冬は風邪が流行する季節。しかし、わが家では風邪でもインフルエンザでもない3種類の感染症にかかってしまいました。冬のいろいろな感染症が流行する時期にかかると、病気の判別が難しいものです。わが家が冬にかかった感染症体験を予防も含めてお伝えします。 娘2人が突発性発疹! 熱が下がると発疹!わが家の娘2人ともが、たまたま冬に突発性発疹にかかりました。ちょうどインフルエンザの流行期と重なり、症状としても高熱が3日ほど出るという状態でとても似ていました。1人目のときは焦って発熱後2日目の朝に病院へ行き、インフルエンザは陰性だったものの何の病気かわからず、かつ病院でもインフルエンザの罹患者が多かったので院内感染も心配でした。熱が下がって発疹が出てから突発性発疹だとわかって安心できましたが、発疹による不機嫌さに閉口しました。 夫が溶連菌感染症に! 子どもにも感染!夫が「のどが痛くて高熱で調子が悪い」と言って、病院で診てもらうと溶連菌感染症でした。高熱が続くことからインフルエンザの検査を受けに行ったのですが、のどが腫れて耳が痛いということから念のために医師が検査をし、原因が判明しました。その後、私も子どもたちも調子が悪くなり、念のため病院に見てもらうと同じ溶連菌感染症でした。抗生物質を2週間ほど飲み続けなければならず、完治するまでが長くて大変だったのを覚えています。 家族全員が胃腸炎! 感染症の予防法は?ウイルス性胃腸炎は2月ごろにかかりました。子どもたちが最初にかかり、その後夫や私もかかってしまいました。下痢・嘔吐で体力の消耗も激しく、大人もつらかったです。そして、家事や育児などを手伝いに来てくれた祖母にまで感染が広がってしまい、申し訳なく思いました。原因はおむつ処理後の手洗いや、おむつ替えの場所や替え方に問題があったかなと思っています。途中から、子どもたちのおなかの調子が悪そうなときは手洗いを徹底したり、自分も予防のために使い捨てのゴム手袋をするようになりました。そして、感染防止のためにおむつ処理はゴム手袋で、飲食などの際は必ずしっかり手洗いして消毒をするようになりました。そのおかげか、その後は特に大きな感染症にかからず過ごせています。 これらの感染症に家族でかかった結果、予防としてはいずれの感染症もまずはウィルスや菌を体内に取り込まないようにすることが大切だと感じました。わが家では飛沫感染する病気の場合は、感染した人もしていない人もマスクをして、できるだけ別の部屋で生活するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小川かなえ2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。
2021年02月05日2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 そまちゃんが生後6カ月過ぎてから胃腸炎に2回かかり、2回ともバッチリ移りました。体調不良から復活……! かと思ったら……。 育児疲れが限界に達してしまったのか……。生後10カ月の子ひとりしかお世話してないのに、やっぱ育児向いてないんだ……。 なんて思ってたら、熱!!! それでか〜www 胃腸炎治ったと思ったらまた風邪、2日寝れば治るだろうと思っていたら、肺炎でした……。 みなさんもお気をつけて。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2021年01月02日わが家にママ友が集まったときのことです。1人の赤ちゃんがリビングで嘔吐してしまいました。私はとっさに正しい判断ができず、大変なことになってしまいました。 部屋の床も服も吐瀉物まみれに…その日は2人のママ友が遊びに来てくれて、子どもたちをリビングで遊ばせながら、私たちはお茶をしていました。しばらくしたとき、ママ友Aが抱っこしていた生後10カ月の赤ちゃんが突然嘔吐。ママ友Aの服も床も吐瀉物で汚れてしまい、みんな大慌て! ママ友Aが、赤ちゃんの嘔吐は「車酔いしたせいかも」と説明したので、「そんなこともあるよね」と話しながら私は吐瀉物を拭いて、ママ友Aと赤ちゃんの汚れた服を洗い、帰りまでに乾くように浴室に干して乾燥をかけました。 赤ちゃんは吐いたらラクになったのか、それからは嘔吐もせず、おとなしくママに抱っこされていました。なので、これで一件落着と思っていたのですが……。本当に大変なのはそれからだったのです。 赤ちゃんが感染性胃腸炎だったと判明!翌日のこと。ママ友Aから連絡がきました。「○○(赤ちゃん)が胃腸炎だった」と……。家に帰ってからも嘔吐を繰り返し、熱も出てきたので病院に行ったら、感染性胃腸炎と診断されたとのこと。ママ友Aは「みんなのいる前で吐いてしまったから、うつっていたらごめんなさい」と謝っていましたが、赤ちゃんの嘔吐は予測できるものでもなく仕方のないことです。 それ自体を責めるつもりはまったくありませんでしたが、私は自分の対応を思い返して真っ青になっていました。 そして予想通り、私と息子、その場にいなかった夫までもが胃腸炎にかかり、一家でダウンすることになってしまったのです。 万が一のことも考えて慎重に対処を私たち家族が感染してしまったのは、間違いなく私の責任です。私の対処が間違っていたと思うのは、「床の吐瀉物を拭き取るだけで消毒しなかったこと」「吐瀉物がついて洗った服を浴室に干したこと」です。また、菌がついた手でドアノブなどを触り、新たな感染経路となった可能性も。 もちろん胃腸炎で嘔吐したら慎重に処理しなければいけないことは知っていました。だけど、そのときは「車酔い」だという言葉を信じ込み、「それなら消毒までは必要ないな」と勝手に判断してしまったのです。対応を誤ってしまったことを猛反省しました。 嘔吐しやすい赤ちゃんや子どももいるので、吐いたからといって胃腸炎ではないことも多いと思います。でも、その場では嘔吐の原因まではわからないもの。赤ちゃんや子どもが突然吐いてしまったときは、万が一のことも考えて、慎重に対処すべきだと身にしみました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2020年11月28日わが子が生後9カ月のころ、1週間程度ゆるい便が続いていましたが、あまり気にせずに過ごしていました。ある日外出時に急に泣きだしたので、おなかが空いたものと思いミルクを飲ませていると、急に嘔吐したのです。初めての大きな病気に驚き、後悔したエピソードをご紹介します。 ゆるい便が続く日々わが子は生まれたときから便秘知らずで、毎日しっかり排便する子でした。便秘で困るという話もよく聞くので、便通が良いのは良いことだと安心して過ごしていました。 生後9カ月ごろ、便がゆるく1日に何回か洋服を汚して着替えるということが続きました。けれど、離乳食もミルクもしっかり飲んで食べていて、元気に遊んでいたので特に気にせず、早く下痢が治ればいいのにと思うくらいでした。 突然の嘔吐に驚き…朝から出かける予定があったので、ミルクを飲ませて外出しました。普段どおりミルクも飲んでいて、その日の朝はゆるい排便もなかったので「治ってよかった」と安心していたのです。 しかし、出先のカフェで子どもが泣いたので、おなかが空いたのかと思い、ミルクをつくって飲ませていました。すると、急に嘔吐し始めたのです。少しミルクを吐くのではなく大量に吐き始めたのでおかしいと思い、急いで小児科に電話した私。「しっかり水分を摂らせて脱水にならないよう気をつけて」と言われたので、水分を飲ませることに気を配りました。 病院の休診時間だったため、昼過ぎに電話して受診できたのは夕方。その間、「もっと早く病院に行っていれば」と、何度も後悔して自分を責めました。 「ウイルス性胃腸炎」との診断小児科を受診すると、ウイルス性胃腸炎との診断でした。吐かないように様子をみながら少量ずつミルクを飲ませるようにと言われ、薬をもらいました。 次の日の夜、つらそうなわが子を看病しながら寝かしつけしようとしていたら、私自身が嘔吐と下痢を発症。体がつらくて動けなくなってしまいました。わが子が泣いているので駆けつけようとしても体が動かず、夫の帰りを待つしかなかったのです。夫が帰ってくると、嘔吐物が付いた物をきれいに洗浄してくれましたが、次の日には夫も発症。嘔吐はなかったものの動くことができませんでした。わが子は食事が摂れなかったので、小児科を受診して点滴をすることに。初めての点滴に大泣きで、1時間抱きしめながら点滴が終わるのを待つのはとてもつらい時間でした。私たち夫婦も嘔吐や下痢、熱の症状があったので内科を受診しました。医師からは、「子どもの嘔吐物に触れて、ウイルス性胃腸炎に二次感染したのでしょう」との診断。血液検査をすると白血球が正常値を大幅に超えていて、脱水症状もみられたため、点滴をすることになりました。その日は1日動かない体を引きずりながら、わが子と夫の看病で過ごすことになったのです。 私たち夫婦は比較的早く治りましたが、わが子は離乳食が再開できるまで1週間もかかり、本当につらかったです。もっと早く小児科を受診していれば、早めに対処できて軽く済んだのでは……と思うと、わが子には申し訳ない気持ちでいっぱいです。この病気になってからは、少しでも不安なことがあるときは病院に行こう、と思うようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:矢野えみ1歳男児の母。妊娠を機に、5年間続けていた介護職を退職。出産後、ハンドメイド作品販売をしながら、子育てと仕事の両立を目指してライターに転身。自身の体験をもとに子育ての体験談を執筆中。
2020年11月07日「横隔膜ヘルニア」という先天性疾患を抱えて生まれたお子さんを持つママの体験談をお届けする連載企画です。横隔膜ヘルニアとは、本来胸とおなかの臓器を隔てている横隔膜に生まれつき穴が開いており、その穴からおなかの中の臓器が胸の中に出てきて心臓や肺を圧迫してしまう病気。 おなかの子が横隔膜ヘルニアであると診断された妊娠中から出産までのできごとやママが感じた不安、生まれたお子さんの様子やその後の治療についてご紹介していきます。 先天性横隔膜ヘルニアの手術後、長い入院を経て退院した末っ子の息子。人工呼吸器をつけた状態で不安はあったものの、やっと家族みんながそろって喜んでいました。しかし、退院したのは4月。上の子は幼稚園に入園したばかりです。入園直後のごたごたのなかで、医療的ケア児を抱えた生活はつらいものがありました。 今回は、人工呼吸器をつけた息子をケアするうえで大変だったことや、上の子たちへの影響についてご紹介します。 アラームが鳴りやまなかった退院直後退院した息子は人工呼吸器や血中酸素濃度を測る機器などをつけており、扱いが繊細で非常に大変でした。血中酸素濃度を測る機器は足の親指につけているのですが、値が下限を下回るとアラームが鳴ります。最初は固定が甘く、少し足を動かすだけではずれてアラームがよく鳴りました。 また人工呼吸器にも、はずれたり、回路の途中に問題があったりしたときのアラームがあります。回路に結露がたまるだけでアラームが鳴ってしまうのです。センサーの固定方法や結露がたまりにくいような回路を見つけるまで、3日くらいはかかったと思います。息子は寝ていて、危険な状態でもないのに、毎晩電子音にたたき起こされる日々は非常につらかったです。 服薬に苦戦!初めての授業参観も遅刻息子は当時1日3回服薬していましたが、そのなかに苦くて溶けづらい薬が混じっており、飲ませるのに毎回苦戦していました。息子が嫌がるのはもちろんのこと、大人用の錠剤を砕いたその薬は他のものより粒子が大きく、しばしばスポイトに詰まってしまうのです。退院してすぐに上の子の初めての授業参観があったのですが、服薬に手間取って家を出るのがギリギリになってしまったせいで駐車場があいておらず、30分以上遅刻してしまいました。 本来母親と一緒にするはずだった自己紹介などを、上の子が先生の膝でうつむきながらおこなっている写真をあとから見て、もっと上の子のことを優先して動けばよかったと後悔する気持ちでいっぱいになりました。 幼稚園で胃腸炎が流行!家族全滅の危機息子の人工呼吸器の扱いにもだいぶ慣れ、少し落ち着いてきたころ、普段滅多に吐かない上の子が嘔吐しました。1回吐いただけでその後は元気だったので食べ過ぎかなと思っていたのですが、次の日に下の子と夫も具合が悪くなり、同じ症状に。翌日、担任の先生から「胃腸炎でクラスの10人以上が欠席している」という連絡を受けたときにはすでに遅く、私もかかっていました。医療的ケア児の息子にうつらないか、うつったらどんなに危険な状態になるのか本当に怖くて、息子の病院に泣きながら「もう一度入院させてください」と電話をしてしまったほどです。結局息子にうつることはありませんでしたが、あのときの不安は忘れることができません。 