2021年12月12日 12:30
始まりは突然の嘔吐。ただの風邪かと思っていたら…。【娘が脳症になったとき #1】
娘が脳症になったとき第1話。2人の娘さんの母である和田さん。上のお子さんが3歳のとき、ある朝大量の嘔吐を。ただの風邪かと思っていたらまさかの病気だったことが判明し……。これは娘さんが脳症と判明したのときのお話です。
ハナの様子が突然おかしくなったのは土曜日の朝でした。鼻からも溢れるほどの嘔吐をし、顔面蒼白で歯をガチガチ震わせていました。慌てて病院へ行くと……。
ある朝、滝のような嘔吐を娘が脳症になったとき #1
小児科では「胃腸にくるかぜ」との診断で、薬はなし。熱が上がりきってからは落ち着いてよく眠れるようになり、翌日にはその熱も下がってホッとしました。
しかし、熱が下がったにもかかわらず、ハナの様子はいつも通りに戻りませんでした。
ボーッとしていて、遊ぶわけでも、いつものようにおしゃべりするわけでもなく、すぐ疲れてしまうようでした。食事を出すと、まるで赤ちゃんに戻ったように手でぐちゃぐちゃとかき回し、直接口へ。「いつもこんなことしないのに。体調が悪くてわがままになってるのかな?」と夫と顔を見合わせていました。
私も、夫も、この後嵐のような日々が始まるとは、予想もしていなかったのです。
著者:イラストレーター 和田フミ江
姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
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