今春入園・進学のみなさま、おめでとうございます♪我が家の長女4歳も、今年から年少さん。やっと魔のイヤイヤ期が落ち着いてきたなぁと思う4歳。4歳になると言葉が増えたり、運動能力が発達したり、いろいろなことも1人でできるようになってきます。我が家も、娘と毎日〇〇の日々。今回は、娘と接する上で気を付けていることや、1人でトイレができるようになるサポート方法などをお話しできればと思います。4歳、どんな成長がある?あくまでも目安ですが、4歳になると自己主張をするようになり、ママやパパ周囲に認められたい!と感じるようになります。また自分のことだけではなく、お友達や家族への意識も向けられるようになってくるので、だんだんと思いやりの心が育つ大切な時期なんだそう。他にも目標を持って何かを練習したり、物事を客観的に考えることができるようにもなってくるので、興味あるものにはとことん挑戦させてもいいのかも。この頃から習い事をはじめる子も多いですよね。体の成長ではより運動力がアップし、片足立ちができるようになったりするので、けんけんぱなどの遊びも楽しめるかも。手先もますます器用になるので、紐を通したり、ハサミも上手に使えるようになってきます。そして、日常生活の会話はどんどん増え、具体的に現在や過去、未来を表す言葉を使うことができるようになります。自分の気持ちを伝えることもできるようになるので、ママはなるべく話しをゆっくり聞いてあげるといいでしょう。多くの言葉を覚える一方で、悪い言葉も覚えて使うようになります。ママたちの会話の内容もよく聞いているので、ママも普段の会話にも気をつけるようにしましょう。一人でのトイレ、どうサポートしたら良い?新生活が始まると、自分のことは自分で、が当たり前に。今回は、トイレでのサポート方法をご紹介します。まず、オムツが外れるようにするためには、ママが子どもの様子をよーく観察して「じーっと無表情で立ってるのはおしっこしたい表情だ」「クローゼットの奥に入ってじーっとしてるからうんちだな」など、顔つきや仕草からサインを読み取れていれば、早めにトイレに連れていけるようにサポートできます。このサポート方法で、トイレでの成功する率があがるので、子どもも自然とトイレに行きたくなるかも。たとえ、トイレでうんちがでなくても「おトイレさんにお座りできて、頑張ったね」や、トイレに入れなくても「トイレの前まで我慢できたね」などと声をかけ、「次はこうしたらできるかもしれないね」と伝えるようにしていました。現在、我が家の娘はオムツが外れ、トイレでおしっこは完璧だけど、うんちがもう少しかな〜というレベル。トイトレは、ベビービョルンのスマートポッティ(おまる)を使って練習を重ねてきました。今は自分でおしりを拭けるようになる練習をしています。これもまずは、ペーパーの取り方やたたみ方から教えました。子どもにペーパーを持たせつつ、ママと一緒にお尻の拭く場所を教えます。「ココを1回拭くんだよ」「まだうんちついてるからもう1回拭こうね」とペーパーをみせながら何回か繰り返しています。1人で拭けるようなるのは4歳ごろが目安みたいですが、焦らずやり方を丁寧に教えるのが一番の近道みたいです。我が家の、接するときに気をつけていること運動能力が高くなることで活発な遊びも増え、ハラハラするような遊びもするようになります。我が家は特にお兄ちゃんをみて、同じようにマネするので本当に危なっかしいんです。大きくなったからといって目を離さず、でもあまり手出しはしないよう(←これ結構難しいのですが)注意しながら見守るようにしています。その他にも危険な場所では手を繋ぐ、けがをしそうな危険な遊びはすぐに注意するなど、危険から守るのもママの役目です。4歳になると本当に言葉の理解も更に深まるので、叱るときにも娘の話もしっかりと聞くようにしています。「どうしたかったの?どう思ったの?」などまず子どもの話を聞く姿勢で質問をすると、「〇〇したかった」「悲しかった」「悔しかった」などと、ゆっくりですがちゃんと自分の気持ちを伝えてくれます。それを踏まえた上で、「〇〇したかったんだね。できなくて悔しかったね。でも、頑張ったね!次はママと一緒にやってみようか」などの言葉を掛けてサポートしています。そして夜の寝る前にも必ず、今日一日あったことをじっくり聞いてあげることをいつも心掛けていました。4歳になると嫌なときはその理由を説明してくれるので、ママとも会話で解決できることが多くなって、意味不明なイヤイヤに振り回されることが少なくなるので少しばかりかは楽になるかもしれませんね。あと、我が家の場合は三兄弟の真ん中ということもあって、甘えたくても甘えられず我慢することも多いので、なるべく「抱っこして!」と言われたときは抱っこしたり、ぎゅーーーっと抱きしめるように心がけています。4歳も成長がめまぐるしい時期でもあるので、大変な部分もあるかもしれませんが、ママもゆとりをもって、子どもの日々の成長を見守りながら子育てを楽しめられると良いですね。楽しい新生活が始まりますように!
2019年04月11日子どもの習い事は、ママ同士の話題にもよくあがります。4歳から小学2年生までの4年間、7つの習い事にトライしてきた息子。現在は、3つの習い事に落ち着きました。子どもの関心、親の期待、どちらもキーとなる習い事選び。今回は筆者の失敗談から、自信につながる習い事についてお話しします。失敗談1.レッスンについていけず、すぐ「辞めます」宣言…息子が4歳のとき、普段から、音楽に合わせて楽しそうに踊っていたので、習い事としてダンスをすすめてみました。ダンススタジオを探し、体験レッスンでの「楽しかった!」との一言に、迷わず入会を決めました。しかしその後、振り付けの難しさについていけず、息子は恥ずかしそうに見学するだけ。できない→恥ずかしい→参加したくない、という気持ちを言葉で伝えられなかったようです。そこをうまく汲み取ってあげられず、筆者はレッスン中に「やりたくないなら、いつでも辞めていいんだよ」と言ってしまいました。すると、息子はすぐさま「先生、ぼくは今日で辞めます」と、いきなりの「辞める宣言」。結局3か月も続きませんでした。そんな息子ですが、小学1年生の運動会では、リズムダンスのリーダーを務めました。本人は「ダンス習ってたもん!」と誇らしそうでしたが、親としては、あの時きちんと息子と話し合いができなかったことを反省しています。その反省は、「子どもの習い事の意思決定は、親子でよく話し合った上で行う」というわが家のルールになっています。失敗談2.習い事が多いと家計を圧迫息子が年長の時に、下の娘が入園。2人とも園の課外教室に通っていました。息子には小学校入学前に、大の水嫌いを克服させたく、水泳を習わせたいと思うように。対象年齢やレベルによってクラスが分かれていることもあるので、2人同時に通えるよう、幼稚園児クラスを探しました。正直なところ、2人分の入会金や月謝は、負担がありました。それに加えて、娘はバレエとチアダンスに興味があり、全部やらせてあげるには、スケジュール管理と月謝が悩みの種に。2人分の保育料だけでも家計を圧迫していたからです。充実のレッスンが安く受けられる「キッズプログラム」の利用そんな時に見つけた、区営スポーツセンターの「キッズプログラム」。ジャンルが幅広く、どれも3か月ワンクール。都度申し込みができることが何よりの魅力でした。入会金はなく、3か月分をまとめて支払いますが、1回当たりのレッスン料は1000円前後。この「キッズプログラム」を利用し、幼稚園児クラスのスイミングに入会。別の曜日に息子は器械体操、娘はチアダンスを。夏休みや春休みには、数日間の短期コースも設けられていたので、娘はバレエ初級にもトライ。気軽にお試しができたので、子ども自身がやりたいこと、やれることを考えることができました。市町村や区でいろいろなプログラムがあるので、試してみたい習い事を探してみてはいかがでしょうか。習い事が自信につながる息子が小学2年生、娘が年長に進級するタイミングで引っ越ししたため、一旦2人とも習い事をすべて辞め、新生活に慣れるまでは、と見守っていました。転校から間もなく、息子はPTAのイベントで誘われた、ソフトボールチームに入部。キャッチボールもできない状態で、ついていけるか心配しましたが、夫のサポートもあり、上達しています。その後も、息子は計算好きを生かしてそろばん教室に、また、お友達に誘われて、テニススクールに通い始めました。新しい環境で自分の世界をどんどん広げているようです。特にそろばんでは、検定試験に毎回合格できることが、自信につながっている様子。夏休み、絵画にチャレンジした際、頑張っていることを描くように促すと、そろばんを題材に選びました。今でも習い事選びは難しいと感じていますが、その習い事を通して子ども自身の成長があり、親としての喜びや感動を味わうことができます。これからも、子どもたちがいろいろな世界を広げたり、深めたりできるものを探していきたいと思っています。 <文・写真:フリーランス記者よしだひろこ>