今思う、準備しておけばよかったこと冷静になった今考えると、もう少しきちんと準備していれば防げたトラブルもあったと思います。特に、病院側が提案してくれていた「退院のトライアル」。退院のトライアルは、定めた日数を家で生活してみて家での生活ならではの問題点を洗い出し、トライアル終了後、子どもが病院に戻ってから落ち着いた状態で問題の解決策を考える時間を持ちます。 しかし、わが家はとにかく早く息子を退院させてあげたいと思う一心でトライアルを1回しかおこなわず、家にいたのも1日だけでした。退院のトライアルをもっと長い期間数回にわたっておこない、退院のスケジュールを綿密に立てていれば、もっと問題は少なかったはずです。 喜ばしいはずの退院だったのに、たった1週間で家族全員が疲弊する結果になってしまいました。ひとりで入院している息子を見ているとかわいそうで、つい退院を焦ってしまいましたが、退院後は想像以上に大変。上の子にも負担がかかってしまったので、退院が延びても万全の準備をしておけばよかったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2020年10月15日生後8カ月の赤ちゃんの様子が、いつもと違ってぐったり。何度も吐くので病院を受診したところ、大腸の中に小腸が入り込んでいってしまう「腸重積(ちょうじゅうせき)」になっているということが判明しました。この病気の発症から回復までの体験談を紹介します。胃腸炎? 自宅で様子を見てしまった生後8カ月の息子。朝7時の授乳後、ミルクのような白っぽいものを吐き、なんとなく元気がありませんでした。でも熱もないし、便もいつも通り。吐いたあとは眠っていたので、そのまま寝かせました。外出自粛要請もあるなかで病院に行くよりは、家でゆっくり過ごしていれば良いだろうと考えたのです。 しばらくして起きると、嘔吐が止まらない。吐くものも黄色い液を吐くようになっていました。しかし私は「自分もつわりがひどかったときは黄色い液を吐いていたなあ」と思いながら、ついつい様子を見てしまったのです。 かかりつけ医から市立病院へ11時半ころに息子が吐いたときに、吐いたものが茶色っぽくなりました。まさか、血!? これはさすがにまずいとかかりつけ医に電話しました。実は2週間以内にも胃腸炎との見立てで受診しており、そのときはナウゼリンという坐薬を入れてすぐに治ったので、今回もそれで様子を見て午後診療で来るように言われたのですが……。 坐薬を入れても一向に症状が良くならず。午後イチでかかりつけ医を受診したものの、脱水症状が進んでいるために市立病院へ行くように言われました。 市立病院での処置市立病院では点滴で脱水症状の手当てをしてもらい、触診とレントゲン撮影をおこないました。レントゲンでは異常な影は写らず、触診によると腹部がやや硬いとのことで浣腸をしてもらったのですが、その後出てきた便がなんといちごジャムのような粘血便。 そこで腹部エコー検査をしたところ、小腸が大腸に入り込む「腸重積」と診断されました。造影剤を肛門から入れて小腸を押し戻す「高圧浣腸」という治療をしたのですが、2回おこなっても戻らず。これ以上の処置は腸管に負担がかかるとのことで、大きな病院に転院することになりました。 転院先での処置転院先での処置は、腸管破裂した場合に手術ができる状態にしての高圧浣腸。待ち時間が長く感じられました。やっと呼ばれると、息子はぐったりしていましたが、大腸の半分くらいまで入り込んでいた小腸は本来の位置に戻ったとのこと。 その日はもう夜遅くなってしまったので入院となり、私は帰宅しました。1日経って再検査したところ、まさかの再発。残念でしたが、しっかり治ることだけを祈りました。そしてその翌日の検査で完治と診断され、ようやく退院できました。 まずは息子が退院できてほっとしましたが、もっと早くかかりつけを受診していれば……とか、セカンドオピニオンとして健康相談ダイヤルなどに電話してもよかったかも……とも思いました。これからは「様子を見る」にしても、少しでも不安なら医療機関に相談するようにしたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年09月14日妊娠しているとは思いもせず、胃のむかつきや気分が悪い日が3日続いたので、また胃腸炎になったと思い込み薬を飲んでしまいました。しかし、夫が妊娠してるのではないかと気が付いてくれて、妊娠検査薬を使うとなんと陽性! 今回は、妊娠に気付くまでの体調の変化や妊娠判明までの様子についてお話しします。 普段、健康なのになぜか気分が悪くなり…年に1〜2回しか体調を崩さない私ですが、その日は通勤途中の電車で気分が悪くなり、体調の変化に戸惑いました。その日はなんとか出勤しましたが、1日中体調がすぐれなかったので早退することに……。 胃のあたりが気持ち悪かったので胃腸薬を飲んで寝ましたが、翌日も体調は悪いままで食欲もなくなっていきました。腹痛も起こってきたので胃腸炎だと思って受診しようと思いましたが、あまりのしんどさに病院へ行くことができませんでした。 夫が妊娠ではないかと気付いた 体調がすぐれないまま3日目に突入し、その日は仕事が休みだったので寝込んでいました。夫が友だちに「妻が体調を崩している」と伝えたところ、「妊娠ではないか」と言われ、念のために妊娠検査薬を使うことに。 すぐに夫は妊娠検査薬を買いに行き、試したところくっきりと陽性反応の線が出ました。妊娠と思っていなかったのでうれしかった反面、初めてのことでどうしたら良いか夫婦共にわからず、とりあえず近所の産婦人科を探しました。 産婦人科の検査で妊娠確定!翌日は日曜日でしたが、胃腸薬を飲んでいたことも不安だったので休日受診できる産婦人科を探しました。検査を受けたときは妊娠6週で、心音も確認でき一安心! 妊娠確定後は私の負担を軽くするために、夫婦で家事の分担や働き方について話し合い、夫が家事を半分負担することに。 仕事のほうも残業はせず、土日も休みをもらうことに決めました。上司にすぐに報告するか迷いましたが、体力仕事だったため事務作業に回してもらうようにお願いし、体への負担を減らしたのです。 私はこのことから妊活中に体調を崩したら、自己判断せずに妊娠の可能性を考えるべきだと思いました。妊娠検査薬で陽性が出たらまずは産婦人科を受診し、妊娠確定後は夫婦でこれからどのように生活していくか考えることが重要だと実感しました。妊娠が確定してから、夫と家事や仕事について話し合うことで、つわり期間中の体への負担を少なくできてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:sawawa著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。
2020年08月08日赤ちゃんが生後2カ月になると予防接種が始まります。予防接種にも定期接種と任意接種があり、それぞれのワクチンによって接種する年齢や回数などが違うので、スケジュール管理が大変……という方もいらっしゃるでしょう。今年、10月から赤ちゃんが激しい嘔吐や下痢を引き起こすロタウイルス胃腸炎のワクチンが任意接種から定期接種になるということをご存知でしょうか? それに伴い、予防接種のスケージュールについて厚生労働省が見直しをおこないました。 定期接種にロタウイルス胃腸炎のワクチンが追加赤ちゃんの定期接種には、Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、DPT-IPV(4種混合)/3種混合・ポリオ、BCG、MR、水ぼうそう、日本脳炎*がありました。これらのワクチンに、ロタウイルスワクチンが2020年10月から加わります。 予防接種の大変なところは、やはりスケージュール管理。それぞれのワクチンによって接種する年齢や回数などが違うため、スケジュール管理をきちんとしないと打ち忘れてしまうおそれも。また、当日に赤ちゃんが体調を崩して予防接種が受けられなかった……ともなれば、スケジュールの変更を余儀なくされます。 *日本脳炎の予防接種は標準的には3歳におこないますが、生後6カ月から接種可能 ロタウイルスワクチンが加わってスケジュールはさらに複雑化!?医師の判断で複数のワクチンを同時接種も可能ですが、別の日に打つ場合、定期接種化されているBCG、MRワクチン、水ぼうそうなどの生ワクチンは接種後27日以上、Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンなどの不活化ワクチンは接種後6日以上の間隔をおくことになっていました。今回追加されるロタウイルスワクチンは生ワクチンなので、現行のとおりだと接種後27日以上間隔をあける必要があります。 しかし、ロタウイルスワクチンは口から接種するワクチンであるため、スタンプ方式でおこなうBCGや注射でおこなうそのほかの生ワクチンに影響を及ぼさないと考えられ、副反応が上昇するというエビデンスもないことから、欧米での予防接種の運用を参考に接種間隔の見直しがおこなわれました。 2020年10月からワクチンの接種間隔はどう変わる!?その結果、厚生労働省は、異なる種類のワクチンを続けて打つ場合に間隔を数日以上あけるよう定めていた制限を、ロタウイルスワクチンが定期接種に加わる10月から注射するタイプの生ワクチンを続けて接種する場合を除いて撤廃する方針となる予定です。 【予防接種の間隔】・注射でおこなう生ワクチンの次が注射でおこなう生ワクチンの場合は27日以上あける。 ・注射でおこなう生ワクチンの次が口から接種するワクチンや不活化ワクチンは制限なし。 ・口から接種するワクチンや不活化ワクチンは次に接種するワクチンがどのワクチンであっても制限なし。 ※1:特に医師が認めた場合、同時接種がおこなうことができる。※ 小児肺炎球菌やロタワクチンなど同一ワクチンを複数回接種する必要がある場合、接種間隔の制限は添付文書に従うこと。赤ちゃんの予防接種のスケージュール管理に苦慮していた方たちはもちろん、これから予防接種のスケジュールを立てようとしている方にとっても朗報と言えるのではないでしょうか? 予防接種を受けることで、予防できたり罹っても軽症化で済んだりする病気がたくさんあります。費用の面で検討するというご家庭もあるかもしれませんが、ベビーカレンダーでは、定期接種に限らず任意接種も受けることをおすすめしています。 ※2020年4月17日、誤字を修正いたしました。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年04月07日こんにちは! グラハム子です。だんだんと暖かくなってきましたね。ようやく冬も終わりかな、という感じです。この冬、みなさまは元気に過ごせましたでしょうか?私はと言いますと、園ではやっていた胃腸炎に子どもが感染し、もれなくうつってしまいました(泣)感染症に気をつけてマスクなどをしても、子どもとの接触時間が長いので母親はどうしてもうつってしまいがち…。そんな胃腸炎に感染してしまった私。その日は1日中トイレとお友だち状態でした。子どもたちはすでに回復した後だったので元気元気。幼稚園に行く気満々だったし、むしろ行ってくれないと私の身も持ちません。しかし、私は体調が悪すぎてなにもできません。夫にヘルプをお願いしました。■幼稚園になにを持っていくか知らなかった夫助かりました。本当に感謝です…!あぁ、これでゆっくり休める…と思いきやそうなんです。幼稚園の準備は、いつも私がすべてやってしまっているため、夫は園の持ち物などが全くわからないのです。内心「もお〜! ちょっとは自分で考えてよ!!」と思いましたが、そのときは小言のひとつも発する元気もなく…。とにかく子どもたちを無事に送らなければなりません。体だけでなく、頭も全く働かず。これを言うのが精一杯でした。■母の体調不良で息子の成長を感じる起きてきた息子は、びっくりするほどテキパキと準備をしてくれました。頼もしい息子の一面が見られて、体調は最悪ながらも心はホッとしました。こうして子どもたちは無事に幼稚園に行くことができました。夫にも子どもにも、助けられた1日でした。このあと1日中寝ていたら、体調もだんだん良くなってきました。そして回復してきて思ったのは、園の準備の件については、息子の方がずっと頼れる男でした(笑)でも、このような「もしもの時」に備えて、夫婦のどちらかだけが幼稚園のことを担当するのでなく、夫婦どちらも把握しておくと助かるのだな、と学びました。そして朝の準備は「時間がないから」「遅刻したらダメだから」と母がやってしまうのではなく、子どもを信じて、見守るのも良いかもしれないな、と思いました。今回の胃腸炎で、このことに気付けたのは私の中で収穫でした。体調不良ってつらいし、大変なんですが、だからこそ新しい気付きに出会えることもあると思います。
