子育て情報『5歳までの子どもは要注意!夏に流行する三大夏風邪に気を付けよう!』

2020年7月24日 17:00

5歳までの子どもは要注意!夏に流行する三大夏風邪に気を付けよう!

しかし、まれに脳炎や髄膜炎など中枢神経系の合併症が起こる場合があります。発熱が2日以上続く、高熱が出る、呼吸が速くて息苦しそう、視線が合わない、呼びかけに答えない、嘔吐するなど異変を感じたら、すぐに病院を受診してください。

●予防法

手指や飛沫を介して感染するので、流水とせっけんを使った十分な手洗いが予防として有効です。また、症状が回復した後も便にウィルスが排出されるため、おむつの交換時やトイレ後のしっかりと手を洗い、使い捨てペーパータオルで拭くようにしてください。

夏風邪をひかないために、注意してほしいこと!

楽しい夏を過ごすためには、健康な体の状態をキープすることが一番です。免疫力を落とさないように、十分な睡眠と適度な水分補給をおこない、規則正しい生活を送るように心がけてみてください。

また、夏場は室内と屋外の気温差が大きくなりやすいですが、寒暖差は体力を消耗しやすく体に負担がかかりやすいです。特に子どもは体温調整機能が未発達なため、過度なエアコンの温度設定の下げ過ぎは体が冷えすぎてしまい、体調を崩す原因になってしまいます。
温度設定の下げすぎには気を付けてください。

保育園や幼稚園などの集団生活を送っていると、感染してしまうリスクは高くなりますが、三大夏風邪にはどれも特効薬はないものの、重症化するケースは非常に少ないです。しかし、まれに重症化してしまうケースもあるので、異変に気が付いた際には、すぐに医療機関を受診してください。

監修者:医師 神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授 馬場 直子 先生
1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。

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