授乳の際の痛みや時間感覚をどのくらいあけたらいいか、おっぱいのしこりなど、授乳についてお伝えします。 (6/36)
助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの水分補給について教えてくれました。これからの季節、水分補給は欠かせないですよね。月齢ごとのポイントや水分補給の際の注意点についても詳しくお話ししてくれています。ぜひ参考にしてくださいね。気温が高くなるこの時期、赤ちゃんの水分補給に迷うこともあるかと思います。今回は、月齢ごとに水分補給のポイントについてお話ししていきます。 生後6カ月未満の赤ちゃんの水分補給生後6カ月未満の赤ちゃんへの水分補給は母乳か育児用ミルクが最適で、その他の水分は不要と言われています。お茶や白湯などの水分は赤ちゃんの未熟な消化機能では水分として取り込みづらく、その他の水分をとることで必要な母乳や育児用ミルクを飲む量が減ってしまうことがあり、必要な栄養が取れなくなってしまうリスクがあるからです。 そのため、生後6カ月未満の赤ちゃんが外出先や野外でなどで汗をたくさんかいた場合には他の水分をあげるのではなく、授乳間隔を通常よりあけないようにするなど、こまめに授乳をすることが大切です。 生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんへの水分補給生後6カ月〜1歳未満の赤ちゃんは、離乳食を食べるようになってきて、母乳の授乳回数や育児用ミルクの量が減ってくるかもしれません。基本的には生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、無理してその他の水分で水分補給する必要はありませんが、お茶や白湯などの他の水分も離乳食や授乳に影響しない程度に進めても良いでしょう。 最初は、麦茶や白湯をあげるようにすることをおすすめします。ミネラルウォーターをあげる場合は、赤ちゃんの胃腸に負担の少ない軟水にしましょう。 また、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースは、あげすぎるとそれだけを好んで飲むようになることがあり、糖分のとりすぎに繋がってしまいます。発熱などの病気の際にもなるべく、母乳や育児用ミルクを与えるようにしましょう。 一気に飲ませるのはNG! 与え方のポイントは?麦茶や白湯の赤ちゃんへの与え方のポイントは、いっぺんにたくさん飲ませるというよりは、少量を数口程度にこまめに分けてあげる感じがおすすめです。基本的には、コップやスプーン、ストローなどであげるようにします。哺乳瓶で慣れている場合は、哺乳びんであげても大丈夫です。 しかし、生後1歳未満であれば、水分補給の中心は母乳や育児用ミルクがメインなので、基本的には、無理してその他の水分で水分補給する必要はありません。母乳や育児用ミルクは、通常の授乳間隔よりあけすぎないようにいつもよりこまめにしっかり飲ませるようにすることが大切です。 1歳以降の水分補給のポイントは?1歳以降の赤ちゃんは離乳食も進んできて、母乳や育児用ミルク以外にも、麦茶や白湯を水分補給に取り入れる家庭も多いことでしょう。外出する際にもベビー用の麦茶などを携帯しておくのがおすすめです。 母乳を飲んでいる場合には、基本的には欲しがるときにお子さんにあわせて与えれば問題ありません。育児用ミルクの場合も、通常の回数や間隔であげてください。 水分補給をおこなうタイミング水分補給のタイミングは、通常のお世話のタイミングや遊んだあと、お風呂上がりなどがよいでしょう。春夏の季節の外遊びは気温も高く熱中症の心配も出てくるので、こまめな水分補給を心がけてくださいね。 水分補給は、飲ませようとしてもなかなか飲んでくれないというお子さんがいたり、反対に、水分を欲したときに一気にたくさんの量を飲んでしまうこともあるでしょう。効果的な水分補給のポイントは、一気に飲ませるのではなく、少量ずつこまめに飲ませてあげること。 1歳を過ぎると、赤ちゃん用のイオン飲料やジュースなどを好んで飲む子も多く、水分補給が気になるママとしてはついつい与えてしまいがちにもなりますが、糖分のとり過ぎや虫歯の原因となることもあるので注意しましょう。 このころの水分補給は、ストローマグなどであげることも多くなるかと思います。逆流防止機能のあるストローであっても、口をつけた物を長時間常温に置いておくのは雑菌が繁殖しやすいので避けるようにしましょう。 別の容器で用意しておき、少量ずつ新しい物を入れてあげるのも良い方法です。1回に入れる量は、1〜2時間で飲み切る量を目安にして、それ以上の時間になったら破棄するようにしましょう。 まとめ水分補給のポイントをおさえて、赤ちゃんの成長や様子に合わせて対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009参考サイト:やってる人多し!体調の急変にもつながるので要注意!乳幼児への熱中症予防対策を現役助産師が教えます|ベビーカレンダー参考サイト:実はお茶や白湯はNGなことも!?助産師が教える暑い季節の体に負担をかけない「水分補給」とは?|ベビーカレンダー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月26日授乳服って必要なの? 産前に買う? 産後に買う? どんな服を買えばいい? 授乳服はわからないことがいっぱいですよね。助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、授乳時の服装についてマンガで解説してくれました。助産師さんならではの視点に注目です!授乳のときに便利な授乳服。しかし、妊娠中に用意しても、実際はあまり着なかったというママもいます。また、母親学級を担当していると、妊婦さんに入院時の持ち物に授乳服が必要かと質問されることがあります。 今回は、助産師の立場から授乳服についてお話ししたいと思います。 授乳服とは?授乳服とは、服を脱がずにおっぱいを出すことができ、授乳するときに肌の露出が少ないことから、冬の寒さ対策や外での授乳時に便利なものです。おっぱいのところにスナップやファスナーがついているタイプや、布が重なってめくるタイプなどさまざまなデザインのものが市販されています。授乳服は使用期間が短いので、購入枚数を抑えるか、あまり授乳服には見えない授乳期間が終わっても着ていられるようなデザインの洋服を選ぶと良いかと思います。また、友人から譲り受けたり、フリマサイトで購入したりする方もいらっしゃいます。 出産直後に授乳服をおすすめしないわけ授乳のときは、できるだけママと赤ちゃんの体が密着して、赤ちゃんにおっぱいを乳輪のところまで深く加えてもらうことが大切です。新生児の慣れないころの授乳の場合は、密着できるようにママの洋服を上半身脱いでもらった状態でおっぱいの練習をすることがあります。また、おっぱいの形や大きさによっては、授乳服では難しいこともあります。出産後の入院期間は、前開きのパジャマであれば授乳の妨げにならず、問題ないかと思います。 授乳時に適した洋服外出をするようになるころなら、お子さんもママもだいぶ授乳に慣れてくるころになるかと思います。授乳服を使うのはこれくらいの時期になってからがおすすめです。授乳服は、赤ちゃんが深く吸い付きやすいように、おっぱいの部分がなるべく広く空くようなタイプを選ぶといいと思います。 授乳服以外でおすすめなのは以下の服装です。・前開きのシャツ・ジップアップパーカーの下にTシャツ・前開きのワンピースやサロペット・赤ちゃんを中に入れられるくらい、ゆったりとしたサイズのチュニックやトレーナー、セーター・前ボタンが3〜4個ある、またはファスナーが付いていて胸元ぐらいまで開けられるシャツ 外での授乳には授乳ケープも併用すると安心です。 夜間や部屋着の服装でおすすめなのは以下のものです。・前開きタイプのパジャマ・襟元が大きく空いたシャツ(襟元を伸ばしておっぱいを片方ずつ出して授乳する)・前開きのベストや腹巻き(冬の時期に授乳中ママの体が冷えないようにするため) フォーマルな服装の場合お宮参り、友人や親戚の結婚式など、授乳中にイベントに参加することもあるかと思います。授乳用のフォーマル服は便利ですが、使用頻度も少なく購入を悩むところですね。授乳が終わったあとでも着られるようなタイプのものを選んだり、上下分かれているタイプのものを選んだりしても良いかと思います。 初めてのママは妊娠中に授乳の様子をイメージするのは難しいかと思います。授乳服はお店やネットで情報収集をしておいて、産後お出かけをする時期に購入されると選びやすいかと思います。 作画/はたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月23日こんにちは!もう少しでやってくる“梅雨”に、今からテンションが下がりつつある編アシありさです。洗濯物の部屋干しも、アホ毛まみれの髪の毛もウンザリだけど、何より子どもとのお出かけに困りますよね……。そこで今回は、雨の日におすすめしたい室内遊び場をご紹介♪ 以前、ふらっと行ってみた吉祥寺の「キッズユーエスランド」が満足度◎だったので、詳しく解説していきます~!(この日は、井の頭公園に行く予定だったのに雨が降ってしまったため、急きょ行き先を変更しました……)「キッズユーエスランド」は、全国に約50店舗展開する室内遊び場!「キッズユーエスランド」は、日本全国に約50店舗展開する室内遊び場です。東京だと、浅草店と吉祥寺店の2店舗があり、今回は吉祥寺店に行きました。室内は、バラエティに富んだ遊具やゲームで溢れており、まるで室内遊園地のよう! 「キッズユーエスランド」初体験の娘とお友だちは、入口に到着した途端、大興奮! 顔を真っ赤にして、一目散にお目当ての遊具に走っていきました(笑)ちなみに、保護者同伴必須で、利用料金は下記の通りです。【平日】●子ども1日パック800円(会員)、900円(一般)●子ども1時間パック600円/60分(会員)、入場料100円+600円/60分(一般)●保護者1日パック500円(会員)、600円(一般)【休日】●子ども1日パック1,400円(会員)、1,500円(一般)●子ども3時間パック1,100円(会員)、1,200円(一般)●子ども1時間パック600円/60分(会員)、入場料100円+600円/60分(一般)●保護者1日パック500円(会員)、600円(一般)※掲載している情報は、2023年5月現在のものです。※子どもは、小学校6年生までが利用可能。※0歳児は無料。※会員カード発行料、1人あたり300円。(更新料、年会費なし)ロッカー完備だから、荷物を預けて思いっきり遊べる!数に限りはありますが、各店舗にロッカーが完備されています! かさばる荷物を預けることができるので、親子揃って思いっきり遊ぶことができます。授乳室&オムツ交換室も! 赤ちゃん連れでも安心♪また、店内に授乳室とオムツ交換スペースがあるので、赤ちゃん連れでも安心して利用できます。ベビー専用スペースがあるのもポイント!各店舗に、3歳までの小さな子どもが遊ぶことのできるベビースペースも♪ 吉祥寺店は、こんな感じでやわらかい素材の遊び場が。 0歳は無料で利用できるので、乳児期の赤ちゃんの遊び場に困っているママも必見です!遊びの種類が大充実! 室内でも思いっきり遊べちゃう!滑ってもぐって上って楽しめる♪ 「ボールプール&滑り台」吉祥寺店の一番の目玉となる遊具は、こちらのボールプール&滑り台だと思います! 娘は、真っ先にこのエリアに走っていきました(笑)滑った先がボールプールになっているので安心。また、滑り台の周囲にもぐるりとボールプールが広がっているので、ザブザブもぐって楽しむことができます。そして、ボールプールの頭上をぐるっと一周取り囲むようにコースが設置されており、ハイハイしながら探検することもできちゃいます!あみあみのトンネルや、でこぼこの橋など、メリハリのあるコースを満喫していました♪ふわふわなのによく跳ねる! 「エアートランポリン」こちらは、ふわふわのエアートランポリン。「あまり跳ねないのかな?」と思いきや、想像以上にポヨヨ~ン! と跳ねるので、子どもたちも大満足。「一体何回やったのだろう?」というくらい、何度もおかわりしていました(笑)360度回転する! 巨大な筒状の「サイバーホイール」子どもの室内遊び場でよく見かける「サイバーホイール」が、「キッズユーエスランド」にもありました! 娘は初体験だったので、「なにこのおっきいの~!」と驚きながらも大興奮。お友だちとふたりでゴロゴロ転がりながら、キャッキャと喜んでいました。まるでゲームセンター気分♪ 遊び放題の「ゲーム機」「キッズユーエスランド」では、ゲームセンターにあるゲーム機が、なんとフリープレイで何度も遊ぶことができちゃうんです! ゲームセンターだと我慢してもらいがちの「ワニワニパニック」……(笑)この日は、心ゆくまで遊ばせてあげることができて、母も満足でした!見てください、この跳躍力!! 相当楽しかったようで、叩く度に全身全霊で挑んでいました(笑)そして、こちらのピカチュウの乗り物も乗り放題! ポケモンが大好きな娘は、ピカチュウに乗りながら、いろいろなポケモンの鳴き声が聞けて、幸せそうでした(笑)お友だちと力を合わせて漕ぐ! 「サークル自転車」まだまだ続きますよ~! こちらは、まるいフォルムが特徴の「サークル自転車」です。