2020年03月02日こんにちは、東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳、5歳、4歳の子育て中です。 胃腸炎で代表的なものはロタウイルス、ノロウイルス。ロタウイルスはワクチンの普及でだいぶ少なくなってきたなと感じますが(入院するのも小学生が多いです)、年間約80万人が罹患します。一方ノロウイルスは、3歳以上になると保険適応外のため検査をしないことも多いですが、検査をするとノロウイルスだった……ということも多いです。ロタウイルスにしてもノロウイルスにしても、家族内感染を防ぎたいですよね。1人の看病だけでも大変なのに、他のきょうだいも……なんて事態は避けたいですし、看病しているママやパパが感染してしまうと、本当に大変です。今回は、感染を防ぐためにできることをお伝えできたらと思います。 まずは、感染経路を理解しよう! 感染症はその細菌やウイルスにより、感染するパターンが違います。多くの風邪は接触・飛沫感染です。空気感染というのは、同じビルにいるだけで感染してしまうことがある怖い病気ですが、それは麻疹や水ぼうそうくらいしかありません。胃腸炎は、主に接触感染で感染します。家での感染パターンは、嘔吐や下痢を直接触ってしまう、嘔吐が飛び散ったものに触れてしまう、トイレで感染する(多いのはドアノブを通じての感染です!)が多いです。触るといっても、目に見えるほどうんちが手についてしまった訳ではなくても感染します。胃腸炎ウイルスは、手などについたウイルスが口から入ることによって感染するので、とにかく手を口に持っていかないことで感染を大幅に予防できますよ。感染経路がわかると、そこで注意するようになるので、トイレのあとは念入りに手洗いしなくちゃ、となりますよね。おむつ替えのときは手袋をするのがとても有効です。 「アルコール消毒が効かない」って本当?アルコールは、消毒剤としてとても有名で有効ですが、アルコールが効きにくいウイルスがあります。ウイルスの形によりアルコール抵抗性が決まるのですが、ノロウイルスやロタウイルスという胃腸炎のウイルスは、悲しいかなアルコールがとても効きにくく、長時間アルコールを使わないと消毒の効果がありません。 つまり、日常生活でアルコールを使っても、胃腸炎のウイルスには効果がないのです。(最近、アルコールがノロウイルスに似たウイルスの不活化に効果があるという報告が厚生労働省から出ていますが、さまざまな条件が必要です) ロタウイルス、ノロウイルスに効く消毒法とは?ロタウイルス、ノロウイルスに対する消毒は、次亜塩素酸や次亜塩素酸水など酸性の消毒剤が効きます。次亜塩素酸水でも中性のものは効かないので、次亜塩素酸が良いというよりは、「酸性の消毒が効く」と考えられています。 また、胃腸炎に関しては、 ①しっかり洗い流すこと②しっかり拭き取ること③加熱処理 の3つが有効です。例えば、ノロウイルスと似たA型肝炎ウイルスだと、85℃1分間の加熱で失活すると言われています。 家でできる感染対策方法は?私が実際、子どもが嘔吐してしまった際に家でやっていた処理方法はこんな感じです。①おむつ替えのときは手袋をする②汚れた衣類やシーツは次亜塩素酸水スプレー(弱酸性のものを選びます)③洗濯のときには汚染物だけ洗濯し、乾燥機をかけ、しっかりと乾かす④手洗いを念入りに長くする(30秒以上) でした。さらに念を入れたい場合は、スチームアイロンなどで消毒するといいと思います。ポイントは①触らない②酸性で消毒③熱で消毒です。詳しくは、厚生労働省のホームページ「ノロウイルスに関するQ&A」を参考にしてみてください。感染症の正しい予防法、感染対策を知って、流行期を乗り切りましょう! 著者:医師 医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師 保田典子 先生医療法人アドベンチスト会東京衛生病院小児科医師。株式会社メドイース代表取締役。2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。Twitter:@kanoppeInstagram:@atama4970_yasuda
2020年02月26日冬は風邪が流行する季節。しかし、わが家では風邪でもインフルエンザでもない3種類の感染症にかかってしまいました。冬のいろいろな感染症が流行する時期にかかると、病気の判別が難しいものです。わが家が冬にかかった感染症体験を予防も含めてお伝えします。 娘2人が突発性発疹! 熱が下がると発疹!わが家の娘2人ともが、たまたま冬に突発性発疹にかかりました。ちょうどインフルエンザの流行期と重なり、症状としても高熱が3日ほど出るという状態でとても似ていました。1人目のときは焦って発熱後2日目の朝に病院へ行き、インフルエンザは陰性だったものの何の病気かわからず、かつ病院でもインフルエンザの罹患者が多かったので院内感染も心配でした。熱が下がって発疹が出てから突発性発疹だとわかって安心できましたが、発疹による不機嫌さに閉口しました。 夫が溶連菌感染症に! 子どもにも感染!夫が「のどが痛くて高熱で調子が悪い」と言って、病院で診てもらうと溶連菌感染症でした。高熱が続くことからインフルエンザの検査を受けに行ったのですが、のどが腫れて耳が痛いということから念のために医師が検査をし、原因が判明しました。その後、私も子どもたちも調子が悪くなり、念のため病院に見てもらうと同じ溶連菌感染症でした。抗生物質を2週間ほど飲み続けなければならず、完治するまでが長くて大変だったのを覚えています。 家族全員が胃腸炎! 感染症の予防法は?ウイルス性胃腸炎は2月ごろにかかりました。子どもたちが最初にかかり、その後夫や私もかかってしまいました。下痢・嘔吐で体力の消耗も激しく、大人もつらかったです。そして、家事や育児などを手伝いに来てくれた祖母にまで感染が広がってしまい、申し訳なく思いました。原因はおむつ処理後の手洗いや、おむつ替えの場所や替え方に問題があったかなと思っています。途中から、子どもたちのおなかの調子が悪そうなときは手洗いを徹底したり、自分も予防のために使い捨てのゴム手袋をするようになりました。そして、感染防止のためにおむつ処理はゴム手袋で、飲食などの際は必ずしっかり手洗いして消毒をするようになりました。そのおかげか、その後は特に大きな感染症にかからず過ごせています。 これらの感染症に家族でかかった結果、予防としてはいずれの感染症もまずはウィルスや菌を体内に取り込まないようにすることが大切だと感じました。わが家では飛沫感染する病気の場合は、感染した人もしていない人もマスクをして、できるだけ別の部屋で生活するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小川かなえ2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。
2020年02月22日口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。 術前検査を終えたのに、入院直前でくぴこが胃腸炎になってしまい、また手術が延期になってしまいました……。 3回目の手術延期に落ち込んでましたが、繰り返す胃腸炎の心配も尽きないので、娘の看病に集中することにしました。 でも悪い事ばかりではありません! 生後7カ月で初めて乳歯が生えたーーー! このとき、以前担当の先生からこんな事を言われたのを思い出しました。 口唇口蓋裂の子は、将来的に歯列矯正の器具を装着することが多いので、虫歯だらけの口内だと、器具をつけられなくなってしまいます。 なので、十分に口腔ケアを行うように指示されていました。 なんにせよ歯は健康な方が良いので、この日から積極的にくぴこの歯磨き習慣を取り入れるようにしました!2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!ブログ:「まぴくぴ日和」
2020年01月21日わが家にママ友が集まったときのことです。一人の赤ちゃんがリビングで嘔吐してしまいました。みなさんなら、そんなときどういう対応をしますか? 私は、とっさに正しい判断ができず大変なことになってしまいました。 部屋の床も服も吐瀉物まみれに…その日は2人のママ友が遊びに来てくれて、子どもたちをリビングで遊ばせながら、私たちはお茶をしていました。しばらくしたとき、ママ友Aが抱っこしていた生後10カ月の赤ちゃんが突然嘔吐。ママ友Aの服も床も吐瀉物で汚れてしまい、みんな大慌て! ママ友Aが、赤ちゃんの嘔吐は「車酔いしたせいかも」と説明したので、「そんなこともあるよね」と話しながら私は吐瀉物を拭いて、ママ友Aと赤ちゃんの汚れた服を洗い、帰りまでに乾くように浴室に干して乾燥をかけました。 赤ちゃんは吐いたらラクになったのか、それからは嘔吐もせず、おとなしくママに抱っこされていました。なので、これで一件落着と思っていたのですが……。本当に大変なのはそれからだったのです。 赤ちゃんが感染性胃腸炎だったと判明!翌日のこと。ママ友Aから連絡がきました。「○○(赤ちゃん)が胃腸炎だった」と……。家に帰ってからも嘔吐を繰り返し、熱も出てきたので病院に行ったら、感染性胃腸炎と診断されたとのこと。ママ友Aは「みんなのいる前で吐いてしまったから、うつっていたらごめんなさい」と謝っていましたが、赤ちゃんの嘔吐は予測できるものでもなく仕方のないことです。 それ自体を責めるつもりはまったくありませんでしたが、私は自分の対応を思い返して真っ青になっていました。 そして予想通り、私と息子、その場にいなかった夫までもが胃腸炎にかかり、一家でダウンすることになってしまったのです。 万が一のことも考えて慎重に対処を私たち家族が感染してしまったのは、間違いなく私の責任です。私の対処が間違っていたと思うのは、「床の吐瀉物を拭き取るだけで消毒しなかったこと」「吐瀉物がついて洗った服を浴室に干したこと」です。また、菌がついた手でドアノブなどを触り、新たな感染経路となった可能性も。 もちろん胃腸炎で嘔吐したら慎重に処理しなければいけないことは知っていました。だけど、そのときは「車酔い」だという言葉を信じ込み、「それなら消毒までは必要ないな」と勝手に判断してしまったのです。対応を誤ってしまったことを猛反省しました。 嘔吐しやすい赤ちゃんや子どももいるので、吐いたからといって胃腸炎ではないことも多いと思います。でも、その場では嘔吐の原因まではわからないもの。赤ちゃんや子どもが突然吐いてしまったときは、万が一のことも考えて、慎重に対処すべきだと身にしみました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2019年11月11日わが子が生後9カ月のころ、1週間程度ゆるい便が続いていましたが、あまり気にせずに過ごしていました。ある日外出時に急に泣きだしたので、おなかが空いたものと思いミルクを飲ませていると、急に嘔吐したのです。初めての大きな病気に驚き、後悔したエピソードをご紹介します。 ゆるい便が続く日々わが子は生まれたときから便秘知らずで、毎日しっかり排便する子でした。便秘で困るという話もよく聞くので、便通が良いのは良いことだと安心して過ごしていました。 生後9カ月ごろ、便がゆるく1日に何回か洋服を汚して着替える、ということが続きました。けれど、離乳食もミルクもしっかり飲んで食べていて、元気に遊んでいたので特に気にせず、早く下痢が治ればいいのにと思うくらいでした。 突然の嘔吐に驚き……朝から出かける予定があったので、ミルクを飲ませて外出しました。普段どおりミルクも飲んでいて、その日の朝はゆるい排便もなかったので「治ってよかった」と安心していたのです。 しかし、出先のカフェで子どもが泣いたので、おなかが空いたのかと思い、ミルクをつくって飲ませていました。すると、急に嘔吐し始めたのです。少しミルクを吐くのではなく大量に吐き始めたので、おかしいと思い急いで小児科に電話した私。「しっかり水分を摂らせて脱水にならないよう気をつけて」と言われたので、水分を飲ませることに気を配りました。 病院の休診時間だったため、昼過ぎに電話して受診できたのは夕方。その間、「もっと早く病院に行っていれば」と、何度も後悔して自分を責めました。 「ウイルス性胃腸炎」との診断小児科を受診すると、ウイルス性胃腸炎との診断でした。ミルクやごはんを食べさせると吐いてしまうので、吐かないように様子をみながら少量ずつミルクを飲ませるようにと言われ、薬をもらいました。 次の日の夜、つらそうなわが子を看病しながら寝かしつけしようとしていたら、私自身が嘔吐と下痢を発症。体がつらくて動けなくなってしまいました。わが子が泣いているので駆けつけようとしても体が動かず、夫の帰りを待つしかなかったのです。夫が帰ってくると、嘔吐物が付いた物をきれいに洗浄してくれましたが、次の日には夫も発症。嘔吐はなかったものの動くことができませんでした。わが子は食事が摂れなかったので、小児科を受診して点滴をすることに。初めての点滴に大泣きで、1時間抱きしめながら点滴が終わるのを待つのはとてもつらい時間でした。私たち夫婦も嘔吐や下痢、熱の症状があったので内科を受診しました。医師からは、「子どもの嘔吐物に触れて、ウイルス性胃腸炎に二次感染したのでしょう」との診断。血液検査をすると白血球が正常値を大幅に超えていて、脱水症状もみられたため、点滴をすることになりました。その日は1日動かない体を引きずりながら、わが子と夫の看病で過ごすことになったのです。 私たち夫婦は比較的早く治りましたが、わが子は離乳食が再開できるまで1週間もかかり、本当につらかったです。もっと早く小児科を受診していれば、早めに対処できて軽く済んだのでは……と思うと、わが子には申し訳ない気持ちでいっぱいです。この病気になってからは、少しでも不安なことがあるときは病院に行こう、と思うようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:矢野えみ1歳男児の母。妊娠を機に、5年間続けていた介護職を退職。出産後、ハンドメイド作品販売をしながら、子育てと仕事の両立を目指してライターに転身。自身の体験をもとに子育ての体験談を執筆中。
