2023年7月1日 06:30
「そのまま早く帰れバカ」心の中でにやける先生。扉を閉めると教室内がざわついて<犯人にされた私>
「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず……。そして、先生はつむ田さんに対して嫌がらせをするようになったのでした。以前お母さんに塾の先生のことを相談したつむ田さん。しかしお母さんがお父さんに相談すると、夫婦ゲンカに発展してしまうという事態に……。そのため、「もう誰にも言わない」と心に決めたつむ田さんは、先生の嫌がらせにも必死に耐え、つらい日々を送っていました。
そんなある日、塾長がコワモテ先生を褒めている所に遭遇したオイカリ先生。「自分も褒めてほしい!」と塾長にアピールをするのですが、例の手紙の一件があってから、ずっと休んでいる良子ちゃんの問題について問われてしまうことに……。
さらに、それに加えて「犯人は分かったんですか?早く解決してください」と言われてしまったのです。焦ったオイカリ先生は、「良子が安心してこのクラスに戻って来られるように、つむ田をクラスから早く追い出さないと……」とある秘策を実行するのですが……!?
ひとりの女子生徒が出て行くと、先生は大事な話を始めて…
「じゃあ今日の授業はこれで終わり!
気を付けて帰れよ」
「先生!さようなら!」
オイカリ先生に挨拶を言うと、
1番に教室を出て行ったつむ田さん。
(よしよしいいぞ。そのまま早く帰れバカ)
オイカリ先生は心の中でほくそ笑むと、
みんなに向かってこう言ったのです。
「はーい。一旦帰るのストップ!
次のクラス分けのテストだけど……
少しでも点数が悪かったら、温情は一切なしで
下のクラスに落としまぁーす」
さらに、みんなに向かって
「この時期に下のクラスに落ちたやつはどうなるのか、
分かる人手を挙げて」という質問を投げかけると、
教室内はざわつき始めてしまったのでした。
普段のつむ田さんの行動を把握していた先生は、つむ田さんが帰るのを待ってから意図的にテストの話を始めたようですね。