子どもの病気で、発熱や発疹、嘔吐、下痢など、体調が悪くなった時の症状から考えられる病気の種類や、病気の経過などをお伝えします。 (1/77)
特設サイトやYouTubeで、カラダとココロの「夏支度」を応援カラダの夏支度って何?暑熱順化とは、暑さが本格的になる前に、運動や入浴で汗をかき、カラダを暑さに慣らす方法のこと。熱中症対策のひとつとして注目されています。暑さにさらされた時の違い全国的に暑さが猛威をふるい、各地で多くの熱中症の発症が報告された2024年。気象庁の発表によると、2025年の夏は、全国的に暖かい空気に覆われやすく、平年より気温が高くなることが予想されています。今回のコミュニケーションでは、熱中症リスクが高いとされる子どもや、日ごろから汗をかく習慣がない大人も暑熱順化を楽しく学んで実践できるように、親子で取り組むことができる"夏支度"にフォーカスした内容です。4月18日には、"夏支度"の大切さを伝える「特設サイト」を開設しました。特設サイトサイトからは、子どもたちの"夏支度"の実践をサポートする「なつじたくカレンダー」を無料でダウンロードできます。このカレンダーは、夏にやりたいことをランキング化し、そのための「夏支度 (暑熱順化)」に取り組めたかを記録することができます。カレンダー大塚製薬公式YouTubeでは、3組の親子がこの夏にやりたいことを考える様子を撮影したWEBムービーも公開しています。ムービー暑熱順化にまつわる「親子で夏支度イベント」を開催この夏支度の啓発に合わせて、大塚製薬は4月20日に屋内アスレチック施設「トンデミ平和島」(東京都)で「親子で夏支度イベント」を開催。トンデミ平和島では、朝早くから元気に身体を動かしている親子でにぎわっていました。屋内アスレチック施設「トンデミ平和島」施設内には、ポカリスエットのブースが登場。ブースを訪れた子どもたちは、楽しそうに「なつじたくカレンダー」に記入していました。「なつにしたいことランキング」を記入。1位は「りょこう」!こちらの子は「家族で公園などを回ってジョギングをする」が1位「なつじたくカレンダー」を記入し、ポカリスエットなどのプレゼントを受け取る男の子ポカリスエットのフォトブースで記念撮影暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかるとのこと。「なつじたくカレンダー」などを通して、暑くなる前から余裕をもって汗をかく練習を始めてみてはいかがでしょうか?なつじたく公式サイト/大塚製薬(マイナビ子育て編集部)
2025年04月25日視力低下が進行している児童の保護者ほど、QOLスコアが低下する傾向に同社によると、近視は世界中で増加しており(*1)、日本においても裸眼視力1.0未満の児童生徒の割合は増加傾向にあるとされています(*2)。アンケートで小中学生の児童を持つ保護者に児童の近視に関してどのようなことに関心があるか聞いたところ、「日常生活で気をつけること」「将来の目の健康に与えるリスク」「進行を抑えるための治療方法」と回答した割合は、それぞれ8割以上でした。しかし、7割以上の保護者は知識が不十分であることがわかりました。近視に関する関心度近視に関する知識児童が将来近視になること、将来近視が進行することに不安を感じるかを質問したところ、「不安を感じる」「少し不安を感じる」と回答した保護者を合わせたところ、8割が少なからず不安を感じているようです。児童の近視に関しての不安児童の近視に関して不安を感じている保護者2,007人にその理由を聞くと、9割が「近視がどの程度まで進むかわからないから」と回答しました。その他、「近視の進行を抑えるための治療法がないから」は7割、「経済的負担」や「学力の低下」等に不安を感じる保護者は6割以上でした。不安を感じる理由眼科で近視と診断されたことがある児童の保護者1,146人に「医師から説明して欲しい内容」を聞いたところ、「近視にどのような治療方法があるか」と「日常生活で気を付けること」という回答が半数以上を占めました。しかし実際に医師から説明された内容を聞くと、4割以上は「日常生活で気を付けること」は聞いていますが、「近視にどのような治療方法があるのか」について説明を受けたと回答した人は2割弱にとどまっています。医師から説明して欲しいこと医師から説明された内容保護者のQOLをPedsQL(Pediatric Quality of Life Inventory) Family Impact Module, Version2を用いて調査した結果、視力がA判定の児童の保護者のスコア80.18に対して、C判定の児童の保護者は77.31、D判定の児童の保護者は75.63と、PedsQL合計スコアが有意に低下していました。視力低下が進行している児童の保護者ほどQOLスコアが低下する傾向があることがわかりました。小学生の児童を持つ保護者のQOLスコア※(平均値)調査概要調査対象:小中学生の児童を持つ保護者2,451人調査対象数:2,451例(年齢:44.4±5.8歳男女比:男性45.5%、女性 54.5%)調査方法 :Webアンケート調査調査期間:2024年6月7日~13日※小学生、中学生の保護者をそれぞれ1,000人とし、児童の2024年度学校健康診断の裸眼視力検査結果A判定(1.0以上)、B判定(1.0未満0.7以上)、C判定(0.7未満0.3以上)、D判定(0.3未満)で分類し、各判定結果について小学生、中学生それぞれ1判定ごとに250人の回答が得られるように調整※今回の調査はWeb調査であり、保護者の自己申告による回答を基にしており、実際の診療内容など客観的な指標については取得困難であることから、一定の限界があります*1. Holden BA et al, Ophthalmology. 123(5):1036-42, 2016.*2. 文部科学省: 報道発表 令和6年度学校保健統計(確定値)の公表について. 参天製薬(マイナビ子育て編集部)
2025年04月22日1人目妊娠中の出来事です。妊娠初期、つわりもありましたが会社に迷惑をかけるまいと頑張って今まで通り仕事をしていました。しかしある日、病院で「切迫流産」と診断を受けてしまったのです。上司に報告をしたところ、まさかの言葉が返ってきて――!? 忘れられない上司の言葉「仕事に行ってもいいけれどなるべく安静にすること。立ち仕事や力仕事は控えてください」と医師。さっそく上司に話しました。しかし、あまり理解を得られず、「少しくらいなら大丈夫でしょ」と軽い感じで言われてしまったのです。そして特にこれまで通りの仕事を頑張ってとのこと。 上司にとっては、私の赤ちゃんよりも仕事の方が大事なのだと感じてしまい、切迫流産の診断に対して焦っていた私にとってはとてもショックな言葉でした。 結果的には同僚たちが「赤ちゃんを優先してね」と言ってくれて、私の代わりに力仕事などをしてくれたので、周囲のサポートを受けながら乗り切ることができました。そして、無事出産。助けてくれた同僚や周りの方に感謝の気持ちでいっぱいです。その反面、上司に対しては失望の気持ちがぬぐえず……、異動願いを出しました。 働く女性が増え、男性への育休などの整備も整ってきているこのご時世ではありますが、まだまだ妊婦や働く女性に対して理解をしていない上司もいることを痛感した出来事でした。今回、周囲がサポートしてくれたので事なきを得ましたが、もし今後2人目を妊娠することがあれば、医師に「連絡カード」(※)を書いてもらって職場に提出しようと考えています。 ※仕事を持つ妊産婦が、かかりつけの医師などから通勤の緩和、休憩時間、勤務時間などについて指導を受けた際に、その指導内容を事業主に的確に伝えられるようにするための「母性健康管理指導事項連絡カード」のこと。カードの提出があった場合は事業主は記載内容に応じた適切な措置を講じる必要があります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:佐藤かな