お友だちと協力して漕いで、グルグル回るもの。3歳から利用できるので、ペダルを漕ぐ練習にもなりそうですね。初めての子にもおすすめ! キュートな「コーヒーカップ」遊園地に行かなくても味わえる、コーヒーカップまで! 本場のコーヒーカップよりゆるやかなスピードで回るので、コーヒーカップ未経験の子にもおすすめです。運転気分を味わえる♪ ミニサイズの「自動車」乗り物好きキッズはたまらない、自動車の遊具もありました! ただし、足をつきながら動かすので、電動タイプではありません。形が浮き出るのがおもしろい! 「ピンスクリーン」海外製のこんなおもちゃも! 裏と表にたくさんのピンがついており、ついた手の形が反対側に浮き出る仕組みになっています。2人で対になって、浮き出るいろいろな形に盛り上がっていました。のんびり遊びたい子はこちら! 「おままごとスペース」アクティブな遊具のほかにも、定番のおままごとスペースもあります。のんびりマイペースに遊びたい子は、こちらがおすすめ。木製のキッチンが可愛かったです♡メルちゃんのおもちゃもありました。メルちゃんを治療中の娘。こちらは、回転寿司ごっこをするお友だち。しばらくあっちこっちと動き回っていた2人ですが、さすがに疲れたのか、このスペースで小休憩をはさんでいました(笑)やさしげな雰囲気が可愛い! 木製の「レールおもちゃ」みんな大好きなレールおもちゃも! これなら、小さなお子さんでも楽しむことができますね♪立体ビーズ塗り絵で、世界にひとつだけの作品づくり!最後にご紹介するのが、こちらの立体ビーズ塗り絵! 室内の一角がワークショップスペースになっており、こちらを製作することができました。(※別途キットの購入代金がかかります)ベースとなる絵柄が描かれた木の板と、7色の不思議なビーズがセットになっています。娘はハチ、お友だちはサカナをチョイス。このビーズ、何が不思議かと言うと……こんな感じで、引っ張るとビヨ~ンとのびるんです! ちぎってのばして、木の板の絵柄を塗りつぶしていきます。ビーズは、時間が経つと固まるのでご安心を!思ったより簡単で、子ども1人でもサクサク進めることができました! 黙々と作業する娘とお友だち……じゃじゃん! 完成です!!! 子どもならではの個性的な配色が可愛いくて、親たちもお気に入り。ちなみに我が家は、今でも家のキッズスペースに飾ってあります♪いかがでしたか? 参考になったでしょうか。遊具の種類は店舗によって異なるそうなので、我々親子は、別の店舗にも行ってみたいな~! と目論んでいます。他の店舗情報等含め、詳細は公式サイトから確認してみてくださいね☆「キッズユーエスランド」公式サイトはこちら>>>※掲載している情報は、2023年5月現在のものです。
2023年05月20日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、ママやパパが悩みがちな1歳からの子育てについて教えてくれました。1歳になるとできることも増えてきて、成長も著しくなる時期でもあります。1歳を区切りにする育児もいくつかありますよね。ぜひ参考にしてくださいね。1歳になると、赤ちゃんではなくなるイメージがあるパパやママは多いようです。離乳食も完了してくるこの時期、ママが悩みがちな授乳に関しての疑問についてお話ししていきます。 母乳は1歳になったらやめたほうがいいの?祖父母世代は1歳になったら卒乳をするというのが一般的で、1歳健診の母子健康手帳の項目にも離乳の有無の項目がありました。現在は母子健康手帳が改訂されて、その項目は削除されています。 以前言われていた母乳の栄養がなくなってくるという事実はなく、1歳を過ぎても栄養や免疫成分は変化することはありません。また、長期授乳は、感染症の重症化リスクを抑えるなどの子どもへのメリットだけではなく、乳癌や卵巣癌の発症リスクが抑えられるなど母へのメリットもあると言われています。WHOとUNICEFなど世界的な機関では2歳までの母乳育児と、子どもが欲しがればそれ以降も継続することを推奨しています。 また、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると日本では、離乳の完了の時期はエネルギーや栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになる生後12カ月〜18カ月ごろと言われています。 1歳以降の母乳育児は強制するものではなく、多様性に合わせた柔軟な対応が必要となってくると思います。 1歳になったら育児用ミルクはフォローアップミルクに変えたほうがいい?まずは、育児用ミルクとフォローアップミルクの違いを知ることが大切です。育児用ミルクには「母乳の代わり」という目的があります。そのため、成分をできるだけ母乳に近いものになるように開発しており、離乳が完了する目安とされる1歳までが対象となっています。 一方、フォローアップミルクには「離乳食や食事で不足しがちな栄養を補うもの」という目的があるため、その目的に合わせた成分が配合されていて、離乳食後期にあたる満9カ月ごろ~3歳までの栄養補助食品として利用できます。 フォローアップミルクは母乳代替食品ではないため、離乳が順調に進んでいる場合は、摂取する必要はありません。離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合には、かかりつけ医などに相談した上で、必要に応じてフォローアップミルクを活用するなどしてもよいでしょう。 また、体重増加などの成長が順調で、離乳食を標準量食べられているようでしたら、母乳や育児用ミルクのままで変える必要はありません。お子さんの様子にあわせて検討することが大切になります。 1歳になったら母乳も育児用ミルクもやめたほうがいいの?離乳食も標準量食べられていて、体重増加など発育が順調なお子さんの場合、1歳になったので母乳や育児用ミルクをあげるのをやめたという場合もあるでしょう。母乳や育児用ミルクの卒業のタイミングはあくまでもお子さんの発育の状態や、ママの様々な状況によって柔軟に対応するのが良いでしょう。 離乳食が順調に進んでいるのであれば、1歳で母乳や育児用ミルクを卒業し、場合によってはフォローアップミルクをじょうずに活用するのも良い方法かと思います。 食事をたくさん食べられていても、1歳ごろは食事の固形栄養からとれる栄養は十分ではないこともあり、母乳や育児用ミルクの液体栄養のほうが栄養がとりやすい時期とも言われているので、1歳半ごろまでは母乳や育児用ミルクを続けるという選択でももちろん問題ありません。 お子さんが飲まなくなって卒乳したり、育児用ミルクを嫌がって飲まないなどであれば、無理にあげなくても大丈夫です。その場合は、食事で動物性タンパク質などを積極的に取り入れて、食事のバランスに気をつけてあげるようにしましょう。 「1歳になったから」と区切りをつけるのではなく、子どもの発育状態やママの気持ちを大切にしながら、卒乳のタイミングを検討してみてくださいね。 まとめ1歳ごろは、歩きだしているお子さんもいたり活動量も多くなり、体重増加も横ばいになってきます。そして、離乳食の完了時期や授乳の様子など個人差が大きい時期かなと思います。1歳という年齢だけではなく、悩んだときは、小児科医や保健師、助産師などの専門家に相談したり、お子さんの様子をみながら柔軟に対応していけると良いですね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009引用参考文献:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)|厚生労働省 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月18日私には5歳の娘と生後5カ月の息子がいます。生まれたばかりの弟を一生懸命にかわいがってくれる娘にもご褒美をあげたくて、お出かけを計画しました。楽しく過ごした帰り道、最後に大失敗……。反省すべき点だらけの苦い思い出です。 弟想いのお姉ちゃん小さい子が大好きな娘は、息子がまだおなかの中にいるときからずっと生まれてくるのを楽しみにしてくれていました。赤ちゃん返りをすることも一切なく、息子が泣いたらすぐに駆けつけ、絵本を読んだり、おもちゃであやしたり、子守歌を歌ったり、おむつを替えてくれたりと、小さな体で一生懸命にお世話をしてくれています。 本当にやさしくて愛情深いお姉ちゃんになってくれて、2人の子どもたちのおかげで私も夫も毎日すごく幸せで穏やかな気持ちにさせてもらっています。 お姉ちゃんにもご褒美を息子が生まれてからランチなど近場に出かけることはあっても、ゆっくり時間をかけて娘を遊びに連れて行ってあげることができませんでした。口に出しては言わないものの、きっとたくさん我慢してくれているであろう娘のことがずっと気になっていました。 息子が生後5カ月になって授乳間隔も空くようになり、お天気も暑すぎず寒すぎず過ごしやすい季節。「お出かけするなら今しかない!」。日頃お姉ちゃんとして頑張ってくれている娘にご褒美をあげたくて、息子も連れて電車に乗って少し遠くへお出かけすることにしました。 3人だけでお出かけお出かけ当日。夫の仕事が忙しく休日出勤することになってしまい、急きょ私と子どもたちだけでのお出かけに変更。今思えば、そもそも3人だけで出かけたのが無謀だったのかもしれません。 でも、久しぶりのお出かけを楽しみにしている娘をがっかりさせたくなくて、決行! 行き先は、自宅から電車で40分の娘が大好きな動物園。いろいろな動物を見ては大はしゃぎする娘。楽しそうな姿が見られて、連れてきた甲斐があったとうれしくなりました。 帰り道の電車内で息子が大号泣半日かけて広い園内をたくさん歩き回り、娘も私もくたくた。娘の足取りは重く、一度座ったらなかなか腰が上がらない様子。夫がいれば娘を抱っこしてもらえるけれど、今は私ひとり。授乳してから帰るつもりでしたが、抱っこひもの中で息子はぐっすりお昼寝中。 今のうちに急いで帰って、娘も休ませながら家でゆっくり授乳をしようと思ったのが間違いでした。電車に乗って10分も経たないうちにおなかをすかせた息子が大号泣。次の駅で降りたものの授乳室が近くに見つからず。仕方なく駅のホームで抱っこひもの上からケープをかけて授乳をしました。 そもそも小さな子ども2人に対して大人は私ひとりだという自覚が足りなかったのかもしれません。ましてや息子を連れたお出かけは初めて。もっと時間的にも体力的にもゆとりを持って、いろいろなトラブルを想定しておくべきでした。次にお出かけするときには、娘も息子も満面の笑みで帰宅できるように、ゆとりを持った計画を立てようと思います。 イラスト/さくら監修/助産師 松田玲子著者:近藤あいこ5歳女児と0歳男児の2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年05月17日「睡眠が取れないと仕事に支障が出るから」。そう夫から言われたのは、1人目の子どもが生まれてすぐのことでした。寝室には夫がひとりで寝てもらい、私と子どもは別室に。子どもの泣き声が夫の睡眠の邪魔にならないよう心がけていたのですが……。睡眠不足が続くつらい日々…夫の睡眠を邪魔しないように、別室で寝るようになってから4年が経ち、2人目も生まれて私は睡眠不足が当たり前のようになっていました。私は専業主婦ということもあり、夫に「睡眠不足がつらい」と言えずに過ごす日々。心配をかけたくない気持ちもあって、元気を装っていました。 ひどい睡眠不足が続き、私が体調を崩したとき、夫はごはんの準備はしてくれるものの、寝るときは必ず別の部屋で、子どもの面倒を見るのは私……。そんな日々に終止符を打つ日が突然やってきたのです。 4年間の睡眠不足が解消に向かった日ある休日、私はいつもよりひどく睡眠不足な状態でした。前日の夜は下の子の授乳に加え、上の子が珍しくひどい夜泣きをして、ほとんど寝付けなかったからです。しかし、夫は相変わらず朝10時ごろまで寝ていました。夫は起きてくると、朝ごはんを兼ねたお昼ごはんを食べたあと、なんと横になり再び寝ようとしたのです。 起床後に再び寝るのはこのときが初めてではありませんでしたが、私は自分の睡眠時間がいつもより短かったのでイラッとしました。「もういい加減にしてよ!」。思わず声が出ていました。驚いた様子の夫でしたが、私の普通じゃない表情と声の大きさに「これはヤバい」と何かを察したよう。私は「睡眠が取れていなくてつらい」と、これまでの思いを涙ながらに夫に伝えると、夫は「今まで気付かなくてごめん」と言い、反省している様子がうかがえました。それから休日には、早く起きて子どもを近所の公園に連れて行ってくれるようになり、私はお昼寝の時間を確保することができました。 私は「自分が頑張ればいい」と思い、睡眠不足を4年間我慢していましたが、もっと早く伝えればよかったと後悔。また、自分が思っていた以上に、夫は育児に協力的だと気付いたことも大きかったです。 イラスト/ななぎ著者:下園ひかり4歳の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。