2019年03月15日お久しぶりです。Arareです。ただ今年中さんクラスの長男。年中組ともなればお友達との関わりもぐっと増えてくる時期ですが、それと同時にお友達同士でのトラブルも出てくる時期…今回は長男の口から初めて聞いた悩みの話をしようと思います。■「もう仲間じゃない!」と言われた長男ある日長男が突然言いだしたこと…夕食を食べていると、突然思い出したように悲しげに告白してきた長男。長男とは反対のタイプのような男の子ですが、面倒見も良さそうで、いつも帰りが一緒になると、長男の名前を元気に呼び止めて「バイバーイ!」と言ってくれたり、「一緒に車見に行こう!」と手をつないでくれたりと、仲も良さそうに見えていました。長男に詳しく聞いてみると…長男のクラスは、お部屋では4人1組のグループでテーブルを分けていて、工作活動や給食はそのグループと一緒です。月に1回グループ分けがあり、この時はA君と一緒のグループになっていたようでした。そして食事中、好みが合うのか食べる順番やおかわりするものがよく一緒になってしまうようで、A君は真似されていると思ったのか、「真似するな!」と言われ、それが続くと、「もういっちゃんなんか仲間じゃない!」とよく言われてしまうようになったといいます。いつもと違う様子に私もあれ? と違和感を覚えたのですが、ついこの前まで仲よさそうに手をつないでいたのを見ていたので、次男に夢中で耳に入ってないのかな? そんな日もあるかなーくらいにしか思っていませんでしたが…長男の話を聞いてなんとなく辻褄があいました。4歳児になると1人で遊ぶのが楽しい時期からお友達同士で遊ぶことの楽しさも分かるようになってくる時期で、長男もそんな年頃になってきたようです。お友達との関わりが増える分トラブルも出てくることはよくあること。私の職場(保育士をしています)の4歳児クラスでも、ちょっとしたことがきっかけで、「○○君とは遊ばない!」とか、「○○君なんて大嫌い!」なんて言う言葉が飛びかったりしています。でも大概はちょっと時間がたてば何事もなかったかのようにまた仲良く遊んでいることがほとんどなので、長男もきっとそんな感じなのかな? と思いました。その日は、「長男にはそんなつもりなくても、A君は真似されたって思って嫌な気持ちになったのかもね、長男もよく次男に真似されると真似しないで! って怒ったりするもんね! 次からは嫌いな物から食べるようにしてみたらどうかな? そうすれば最後に大好きな物が食べられるじゃん!」などと私なりにアドバイスをして終わりました。 でもその後も何日も同じようなことを私につぶやいてくるようになり…■長男の口から出た「仲間がいない」にドキッという悩みを長男がよく話してくるように…誰も仲間がいないと聞いてますます心配になってきた私…たまにお友達との話になったときに毎回出てきていた男の子がいたのですが、その子のことを聞いても、もう仲間じゃなくなった…と言われ…そんなことを言う日がしばらく続き、どーしても園での様子が気になってしまい、連絡帳で長男の様子を聞いてみようか悩みました…私も保育士をしている身なので、こういった子ども同士のことはよくあることだし、実際に起きていたことと子どもの口からの説明とは結構違いがあったり、実際は心配するほどじゃなかったということがあるのも知っていたので、担任の先生に聞いていいものかどうか悩みました。旦那も4歳児のトラブルなんて大したことないだろーと笑っていたのですが、たった4歳から5歳でも、孤立してしまい、お友達とうまく関われず悩んでいた子も実際に職場で見ていたこともあるだけに、、もし、長男がいつも孤立して1人で過ごしているのだとしたら… 違ったら違ったでいいや! と思い切って連絡帳で聞いてみることにしたのでした!(次回に続きます)
2019年03月06日こんにちは! 4歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。 前回 、4歳の長男のおチンチンがまだむけていないことが心配になったオカン。しかも3歳の次男はむけているというのに…。このままで本当に大丈夫なのだろうか。しかし女の私がいくら考えても答えは分からない。というわけでオトンに相談してみたするとへぇ~~~そうなんだぁ。フーン。子どもの事を相談するついでに夫の知らなかった情報も知ってしまった。(別に知らなくてもいい情報)まぁそんな事は置いておいて、やはり個人差があるという事はよくわかった。とはいえ、そうわかっていても本当に大丈夫だと言う確信が欲しい。そこで三男の1歳健診のついでに小児科の先生に相談してみる事にした。すると、まだ4歳、そこまで心配する必要はないと小児科の先生に教えてもらった。とてもデリケートな話なので質問するのが最初は恥ずかしかったが先生がとても丁寧に説明してくれて安心した。もし同じように悩んでいる方がいたら1人で抱え込まず、また恥ずかしがらずに一度小児科の先生に相談してみるといいかもしれない。それにしても、赤ちゃんの頃からむける子もいれば、中学生くらいでむける子などさまざま。成長と言うのは本当に個人差が大きい。周りの情報に惑わされすぎずに、我が子の成長を見守ってあげる大切さを改めて感じた。
2019年02月25日こんにちは。私はこいしさんと申します。4歳差の姉妹を育てる主婦です。子どもが少し大きくなってくると考え始めるのが「何か習い事をさせてみようかな?」ということではないでしょうか。わが家は娘が4歳になったころ、「ピアノが弾きたい」と言い始めたのでピアノのおけいこに通わせることになりました。これが想像以上に大変で、やたらと習い事をさせると大変なことになるぞ…と思ったので、今回はそのことについて書きたいと思います。■まあまあ高くつく習い事をするには、毎月のお月謝代やテキスト代、ときには発表会の衣装などが必要になることもあります。トータルで考えるとまあまあの出費に。私は自分が小さいころ、いくつかの習い事をしていたので、「親(もしくは祖父母)に感謝だな…」としみじみ感じました。■家での練習が大変本当に大変なのが家での練習です。「習いたいって自分が言ったやん!」という理屈はまだまだ通用しないのか、練習や宿題を自主的にしてくれないので、親がさせないといけないのが一苦労!!練習したらしたで、難しいと娘が機嫌を損ねたり、そんな娘をみて親も機嫌を損ねてしまったりとなかなか大変でした。■習い事はやたらと増やすもんじゃない「やりたい!」という子どもの気持ちはすてきだし、尊重してあげたいところですが、習い事が増えればその分月謝や家での練習や宿題が増えることになります。ほんと、やたらと増やすと大変ですよ!わが家の場合は娘が希望した2つの習い事に通っていますが、宿題の声かけと、送り迎えの調整が意外と大変で、これ以上増やせないなあというのが現状です。単純にお子さんだけでなく親も大変なので、今後はあれやこれやと手を出すのではなく、「これだ!」と思うものを親子で協力しつつ挑戦していこう! と思っています。
2019年01月31日こんにちは。私はこいしさんと申します。姉妹を育てる主婦です。新しい家族ができるとき、上の子どもは赤ちゃん返りをすることがある、と言われていますよね。例によってうちの娘も、当時赤ちゃん返りのような行動が見られました。出産する前は、「産まれて間もない赤ちゃんはもちろん大切だけど、それ以上にデリケートな気持ちになるであろう上の娘のこと大事にしてあげよう!」と思っていましたが、実際はうまくできず、産後は親子ともにちょっとしんどい思いをすることになってしまいました。過ぎてしまったあの時期を振り返ってみて、「あのとき、こうすれば良かったなあ」という反省を書いていきたいと思います。■しんどかった2人目出産のあと私が2人目を出産したとき、上の娘は4歳でした。4歳の娘の赤ちゃん返りは、「激しいワガママ」という形で現れました。着替えをしない、お風呂にはいらない、片付けをしない、準備をしない、そのほかできていたはずのことをしない、という行動が目立ちました。「構って欲しい気持ちからくる行動なんだろう」と分かってはいても、産後間もない体は万全でなく、夜間授乳で寝不足ということもあり、私は上の娘におおらかな気持ちで接することができませんでした。■あの時、私はどうすればよかったのかそれは、「夫に頼る」「上の娘と2人で過ごす時間を増やす」ということではなかったのかな、と思っています。私の場合は、近所に2人で散歩をしたりしました。娘は驚くほど素直で、また「大きくなったけど、まだまだ小さい子どもなんだよなあ」ということを再確認できた時間でした。そんな時間を、もっともっとたくさん作っていれば、というのがあの時期を振り返って思う私の後悔です。■今でもたまにある「赤ちゃん返り」産まれたての赤ちゃんのお世話にかかりっきりになっているうちに娘は成長し、今はもうできることを「できない」というような赤ちゃん返りはしません。ですが、いろんなことが許されている次女を見ていて、「○○(次女)はいいなぁ~」と口にすることがあります。そんな時は、下の子が食べられないお菓子をこっそりあげたり、色付きのリップを付けてあげたりするのですが、「お姉さんだけの特別感」みたいなものがうれしいようで、娘はニコニコしています。まだまだ小さいような大きいような難しい年ごろで、私も頭を悩ませることも多いですが、大きくなったことを「うれしい」と思えるような経験をこれからたくさんさせてあげたいなぁと思います。
2019年01月20日冬の一大イベント、クリスマス。今回はクリスマスを楽しみにし過ぎるムスメのお話です。クリスマスの1か月ほど前。そろそろ12月25日の朝に娘達のところに届くプレゼントを用意しないといけない時期がやってきました。4歳ムスメ、1歳オコメそれぞれに何をあげようか夫婦で話し合ったのですが…予想していたとおり、4歳ムスメは自分でいくつかプレゼント候補を言ってくれました。そして、妹オコメのプレゼント候補まで…いや、純粋な下心が見られました(笑)それはダメよ…(笑)そんなこんなで何とかプレゼントは決まったのですが、このやり取りがあってからが問題。その翌日から、「それ」が始まりました…。ムスメの頭はすっかりクリスマスモード!毎朝毎朝、今日がクリスマスじゃないかと言い続け、さらにはクリスマスの日にち自体を誤魔化し始めました…!クリスマスを楽しみにしているムスメを微笑ましく思いつつ、あと2週間、ちょっと長く感じてしまう夫と私ですが、クリスマス当日、どれだけ喜んでくれるのか、とても楽しみです。
2018年12月12日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。先日キーちゃんが、けがをして血が出てしまったときのこと。私も小さいころ、血のことを「ちが」と言ったり、蚊のことを「かが」と言っていたそうなのですが、こういう子どもの言い間違いって本当にかわいいですよね~!とくに3〜4歳くらいのころは、いろいろな言葉を覚えてきて、それを一生懸命話す姿にかーちゃんはいつも癒やされちゃいます。一方、モン太は4月に小学生になったのですが、いまだに「やわらかい」を「やらわかい」と言います(笑)。最近は動画などで覚えた言葉を自信満々に言い間違えるので、そのたびにクスクスしてしまうかーちゃん。先日も家族でお出かけをした帰りに、あまりにも月がきれいだったので、みんなで空を見ながら歩いていると…「満月」と「満足」って言い間違う!?(笑) 照れ笑いするモン太を見て、小学1年生もまだまだかわいいなぁと思ったかーちゃんなのでした。みなさんのご家庭での言い間違いもぜひ聞かせてください!