2024年06月30日息子が6歳のころの出来事です。ある日、私が自宅で用事を終えて息子の様子を見に、息子のいる部屋へ行くと……息子の姿がありません。家じゅうどこを探しても見つからない息子。夫に連絡して一緒に探しますがなかなか見つかりません。私は目を離したことを心から後悔しました……。 消えた息子…ある日の事、その日はショッピングモールに行こうかと息子と話していました。すると息子は子どもの遊び場で遊ぶのを楽しみにしているようでした。 しかしその後、私に急用が入ってしまい行くことができなくなってしまいました。そのことを伝えると、最初は怒っていたものの、急に静かになり隣の部屋へ行ってしまった息子。 その後、その用事を終えて、ふと気になって隣の部屋を見ると息子がいません。家中探したけれどどこにもおらず、息子がお気に入りの子ども用キャリーバックがないことに気が付きました。 「まさか……」と思って玄関を見たら靴も見当たりません。家の周りを探しても気配はなく……。夫にも連絡して仕事を早退して帰宅してもらいました。しかし、一緒に近所を探しても見つからず、私は目を離していた時間を心の底から後悔しました。そして「もしかしたら行こうと言っていたショッピングモールにいるのでは」と思って行くと……。 なんと息子がいたのです! 傍らにキャリーバックを置いて子どもの遊び場で黙々と遊んでる息子が。ホッと安心して涙がでそうでした。ただ、ショッピングモールまでは結構な距離。歩いて行ったこともないはずなのにどうやって行ったのかとその行動力に驚くばかりでした。 あまり一人でいることを怖がらない子なのでどこでも行ってしまうタイプですが、さすがに家から一人で出たことはなかったので、今回ばかりはかなり焦りました。どうして一人で行ったのかと聞いたら「今日は行く約束したでしょう。先に来ただけだよ」とまるで当たり前のように言う息子。子どもから目を離さないのはもちろん、お出かけの約束は慎重にしようと心に誓いました。 著者:佐藤麻子
2024年06月29日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生が教えてくれた、子どもが発熱した時の対応方法をマンガで紹介します。実は、子どもにとってのNG行動をしていることがあるそうです――。こんにちは。小児科医の保田典子です。さまざまな感染症がありますが、発熱時の対応はどの感染症でもほとんど同じです。お子さんが発熱した時にやっていいこと、ダメなことを知って、しっかり対応できるようにしておきましょう。 NG1:布団をたくさんかぶせたり厚着をさせたりする30~40年くらい前(さだかではありません)は、「熱があるときは温かくして汗を出す」という考え方が多かったようですが、今は「熱があるときは冷やしてあげる」という考え方が主流です。3歳以下のお子さんは、体温調節能力がまだ弱いので、たくさん布団など掛けて温めてしまうと、熱がこもって体温が高くなり、よりつらくなってしまうこともあります。 ただ、発熱には経過があるので、それに合わせて対応を分けることがポイントです。熱が上がりかけのときは寒気がするので温めてあげて大丈夫。熱が上がり切ったら、涼しくして体を冷やします。 一番大切なのは子どもが快適な状態にすることです。熱が上がりきったら、布団や衣服などを調節して涼しくしてあげてください。汗をかいていたら湯で絞ったタオルで拭いてあげましょう。お子さんが、気持ちよさそうにしていることがベストな状態です。 NG2:無理に食事をさせるこれも、昔は「風邪の時は栄養のあるものを食べさせて」という考えの名残ですが、今は「食べたがらないときは無理に食べさせない」という考え方が主流です。 熱など病気のときには、病原菌と体が闘うために胃腸の動きを弱くすることがよくあります。食事をして消化するのは意外にエネルギーを使うので、そのエネルギーを病気を治すことに使っているわけです。 病気のときは脱水にならなければいいので、水分を摂るだけでも大丈夫です。滋養のある食べ物は、熱が下がって回復期に食べさせてあげましょう。 食欲がない時は、比較的気分が良い時を見計らって、食べられるものを食べられる量だけ食べましょう。例えば、全然食べなかった後の回復期は、ゼリーなどスルッと入るものを。固形のものも食べられそうなときは、普段の食事を少なくしたもので大丈夫です。特別おかゆにする必要はありませんが、脂っこいもの、柑橘系、牛乳を多量に飲むなどは避けましょう。 NG3:湯船につかる発熱があり、鼻水や下痢などで体が汚れた時は入浴してさっぱりさせてあげたい気持ちもありますが、入浴は体力を奪うので、発熱時は避けましょう。特に、高熱が出ている時に湯船につかるのはやめましょう。ぐったりしているときは入浴させず、ホットタオルで体を拭いてあげるだけてくださいね。 濡らしたタオルを電子レンジで温めてもいいですし、タオルをお湯につけて絞ったものでも大丈夫です。嘔吐や下痢、腹痛がある時は熱がなくても症状が増悪することがありますので、やめておきましょう。 おしりが汚れて気になる時は洗面器にお湯を張っておしりをつけてあげるとよいでしょう。あまり熱が高くなく、鼻の症状が主で、機嫌が良く、食欲もあるときは、汗を流す程度の入浴は短時間であればOKです。シャワーだけでさっと済ませるのも良いでしょう。 発熱時は日々のルティーンを簡略化!親子でラクに乗り越えましょう発熱時は食事や衛生に気を配るだけでなく、機嫌の悪いお子さんの相手や眠れないときの看病など、親子で疲れてしまうことが多いです。食事や入浴は体調が良い時にしっかりすればいいので、することも時間も簡略化して、体調回復に専念できると良いですね。作画/はたこ監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2024年06月29日息子が1歳半のときの話です。その当時、保育園でアデノウイルスが流行っていました。息子も発熱してしまったので、病院で検査を受けたところ結果は陰性。けれどもその後、驚きの事態に発展したのです―。 後悔の嵐…息子がアデノウイルス感染じゃなかったことにほっとした私。しかし、その後しばらく息子は40度の熱が続き、しんどそうでした。 このときにしっかり対策をしていれば、あんなことにはならなかったのに……。 それから1週間、ようやく息子は快復。しかし、私の目にかゆみが生じたのです。真っ赤に充血した目でかかりつけの眼科に行くと、他の患者さんと隔離されての診察になりました。 そこで告げられたのは、「アデノウイルス陽性」でした。 慌てた私は眼科の先生に息子のことを話しました。すると、「かかったばかりなどはウイルスの量が少なくて、検査で陰性と出てしまうことがあるんです」「息子さんもアデノに感染していたのかもしれませんね」とのこと。そういえば、息子を診てくれた医師も同じことを言っていたのを思い出しました……。 それから1週間、今度は私が40度の熱で寝込むことになってしまいました。 息子が熱を出したあとなどの数日後にもう一度検査してもらっていれば……、ちゃんと家庭内で感染対策していれば……と後悔の念ばかり。 親としてもっとできることがあったと、とても反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/まげよ著者:鈴木 茜
2024年06月27日娘が1歳になる前のこと。食物アレルギーで定期的に通院していたのですが、あるとき皮膚の状態を見ていた医師の動きが止まりました。「ん? これはいつからある?」と聞かれ、娘のおまたのポツポツを診てもらったところ……。医師「これはもしかしたら…」おまたのポツポツはおむつかぶれだと思っていたので、特に気にしていなかった私。「これはアレルギーの皮膚炎じゃないね。もしかしたらカビかも」と言われました。季節は梅雨。カビが赤ちゃんの体にできるの!?と衝撃的でした。 医師から「カビはなかなか治らないよ。1カ月はかかると思っていて」と言われ、長期戦を覚悟。処方された薬をお風呂上りに塗り続けました。しかしカビはしぶとく、減ってきたなと思って受診し、医師の指示で薬をやめるとまたポツポツが出現します。一気にカビを減らすために、濃い紫色の薬の原液を塗ることも数回繰り返しました。 当初言われていた1カ月はあっという間に過ぎ、夏になっても治らず。そして夏が終わるころ、ポツポツが消えました。「念のため、あと1週間薬を塗り続けましょう」と念押しの対処を経て、やっと完治してくれました。 カビの原因は思いあたらず…カビが原因と言われたので、最初の診断の後すぐに家の中を大掃除しました。窓枠のカビやサッシの汚れなどを徹底的にきれいに。しかし医師が言うには、カビの原因ははっきりとはわからないとのこと。 家の中をきれいにしていても、なるときはなるのだと言われました。結果的に完治するまでにかなり時間がかかりましたが、幸い本人が痒がったり、痛がったりすることはなく、日常生活に影響がなかったのはよかったです。 思いかけず長期戦を強いられた、おまたのカビとの闘い。娘本人は気にしていないものの、症状が悪いときにはおむつからはみ出るほどにポツポツが広がっていたので、なんとも痛々しかったです。それからというもの、とくに梅雨の時期には蒸れやすい場所は清潔にすることを心掛けています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/しおん著者:山口花1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月27日私が産後7カ月くらいのときのことです。突然、普通のナプキンではとても間に合わないほどの、ドロッとした出血がありました。その状態は、「私、病気なのかも……」と、異常を疑ったほど。夫にサポートしてもらいながら急いで産婦人科へ向かい、医師に診てもらうと……? 産後の生理が再開するときは、経血が多い場合もあるようなので、大きめのナプキンを用意しておくといいなと思いました。