2019年11月02日妊娠中に、なんだか胃の調子が良くない、胃がムカムカする、胃が痛いなどの症状が起きたことのある妊婦さんも多いのではないでしょうか。妊娠中は、胃の調子が悪くなりやすいです。そのため、今回は妊娠中に起こりやすい胃の不調の原因や胃薬の服用、注意したい胃の不調についてお話しします。 妊娠中に胃の調子が悪くなるのはなぜ?妊娠中の生理的な変化によって胃の調子が悪くなりやすい理由は、以下の5点が挙げられます。 ①妊娠を維持するホルモンの作用妊娠すると、妊娠を維持する作用をもつプロゲステロン(黄体ホルモン)とリラキシンいうホルモンがお母さんの体の中で増加します。このホルモンは、消化器系の筋肉の運動を緩めさせて、腸の動き(蠕動運動)を抑制する作用があります。これは、食べ物を胃や腸内をゆっくりと時間をかけて移動させることで、効率よく栄養の吸収をするためですが、時に消化不良を招くこともあります。食道と胃の境界にある筋肉が緩むと、食べ物が胃液と共に胃から食道へ逆流して胸やけが起こることもあります。妊娠週数が進むと大きくなる子宮が胃を押し上げるため、なんだか胃の調子が悪い、胃がムカムカする、胃が痛いなどの症状が起こりやすいです。 ②食生活の変化妊娠初期はつわりがあるときに、水分を多く含む食品や冷たい飲み物を大量に摂取することで、胃腸が刺激され消化不良になり調子が悪くなることがあります。妊娠中期以降は、食べる量の変化や、胎児の成長と共に子宮が胃腸を圧迫することで、消化不良を起こしやすく、なんだか胃の調子が悪い、胃がムカムカする、胃が痛いなどの症状が起こることがあります。胃の調子が悪いときは、できるだけ脂肪の少ない食品をやわらかく調理した食事を摂るように心がけましょう。酸味や辛味の強い料理、水分の多い食品、乳製品、炭酸飲料は、胃腸に対する刺激が強いので控えめが良いでしょう。 ③つわりで何度も嘔吐を繰り返す、嘔吐物に血液が混じるつわりで何度も吐くことで、胃の調子が安定しないことがあります。何度も繰り返し吐くことで、食道と胃の境界付近の粘膜が傷つき、血を吐くことがあります。この状態をマロリーワイス症候群といいます。妊婦さんが繰り返し吐いてマロリーワイス症候群となった場合、血を吐くといっても実際に交じっている血液は少量で、直ちに赤ちゃんの生命や母親の健康に危険が及ぶというわけではありません。しかし、胃の不調があって血液混じりの嘔吐をする場合は、つわりが重症で最低限の体の中のバランスが崩れていることが多いので、早めに産婦人科を受診しましょう。 ④鉄剤の内服による副作用妊娠中は貧血になりやすいですが、病院で処方された鉄剤を内服し始めたばかりの時期に、なんだか胃の調子が悪い、胃がムカムカする、胃が痛いなどの副作用が起こることがあります。共に処方された鉄分の吸収を促すビタミンCを含むビタミン剤を内服することで、消化不良が助長されるケースもあります。鉄剤は胃酸の影響を受けるため、胃薬(胃粘膜保護剤)と共に内服する、あるいは内服のタイミングを工夫する(例:食後ではなく、食間や睡眠前に内服する)ことで、副作用である胃のムカつきや胃痛などの消化器症状を抑えることもできます。鉄剤を内服し始めてから胃の調子が悪いと感じる場合には、次回の妊婦健診を待たずに医師や助産師へ相談しましょう。 ⑤精神的なストレス妊娠に伴う緊張感や生活環境から受けるストレスによって自律神経が乱れ、胃の調節機能が働かなくなることがあります。本来食物を消化するときに分泌される胃酸が、食物がないときにたくさん分泌されることで、自分の胃粘膜を攻撃して胃痛が起きたり、胃もたれや胸やけなどが起きる原因となります。 妊娠中に胃の不調…胃薬を飲んでも大丈夫?妊娠中は生理的な変化によって胃の調子が悪くなりやすいですが、自己判断で市販の胃薬を内服したり、自然治癒を期待して受診せず症状を長引かせたりすることはやめましょう。 なぜ胃の不調が起きているか原因は診察しないとわかりません。胃薬には、胃酸の分泌を抑えるタイプ、胃酸を中和するタイプ、胃粘膜を保護するタイプなど数種類あります。医師が診察をして原因に合わせた処方をしますので、市販の胃薬や過去に処方された胃薬を自分の判断で内服しないようにしましょう。 妊娠中に一般的に処方される胃薬の主成分の一般名と代表的な商品名は以下の通りです。 ・制酸剤一般名:乾燥水酸化アルミニウムゲル水酸化マグネシウム(商品名:マーロックス)・防御因子増強剤一般名:スクラルファート(商品名:アルサルミン)一般名:テプレノン(商品名:セルベックス)一般名:アズレン L- グルタミン(マーズレン S)一般名:レバミピド(ムコスタ) 以下のH2受容体拮抗薬やプロトンポンプ阻害薬は、胃酸分泌を抑える効果が高く、胃酸過多の状態にはとても有効な薬剤です。妊娠中でも、必要性があれば使用しても良い薬剤(一般的に有益性投与と呼ばれています)に分類されていますし、FDA(米国食品薬品局)の安全性カテゴリー分類でもほぼ安全とされていますが、担当の医師と相談し慎重に使用するのが良いでしょう。 ・H2受容体拮抗薬一般名:ファモチジン(商品名:ガスター)一般名:シメチジン(商品名:タガメット)・プロトンポンプ阻害薬一般名:ランソプラゾール(商品名:タケプロン) つわりや胃部の不快感などに、漢方薬も広く使用されています。小半夏加茯苓湯、五苓散、六君子湯などが用いられていますが、漫然と使い続けるのは避けましょう。 妊娠中の禁忌薬についてプロスタグランデイン製剤(商品名:サイトテック)や制吐剤(商品名・ナウゼリン)などのように妊娠中には、使用禁忌の薬剤もありますから、いずれのお薬を使用するにしても、勝手に使うのではなく、担当の先生ときちんと相談してから使うようにしましょう。※参考:薬物治療コンサルテーション妊娠と授乳第2版南山堂 有益性投与について胃薬を含めて多くの薬剤は、製薬メーカーの説明書では、妊娠または妊娠の可能性のある婦人は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与することとあります。このような表示ではそれら薬剤の使用はほとんど問題ないのですが、医師や薬剤師に相談しましょう。 胃痛以外に症状があったら要注意!妊娠中に胃が不調となることは珍しいことではありませんが、妊娠経過に影響することもあるため見過ごしてはいけない症状でもあります。下記のようなケースは早期発見と治療が大切です。 ・細菌やウィルスなどの感染の可能性がある。妊娠中は抵抗力が弱まり、妊娠していない状態よりも細菌やウィルスなどに感染しやすいため、食中毒や胃腸炎を起こすことがあります。胃やおなかが痛いだけでなく、嘔吐や発熱を伴う場合は、早めに産婦人科へ受診しましょう。やむを得ず、内科や消化器内科など他の診療科や医療機関を受診する場合は、妊娠していることを伝えて診察を受けましょう。・HELLP(ヘルプ)症候群の可能性がある。HELLP(ヘルプ)症候群とは、赤血球が壊されること、肝機能の悪化、血小板の減少を特徴とした母子の生命が急激に危険な状態になる疾患です。HELLPは、Hemolysis(溶血:血液中にある赤血球が破壊されること)Elevated Liver enzyme(肝酵素上昇:肝臓の機能が悪くなること)Low Platelet(血小板減少)の頭文字に由来しています。 多くは妊娠高血圧症候群に合併して起こりますが、合併がなく突如発症することもあります。明らかな原因は不明ですが、症状を放っておくと臓器にダメージを与え母親の命にも関わる病気なので、妊娠を終了させること=出産することが唯一の治療方法です。 HELLP症候群は、主に妊娠後期(妊娠28週以降)~出産後48時間以内に起こることが多く、突然胃痛(心窩部痛)に襲われ、疲労感や吐き気・嘔吐、下痢の症状を伴います。妊娠中に起こりやすい症状と似ているため、単なる体調不良や風邪と思ってしまう妊婦さんもいますが、母子の生命を守るためには早期発見と治療が大切です。突然胃痛が起きて身動きがとれない、吐き気や嘔吐など症状がある場合は、直ちに産婦人科へ受診しましょう。 まとめ妊娠中は、胃の不調が起きやすいですが、自己判断で市販の胃薬を飲んだりせずに調子が悪いときは医師の診察を受けて適切な治療を受けましょう。対策を取ることで、症状は軽減できますので、無理をしないようにしましょう。 参考:・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・薬物治療コンサルテーション妊娠と授乳第2版南山堂・医薬品情報データベース 監修者:医師 医療法人至誠会 梅田病院院長 北川 博之 先生昭和56年愛媛大学医学部卒業。その後愛媛大学付属病院にて産婦人科講師、助教授として勤務。愛媛県立医療技術大学教授を経て、平成20年より現職の梅田病院に院長として就任。現在も愛媛大学、広島大学などで非常勤講師として教育にも従事。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年09月18日2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 そまちゃんが生後6カ月過ぎてから胃腸炎に2回かかり、2回ともバッチリ移りました。体調不良から復活……! かと思ったら……。 育児疲れが限界に達してしまったのか……。生後10カ月の子ひとりしかお世話してないのに、やっぱ育児向いてないんだ……。 なんて思ってたら、熱!!! それでか〜www 胃腸炎治ったと思ったらまた風邪、2日寝れば治るだろうと思っていたら、肺炎でした……。 みなさんもお気をつけて。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2019年09月15日1歳になったばかりの頃、息子が初めてウイルス性胃腸炎になったときのお話です。最初に異変に気付いたのは、オムツ替えのときでした。便がゆるいこと以外は特に何もなく元気だったので、最初は水分を取りすぎたかなくらいに思っていたのですが、下痢気味だなと思うことが続き、小児科へ行きました。すると、ウイルス性胃腸炎とのこと!!特にぐったりする様子もなく、嘔吐することもなかったので、驚きました。症状が軽いウイルス性胃腸炎ということもあるんですね。小児科でもらったお薬を飲むと、すぐにお腹の調子も戻り、すっかり良くなった息子。(元気なのはずっと元気でしたが…)とりあえず軽い症状で良かった…と胸をなでおろしていると、何故か胃に違和感が…。いやいやまさか…!しかし、息子の症状ばかり気にしていて、手洗いや消毒など、あまり気にかけていなかったかも…と不安になってきました。もしかしたらうつってしまったのかもしれません。とは言え、息子は軽めの胃腸炎だったので、もしもうつっていたとしても、軽い症状で終わるだろうと思っていました。が!!!夜中突然の気持ち悪さに襲われトイレに駆け込むと、いきなりの嘔吐!!お腹の調子も悪くなり、上からも下からも大変なことに!そして熱も上がり、ぐったりとして、何とか次の日病院へ行った頃にはボロボロの状態に…。点滴をすることになり、仕事も急遽お休みになりました。息子の胃腸炎が軽かったからと言って、うつった側の胃腸炎も軽いというわけではないのですね…。甘くみてしまったことから、大惨事になった我が家の胃腸炎でした…。みなさまもお気を付けを!!!