2018年11月17日7歳長男、3歳次男、1歳長女のいる我が家では、上2人は4歳差で、下2人を2歳差で出産しています。4歳差と2歳差では、大きな違いがありました。今回は4歳差で感じたメリット3つとと注意点1つをご紹介します。待っていてもらえる2歳差だと似たようなお世話が重なることが多いため、1人のお世話をしている間に、もう1人には待っていてもらう必要があります。しかし乳幼児期の0歳と2歳では、「待っていて」と言っても通じません。待っている間に泣かれたり、じっとしていない上の子からは目が離せなかったりと、気が抜けませんでした。一方で4歳差だと、1人で身の回りのことをできるくらいには成長していますし、待っていてもらうことも可能です。我が家の次男は毎日2時間ほど黄昏泣きをする子でしたが、その間、長男は一人遊びやテレビを見たりして待っていてもらいました。上の子と育児ができる4歳離れていると、成長した上の子が頼りになります。たとえば次男のイヤイヤ期には長男は小学生になっていたので、「またイヤイヤしてるね」と話したり、長男が気をそらして泣き止ませてくれたりすることもありました。相談や話し相手になってくれるだけで、1人で子育てしていた時よりも下の子のお世話が楽に感じました。今は7歳と3歳なので、お兄ちゃんと一緒に男子トイレに行ってくれるので助かっています。こういった物理的な面でも助かります。4歳差でも遊べる4歳差では年が離れすぎていて一緒に遊べないかと諦めていましたが、親の心配をよそに兄弟で遊んでいます。大人しい兄と自由奔放な弟という正反対な性格の兄弟ですが、レール遊びをしたり、公園で走り回ったり、2人でテレビを見るのも楽しそう。その分、兄弟喧嘩も対等にしています。赤ちゃん返りに注意!一方で、大変だと感じたのが上の子の心のケアです。我が家では長男が一番甘えん坊で、人と一緒に遊ぶことが好きです。下の2人の方がアッサリしていて、一人遊びも長くします。長男は「ママとの時間が少ない」と怒ったり、拗ねたりして、時々対応の難しさを感じています。周囲からは、「一人っ子時代が長かったから長男に一番ケアが必要なのかもしれない」と言われます。4歳以降だと赤ちゃん返りや寂しさのアピールが複雑なこともあるので、よく見極め、ママと2人の時間をしっかり作ってあげた方がいいでしょう。何歳差で出産するかは、ママの性格によっても好みが分かれますよね。筆者は1人目がどう育つのか、ある程度把握してから次の子が欲しかったので、4歳差は向いていたと感じました。参考にしてみてくださいね。PHOTO/Fotolia
2018年09月11日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。みなさん、子どものおやつってどうしてますか?わが家では、双子たちが1歳ぐらいのときはスナック菓子などはあげず、さつまいもや、バナナ、手作りホットケーキなどをあげていました。あとは赤ちゃんせんべい。くちどけが良くて安心して食べさせることができました。しかし現在、末っ子・すぅちゃんのおやつといえば…■すぅちゃん、赤ちゃんせんべいに猛抗議!幼稚園に入り、幼稚園でお菓子を食べたり、お友達と遊んでお菓子を食べる機会ができたおねえちゃんたちは、もう、おやつがバナナとか野菜なんて納得してくれません。とくに夏の暑い日は必ず「アイス食べる~」といって帰ってきます。そんな感じでお姉ちゃんがアイスやスナック菓子を食べているのを見ていると、すぅちゃんも欲しいらしく、激しくねだってくるようになりました。こんな風に、赤ちゃん御用達の赤ちゃんせんべいをあげてもふっとばされる始末。野菜なんてあげようものなら床に捨てられてしまいます…( ;∀;)そんなわけで、上の子たちを育てていたときには考えられなかったアイスやスナック菓子を、1歳のすぅちゃんも一緒に食べておやつタイムを過ごすようになりました。「すぅちゃんに見えないように隠れて食べて!」とおねえちゃんたちにお願いするのですが、さすが4歳児…。隠れてるつもりが見えているんですよね…。なのでもう、そのへんは諦めました。やっぱり、おねえちゃんたちがお菓子を食べてたらおいしそうですもんね。自分だけ薄味の赤ちゃんせんべい、なんでやねん!! って感じですよね。上の子がいると食事の徹底はなかなか難しいと思うのですが、とりあえず歯磨きをめちゃくちゃがんばって、虫歯だけにはならないよう気をつけてあげたいと思っています。
2018年08月06日生まれてからの怒涛の予防接種期間も過ぎ、しばらくはインフルエンザワクチンぐらいだな~と思っていましたが…。日本脳炎の追加接種をすっかり忘れていました。3歳で1回目、それからすぐの2回目を受けるときはしっかり頭にあったんですが、それから1年後に追加を受けないといけなかったんですよね!ポスターを見なければ全然気づかないままでした。慌てて予約して受けました。長男には次の冬まで注射無いからと言ってしまったので申し訳なかったですね…。打たないとなるかもしれない病気の話をしたら納得はしてくれましたが…。やはりちょくちょく確認しないと駄目ですね!
2018年02月15日すっかり夏ですね~!夏と言えば水遊びに出かけるご家庭も多いかと思います。今回は我が家の次女(現在19歳)が水が苦手だった幼少期のエピソードです。毎日のお風呂ですらこんな感じでした。頭を洗うのなんてもう大変!この方法はなんてことないようですが、水が顔にかかる感覚が嫌な娘にとってはとても有効でした。とはいえ、水のある場所でいつもこの方法が使えるとは限らない…。それに、頭から水をかけられるようにならないと先々娘が困るだろうな~と思い、どうしようか考えた結果、とにかく「水で遊んで楽しい体験が増えればなんとかなるっしょ!」とうことで~いろいろやってみました!他にも空いた洗剤容器とかシャボン玉とかいろいろなものを使ってお風呂タイムを楽しく過ごしました。そうこうしてるうちに少しずつ水に慣れた娘、幼稚園入るころには潜れるようになりました!でも特に目に水が入るのが怖かったようで、そこだけは苦手感は残っていましたが、泳ぎを習う小学校ではゴーグル着用できるので問題なしでした。そんな娘を現在は私が…平気で目ん玉触ってます(笑)あ~んなに大騒ぎして大変だったのは夢…!?ってくらいです。 今同じようにお子さんの水への苦手感で困ってる親御さん、日々のお風呂もですが、暑い日の外での水遊びなら「水が気持ちいい」ので、怖さが軽減され積極的に遊んだりすることも。水の事故にだけは気を付けて、この夏を楽しみましょう~!