2023年05月15日初めての出産で、産院選びはとにかく家から近ければいいだろうと適当に思っていた私。個室か大部屋かを選ぶ際にも、特に見学もせず料金が安いほうを選んだ私でしたが、産後とても後悔することになったのです……。どこの産院がいいのだろう?第1子となる子どもの妊娠が判明し、ついに私にも子どもができたのか〜!と、ドキドキしたりうれしかったりの毎日を送っていた私。妊娠が判明したのは、私がいつもお世話になっている婦人科で、ここには産科がなかったため自分で産院を探さなければなりませんでした。 しかし初めての出産で、産院選びにおいて何を重視したらよいのかわからず……。家から通える産院は3軒ほどあったのですが、その当時仕事が激務だった夫には相談せず、「いざというとき自分だけで移動できるよう、家から近い産院がきっといいに違いない!」と、安易に決めたのでした。 個室か大部屋。迷わず選択!家から一番近い総合病院の産科を選び、そこでは産後に個室か大部屋かを選べたのですが、料金表を見てビックリ! 個室の1日分料金がとにかく高かったのです。もともとケチな性格な私は迷わず大部屋をチョイスし、そして数カ月後、無事に出産。 初めて会うわが子に感動しつつも体はあちこち痛み、早くひとりでゆっくり休みたいと思っていたとき、助産師さんから「この病院では、産後は基本的に母子同室です」と言われました。事前に母子同室の説明を受けておらず、産後、授乳時以外は赤ちゃんを預かってもらえるものだと思っていた私はかなりショックを受けたのでした……。 わが子だけ泣いている!?そして4人の大部屋に移動し、赤ちゃんのお世話が始まりました。しかし初めての育児で右も左もわからず……。ここで私を一番苦しめたのは、他の親子に迷惑をかけないように、赤ちゃんが泣いたらとにかく泣き止ませなければ!という思いでした。今考えると私の気のせいだったと思いますが、他の赤ちゃんはそんなに泣いていないのに、息子はよく泣いていて「迷惑をかけてごめんなさい……」と自分を追い込んでいました。 また、私のベッドは4人部屋のドア側だったため、窓の外の天気などもわからず、ずーっと部屋に息子とこもりきり。こんなことなら、あのとき個室を選べばよかった……と心の底から思いました。 退院して、候補だった他の産院の1つで出産した友人の話を聞くと、そこはすべて個室でママが休みたいときなどは赤ちゃんを預かってくれるシステムもあったとのこと。後悔先に立たずですが、産院選びをはじめ個室か大部屋かなど、もっと自分に合ったものを調べておけばよかったなと思います。 著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月13日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、安全な赤ちゃんの寝かしつけやねんねについて教えてくれました。赤ちゃんがよく眠ってくれるから…と良かれと思ってやっている寝かしつけ方法が実は危険な場合も……!?添い寝をすると、赤ちゃんの変化に気づきやすくなり、身体をそんなに動かすことなく赤ちゃんのお世話をすることができます。ママの負担も軽減され、赤ちゃんも安心してよく眠ってくれるので、添い寝をしているという方も多いのではないでしょうか?。しかし、添い寝には危険が潜んでいることもあるんです。今回は、添い寝やねんねについてのお話しをしていきます。 どうして添い寝だと赤ちゃんがよく眠ってくれるの?抱っこしていたり、添い寝をすると寝てくれるのに、ベビーベットや赤ちゃん布団に置いて寝かせようとするとぱっちり起きてしまう……という経験をされている方は多いかと思います。 母乳育児をされている場合、泣いてもすぐに対応することができ、添い寝は夜間の授乳の負担を減らすことができます。 ママやパパがそばにいたり、手を握ったり、身体の一部をくっつけるなどのスキンシップで赤ちゃんが安心することがあります。お腹の中で聞き慣れたママの呼吸音や心音が聞こえることが、安心感につながることもあるようです。 また、月齢が浅い赤ちゃんは眠りが浅いのですが、添い寝をすることで眠り続けることができるという報告もあります。 実は危険も潜んでる!添い寝はSIDSのリスクが上がる?母乳育児がSIDS予防になる!米国小児科学会(AAP)は、乳幼児突然死症候群(通称SIDS)の危険性があるため子どもとの添い寝を控えるよう警告しています。しかしながら、赤ちゃんと一緒に寝ることがSIDS の危険要因であるかは未だ明らかではありません。 各国の関係団体は、赤ちゃんをママと別の布団やベットで寝かせることを推奨していますが、安全に一緒に寝る方法についても明確にしています。 また、添い寝は同床(一緒の布団やベットで眠る)を意味することが多いので、赤ちゃんの様子がわかるように、布団は別で同じ部屋のそばで寝る「同室寝」をすすめています。 母乳育児をしていると眠りが浅く、夜間覚醒する回数が多い傾向がありSIDSの予防になるといわれています。そのために、添い寝をする親子へは可能な限り母乳で育てることを推奨しています。 添い寝する時の寝具などの注意点では、実際に赤ちゃんを寝かしつける際にはどんなことに注意すれば良いのでしょうか?ここでは、注意すべき具体的事例をいくつかあげています。赤ちゃんを寝かしつけの際の参考にして下さいね。こんなことも!?という些細なことが、赤ちゃんにとっては命の危険につながる場合もありますよ。 •飲酒した母親(父親の場合も)は、寝入ってしまうと赤ちゃんの変化に気づきにくいので、添い寝をしない。 •寝具以外の場所で寝かしつけしない。 •両親の間に寝かせない。 •布団は硬いマットレスにして身体が沈まないようにする。(大人のマットレスの上に赤ちゃん用の硬いマットを敷くという方法も) •大人の布団は赤ちゃんにとっては重いためリスクが高い。同じ掛け布団にはせずに、赤ちゃんと別にして、児の体格に適切な掛物をかける。 ・赤ちゃんを暖めすぎず、厚着をさせたり重い布団を使用しない。室温を調節し、赤ちゃんが自由に動けるような着衣、寝具が大切です。 ・同床で授乳した場合、赤ちゃんが眠ったらベビーベットや布団に移動するようにする。 ・タオル類やぬいぐるみなどの窒息の原因につながるようなものを枕元におかない。 最近では、大人のベットの横に置く添い寝ベビーベットや、大人のマットの上において赤ちゃんのスペースを作るベッドインベッドなどもあるので、そういったものを利用するのもおすすめです。 まとめ夜間頻回に起きてしまうタイプの赤ちゃんであれば、添い寝はママの身体を休める方法のひとつです。 添い寝をされる場合は、安全対策を十分に心がけて上手に取り入れてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年05月12日初めての育児で身も心もボロボロな状態だった私。美容院に行きたいけれど、それよりとにかく寝たいというくらい寝不足でつらい毎日でした。一方で夫は定期的に美容院へ通い、出費も悩みのもとに。そのことで夫にキレた結果、どうなったかをお伝えします。育児に追われる毎日第1子となる息子が生まれ、待ち構えていたのは過酷なワンオペ育児でした。夫は朝早く出勤し、帰ってくるのは0時過ぎなんてこともざら。さらに両親は離れた場所に住んでいて頼れなかったため、日中は私ひとりで息子のお世話をしていました。 そして、息子は1歳半に断乳するまであまり寝ない子で、夜中に何度も起こされていたこともあり、私は常に寝不足状態。そのころふと鏡を見ては「そういえば最後に髪の毛切ったのっていつだっけ……」と思うぐらい、自分の外見に関してほとんど後回しでした。 美容院へ行ける夫がうらやましいそんな私をよそに、夫は月イチのペースで休日に「ちょっと髪切ってくるね」と言ってカット料金が少しお高めな美容院へ。家計を任されている私は、「ちょっと美容院代高くない? というか夫は好きに髪切りに行けていいなぁ……」とうらやましく思っていました。 しかし、このときの私は髪を切りに行く時間があるなら、まず寝ていたいという気持ちのほうが大きかったので、特に夫に対して何も言わず……。その後も夫が美容院へ行くたびに、今は我慢だと自分に言い聞かせていました。 正直に打ち明けると…断乳が終わり、私も睡眠時間が少し取れるようになったころ。夫がまた「髪切ってくるね〜」と出かけようとしたため、またか!と我慢の限界が。私は夫に「今まで言わなかったけれど、私も髪切りたい! あと美容院代がバカにならないから少し控えるか、そうでなければ私にカットさせてほしい」と正直に打ち明けました。 すると夫は「全然気付けなくてごめん。これからは息子を見る時間を増やすから、ゆっくり髪を切っておいで」と言ってもらえました。それからようやくひとりでのんびりと美容院へ行けるようになったのです。 息子が5歳になった今では、夫も私も好きなときに美容院へ行けるようになり、さらにはたまに私が夫の髪の毛を切ったりもしています。あのとき我慢せず正直な気持ちを言ったことで経済的負担も少し減り、お互いわかり合えたので、言いたいことはちゃんと言葉で伝えないといけないなと思った出来事でした。 著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月08日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られ、ゆのさんはゆらちゃんが大泣きすると泣き止ませたい一心で抱っこをするように。やがてゆのさんは体力も精神も限界に……。夫への不満、そして孤独感を深めていってしまいます。ある日の夜、ゆらちゃんをベッドに寝かしつけることに成功したゆのさん。夫に「何かあったらよろしく!」と伝え、自分の用事を済ませていると……。 「ええええぇぇぇん!」 ゆらちゃんが大泣きする声が聞こえてきました。 慌てて部屋に戻ると、対応を頼んだはずの夫は熟睡! 育児を手伝おうとしない夫に不満が込み上げてきます……。 止まらない夫へのモヤモヤ ※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。 夜泣きするゆらちゃんを抱っこし「寝ておくれ!」と心の中で唱えながら授乳するゆのさん。 授乳している最中、気持ちよさそうに寝ている夫を見ていると、「いいなぁ。眠くなったら横になってすぐ寝られて。朝までぐっすり眠れて……」と、うらやむ気持ちがふつふつと込み上げてきました。 一緒に親になったはずなのに、一緒に助け合って育児したいのに……。近くにいるのに助けてくれない夫に対し、寂しい気持ちになるゆのさん。 しかし、すぐに、「どんなに孤独でも、どんなにクタクタでも育児は待ってくれない」「私がお母さんだから、しっかりしなきゃ……!」と、自分をどうにか励まします。 それからゆらちゃんの夜泣きもおさまり、無事ベッドに置くことができたゆのさん。 「やっと横になれるー!」 解放されたゆのさんは、幸せを噛み締めながら布団に入りました。しかし……。 「今日もハードだったな〜。明日はもう少し早く布団に入れるよね…?」 と不安や心配事が頭の中によぎり始めます……。 「寝なくちゃ!」と思えば思うほど眠れず、余計なことを考えてしまうゆのさん。 そうこうしているうちに、ゆらちゃんがまた泣き始めてしまったのです。束の間の休みにも、眠ることができないゆのさんでした。 家事や育児を全部ひとりでこなすことは本当に大変なことですよね。寝る時間をしっかり確保できずにつらい気持ちを抱えている中、ゆのさんの目の前には気持ちよさそうに寝ている旦那さん。近くにいるのに余計に孤独を感じてしまうというのも無理はないですよね。早い段階で旦那さんにつらい気持ちを打ち明けられるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月28日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、パパの育児サポートの方法について教えてくれました。最近では、パパが育児のサポートをしてくれるというご家庭も増えているように感じます。しかし、良かれと思ってやっていた対応が、かえってママの身体の負担やトラブルにつながってしまうことも……!? それは一体どんなことなのでしょうか?母乳育児は、赤ちゃんの欲求に合わせるため、授乳回数や間隔も不規則になります。夜間などの睡眠が細切れになりやすく、ママが寝不足になることもあるでしょう。 そんなママの負担を減らすために、夜間の授乳をパパが代わりに担当する場合がありますが、実はこの対応が原因で反対にトラブルが起きてしまうこともあるのです。今回は、夜間授乳をパパが担当する場合の注意点についてお話ししていきます。 夜間の授乳をパパに代わってもらうママが増えている?男性の育児休暇取得や在宅勤務の増加もあり、里帰りなど祖父母のサポートを受けずにパートナーと2人で育児をするという場合も増えてきています。パパに授乳を手伝ってもらいたいから、母乳だけではなくて育児用ミルクを哺乳瓶であげられるようにしたい、搾乳をして哺乳瓶であげてもらっているというお話もよく聞きます。 また、夜間の1〜2回の授乳をパパが担当しているという家庭も増えてきているように感じます。授乳をスキップすることで、ママが連続した睡眠がとれるようになり身体がラクになったというメリットも生まれます。 夜の授乳を代わってもらって睡眠時間を確保するつもりが……起こりやすいトラブルとは?ママの睡眠時間が多く取れるようになったなどのメリットがある一方で、夜間の授乳をパパに代わってもらったことで、起きてしまうトラブルも実はあるのです。 ①乳腺炎になってしまった母乳量が多いママだと、夜間の授乳をパパが担当することで長時間授乳間隔があき、乳房が張って痛くなり、反対によく眠れなくなることもあります。また、育児用のミルクは授乳間隔が母乳よりあくため授乳パターンが変わってしまい、母乳が残ってしこりになったり詰まりやすくなったりすることで乳腺炎になってしまうことがあります。 ②乳頭混乱パパが授乳を担当することで哺乳瓶の乳首に慣れてしまい、赤ちゃんがおっぱいが吸うのが難しくなったり、おっぱいに吸い付くのに時間がかかったり嫌がったりすることがあります。 ③母乳の分泌量が減ってしまう夜間の授乳間隔があいてしまうことにより、乳房内に母乳が停滞している時間が長くなると、母乳の分泌量を抑制する性質があります。そのために、母乳分泌が順調だったママが徐々に母乳分泌量が減ってしまうことがあります。 トラブルを減らすための上手なサポート方法は?せっかく夫婦で協力して励んでいる育児なので、サポートしていることでかえってママの悩みやトラブルの負担が増えてしまうのは本末転倒ですよね。 パパのサポートの仕方を少し変えるだけで、トラブルを減らし、ママの負担も軽くすることができます。下記のポイントを注意しながら、パパの育児サポートに取り入れてみるとよいでしょう。 ①哺乳瓶の使用に注意哺乳瓶であげるときは、赤ちゃんは起きている状態で、できるだけ大きいお口があいてからあげるようにします。眠りかけだったり、小さくあけたお口に突っ込むようにあげるのは避けましょう。 母乳を飲んでいる赤ちゃんは、一回量が少なめなので飲むスピードが落ちたり、眠ってしまったらミルクが残っていても無理にあげないようにしましょう。おっぱいに吸い付くのを嫌がったり、時間がかかるようになったら、乳首やカップ授乳の検討や母乳外来などで相談してみましょう。 ②搾乳をあげてみましょうママが眠る前に搾乳をして準備しておき、赤ちゃんが飲むタイミングでパパには搾乳をあげてもらいましょう。4時間以内であれば常温保存でも大丈夫です。冷めた場合や冷蔵保存の搾乳は、40度程度で湯せんして人肌程度に温めてからあげるようにしてください。 ママがおっぱいの張りで起きた場合は、赤ちゃんと授乳のタイミングが合えば授乳をして、ずれてしまった場合には、次の授乳に向けて圧抜き程度に軽く搾乳しておくと乳腺炎などのトラブルも回避することができます。 ③育児用ミルクや搾乳を哺乳瓶であげることだけが、パパのサポートではありません育児用ミルクや搾乳をパパが代わりにあげるだけではなく、夜間のママの授乳をできるだけ減らすためにパパができることがあります。 例えば、授乳前後のオムツ交換やゲップ、混合栄養の場合は育児用ミルクの補足と哺乳瓶の洗浄、授乳後の寝かしつけなどをパパが担当してみましょう。ママは母乳だけをあげて、その後は眠れるのでだいぶ負担は減ります。 「授乳のサポート」というと、赤ちゃんにミルクや母乳をあげることがパパにできることだと思われがちですが、実は他にもサポートの仕方があることを覚えておきましょう。どんな方法で授乳のサポートをしていくのがよいかを夫婦でじっくり検討してみてくださいね。 まとめ夜間の授乳をパパが担当する場合は、母乳の分泌量や赤ちゃんの様子をみて、どの方法が良いかお互いの気持ちを大切にしながら、話し合ってみましょう。困ったら、いつでも母乳外来など助産師にも相談してみてくださいね。 引用参考文献:NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会編集、『母乳育児支援スタンダード』 医学書院、2009監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年04月28日子どもが1歳を過ぎたころから意識していた「断乳」。本当は早く断乳させたいけれどなかなか決断できず、結果的に2歳11カ月まで授乳をしていました。断乳は母子ともに覚悟を決めなければいけません。果たしてどのように終局を迎えることができたのでしょうか。断乳を決断したきっかけや、断乳できた日のエピソードをご紹介します。 添い乳がやめられない! 断乳決断のきっかけは… ※添い寝授乳をする際には、赤ちゃんを圧迫しないよう十分注意し、赤ちゃんが寝入ったら必ずおっぱいを外すようにしましょう。 娘が生まれてすぐは混合授乳で育てていた私。しかし、生後3カ月ごろから娘は哺乳びんを拒否するようになり、完全母乳に移行しました。娘の育児で疲労困憊していたときに、友人が「添い乳がラクだよ」と教えてくれます。さっそく試すと、横になった状態で授乳できるので体が休まり、次第に疲れも軽減。そのうち娘は、自らおっぱいを探して吸ってくるように。 娘が1歳を過ぎたころ「断乳」を意識し始め、ネットで調べると断乳についての大変そうなエピソードが続々と目に入ってきました……。そのころ娘は、添い乳なしでは寝られなくなっていたため、きっと苦労するだろうと決断を先延ばしに。しかし娘が2歳半のころ、義実家で義母にビールをすすめられた際に授乳中であることを理由に断ると、まだ飲ませてるの?といった表情で苦笑い。私の母からも「3歳までにはやめたほうがいいんじゃない?」とアドバイスされ、だんだん恥ずかしくなっていきました。転機になったのは、保育園入園を控えた2歳11カ月のころです。面談中に私の服をめくる仕草をした娘を見て、まだ授乳していることを察した保育士さん。その際「おっぱいの卒業を頑張りましょう」と言ってもらったことで断乳を決意しました。その日の夜のお風呂上がりに「もうおっぱいはおしまい」と伝えると、少しぐずったものの、真剣な思いが伝わったのか「わかった」とつぶやく娘。しっかり寝てくれるか不安になりながらも、その夜から背中をトントンして寝かしつけました。すると、こちらの予想を裏切るように、ぐっすり寝てくれたのです。 その様子を見て、なかなか断乳できなかったのは、私自身の覚悟が固まらなかったからなのかもと感じました。断乳後はパパも寝かしつけできるようになり、育児の負担が軽くなりました。もちろんお酒もたしなめるように。断乳時期は比較的遅くなりましたが、結果的に2歳11カ月のわが子が自然に断乳できるタイミングだったのかもしれません。 作画/becomachi85著者:伊藤さほ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月27日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事に生まれました。そこからも覚えることはたくさんあって……。帝王切開を終えた直後は痛みとの闘いでしたが、なんとか赤ちゃんの初抱っこもクリアしたぺ子さん。次は授乳にチャレンジしてみます。こんなにホニャホニャなのに、飲めるの?と思いながら、恐る恐る赤ちゃんをおっぱいに近づけます。すると赤ちゃんは、何かに目覚めたかのようなすごい勢いでおっぱいを吸おうとしますが、なかなかうまくいきません。そんな様子を見て、看護師さんがサポートをしてくれて……!? 初の授乳は3分であっけなく終了 赤ちゃんが乳首に吸いつきそうになる瞬間を逃さず、看護師さんが力強くサポートしてくれたおかげで、赤ちゃんはちゃんとおっぱいを吸うことができました。「ちゃんと吸えてる……!」。初めての経験に、うれしさのあまり思わず声が出てしまうぺ子さん。 とりあえず最初は、右と左で3分ずつ授乳しましょうと看護師さんから提案されます。しかし、右側を3分あげた結果……赤ちゃんは力尽きて寝てしまったのでした。 ごはんが待っているから部屋に戻っていいと言われたものの、ご飯が五分粥だと思うとあまり気が進みません。「早くちゃんとしたご飯が食べたい……」。そんな風に思っていたぺ子さんの前に運ばれてきたのは、4品もおかずがついているごはんでした。思いがけずちゃんとしたごはんが食べられたペ子さんは「食べられることってこんなに幸せなんだなあ……」と当たり前のことがとてもうれしく感じたと言います。 勢いよくおっぱいを探す姿、そしてたった3分で疲れて寝落ちしてしまう姿……どれも赤ちゃんのときしか見られない愛おしい瞬間ですね。そして、ついに食事もおかずがついてランクアップし、思いがけないご褒美とあって、ぺ子さんのうれしさが伝わってきます。しっかり食べて、これから始まるめまぐるしい日々に向けて、体力をつけてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月26日ゆのさんは娘・ゆらちゃん、夫・のっぽさんの3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃん。しかし、ここまでくるのにさまざまな苦労がありました。ゆらちゃんは出生時に、無呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。抱っこしていないと泣き叫ぶわが子を見て、「いつまた呼吸が止まるかわからない」という不安に駆られるゆのさん。その結果、常にゆらちゃんを抱っこしたまま生活するようになっていたのです。それにより疲労が蓄積し体力も精神も限界に……。そんなある日、夫の育児にもモヤモヤしてしまう出来事が起こったのです――。ゆのさんはネットで出会ったねんトレをやってみようと思いました。 ただ、ねんトレを試す前に「習慣や環境を整えることが大切」だと知り、さっそく、服装や家の光の調整、スキンシップにご機嫌でいる時間の把握など、4つのことを試してみました。苦戦しながらも時折見せるゆらちゃんの寝顔に癒されながら、なんとかこなしていました。 それから散歩にも挑戦します。しかし、外に出れば心配ごとは大きくなるばかり。次第に気持ちが後ろ向きになり、夫の育児への対応にも違和感を覚え始めます……。 なんでやらないの!? 徐々に増していく夫への不満 ※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。 「子育てって、お母さんって、こんなにも孤独なんだ…」 散歩中に育児の大変さを改めて痛感し、ネガティブな思考になっているゆのさん。 しかし「まだ2カ月だもんね!」とどうにか気持ちを前向きに切り替えて、できることから少しずつ始めようとしたころ、事件が起きてしまったのです! ある日の夜、いつものようにソファでゆらちゃんを寝かしつけしていたゆのさん。その日はいつも以上に待機時間が長く、疲れが溜まっていたゆのさんは寝落ち……。 数時間後、夫に起こされ、ゆらちゃんをゆっくりベッドに置きました。寝入りしていたゆらちゃんは、起きることなくスヤスヤと眠っている様子。その間に自分のことを済ませようと思ったゆのさんは、夫に、「何かあったらよろしく!」と伝え洗面台へ向かったのです。 しかし20分後……。 「えええぇぇぇぇえん!」 ゆらちゃんが泣き出してしまいました。 慌てて部屋に戻ると、夫は泣き叫ぶ子どもの横で熟睡しているではありませんか! この状況にゆのさんは困惑してしまいます……。 里帰り中は、夫が週末泊まりに来て、夜泣きの対応や、ミルク作りなど育児に協力的だったのに、いつからか夫はゆらちゃんの面倒を見なくなりました。 そのきっかけは、ゆらちゃんの成長。夫が抱っこをすると大泣きし、ミルクを飲ませようとしても拒否……。“とと見知り”になっていたわが子に心が折れ、それ以降、夫は夜泣きの対応もミルクをあげることもやめてしまったのです。 ますます「育児をひとりでできるようにならなくちゃ!」という気持ちがゆのさんの中で膨らみます。しかし、ワンオペ育児の現実はとても大変……。 「仕事で疲れているのはわかってる。わかってるけど、起きてほしいよ……」と、心の中で夫に助けを求めていました。 パパ見知りをされてつらい旦那さんの気持ちも理解できますが、それもゆらちゃんの成長の証。頑張って乗り越えてほしいですね。旦那さんはゆのさんの孤独や育児のつらさをわかっていないだけかもしれません。早い段階で旦那さんに、ゆのさんのモヤモヤした気持ちや孤独な感情を相談できるといいですね。2人で話し合ってまた育児を助け合ってできる日が来ることを願うばかりです。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月26日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。実際は予期せぬ痛みなどもあったものの、帝王切開も終了し、息子くんも無事生まれたペ子さん。いよいよ初回授乳の瞬間です。帝王切開から一夜明け、痛む体を引きずるようにして会いに行ったわが子を、ドキドキしながらも無事に初抱っこできたペ子さん。小さな手で指をぎゅっと握られて、「本当に生まれたんだなぁ」と実感していると、さらにそのまま初回授乳をすることに。ホニャホニャなわが子は果たして……!? 母も子も未体験のあの瞬間が…! いつでも笑顔の看護師さん、まずは初乳が出るかどうかの乳首チェックを始めます。ここでもまた試練を味わうぺ子さん。 一方、前日に生まれたばかりのホニャホニャの息子くんが、本当におっぱいを飲めるのか心配になるペ子さん。しかし、乳首を近づけると目を見開いてものすごい勢いで乳首を探す赤ちゃんですが、じょうずにくわえることができず、まったく吸えていない様子。無事に授乳できるのかハラハラしてしまいます。 そこへ「ちょっとお手伝いしていいですかー?」と看護師さん。絶妙なタイミングで落ち着いてサポートしてくれる存在が心強いですね。