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妊娠初期には、熱っぽく感じることがあります。これは、妊娠によって、高温期が続き、体温が下がらずに、ずっと高いままの状態になるからです。
女性の体温は月経(生理)の周期によって、低温相と高温相という2つに分けられます。月経から排卵までは低温相、排卵が起きると、黄体ホルモンの影響で体温があがり、高温相に入ります。排卵された卵子が受精しなかった場合は、高温相が2週間ほど続いたのちに、体温が下がり、次の月経が始まるというわけです。
一方、排卵された卵子が精子とめぐり合い、受精卵となると、、妊娠を維持するために、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが妊娠の超初期である、受精直後から分泌され、妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを作らせます。それらのホルモンの働きで、いつもであれば、周期的にさがるはずの体温が下がらず、ずっと高温を保つため、妊娠初期には熱っぽさを感じる方も多いようです。
みんなどうだった? 妊娠初期の「体温」の体験談
・冷え症ではないのですが、冬には特に根菜などの野菜を多く摂取し、体温が下がらないよう気を付けました。
(27歳)
・基本的に生理が予定日にくるので、基礎体温をつけていて1週間目に父の夢をみて、妊娠チェッカーを使ったら妊娠していました。(28歳)
・二人目が欲しくて病院に排卵しているか確認に行ったら排卵していないと言われ、生理が来る薬を飲んでいたのに生理が来ず、体温が高いままだったので検査薬を使ってみたら妊娠していました。病院の先生も何で?と不思議そうでした。(27歳)
・避妊をやめても数ヶ月妊娠せず、婦人科を受診して相談したところ、まずは基礎体温をつけてみましょうと言われました。基礎体温をつけはじめたら高温期が続き、なんと妊娠していました。看護師さんに妊娠したみたいと伝えると、出来ないといって相談に来てすぐに出来る人が結構いるのよと教えてくれました。(28歳)
・母から、 母の祖母が夢に出てきてカワイイ赤ちゃんを抱っこしていたという電話をもらいました。実はまだ誰にも言っていませんでしたが、生理が遅れていて基礎体温も上がったままで、妊娠したかもと思っていたところでした。
数日後、検査薬で陽性反応が出ました。(28歳)
・妊娠していないときは寒くなると足にしもやけが出来てひどいのですが、妊娠後は体温が上がったのか無くなりました。