2022年10月20日 16:30
「少しなら平気」「寒そうだから」よかれと思って…に助産師さんが警告!じいじ・ばあばの困った子育て
助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんがママたちに聞いてじぃじ・ばぁばのちょっと困った育児論について教えてくれました。時代も変化し、昔と今では育児方法が異なることも多々ありますよね。良かれと思ってやってくれているけれど……実は困っている祖父母の子育てエピソードあなたもありませんか……?
育児をしている中で、祖父母のサポートはとても助かるものです。しかし、年々変化している育児でママ世代とお世話の方法が合わずに悩んでしまうこともあるかと思います。
そこで今回は、祖父母がしてくれる赤ちゃんのお世話で困ってしまったことについてお話ししていきます。
アレルギーに関しての危機感が薄い!?
今から50年前には日本では「アレルギー」は、ほとんどありませんでしたが、現在では3人に1人が何らかのアレルギーを持っているといわれています。
今のママたちは、昔に比べると食物アレルギーに対しての意識が高いといえます。
食物アレルギーがあることを祖父母に伝えていても、「気にしすぎだ」、「少しなら大丈夫」などと自己判断して与えてしまったというお話を聞くことがあります。
また、知らないうちに初めて食べるものを祖父母があげていたということもあるようです。 初めて食べた食材でもアレルギー症状が出なかったなど大事には至らなかったケースもありますが、赤ちゃんが初めて食べるものはもちろん、アレルギーがある場合はその原因食物について細かく祖父母に伝えると共に、どういうアレルギー症状がでるか、お菓子や食事をあげる場合には必ず確認してほしいことなど伝えましょう。
例えば、卵であれば目には見えなくても、お菓子やパン、料理のつなぎとして入っている場合があります。成分表を確認するようにお話ししておきましょう。
義両親の場合、自分で伝えづらい場合にはパパに伝えてもらったり、アレルギーについての本やサイトの紹介をしておくのも良いかもしれません。
冬の寒い日は厚着をさせないと風邪をひく!?
冬の寒い時期になると、風邪をひかないようにと厚着をさせすぎてしまう祖父母が多いようです。 また、服装をみて「そんな薄着をさせて……」と注意を受けることも多いようです。
乳児は体温調整機能が未熟で、末梢循環がうまくできずに、身体が温かくても手足が冷たくなっていることがあります。