自然分娩・無痛分娩・帝王切開など、産み方にかかわらず、出産したママはこうした痛みにも向き合っているんですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月25日保育士の中田馨さんが、赤ちゃんの夜泣き対策についてお話ししてくれました。夜泣きの原因や実体験を踏まえた対策などをマンガで解説!こんにちは、保育士の中田馨です。ママのお悩みで多いのが赤ちゃんの夜泣き。寝不足の状態での育児や家事、仕事はなかなかつらいものがあります。「夜泣きは一時的なものだよ」と言われても、「今」の大変さをどうにかしたいものです。 私には2人の子どもがいますが、実は夜泣きに悩んだ経験がほとんどありません。なぜだったかを考えると、「もしかするとあれかな?」と思い当たることがあります。今回は夜泣きに悩んでいるママだけでなく、夜泣きがまだ始まっていないママも読んでほしいと思います。 赤ちゃんの夜泣きとは?赤ちゃんの夜泣きは生後7~8カ月ごろがピークと言われています。多くの赤ちゃんが1歳6カ月ごろにおさまってきますが、なかには2歳まで続く場合もあります。なぜ、夜泣きが起こるのかは、実はよくわかっていません。夢を見ているのか? 不安なのか? 興奮しているのか? 原因の特定が難しく「こうすれば必ずおさまる!」という特効薬がないからこそ、悩んでしまうのが夜泣きです。 夜泣きで近所に迷惑になっているか気になる場合は、昼間にご近所の方に出会ったときに、「最近、夜泣きがひどくてすみません」とひと声かけておくといいですね。夜泣きは、脳が発達している証でもあります。ママが不安にならず「よし来い!」くらいの心持ちで対応してみましょう。 夜泣きの考えられる原因原因の特定が難しい夜泣きなのですが、考えられる原因はいくつかあります。 原因1:興奮している赤ちゃんは起きている時間にたくさんの刺激を受けています。脳は寝ている時間も働いていて、起きている時間に受けた刺激を寝ている間に整理しています。お出かけしたときや、初めての人と遊んだときなどは、特に脳が興奮して目が覚めてしまうことも。 原因2:生活リズムお出かけしたり、お昼寝がいつもより長かったりなど、普段の生活リズムと違う日に夜泣きが起きることもあります。 原因3:不安赤ちゃんは寝ていても突然「不安」を感じることもあります。「あれ? もしかしてママがそばにいない!」と思うと泣いてしまうのです。 私が実践していた方法はコレ私自身、夜泣きに悩んだ経験がほとんどないと最初に書きましたが、子どもたちが夜中に起きて泣かなかったわけではないのです。1歳ごろまでは、夜中に毎回1~2回程度は「ふにゃ~」と泣きました。そのときに私がしていたのは体をやさしくトントンすること。 やさしくトントンしてあげると、そのままスーッと眠りに入ってくれました。抱っこなどと違って、私も寝た状態でできるので半分寝なから、そのまま私も入眠していました。子どもたちが泣いても苦にならなかったのは、起き上がって抱っこしなくても、子どもたちが安心して入眠できる方法を知っていたからです。 夜泣きが始まる前からできる対策私がおすすめするのは、生後3カ月ごろからの寝かしつけを「布団に寝かせてトントン」にすること。多くのママが新生児のころから続けている、抱っこや授乳しながらの寝かしつけをしていると思います。赤ちゃんにとってママの抱っこは一番安心できる場所です。その安心できる場所をもう1つ増やしてみましょう。 「布団も気持ち良くて安心できるんだよ」ということを教えるのです。これまで抱っこで寝ていたのですから、最初はもしかすると泣くかもしれません。ママは慌てず、子守歌を歌って、体をさすったり、やさしくトントンしたりしてみましょう。もし、大泣きした場合は抱っこして落ち着かせます。布団でトントンをくり返ししているうちに、抱っこではなくても寝るようになります。トントンで寝るようになると、夜中に起きたときもトントンだけで安心して寝るようになります。赤ちゃんによっては、ママの耳を触ったり、腕を触ったりして安心する子もいます。私の息子は泣き出しても、小指を差し出せば触って安心して寝てくれました。このように赤ちゃんの安心できる何かを用意してももちろんOKです。 夜泣きが止まらないときの対応方法第一にママが慌てないことが大切。赤ちゃんが寝ぼけて泣いているだけで、すぐにまた寝ることもあります。このときに、慌てて抱っこしたり電気をつけたりすると目が覚めてしまい、夜泣きをこじらせてしまうこともあります。しばらくトントンして様子を見ましょう。トントンでも寝ないとき、うちの子は湯冷ましを飲ませると寝ることが多かったです。枕元に置いておくともしものときに助かりますよ。とはいえ、トントンしても抱っこしても、授乳しても、思いつくすべてのことをしても、泣いて泣いてどうしようもないときもあります。そんなときは「泣き止ませよう」という気持ちを諦めてみましょう。ママも眠たいので、泣きたくなると思いますが、たまには諦めることも大切です。私の場合「そうかそうか。泣きたいんやね。大丈夫やで。お母ちゃんがそばにおるで」と声に出して(半分自分に言い聞かせながら)、泣き声に翻弄されずに落ち着いて抱っこをします。 夜泣きを含め赤ちゃんが大泣きしたときは、ママが慌てないことが一番大切。ママが慌てて不安になると、その不安は赤ちゃんに伝わります。「泣いても平気! ドーンと来なさい!」と思うこと。泣くことは仕方ないとある程度諦めること。泣き声に翻弄されず心を落ち着かせることは、私はわが子にも保育所の赤ちゃんにもかなり効果的でした。 作画/山口がたこ著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月25日義母はおおらかで細かいことは気にしないタイプ。私を実の娘のようにかわいがってくれました。早くに実母を亡くした私も、義母を実の母のように慕い、本当の母娘のような良好な関係が続いていました。しかし、義実家を訪問したある日、授乳について口出しをしてきた義母と大喧嘩してしまったのです……。 仲のよかった義母と「授乳」で大喧嘩! 隣県に住む義母とは良好な関係です。私は早くに母を亡くしたこともあり、実の母のように慕い、月1回義実家へ行っていました。 あるとき私は、産院で助産師さんから断乳と卒乳の話を聞きます。娘は乳アレルギーを持っていたため、生後4カ月から完全母乳育児をしていたのですが、子ども自身が授乳から卒業する「卒乳」を目指すことにしました。そんな私の決意を知らない義母は、1歳程度で母乳をやめるべきと考えていました。 義実家へ訪れたある日、2歳になる娘が「おっぱい」と言い出します。すぐに授乳できず、娘はどんどん機嫌が悪くなり、ついに泣き始めました。義母は「まだおっぱいあげてるの? もう2歳だからそろそろやめたら?」と言ってきましたが、卒乳を目指していた私は「2歳でも欲しがればあげて良いと助産師さんに言われているので、やめる気はないです」と反論。 義母も泣く娘を見て「泣けばもらえると思って、わがままに育っているんじゃないの?」と言い出しました。お互いがイライラした中で、娘の不機嫌も頂点に。泣き叫ぶ娘に、義母は「〇〇ちゃん、もう2歳よね? もうおっぱいは飲んじゃダメ。赤ちゃんが飲むものだから恥ずかしいよ」と大声で言い放ちます。その瞬間私は「どうして子どもに直接言うの!? 私の育児にあれこれ言わないで!」と叫び、そのまま泣く娘を抱いて自宅へ。帰宅後、夫に話を聞いてもらい気持ちが落ち着きました。夫は「母は思ったことをすぐに口に出すタイプだから」と代わりに謝ってくれましたが、私の中でしこりが残り毎月の帰省はストップ。 それから数カ月後、娘が義母に会いたがっていることもあり再びに義実家を訪問することに。どこかよそよそしい態度の私に気を遣わせないように、義母は笑顔で迎え入れてくれました。私がいないところで夫が義母へ注意してくれ、私の母乳育児へのこだわりを知り反省したそうです。その後、気まずさがほぐれた私に義母は直接謝ってくれました。「価値観は違う」ということを受け入れてくれた義母に感謝です。 作画/becomachi85監修/助産師 松田玲子著者:木村さち
2023年04月22日ゆのさんは、娘のゆらちゃん、夫ののっぽさんの3人家族。0歳のゆらちゃんがひとりでねんねできるようになるまでに起きた育児中の悩みやトレーニング方法をマンガで紹介。1歳7カ月になったゆらちゃんは、今ではママがいなくてもひとりで“ねんね”ができるようになりました。しかし、ここに行き着くまでにはさまざまな苦労があったのです……。初めての育児や家事の両立で、毎日慌ただしい生活を送ってたゆのさん。もちろん自分の時間を確保することもできず、ゆらちゃんを抱っこする日々が続いていました。背中スイッチがなかなか攻略できず、抱っこをしていないと泣いてしまうゆらちゃん。そのためゆのさんは、1日のうちほとんどの時間をソファで過ごしていました。 しかし、このままでは、自分にもゆらちゃんのためにもならない!と思ったゆのさんは、スマホでリサーチを開始。そこである情報を発見したのです! 検索魔になった結果、あるトレーニング試すことに ※誤)擬い→正)疑い※ソファで抱っこしたままママが寝てしまうと、ソファから赤ちゃんが落ちてしまう危険があります。ママが添い寝をしながら赤ちゃんに授乳する「添い乳」などにして、赤ちゃんの安全を確保しましょう。ただし、添い乳の場合は、ママが眠ってしまうと赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、鼻を圧迫したりする危険もあるので、注意しておこなってください。万が一眠ってしまいそうと思ったらおっぱいから赤ちゃんの口を離し、授乳をやめましょう。 ※誤)擬い→正)疑い ゆのさんがソファ住人となってしまったのは、2つの理由がありました。 1つ目は、大泣きが怖く泣かせたくないという気持ちが大きくなってしまったから。 ゆらちゃんは、生まれたときに呼吸発作と低体重が原因で保育器の中で過ごしていました。その後無事に退院。退院したときは「やっと一緒にいられる!」とうれしくてたまらなかったゆのさん。しかし、すぐに育児の大変さを知ることに……。 おむつを替えるときに泣かれたり、授乳のときにうまくくわえさえられず泣かれたり。特に夜の寝かしつけはひと苦労でした。泣き止むと噂されている音楽をかけても抱っこしても泣き止みません……。顔を赤らめて泣く姿に「どこか痛いの?」「また息止まったりしないよね……」と不安に陥ってしまったのです。 2つ目は、少しでもラクをしたい、休みたいという気持ちが大きかったから。生後1カ月になるころ、大泣きは少しずつ減っているものの、授乳間隔は1時間ごとでした。 体を休めたかったゆのさんですが、このまま寝落ちしても1時間後には起きてしまう、ベッドに置いても起きてしまったらイチから寝かしつけだし……と、考えた末「このままでもいっか〜」とあきらめてしまったのです。 その結果、ゆのさんはソファから動くことが怖くなり、ソファ住人と化してしまいます。 そんな日々を送っていたゆのさんに体が悲鳴をあげ始めました。このままではダメだ!と思い、ゆらちゃんのねんトレを始めることを決意。 それからスマホでねんトレ方法を検索していると、「ねんトレ前に習慣や環境を整えよう」という情報を発見! 何事もやってみないとわからないよね!と、自分に喝を入れ挑戦してみることにしました。 赤ちゃんが何をやっても泣いてしまうときは、とてもつらい気持ちになりますよね。保育士さん曰く、そういうときは「今は、こういう時期なんだ」と前向きな気持ちを持つとよいそうです。そして、赤ちゃんの泣いている様子や場面をよく観察し、試行錯誤しているうちに、赤ちゃんの気持ちがわかっていくのだそう。つらいときはママひとりで抱えずに周囲に相談して、パパに育休をとってもらう、行政のサービスを利用するなど、ママが少しでも休めることができるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月21日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、冬〜春頃にかかりやすい水ぼうそうについて教えてくれました。水ぼうそうは感染力も強く、園などでも流行りやすい病気の一つです。子どもが水ぼうそうにかかった時にはどんなことに気をつけたらよいのかなど、ぜひ、確認しておきましょう! 水ぼうそうは、1年中みられる感染症ですが、特に冬から春にかけて多いといわれています。かかってしまった場合は、どんなことに気をつけていけばよいのか迷われる親御さんも多いことでしょう。そこで今回は、水ぼうそうについてお話していきます。 「水ぼうそう」ってなに?水ぼうそうは水痘ともいわれています。かゆみの強い水疱(すいほう)[水ぶくれ]ができ、とても感染力が強く、保育園や幼稚園などで一気に広がります。症状は軽い場合も多いですが、症状が重くなる場合もあります。かかりやすいのは10歳以下といわれ、赤ちゃんはもちろんのこと大人でもかかることがあります。 水ぼうそうは予防接種があり、生ワクチンで定期接種になっていて、1回目の接種は生後12-15か月の間、2回目の接種は1回目の接種から3か月以上あけます。日本では4歳以下で水ぼうそうにかかることが多いため、2歳までに2回目の接種を行うことが望ましいとされています。 水ぼうそうの症状や特徴は?水ぼうそうは、かゆみが強い水ぶくれができます。潜伏期間は平均14~16日(10日未満や21日程度になる場合もある)と言われています。