私の場合は、出産時に使った産褥ショーツや産褥パッドを捨てずに取っておいたことが、すごく役に立ちました。 そして、産後の生理に少しでも不安があったら、産院できちんと子宮の状態を診てもらうと、すごく安心できるなと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/中村 望作画/まっふ監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年06月24日ある日、子どもが何気なく草むらの草を手で触ったのですが、急に「痛い! 痛い!」と泣いて痛がりはじめました。草むらを触っただけなのに…何事!? と思い急いで手を見てみると、小さなトゲのようなものが指に複数刺さっていて……。抜いてあげたかったのですが、ほとんどが深く刺さっていて指などでは取ることができず、皮膚科を受診することに。 しかし、病院でもその場ですぐにトゲを抜くことはできないと言われました。後日、麻酔テープを貼ってから皮膚の表面を切って、ピンセットで一つ一つ抜いてもらうことに……。かなり広範囲の皮膚を切ったので、とてもかわいそうでした。 私はトゲのある草を触ったのだと思っていましたが、結局病院でもトゲの正体はわからず……。植物かもしれないし、毛虫の毛かもしれないと言われてゾッとしました。 草むらにはどんな危険が潜んでいるのかわからないものだなと、今回のことで実感。子どもが無闇に触らないように、よく注意しようと思った出来事です。 作画/しおん著者:月野 ぷんこ
2024年06月23日マンモス幼稚園に入園した3歳のわが子がもうすぐ春休みを迎えようとしていたころ、事件は起こりました。夏休みごろから仲良くなりだしたA子ちゃんとの間にトラブルが起きたのです。幼稚園の先生方もしっかりと解決に向かって対応してくださったのですが……。 ※訂正:(誤)わが子の手→(正)わが子の指 娘の指に切り傷が幼稚園に入園し、早くももうすぐ春休みというころ、娘の指の内側に切り傷があることがわかりました。切り傷の理由を聞いたところ、ハサミを使っているときに間違って自分で切ってしまったというのです。 しかし、切り傷の状態を確認すると、自分で切ってしまった傷にしては不自然なかたちの傷だと感じ、娘に再度、聞いてみることにしました。 お友だちにハサミで切られたという娘娘にどのようにハサミを持っていたら傷ができたのか聞いてみたところ、お友だちのA子ちゃんにハサミで切られたと言われました。娘の指の傷の状態を見ると、自分で作った傷というよりも他人から切られたと言われて納得ができるものでした。 けれども、幼稚園の子ども同士がハサミで相手を傷つけるというのも理解できるものではありません。刃物で切られるという体験は今後のことを考えても良くないと思い、思い切って幼稚園へ相談してみることにしました。 幼稚園で子ども同士から事実を確認することに娘がハサミで指を切られたことを幼稚園に伝え相談したところ、幼稚園側も驚いてすぐにA子ちゃんへ事実を確認してくれることに……。先生方が慎重に確認した結果、A子ちゃんが娘の指を切ってしまったとのこと。 そこで幼稚園側と話し合いの機会を持ち、大ケガに至らなくてよかったけれど、刃物でケガをしないようよく見ていてほしいと伝えました。不安な気持ちは残りましたが、幼稚園の先生方にお願いするしかないと考えました。 予想外の気まずい出来事私としては娘がケガをしてしまい放っておくわけにもいかないので幼稚園の先生に相談したのですが、A子ちゃんの保護者からすれば大変ショッキングな出来事のようでした。 その後、A子ちゃんの保護者が幼稚園の登園場所で待っていて、私と娘に泣いて謝る騒動に……。今回のことはA子ちゃんの保護者が悪いわけではないので、A子ちゃんの保護者に今後様子を見ていただけたらと伝えました。 娘の通っている幼稚園は、子どもの面倒や様子をよく見てくれていると感じていますが、全員に目が行き届いている状態ではありません。親としては娘に対して、嫌なことをされたらやめてほしいことを伝えるなど、ケガをする前に逃げるという当たり前のことも教えていかなければと、育児の難しさを痛感した出来事でした。 作画/はたこ著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月22日広い義実家の敷地の中には昔からの門や蔵、家屋があります。今はもう使われておらず、中は埃まみれ。ある日、蔵に探し物に行く義母について行くと、一緒に入った息子が突然、不思議なことに、蔵にはまだ入っていないのに人形を怖がったのです……。 お人形って…?ある日、義母が蔵に探し物に行くと言うので、子どもたちとついていくことにしました。蔵の重い扉を開けると、6歳の娘は「暗い!こわーい」と言いながらも楽しそう。2歳の息子はおびえながらも、私に抱っこされながら中に入りました。ほんの少し中に進むと顔を上げた息子が急に「やだ!入らない!出る!こわい」と泣き始めました。 外に出ると息子は「お人形こわい……」と言うのです。「お人形なんてあったか?」と思いながら、中にいる義母に「そこに人形ってありますか?」と聞いてみました。 すると、「あるんだけど……おかしいわね…」と首をかしげながらごそごそしだしました。しばらくすると、「あったあった」と言って小さな日本人形を持ってきました。 息子はそれを見て「やだ!」と大泣き。「蔵の中でそれを見て怖かったみたい」と言うと、義母は顔を曇らせて「え、これ、籠の奥の箱の中にあったやつだけど……」と言いました。籠の中の人形が、一瞬蔵に入っただけの息子に見えるはずもなく、私も義母も首をかしげました。しかし息子はその人形を指して「それやだ!どっかやって!」と怖がるのです。 ひとまず人形はしまい直し、義母がアルバムを見つけたので、私と子どもたちは外で眺めていました。その中の1枚に、先ほどの日本人形と思われるものが写っていました。しかし、写真の人形は髪が短く、さきほどの人形は長髪……。霊感の強い息子が怖がっていた様子と合わせて、何だかゾッとするものを感じ、あわててアルバムを閉じました。 写真や息子の反応から良くないもののような気がして、日本人形は義母が神社に持っていき供養して処分されました。あの日本人形がどのようなものかはわかりませんが、妙に背筋が寒くなる出来事でした。イラスト/まげよ著者:山口花
2024年06月20日わが家は年に1度、義実家へ帰省します。車で片道5時間かかるのですが、子どもたちは帰省時に集まってくれる年の近いいとこたちと一緒に遊べることをとても楽しみにしています。しかしある年の帰省中、思いもよらぬことが起こったのです……。 Aちゃんの異変帰省中のある日、義実家にわが家の子どもたちと義姉の子どもたち2人が集まり、楽しく遊んでいました。途中、義姉は用事で外出しました。義母が用意してくれたおやつをみんなで食べていたとき、5歳の姪っ子のAちゃんが、「喉が痒い」と私に訴えてきました。 私は義母に相談し、Aちゃんにうがいをさせてみましたが改善されず。戸惑っているうちに、今度はAちゃんのまぶたがどんどん腫れていき、ついには咳も出始めたのです。もしかしてアレルギー?と義母と話していたとき、Aちゃんのお母さんである義姉が戻ってきました。 私と義母は慌てて経緯を説明。やはりアレルギーを疑った義姉にAちゃんが口に入れた物を伝えると、キウィが怪しいと言うのです。 救急車を呼ぶ事態に!実は、Aちゃんは以前キウィを食べて顔が赤くなった経験があり、もう食べないでねと義姉はAちゃんに伝えたことがあるそうです。でもAちゃんは忘れていて、義母もそのことを知らずにキウイを食べさせてしまったのでした。 義姉が小児救急に電話すると、アナフィラキシーショックが疑わしいとのこと。すぐに救急車が手配されましたが、Aちゃんは到着した救急隊員の姿に怯え、泣きながら搬送されていったのでした。 楽しかった帰省が一時騒然となりましたが、幸いAちゃんはアナフィラキシーショックの中でも軽症で、すぐに帰宅できたと義姉から連絡がありました。みんなで心底ほっとしましたが、私は初めてアナフィラキシーショックを目の当たりにし、アレルギーの怖さを改めて認識。以後家族以外に食べ物をあげるときは、必ずアレルギーはないか聞くようにしています。 ◇◇◇ 小児科の医師によると、アナフィラキシーショックは特定の物質によって起こる重度のアレルギー反応のことだそう。食物以外にも薬やハチ毒などでおきることもあるそうです。アナフィラキシーショックの結果、血圧低下、呼吸困難、意識障害などのショック症状に進行することもあり、点滴や薬物治療が必要なので緊急受診が必要とのこと。子どもを人に預けるときは、必ず子どものアレルギー情報を伝えておくことが大切ですね。またもしわが子にアレルギーの疑いが診られたら、アレルギー専門の医師に相談し、検査や除去食などを医師の判断のもとでおこなうと安心ですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:濱田よし監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月17日娘が3歳のころの話です。