2017年07月29日「月齢は上がっているのに、お昼寝の時間が変わっていないし、そう言えば、最近なかなか子どもが夜寝てくれない…」「夕食も全部食べてくれない時が増えてきたけど、どうしたらいいの?」という疑問をお持ちのママたちへ、今回は簡単な生活リズムの見直し方をお伝えします。■1.生活のリズムを円グラフに書いてみようまずは、時計の図を描いてみましょう。そこに起きる時間、幼稚園にいく時間、お昼寝の時間、など生活のリズムを記入していきます。すると、このような感じで、時間ごとに、子どもがどんな生活をしているのかが見えてきます。上記は、幼稚園から帰宅後の生活リズムを例として記入してみました。幼稚園から帰ってきて、おやつを食べる。それからお昼寝をして、夕食を済ませて21時過ぎに就寝…ちょっと遅いですね。■2.就寝時間を基準にリズムを見直そう時間ごとの区分が見えてきたら、こんな風に生活のリズムを変えてみるのはいかがでしょうか。ポイントは就寝時間を中心に考えることです。幼稚園卒園までは19時〜20時までにお布団に入り20時30分には寝ている状態がベストです。もしこれ以上遅くなっているのなら、それはお子さんの体力がついてきた証拠。お昼寝しなくても大丈夫だというサインです。それでは、睡眠時間から逆算してみましょう。すると…「あれ、もしかしてもうお昼寝カットしてもいいかも」、「夜ご飯の時間を早めにしよう」、「おやつ食べたら先にお風呂入れちゃうのもアリかも」なんて生活のリズムを整えるアイディアが浮かんできますね。■3.壁に貼って子どもと一緒に確認しよう完成した図はお子さんと一緒に確認しましょう。改定前後を一つずつチェックして「お昼寝をなくして夜いっぱい寝よう!」と声をかけてあげてください。年中さん、年長さんであれば時計の読み方を覚えるきっかけにもなります。■おまけの「おやつ編」ママたちと話をすると、夜ご飯をなかなか食べてくれないことに悩んでいるケースが多いようです。そんなときまず夕食の時間帯と食べる量を確認してみましょう。先程、例としてお見せした図をもう一度みてください。15時おやつを食べて20時に夜ご飯を食べています。これではちょっと夕食の時間が遅いですね。そこで、15時におやつを食べて、18時に夕食を食べるように変更してみました。おやつと夕食を天秤にかけた際、優先すべきは夕食の時間。夕食までの時間が長ければ、お腹にたまるものを、短ければゼリーなどお腹にたまりにくいものがよいでしょう。おやつ>夕食はNG。おやつは主食ではなく補助食です。そのため、夕食を食べる量が少なければおやつを減らしたり無くすことも大切です。このように、ちょっとした工夫で子どもの生活習慣は整います。お子さんが小さなうちは何かと手がかかるので、意図的に早寝早起きをさせたり、食事の量を調整したりと大変ですが、お子さんが大きくなった時に、自ら早寝早起きをし、食事もしっかりと食べてくれる子になってもらうためにも、幼少期の生活習慣は大切です。ぜひできることから実践してみてください。
2017年07月19日乳児から幼児になり、“できること”も“できて当たり前”なことも増えてくる頃。立っただけで「すごい!」、トイレでおしっこできたら「やったね!」と褒めていた乳児期と比較すると、ある程度は“できて当たり前”になり、褒めることよりも叱ることのほうが増えてきます。でも、3歳〜6歳の幼児期も褒めることは大切です。「それはわかっていても、なかなか褒めるタイミングが見つからない!」方も上手に褒められるようになるコツをご紹介します。幼児期の子どもの褒め方とは?3歳〜6歳の幼児期の子どもにとっても、褒められるのは嬉しいことです。でも、「できるだけ褒めてあげたい」という親心に反して、叱らなければならない場面に遭遇することのほうが多いのが幼児期。叱るのをグッと我慢して褒めようとしたり、褒めるところはないか一生懸命探そうとしたりすると、ママやパパも疲れてしまいます。そこでこの時期は、褒めレベルを下げるようにしてみましょう。たとえば、朝の支度がスムーズにできたとき。いつもはなかなかパッと家を出ることができなくて、叱ってばかりではありませんか? 我が家もキリキリしてしまう日が多いです。でも、スムーズに出られるときは「できて当たり前」と思ってしまい、褒めることはなかなかしませんよね。ここで、褒めレベルを下げて「できて当たり前なことでも、できたら褒めよう」と思って褒めてあげられるようになると、褒めることも増えてくるはずです。また、大人の気持ちや考えが読めるようになってくる時期でもあるため、「褒めなきゃ!」と意気込んでなんでもかんでも褒めてしまうと、「ママ/パパ、どうしたの?」と見透かされてしまうことも。心から褒められるように、笑顔を忘れず、ここぞ! という場面でしっかり褒めてあげられるようにするのがポイントです。年齢別子どもにかける褒め言葉・タイミング例幼児期になると、乳児期よりも年齢による差が少なくなってくるとはいえ、まだまだ成長が著しい時期です。褒め言葉やタイミングはそれぞれの年代別にチェックしていきましょう。■3〜4歳(年少)褒めるポイント何かができるようになったとき:「やったね!◯◯ができるようになったね!」(例:ハサミ、カバンの開け閉めなど)元気よくあいさつができたとき:「あいさつできたね、“おはよう”(さようなら)ってすると気持ちがいいね」自分でやろうという気持ちがでてきたとき:「(できていなくても)自分でやろうとしてえらいね。」(しばらく見守っていてもできなかったときは、やり方を教えてあげるようにするとなおGOODです!)▼3〜4歳(年少)褒めるコツ保育所であれば、幼児クラスにあがって最初のクラス。幼稚園なら初めての集団生活である年少さん。やらせてもらえることも増えて、できることの幅が一気に広がるこの時期は褒めるタイミングもたくさん見つかります。日常生活を送るための行動が自分でできるようになったり、自分でやろうとしている姿が見られたりした時は、褒めるベストタイミングです。■4〜5歳(年中)年少のときよりも成長が見られたとき:「すごいね、年少さんのときは◯◯だったけど、今は△△だね!」(靴を下駄箱にしまう、じゃんけんをする、支度を自分でできるなど、日常の小さなところに褒めタイミングは隠れています)何かができるようになったとき:「できるようになって嬉しいね!頑張ったね!」▼3〜4歳(年少)褒めるコツ年中になるとできるようになることも多くなりますが、“できたこと”ではなく、できるようになって嬉しい気持ちに共感したり、できるようになった過程を褒めたりするのがコツです。また、年少のときにはできていなかったことができるようになっていたら、「大きくなったから当然」ではなく、見つける度に褒めタイミング! と声をかけてあげると褒める回数が増えていきます。■5〜6歳(年長)(年長になりたての頃):「さすが年長さん!」公共の場で静かにできたとき:「静かにできてえらかったね」何かを達成できたとき:「頑張ったね!一生懸命やってえらかったよ」▼3〜4歳(年少)褒めるコツ年長になると、まだまだ小さいながらも保育所や幼稚園では一番上の学年になり、本人にとってもそのことを誇らしく感じる気持ちが芽生えてきます。年長になりたての頃に、「さすが年長さん!」と言って褒めてあげると、とても喜び、「また頑張ろう!」という意欲にもつながっていきます。ただ、長く言い過ぎてしまうと効果が薄れてしまうため、夏頃までを目安に違う褒め言葉に変えていくのがおすすめです。性別によって褒め方は変わる?幼児期になると性別による差も目立つようになってきます。基本的な褒め方は、男女に違いはありませんが、注意しておきたいポイントがそれぞれ異なります。■褒め方:男の子の場合特に男の子の場合には、できるだけ「すごいね」「えらいね」という言葉よりも、「◯◯ができたね」「よかったね」という言葉をかけてあげるほうがいいと言われています。これは、「すごい」「えらい」という言葉が“できたこと”などの結果に焦点をあてているため、“できない自分”を否定するようになってしまうためだそうです。そうなると、できないことに挑戦できなくなってしまったり、人との比較ばかりして上に立つことにばかり気を取られてしまったりするようになってしまう可能性があります。確かに、男の子は女の子と比べて、単純な子が多く、言われたままを受け取ってしまいがちではありますよね。絶対に「すごい」「えらい」という言葉がけをしてはいけないわけではありませんが、なるべく“結果”ではなく“がんばった過程”を褒めるような言葉で褒めてあげるようにしましょう。また、男の子は「かっこいいね」「さすが!」とヨイショされると喜びます。タイミングを逃さずに、その場その場で褒めてあげることが男の子の場合には大切です。■褒め方:女の子の場合女の子の場合には、他の子と比較して自分を評価する傾向が強い子が多いので、褒めるときの鉄則「他者との比較はしない」を徹底するようにしましょう。目標をもたせるつもりで、ついつい「◯◯できたね。でも●●ちゃんは△△ができていたから、次は△△ができるようにしようね」と伝えてしまうと、ますます他者と比較するようになってしまいます。「〜ちゃんは◯◯ができないけど私はできた(だからえらい)」と考えるようになってしまわないように、褒めるときはその子自身の成長に焦点を当てて「去年はできなかったけど、今はできるようになったね」と伝えるようにするのがコツです。また、「〜ちゃんはできるのに私はできない」と子どもが落ち込んでしまっているときには、「お友だちに優しくできるし、できないことも頑張ってやっていてえらいな、ってママ/パパは思ってるよ。」と、その子自身に焦点を当てて褒めてあげるのがおすすめです。褒めることには、“子どもに自信をつけさせる”という目的もあります。段々と褒める機会も少なくなってきてしまう3歳〜6歳の幼児期ですが、褒めるタイミングを見つけてなるべく褒めてあげることで、“いい自信”が子どもについていくようになります。自信をつけた子どもはさまざまなことに挑戦していくようにもなっていくので、褒めるタイミングも増えていきます。ついつい、悪いことをしているところばかり目についてしまう時期ではありますが、褒めレベルを少し下げて、笑顔で褒めてあげるようにすると、ママやパパも気持ちよく過ごせるようになりますよ!