1日くらいの微熱があった後、赤い小さな発疹の症状が出始めます。高い熱も2~5日間続きます。 発疹はどうなっていく?発疹は以下の経過をたどります。 紅斑(こうはん)赤いブツブツ↓丘疹(きゅうしん)少し盛り上がる↓水疱(水ぶくれ)↓痂皮(かさぶた) 厚生労働省のHPによると、水ぼうそうは水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。鼻や喉の分泌物や、水ぶくれがつぶれて飛んだウイルスを吸い込む空気感染、飛沫感染、肌の触れ合いなどの接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。発疹の発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。治療は通常であれば痒みに対して行われて、痒みが強い場合に痒みを抑える塗り薬や飲み薬処方されます。抵抗力が弱い人でなければ、自然に治ることがほとんどですが、診断された後にぐったりするなど体調に変化があれば再度受診するようにしましょう。体の抵抗力が弱い人、症状が重い人にはウイルスに対する内服薬や点滴をすることがあります。 引用参考サイト:水痘とはどんな病気ですか?|厚生労働省 観察が大事!水ぼうそうをケアする際の注意点とは?水ぼうそうを発症した際には、その後の経過観察が大切になります。主な注意点をあげているので、参考にしてくださいね。 ①発疹の状態をよく見ましょう水ぼうそうでできる発疹は、強いかゆみを伴います。発疹の状態や状態の変化をよく見ましょう。また、かさぶたになるまで感染力があるので注意しましょう。 ②熱を測り、全身の状態もチェック発熱が伴わない場合もありますが、熱がある場合には、朝・昼・夕と1日3回熱を測り、熱だけでなく、前回測定した時からの熱の上がり方[急に上がってきた、夕方~夜になると高熱が出る、など]にも注意してみましょう。発疹の状態、体温、顔色、機嫌、おしっこの量・色、食欲など全身の状態もチェックすることがポイントです。口の中にも発疹がでるため、授乳を嫌がったり、食欲が落ちることがあります。離乳食が進んでいても、お粥など水分量が多い前の段階に戻すなど工夫してみましょう。 ③水分補給に気をつけるおしっこの量が少なく、色が濃いときには水分が不足しているサインです。水分を多めに与えるように心がけて下さい。熱が高い時は脱水症状にならないよう、こまめに授乳したり、まめに水分を与えましょう。 ④水ぶくれをつぶさないようにしましょう水ぼうそうはかゆみが強いため、掻かないように注意しましょう。かゆみを我慢できないこともあるので、つめを丸く切り清潔にしておくのがおすすめです。どうしても掻いてしまうときは、薄めに包帯を巻いたり、大きめの長袖のTシャツを着せたり、赤ちゃんなら手袋をするなど工夫してみましょう。 ⑤安静を保ちましょうなるべく室内で静かに過ごすことが大切ですが、無理に寝かせなくても大丈夫です。抱っこや添い寝で、静かに休めるようにしてあげましょう。 ⑥部屋の環境に気をつけましょう室温は暑すぎたり、寒すぎたりしないようにしましょう。熱があるからと部屋を暖めすぎると室内が乾燥し、余計に辛くなることもあります。部屋の湿度にも注意しましょう。 外出はいつからOK?発疹がひいてきたからといって、園に子どもを登園させるのはNGです。発疹がすべてかさぶたになるまでは感染する可能性があるため、外出するのは避けましょう。学校保健安全法及び保育所における感染症対策ガイドラインにより、すべての発疹がかさぶたになるまでは出席停止となります。登園・登校時に、治癒証明書等の提出が必要になる場合が多いので、保育園や学校等に確認し、かかりつけ医に相談しましょう。 まとめ水ぼうそうは、とても感染力が強い病気です。 受診時は、事前に「水ぼうそうかもしれないのですが…」と病院へ電話をするようにすると良いでしょう。 参考サイト:東京都福祉保健局東京都こども医療ガイド|水ぼうそう(水痘) 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年04月20日ゆのさんは、娘のゆらちゃん、夫ののっぽさんの3人家族。0歳のゆらちゃんがひとりでねんねできるようになるまでに起きた、育児中の悩みやトレーニング方法など、実体験をマンガで紹介します。ゆらちゃんが生まれて2カ月がたったころ。 ゆのさんは家事や育児に追われ、目まぐるしい日々を送っていました。もちろん、自分の時間を確保することもできず、唯一ラクにできるソファに座りっぱなしでした……。 子どもが泣くのが怖い! 恐怖心でソファから動けず… 0歳だったゆらちゃんが、今では1歳7カ月に。ママがいなくてもひとりで“ねんね”できるまでに成長したゆらちゃん。そのおかげで、ゆのさんは自由に過ごせる時間がとれるれようになり、気持ちにも余裕ができていました。 こうなるまでには、さまざまな苦労がーー。 ゆらちゃんが生まれて2カ月がたったころのこと。 洗濯物を干している最中、抱っこしていたゆらちゃんが起きてしまいました。 「えええぇぇぇん!」 激しくぐずるゆらちゃん。 授乳か? と思ったゆのさんは、急いでおむつを替え、ご機嫌なうちに自分のトイレを猛ダッシュで済ませ、ゆらちゃんの元に戻ってきます。そして、スマホや各種のリモコン、ごはんに飲み物など、必要な物をソファー周りに設置! 準備が整ったところで、授乳クッションをつけて授乳開始! その後、寝落ちしたゆらちゃんを見て「ふ〜〜」と深いため息をつくゆのさん。背中スイッチを攻略できず、抱っこをしていないと泣いてしまうため、いつの間にかソファ住人と化していたのです。 赤ちゃんを待たせないように家中ダッシュ、手が届く範囲内に必要な物を置いておくなど、ゆのさんに共感された方は多いかもしれませんね。抱っこしっぱなしでは、家事はもちろん、トイレに行くのもひと苦労ですよね……。保育士さん曰く、寝かしつけの際には、赤ちゃんが安心する体勢を知ることが大切なのだそうです。また、頭からゆっくりとおろす、おくるみに包むなど、布団への下ろすときに起こさないためのコツがあるようです。いろいろ試しながら、ママと赤ちゃんに合った方法を見つけていけるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年04月19日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月17日ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマにさまざまな方の家族のカタチをご紹介しています。今回は、シングルマザーと生後4カ月の赤ちゃんとの1日をご紹介します。ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマにさまざまな方の家族のカタチをご紹介しています。今回はシングルマザーと生後4カ月(2022年4月現在)の赤ちゃんとの1日をご紹介します。まだまだ授乳回数もねんねの回数も多い、4カ月の赤ちゃんの子育てに密着です。ママの育児に奮闘している姿など、シングルマザーのワンオペ育児のルーティンをぜひご覧ください! ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 シングルマザーと4カ月赤ちゃんの1日とは? 今回は、ママのRenaさんと生後4カ月のKaiくん2人の日常をご紹介します。 まずはお着替えからスタート!まだまだねんねの時期なので、ママがKaiくんのお着替えをしていきます。1回目の着替えを終えたばかりでしたが、吐き戻してしまったようで早速2度目のお着替えです。 少しご機嫌斜め…ママは気晴らし作戦で対応! この日はまだうんちが出ていなかったり…と少しご機嫌斜めのKaiくん。ママは抱っこをしたり、鏡で遊んでみたりとKaiくんをあやしてみます。鏡ごしに目が合うとにっこり♪ ようやくお昼寝☆ママも束の間の休息タイム カメラが部屋にあるのも気になっているようで、いつものようになかなかお昼寝もできなかったKaiくんですが、ようやくすやすやとお昼寝タイムに。 ※大人用のベッドやソファで赤ちゃんを寝かせる場合には、大人が近くで見守り目を離さないようにしましょう。 ママもやっと一息つけますね。 Kaiくんが大きな音で起きてしまわないよう注意しながら、洗濯や朝食の準備などの家事をこなしていきます。 ご機嫌なうちに、鼻のお掃除も行います。まだまだ家事も残っているので、ママは大忙し! 子守唄を歌ってKaiくんをあやしながら、洗濯物を干したり、部屋の片付けもこなしていきます。 ママの優しい子守唄を聞いて喜んでいるKaiくんの姿は、動画でぜひご覧くださいね。 大好きな絵本でコミュニケーションタイム! Kaiくんは絵本が大好きなんだとか。 生後2カ月頃から、ママはよく絵本を読んであげているそうです。絵本の読み聞かせの時間は、親子のコミュニケーションタイムになりますね。 ママの抱っこで少しベランダに出てみます。 お散歩になかなか行けない時にも、外の風に当たるだけで気分転換になりますね! このままもう一度、ねんねの時間を取りたいママですが…Kaiくんがちょっとぐずつきモードになってしまいました。授乳をしてみたりママとの時間を満喫したらようやくお昼寝。 午後もまだまだワンオペ育児は続きます ようやくお昼の時間に。ママは簡単にランチを済ませます。 手軽に食べることができる、パンやうどんを食べることが多いんだとか。ランチを済ませたら、授乳をしたり一緒に遊んだりして過ごします。 ママの抱っこがいい! Kaiくんはママの抱っこがお気に入り。ベッドに置かれるのは嫌なようで、ぐずつきます。こんな日もありますよね!ママは抱っこしたり、近くに寄り添うなどしてKaiくんのご機嫌が良くなるのを待ちます。 いつの間に忙しい夕方に…あっという間に夕方になりました。Kaiくんが寝ている間にそろそろ夕飯の準備を始めるママ。 Kaiくんの様子をみながら少しずつ準備を進めます。 なるべく音を立てないように…とそっと準備をしているママの姿はぜひ動画でご覧くださいね。 夕飯を食べてKaiくんのおむつを替えたら、次はお風呂の時間です。お着替えなどの事前の準備をばっちりしてから、いざ、お風呂へ! ワンオペでの赤ちゃんとのお風呂は目も離すことができないし、とっても大変ですよね。 特にまだ小さな赤ちゃんの頃は、ママがやることもたくさん! 赤ちゃんの服を脱がせて体を洗って…さらにお風呂後にはお着替えも素早く済ませなくてはいけないので、バタバタ…。ママは、自分がお風呂に入っている時は、お歌を歌ってKaiくんの気を紛らわせるなど色々と工夫しています! お風呂を終えたら、ママとのコミュニケーションの時間を楽しみながらKaiくん就寝です。ママも1日お疲れ様でした。 いつでもKaiくんの存在がママの元気の源! シングルマザーのRenaさん。1人で子どもを育てていくのは不安もあるし大変ですが、妊娠中からずっとKaiくんの存在が支えになっているそう。家族や周りの人の協力も得ながら、ワンオペ育児を頑張っています!基本的には、Kaiくんのタイミングに合わせて、ニコニコ穏やかにいられるようにと過ごしているそうです。 YouTubeではシングルマザーになった経緯なども詳しくお話ししてくれています。ママとKaiくん2人で過ごす1日もぜひご覧くださいね。 ベビーカレンダー公式YouTubeでは、他にもママの出産動画なども公開中。感動する出産動画をぜひチェックしてみてくださいね。
