病気じゃない」「つわりだからって食事の支度をサボるな」と責められる日々を送っています。 毎日のように隼人に愚痴を聞いてもらいながら憂うつな日々を乗り切り、ついに臨月を迎えたパニ子。隼人は赤ちゃんの誕生を楽しみにしていました。 ある日、珍しく機嫌の良い義母は、隼人の姉・アカネの結婚を報告しました。運良く大安の日に式場にキャンセルが出て、急遽1カ月後に結婚式を挙げることになったのだそう。 しかし、結婚式の日はパニ子の出産予定日でした。義姉の結婚はめでたいことですが、急なキャンセルや式場で体調を崩しては迷惑をかけると思い、パニ子は列席を辞退することにしました。 しかし同意してくれると思っていた隼人は不満そう……。「赤ちゃんってそんな簡単に生まれるものじゃないんでしょ? そんな理由でキャンセルは姉さんにも失礼だと思う」と予想外の反応に、パニ子は言葉を失ってしまいました。「結婚式は欠席するね」しかし夫は…渋々納得した隼人でしたが、義母と義姉への欠席の連絡は自分でしろという始末。出産を控えたパニ子に付き添うつもりはさらさらなく、自分は結婚式に列席する気満々です。 これまで立ち会い出産をすると言っていた隼人でしたが「パニ子が自分の都合で親族の行事をパスするなら、俺も出産に立ち会うのはパスする」と言い出しました。命をかけた妻の出産と姉の結婚式を同じ土俵に上げるなんて、パニ子は幻滅してしまいます。 案の定、義母からも散々嫌味を言われパニ子はゲンナリ。家族みんなで楽しみにしていたはずの出産なのに、ないがしろにされるようになり、パニ子は悲しい気持ちでいっぱいです。 そして迎えた出産予定日&義姉の結婚式。隼人も義両親もパニ子のことをまるで居ない存在かのように無視し、出掛けてしまいました。しかし家にひとりになってすぐに、急にズキン! とおなかが痛み、陣痛が始まってしまったのです。家を出て行くのは誰?隼人に電話をかけるも帰ってくる素振りは見せず、結婚式をキャンセルしたことを根に持っている様子。1日中陣痛に耐えたのち、夕方にはいよいよ病院に向かうことになりました。 ちょうど帰ってきた隼人と義父母。義母に至っては「結婚式を欠席したのはあんただけ! 非常識な嫁はこの家から出て行け!」と言い放ちました。 その言葉にハッとした様子の隼人。重大なことを思い出したようです。実はこの家は、パニ子が結婚前に購入したパニ子名義の家。追い出されるのはパニ子ではなく隼人と義父母なのでした。 まもなく出産を控えていたパニ子でしたがこのままではいられません。家の名義は自分であることや、隼人は仕事をしていないニートであることを急いで告げ、出産後家に戻ってくるまでに出て行くよう命じたのでした。もちろん義父母はそんなことはつゆ知らず、隼人がバリバリ働いていて家を買ったと信じていたので寝耳に水!みるみるうちに青ざめていきました。 隼人も義父母も焦りだし取り繕うような言葉をかけてきましたが、もう相手にする時間はありません。迎えにきたタクシーに乗り、パニ子は病院に向かいました。 その後、パニ子は元気な男の子を出産。隼人と義父母を追い出して、親子2人の生活をスタートさせました。 臨月の妊婦の苦しさは想像以上。加えて、いつくるかわからない出産を待つ緊張感ある毎日を送っています。労わることのできない夫や義父母は家族失格と言っても過言ではありません。こんなにも思いやりのない家族は追い出されて当然ですね。パニコレ記事をまとめて読む▶著者:ライター パニコレ
2023年09月03日妊娠23週の妊婦健診の日。いつもより検査に時間がかかったけれど、最初は何の疑いもしていなかった。診察室に呼ばれるとそこには院長先生が。告げられた衝撃の言葉とは……。普段と違って検査に時間のかかった妊婦健診。赤ちゃんは大きくなっているか聞こうとすると……。 妊婦健診でのエコー写真。写っていたお顔には… ※訂正:(誤)検診の意味→(正)健診の意味 院長先生から告げられたのは「口唇口蓋裂」の可能性。体中の血の気が引く思いをしたちょるりさん……。 ちょるりさんは現実を受け止めようとしています。 でも「普通って当たり前じゃない」頭でわかっていても、 私には関係ないと思ってしまいがちですよね。 自分ごと、と捉えることの難しさを感じてしまいます。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ちょるり