2017年07月05日4歳の次男と2歳の三男。喧嘩もするけどとっても仲良し。いつも転げ回って遊んでいます。この日もお布団にダイブして遊んでいました。 しばらくは二人してゲラゲラ大はしゃぎで遊んでいたんですが途中から弟が飽きはじめ…(笑) 別の遊びを始めてしまい、まだ一緒に遊びたい兄。一生懸命誘うのですが聞いて貰えず。 とうとう泣き出してしまいました(笑)実は長男が幼い頃も、妹と弟が遊んでくれず泣いてしまったことがあったので、ああ…懐かしいな~と思いながら見守っていた母なのでした(笑)(結局、別の遊びでまた一緒に遊んでました(笑))
2017年04月18日子どもの機嫌が直らないときはどう対処すればいい?思い通りにならなかったり怒られたりすると、すぐにふてくされる4歳の息子。機嫌を取っても放っておいても直りません。登園前など時間に追われているときも頑として動こうとしないので困っています。[埼玉県・杏]illustrationHAYASHI Yumi気持ちに共感して普段通りの対応をふてくされているときは穏やかにあっさり対応するに限ります。子どもの気持ちに共感して、「本当はこうしたかったね」「パンよりご飯が食べたかったんだね」と代弁すると落ち着きやすくなります。時間があるときに「ご機嫌を直すにはどうしたらいいかな?クマさんを抱っこしてみる?」と、機嫌を直す方法を一緒に話し合っておくといいですね。子どもの機嫌に左右されたりイライラしてしまったりせず、お母さんが普通にしていると、子どもはいつものペースに戻りやすくなります。登園前も普段通りに支度をして、「さあ、出かけるよ」と言ってあげてください。結局、自分の機嫌を直すのは子ども自身の課題なんですよね。子どもにも機嫌を悪くする権利はあるけれど、機嫌を直す責任もあるよ、ということを親の態度から学んでいけば、少しずつ感情をコントロールできるようになっていきます。アドバイザー 中垣俊子さん認定心理士。保育士。女性のためのカウンセラー「コルネット」主催。民間学童保育「アドラーこども学校」校長。著書に「子どもが伸びるいいわがまま 心を荒らすわるいわがまま」(PHP研究所)。
2017年04月13日優しいけれど自己主張もできて、積極的で…。親というものは欲張りですが、完璧な子どもはいません。おとなしい子のママの悩みに小崎恭弘さんが答えますQ.優しい息子ばかりが我慢しているみたいで複雑4歳の息子には、「おもちゃは順番に使う」「嫌なことがあっても人をたたかない」など厳しくしつけてきました。でも最近、お友達と遊んでいると息子ばかり我慢していることが目に付き、「たたかれたらやり返しなさい」と言ってしまいます。「そんなことできない」と泣く息子に対して、ただの自己主張ができない子なのかと思ってしまうように。私が息子に言っていることは間違っていますか?[東京都・ススママ]illustrationATFT GRAPHICS.A.嫌なことは嫌と伝える表現方法を教えましょうこういう悩みを抱えているお母さんは意外と多いようですね。間違っているとは言いませんが、子育てに対する姿勢がブレていませんか?急激な方向転換は子どもを戸惑わせるだけですよ。どんな子どもに育ってほしいのかをいま一度確認してみてください。最近の子育てを見ていると、子どもに完璧を求め過ぎる傾向があるように感じます。子どもにしてみたら、優しい子になりなさいと言われる一方で、やられたらやり返す強い子になりなさいとも言われるわけです。もちろん周りの状況によって親の姿勢が変わるのは仕方がないし、この世の中は優しさだけで生きていくのは難しい。かといって強さだけで生きるのもしんどい。大事なのは、優しさと強さのバランスを考えて育てることです。「やられて嫌なことがあったら、自分の口で言わないと伝わらないよ」と言って、自分の気持ちを伝える適切な表現方法や手段を教えてあげたり、「ママと一緒に言いに行こうね」と優しく促してあげてください。そうして友達と仲良くやっていく方法をお母さんと考えながら、コミュニケーションのスキルを育てていってほしいなと思います。
2017年02月02日子どもは集団生活の中でいろいろな経験をし、人との付き合い方を学んでいきます。「園は、友達とぶつかり合うための場所」と言う須賀義一さんに聞きました。Q.いつも一人で遊んでいる息子の様子が気になります4歳の息子は、園には毎日楽しく通っていて、担任の先生のことも大好きです。ただ、仲の良いお友達はいないみたいで、いつも一人で遊んでいるのが気になります。本人は特に気にしていないようですが、私の方が不安になってしまいます。いずれ成長とともにお友達と遊ぶようになりますか?私にできることがあれば教えてほしいです。[埼玉県・けんちゃんママ]illustrationATFT GRAPHICS.A.あるがままを認めて自己肯定感を育てましょう一人で遊べるのは、夢中になれることがあり、じっくり取り組む力があるということではないでしょうか。これはすてきなことですよ。一人で集中して遊んでいる姿は、周りの子どもたちにも魅力的に見えるもの。「何やってるの?」と興味を持った子たちの方から近づいてきてくれるかもしれません。子どもの成長には個人差があり、時期がくればお子さん自身も友達との関わりに興味が出てきます。このまま見守っているだけでは不安だな、親として何かしてあげたいなと思うなら、あるがままの子どもを認める言葉掛けをたくさんしてあげましょう。例えば昆虫好きなら「あなたは虫が好きなのね」と、あるがままの姿を認めて言葉にするのです。子どもは、認めてもらったと思えると、自信やモチベーションが生まれ、他のことにも積極的に取り組もうという気持ちになります。逆に、できていない部分に注目する減点法の子育てをしていると、その子どもは足りないものがあるといつも親から思われているわけですから、自己肯定感が育ちにくくなります。どの子どもにも良いところがたくさんあるのに、それは本当にもったいないことです。わが子のあるがままの姿を肯定するお母さんの言葉は、子どもの「成長の力」「生きる力」を育てます。
2016年12月01日パパが遅く帰宅すると子どもが寝なくて困る、という悩みが多いようです。「眠くなるのを待つのではなく、寝たくなるような工夫が大事」と言う臨床心理士の帆足暁子さんにお話を聞きましたQ.4歳娘の夜更かしとおねしょに悩んでいます娘の寝かしつけが、4歳になった今でもうまくいきません。仕事でパパの帰りが遅いので子どもたちはどうしても夜更かしになりがちです。おねしょもいつごろになったらしなくなるのか気になっています。[埼玉県・あさりん]illustrationATFT GRAPHICS.A.早く寝たいと子どもが思える方法を工夫してパパが帰ってくるまで起きていたい子どもの気持ちも分かるし、発達の観点から早寝が良いこともよく分かっているからこそ、そのはざまで悩んでいるのでしょう。子どもの気持ちと子どもの発達のどちらも大事にするには、子ども自身が「早く寝たい」と思える方法が一番です。4歳児になるとある程度長いお話も分かるようになり、続きを楽しみにできるようになります。午後8時に布団に入ったらお話を読むと決めて、「エルマーとりゅう」のような少し長いストーリーを毎晩数ページ読んであげるといいですね。お話の続きが聞きたくて早く布団に入るようになるかもしれません。早寝するとちょっとしたご褒美がもらえるとか、早起きするとうれしいことが待っているというのもモチベーションにつながります。パパの帰りを待っていたいけれど、同じくらいいいことがあれば、子どもは早く寝ようと思うはず。いろいろ工夫してみてくださいね。また、午後3時以降にしっかり遊ぶと、夜ぐっすり眠れます。おねしょについては、小学校入学までを目標に考えてみましょう。ぐっすり眠っている間に、夜間のおしっこを抑制する抗利尿ホルモンが分泌されるようになるとおねしょはなくなります。徐々におねしょの回数や量が減っていけば問題ありませんが、心配な場合は育児相談を行っている小児科医に相談してみてください。
2016年10月05日「爪かみや指しゃぶりは、昔からあるママたちの悩み」と言う小児科医の川上一恵さん。注意してやめさせるのではなく、子どもが楽しみながら直す方法を聞きました。Q、園ではしないのに家では指しゃぶりをします4歳の娘が指しゃぶりをなかなか卒業できません。でも園では「恥ずかしいからしてないよ」とのこと。羞恥心があるのに家ではかなりの頻度でしていて、寝るときはいつもです。指は荒れるし、爪もよく割れます。特に厳しく注意はしていませんが、気になるときは言います。どうしたらすんなりやめることができますか。[千葉県・ももいろママ]illustrationATFT GRAPHICS.A、安心感を与えて楽しみながら直す工夫を園では友達と遊ぶのに忙しくて指しゃぶりをする必要がないのでしょう。家で無意識に指しゃぶりをしてしまうのは、本音のところではママに抱っこしてもらって安心したいのかもしれませんね。指がスーッと口にいきそうになったら、抱っこしたり、手を握ってあげてください。寝るときは握手をしながら寝付くまでお話をしてあげましょう。その他にも一緒に手遊びや折り紙をしたり、洗濯物を畳んだり、ご飯の用意を手伝ってもらうなど、楽しく両手を使う工夫を考えてみてください。「朝の新聞を取ってくる」「ご飯のときはお箸を並べる」など子どもができそうな課題をいくつか与え、その中に「指しゃぶりをしない」という課題も混ぜておくのです。できた日はシールを貼り、目標を達成したらデザートを奮発したり、ママからプレゼントがあるというのもやる気につながります。荒れた手にハンドクリームを塗り、「指しゃぶりしたらもったいないな」と言って、お休みの日にはきれいに子ども向けのマニキュアをしてあげるのも効果的です。注意して直すのではなく、たくさん褒めて直す方向にもっていくと子どもも頑張れますし、案外早く効果が表れますよ。