2023年04月06日出産祝いでいろいろな方からおくるみをもらい、気付けば全部で8枚のおくるみを手にした私。正直「こんなにもらっても困る……」というのがもらった当初の思いでしたが、想像以上におくるみが使えることを発見し、毎日大活躍! 今回は、おくるみのちょっと意外な活用法をご紹介します。おくるみ活用法【1】授乳ケープ大判サイズのおくるみは、授乳ケープとしても活用できました。おくるみの端と端を首の後ろに巻いて結べば、他人に見せたくない部分をしっかりカバーできます。 おくるみは、汚れても洗濯機で洗うことができるうえに、赤ちゃんの肌に触れても安心な素材が使用されているから、授乳ケープにもぴったり。母子ともに外出先での授乳のストレスが軽減されました。専用の授乳ケープは購入せず、おくるみで代用すれば経済的でもあります。 おくるみ活用法【2】ハイローチェアのカバー離乳食が始まると、ハイローチェアを使用するお母さんも多いのではないでしょうか? ハイローチェアのお悩みの1つにカバーの洗濯があります。赤ちゃんは食べ物をこぼしたり、汚れたままの手でカバーを触ったり……。頻繁に洗わないといけないのはちょっとストレスです。 カバーをはずして洗濯して、またカバーを取り付ける。そんな面倒な手間もおくるみで解決しました。カバーの上にさらにカバーという形でおくるみを敷いて赤ちゃんを座らせると、汚れてもさっとはずして洗濯できます。 おくるみ活用法【3】おむつ替えシート外出先でのおむつ替え。古びたおむつ替えベッドや汚したくない車の中など、望ましくない場所でおむつ替えをしないといけない場面もあるかと思います。そんなときもさっと1枚おくるみを敷くだけで、赤ちゃんも衛生的なところに寝かせられるうえに、汚してしまうリスクも軽減できます。万一汚れた場合はさっと予洗いしてから洗濯機へ。おくるみなら気軽に洗えるからストレスも少なくなりました。 寝室・ハイローチェア・車・お出かけバッグなど、おくるみはいろいろな場所で大活躍。私のようにたくさん持っている方は、各所におくるみをスタンバイさせておきたいですね。 監修/助産師 松田玲子著者:古川 花子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2023年04月03日息子が2歳になる直前に、2人目となる娘が生まれました。当時の息子はイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なって、私は息子への対応にかなり手を焼いていました。そんな中で私が娘の出産、入院を経てやっと家に戻ると、さっそく2人育児の洗礼を受けることになったのです。 憧れていた2児ママになったけど…私は結婚をしたころから「1人目は男の子、2人目は女の子ができたらいいな」と思っていました。すると結婚して1年後には息子、その2年後には娘が生まれ……憧れていた2児のママに! そのため2人目となる娘が生まれたばかりのころは、2人育児の大変さよりも、楽しさやうれしさのほうが強かったです。 産後の入院中も「早く家に帰りたい」とばかり思っていました。 息子まで泣くの!?でも実際は新生児の世話とイヤイヤする2歳児の対応にあたふたしまくりで、毎日があっという間でした。 新生児のころの娘は昼夜関係なく3時間おきに泣いて起きていたので、私もそのたびに授乳をしていたのですが……。私が退院して帰宅したその日から、なんと息子まで娘と一緒に夜泣きを始めました。娘が泣いて起きるたびに、息子も一緒にわんわん泣くし、私が娘の授乳をしようとすると怒って大暴れ。 とりあえず私が2人を膝にのせて抱きかかえ、落ち着かせようとしてもダメでした。息子にはおもちゃで気を引こうとしたり、何か話しかけたりても泣き止みません。もう完全にお手上げ状態でした。 毎日のように私も泣いていた夜間授乳昼間に娘の授乳をするときは、息子と絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしながらだったので、暴れることも泣くこともありませんでした。でも夜だと息子も本能のままに泣いているのか、何をしてもダメでした。 泣き続ける2人と一緒に、私も何度泣いたかわかりません……。ただとにかく息子を落ち着かせることと、娘の授乳を早く終わらせることで毎日必死。たまに子どもたちが大泣きしているときに夫が帰ってくることがあったので、そのときはすぐに息子の対応をお願いしていました。 当時は2人泣き続ける夜間授乳が永遠に続く気がして、本当にしんどかったです。出産直後は憧れの2児のママになることができた喜びが強く、まさか退院して家に帰ってから夜間授乳でこんな目に遭うとは思っていませんでした。でも時間が過ぎるにつれて、息子も夜中に起きることがなくなりました。大変でしたが、今では懐かしい思い出です。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2023年04月02日子どもが乳児期だったころ、自分のことはとにかく後回しでした。ある日ごはんを食べていたら、まさかの歯が折れてしまう事態に大慌て。歯医者に行こうにも生後半年の息子を置いて行けないので連れて通院しましたが、それが大変だったお話です。 ひたすらおっぱいをあげていた時期息子は妊娠36週に生まれた早産児でした。他の子に比べ体も小さく、とにかく私が大きく育てなければと、授乳回数を多くするよう心がけていた毎日。 息子が生後半年を過ぎたころ、私は初めての育児でノイローゼ気味になっていて、体重も妊娠前より5kgくらい減っていました。息子のためにもちゃんと食べなければと思っていても、忙しさとストレスできちんと栄養のある食生活を送れていなかったと思います。 ごはんを食べていたら異変がそんなある日、昼食を食べていたときのことです。ガリッと何か固いものを噛んだような音がし、お箸を噛んじゃったかな?と思い、見てみるとなんともないのです。しかし口の中に何か小さな破片があったので出してみると、なんと歯のかけらでした。慌てて鏡を見ると前歯の1本が半分ない状態に! 私は、きっと授乳や栄養不足が影響して歯がもろくなっていたのではないかと思いました。そのため、他の歯も折れないうちに早く歯医者へ行かねばと、当日診てもらえる歯医者を探し、息子を連れ急いで行くことに。 大変だった病院通いそして病院で診察してもらったところ、「出産や授乳が原因ではなく、歯石も溜まっていたのでおそらく口腔内のケアの問題だと思います」とのこと。少し安心したのも束の間、治療のため何度か通院しなくてはならないことが判明。 この歯医者にはキッズスペースがあったのですが、息子が泣いて拒否したため、結局私のおなかの上に乗せたまま治療してもらいました。その後も同じように通院したのですが、飽きた息子が泣き出すと治療を中断し、抱っこしてあやしてはまた治療……の繰り返しで、とても大変だったのをよく覚えています。 その後、無事治療も終わり前歯も元通りに。乳児を連れての通院はこんなにも大変なのかと痛感しました。今ではこれまで以上にきちんと歯磨きをおこなうよう心がけ、あとはろくに栄養がとれていなかったことも少しは影響していたのでは?と個人的に思い、積極的に栄養バランスの取れた物を食べるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/Michika監修/助産師 松田玲子著者:竹の内 由紀4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年03月30日33歳で出産し、初めての育児がスタート。育児本や先輩ママの話を参考にしつつも、なにもかもが初めての経験で慌ただしい毎日。そんななか、予防接種で通っている小児科の先生の言葉にとても納得した私の体験談です。育児用ミルクと母乳の混合育児3,025gで生まれた息子は特出して大きいという訳ではなかったのですが、出産した産院で助産師さんに「○○さんの赤ちゃん、ミルクよく飲むわ~。昨日の夜もおかわりしたのよ!」と言われるほど、生まれてすぐからよく育児用ミルクを飲む子でした。 そのため私の母乳だけでは足りず、育児用ミルクを足して混合栄養で育てていました。 小児科の先生の言葉に、目からうろこ!息子が生後3カ月のとき、予防接種で訪れた小児科での出来事です。先生に「母乳? ミルク?」と聞かれたので、私は「混合で育てています」と返事をしました。すると先生から「赤ちゃんにあげているミルク、自分で飲んだことある?」と質問され、えっ……? 赤ちゃんのミルクを、自分で? 私は驚き、「いや……飲んだことないです」と答えました。 続けて先生は、「なんで飲まないの。赤ちゃんが毎日飲んでいるものだよ? 味を確かめなきゃ。ママがおいしいと思うものは、赤ちゃんもおいしいと感じるものだよ!」と教えてくれました。ママがおいしいと思う=赤ちゃんもおいしい! 赤ちゃん用のミルクを飲むなんて発想がなかった私は、目からうろこでした。息子は育児用ミルクをよく飲む子だったので、先生に言われるまでミルクの味のことは気にしたこともなかったのです。 いくつかの育児用ミルクを実際に飲んでみる今まで息子にあげていた育児用ミルクは、産院でも使っていたものを深く考えずそのまま与えていたものでした。手元にベビー用品を購入したときや、母親学級に参加したときにサンプルで頂いた使い切るタイプの育児用ミルクがいくつかあったので、息子にミルクを作る際に自分の分を取り分け、早速飲んでみることに。すると、スッキリとした飲み口のもの、甘みが強いもの、飲むのが苦痛に感じてしまうほどにおいが甘いものと、メーカーによって味もにおいも異なり驚きました。 もとから飲んでいた育児用ミルクを継続周りのママ友から育児用ミルクを変えると嫌がって飲まないこともある、と聞いていましたが、息子はどの育児用ミルクも嫌がらずに飲んでくれました。いくつか飲み比べた結果、結局もとから飲んでいたメーカーの育児用ミルクに落ち着きました。私自身が、その育児用ミルクが一番おいしいと感じられたためです。 先生に言われなければ、考えもしなかった育児用ミルクの飲み比べ。しかし実際にやってみて違いがわかり、息子にも安心して与えられるという気持ちが強くなりました。今は離乳食が始まっていますが、ベビーフードを与える際は自分も味見をすることを習慣にしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:森まり子1歳の男の子のママで、現在妊娠中。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。
2023年03月29日この記事では、赤ちゃんとの外出について専門家の監修のもと、マンガで解説します。赤ちゃんはまだ外の刺激に慣れていないこともあるため、大きな音がする場所や人がたくさんいる場所へのお出かけは避けるようにしましょう。赤ちゃんとのお出かけには自分ひとりでお出かけするときと違い、いろいろな準備が必要です。ここでは、赤ちゃんとのお出かけはいつから大丈夫か、またお出かけのときに赤ちゃんに着せる服のこと、必要な持ち物や注意点をお伝えします。事前に把握しておいて、赤ちゃんとの外出を楽しんでくださいね。 赤ちゃんとのお出かけはいつから大丈夫?生まれたばかりの新生児の時期は、まだ赤ちゃんも外の世界に慣れておらず、体温調節もまだ難しい時期。初めての本格的なお出かけが1カ月健診ということも。生後1カ月を過ぎるまでは、室内を中心に生活をしているほうが安心です。 生後2カ月を過ぎたあたりから、赤ちゃんも授乳の間隔があいてきたり、昼夜の区別がついてきたりするようになります。もちろん赤ちゃんにもよるので一概には言えませんが、お出かけをするなら生後2カ月を過ぎたころから少しずつのほうがいいでしょう。 赤ちゃんの首がすわる前は、まだまだ長時間の外出はママにも赤ちゃんにも負担が大きい時期です。電車やバス、車などに乗って長時間のお出かけは首がすわる生後3カ月ごろからが無難です。 赤ちゃんは意外と暑がり。着せすぎには注意!?月齢が低い赤ちゃんほど体温調節がうまくできずに、お出かけのときの暑さや寒さで体調を崩してしまうことも少なくありません。お出かけのときは、きちんと気候に合わせた服装をさせることが大切です。 とはいえ着せ過ぎもよくありません。体温が大人より高めの赤ちゃんは、意外と暑がりでもあります。秋冬の肌寒い時期に、寒いだろうからと何枚も重ね着をさせていると、暑くて汗がたくさん出てしまいます。その汗が冷えたときに、かえって体が冷えてしまうといったことも。 お出かけの際には気候がいいときを見計らうのが一番ですが、途中で天候が変わってしまうなどの場合もあります。そういった場合に備えてバスタオルや、羽織ものなど、上に1枚プラスする衣類や防寒具を持っていくのがおすすめです。 赤ちゃんの服装は大人より1枚少なめが基本です。寒い暑いは、着脱しやすい衣類や防寒具などを使って調節するようにしましょう。 月齢で異なる、赤ちゃんとのお出かけに必要なもの 月齢が低い時期は、とにかく水分補給が常にできるように気を配るようにしましょう。月齢が低い赤ちゃんは、授乳の回数も多いこともあり、授乳の間隔が開いてしまうと脱水症状になってしまう危険性もあります。母乳が中心の人は授乳ケープを、育児用ミルクが中心の人は哺乳瓶や育児用ミルク、お湯などのミルクセットを常に持って行きましょう。 離乳食が始まっているなら、長時間のお出かけには離乳食も持参したほうが無難です。おむつはちょっとしたお出かけでも複数枚必要です。月齢が低いほど、たくさん排泄しますので、最低でも4~5枚は持っていったほうが安心でしょう。排泄の間隔も成長とともに開いてきますが、おむつをしている時期はいつ排泄があるかわからないので、常に多めに持ち歩くようにします。 また月齢が低いうちはうんちがやわらかいので、おむつの交換台を汚してしまうことがあります。そんなときに備えてタオルも複数枚持っていくようにしましょう。バスタオルなどを敷いておむつを交換すると汚す心配が減ります。 着替えも複数枚用意したほうがいいでしょう。特に母乳や育児用ミルクだけの時期は吐きやすい時期でもあるので、服がよく汚れます。荷物が増えて面倒ですが、2枚程度は持っていくようにすると安心です。 少し大きくなってきて、だんだん離乳も進んでくるころになると、育児用ミルクや母乳を度々与える必要もなくなってくるので荷物が減ってきます。頻繁に吐いてしまうこともなくなるので、着替えもそれほど必要なくなりますし、うんちも固まってくるのでバスタオルを敷いておむつを替えるといったこともなくなってきます。 相変わらず離乳食や育児用ミルクの場合は、荷物はそれなりに多いですが、荷物の量は少し減らすことができます。ただし動き回るようになるので、気を引くおもちゃは必要になってくるかもしれません。 赤ちゃんとのお出かけで注意することは?過酷な環境にはまだまだ耐性がない時期です。酷暑や厳冬期、雨風が強い日のお出かけは控えるようにしましょう。 夏は午前10時から午後2時にかけて気温も高くなり、紫外線の量も多くなる時期なのでお出かけは避けます。冬は逆に午前10時から午後2時の間の暖かい時期にお出かけするようにしましょう。 授乳間隔がまだ定まっていない時期は、お出かけも近所だけにしておき、近くの公園や静かな通りを一周してくる、といった程度にしておくと安心です。