2019年08月22日妊娠しているとは思いもせず、胃のむかつきや気分が悪い日が3日続いたので、また胃腸炎になったと思い込み薬を飲んでしまいました。しかし、夫が妊娠してるのではないかと気が付いてくれて、妊娠検査薬を使うとなんと陽性! 今回は、妊娠に気付くまでの体調の変化や妊娠判明までの様子についてお話しします。 普段、健康なのになぜか気分が悪くなり…年に1〜2回しか体調を崩さない私ですが、その日は通勤途中の電車で気分が悪くなり、体調の変化に戸惑いました。その日はなんとか出勤しましたが、一日中体調がすぐれなかったので早退することに……。 胃のあたりが気持ち悪かったので胃腸薬を飲んで寝ましたが、翌日も体調は悪いままで食欲もなくなっていきました。腹痛も起こってきたので胃腸炎だと思って受診しようと思いましたが、あまりのしんどさに病院へ行くことができませんでした。 夫が妊娠ではないかと気付いた体調がすぐれないまま3日目に突入し、その日は仕事が休みだったので寝込んでいました。夫が友だちに「妻が体調を崩している」と伝えたところ、「妊娠ではないか」と言われ、念のために妊娠検査薬を使うことに。 すぐに夫は妊娠検査薬を買いに行き、試したところくっきりと陽性反応の線が出ました。妊娠と思っていなかったのでうれしかった反面、初めてのことでどうしたら良いか夫婦共にわからず、とりあえず近所の産婦人科を探しました。 産婦人科の検査で妊娠確定!翌日は日曜日でしたが、胃腸薬を飲んでいたことも不安だったので休日受診できる産婦人科を探しました。検査を受けたときは妊娠6週で、心音も確認でき一安心! 妊娠確定後は私の負担を軽くするために、夫婦で家事の分担や働き方について話し合い、夫が家事を半分負担することに。 仕事のほうも残業はせず、土日も休みをもらうことに決めました。上司にすぐに報告するか迷いましたが、体力仕事だったため事務作業に回してもらうようにお願いし、身体への負担を減らしたのです。 私はこのことから妊活中に体調を崩したら、自己判断せずに妊娠の可能性を考えるべきだと思いました。妊娠検査薬で陽性が出たらまずは産婦人科を受診し、妊娠確定後は夫婦でこれからどのように生活していくか考えることが重要だと実感しました。妊娠が確定してから、夫と家事や仕事について話し合うことで、つわり期間中に身体への負担を少なくできてよかったです。 著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月12日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの下痢に関するご質問です。 Q.下痢の程度がわかりません生後1カ月の子について質問です。昨日から下痢が続いていますが、熱はなく、おっぱいもミルクも飲みます。どのタイミングで病院に連れていけばよいでしょうか。また、下痢だと思いますが、下痢の程度がわかりません。このまま様子を見ていていいのか、すごく不安です。 高塚あきこ助産師からの回答乳児は腸管が未熟で、腸内細菌が不安定ですので、便秘や下痢を繰り返す場合が多いと言われています。便秘や下痢を繰り返しながら、成長とともに、徐々に腸の力がつき、排便のペースができてきますよ。お子さんのご様子が普段とお変わりなく、おっぱいやミルクもしっかり飲めていて、機嫌もいいようでしたら、生理的なものとして捉えていただいていいのではないかと思います。腸内環境が1回変化すると、赤ちゃんの場合なかなか改善しないことが多く1カ月近く症状が続くことがあります。もし下痢が続いている、嘔吐がある、機嫌が悪い、元気がない、お尻がかぶれる、血便がある、おっぱいやミルクが飲めないなどあれば、小児科でご相談くださいね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 赤ちゃんの下痢の特徴赤ちゃんは消化管が未熟であることや母乳やミルクしか口にしていないので、大人に比べると便は緩めで、回数も多いのが特徴です。下痢には、軟便と泥状便(でいじょうべん)、水様便があります。見分ける方法としては、オムツに吸い取られてしまうような便が水様便、泥状便はその名のとおり、泥のような状態の便をさします。基本的に、赤ちゃんの便は軟便程度が多いです。 排便の回数は、1日に数回から10回以上と個人差があり、色は黄~薄茶です。赤ちゃんに異常があるとき、違いに気付けるように普段の便の状態をよく観察しておくこと良いでしょう。もし、異常なのかどうか判断がつかない場合は、便の写真を撮るか、便が付いたオムツを持って小児科を受診するのが良いです。 受診が必要な場合とは■発熱や不機嫌、腹痛などの症状、下痢をくり返しているといった場合腹痛を訴えられるのは2歳を過ぎてからの場合が多いですが、身体を内側に折り曲げて痛がることもあります。また、激しく泣いて、一定時間が経ってから再び激しく泣くといったことをくり返す場合も腹痛の可能性があります。 ■激しく泣いては泣き止み、しばらくして再び激しく泣くのをくり返す場合この場合、胃腸炎だけではなく虫垂炎(ちゅうすいえん)や腸重積(ちょうじゅうせき)などの可能性もあります。便のほとんどが鮮血で占められているようなイチゴジャムのような便や、黒っぽい佃煮のような便が出た場合も同様に、夜間でもすぐに受診しましょう。 ■便に粘液が混ざっているものが続くとき粘液は、炎症によってダメージを受けた腸の粘膜を保護するために分泌されるものなので、粘液そのものが悪いものという訳ではありませんが、腸に炎症が起きている状態が続くと、出血したり、ほかの疾患の可能性も考えられるので、一度、医療機関を受診した方がよいでしょう。 ■血液が便に混ざっている場合この場合は胃や腸など消化管のどこかで出血しているということになります。新生児メレナ、細菌感染,リンパ濾胞増殖症(りんぱろほうぞうしょくしょう)などが疑われるので、クリニックで診察を受けましょう。※リンパ濾胞増殖症は多い病気で自然に軽快します。※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんの下痢の原因は?病気の見分け方、対処法、注意点について」【監修:医師 松井 潔 先生 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2019年07月07日【 前回 のお話】息子のきっくんが嘔吐を繰り返し、母子ともに疲労困憊。そんな中、義両親がやって来て、しかも泊まることになり…。こんにちは! ねここあんな。です。今回は 前回 の続きです。■少しずつたまっていく黒い気持ち息子は具合が悪く寝てばかりいましたが、起きていても愚図り、看病は100%私です。そして前日にあまり眠れなかった私は、息子と一緒に寝たいのに義両親の前では寝られずにいるのでした。お昼寝をたっぷりしたきっくんは夕方に起きて、少し体調も良くなった様子。しかし食欲は全くないようでイチゴやスープだけをなんとか食べたのち、眠たそうにするのでお風呂に入れ、すぐにお布団へ連れて行きました。幸い旦那も義母も買い物や料理は積極的にしてくれました。内心、私に準備する余裕もないので当然と思いながらも……しかし、前向きになったのもつかの間。24時間以上おっぱいをあげなかったので(このころはまだ卒乳前)、お乳がガチガチになってきました。洗面所で絞りたくても他人がいるから簡単にはできない…!みんなは楽しそうにお酒を飲み、私は常に息子がいつ泣いてもわかるようアンテナを立てながら過ごす。せめて仕事を残すまいと、お皿を洗う私。少しずつ黒い気持ちがたまってゆきます。■義母の“愚痴タイム”で疲れがピークに!そしてこの日一番疲れを感じたのは、義母が親戚の愚痴をこぼした時でした。毎度のことながら愚痴が始まると、普段の良い人はどこに行ったの? というぐらい止まらなくなるお義母さん。そしてようやく飲み会はお開き。みんなが寝静まった深夜、息子が苦しそうに起きました。大人が4人いるこの家の下、私一人で息子の衣服やシーツを洗う時の感情を、私は一生忘れないでしょう。■翌日も朝からフル稼働。そして気づいたこと少し体調がよくなったのか、翌朝の息子は普段より早くに起きました。グータラしていたいところですが、眠い目をこすって洗濯機を回し、朝ごはんの支度をします。さぁ食べ始めるぞ! というころには息子がまた「ねんね!」と愚図りました。私は朝ごはんをかっ込み、また寝室へ行きます。気配や会話で、洗濯物を旦那と義母が干したこと、義両親が帰っていくことがわかりました。が、わかっていながらも見送ることもせず息子の隣で寝続けました。あとで電話であいさつすればいいじゃないかと思いながら。だって、何が今一番大事なのかを考えたら、息子に決まってるんです。それでも義両親の登場に、気づかないうちに「良い嫁」になろうと演じていました。だからしんどかったのかもしれません。逆の立場だったら…そもそも行きませんが(笑) でももし自分が姑で息子宅に泊まるんだったらせめて、看病をしている嫁の負担を少しでも減らそうと思います。この時のお義母さんも気を遣って干してくれたんでしょうし、快く思えないのは私の心がすさんでいたのかもしれません(笑)なので、自分ももっと「助けてほしい」と頼っても良かったと思います。さすがに「帰ってほしい」とまでは言えないにしても、来る前に夫に相談すべきだったなぁと思います。■夫にとっては“頼れる母親”だけど夫婦で話してみたら、どうも出発後に連絡があったようなので、夫も「来てしまうのなら家のこととかやってもらおう」ぐらいの気持ちだったようです。夫にとっては頼れる母親でしょうが、私にとっては気を遣う相手という認識が夫には足りなかったようです…。ちなみにこの後、夫には「息子が病気な時に一番つらいのは母親なんだから、その私の許可もなく人を泊まらせるな」とこっぴどく言いました(笑)どんな時も話し合いが大切ですね。