昼ごろから鼻水が出始めたので、鼻風邪かアレルギーかと思い、かかりつけの耳鼻咽喉科に連れて行きました。すると、医師が診察中、不思議そうな顔をしたのです。そして衝撃の事実が伝えられて――!? 衝撃の診察結果かかりつけの医師が娘の鼻の中を詳しく診察してくれたのですが、「なんだこれ……?」と不思議そうな顔をしたのです。 「鼻に何か詰まっていますね」と言った先生が、娘の鼻の中から取り出したのは黒い小石。「なんで石が!?」と先生と2人で驚きました。 娘朝に近所の子どもたちと自宅前で遊んでいたので、おそらくそのときに自分で鼻に小石を入れたのでしょう。痛がる様子すらなかったので、まったく気づきませんでした……。 先生によると、「耳や鼻にビーズやおもちゃを入れてしまう子もいるんですよ」ということでした。娘にもしっかりと「耳や鼻に物を入れてはいけない」と繰り返し伝えてくれたので、それ以来娘は異物を鼻に入れることはありませんでした。 上の息子のときにはこのようなことはなかったため、私も油断していたのかもしれません。あらためて、小さな子どもから目を離してはいけないと思った出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:宗方香織監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月16日末っ子の2歳の娘は魚が大好き。義実家からいただいた鯛の塩焼きを丁寧にほぐして娘に食べさせると、とても喜んでたくさん食べてくれました。これが大事件に発展するなんて思ってもいませんでした――。 初めて食べた鯛がおいしすぎて末っ子の娘が2歳のころの話です。夕飯に、義実家からいただいた鯛の塩焼きを出しました。尾頭付きの魚に、子どもたちは大喜び。私はその都度骨を取り除きながら丁寧にほぐして、2歳の娘にあげていました。 初めて鯛を食べた娘は「おいしい」と喜びながら、たくさん食べてくれました。たくさん食べてくれるのがうれしくて、私はどんどん身をあげていました。 突然、血を吐いて大泣き?! まさかのしばらくして、いきなり娘がゴホゴホ咳込みました。最初は普通に咳をしているだけだと思ったら、なんと「おえっ」と言いながら、血が混じった痰を吐き出したのです。 そのまま何度も血の混じった痰を吐きながら、大泣きし続けました。急な出来事に血の気が引きましたが、大慌てで一番近所にある総合病院に電話をして、娘を連れて行くことに。 原因は…病院に着くころには娘は泣き疲れて寝てしまいました。すぐにレントゲンを撮ってもらい調べてもらうと、喉に鯛の小骨が突き刺さっていたことが判明。すぐに耳鼻科の先生がピンセットで取り除いてくれました。私は娘に痛くて怖い思いをさせてしまったことを、ただただ反省しました。 次の日診察してもらうと骨はなくなり、大きな傷が残ることもなく経過も順調とのこと。ほっと安心しました。その後、娘は何事もなかったかのように元気に生活しています。 子どもに魚をあげるときは、骨が混ざらないように気にしているつもりでした。でも、気を付けているつもりでも骨が取りきれず、しかも飲み込むときに刺さってしまうことまであるなんて。命に関わることもあるので、3歳になった今も、魚を食べさせるときは骨が混ざっていないか慎重に注意しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:小川 朝美監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月15日私には幼稚園、年中の娘がいます。活発な子で、手や足にけがをしてくることは日常茶飯事。ある日派手に転んで、ひざに大きなけがをして帰ってきました。数日経つと傷はかさぶたになり、やっとお風呂も痛がらずに入れるように。そんな安心していたころ、かさぶたが大きくはがれ、血が滲んでいたのです。娘に状況を聞くと驚きの事実が判明して――!? かさぶたが剥がれた理由その日幼稚園から帰ってくると、かさぶたになった傷に再び絆創膏が付いていたのです。娘が「血が出ちゃったから」と言うので絆創膏を剥がしてみると、かなり大きくはがれて血が滲んでいました。 そこで私が「気になって剥がしちゃった?」と聞くと、突然みるみるうちに、娘の目には涙が……。私は驚いて理由を聞きましたが、娘はなかなか口を開いてくれませんでした。 時間をかけて話を聞くと、なんと幼稚園でおままごと中にお友だちがかさぶたを剥がしてしまったとのこと。娘はさらに「痛かったけど〇〇ちゃんとおままごとしてただけだから。〇〇ちゃんのママにも先生にも言わないで」と続けました。 娘が話さなかった訳娘が落ち着いてから、園から帰ってすぐに話さなかった理由を聞くと、「〇〇ちゃんが怒られちゃうと思ったから」と心配そうに答えてくれました。 私は娘のやさしさを大事にしたいと思い、園やお友だちのママには何も言わないでおくことにし、「秘密にしたいことは守るから、痛いことや悲しいことがあったらいつでも話してね」と伝えたのでした。 かさぶたを剥がされたときの痛みを想像すると、親として何も言わずにいるのはつらい気持ちもあります。けれど、痛い思いをしたにもかかわらず、お友だちを心配して何も伝えなかった娘の気持ちを尊重することにしたのです。おままごとでかさぶたを剥がしてしまうなんて大人からすると想像もしない事件でしたが、娘のやさしさを改めて知り、涙した出来事でした。イラスト/まげよ著者:河原りさ
2024年06月14日長女の目に異変があり、かかりつけの小児科を受診したときのことです。この小児科は普段から、風邪のときや予防接種は受診していて、特に嫌な思いをしたことはありませんでした。しかしこの日は、医師にショックな言葉をかけられてしまったのです……。 かかりつけの小児科これは、現在15歳の長女が4歳になったばかりのときの出来事です。ある平日、長女が朝起きたら「目が痛い」と言い、少し充血して目やにも出ていたので、私は「ちょうど咳や鼻水も出てきたし、風邪薬をもらうついでに目も見てもらおう」と思い、いつものかかりつけの小児科を受診することにしました。 かかりつけの小児科はクリニックで、50代くらいの男の医師がひとりです。待合室から呼ばれ、医師に症状を伝えると「風邪薬の他に目薬も出しておきます。目薬、使ったことある?」と聞かれました。 医師にかけられたショックな言葉長女が1歳半ごろに目薬を使ったことがあったので、そう伝えると「かなり前だし、少し練習してみようか。そこに横になって」と医師が長女に声をかけました。 長女が診察室のベッドに横になり、医師が「今から目にお薬入れるからね、動いちゃだめだよ」と言いましたが、長女は「こわいからやだ!」と、頑なに目薬を拒否。起き上がろうとして、看護師さんに静止される始末。私からも長女に「痛くないよ」など説明しましたが、長女の断固拒否は変わらず……。 すると医師は、大きなため息をつきながら「もう4歳でしょ? こんなこともできないの?困ったもんだね」と言ったのです。私としては、4歳でも長女にとってほぼ初体験の目薬は恐怖だろうし「そんな言い方しなくても……」とショックを受けました。 結局、長女はクリニックで目薬をさすことができず、医師からは「目薬できないなら処方しませんから。様子見てひどくなるようなら眼科を受診してください」との言葉……。幸い、数日様子を見ると充血も目やにもおさまってきたのでよかったですが、医師の発言にショックを受けた出来事でした。あれから11年経ち、15歳になった長女。今では自分で眼科を受診し、眼軟膏や目薬を自分で管理できるまでに成長しました。これからも見守っていきたいと思います。 著者:吉川 みきな
