ごめんね…入院中の娘の寝顔に謝る日々。その後の大きな決断【体験談】
娘が1歳半のときに職場へ復帰し、家事・育児・仕事のバランスに悩む日々が始まりました。復職後3年で私が決断したのは“転職”。子どもに「ごめんね」と思わずに働けるようになるまでのことをお話しします。
念願の職場復帰! でも何か違う…
大卒で入社した会社に、出産後1年半で正社員として復帰した私。当時1歳半だった娘は、月一ペースで高熱を出し、いったん熱を出すと1週間は下がらないということが少なくありませんでした。
短時間勤務で復帰前のように働けないうえに、たびたび休まなければならない日々。娘が熱を出すと心配しているのですが、会社にも申し訳なく思っていました。体調を崩している娘を目の前に、仕事の心配をしている自分に疑問を持った私。
もし自分が娘だったら、体調が悪い自分が目の前にいるのにママが仕事のことばかり考えていると知ったら傷つくだろうな、と考えさせられました。
働き方について、改めて考える日々
入社後、まだ結婚もしてないうちから、会社の先輩からしきりに言われてきた言葉がありました。
「せっかく大卒で正社員になったんだから、結婚しても出産しても辞めたらダメだよ! もったいない!」
「結婚や出産でいったん仕事を離れてしまうと、今みたいにいい条件では働けないと思っておいたほうがいいよ」
たしかにそうだなと思った私は、その言葉を鵜呑みにしたまま結婚・出産し、当然のように復帰しました。仕事は嫌いではなかったけれど、妻となり母となるなかで、今の働き方に疑問を抱くように。
しかし、「辞めたら今のような条件では働けなくなる」という先輩からの言葉が、思考を停止させていました。娘は元気に保育園生活を送りながらも、時折風邪をこじらせて入院することがありました。娘が入院しても、パパと交代で会社と家と病院を行ったり来たり。ついには私自身も体調を崩してしまいました。
自分のベストバランスを見つける
何度も浮かんでは消えた、“仕事を変える”という選択肢。入院中、娘が眠るベッドサイドで改めて自分がどう人生を歩みたいのか考えてみました。
仕事はしていたいけれど、今の会社での働き方には限界を感じているのも事実。もっとスケジューリングの自由度が高く、娘が私を必要としているときには応じられる働き方がしたいと強く思いました。