2019年04月15日こんにちは! ねここあんな。です!今回はわが家の愛息子きっくんが、初めてウイルス性胃腸炎になったときのお話です。実はこの出来事、今年の2月上旬に起きた最近の出来事なのです。■2歳の誕生日を目前にして、突然の嘔吐!だいぶ免疫も付いてきたのか、息子も最近はひどい風邪をひくことなく、暖かい季節を迎えようとしていました。ところが、なんだか小食気味だったある晩のことです。今日はもう眠いのかな、なんて思っていました。夜9時ユラユラ寝かしつけてみると、めずらしくなんだかうとうと。このとき、二回吐きました。ここで真っ先に浮かんだことは、この吐き方…ウィルス性胃腸炎かもしれない。汚物は乾くと菌が飛散すると聞いたことがあったので、私と息子は洋服を着たままシャワーを浴びて汚物を流してから脱ぎました。(その後全身洗って、排水溝にたまったものもビニール袋へ)ちなみに汚れた衣服は、明日の洗濯機を回すまではお風呂場に置いて隔離。夫はありがたいことにリビングのカーペットや、床、オモチャなどをキレイにしてくれました。(すべてティッシュなどでふいて、袋に入れて捨てる。タオルなどは使わずに)手を洗った後のシンクにも塩素系の台所用スプレーで菌をシャットアウト!そして市販のノロ対策専用スプレーで菌を攻撃し、ひとまず落ち着きました。かと思えば一息ついたのもつかの間、また吐くのでビニール袋でキャッチしました。■翌日の誕生日会は急きょ延期に翌日はきっくんの誕生日を祝うために義両親が来ることになっていましたが、こんな状況ですので誕生日会は延期にすることに。まだ21時頃だったのもあり、夫から連絡を入れてもらいました。その晩はきっくんの体調が心配なのと、「いつ吐かれるか」の恐怖や「汚れる心配」などを抱え、ちっとも眠れませんでした。深夜2時頃にも一度吐いたので、義両親との約束は延期にして本当に良かったなあと思っていました。翌朝、寝不足で遅くに起きた私。そんなにわたしたいのならイチゴ送れよおおおおおおおお!!!!っていうか夫そこはことわれよおおおおおお!!!!!と思わず心の中で叫びました。ちなみにイチゴはひとつずつ緩衝材に並べられたものではないため、打ち身の心配を懸念して宅配業者さんに配送は断られたんだとか。イチゴさんごめんなさい…。お義父さんたちも、こんなこと思う嫁でごめんなさい…。それぐらいその日は睡眠不足もあり、ひたすらツライ思いだったんです。トドメは夫のこの発言です。夫が二日酔いになったら、私の両親を家に呼ぼうかと思いました。■義両親来訪。さらなる展開に真っ青に…!何もわかっていない夫。マイペースすぎるお義父さん。同じ母でありながらも来るという決断をしたお義母さん。…四面楚歌状態です。昼過ぎに来た二人をとりあえずお迎えしました。もちろん元気のないきっくんに一緒に遊ぶ余裕などありませんでした。辛そうなきっくんは眠りたいと私にすがってくるので、二階の寝室で寝かしつけをしました。でも大好きなおっぱいを飲むこともなく、ぐったりと眠りに落ちる姿を見て、息子の体調が心配だし、私も寝不足だし、今一緒に眠りたいなぁと思うのですが…もちろんそんなこともできず、一階に降りてお茶を飲んだりしました。日が暮れそうな頃、そろそろ帰ろうとする義母に、まさかの夫がかけた言葉とは。。。おおおおおおおおおおおおおいいいいいいいいい!!!!!!!義母は最後まで悪そうに断ってくれましたが、なんせ夫がしつこく誘うので「じゃぁ泊まろうか」という流れに。義父は泊まるための寝間着なんかも実はすでに用意していて、言葉が出ませんでした。たしかに片道4時間かけてきた人に帰れとは言えません。私も「ぜひ」とニッコリしてしまうのでした…。(結局自分も悪い)ちなみに最後まで遠慮してくれていた義母に対しては、さすが味方だなぁと思いました。…この時までは。さてどんな夜が待っていたのでしょうか…?(次回に続きます)
2019年03月26日バレンタインはとっくに過ぎてしまいましたが、ウーマンエキサイトにてバレンタイン記念企画ということで「パートナーのいいところ」を綴っていこうと思います!「いいところじゃないんかい!」とツッコミが入りそうですが、ちょっと待って…! 私ね、夫が熱出したり病気したりすると、なぜかイラっとしてしまうんですよ。パートナーの体調不良を心配できないなんてひどい!旦那さんかわいそう!!と非難轟々になりそうですが、この気持ち、わかってくれる人、一定数いると思ってます!!!(根拠のない自信)もちろん表向きには優しく接するし心配しますが、なぁぁんかイラっとしちゃうんですよね!(オイ)そんな夫ないがしろ系主婦こっさん。今年のバレンタイン、がっつり体調不良でした。次男の胃腸炎がうつり、朝からとっても体調不良。幸い大人はそこまでひどい症状にならないようで、腹痛、食欲低下、発熱程度でしたが、大人になってから熱出すと、身体の節々が痛い!ここはもう夫にSOSを出すしかないと連絡しました。 私みたいに小言をヒトコト言うわけでもなく、「引っ越しもあったから疲れたんだろうね」と優しい一言…。夕食づくりからその他もろもろ全て私が口を出すことなく家事をこなしてくれました。私と次男はまだまだ体調がすぐれなかったので夕食後はすぐに布団に入りました。布団入って私の意識が一瞬なくなったあと、次男から声が…完璧やないか。完璧すぎてびっくりするわ。しかも次男のウンチョスの処理も全く嫌がらず、チャチャっとやってくれてました。私はオフトゥンの中で眺めていました←母である私でも、子どものウンチョス処理は躊躇(ちゅうちょ)してしまうのに、なんてすごいんだ夫!!こ、この人は仏か…!?と朦朧とする意識の中で(眠いだけ)思いました。翌朝…私が次の日も動けないだろうと思ったのか、次男と私分の朝と昼用のおかゆを作って仕事に行っていました。小学生組の子どもたちのコトもやってくれてたみたいで、起こされることもなく私と次男はゆっくりと起床。普段の家事もろもろを私がやらなくてもいいように、完璧にして出勤した夫。こんなに思いやってくれる夫に何度も衝突する私。もう少し夫にやさしくなろうと、何度目かの誓いを立てるこっさんでした。
2019年02月28日こんにちは!イラストライターのかままです。季節柄、インフルエンザや胃腸炎などの流行病が猛威を振るっていますね。今回は一昨年に起きた、〈我が家の胃腸炎と一緒に年越しエピソード〉と、〈かまま家の胃腸炎対策〉について書かせていただきます!クリスマスの悲劇一昨日の12月。もう数日でクリスマスを控えたある朝、寝室から起きてきた娘の様子がおかしいことに気がつきました。熱を測ってみると37.8度の微熱。「あらら、もしかしてインフルエンザ?熱が上がらないか気をつけて様子を見よう…」と思っていたら、突然娘がお腹の不調を訴えて嘔吐!!娘、初めての胃腸炎でした。結局クリスマスに予約していたチキンやケーキを全てキャンセルし、水炊きを囲んでクリスマスをお祝いすることに…泣。なんとか1週間ほどで病状は回復。心配していた家族への感染もなく、「なんとか娘一人で乗り切った!!」と安心していた私。しかし、ここから更なる悲劇が襲いかかることになるのです…大晦日の悲劇娘の胃腸炎発症から約10日、大晦日の夜。義実家への帰省を前日に控え、早めに夕食をとっていた時のことでした。なんと、今度は突然息子が嘔吐!!「…え。ちょっと待って…。今日大晦日だよ??…っていうか、明日の帰省…どうしよう…」主人の実家は北海道。当然帰省は諦めることになり、予約していた飛行機の航空券、レンタカー、正月生まれの娘の誕生日ケーキを全てキャルセルし、事前に義実家へ送っていたスーツケースなど、送り返してもらう羽目になりました。何より痛手だったのが航空券のキャンセル。年末年始でただでさえ高額だった航空券のキャンセル料…正直ビックリな金額で、「これって、家族で近場に一泊旅行行ける金額だね…」と悔し涙をのみました 。娘の誕生日の悲劇大晦日に息子が初めて胃腸炎にかかり、年末年始は息子の看病でバタバタ。年越しそばもおせちもお餅もお預けで、今までで一番地味で過酷な正月を過ごした私たち家族。ようやく息子の体調が回復し始めたころ、娘の4歳の誕生日がやってきました!クリスマスもお年越しも胃腸炎で楽しめず、せめて娘の誕生日だけは盛大にお祝いしようと頑張って夕飯を用意!夕方予約していたバースデーケーキをお店へ取りに行こうとした時のことでした…。なんとここへきて夫が娘の誕生日当日に胃腸炎を発症!!倒れこむ夫を家へ残し、とりあえずケーキを受け取りに走った私。お店で店員さんに「こちらのホールケーキのご予約でしたよね?!」と言われた時の絶望感は、今でも忘れられません…。その晩、仕方なく娘と私の2人きりで4歳のお誕生祝いをしたのですが、隣室から終始夫のうめき声が聞こえてくるというカオスなお誕生日パーティーになってしまいました…(^_^;)我が家の胃腸炎対策クリスマス、大晦日、娘の誕生日という我が家の三大イベントのタイミングに合わせるように、次々と胃腸炎に倒れていった家族。「翌年こそは平和な年越しがしたい!」と言うことで、その後早速胃腸炎対策グッズを揃えました!基本的な嘔吐処理に必要なものは、すぐ出して使える状態で専用ダンボールに一纏めにしています!上記イラストの他、空のペットボトル、ペットボトルに装着できるスプレーヘッド、大きめの計量カップなどなど…。消毒液用をその場で作る状況になった時も対応しやすいようにグッズを用意し、胃腸炎が流行り出したら段ボール一式を出しやすいところへスタンバイ!我が家はここ2年、このスタイルで胃腸炎を待ち受けています。笑そもそも胃腸炎をもらってこないために…ただ一番良いのは、そもそも胃腸炎にかからないこと。そのためにできる一番手軽で有効な対策は手洗いをしっかりやることなので、我が家では大人も子どもも全員手をパーツごとに分けて洗うことを習慣づけました。何回も一緒に手を洗ったり、周りの家族がみんなパーツ洗いしているのを見て、3歳の息子もしっかり部分ごと手を洗う習慣がついています。外出中に息子が黙々と手洗いしていると、居合わせた大人の方から驚かれることもしばしば…^^;正直なところ、「ちょっと神経質に育てすぎかな?」と不安になることもありますが、インフルエンザや胃腸炎が流行るこの季節になると、「いや、ちゃんと手洗いできるって大切!!」と実感しています。昨年、今年と今のところインフルエンザ、胃腸炎は我が家から出ていませんが、まだまだ感染症が猛威を振るっていますので、なんとか無事に乗り切ることができますようにと祈るばかりです…!!皆様もまだまだ安心できない季節柄、体調に気をつけてお過ごしください!●ライター/かまま
2019年02月15日毎日厳しい寒さが続くと、インフルエンザと同じくらい心配になるのがノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎。特に、保育園に子どもを通わせているママ・パパは、お迎え時に「本日、感染性胃腸炎でお休みしたお子さんが2名いました」などのお知らせを見て、「うちの子にも感染したら、仕事どうしよう」とヒヤヒヤした経験はありませんか?感染性胃腸炎の現在の流行状況や症状、実際にかかってしまったときの対処法、登園基準などをくわしく見ていきましょう。■感染性胃腸炎2019「局所的な流行に注意!」国立感染症研究所によると、12月に引き続き、1月に入っても、今シーズンのノロを含む感染性胃腸炎の全国推定患者数は、過去4シーズンと比べても低い傾向にあるようです。だからといって、「今年はそんなに流行っていなそうでよかった…」とホッとするのは早計。都道府県別の推定患者数がそこまで多くなくても、局所的に流行しているケースがあります。例えば、東京都の場合、2019年1月7日~13日の定点当たり患者数は9.12人で過去5年の平均よりやや上回っており、台東区では22.75人と突出して多くなっています。一方で、千代田区では2.0人とかなり少なくなっています。同じ都道府県内でも患者数にかなりばらつきがあるため、自分の住んでいる都道府県だけでなく、地域で流行っているかどうかにも注目してみるのが良さそうです。■ノロウイルス・ロタウイルス「症状や潜伏・感染期間、感染経路は?」 ノロウイルスとロタウイルスではどのような違いがあるのでしょうか? 流行時期や症状、見極め方について解説します。<ノロウイルス>流行のピークは12月~1月ごろが多い。子どもも大人も関係なくかかり、再感染することも。【症状】主な症状は、おう吐と下痢。急に激しいおう吐に見舞われることが多いようです。1日から3日で治るケースが多いですが、脱水症状を招くことがあるので注意が必要です。【潜伏期間と感染期間】潜伏期間は、12時間から48時間と短いのが特徴です。急性期にもっとも感染力が高まりますが、治った後も便の中にウイルスが3週間以上排出されることがあります。【感染経路】経口感染、接触感染、飛まつ感染によって広まります。二枚貝、氷、サラダ、パンなどの食品を介して感染することもあります。