2024年06月13日生後7カ月の次男が、熱もないのに1日で8回も嘔吐。「ニコニコしていて元気だし、下痢もしていないけど、念のため受診しよう」「きっと胃腸炎かな」と思っていたら、医師からまさかの診断が……。初めて聞く診断名にびっくりしたお話です。卵黄はクリアしたと思っていたこれは、現在1歳8カ月の次男が生後7カ月だったときのお話です。次男は生後5カ月で離乳食を開始し、卵黄は耳かき1杯→小さじ1/4→1/2→小さじ1→小さじ2……と、生後6カ月のころに1週間をかけてアレルギーチェックをしました。 最終的には卵黄1/2を2回食べても何も症状がなかったので「卵黄のアレルギーは大丈夫そうだ」と思っていました。 そして生後7カ月のころ、卵黄を1/2使用した離乳食を作って食べさせたところ、食べ終えてから2~4時間の間に5回嘔吐。私は卵黄はアレルギーチェックをクリアしたと思っていたので「胃腸炎かな」と思い、念のため病院を受診することに。 病院に向かう途中や待合室で待っている間も、嘔吐は数回続きましたが熱はなく、機嫌も良くて、下痢もしていませんでした。 医師から告げられた診断名は…順番が来て診察室に案内され、経過を話しレントゲンを撮ることに。問診とレントゲンの結果、医師から「おそらく卵黄消化管アレルギーだね」と診断されました。 医師いわく、「近年注目されているアレルギーだけど、小児科医でも知らない人もいるから、胃腸炎と誤診されやすい。ショック状態にはならないけど、摂取後に数時間してから嘔吐するのが特徴だよ」とのこと。 その後、血液検査をし、確定診断のための負荷試験をして正式に「卵黄消化管アレルギー」の診断がつきました。現在は医師の指示のもと、卵黄・卵白ともに段階を経て、自宅で摂取している状態です。 その日、受診した医師がたまたま小児アレルギー科の医師だったので、ちょうど良いタイミングだったと思います。卵黄消化管アレルギーは成長と共に治る子が多いようで、現在は次男も全卵を1個摂取しても何も症状はなく、次回の受診で寛解を確認してもらう予定です。胃腸炎を疑って受診した結果、聞いたことのない病名にびっくりした出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:吉川 みきな監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月13日生まれてからすくすくと成長してきた娘が、明日で生後3カ月をむかえようとしていた日に突然発熱し、インフルエンザA型と判明! 病院での対処や、入院してからの娘との付き添い生活の一部始終をお話ししたいと思います。 ※訂正:(誤)妊婦中でもできたんですよ→(正)妊娠中でもできたんですよ 嵐の前の平和なひととき娘がまもなく生後3カ月をむかえようとしていたある日。まだ冬休みの最中で、小学5年生の三男はゲームざんまい。夫の仕事も休みで朝から家族みんながゆったりとしていました。娘も穏やかで育児用ミルクの飲みも良く、お昼前にはねんねをしたので、私はその間に洗濯や昼食の準備をして過ごしていました。 家事は片づくし、娘はよく寝るし快適な1日だなあ!と喜んでいたところに、娘が起き出したのです。おむつを取り替えて育児用ミルクの準備をして改めて抱き上げたとき、不思議な呼吸をしていることに気づきました。肩で息をしている感じで、息づかいも「ふうっふうっ」と聞こえます。 なんだろう……これは?と考えながら、あれ? そういえば娘、熱いかもしれない!と気づき、慌てて体温計で測ると38.5度。赤ちゃんは生後半年くらいまでお母さんからの移行抗体で守られていると聞いたことがあるけど、なぜ?? 小児科受診、そして入院へ私はとても不安になり、急いで予防接種でお世話になっている小児科へ向かいました。先生は娘の胸の音を聞いて、おなかを丁寧に触診してから「胸の音は悪くないけれど、この月齢の子が38.5度まで熱が上がるのは普通ではないからね。総合病院に紹介状を書くから、これからまっすぐ行きなさい」と、今度は総合病院を受診することに。 その間にも娘は相変わらず「ふうっふうっ」と肩で息をしていました。総合病院の先生は診察をしてから、「熱の原因を調べたいので、今流行している感染症の検査と採血をします。お母さんは待合室で待っていてください」と、15分ほど待つことになりました。 そして、インフルエンザA型が判明したのです。「生後3カ月くらいだとタミフルを飲ませるのは大変でしょうから、入院して抗インフルエンザ薬を点滴投与しましょう」と入院が決まりました。 赤ちゃんとの付き添い入院生活荷物の準備を夫に頼み、私が娘に付き添い、慌ただしく入院生活がスタート。小学5年生の三男のお世話を夫にお願いしました。すぐに抗インフルエンザ薬の「ラピアクタ」の投与が始まり、娘の熱は翌日には下がり安堵。そして、気になっていた「ふうっふうっ」という息づかいもなくなっていました。 先生によれば「熱が高くなり、少し苦しかったんだと思います。しかし、胸の音もきれいですし問題ありません」とのことで、娘は4日間で無事に退院できました。 結局、娘のインフルエンザは私と三男にも感染しました。あとから知ったのですが、インフルエンザの予防接種は妊婦でも接種が可能だということ。私の予防接種ができていれば免疫が娘にも移行し苦しい思いをさせなくてよかったのかも……と、勉強不足を反省しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/あんこママ著者:優木 まり25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月12日第2子出産後の衝撃エピソードです。1人目がなかなかできなかったので、2人目は計画より早く準備をしていました。しかし思ったより早く妊娠し、出産もスムーズでした。このまま順調に育っていくのだと思っていましたが……。すべて順調だと思っていたけれど…2人目が生まれ、当時2歳の兄も大喜び。「触りたい触りたい!」との欲求がすごく、まだ力加減もわかっていないので親もヒヤヒヤ。それでも幸せな時間が過ぎていました。 産院で産後3日目に新生児聴覚スクリーニングの検査が任意であり、夫に「どうする? お金かかるしなあ。きっと大丈夫やと思うけれど……」と聞くと、「大丈夫やけどまあ受けといたら?」と言われたので、軽い気持ちで受けることにしました。 検査当日。次男を預け、私はひとときの休息。産後のスライム腹を眺め、またダイエットしないとなぁとげんなり。そういえば、次男がなかなか戻ってこないと思っていると、30分経過していました。するとスタッフさんに「お待たせしましたー! なんかうまく検査できなくて、翌日また見せてもらいますねー!」と軽いノリで言われ、私も「ちゃんと大人しくしないとだめだぞー」と次男を指でツンツンしながら微笑ましく見つめていました。 しかし、そのあとも検査するたびに「なんか起きちゃってー、うまくできなくてごめんなさいね」と言われ、スタッフさんも少しずつ不安そうに私と次男を見つめるようになりました。結局、退院時にまた連絡してもらうことに。 1カ月健診での再検査退院の日。先生には1カ月健診でもう一度調べましょうと言われ、スタッフさんも「きっと大丈夫、大丈夫よ」と微笑んで励ましてくれました。 とはいえ、産後でメンタルが不安定だったこともあり、「もしかしたら聞こえてないかもしれない!」と不安でいっぱいに。スマホで検索魔になったり、音を出して次男の反応の見たりして一喜一憂する日々。「大丈夫、きっと大丈夫」。そう信じ、再検査の日を迎えました。 ドキドキしながら結果を待っていると、診察室に呼ばれ中へ。「先生、聞こえていましたよね? 大丈夫ですよね?」とヘラヘラする私に先生は、「赤ちゃん、もしかしたら聞こえてないかもしれません。生後3カ月になったら大きい病院で検査しましょう」と言われました。私は頭が真っ白に……。 不安になりながらの育児。「聞こえてないってどうしたらいいの? なんで? どうして?」という思いでメンタルはボロボロでした。ただ、里帰りしていたので、両親がいたことが本当に救いでした。 生後3カ月の検査の日。結果は…いよいよ生後3カ月の検査の日! この検査ですべてがわかる……。ドキドキしながら検査中のモニターを見つめる私。検査が終わり、結果は先生からお伝えしますねと言われましたが、ネットの検索魔になっていた私には、次男がまったく聞こえていないことが一目瞭然でした。 それからは毎日のように泣いて過ごしていました。それでも育児はしないといけない。不安そうに見つめる長男に申し訳なさを感じ、長男が起きているときは明るく振舞い、寝るとまた泣いて……。そんな日々が続きました。 それでもなんとか1日1日を乗り越え、ろう学校の教育相談に通ったり、手話サークルへ突撃してみたり、外へ出ていろいろな人に会ったりしていました。 気づけば、あっというまに次男の1歳の誕生日。病院やろう学校へ通うなかで、少しずつ成長していく次男の姿に私のほうが励まされていました。 「この子は必死に生きている。私を求めてくれている。次男のお母さんは私なんだ! 私が次男を守ってあげなくて誰が守るんだ」とやっと思えるようになりました。それからは、積極的に次男に向き合い手話を使ったり、長男と一緒にいっぱい遊んだりしていました。 3人目の出産を決意!もともと子どもは2人の予定でいたのですが、たまたま知り合いに、3人きょうだいで真ん中の子が聞こえないという方がいたので、どうして3人目を産んだのか聞いてみました。 すると「3人目は、聞こえてても聞こえなくてもどっちでもよかった。聞こえなくても真ん中の子と手話できるし、聞こえない同士で仲間になれる。聞こえててもみんなで支えてあげられるから」と聞き、衝撃を受けました。 夫には「ムリムリ! 経済的にムリだから!」と言われましたが、「大丈夫、大丈夫!」とごまかして(笑)3人目を妊娠しました。3人目も本当に順調で、しかも15分で生まれる超スピード出産! 初めての女の子でかわいいなぁと見つめる一方、うっすらと次男のことがよみがえりました。 娘を検査に預け、外で見守る私。