2016年09月14日「爪かみや指しゃぶりは、昔からあるママたちの悩み」と言う小児科医の川上一恵さん。注意してやめさせるのではなく、子どもが楽しみながら直す方法を聞きました。Q、息子の爪をかむクセを直すにはどうしたらいいですか?4歳の息子の爪をかむクセに悩んでいます。爪をかむとおなかが痛くなるよと話してあり、かんでいるときは手を優しく払うようにしていますが、全然治まりません。怒ると逆効果になると思っていますが、きつく言ってしまうこともあります。2歳の妹まで同じようにかむようになりました。実は夫も同じ行動をします。[埼玉県・ちぃまい]illustrationATFT GRAPHICS.A、爪をかむ状況を観察して子どもの気持ちを探って最近は、一概に「爪をかむことはいけない」と言えなくなっています。以前は感染症を起こす原因と言われていましたが、それは衛生状態が悪かった時代の話。今では、爪をかむ習慣のある人はおなかの風邪を引きにくいというデータもあります。ただ、美しいしぐさとは言いづらいですね。「爪かみをやめさせたい」と思うのは、ママの価値観です。それを子どもにきちんと説明できるよう、爪かみにはどんなメリットやデメリットがあり、なぜ自分はやめてほしいのかを一度書き出してみましょう。そして、子どもが爪をかむときは考え事をしているときなのか、それとも言いたい事が言えなくてキーッとしているときなのか、状況をよく観察してみましょう。爪かみの根本にある子どもの気持ちをくんで、丸ごと受け止めてあげてほしいなと思います。爪をかんでいる子どもの様子をさりげなく録画して見せたり、「爪をかんで唾の付いた手でクッキーをつまんで、どうぞと言われたらどう思う?」とか、「手に唾がついた人と握手できる?」と話して、子どもに気付かせるのもひとつの方法です。でも決してパパを否定する言葉にならないように気をつけてくださいね。子どもが爪をかむ暇がないように、工作や粘土遊びなど、いかに両手を使わせるかということも工夫してみましょう。
2016年09月07日あんふぁんママの質問箱とにかくおしゃべりで作り話も多い息子が心配です人とコミュニケーションを取る上で、話す・聞く力は大切なもの。臨床心理士の伊志嶺美津子さんが答えます。illustrationKAWAZOE MutsumiQ1. 4歳の息子はおしゃべりで、寝るまでずっとしゃべり続けています。作り話が多いのも心配です。[埼玉県・りんれい]A .ママがお話をしたり全て子どもに聞いてみて大人は言葉に出さずに頭の中で考えることができますが、4歳くらいの子どもは、しゃべることによって考えます。とはいえ、こんなにもしゃべり続けるのは何か理由があるのかもしれませんね。例えば、何らかの不安感からママを独占したい場合、おしゃべりはママを自分に引きつけておけるツールになります。もしくは、単に話をするのが楽しくて口から言葉がどんどんあふれてきているのかもしれません。子どもの行動には必ず意味があります。ママも自分の子ども時代を思い出して、お子さんの気持ちを考えてみてください。作り話も度重なると心配になりますね。でも今はまだ、現実とそうではないものが混同する時期なので心配ないですよ。「そういうこともあるのかな」「不思議だね」と半分は認めつつ、「ママは見たことないな」「ママもそういう夢を見たよ」というように、「あれ?」と子どもが思うような言葉掛けをしてあげるといいと思います。それとなく現実は伝えても、全否定はよくありません。普段の生活の中で、ママが作った物語を話したり、童話を読んであげるのもいいと思います。同じ年頃の男の子が主人公のお話や、お子さんが好きそうな本を探してみましょう。時には面白そうな遊びに誘ったりして、外に連れ出すのもいいかもしれません。おしゃべりに対するエネルギーを他の方向に向けられるといいですね。
2016年06月08日【ママからのご相談】4歳の娘がいまだに指しゃぶりをしていて不安です。遊んでいる間も保育園にいる間もずっとこの調子です。なんとかやめさせようと、口から指を離されたり、「ダメだよ」と優しく言いつけたりしています。しかし、なかなか治らず、このままずっとクセとして残るのではないかと心配です。どうすれば指しゃぶりをやめさせることができるのでしょうか。●A. お子さんの心が、満たされる状態になればやらなくなります。こんにちは。メンタル関連を中心に書いているメンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。指しゃぶりでお困りなのですね。指しゃぶりは、心の中にある不安を何とかしようとして無意識のうちに出てしまう行動です。4歳であれば、環境の変化やちょっとしたストレスで始まってしまうことがあります。多くの子どもたちが指しゃぶりや爪かみなどさまざまな行動に起こします。しかし、心が落ち着けば自然となくなります。お子さんが発している心のサインが何なのかを調べてみると、早い段階で心を満たしてあげることができるかもしれません。●心のサインが行動に出ている人の心と行動は非常に密接に関わっており、切り離すことができません。そのため、心で不安に感じることがあると、それを行動に出してしまうことがあります。例えばウソをついた場合、不安な気持ちを抑えるために、・鼻をさわる・身振り手振りが大きくなる・手を隠す・ツバを飲み込むなどの行動でごまかそうとします。ご相談者様のお子さんの場合は、よく指をしゃぶっているとのことですので、同じように何らかの不安な気持ちを抱えているのかもしれません。一般的に、指しゃぶりや爪かみ、タオルやぬいぐるみなどを持ち歩くなどの行動は、精神不安 を意味すると言われています。つまり、それらの行動は心の安定をはかる目的で行われており、不安を強く感じたときの心の支えとなっているのです。また、このような行動を取るのは、2~4歳くらいから始まるお子さんが多い です。この年齢になると、語彙が増えてきているのに気持ちをうまく伝えることができないというストレスを感じることもあります。また、親の様子や人との関わりにも不安を感じ取りやすくなります。こういった精神不安な状態の子にさらにストレスがかかると、吃音が出てきたりすることもあります。●指しゃぶりはいつまで続くのかご相談者様と同じように、「この子は一体いつまで、こんなことをするんだろう」と悩まれている方も少なくありません。指しゃぶりは不安な心を示すサインですから、心が満たされる状態を作ってあげる ことが必要です。以下は、取材をしたり、学習塾の講師をしていたときの面談などで聞いた話です。・『小学1年生なのにお気に入りのタオルケットがないとダメなんです』・『17歳の娘は、未だに指しゃぶりをしています』・『年長になっても爪かみをしています』・『小4なのに手だけでなく、足の爪やあまがわまでかんでいます』・『3歳からずっと今(当時8歳)まで指しゃぶりをしています』というように、不安な気持ちが解消されないと「ついやっていた」という状況になってしまう子どもたちも多くいます。大人でも爪かみをしてしまうことがありますよね、それと同じです。その子によって、何が不安材料になっているかはわかりません。そのため、親が早いうちに気がついてあげることが大切なのです。●心を安定させるために親ができること新しい環境で不安ということもあるでしょうし、親にもっと甘えたいという気持ちから起こることもあります。個々によって原因は変わります。指しゃぶりなどの行動を見せたときは、叱らないであげることが大切です。外出時に指をしゃぶっていたりすると、つい無理矢理やめさせようとしますよね。注意しすぎたり、無理矢理にやめさせようとしたりすることは逆効果 になってしまいます。そんなときは、抱きしめてあげたり、手をつないで微笑んであげたりすることが有効です。子どもはスキンシップを通して安心感を受け取ることができるからです。日常であれば、それとなく遊びの方に注意を向けてあげるとか、時間的に余裕のある生活をすることも効果があります。そして子どもと接する時間を増やしてあげましょう 。ニコニコしたママと過ごせるだけで自然と指しゃぶりをしなくなる方向に向かいます。また、夫婦が仲良く話をする姿や、過ごしている姿を子どもが見るだけでも安心することにつながります。「早くやめさせたい!」と相談者様が焦れば焦るほど、その気持ちがお子さんに伝わってしまいます。そのため、やめさせるのに逆に時間がかかってしまうのです。まずは、お子さんに安心感を持たせるために、何に不安を感じているのか見てあげて欲しいと思います。言葉で聞いても話さないことが多いです。行動を見てあげることが発見につながります。【参考文献】・『「気づいて!こどものこころのSOS」こどもの心の病全書』星野仁彦・著●ライター/桜井涼(フリーライター)
2016年04月27日わが家の長男は3月生まれ。妊娠中、予定日を告げるたびによく言われたのが「3月生まれなの? 大変ね~」という言葉。では、3月生まれは本当に損なのか? 3月&早生まれの子を持つママたちに聞いてみました。■メリット(1) 3月生まれは早く手が離れる3月生まれが大変と言われるのは、ほかの子どもたちよりも小さいうちに幼稚園や小学校に入らなくて行けないから。でもそれは見方を変えれば、ほかの子よりも早く幼稚園や小学校に行くことができ、早く手が離れるということでもあります。4月生まれの子が4歳近くなるまで幼稚園に入れないのに対し、3月生まれの子は3歳ちょっとで幼稚園に入れる。仕事を持つママや2人目がいるママたちにとって、この約1年の差はかなり大きいそう。■メリット(2) 「3月生まれだから」と大目に見てもらえる幼稚園に入ってみると、「体格や成長に差を感じることは実はまれ。月齢よりも個人差」という印象を持つママが多いよう。また、何かできないことがあった場合でも「3月生まれだから」と、先生から大目に見てもらえるケースも。(1月、2月生まれのママからは「ずるい!」との声も)とはいえ、できないことが多くてイライラし、幼稚園嫌いになってしまわないためにも、事前の準備や練習は大切。服を脱ぎきしやすいものにしたり、お弁当のふたやカバンの開け方を練習したりしておくといいかもしれません。 ■デメリット(1) プレに入れるには少し小さい幼稚園や小学校になると3月生まれでもあまり差を感じませんが、プレだとさすがにその差は歴然。プレ開始時、すでに3歳近くになっている4月~5月生まれの子はいろんなことを話して、おむつが外れている子もいるのに、まだ2歳になったばかりの3月生まれの場合は言葉も片言。早生まれのママたちの中には「幼稚園入園に有利なのは知っているけれど、さすがに小さいのでプレは見合わせた」という人が何人か見られました。■デメリット(2) 運動能力には差がある?生まれ月の話のときによく出てくるのが、「サッカーや野球の選手には早生まれの選手が少ない」というデータ。小さいうちから始めるサッカーや野球などのスポーツではどうしても発育のいい4月~5月生まれの子がレギュラーになることが多く、早生まれの子は興味を失っていくからなんだとか。ただし、もちろん例外も多数存在し、高校生ぐらいから始める柔道やラグビーでは早生まれの選手のほうが多いというデータもあるので、それほど悲観することはなさそう。デメリットもあるけど、メリットも多い3月生まれ。のんびり構えてお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