便の中に大量のウイルスが排出されています。また、吐しゃ物の感染力も強いのが特徴です。保育園などでの集団生活により、流行することが多くあります。<ロタウイルス>流行のピークは、ノロウイルスやインフルエンザの流行が落ち着く3月~4月にかけてが多い。乳幼児がかかりやすい。【症状】主な症状はノロウイルス同様に嘔吐と下痢です。下痢便が白くなるケースが多いのが特徴です。2日から7日で治りますが、脱水やまれにけいれんや脳症などの合併症を引き起こすことがあります。【潜伏期間と感染期間】潜伏期間は、1日から3日とノロウイルスよりはやや長いのが特徴です。急性期にもっとも感染力が強く、治った後も便の中にウイルスが3週間以上排出されることがあります。【感染経路】経口感染、接触感染、飛まつ感染。【検査方法】厚生労働省によると、ノロウイルス・ロタウイルスともに便の中のウイルスを検出できる検査キットを用いて、一般病院などで調べることができます。3歳未満、65歳以上には健康保険が適用されます。結果が早く出るのは良い点ですが、感染していても陽性とならない場合があります。調べたい場合は、かかりつけの小児科医などに相談してみましょう。検査をしていなくても、流行状況から臨床診断する場合もあるようです。ノロウイルス・ロタウイルス「予防方法は?」ノロウイルスやロタウイルスを防ぐためには、どうすればいいのでしょうか?【予防方法】ノロウイルス・ロタウイルスともに、手洗いやうがいなど一般的な予防法を行うことが大切です。アルコール消毒はノロウイルスには効かず、ロタウイルスにも効きにくいため、きちんと流水で石けんを使って手洗いをするようにしましょう。<ロタウイルス>ロタウイルスは、予防接種により防ぐことができます。2011年から経口ワクチンの接種(任意)が始まりました。 2回接種と3回接種の2種類のワクチンがあります。2回接種の場合、1回目の接種の推奨期間は生後2~4カ月。2回目の接種は生後24週までにすませます。3回接種の場合、1回目の接種は生後2~5カ月の間に、3回目の接種は生後32週までにすませます。生ワクチンのため、接種の間隔は27日以上あけます。ノロウイルス・ロタウイルス「かかってしまったらどうする?」手洗いやうがいなどに気をつけていても、子どもが感染性胃腸炎にかかってしまった場合、どうすればいいのでしょうか?【対処法】ノロウイルスやロタウイルスに効く抗ウイルス剤はないようです。病院を受診すると、症状に合わせた治療が行われるのが一般的です。ウイルスを体内から排出することで症状が改善するので、下痢を止める薬を使うのは避けたほうがいいでしょう。子どもが下痢やおう吐をしたときはどうすればいいのでしょうか? 下痢便やおう吐物には大量のウイルスが含まれていることがあります。下痢便のついたおむつやおう吐物で汚れた床をふき取ったペーパータオルなどは、ビニール袋に密閉して廃棄しましょう。その際、廃棄物がひたる量の次亜塩酸ナトリウム(家庭用漂白剤を薄めたものなど)につけるとなお良いようです。ノロウイルスは乾燥すると、空気中に漂い、口に入って感染することがあります。床等に飛び散った吐しゃ物は乾燥しないうちに、処理しましょう。ふき取った後は、次亜塩酸ナトリウムでひたすように消毒をして、水拭きをします。おう吐物や下痢便のついた衣服は破棄するか、0.1%次亜塩酸ナトリウムで消毒をします。おむつ替えや吐物を処理する時は、できればビニール手袋をし、廃棄物と一緒に処分するのがいいでしょう。もし、直接さわってしまったら、しっかり手洗いをしましょう。【登校(登園)基準】ノロウイルス・ロタウイルスともに、おう吐や下痢症状が良くなり、全身状態が良ければ登校(登園)はできます。園によっては登園許可書が必要となるところもあるので、事前に確認しておくと安心です。症状がおさまってからも、引き続き手洗いをしっかり行いましょう。一度でも感染を経験したママ・パパなら、その恐ろしさを忘れられないのがノロウイルス・ロタウイルス。乳幼児がかかると、脱水症状を起こしやすく、本当に心配になりますよね。手洗いやうがいは予防の基本。もしかかってしまった場合も、適切な処置をして、家族内感染を広げないように気をつけたいですね。参考サイト: ・国立感染症研究所「ノロウイルス等検出状況」 ・東京都感染症情報センター「東京都感染症週報」 ・日本小児科学会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」 ・厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
2019年01月29日冬になるとノロウイルス胃腸炎が流行して、下痢やおう吐で小児科を受診する子が増えます。今回は、下痢やおう吐の対策、ノロウイルス胃腸炎を中心に解説していきます。ノロウイルス胃腸炎の症状は? 診断、治療は??ノロウイルス胃腸炎とは、どんな病気なのでしょうか? その症状や合併症、診断のポイント、治療についてご紹介します。ノロウイルス胃腸炎、その症状は?ノロウイルスはおう吐を主な症状として下痢、腹痛、発熱を認め、冬に流行しやすい胃腸炎です。子どもが感染すると、そこから大人にも感染することが多く、家族内で流行することも珍しくありません。数日間の症状ですが激しいおう吐などから脱水になってぐったりしてきたり、おしっこが出なくなったりします。この合併症に注意ノロウイルス胃腸炎の合併症として、けいれんを起こす「胃腸炎関連けいれん」があげられます。これは、ノロウイルス以外の胃腸炎でも起きるものですが、熱性けいれんとは異なり、熱がなくても起こる症状で、数秒~数分の短いけいれんを反復するという特徴があります。熱性けいれんとは治療薬が異なるので、けいれんが見られた時には医師に胃腸炎症状があるかないかを伝えることはとても重要です。ノロ、それとも? 医師の診断ポイントおう吐にはじまり、下痢症状をともない、数日の胃腸症状ののち改善し、周囲でも流行しているようならノロウイルス胃腸炎の可能性が高いと医師は診断します。ノロウイルス胃腸炎の場合、おう吐から始まることが多いですが、おう吐=ノロとは限りません。実は、おう吐=ノロと考えるとほかの疾患を見逃すことになり、思わぬ落とし穴があります。例えば、髄膜炎や心筋炎などでもおう吐の症状があります。ノロウイルス胃腸炎かどうかの診断については、便の検査はあるものの必須ではなく、保険診療での検査も3歳以下や65歳以上の高齢者のみと制限があります(子どもと高齢者は悪化しやすいため)。そのため、便の検査は補助的に用いて、基本的には診察や経過で総合的に医師が判断します。特効薬はなし! ノロウイルス胃腸炎の治療特効薬はありません。下痢としてウイルスが体内から出ていけばだんだんと改善しますので、症状のある数日間、脱水にならないようにしのぐことが最も重要です。薬としては、症状を緩和させるために整腸剤や、漢方薬の五苓散などが使用されます。オーエスワン/OS-1(大塚製薬)など経口補水液による脱水対策が大切ですが、飲めない場合は点滴を考慮します。これらはノロウイルスに特別な治療ではなくて、ほかの胃腸炎でも同じ対症療法です。つまり検査でノロウイルスを確認しなくても治療は可能で、おおまかに胃腸炎ということがわかればそのあとの治療は一緒です。そのため、ノロウイルス胃腸炎かどうか検査するためだけの受診は必要ないといえます。どちらかというと、そのおう吐がほかの病気ではないこと、胃腸炎であることを確認することを一番の目的としたほうがいいでしょう。受診するか、しないか…その目安は?受診するかしないか迷った時は、脱水傾向があるかどうかが目安になります。つまり、水分がとれずぐったりしている、尿が少ない、口がかわいている、などの症状です。脱水の症状があれば、点滴が必要になる可能性があるからです。逆に言えば、脱水の心配がなく水分がとれているようであれば、無理をして受診をしなくても家でしばらく様子をみてもかまわないでしょう(注:医師により判断は異なります)。もちろん不安だったり、ほかの病気の心配があれば受診したほうがベター。ただ、ある程度元気で、脱水の症状が出ていなければ、ホームケアで自然と治っていく病気であるといえます。一番こわい脱水症状を防ぐ「吐き気がある時の水分摂取」ポイントは症状が強い数日間、ここをいかに経口補水でしのぐかです。よく、おう吐するから飲ませないと考える場合があるかもしれませんが、おう吐して水分が少ない状態でさらに経口摂取を絞れば、すぐに脱水になってしまいます。飲ませ方には、ちょっとしたコツがあるので、以下の手順ですすめてみてください。脱水症状を防ぐ水分の取り方1.おう吐直後はすぐまたもどしてしまうので、水分は飲ませないほうがいいでしょう。30分くらい時間をあけます。2.吐き気がおさまったタイミングで、水分を一度口に含ませてみてください。スプーン1さじでかまいません。3.1さじ飲めたら、2さじ、3さじと段階的に様子をみながら水分量を増やしていきます。吐かない程度に少量づつ体に水分をいれていけば、脱水を予防できます。※もし、1さじも受けつけない、数さじでもおう吐するようであれば、病院での点滴を考えたほうがいいでしょう。飲ませる水分は、アクアライト(アサヒグループ食品)など乳児用イオン飲料や、オーエスワン/OS-1などの経口補水液がいいでしょう。ナトリウム(電解質)や糖分が入っていないと、血液中のナトリウムが少なくなったり、低血糖によって倦怠感(けんたいかん)を感じたり、時にけいれんを起こす可能性があります。飲み物はできる限り、電解質や糖分を含むものにしてください。経口補水液が飲みにくいという場合、軽症であればりんごジュースなどと半々で割って飲みやすくしてから与える方法もあります(※)。家族への感染を食い止める! 予防法とホームケア親が感染すると看病を含め2倍、3倍のしんどさになります。下痢、おう吐の処理は手袋をして、可能であればビニールエプロンを使って感染対策をしてください。寝具におう吐すると後片付けが大変なので、ペットシーツなどをしいておくのも一つの方法です(我が家も一度ひどい目にあいました…泣)。子どもがおう吐しそうになったときすぐに受けることができるよう、洗面器やボウルにビニールをかぶせておくと便利です。もし出かける場合はおう吐に備えて、紙袋+ビニール袋や、着替え(親の分も)、手をふくウェットティッシュなど用意しておくことをおすすめします。予防には、手洗いが基本です。できるだけ流水でウイルスを洗い流しましょう。ノロウイルスは飛びやすいので、いろいろなところに付着しているため、ほかの人がさわる可能性のあるところは極力さわらず、どこかさわったあとは手を洗うようにしてください。アルコール消毒は効果が乏しいので、ハイター(花王)といった次亜塩素酸ナトリウム配合の商品で除菌するのがおすすめです。ドラッグストアにはノロウイルス対策と書いていても、成分がアルコールという場合があります。買う時の参考にしてくださいね。参考資料※ Effect of Dilute Apple Juice and Preferred Fluids vs Electrolyte Maintenance Solution on Treatment Failure Among Children With Mild Gastroenteritis: A Randomized Clinical Trial.