「大丈夫、大丈夫、大丈夫」。そう自分に言い聞かせながら、心臓が爆発しそうでした。スタッフさんが出てきて「お母さん、ばっちり聞こえてるよ!」と言われた瞬間、目からぼろぼろ涙が。キョトンとしているスタッフさんに次男のことを伝えると、背中をさすってくれました。 それからは3人育児でバタバタ! 驚いたのは1歳3カ月の娘が「わかった」、「おいしい」、「なあに」と小さい手で手話を使い出したこと。聞こえる長男、聞こえない次男、聞こえる長女。みんなで少しずつ手話を使っています。みんなで助け合って暮らしていける。そう信じて毎日育児奮闘中です! 健康な赤ちゃんが生まれるのが当たり前だと思っていましたが、まさかまさかの連続でした。しかし今では、聞こえない次男だからこそ娘も生まれて、今の家族があると思っています。聞こえないことは不便であっても不憫じゃない! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:ゆみっくす5歳の長男、3歳の次男、1歳の長女をもつ3児の母。次男のことがきっかけで、4月から毎日付き添い通学へ。いろいろなことを乗り越え、支え合って今を生きる。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月10日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、大学病院を受診したところ、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師からは、手術が必要と告げられ、その1週間後に入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまったぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をし、娘の手術がおこなわれました。手術は無事に終了。その後は順調に回復していき、最後のエコーを受けた結果、特に問題はなかったため、先生から退院の許可がおりたのでした。 心臓の手術から、あっという間に7年が経過して… 退院日前日になると、水分の制限がなくなりました。 (やっと満腹になれたんだね!) ミルクを飲みながら寝落ちしそうになる娘を見て、思わず涙ぐんでしまったぷにらーさん。 入院最後の夜は穏やかに過ごしました。 そして、手術からもう7年が経過しました。 娘はあれからすくすく成長し、7歳に……。 手術した大学病院での定期検査は終了したほか、運動制限や服薬などは特になく、現在娘はダンスレッスンに熱中する日々を送っています。 当日はこの体験を自分の中だけにしまっているのがつらく、この体験をマンガ化にして世の中に発信することで、“つらかった思い出を昇華したかった”というぷにらーさん。 今日も長女の元気な姿を見て、今の目の前にある幸せを噛みしめるのでした。 手術を終えたあとはすくすくと成長し、現在は元気な7歳のお姉さんになった娘さん。心臓の病気が確定してから、手術が終わるまで本当に大変でいろいろあったと思うのですが、乗り越えられてよかったです。これからも家族みんなで笑顔溢れるステキな日々を送ってください。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月09日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、大学病院を受診したところ、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師からは、手術が必要と告げられ、その1週間後に入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまったぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をし、娘の手術がおこなわれました。手術は無事に終了したのですが、今度はぷにらーさんの体に異変が現れてしまって……!? トイレで急に感じた痛み。泌尿器科で診てもらうと…? 泌尿器科を受診し、膀胱炎の診断を受けたぷにらーさん。 そんなアクシデントがありつつも、時間の経過と共に長女は順調に回復していきました。 (エコーが問題なければ、数日で退院なんだよね) そして最後のエコーを受け終わり、先生からうれしい言葉が……! 「はなちゃんは木曜に退院しましょう」 医師のその言葉に、心の底から夫婦で喜んだのでした。 無事に手術後の検査が終わり、退院の許可が下りて本当によかったですね。娘さんの回復の経過も順調なようで安心しました。入院生活はいろいろと制限があったり、気を張ったりで大変だったと思うので、退院後はお家でのんびりと過ごしてほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月08日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、大学病院を受診したところ、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師からは、手術が必要と告げられ、その1週間後に入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまったぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をしました。手術日当日、娘を医師に受け渡すと、手術が終わるまで部屋で待機していたのですが、突然電話が鳴って……!? 突然かかってきた電話の用件は…? 電話は手術室からではなく、病棟からでした。 そのあと、手術終了の連絡を受け、娘のところへ向かったぷにらーさん。 「よく頑張ったね」 娘に声を掛けると、思わず涙してしまいました。 手術後はCCU(循環器疾患集中治療室)からPICU(小児集中室)へ移動したあと、一般病棟への移動が許可されました。 「退院まであとひと踏ん張り!」そう思っていたのですが、ある日、突然体に異常を感じてしまったのでした。 ずっと手術のことで気を張っていた上に、睡眠不足や偏った食生活などにより、体が弱ってしまっていたぷにらーさん。ひとまず娘さんの手術は無事に終わったので、まずは症状をお医者さんに診てもらって、ゆっくり休んでほしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月06日自分が体調不良のときは子どもを見守ることで精一杯。そんなとき、夫にごはんを作れないことを伝えると、「外食してくるよ」と返事がきて……?頼れない環境両親や知人のいない土地で子育てをしていた私は、体調不良になっても誰かに頼ることができず、とにかくわが子にごはんを食べさせて危険のないよう見守り、無事に1日を終えることしかできない日もありました。 夫は洗濯や掃除などの家事には協力的でしたが、料理は絶対にしない人だったので、私が体調不良のときに掃除はお任せできても料理は無理して作っていました。胃腸炎の際はさすがに無理だ!と仕事中の夫に状況を説明するメールを送ると、「晩ごはんは食べて帰るからいらないよ。ゆっくり休んでね」と返信が。夫に申し訳なく思いつつも食事を作らなくていいことに安堵し、うちの夫はやさしいなぁと思っていました。 子どものお世話は休めない頭痛やだるさくらいの体調不良であれば、多少無理をしてもお出かけや買い出しに行っていましたが、親子ともに胃腸炎になった際は外出することもままならず、いつもより多い夜泣きに寝不足になりながら、無理をしてでも汚れたシーツの洗濯や家事をしていました。 しかし、なかなか症状が治まらず、買い出しにも行けず、グズる子どもを抱いていて料理できない日が長引き、ついには食料も底をつきてきたころに、ふと気がつきます。こんな状況でも夫は毎日おいしいものを外で食べているのだ!と。私は頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。 察してもらうのは難しい!食事を作れないことに罪悪感をもっていたので、夫からの“ごはんいらないメール”がやさしさだと思っていた私は、その間違いに気がつきませんでした。一見、体調不良の妻を気づかうようでいて、同居する家族の状況がまるで見えていないのでは!?とも感じたのです。 料理ができないほどの体調不良なら、妻がまともな食事を食べられていないことは想像に難くありません。外出もできていないなら食材だってない。気づいた際には一瞬怒りが湧いてきましたが、単に知らないだけかもと思い直し、すぐさま夫に買い出しリストと簡単で良いので何か作ってほしい旨のメール。その日の夕食は私が教えながら作ってもらった温かいお味噌汁にありつけました。 言わなくても察してもらうということは難しいことなので、体調不良のときはどんな状況になって何が困るのかを夫に説明しました。ちなみに夫は、今ではごはんやスープ、カレーなど簡単なものは作れるように! あのときのことは笑い話になり、私の体調が悪いときには「何を買っていく?」とメールをくれるようになりました。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:ライター 横山まい