2016年04月22日「怒る」ことと「叱る」ことは、まったく違います。子どもは怒られても、何について怒られているのか、実はわかっていません。どうしたら子どもにわかってもらえるでしょうか? 感情に任せることのない、上手な叱り方について考えていきましょう。■子どもを怒っていますか? 叱っていますか?(A)「うちの子ったら、何度言っても同じことを繰り返すし、言うことをぜんぜん聞いてくれない」。そんなママはもう、イライラは頂点に達して、大声で怒鳴りつけるばかり。スーパーでも、公園でも。そういった光景を昔から見かけることがあります。(B)いつも元気な子がしょんぼりしてうなだれていたり、はしゃいでいた子が急に何かを思い出したように神妙な態度をしてみたり。よくよく事情を聞いてみると、お母さんに叱られた…と。この違いは大きいですよね。(A)のお母さんは怒っています。(B)の子どもは叱られました。では、(A)の子どもはどうでしょうか?小さな子なら泣き叫んでしまいますし、ある程度成長し、怒られることに慣れている子なら、嵐が通り過ぎるのを待つように、黙って下を向いていたり。(B)のお母さんはどうでしょう?恐らく、けっして大声を上げることなく子どもに反省を促し、二度と間違ったことを繰り返さないようにしっかりと言い聞かせたのではないでしょうか。■怒っても子どもの心には響かない子どもは親の感情にとても敏感です。特に接触する時間、一緒に過ごす時間が長い母親に対して、その傾向が強くなります。小さな子ほど母親への依存が強いですし、その顔色をうかがって、感情を推し量る知恵も備わってきます。母親が感情をむき出しにして怒った場合、子どもは「自分が怒られている」ことよりも「母親が怒っている」ことを認識します。そうなると、なぜ怒られているのかがわからなくなってしまうのです。人は、強い怒りの感情を向けられると、パニック状態に陥ってしまいます。耳には届いていても、その言葉をなかなか理解することできません。子どもが怒られて泣くのは、怒られることが不快か、大きな声に驚いたか、怒りの矛先から逃避するかのどれかです。「怒り」を「暴力」に置き換えてみれば明らかです。しつけと称して子どもに手をあげる人がいますが、論外です。子どもは殴られたことで理解するのではありません。理解はしていないけれども、殴られたくないから言うことに従っているだけなのです。■叱っていることを理解させる叱る場合は、子どもに「どこが間違っているのか」をきちんと理解させましょう。そのとき、母も子もお互いに冷静でなければなりません。真っ直ぐに向き合って、きちんと話をするという場を設定しましょう。できれば声を低めにして、なるべくゆっくり話してみてください。そのほうが、いつもと違う状況であることを子どもが察しやすくなります。そして、しっかり話を聞こうとします。そのような状態になってから、何がいけないのか、何が間違っているのかをわかりやすく、かみ砕いた平易な言葉を使い、ゆっくりと説明していきます。ときどき質問を交え、確実に理解をしているかどうかを確認してみてください。しっかり理解してくれたと判断すれば、くどくならないように、そこで打ち切ります。ただし、十分な理解をしていないうちに途中で止めるべきではありません。わかるまで粘り強く話していくしかないのです。世の中に完ぺきな親などいません。その子が最初の子(第一子)であれば、あなたは初めて親になったのです。初心者なのですから、間違うことがあって当たり前です。思い通りにならないことなどいくらでもありますが、これから親子ともども学んでいけばよいのです。けっして子どもを怒ってはいけないのではありません。叱ることと混同しないということです。むしろ感情をぶつけ合うからこそ、親子関係が深く築かれていくものでもあるのです。(DENT.たいろう<フォークラス>)
2016年04月09日■目下の悩みは子どもの「食べムラ」と「ながら食べ」子どもとの食事の時間、どのように過ごしていますか?私の娘は、先日2歳になりました。おしゃべりも上手になり、ごはんも自分で食べてくれて、赤ちゃんからすっかり「子ども」という感じになってきましたが、食事の悩みは尽きないものですね。私の目下の悩みは、「食べムラ」と、「食べながらテレビを見たがってしまう」こと。娘は、主食のごはんだけ食べて、おかずを食べないことが多々あります。しかし、日によってはごはんもおかずもしっかり食べてくれることもあり、食べる量や内容にムラがあるのが悩みです。毎食、試行錯誤しながら食事を作っています。そして、その食べムラともつながってくるのが、「ながら食べ」です。食事が始まってすぐは、調子良くパクパクしているのですが、ごはんを食べて終えてしまうと、「テレビ見たい~」と、グズることもしばしば。「テレビは食べ終わってからね~」と言い聞かせてもダメなときは、根負けしてテレビを見ながら食べさせてしまうこともありますます。おそらく、同じような悩みを抱えているママさんは決して少なくないでしょう。そこで今回は、私自身の反省+「少しずつでも良い食習慣を子どもに身につけさせていきたい」という目標の意味を込めて、「心と体のためになる食べ方」についてお伝えします。■「何を食べるか」と同じくらい「どのように食べるか」は重要食事では「何を食べるか」という栄養面と同じくらい、「どのように食べるか」という、食事の仕方も大切です。これは、子どもだけでなく、大人にとっても言えること。「人は脳で食べている」とも言われます。 食べ物を体に取り入れるの、食事の第1段階。そこから、咀嚼して、胃や腸といった消化器官を働かせ、体にとって本当の栄養になるように、しっかり消化吸収していかなくてはなりません。このときに大切なのが、「きちんと意識して食べる」こと。そして、「楽しく、おいしく、豊かな気持ちで食べる」ことです。食べることに意識を集中させると、唾液が分泌されて消化も良くなります。テレビを見たり、スマートフォンをいじったり、考え事をしたりしながら食べると、十分に唾液が分泌されません。また、こうした「ながら食べ」は、噛む回数も少なくなりがちです。しっかり食事に集中して、よく噛んで食べることで、唾液も分泌され、脳も消化モードに入って、食べ物をきちんと栄養にすることができます。■嫌いな食べ物を無理に食べても身にならないさらに、「おいしいなぁ」とか「ごはんの時間が楽しいなぁ」といった、リラックスした豊かな気持ちで食事をすることもポイントです。楽しい気持ちでおいしく食べると、体の消化機能もしっかり働かせることができますし、食事による満足感も得られます。たとえば、いくら「健康に良い」と言われる食べ物でも、食べる本人が好きでなければ、あまり唾液が分泌されず、消化不良を起こしてしまうそうです。無理に食べても、脳と体がしっかり反応して消化し、栄養にするということができないのですね。もちろん、極端な偏食はよくありません。しかし、まだまだ味覚や食経験が発達中の子どものうちは、嫌いなものを無理強いし過ぎたり、食べないことを叱ったりするよりも、食べられたときに褒めてあげたり、パパやママがおいししそうに食べる姿を見せたりして、苦手な食材にも興味を持たせてあげることのほうが大切です。「いろいろな食べ物があっておいしそうだな」とか、「食べてみたいな」という気持ちをなくさないよう、「食事は楽しく味わう!」という習慣をつけてあげられたらいいですね。楽しくおいしく、しっかり味わい、食べ物に感謝する。シンプルで当たり前のことですが、それが何よりも、心と体を強くする食事になります。私も、「せっかく作ったのに食べてくれなかったなぁ…」などと、あまり気に病み過ぎず、娘と一緒にモグモグおいしくごはんを食べよう!と、リラックスして食事の時間を楽しんでみようと思います。
2016年04月05日子どもの情緒を育てるために、また親子のコミュニケーションとして、積極的に行いたい「読み聞かせ」。でも、いざやってみようとすると、本選びに迷ったり、子どもが興味を示さなかったり、とうまくいかないことも。絵本の読み聞かせは、子どもに非常に大きな幸福感を与えると言われています。コツをおさえて、親子の時間をもっと楽しみたいですね。■読む絵本はどうやって決めればいい?「子どもに読み聞かせをしよう」と思ったとき、まず悩むのがこの問題。とくに赤ちゃんのうちは、どんな絵本を読んだらいいのか迷ってしまいますよね。まだ言葉を覚える前や、おしゃべりが上手にできないうちは、絵や色がはっきりしているもの、リズミカルな言葉で表現されているもの、シンプルな繰り返しが出てくるもの、などを中心に選んでみましょう。絵本に記載されている対象年齢を参考に、大きくなるにつれてストーリーのある絵本に移行していきます。子どもの年齢が上がってくると、徐々に本人の好みもあらわれてきます。でも、「この本は好きそうだな」と思って買ったのに、あまり喜ばなかった…というケースも。書店で何を買うか迷ったら、まずは図書館を利用してみましょう。子どもは、気に入った本があれば、何度も読みたがるはず。そうやって、お気に入りを見極めてから購入するようにすれば、子どもが本当に好きな本を与えてあげることができます。また、親が与えたい本と子どもが欲しがる本が食い違った場合は、交互に買うというルールを作るのもよいですね。■読み聞かせは膝の上で読み聞かせをするときに多いのが、子どもと向かい合って本を広げるスタイル。何人もの子どもを相手に読むときは、このような紙芝居スタイルになりますが、親子での読み聞かせは膝の上にすわらせて行うのがおすすめです。読み聞かせとは、ただ本の内容を伝えるだけでなく、子どもと本の世界を共有するということ。触れ合いながら、同じ目線で読み聞かせをすることで、絵本の世界により入り込めるはずです。■説明やアドリブを加えない少し難しい言葉が出てきたり、ストーリーがわかりにくそうだと感じたりしたとき、つい「これはこういう意味なのよ」と説明を加えたくなりますよね。子どもの理解を深めようとしてやりがちなこの行動、実はNG。話を中断することで、本の世界への感情移入や集中力を途切れさせてしまうのです。同じように「これはどういう意味だと思う?」「登場人物はどう思ったかな?」などと質問を投げかけるのも避けて。子どもから質問がない限りは、大人が先回りして働きかけをしないようにしましょう。もし子どもがわからなさそうな言葉が出てきた場合は、本を読み聞かせながら、その言葉があらわす絵を指差しましょう。こうすることで、話を中断せずに子どもの理解を促すことができます。そして、読み聞かせのもっとも大切なポイントは、自分も楽しむことです。子どもは「ママと一緒に楽しむ」ことが大好き。そして、ママの気持ちをとても敏感に感じ取ります。絵本の世界を親子で一緒に楽しみながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。