2018年12月31日だんだん寒くなってきました。そろそろお子さんがいるおうちでは、鼻がずるずるいいはじめたり、幼稚園、保育園などで「インフルエンザの子がでました」なんてお知らせが出ているところもあるのではないでしょうか。冬にはさまざまな感染症が流行ります。今回は、特に流行りやすく注意してほしい子ども(と大人)の感染症の話をしたいと思います。この記事の著者■相川晴(HAL)内科医。研修中にうつ病を発症し、数年間の療養生活を経て復帰。病気の間支えてくれた医師の男性と結婚。某地方都市で夫、4歳の娘と暮らす。自身の出産・育児の日々をもとに、医学的なエビデンスを交えて女性の健康・育児情報などをブログやTwitter、連載コラムで発信中 インフルエンザインフルエンザは大人も子どももかかりたくない冬の感染症の代表格ですね。インフルエンザウイルスに感染してから1~3日程度の潜伏期間があったのち、38度を超える発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛や関節痛といった症状が突然現れるのが典型的なインフルエンザです。それから上気道炎の症状(咳や鼻水など)が出て、大体1週間程度で治ります。普通の風邪とわけて考えたいのは「重症化しやすい」ということ。特に幼い子どもや高齢者、妊婦さん、基礎疾患がある人は重症化しやすいことで知られています。二次感染を起こしたり、中耳炎や急性脳症といった合併症を引き起こすこともありますので、乳幼児をはじめとしたハイリスクの方々には特に「予防」に気をつけてほしい感染症ということになります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症/ウイルス性胃腸炎)いわゆる「嘔吐下痢」です。それまで元気にしていた子供が突然げろっと吐いて、びっくりした親御さんも多いのではないでしょうか。娘も1歳の時に、突然テレビ台の前で吐いて、てんやわんやになりました…。冬場に流行する感染性胃腸炎の原因としてはノロウイルスが有名ですが、他にも様々な病原体によって引き起こされます。ウイルスが原因の事が多いので「ウイルス性胃腸炎」ということもあります。年が明けて春にさしかかるとロタウイルスによる感染性胃腸炎が増えてきます。症状は病原体の種類によって差があります。ノロウイルスの場合、1~2日程度の潜伏期間があったのち、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛などの症状が出現します。体力のある大人はあまり大ごとにならないのですが(いえ、もちろん発症すると数日はかなりきついですが)、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方は脱水に注意が必要です。特にロタウイルスは乳幼児に脅威。ひどい下痢から脱水を起こし、場合によっては死にいたることもあります。特に3ヶ月未満の赤ちゃん、吐いたものの色が赤・緑・黒色、激しい腹痛、右下腹部痛(とくにみぞおちから移動したものは注意)、便の色が赤・黒色……といった場合には、単純な嘔吐下痢ではない可能性があり、受診が必要です。脱水がひどい場合も点滴の治療が必要になりますので受診をしてください。RSウイルス感染症もう一つ、お子さんをお持ちの方に気をつけてほしいのがRSウイルス感染症です。感染して4~6日程度の潜伏期間ののち、鼻水や発熱、咳が出てきます。大人や少し大きくなった子は、大体このちょっとした風邪で回復するのですが、乳幼児は注意が必要です。大体7割程度が1歳までに一度は感染しますが、初めて感染した際、1/3は肺炎や細気管支炎といった気道の奥の方(下気道)まで感染が広がり、ひどい咳や喘鳴、呼吸困難を起こし入院が必要になることもあります。中耳炎を合併する事も多いです。近年、RSウイルスは少し流行のピークが前倒しになる傾向があり、今年(2018年)も12月現在、もうすでに流行のピークは過ぎています。しかしまだ報告はありますので、小さいお子さんをお持ちの方は引き続きご注意ください。基本的な予防法これらの感染症は、「飛沫感染」「接触感染」で感染します。ですので、基本的な予防法としては●手洗い、マスク●人混みを避ける●風邪の症状がある人にはできるだけ近づかないといったことになります。「接触感染」に関していうと、特にトイレは要注意。前に使った人が感染性胃腸炎にかかっていた場合、あちこちにウイルスが付着している可能性があります。トイレの後の手洗いは念入りに。食品を扱う前にも必ず手洗いをしましょう!ただ、小さいお子さんにはマスクの付け外しは難しいですし、可能な範囲で手洗いをしてあげる&教えてあげる事が重要かなと思います。また、家族から感染する事も多いので、ご自身やご家族がかからないように予防を頑張るというのも大切な事です。栄養があるものを食べる、睡眠をとる…などをこの時期は普段以上に心がけるのがいいと思います。大人にとっては軽い風邪の症状でも、実は上記の感染症である事があります。特に乳幼児のいるご家庭では、風邪っぽい時にはマスク&手洗いをしっかりし、可能な限りお子さんのお世話を他のご家族などに任せるようにして(実際にはそれが難しいのですが……)、家庭内でお子さんにうつさないようご注意ください。幸いにしてインフルエンザにはワクチンがあります!もうすでにインフルエンザの患者さんがどんどん出ていますが、ワクチン、まだ遅くありませんよ! 流行の本番はこれからです。ワクチンは発症自体を予防する効果もありますが、重症化を防ぐ効果もあります。我が家も娘が1歳の時にインフルエンザをもらってしまったのですが、ワクチンをうっていたからか、発熱もひどくならず、数日で元気になりました。ワクチン大事です。生後6ヶ月から接種可能です。我が家も家族全員、毎年しっかり接種しています。妊婦さんもインフルエンザワクチン、接種できます。ワクチンを接種することで生まれてくる赤ちゃんにも、胎盤を通してインフルエンザの抗体をプレゼントしてあげることができます。妊婦さんは重症化しやすいので、ぜひご検討ください。(赤ちゃんへの移行抗体の話は、手前味噌ですがこちらを参考に) 妊娠中のインフルエンザワクチン接種は生後6か月までの赤ちゃんにも効果があります。 生後2ヶ月のワクチンデビューにロタウイルスワクチンをまた、感染性胃腸炎を起こす原因の一つ、ロタウイルスについてもワクチンがあります。ロタウイルスは感染力が非常に強く、ワクチン以外の予防は困難です。重症化すると、ひどい脱水から死にいたることもあります。ロタウイルスのワクチン(口で飲む甘いシロップです)は生後2ヶ月から使う事ができます。まだ定期接種になっておらず、高価ですが、ぜひおすすめしたいワクチンの一つになります。助成のある自治体もありますのでご検討ください。大変駆け足になりましたが、冬に気をつけたい子ども(と大人)の感染症の話でした。流行するタイプの感染症は感染力が強く、また小さいお子さんは手洗いなども上手にできませんし、手でもなんでも口にいれますので、どうしてもどこかで病気をもらって来がちです。周囲でインフルエンザなどが大流行している時期は、人が多い空間を避けるというのも一つの予防法になります。どうか今年の冬、みなさんがいろいろな病気をもらわずに、そしてもらっても軽く済むことをお祈りしています。頑張りましょう!◆参考サイト インフルエンザとは 国立感染症研究所 Neuzil KM, Reed GW, Mitchel EF, Simonsen L, Griffin MR. Impact of influenza on acute cardiopulmonary hospitalizations in pregnant women. Am J Epidemiol 1998;148:1094–102. RSウイルス感染症とは 国立感染症研究所 感染症発生動向調査週報 (IDWR) 国立感染症研究所
2018年12月10日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。体調をくずしやすい時期になりましたね。そう…かーちゃんがもっとも恐れる季節です。インフルエンザや胃腸炎など、冬は感染症のオンパレード! いつ病気をもらってくるかわからない子どもたちに、かーちゃんは毎日毎日ヒヤヒヤしています。というのも、わが家の子どもたちは胃腸が弱いのか、毎年、必ずと言っていいほど感染性胃腸炎にかかってしまうのです(涙)。そして感染力の強い胃腸炎で家族全滅! がお決まりのパターン。あ~本当に恐ろしい~!今回は、2歳のモン太が初めて胃腸炎でけいれん(!?)を起こして大パニックになったお話です。この日はおでかけするために準備をしていたかーちゃん。しかし、モン太の機嫌がとても悪く、なかなか準備が進みません…そのとき!突然のおう吐!びっくりしたかーちゃんでしたが、すぐに予定を取りやめ様子を見ることに。その後4、5回ほど吐き、夕方になってから病院で診てもらうとはやりの胃腸風邪とのことでした。「特効薬はなく、とにかく菌を出さないと治らない」と言われ、ひたすら看病…。 次の日、繰り返し続いたおう吐が少しおさまったかなと思ったところで、今度は下痢の嵐!オムツを変えると、白くて水っぽい便! 初めて白いうんちを見たかーちゃんは固まりました…。しかし、水分は取れるようになってきたのでこのまま引き続き様子を見ることに。そして3日目。食欲も出てきたのでおかゆを食べさせてひと安心していたところ…。柵につかまっていたモン太がいきなり後ろに「バタン!」と倒れました。モン太はけいれんを起こしていて、手は突っ張って、口はパクパク泡を吹き目はうつろ…。初めてのことにかーちゃん大パニック! どうしていいかわからず、生まれて初めて救急車を呼びました。 救急車はすぐに来てくれ、着いたころにはモン太の意識は戻っていました。隊員の方にどのくらいけいれんしていたかなどを聞かれ、すぐに病院へ。原因ははっきりとはわかりませんでしたが、「脱水によるけいれんかな?」ということでした。胃腸炎でけいれんを起こすことは、まれにあるようで、お医者さんの優しい言葉に泣きそうになりました。ちなみに、けいれんを起こした場合は時間をはかり、1分くらいでおさまるようなら、焦らずに自分の足で病院に来ても大丈夫とのことでした。もし5分くらい続く場合は、すぐに病院へ行ったほうがいいとも言われました。その後は症状もおさまり、けいれんも起こさず無事に回復したモン太でしたが、また次の年に同じように胃腸炎になり、また同じようにけいれんを起こしてしまいました(涙)しかし! 2度目は、時間をはかって意識が戻るのを確認し、病院に連絡、受診と、取り乱さずに冷静に対処することができました。とはいえ、何度経験してもヒヤヒヤしてしまう冬の感染症。「今年こそはウイルスに負けない!」と消毒スプレーをかけまくっているかーちゃんなのでした…。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2018年11月24日どうもこんにちは、のばらです。さて、この時期になると不安なのが、子どもたちの感染症。…きったない話で申し訳ないですほんとに。でも経験された方も多いでしょ!? ね!?インフルエンザとかはかからないんですよ。検査してもノロとかロタとか陰性だったりするんですよ。でも毎年かなりの確率で胃腸がやられてるわが家です。目に見えない敵と戦うのは難しいもんです。でもこれからの季節、家族の笑顔と健康の為!清潔な布団とトイレを維持する為!!万全な対策で備えたいと思います。
2018年11月22日■集団生活では避けられない? こわい感染症幼稚園に通うようになって、とにかく病気をもらってくるようになった息子。お約束のごとく、園内ではやっていた胃腸炎をGETしてきました(涙)■胃腸炎への対処法を実行! すると…?でも、以前から胃腸炎の対処方法を調べていたので、とにかく「吐しゃ物を隔離&排除」しました。夜だったけど布団を干し、シーツも干し(雨でなかったのが幸い)、洗ったときに使ったゴム手袋、マスクはシーツを入れていたごみ袋に入れて捨てました。親にうつって一家全滅は避けたかったので、とにかくマスク&使い捨て手袋で頑張った結果、なんとか息子だけの感染ですみました。息子も軽い症状だったのが幸いしたのかもしれません。これからの季節、インフルエンザや溶連菌などの感染症が怖いので、手洗いうがいを念入りにしていきたいと思います。=========================================本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。=========================================
2018年11月16日長男が年中のころに、感染性胃腸炎で一家全滅したことがあります。最初に長男みつが下痢嘔吐。幼稚園ではやっていたので、間違いなくそこからもらってきたのでしょう。次に、予想通り次男みのが感染。2人とも一日中ぐったりしていて、いつものにぎやかな子どもたちの声が聞こえてこないのは、とても異様な光景でした。しかしそこはパワフルな子どもたち。2日ほどで症状は収まり、あっさり回復しました。私も、汚物処理をたくさんしたけれど、子どもたちが寝込んでいる間は感染せず。ふう。これで一安心…と安堵した3日後油断していました…私は水すら吐く状態。めったに病気をしない夫もダウンしました。夫婦で動けなくなると、育児の代わりをしてくれる人がいなくなるわけで・食事の準備ができない・部屋は子どもたちの無法地帯もうここは諦めるしかないのですが、避けて通れないのは吐き気と戦っている時のオムツ替え…!これは容赦ない。容赦ないですよ。吐き気と熱でフラフラの時の次男おオムツ交換は本当に大変で、一番つらかったです。次男はおとなしいので暴れたりせず、しっかり自己申告もしてくれるのでまだ良い方なのですが、それでもメンタル的にも臭い的にも、正直つらい。(しかも私をご指名)ふつう、病気になったら床に伏せているものなのに、親になったら絶対そうはいかない。と、しみじみ思いました。私もそうやって育ててもらったのだ…病気になるたび、半泣きで実家の母を思い出します。健康、大事…!=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2018年07月18日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜
子育ては毎日がたからもの☆