赤ちゃんの初めての発熱として、もっとも多いのがこの突発性発疹。はしかや水ぼうそうのウイルスほど感染力は強くないものの、季節を問わず発生し、ほとんどの子が1歳までに突発性湿疹にかかります。
そうしたことがわかっていても、生後まもない赤ちゃんが「さっきまで普通だったのに突然40度近い高熱!」となると、心配になりますよね。そこで今回は、突発性発疹にかかった時のケアや回復までの経過をお伝えしたいと思います。
■突発性発疹の原因と症状突発性発疹には2種類あり、ほとんどがヒトヘルペスウィルス6型(HHV-6)の初感染による症状ですが、一部ヒトヘルペスウィルス7型(HHV-7)も存在します。そのため「突発性発疹は一度かかると再びかかることはない」といわれていますが、まれにもう一度かかる場合があるようです。
感染後の潜伏期間は10日から2週間。突然40度近い高熱を出すわりには元気で、発熱期間は3~4日。
平熱に戻った翌日くらいからお腹や背中を中心に赤い発疹が出て全身に広がると、血中に中和抗体が現れるため完治と診断されます。
数日間かけて発疹は消えますが、かゆがることは少ないです。また、発熱しても比較的機嫌が良く、元気もあるのが特徴ですが、数日間は夜寝付きが悪かったり、ぐずったりすることもあります。
病院へ行くと薬が処方されますが、発熱で食欲も落ちやすいため、食べ物に混ぜて服用させようとすると全量飲めないことがあるので気をつけましょう。