2022年2月24日 13:30
え!教育費ってこんなにかかるの!?どうやって貯めたらいい?大学費用の準備は早めが肝心!?
ファイナンシャルプランナーの大野先生が子どもの教育費について教えてくれました。文部科学省が調査している「子供の学習費調査」について詳しくマンガで解説。
文部科学省では、子どもを通学させている保護者に対して、子どもの学校教育・学校外活動のために支出した費用の実態を把握するための「子供の学習費調査」を1994年度より隔年で実施しています。最新のデータは2019年12月に公表されたものです。
調査は2018年度中のため、幼児教育無償化の影響は反映されていませんが、今後のお子さんの教育費を考える上で参考となるデータですので、内容を抜粋してお伝えいたします。
1年間あたりの教育費
文部科学省が実施した、平成30(2018)年度「子供の学習費調査」によると、全国29060人を対象とし、24748人から回答のあった、1年間あたり教育費(学校教育費、学校給食費、学校外活動費)の平均は以下の通りとなりました。
なお、公立高等学校、私立高等学校はいずれも全日制(定時制・通信制除く)となっています。
公立幼稚園…22万3647円 私立幼稚園…52万7916円
公立小学校…32万1281円 私立小学校…159万8691円
公立中学校…48万8397円 私立中学校…140万6433円
公立高等学校… 45万7380円私立高等学校…96万9911円
また、文部科学省・令和元(2019)年度 私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果・国公私立大学の授業料等の推移によると、初年度の納付金(入学金、授業料、施設設備費の合計)の平均は、以下の通りとなりました。
国立大学…81万7800円公立大学…92万8493円私立大学…134万723円
また、私立大学の分野別の初年度納付金の平均は、以下の通りです。
文科系学部…177万2582円 理科系学部…154万9688円
医歯系学部…480万3378円 その他学部…145万1302円
ライフプランから考える教育費の準備
ご家庭や地域に差はありますが、最も割合の多いお子さんの進路は、私立幼稚園、公立小学校、公立中学校、公立高等学校、私立文科系学部ですが、上記の統計をベースにすると、合計すると約1000万円かかります。