2024年06月06日子どもが生まれると、安全性を第一に家具や文具、調理用具の置き場所に注意します。私も同じように気をつけているつもりでした。しかし、思ってもいなかった意外なことで子どもにケガをさせてしまった体験をご紹介します。 1人目出産後から徹底した家の安全対策1人目の子どもが生まれたあとは、それまで棚や引き出しにしまっていた包丁やハサミを徐々に子どもが届かない高い場所に移動、または子どもが開けられないように棚にガードの留め具をするようになりました。そしてガスの元栓は使用時以外は締めるなど、できる限りの安全対策をおこなっていたつもりです。 1人目のときは“初めての子ども”ということもあり、できるだけ目を離さないよう慎重に子育てをしていました。まだひとりだけだったので他の子どもに気を取られることもなく、危ない物を触ってもすぐ止められたので、ケガをさせることはありませんでした。 やけどの原因は「炊飯器の水蒸気」1人目が大きくなって危険なことの判断が理解できる時期には、2人目の子どもが徐々にハイハイ、つかまり立ちでいろいろな所を触るようになっていました。 そして2人目がちょうど1歳くらいになったときのことです。いつものように夕食を準備していると、子どもはおもちゃで遊びながら台所を行ったり来たり。すると急に大声で泣き出したので、ビックリしました。 慌てて駆け寄ると右手が少し赤くなっていて、子どもの横を見るとそこには炊飯器が……! 夕食のご飯を炊いていて、その蒸気口を子どもが触ってやけどしたことがわかりました。実は、炊飯器の水蒸気がやけどするほど熱いと私は思っていなかったのです。 やけどのレベルはⅡ度。水ぶくれがひどく…子どもの手が赤くなっていたので、水と氷で冷やして応急処置。その後、水膨れになっていたものの、そこまで大きくなかったので軟膏で対処しました。そして、普段通りに遊んでいたので大丈夫かなと様子を見ていたのですが、翌朝に水膨れが酷くなっていたのです。皮膚科に連れて行くとやけどには3段階あり、うちの子どもはⅡ度という深さでした。 治療としては、水疱を丁寧に潰して消毒し、LEDの光をあてて回復促進治療。医師からは「20分くらい冷やしたほうがよかったね」と指導を受けました。私は子どもが嫌がっていたので5分ぐらいで終わらせていました。やけど痕が残るか心配でしたが、2日に1回皮膚科に通い、10日ほどできれいに治ってきて安心しました。 やけどをさせてしまったことは子どもに申し訳なかったのですが、このことがきっかけで家の中の危険な物・場所を再確認することができました。低い場所にあった炊飯器は、子どもの手の届かない高さの場所に置きました。他にも見落としやすい電気のコードや、上の子どもの文具等の配置を変えました。今回の炊飯器の蒸気口のように火が直接見えない部分でも、子どもの柔らかい皮膚は簡単にやけどをしてしまうという教訓にもなりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/星田つまみ著者:鈴木そうこ6歳3歳0歳の兄妹を育児中。韓国人の夫と結婚し、韓国の田舎で専業主婦をしている。韓国語と日本語の二重言語教育や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月04日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、予約を取って病院を受診したのですが、そこで「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師から「手術が必要です」と告げられ、その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまいます。 それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院。しかし、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまったのです。立て続けの手術の延期によりぷにらーさんは不安な気持ちでいっぱいに……。 月日は流れて11月末。不安を抱えながらも3度目の入院をするのですが、ようやく手術日が決まって……!? 手術日が決定! それを機にママはあることを決断して… ようやく手術日が確定したことで安堵したぷにらーさんでしたが、手術を機に母乳をやめることを決心します。 その理由は、手術後にあげられる水分は1回47mlからのため、腹持ちのいい育児用ミルクをあげたほうがいいと思ったからです。 そのことを母親に話すしたぷにらーさん。 しかし、意図を理解してもらえず、母親の言葉にぷにらーさんは深く傷ついてしまったのでした。 「ぷにはな、2013年4月〇日生まれ、心室中隔欠損症の手術をします。よろしくお願いします」 ついに迎えた手術当日、そう言って赤ちゃんを先生に受け渡したぷにらーさん。 緊張しながらも義両親と一緒の部屋で手術が終わるのを待機していると、突然病院から渡された電話が鳴ったのでした。 ぷにらーさんは心身ともに万全の状態ではありませんでしたが、無事に娘さんの手術がおこなわれてよかったです。ただ、待機中に電話がかかってきたのが気になりますね。病院からの用件が、娘さんの命に関わることではなければいいのですが……。どうか無事に手術が終わることを願います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月03日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。医師の言葉にショックを隠し切れずにいました。また、「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、予約を取って病院を受診するのですが、そこで「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師から「手術が必要です」と告げられ、その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまいます。 呆気ない退院にモヤモヤしながらも、指示通り一時帰宅をしたぷにらーさん。それから10日後、病院から「2週間後に手術をおこなうので、入院してください」と連絡が入ったため再び入院したのですが、医師に「やはり心臓に負担が大きいので早めに手術しましょう」と言われた5日後、突然「退院してください」と言われてしまって……!? 度重なる手術の延期にママのモヤモヤは止まらず… (この入院で手術って言ってたのに……。もちろん緊急の人が優先されるのはわかるけど、心臓の負担が大きいって言ったのに……) このことで不安な気持ちが一気に加速するぷにらーさん。 そして、再入院の日が近づいたころ、またしても入院事態が延期になってしまったのです。 (緊急の患者さんが入ったって理由だから仕方ないけど、はながないがしろにされてる気分だ……) 11月になると、認可保育園の申し込みがスタート。 ぷにらーさんはこの状況で保育園に通えるのか、仕事復帰ができるのかなど、不安を抱えていました。 そんな中、11月末に3度目の入院が決定します。 期待はしないでおこうと思っていたぷにらーさんでしたが、ある日先生から「12月5日に手術をおこないます」と言われたのです。 「4日後……。分かりました。よろしくお願いします」 手術日が決まった瞬間、表情は一気に引き締まり、ぷにらーさんの鼓動は速くなったのでした。 前回手術をするはずだった予定が、緊急の患者さんがいるということで、延期になってしまったぷにらーさん。今回は急ではありますが4日後に手術が受けられるようでよかったです。実際、手術を受けるとなると、不安な気持ちが倍増すると思いますが、家族みんなで支え合って乗り越えてほしいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 次の話を読む → 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年06月02日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭だったため、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないのを指摘され、ショックを受けたぷにらーさんでしたが、近所で赤ちゃんの測定・相談会に参加し、助産師さんにアドバイスをもらったことで授乳の問題は解決されます。