特に母乳で育児をしている場合、長時間母乳をあげないでいると乳腺炎の心配も出てきます。 また、お出かけする先にも注意が必要です。赤ちゃんはまだまだ外の刺激に慣れていないこともあるため、大きな音がする場所や人がたくさんいる場所へのお出かけはまだ避けるようにしましょう。特にワクチンを接種する前の赤ちゃんにとって、感染症などは脅威の1つです。満員電車や都会の人ごみには、あまり行かないようにしましょう。※参考:ベビーカレンダー「赤ちゃんとの外出、お出かけはいつから?月齢別おすすめスポットや必要な持ち物」 体験談赤ちゃんとの初めてのお出かけ。あれもこれもと念のために準備したら大荷物になりましたが、最低限必要なものは「おむつ・ガーゼ・着替え」の3つでした。ミルク育児の方は、粉ミルクとお湯が追加されますが、これさえあればなんとかなると思います。また、ショッピングモールなどでは事前に授乳室の場所と調乳設備があるかどうかを調べておいたことが役立ちました。ショッピングモールなどは設備が整っていますが、設置場所を探すのもひと苦労。おむつ替えスペースはたくさんあっても、授乳室が施設の1番端っこ、ということも多かったです。ミルク育児の方は調乳設備があるかどうかで、荷物の量が変わると思います。それと「授乳ケープ」はとっても重宝しました。冷房や暖房、外気の温度変化にも1枚かけるだけで調節でき、万が一授乳室がなくても車の中などで授乳ができます。お出かけのときは最低限必要な物と、あると便利な物を分けておくと、時間や行き場所によって変えられるので便利だと思います!(山本かやのさん) 離乳食が始まってからの外出は、市販のベビーフードがとても役立ちました。ドラッグストアや子ども用品店などに、月齢別でわかりやすいさまざまなベビーフードが売られていました。温めなくてもおいしいタイプがあり、スプーンまで付属している商品もあってとても便利! ベビーフードは、そのままでもおいしいと書かれているものが多いですが、大人でも冷たい食事より温かい食事のほうがおいしいですよね。友人が試していて「なるほど!」と思ったのが、チャック付きポリ袋活用法です。パウチ式のベビーフードをチャック付きポリ袋に入れ、魔法瓶のお湯を注いでベビーフードを温めるという方法。お湯の取り扱いに気を付ける必要はありますが、温かい食事を赤ちゃんに与えることができて便利です。わが家でも、離乳食完了期ごろになると、よくお弁当を作って公園などに持って行きました。その際に活躍したのが、保冷バッグでした。朝、お弁当を準備し、保冷バッグに小さい保冷材と一緒に入れて持ち運びました。食材も痛まず、お昼ごろにはちょうど食べやすい温度になっていました。離乳食の時期はベビーフードをじょうずに活用することも1つの手だと思います。(石原みどりさん) 娘が生後2カ月のころ、ベビーカーを押して公園へ出かけました。ついお兄ちゃんの遊びに付き合わせてしまい、肌が真っ赤になるくらい日焼けをさせてしまったことがありました。紫外線から受けるダメージを甘く見てはならない、紫外線は目に見えないものだからこそ気を付けなければならない、と心底感じ、ひどい日焼けをさせてしまった娘に対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それ以来、お散歩は午前中の早い時間帯におこない、紫外線が強い午前10時~14時ごろのお出かけはできるだけ避けることに。紫外線が強い時間帯に出かける場合は長ズボンを着用することもありました。またベビーカーで外出するときは足元にUVブランケットをかけるなどグッズを活用するようにしました。(田中由惟さん) 個人差もありますが、1歳から3歳の間は手をつないでお散歩に連れて行くだけでも大変です。しっかり手をつないでいるつもりでも、小さい手は一瞬ですり抜けてしまいます。最近ヒヤリとしたことは、手をつないで自宅の敷地内にいたときに、一瞬で2歳の末っ子が手を振りほどき、道路に突進して行ってしまったことです。2歳の瞬発力に負け、捕まえられずに子どもは道路へ一直線! 幸いなことに車は走っておらず、ケガもなく無事でしたが、私は心臓が止まりそうでした。上の子どもたちが4歳、3歳、1歳だったころは、3人を連れてお散歩に行こうにも目が行き届かず、別々の方向に走っていく……なんてこともしょっちゅう。そのため、子ども用のハーネスをつけて安全を確保していました。命を守るグッズを使うのも1つの手かなと思っています。(武山あゆみさん) 事前に持ち物の準備や行く場所の下調べをしておくことで、外出先での食事や授乳などの対応がスムーズになったママもいるようですね。しっかり準備をして、赤ちゃんとの快適なお出かけを楽しみましょう。 監修/助産師 松田玲子
2023年03月28日義両親とは夫がいなくても食事に行けるほど気を許せる間柄で、良好な関係を築けていました。しかし授乳場所をめぐる考え方の違いから、義両親と私は違う価値観だということに気づいてしまったのです。 義両親の言動から価値観の違いにショック! 今思えば、新型コロナウイルスが流行っている間も気にせず孫に会いに来ていたときから義両親への不信感が募っていたのかもしれません。 娘が生後6カ月になったころ、義実家に帰省することが決まりました。義実家までは、車で5時間以上かかります。生後6カ月の娘を長時間連れまわすのが心配だった私は、帰省の計画について義両親に相談。すると義父から「到着したらみんなでスパ温泉に行こう!」と驚くべき提案が。スパ温泉は、義実家から1時間半もかかります。娘を疲れさせたくなかった私は、家でゆっくりしたいことを伝えてスパ温泉の計画は見送ってもらうことに。 帰省当日。5時間かけてようやく義実家に到着しました。落ち着いた環境で十分におっぱいを飲ませたかった私は「授乳をしたいので、空いている部屋を使わせてください」と義父に伝えました。ところが、それに対する返答は「俺は見ないから横でおっぱいあげていいよ」だったのです。文句も言えず、しぶしぶ服で隠しながら授乳を開始。義母も気にしていないようで、授乳に使うクッションを差し出してくれたのですが、あまりの価値観の違いに大きなショックを受けました。実家に帰ったとき、この出来事を母に伝えると「せめてお義母さんは味方でいてくれないと」と言ってくれ、同じ考えの母にホッとしました。今回は母に共感してもらえたことでモヤモヤが晴れましたが、次回からははっきり別の部屋で授乳したいと伝えようと思います。自分とは価値観の違う相手ともうまく付き合っていく大切さを学んだ出来事でした。 作画/mosu著者:三谷瞳1歳になる娘を育てる元気ママ。1日1日を大切に娘の成長を日々記録中。映画やマンガ、コーヒーが大好きで、ひとり時間も大切にしながら自由気ままに生活中。
2023年03月26日ママ小児科医の保田典子です。今回は「NGな親御さんの行動シリーズ」から、「良いおやつ」と「NGなおやつ」についてお話しします。新学年に向けて、子どもの生活習慣を見直すご家庭も多いのではないでしょうか。今回は子どもの「おやつ」について。「お菓子」ではなく「おやつ」の話です。 子どもにとっての「おやつ」とは?おやつは「補食」のことです。厚生労働省の指針でも「食事は1日3回のほかに1日1~2回の補食を必要に応じて与える」と記載があり、離乳後の子どもにはおやつが必要だと明記されています。 生まれたばかりの赤ちゃんは3時間おきの授乳が必要だったように、体も胃も小さい子どもには、1日に必要なエネルギーを3回の食事だけで摂取するのが難しいのです。補食がないと、次の食事までにエネルギーが枯渇してしまうことがあります。 また、おやつは栄養補給の観点からだけではなく、活動と活動の合間の休息や、親子のふれあいの時間としても有効です。 「NGなおやつ」のリスクとは?3歳以降のおやつの総合エネルギーは、主食の約10~15%とされていますが、近年、おやつの摂取エネルギーが1日の摂取カロリーの25%程度になり、肥満などのリスクが懸念される場合があるようです。 私が病院で診療していても、肥満や肥満傾向にある子は、食事の量が多いというより、スナック菓子やアイスなどの摂取量が多い印象があります。 おやつはあくまで食事の一部ですから、おやつとしてチョコレートやアイスなど糖分の多いお菓子や、スナック類など油脂の多いお菓子を頻繁に与えてしまうと、食事に影響するだけでなく、甘いものや塩分が強いものを好むようになるといった味覚形成にも影響を及ぼします。むし歯や肥満などの生活習慣病につながります。 親がどのように、どんなおやつを食べさせるかという療育態度が、お子さんの嗜好の形成や将来の健康に大きく影響することを知っておきましょう。 「良いおやつ」とは?授乳やミルクが終わったお子さんのおやつには、カルシウム入りのおせんべいや、鉄分入りウエハースがおすすめです。このほか、バナナやふかしいも、りんごなどの果物、ヨーグルトなどの乳製品、おせんべいなどの市販のお菓子、蒸しパンなどのおやつを、月齢にあった量で与えましょう。春は公園遊びの合間にレジャーシートを広げて、鮭おにぎりやおやきなどを食べたりするの良いですね。 ◇◇◇ 乳幼児期は規則正しい食習慣を身につけて、生活リズムをつくっていく大切な時期です。おやつの時間を利用して、生活リズムと食事習慣を作りましょう。おやつも大事な食事の一部です。ながら食べをしない、ダラダラ食べない、立って食べたりしないなど、食事の基本的なルールを再認識できる場にもなるといいですね。 食事のバランスは1食だけで見るのではなく、1日や数日単位で見て、つじつま合わせしていけると親御さんの気持ちもラクになりますよ。 参考(※1)消費者庁「窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください!」(令和2年9月4日)(※2)東京消防庁「住宅等の窓・ベランダから子どもが墜落する事故に注意!」 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生高円寺こどもクリニック院長。3児の母。
2023年03月25日私は4人の子どものうち、3人目と4人目を11カ月差で出産しました。1人目と2人目は5歳差、2人目と3人目は6歳差と、上の子たちはそれぞれ歳が離れていたので、今回初めて年子を経験することに。11カ月差の兄弟を産んで、実際に感じたことをご紹介したいと思います。妊娠初期と後期がきつかった!私は妊娠初期に眠気が強く現れるタイプなのですが、ちょうどその時期に3人目である次男は、授乳間隔がまだ3時間おき。なおかつ夜泣きが始まりだしたことなどもあり、体力的にも精神的にもつらかったです。また、つわりのピーク中に離乳食作りをしなくてはならず、お粥のにおいが非常につらかったです。 妊娠後期になると大きいおなかで、まだ歩けない体重10kg弱の次男を抱っこしなければならず、腰痛が悪化しました。それに加えておなかの赤ちゃんが下がり始めてしまい、自宅安静を指示されてしまったのです。しかし、1歳前の子がいては安静にしていることも難しく、妊娠後期もかなり苦労しました。 産後は同時に泣き出しカオス状態に…4人目である三男が生まれたとき、次男はまだ生後11カ月。どちらかが泣くともう一方も泣き出してしまい、夫が仕事でいないときなど、ひとりで2人をあやすのはひと苦労。三男はまだ新生児のため、2人を同時に抱っこすることもできず、まずは次男、次に三男と、代わる代わる抱っこをしたりあやしたり……。 2人の泣き声が部屋に響き、家の中はまさにカオス状態でした。また三男と次男の授乳時間が重なると、2人の泣き声に急かされながら、育児用ミルクを2本調乳しなければならず、地獄のような産後を経験しました。 弟に興味を持つ兄と、兄が怖い弟次男が1歳を過ぎたころ、弟である三男に興味を持つように。生後2カ月の三男に近づきしばらく見つめたあと、三男の口や鼻の穴に指を入れようとしたり、突然叩いたりといった行動をとるようになりました。 三男はその都度大泣きし、次第に次男が視界に入るだけで泣いてしまうようになってしまいました……。常に2人の行動から目が離せず、神経をすり減らしていました。 次男にお兄ちゃんの気持ちが芽生え始めた?次男が1歳3カ月になり、三男が生後4カ月になったころ、次男が三男をかわいがるようになりました。頭をなでたり、抱きしめてみたり、時には顔にチュッとするようなしぐさをしたり。そして三男が泣き出すと、いないいないばぁをしてあやそうとしたり、おしゃぶりを持って行ったりと、お世話をしようとするようになりました。 そのころから三男も次男に心を開き始めたのか、次男を見ても泣かなくなりました。次男はまだ1歳3カ月なのに、もう立派なお兄ちゃんなんだなぁと感心してしまいました。歳が近い兄弟だからこそ、こういった経験もできたのだと思います。 3人目まではそれぞれ歳が離れていたので、同時に手が掛かることの大変さを経験していませんでした。今回11カ月差での妊娠、育児を経験し、年子の大変さを痛感しました。でもそれと同時に、歳が近い兄弟ならではの成長を見られ、年子っていいなあと感じています。これからも下の子2人の成長を、家族みんなで楽しみながら見守っていこうと思います。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2023年03月25日夫婦・子育ていまむかし
育児に遅れと混乱が生じてる !!
4人の子ども育ててます