2023年12月22日 12:40
病院を出るとうずくまる女性を発見!話しかけると、突然女性の目から涙が溢れて…<一日千秋>
結婚7年目の34歳の翔子は、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。「やっぱダメだったわ」と無理矢理笑顔を作って夫に報告した翔子でしたが、心の中では相当なショックを受けていました。
翌日出社をすると、妊娠中の後輩に「つわりがつらい」と話しかけられてしまった翔子。“今はあまり聞きたくない話題なんだけどな……”。そんな風に思いながらも、とっさに前向きな言葉を返すのですが、後輩は「妊娠したことない先輩に何がわかるんですか」と言ってきたのです。
さらに、「産みたくなんてなかったのに!」と吐き捨てるように言う後輩。その言葉を聞いた瞬間、翔子はこれまで我慢していた心の糸が切れてしまいました。
「だったら私にその子ちょうだいよ!」強い口調でそう言うと、世の中には子どもが欲しくても授かれない人もいると反論。その後、翔子はその場を逃げるように立ち去ると、夫に遭遇しました。夫に泣きついた翔子は、「ただ子どもが欲しいと願ってるだけなのに、なんで私には叶わないの!?」と泣きながら訴えたのでした。
その翌日、会社を休んだ夫は祥子を誘って散歩へ行くことに。2人でコーヒーを飲みながら子どもについて話をしていると、夫は祥子と一緒にいられることが幸せだと伝えました。さらに、加えて「ゆっくり自分たちのペースでやっていこう」と提案。その言葉に翔子の心はフッと軽くなったのでした。
帰る途中、2人の後を追ってきた子猫の存在に気付いた翔子。
「君のパパとママになってあげるね」と言ってやさしく抱きかかえると、家に連れて帰ったのでした。
不妊治療をいったん休むことを決意。すると…
©森脇葵/ビーグリー
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不妊治療を始めて2年が経過していた翔子は、
毎月の期待と落胆に疲れてしまい、
一度治療を休むことを決意します。