2016年04月05日「ネイティブ並みの英語力が身につく」と人気のインターナショナル・プリスクール(以下プリスクール)。実際、どんな雰囲気で、どんなことをしているのでしょう? 日本の幼稚園とはどんな違いがあるのでしょう。プリスクールで英語が身につく理由プリスクールとは、主に英語で保育を行う施設のことです。0歳から小学校に入る前までの子どもが通い、英語で生活をします。「プレスクール」「プリ」「プレ」「キンダーガーテン」「インター」などいろいろな呼び方があります。英語力を早く確実に身につけるには、英語イマージョン教育がいいと言われています。イマージョンとは「浸す」という意味で、文字通り「英語漬け」の状態で学習することです。ただし、単に1日中英語を勉強するのではなく、英語で何かを体験したり別の教科などを勉強したりすることを指します。プリスクールは、日本にいながらにして英語イマージョン教育を実践できるため、英語が身につくと人気なのです。実際、プリスクールではどんなことをするの?幼稚園や保育園が園ごとに特色があるように、プリスクールも施設によって指導方針やカリキュラムがそれぞれ違います。一例として、ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールについて、学長の山田日弓さんにお話をお聞きしました。「当スクールは、コアタイムが10:00~14:00。朝8:30から夜18:00まで延長可能です」ほかのプリスクールでも、コアタイムは4~5時間というところが多いようです。「朝、スクールに来てから、子どもたちは遊びもレッスンも先生とのコミュニケーションもすべて英語で行います」まさに、英語イマージョン教育ですね。「当スクールでは、子どもたちが楽しく英語を学べる環境を用意しています。楽しく学べることは、とても重要です」脳科学的にも「好きなことや楽しいと思うことは身につくのが早い」と言われています。「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをていねいに伸ばしつつ、サイエンスの要素を取り入れたテーマ学習や、算数、ミュージック、アート・クラフト、外遊びや運動もバランスよく取り入れたカリキュラムを用意しています。野外授業もあるんですよ。自然に触れて、いろんなことを体験しながら学びます」1日の過ごし方(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)10:00 Circle time サークルタイム(朝の挨拶と歌など)10:15-11:45 Learning Program 学習11:45-12:00 Lunch preparation ランチの準備12:00-12:30 Lunch time ランチタイム12:40-13:40 Outside play 外遊び13:45-14:00 Story time 絵本の読み聞かせこうして見ると、時間の過ごし方は日本の幼稚園と似ています。ただし、すべてがネイティブの先生との英語で進められること、少人数制でアットホーム、自由で開放的な雰囲気などが日本の幼稚園との違いとして感じられました。(※スクールや園によります)気になる授業料は?(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)●週1回コース 月謝3万2,000円●週2回コース 月謝4万8,000円●週3回コース 月謝7万2,000円●週4回コース 月謝9万6,000円●週5回コース 月謝10万円※延長1時間1,000円(月極めの長時間の延長は割引あり)※スクールランチ1回500円(お弁当持参可)上記のほか、15:00から16:30までのアフタースクール(放課後授業)もありますので、日本の幼稚園に通いながらプリスクールで英語を学ばせることも可能です。また、多くのプリスクールで、体験コースを用意しています。お子さんが英語に興味を持つかどうか、まずは体験コースやアフタースクールなどを利用してみてはいかがでしょう。お子さんが英語を好きになって楽しんでいるうちに、いつの間にか英語を話せるようになるといいですね。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは山田 日弓(やまだ ひゆみ)さんソレイユインターナショナルスクール学長。東大法学部卒。米国デューク大学ロースクール修士。米国コロンビア大学プロフェッショナルフェロー。外資系企業(GE)などを経て現職に。自身の経験や、バイリンガル研究の成果を元に、バイリンガル育児コンサルタントとして活躍中。■0歳からのバイリンガル育成スクール Soleilis(ソレイユインターナショナルスクール) ■ブログ「 年収3000万円以上の子供を育てる方法 」
2016年03月04日小さい頃は素直だったのに、大きくなるにつれてだんだん親の言うことを聞かなくなってきた…。それはもしかすると、親の気持ちがうまく伝わっていないために、子どもの心が閉じかけている状態なのかもしれません。子どもに声をかける前に思い出して欲しい、たった1つのこと振り返って考えてほしいことがあります。それは「子どもをちゃんと1人の人間として尊重しているかどうか?」ということ。そういうと「子どもを尊重? 甘やかすってこと?」と誤解されがちなのですが、そうではありません。しつけもろくに行わない「甘やかし」ではなく、子どもの素質そのものを認める「尊重」のすすめなのです。子どもには小さな頃から好き嫌いや「自分はこうしたい」という意志、人を思いやる気持ちがちゃんと備わっています。それは子どもと生活していく中で実感することが多いでしょう。それらは「教えたことなんてないのに」と親が首をひねるような、周囲の誰にも似ていないものもあります。生まれつきの子ども独自の人格、とでも考えなければ説明はつきません。生まれたての赤ちゃんをよく、純粋無垢のたとえにすることがありますが、生まれたてとはいえ意志は備わっているので「まっさらで何もない」と捉えるのは、ちょっと違うかもしれません。わが子は「異国から来た大切な取引先」と捉えてみる子どもには生まれたときからすでに、1人前の人格があります。そう考えると、子どもの悪いところを直そうとか、自分が思う通りの人間に育てようという試みは無謀であるとわかります。親ができることはせいぜい、世の中のルールを教えること。そして、子どもの優れたところをみつけて、習い事をさせて伸ばす方法を提供すること、くらいかもしれません。そこでひとつ、提案したい方法があります。それは、子どもを「異国から来た大切な取引先」と思って接してみることです。子どもを「異国ですでに成功している1つの完成されたカンパニー」と考えてみましょう。「わが国では家に上がるときは靴を脱ぐのです」と日本の常識を教えつつ(しつけ)、相手の長所をほめたたえながら、わが社に力を貸してほしいと説得(長所をみつけてほめ、やる気を引き出す)します。親は異国の取引先の優れた能力を、わが国(社会)に貢献してもらえるように、橋渡しとなり力を尽くすというイメージです。すると、子どもは親を「自分の能力を認めてくれている」と理解し、心を開いてくれるようになります。親が困っていれば、普段自分にしてくれているのと同じように、子どもなりに力を貸してくれるようになり、親が自分を叱っても「自分のために言ってくれているのだろう」と理解し、耳をかたむけるようになってくれるのです。子どもの力を信じる子どもの力を評価し尊重して接すれば、子どもはとても嬉しくなって親の期待に応えたい気持ちでいっぱいになり、よりいっそう励むようになります。子どもは生まれつき素晴らしい素質をたくさん持っています。親はそれらを見つけ出し「いいね、すごいね」とスポットライトを当てるだけでいいのです。そうすることで、子どもはどんどん伸びていきます。親が態度を変えれば、子どもも敏感に変化を察知して徐々に心を開いてくれます。イソップ童話『北風と太陽』にたとえるとわかりやすいでしょうか。子どもの年齢が低いほど効果が現われるのも早いですよ。今日から子どもに声をかける前に、その言葉は子ども自身の力を信じているものか、せっかくの素質を押さえつけるものでないかを考えてみてはいかがでしょう。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年03月03日猫の手貸して~育児絵日記~
うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
かおりさんが娘・こはるを出産後、夫のいちろうはすぐに育休に入るはずがいちろうの手違いで先延ばしに。突然ワンオペ育児を任されたかおりさんは必死に子育てをしますが、いちろうは育児を甘く見ていて……。育休に入ったいちろうは、かおりさんからの信頼を取り戻すべく“イクメン”として立ちまわります。しかし無知で空回りするいちろうに、かおりさんはこはると自分の身の危険を察知。いちろうを3日間で育児ができる人間にすると決意し、3日後に変化がなければ実家に帰ると宣言しました。いちろうはこれを「余裕でしょ」と受け入れたのですが……。 育児の大変さ、理解した?私は深夜爆睡するいちろうを叩き起こし、隣で泣いている娘の世話を1から100まで指導しました。夫は思い通りにいかないことの連続に、必死についてきているようですが……。 いちろうは育児に家事に、かおりさんが細かすぎると憤慨。はやくこはるを寝かしつけて、ご褒美にアイスを食べてやるとイライラします。 しかしいちろうは、最大の難関でもある寝かしつけの過酷さをまだ知らない様子。抱っこでこはるを寝かしつけ、ベッドに降ろすと起こしてしまうという現象を7回も繰り返しました。かおりさんに泣きつくいちろうは、そこで初めて「背中スイッチ」の存在を知ることに。絶対にこはるが寝る方法もないとわかり、「無理ゲーってことじゃん!」と文句が止まりません。 かおりさんはそんないちろうの発言を「うるせぇーー!」と一蹴。育児にはできないことはなく、ただただ難しいことが多いだけで何とかするのが親の役割だと諭します。 しかし育児をなめているいちろうは、育児くらいで弱音を吐くことにプライドが許せず、寝かしつけのやり方を教えてほしいとかおりさんに頼み込むのでした。 寝かしつけにつまずくいちろうさんは、ここでも育児を“こんなこと”呼ばわり。今のいちろうさんに大切なのは、育児を甘く見て完璧にこなすことに躍起になるのではなく、できないことは認めて夫婦で力を合わせていくことではないでしょうか。できるように努力するのはいいことですが、その前にひとりで育児をするのはとても大変なことなのだと早く気がついてほしいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月16日