子育て情報『「貸してあげようね」はNG!?現役保育士が明かす【お友だちとのおもちゃトラブルを招く声かけ】とは』

2023年11月3日 07:30

「貸してあげようね」はNG!?現役保育士が明かす【お友だちとのおもちゃトラブルを招く声かけ】とは

目次

・お友だちにおもちゃを取られた場合はどうすればいい?
・お友だちのおもちゃを取ったときはどうすればいい?
「貸してあげようね」はNG!?現役保育士が明かす【お友だちとのおもちゃトラブルを招く声かけ】とは


お友だちとのおもちゃの貸し借りでの子どものトラブル、経験したことがあるという方も多いのでは……!? 今回は保育士の中田馨さんが、お友だちとのおもちゃトラブルを招く、実はNGな声かけについて教えてくれました。

こんにちは。保育士の中田馨です。私は0~2歳児が対象の保育園を運営しています。日々、子どもたちと過ごしていてよくあるのが「お友だちとのおもちゃトラブル」です。

おもちゃをとられてしまった時や、逆に相手のおもちゃをとってしまった時に「どう声かけをするべきか?」と悩むところだと思います。

今回は、低年齢児の子どもたちの「お友だちとのおもちゃトラブル」についてお話しします。

お友だちにおもちゃを取られた場合はどうすればいい?

公園や児童館で遊んでいて、同じくらいの年齢のお友だちにおもちゃを取られる場面があると思います。
相手の親御さんは見ているのに何も言ってこない。さて、こんなときどうすればいいか?

このような場合、まず大切にしたいのがご自身のお子さんの「遊びを保証」することです。きっとその遊びを楽しんでいたと思います。ですので「今、遊んでいるからおもちゃ返して欲しいな」と伝えましょう。そしてお子さんには「お友だちも遊びたいみたいだから、終わったら渡そうね」と伝えます。

お友だちも返そうとはしないかもしれません。そんなときは、相手の親御さんにも協力してもらえるとベストですが「うちの子も使いたいのに、なんで貸してくれないのよ」と思っているかもしれません。そうなると、なかなか難しいですよね。


でも、私は「すぐに貸せることがえらい」とは思いません。子どもがその遊びに満足し「もう、貸せるよ!」という気持ちになるまで周りの大人が待つことも大切だと思います。まずは「この子の遊びが終わるまで、待ってもらえますか?」とお願いしてみましょう。

お友だちのおもちゃを取ったときはどうすればいい?

逆に、ご自身のお子さんがお友だちのおもちゃを取ったときはどうしましょう? この場合まずは、返さなければいけませんね。「このおもちゃで遊びたかったの?」と遊びたかったことに共感し、「でも、これはお友だちのだから返そうね」と伝えます。 

低年齢児は、自分から返すことがなかなかできませんので「返しなさい」

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