「口答えしたから生活費マイナス1万円な」偉そうな夫に我慢の限界…→朝食に缶詰1個を出してみた結果
「俺は生意気で役立たずの主婦を養ってやるほど心は広くないから」
たしかに、私が食材を買い忘れたのは事実です。でも、生活費を減らすなんて……あんまりです。
「今までの会話で、もう5万マイナスだからな」「来月の生活費は3万、食費も光熱費も込みでな」「家賃は入ってないんだし、どうにかなるだろ」
夫の満足する食事を作るだけでもお金がかかるのに……。生活費を3万円に減らされたら、やっていけません。でも口答えしたら、また生活費を減らされてしまう……。私は言い返すこともできずに、黙り込みました。
「俺は養ってやってるんだぞ?」「家事が好きで、おとなしい性格だから選んでやったのに、結婚したらこれかよ」
あまりにもひどい言葉を並べられ、本当に悲しくなりました……。
それからというもの、節約のために私は自分の昼食を抜くようになりました。
生活費を減らされた分、夫に出す食事も今までに比べたら貧相に。
夫は納得がいかないのか、「なんだよこの貧乏飯」と食事に文句をつけはじめました。私は何件もスーパーを回って値引きの商品を探し、食材を無駄にしないようにレシピも工夫しているというのに……。
「もういいわ、俺は外食してくるから」「その貧乏飯は捨てるからな」
歩き回ってようやく手に入れた食材も、がんばってボリューミーになるように調理した料理も、夫によってゴミ箱に捨てられてしまうのです。私はぐっとくちびるを噛み締めて、怒りたい気持ちをこらえます。口答えしたら、さらに生活費を減らされてしまうのですから……。
もう無理!
1週間後――。
朝食を待っている夫の前に、私は缶詰1個をコトリと置きました。
さすがの夫もびっくりした様子。しかし、いつもと変わらず私を責め立てます。
「缶詰1個ってどういうことだ?」「俺のことを馬鹿にしてるのか!」「昼食の弁当もないし、主婦として全然機能してないじゃん」「もうマイナスする生活費もねぇわ」
私はただ、「そう」とだけ返事をしました。おもしろくなかったのか、夫はさらに私を煽ります。
「今月の生活費は0円だけど大丈夫か?w」