しかし、赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに、「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、さっそく予約を取ることに。 大学病院の受診日は、家族みんなで病院に行きました。検査後に診察を受けると、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師から「手術が必要です」と告げられ、思わず涙してしまったぷにらーさん。その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することになったのですが……? 一度入院したものの、思わぬ展開が待っていて… 5日後のカテーテル検査に向けて、入院生活が始まりました。 「肺高血圧が進んでいると手術ができないので、まずカテーテル検査で程度を調べます」 検査後、医師は説明を始めました。 「肺の状態はあまり良くないのですが、緊急というほどではありません。予定していた手術はおこなえます」 「手術はいつごろに……?」 「来週を予定していましたが、手術の先生の予約が取れなかったので、早くても2週間後になるかと……」 「まだ時期が未定なので、一度退院してください」 思ってもいなかった展開に、拍子抜けしてしまったぷにらーさん。 (求めていたのは、こういう帰宅じゃないんだけどな。でも手術ができないなら、いても仕方ないかぁ……) 不満が残りつつも、病院の指示に従い、一時帰宅をしたのでした。 手術の緊急性が低かったことと、先生の予約が取れないというちゃんとした理由があるので今回の一時帰宅は仕方がないですが、なかなか思うようにいかなくて歯がゆいですね。病院いわく、手術は“早くても2週間後”とのことなので、それまで待つしかなさそうですが、次はちゃんと手術が受けられるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月31日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭だったため、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないのを指摘され、ショックを受けたぷにらーさんでしたが、近所で赤ちゃんの測定・相談会に参加し、助産師さんにアドバイスをもらったことで授乳の問題は解決されます。しかし、赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまったのです。ショックを受けながらも夫に報告し、娘の病気について話し合いをおこなうことに……。 そして、小児科で「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われ、さっそく予約を取ったぷにらーさん。ようやく受診する日を迎えたのですが……? 不安な気持ちで大学病院を受診。診断結果は… 病院に到着後、まず検査をおこってから11時から診察が始まりました。 そして、医師からは「心室中隔欠損症です」と言われてしまったのです。 「心室の壁に9ミリの穴が空いています。これが自然閉鎖が期待できない大きさで手術が必要です」 医師からそう告げられたあとショックを隠し切れず、涙を流してしまったぷにらーさん。 「手術しないと健康にはなれない。大きくなれないかもしれない……」 「元気に産んであげられなくてごめんね」 娘にそう謝ると、泣きながらお母さんに電話で報告をしました。 そして初診から1週間後、肺高血圧の程度を調べるため、検査入院をすることになったのでした。 心のどこかで心室中隔欠損症でないことを強く願っていたと思うので、この診断結果はかなりショックだったと思います。つらい現実ではありますが、そこから目を背けることはできません。検査入院も大変だと思いますが、夫婦で支え合って乗り越えてほしいです。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月31日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭ということもあり、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。さらに、新生児健診では体重が半分しか増えていないことを指摘され、ショックを受けてしまいます。健診では母乳をあげたあと、育児用ミルクを追加するように指示され、その日から実践することに。その3日後、近所で赤ちゃんの測定・相談会があったので、会場に足を運んだぷにらーさんですが、助産師さんを目の前にすると突然泣き出してしまいます。そんなぷにらーさんに助産師さんは温かい言葉をかけると同時に、アドバイスをしてくれました。 それからひと月ほど経つと、授乳がラクにできるようになったほか、無事に1カ月健診を終えることができたのです。 しかし、赤ちゃんが2カ月を迎えたころ、予防接種のために受診した小児科で、「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。突然のことにぷにらーさんはショックを隠し切れず……!? 娘の病気や手術について、急きょ2人で話し合うことに… 急きょ夫に報告し、娘の病気や手術について数日間かけて話し合いをおこなったぷにらーさん。 「呼吸が早い、体重が増えにくい、汗をかきやすい……。まんまこの通りだな」 空いている時間は病気のことについて調べ、理解を深めようとしていました。 また、検査を受けるまでは、心臓の件は留めておくことにしました。 そして、ついに大学病院を受診する日に。 不安をかかえながら、夫婦そろって病院に足を運んだのでした。 検査を受けて診断されるまで内心落ち着いていられなかったと思いますが、時間があるときに病気について調べるなど、現実とちゃんと向き合おうとする真剣さを感じました。大学病院での診断結果が、ぷにらーさんの望んだ結果であることを願います。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。
2024年05月30日6歳の息子は気管支が弱く、風邪を引くと必ず咳が出るタイプ。解熱後も咳だけが長引き、咳込んで嘔吐してしまうこともしょっちゅうあります。かかりつけの小児科でも、そのことを相談しており、最近は漢方を処方してもらうことで、どうにか対応できていました。しかし、同じ対応でなかなかよくならないことがありました。ママ友に相談すると、驚きの展開になり、思いもよらぬ病名が判明したのです――。 長引く咳2024年の1月末に息子が発熱。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザは陰性でしたが、いつものように咳がひどく、嘔吐もありました。しかし、小児科で漢方を処方してもらうことで、次第に解熱し、咳も減少。終わったころに、娘と私が発熱。 毎度ながら繰り返される看病生活と自分の体調不良に心が折れそうでした。ですが、「来週くらいにはみんな元気になっているだろう」と思うようにし、できるだけ前向きに思うようにしていたのです。 しかし、娘と私が完治したころに再び息子が発熱。今回はさらに咳がひどく、夜寝付けないほどだったため、私はすぐさま息子を連れて小児科へ。いつもと同じ漢方を処方してもらったので、「これでひと安心!」と思いました。 しかし、息子の咳は1週間経っても良くならず、再度小児科を受診。今度は別の漢方薬を処方してもらいましたが、息子の咳が治まることはありませんでした。 病名が判明!どうすべきか悩んでいたところに、私は近所のママ友と遭遇。息子の現状を話すと、「咳だったら耳鼻咽喉科に行ってみたら?」とアドバイスをもらいました。さっそく受診すると、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)と診断されたのです。蓄膿症は副鼻腔に膿がたまることで鼻が詰まったりするのだそう。たまった鼻水がのどに落ちてイガイガしていたのでしょう。鼻水はほぼ出ていなかったので、私は目から鱗! 幸い蓄膿症の薬がすぐ効いて咳は治まり、息子は元気になりました。 耳鼻咽喉科には、今まで一度も連れて行ったことがありませんでした。私は自分の視野の狭さを反省。次回からは耳鼻咽喉科への通院も選択肢に入れて、子どもたちの看病をしようと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/蓬田あんころぴぷぺ著者:都 うめこ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月30日子育て楽じゃありません
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
細川珠生のここなら分かる政治のコト