子育て情報『鼻水がズルズル……。赤ちゃんの鼻水が出やすい理由とおうちケアを解説』

2019年8月5日 12:35

鼻水がズルズル……。赤ちゃんの鼻水が出やすい理由とおうちケアを解説

目次

・赤ちゃんの鼻水が出やすい理由
・鼻水の性状からわかること
・鼻水が詰まることで生じる症状と病気
・家庭でできる鼻水へのケア
・鼻水専用の吸引器を使用するときのポイント
・まとめ
赤ちゃん鼻水のイメージ


今回は、赤ちゃんの鼻水が出やすい理由と家庭でできるケアについてお話しします。

赤ちゃんの鼻水が出やすい理由

呼吸をすると、気道と呼ばれる空気の通り道(鼻・のど・口・気管など)にはさまざな異物が入ってきます。鼻は、鼻毛によって異物の侵入を防ぎ、粘液などによって異物を外に出すという仕組みが備わっています。

ウイルスや細菌がその仕組みをすり抜けて侵入すると鼻の粘膜が刺激され、炎症が起きたり腫れたりします。すると鼻づまりや鼻水が垂れるなどの症状が起こります。鼻水にはウイルスや細菌を外に追い出す役目があります。ホコリ、ハウスダスト、ダニ、ペットの毛などが鼻に入って鼻の粘膜が刺激されるとアレルギー反応を起こして鼻水が垂れることもあります。

赤ちゃんの鼻の中は狭く、鼻と耳をつなぐ耳管が大人に比べると短く太く水平のため、ウイルスや細菌が入りやすい構造になっています。
赤ちゃんは鼻毛が生え揃っていないために異物の侵入を防ぎきれず、温度や室温、環境の変化によって鼻水が出やすい特徴があります。

鼻水の性状からわかること

・透明でサラサラした水っぽい鼻水
水溶性鼻汁(すいようせいびじゅう)というもので、風邪の引き始めに出やすいです。

・黄色や緑色でドロドロした鼻水
ウイルスや細菌と戦うために血液中から出てきた白血球などの成分とウイルスや細菌の死骸を含んだものです。薄い黄色の鼻水は鼻水が出始めてから数日間経過したころに出てきたり、濃い黄色や緑色で粘り気が強い鼻水は膿性鼻汁(のうせいびじゅう)と呼び、においがすることもあります。風邪をひくと大なり小なり副鼻腔炎を起こしているものです。


鼻水が詰まることで生じる症状と病気

鼻水が詰まると呼吸がしづらいだけでなく、哺乳がしにくくなったり、他の病気を引き起こします。鼻水が出ていて発熱(37.5度以上)している、鼻水が出ていて母乳やミルクを普段のように飲めない、黄色や緑色の鼻水が1週間以上出ている場合は、小児科や耳鼻科を受診しましょう。

・じょうずに母乳やミルクを飲めなくなる
鼻詰まりが起こると呼吸しづらいため、呼吸しながら哺乳する赤ちゃんにとっては哺乳しにくくなります。赤ちゃんが横たわることで鼻詰まりが起こる場合は、横抱きではなく縦抱きで授乳すると呼吸が楽になることもあります。

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