2023年09月02日「やっと赤ちゃんに会える」と思った出産直後、赤ちゃんは検査へと連れていかれてしまった。顔を見ることも抱っこもしてあげられないまま……。妊婦健診にやけに時間がかかったのは、赤ちゃんに異常が見つかったからだった。念願の次女を授かり、いよいよ出産の日。「おめでとうございます。女の子ですよ」無事に生まれてよかった! 早く赤ちゃんに会いたい! 約2時間のスピード出産。赤ちゃんを抱っこしようとすると… やけに時間のかかった妊婦健診。このときはまだ、のんきに構えていた。 だって自分の赤ちゃんに何かあるかもなんて、夢にも思っていなかったから。 妊娠中にお子さんの病気や異常がわかった方は、どのように受け止められましたか? 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ちょるり
2023年09月01日結婚して以来、仕事の都合で別居婚を続けていたぺ子さん夫妻。ぺ子さんが産休・育休を取得することで一緒に暮らせるのではないか?と考え、妊活をスタートさせることになりました。しかし妊活してわかったのは、多嚢胞性卵巣症候群によって妊娠しにくいというぺ子さんの体。基礎体温を計測した結果、生理はあるものの排卵はしていないという事実が判明しました。ひと通りの検査を終え、ついに治療をスタートさせたぺ子さん夫妻。タイミングをとったのち、体の変化を感じたぺ子さんが妊娠検査薬で検査をするとーー。妊娠検査薬で検査をすると、はっきりとした陽性を示す線が出ていました。しかし、妊娠検査薬が使用する適切なタイミングは生理予定日の1週間後からとされています。フライングで検査をしたぺ子さんは、不安な気持ちを抱きつつ、クリニックでの診察を待つのでした。 妊娠確定! それでも不安がつきまとうのは… 次の診察日…… 不安を解消するために検索し、余計に不安になるというループに陥っていたペ子さんでしたが、無事胎嚢や赤ちゃんの心拍を確認することができました。 ペ子さんのいう「9週の壁」とは、そもそも医学用語ではなく妊婦さんやメディアが生み出した言葉です。 「9週の壁」という言葉が使われるようになった背景には、妊娠検査薬の普及によって初診の時期が早まったことや、エコー診断の進化によって早期に胎嚢や胎児心拍を確認できるようになったことがあるようです。ペ子さんのように早期であっても診察を受けて妊娠を確認できますが、いざ流産と診断されるのは、次回の健診日として指定されやすい9週ごろになるのです。 こうして妊娠9週目が「壁」と表現されるようになりましたが、これは、妊娠初期に流産が起こりやすいという意味であり、妊娠9週ごろに増えるということではありません。 9週であっても不安になりすぎず、心穏やかに過ごしてほしいと願っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年08月30日地元である関東を離れ、夫の実家がある九州に引っ越しました。当時はつわり真っ最中であり、引っ越し作業をするのはかなり厳しい状態でした。また、切迫流産気味だったため、横になりながら夫や夫の兄弟が引っ越し作業をしているのを、そのときはただ見守ることしかできませんでした。 義姉との関係は…引っ越し作業が終わりに差し掛かったころ、義母に食事に誘われ行くことに。当然、妊娠中のためアルコールは飲まず、ソフトドリンクを飲んでいました。 すると義母に、「なんでお酒飲まないの?私がこの子たち(夫兄弟)がいるときはバンバン飲んでたよ?」と言われました。続けて「私が妊婦だったときは常におなか締めてたし、ショートパンツも履いてたよ?なんでまだお腹出てすらないのに、妊婦です!ていう恰好してるの?」「というか嫁ちゃんってかわいいよねー。妊娠=悪阻って思ってるんでしょ?」など、立て続けに耳を疑いたくなるような発言まで。 私がその話を聞いて固まったままでいると、夫がフォローしてくれました。義母はまだ何か言いたそうな顔をしていましたが、その話は私が何も意見することなく終わりました。しかし、出産してからも、義母が私に言い放った言葉、一つ一つ忘れることができません。現在は義母とできるだけ距離を置いて生活しています。 ※妊娠中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。ご妊娠中のアルコールは控えましょう。 作画/miyuka著者:林 リリア医療関係の仕事を辞め、妊娠中に義実家がある九州へ引っ越し。右も左もわからず、友人や知り合いもいない土地で出産を経験。日々育児に奮闘中。
2023年08月29日ドイツDE親バカ絵日記
yopipiのプチプラコーデ〜ときどき育児日記〜
発達障害と診断された息子の中学高校生活