子育て情報『離婚する前に知ってて損なし!シンママ・シンパパが受けられる制度って?「お金」の準備は何をする?』

離婚する前に知ってて損なし!シンママ・シンパパが受けられる制度って?「お金」の準備は何をする?

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、離婚する前に知っておきたい、離婚にまつわるお金の話やシングルマザーやひとり親が受けられる制度について詳しく教えてくれました。知っているといざという時に助かる制度もありますよ。また、離婚を考える状況になった時に、お金についての準備や計画など今後のライフプランの検討はとても大切なことです。ぜひ確認しておきましょう。

目次

・1.離婚する前に共有財産の確認をしましょう
・2.離婚後に必要な資金の準備やライフプランの作成をしましょう
・3.養育費の不払いを防ぐ財産開示手続とは
・4.児童扶養手当の対象になるか確認をしましょう
・5.年金分割の手続きをしましょう
・①合意分割制度
・②3号分割制度


離婚イメージ


厚生労働省が公表している『令和4年度 離婚に関する統計の概況』によりますと2020年(令和2年)の離婚件数は約19万3千組で、離婚そのものは珍しいことではありません。弁護士とは異なり、ファイナンシャルプランナーは法律の専門家ではないため、離婚そのものを専門的に扱っているケースは少ないのですが、離婚前に財産の整理や今後のライフプランについてご相談される方も増えています。

そこで今回は、離婚前に知っておきたいお金に関する準備や制度についてお伝えして参ります。

1.離婚する前に共有財産の確認をしましょう

結婚している期間に夫婦で作った資産は離婚する際に分配をしますが、このことを財産分与と言います。


結婚後に貯めた預金は配偶者名義の口座だからと言ってすべてが配偶者のものというわけではありません。その一方、結婚前から貯めている預金は個人のものですので財産分与の対象になりません。預貯金以外に不動産、自動車、家電や家具等の家財、株や投資信託等の有価証券、貯蓄性のある生命保険・損害保険なども対象となります。相手に暴力や不貞行為などの離婚原因がある場合は、財産分与とは別に慰謝料が請求できる場合があります。また、未成年の子どもがいる場合に、子どもと一緒に暮らす場合は、財産分与・慰謝料とは別に養育費を請求することができます。二人で納得できる金額であれば、弁護士等の相談や仲介は不要ですが、主張が折り合わない場合等には弁護士に頼ることも検討されると良いでしょう。

2.離婚後に必要な資金の準備やライフプランの作成をしましょう

離婚をする場合には、生活環境も変わるため新生活に必要な費用を確認し、準備をしましょう。

主なものは、①引っ越し費用、②住居費用(敷金・礼金・仲介手数料・前家賃等)、③家財(家具・家電等)、④休職や転職をする場合には当面の生活費などが該当します。
実家に帰るか住まいを新たにするか、仕事を継続するか転職をするかなどで用意する金額も異なりますので、大目に見積もっておくと安心です。

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